はてなキーワード: 3K労働とは
「女性の方が恵まれている、男の方が割を食っている」と感じている男がかなりいることは、近年SNSなどで可視化されている。
断っておくと、政治や経済などのマクロなレベルで女性が差別されているのは間違いない。これは強調してもしすぎることはない。
では「女性の方が恵まれている」のは、なんの根拠もない言いがかりなのかというと、そういうわけでもない。ミクロなレベルでは、女性の方が恵まれているように錯覚する要因が確かに存在するからだ。
恋愛市場においては、女性が選ぶ側で、男性は選ばれる側なっていることが多い。恋愛漫画や恋愛ドラマ、ねるとん系の恋愛バラエティ番組、ほとんど全てが「女性が男性を選ぶ」という設定になっている。選ばれる可能性の低い男性からすれば、女性に恋愛の決定権があるように見える。
グルメ、旅行、ファッションの広告とサービスは、圧倒的に「女性向け」につくられているものが多い。テレビでよく紹介され、とくに最近増加しているカフェや雑貨店は完全に女性向けで、中年男性が一人で訪れるようなものではなく(かつての「喫茶店」はむしろ中年男性向けの雰囲気だった)、むしろ「小汚い中年男性」が決して近づかないような雰囲気になっている。男性向けの消費はあったとしても、車のような高額なものばかりで、金のない男性からすると女性が中心の消費の場から排除されているように感じる。
結婚している男性の大部分も、家計の財布は女性が握っており、少なくとも日常的な買い物や消費に関しては、男性の決定権は小さい。このことは、上述の消費文化の女性中心主義にも大きく影響している。
確かに正規労働の世界では、マッチョな長時間労働と飲み会文化などで女性が排除されている。他方で非正規労働の世界は女性が主流で、非正規公務員などの事務仕事については完全に女性が独占しており、男性の非正規は身体的負担が大きい3k労働に限られている。そして残念なことに、パート主婦で非正規中年男性に対する侮蔑感情を持っている人は多く、パート主婦の多い非正規の仕事につくと、かなりの確率でいじめに遭う。
アファーマティブアクションとしての雇用ならば3K労働があてがわれても文句を言うべきではない?
そのため、キューポラの音はうるさいわ、型を作るための砂が飛ぶわで、近所からは公害呼ばわりされていた時期もあったという。
一度、工場から火の粉が飛んで隣家のヤシの木が炎上したこともある。
そんな過酷な職場(加えて安月給)は人手不足も甚だしく、軽度の知的障害や精神障害の人が貴重な戦力だった。
(給料のほかに、障害者の自立のための基金にも寄付をしていた)
とは言え、彼らは危なっかしく、聴力の弱い人もいたので、工場ではいつも怒号が響いていた。
その中の一人がかあちゃんに殴られるというのでわが家に匿ったことがある。
別の従業員が友人の家に金の無心をしていると聞き、顔から火が出たことも。
ずっと、そんな生家のことをどこか恥ずかしく思う気持ちがあった。
「ものづくりへの誇り」で補おうとするけど、それだけじゃ拭えない気持ち。
けれど、今日、わたしの心はバランスを取り戻し、これまでにない平和がおとずれた。
うちのじいちゃんもエボシ御前だったんだ。
もっとも、じいちゃんが鋳物工場を始めたのも、勤め先が廃業しそうになってやむなく手を挙げたのだと聞いている。