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2011-08-23

情弱はてブ民にも判りやすく HTML5 vs Flash のこと教えてやる

(ここで言うHTML5css3Javascriptも含めた技術全体の事、逆にFlashAir等の派生技術は含めないブラウザ上のFlashPlayerの技術のみを指します。)

ウェブに携わる人間には常識だけど、HTML5は何でも出来るスーパーヒーローではない。

どちらかというと、中日高木とか、ヤクルト宮本とか、巨人の川相とかの方が近い。知らないやつはググれgoogle:いぶし銀

HTML5の真骨頂は、昨今のリッチインターネットコンテンツを、非常に簡潔にスマート記述できるところにある。複雑な事をすれば凝った事もある程度できるけど、得意分野じゃない(標準API機能不足だし、JavaScript言語仕様が複雑な処理に向いていない)。

ブラウザだけでここまで出来る、とか、

Flashはもういらない、とか、

ってのは、川相だって筋肉付ければホームラン打てるようになるし清原はもういらない、って言ってるようなもん。宮本にパワーヒッターを求めるのなら筋違いだ。生い立ちも素質も違うのに、どうして代替となりうるのか(プログラム人間を一緒にするのが暴論なのは百も承知)。

HTML5Flashにはそれぞれ得意分野があるし、淘汰される形で対立しうるものではない。にもかかわらず、ブコメ見てて、いまだにFlash氏ねHTML5マンセー意見が支配的なのが痛すぎる。

なぁ、そろそろみんなでジョブスの洗脳から脱却しないか


ブラウザだけでここまで出来る、の欺瞞

ブラウザだけで」というと聞こえはいいけど、何のことは無い。5年くらい前のFlash相当のプログラムが、ようやくブラウザに搭載され始めただけのことだ。Flash は重いとよく言われるが、同じことをすれば(今のところ)HTML5 のほうが重いことが多い。

あと、記事を読むと大概「(どれかの)ブラウザだけで(なら)ここまで出来る(けど他のブラウザじゃ動かない)」って言葉が隠されている。HTML5仕様が固まれば全コンテンツが全ブラウザで同じように動くようになるよ!なんて本気で信じてるならあなたネットきじゃない。

Flash互換性の点で優位にある。一社提供で基本的に同じコードを同じ開発者が作っているってのもあるけど、そもそも「どのブラウザでも同じように動く」が、セールスポイント利益に直結するというモチベーションになるのが極めて大きい。

Flashはもういらない、の詭計

HTML5 と対立するは Flash ではない、HTML4 だ。HTML4の悪い所を直してHTML5にしようとしてるんだから当たり前。

video対応ベクター描画といった Flash が寡占してる技術の一部を HTML5 が食ってるのは事実だけど、FlashHTML5機能は相補的であるHTMLは文章構造を効率的に記述する目的で生まれたものだし、Flashタイムラインベースベクターアニメーションを表示するために生まれた。両方ともブラウザ上でリッチユーザー体験を提供するという目的に向かって進化してるので、お互いの領土を食い合う形にはなってるけど、生い立ちが違うので得意分野も当然違う。

テキスト表示とレイアウトHTML5のほうが断然得意だし、2D描画はFlashの方が一日の長がある(私見だけど、HTML5Flashの描画能力の半分にも至っていないし、Flashテキスト表示機能ie6のそれにすら劣る、と感じる)。

スーパーヒーロー HTML5

Flash vs HTML5 という構図は、スティーブ・ジョブスプロパガンダにすぎない。

ジョブスは訴求力を上げるため、しばしば、対抗技術=「悪」とした勧善懲悪ストーリーを作り上げる。簡潔で力強い言葉にのせて、対抗技術欠点と自社技術の利点を(時には脚色しつつ)徹底的に挙げていく。対抗技術の利点など無きものとしてしまう。そこには自社技術欠点など存在しない。

HTML5推しの本来の意図は、ジョブスの声明から推察するかぎり、HTML5であればAppleが開発してるブラウザエンジンwebkitを通じて自らの手でインターネット体験を提供出来るが、FlashAdobeが開発している技術なので手を出せない(厳密にはFlashオープン技術なので自社開発する事は不可能ではないが)という点にある(もちろん、実際は様々な複合要因だと思うけど)。自社製品におけるインターネット体験、という肝心なところを他社に依存してしまうのは許せない、というのは至極真っ当なコダワリだ。Androidユーザーが流れてしまうという大きなデメリットを背負ってまで、iPhoneFlash を載せないことについては、評価すべきとすら思っている。もともと MacFlash プレイヤーのデキの悪さという恨み節もあり、歴史的な経緯による「Flash は重い」という先入感も利用し、衝撃の声明は完遂された。

かくして、勧善懲悪スーパーヒーロー HTML5誕生した。

スーパーヒーローにさせられた川相昌弘さん(46歳)

FlashHTML5 両方のコーディング経験者であれば判るけど、HTML5はこれまでに比べて簡潔に記述できる事が最大のメリットであって、複雑で凝った事は得意分野じゃない。にもかかわらず、無理矢理 HTML5 で書かれた凄いアプリが「ブラウザだけで!」とか「Flashいらない!」とかセンセーショナル煽り文句とともに紹介され、もはや冷笑の対象となっている。

もちろん、凄い HTML5 アプリの作者は何も悪くない。未来技術をいち早く実験/公開して、われわれにその可能性を提示してくれているのだ。そんな彼らを冷笑の対象にしてしまって良いわけがない。

ここまで読んでくれた人ならわかるだろうが、自分は、川相のゴロ捕球からの洗練された送球フォームが大好きだ。いや、HTML5の洗練された仕様と最新鋭の技術が大好きだ。

からこそ現状を見ていられない。

現実として、Flash互換性を気にしないで良いがiPhoneで見れない。HTML5iPhoneで見れるがブラウザ間の互換性が問題となる見通し。

何が幸せインターネット未来なのかわからないけど、今の HTML5 vs Flash という構図は、不幸な方向に向かってるように見えてしょうがない。

補足

今回触れてない話の1つにセキュリティ/バグ関連があります。議論の余地のある話ですが、個人的にはどっちもどっちだと思ってます

あと、巨人末期の清原は本当にもういらなかったかという話があります。議論の余地のある話ですが、個人的にはどっちもどっちだと思ってます

2010-07-12

ソーシャルアプリは今後どうなる?

特にモバイルで遊ぶソーシャルアプリについて。

最近mixiGREEモバゲーなんかでソーシャルアプリって流行ってるよね。

僕も少しやったけど、今後もその市場が成長していくのかどうか疑問なんだ。

試してみたアプリは基本どれも同じだったよ。


しかも携帯(非スマートフォン)で遊ぶから、矢印ボタンリンクを移動して、

クリックすると画面遷移するっていう使いにくい物ばかり。

正直なところ今後もこの市場が広がっていくとは思えないな。だって単なる暇つぶしでしょ?

しかも1ゲームあたりのライフサイクルは凄く短いと思うから、捨石みたいに大量につまらないのも出てくるんだろうな。

メガヒットでもすれば長生きするかもだけど)

いまWeb系の会社では色んなところがソーシャルアプリって叫んで色々やろうとしてるよね。

本当にそれでいいの?そっちの方向でいいの?って思っちゃう。

まだスマートフォンアプリゲームだけじゃないよ)をやった方がいいんじゃないかな。

要するに僕が思う、ソーシャルアプリ(特にモバイル)のこれはダメなんじゃない?って思うことは


そんなことを思ってたら、はまちちゃん面白い記事を書いてた。

ソーシャルゲームのブームはすぐ終わる - ぼくはまちちゃん!(Hatena)

http://d.hatena.ne.jp/Hamachiya2/20100712/social_game

僕自身がゲームをあまりやらないからソーシャルアプリって微妙って思ってしまうのかな。

ゲームだけじゃなくて、生活が便利になるようなアプリってないのかな?ないと困るようなアプリならもっといいよね。

もしあれば全然違うユーザ層をターゲットにできると思うんだけどな。

あ、ちなみに僕はTwitterが出た当時も何が面白いのか分からない人だったよ。

今じゃ毎日使ってるけどね!

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