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2020-10-25

CC2が「ケモナー」を生み出したのか?というと…

先日某ゲーム会社社長さんが「『「ケモナー」という言葉CC2が生み出したようですよ』とツイート炎上する事件がありました。

起源主張は「だいしゅきホールド炎上事件があったばかりなのに……!

  

では実際のところどうなのか?

今後また炎上騒動が起こらないように、主観とおぼろげな記憶申し訳ないですがわかる範囲で記します。

  

結論

時期的にも同人のほうが早く、過去記事で「ケモナーという言葉意識していたわけではない」とあるなら生み出したわけでもないので、CC2が生み出したとは言いにくい。

でもコンシューマーでケモゲー出してくれたしソシャゲや自社プロジェクトでケモ界隈作家採用してるのでボコボコにするのも気が引ける。

  

補足

1998年同人サークル「KEMONERS」誕生

CC2が初なのはコンシューマーゲームで「ケモナー」という単語を入れたこと。

(2002~2003の.hack vol.1〜vol.4のどれか)

ファミ通2013年記事より引用「じつは松山氏や、CC2のスタッフたち自身は、“ケモノ”、“ケモナーケモノ好きな人)”という言葉をそれほど意識していたわけではなかったそうなだ。」(原文ママ

ttps://www.famitsu.com/news/201308/10038243.html

補足の補足

wikipediaケモナー欄に『「.hack//G.U.」作中で取り上げられたことがきっかけで~』ってあるけどミアのことだから第一部じゃなかったっけ?(違ったらごめん)

・wikifurのケモナーズ欄が無印と02がごちゃまぜになってるみたい。98~99冬コミ?まで無印 2000年夏コミから02。

若干ややこしくなる点

・テイルコンチェルト制作CC2前身CC1996年から

社長が目覚めたきっかけが宮崎監督名探偵ホームズなので世代としては古参

ソシャゲケモノプロジェクトでケモ界隈の作家を拾ってくれてるので貢献度は高い。

ttps://note.com/piroshi3/n/nefaf2b5efaa6

ttps://www.youtube.com/watch?v=thrcbv-lrEM

  

しかし繰り返しになりますが、「ケモナーという言葉意識していたわけではない」とあるなら「ケモナーという単語を生み出したわけでもない」でしょう。

じゃあCC2が「ケモナー」という単語を広めたのか?

.hack当時はオタクが他ジャンル情報を広く得られるニュースサイトとかあったっけ?

2chも同じ板ですら他スレ話題とか全くわからないし、他スレに出っ張るものならスレチで叩かれる)

・前述の、.hackケモナーという単語を入れたことは当時ケモスレで話題になったが、他ジャンルに広まったという認識はない。

・それ以降のまとめブログ全盛期でケモエロ絵がマジキチコンテンツとして他ジャンルオタクに紹介されたこと、pixiv検索したりランキングを見ると半強制的にケモ絵も表示されうること のほうが影響大きかったんじゃないかと。

  

ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて2chAAネタが出て祭りになったけど一般に知られるわけもなく、ネオ麦茶のまネコ騒動みたいなスキャンダル的なほうが一般層に2chが知られるきっかけになった…みたいな)

  

  

  

  

とりあえずこんな感じですね。つっこみあればよろしくお願いします。

だいたいざっくりですがけもフレときみたく東大ケモナー研究家の方がまた詳しく書いてくれるでしょう多分。

2020-09-20

MMORPGネットゲームバカにしていたという不覚

MMORPG、ひいてはネットゲームのことをバカにしていたのだが、不覚だったと思っている。

あれらはバーチャルリアリティ先駆者だった。

自分2000年代.hack2010年代ソードアート・オンラインといったネットゲームテーマにした作品バカにしていた。作品自体フィクションなのに、なぜわざわざ入れ子のようにして陳腐ファンタジーゲーム世界を描かなければならないのかと思っていたのだ。ファンタジーがやりたいなら、ネットゲームという設定を挟まなくても、直接ファンタジーをやればいいじゃないか、と。

また、現実存在するネットゲームのこともバカにしていた。ラグナロクオンラインFF11廃人を、リアル世界に背を向けた終わった人間だと思っていた。

自分が間違っているのではないかと思ったきっかけは、非常に権威主義的だが「三体」の1巻を読んだことだった。「三体」の1巻には同名のMMORPGが登場するのだが、世界的に評価された作品のなかでネットゲームというガジェットが用いられることが普通に受け入れられていたのを見て、もしかして、いまだにMMORPGネットゲームを受け入れられない自分のほうが、時代に取り残された人間なのではないかと感じたのだ。

考えてみれば、自分は集まれどうぶつの森プレイしていないのでコロナ下での流行体験していないし、(これはネットゲームではないが)Switchゼルダ世界を旅していないし(人間が作った世界旅行してなにが楽しいのかと疑問に思っていた)、VR体験したこともない。原因を推測すると、自分は30代なのだが、ゲーム子供のためのものという価値観ギリギリタイミング内面化してしまったのだと思う。

ところが、ゲームと呼ばれるものは単なる遊びではなく、いわゆるバーチャルリアリティ進歩していくなかの通過点だったのだ。

将来コンピューターゲームというものは、遊びというよりも現実シミュレートする試行錯誤の初期の形として言及されるのではないか

ともあれ、バーチャル世界というものを完全にスルーして生きてきてしまたことを不覚に思っている。

2020-08-16

夏休みシーズンインターネット接続しているとふと思い出すのは「.hack」だよな

SAOにはそういう「X年前に嗅いだ空気匂いが突然頭の奥からやってくるような感覚」を持たせる力がない。

その点においては.hackは優れていた。

結局は時代を味方につけたんだろうな。

SAO技術ってあんまり未来って感じがないんだよな。

本気出したらもう出来そうなんだけど誰も本気出してないだけって感じがすんだ。

2020-05-30

オタそうでオタじゃない少しオタぽいおじさん

最近、私オタクじゃないかも的な話をよく気がすが、オタを自任するのってそんなに大事なのか。

思春期の真っただ中を過ごした15年前は、深夜アニメ見てるなんて言ったらイジメられてしま殺伐とした雰囲気だったよ。学校.hackクリアファイルを持ってた子が、酷いイジリを受けるって地獄でしょう。

深夜アニメとの出会いは、今では考えられないほどに貧弱だったインターネット舞台だったけな。

すっかり衰退してしまったけれど、昔はアニメキャプチャをアホほど張り付けて、「むふーたまらん」みたいな感想を書きつけてるブログがたくさんあった気がする。実家暮らし少年には、それが唯一のソースであり夢の世界への希望でなくて何だろう。神無月の巫女百合英才教育教材。

から深夜アニメえっちキャラ=表に出してはイケないモノとして思春期男子には突き刺さったし、いまでも変わらない。DOAの霞がいまだに3D化して生き残っているのに衝撃を受けている。

当時は個人サイトえっち二次創作イラストが発表されてて、それで満たされてたっけな。同人誌サンプルの1ページを使ってて、フルでアップされてるやつにはたどり着けなかった気がする。

大学生になって、実家を出てアニメエロ漫画を見まくったけど、オタクの友人にも打ち明けなかった。

オタク集団にいるのに、興味がないふりだった。


今でもアニメは見てるし、多少キャラについて知っているけど、オタクではないのかなって。興味の中心は「かわいい女の子キャラ」なわけで、あまり他人と語り合うこともできないしな。

女の子キャラ目当てで(包み隠さず言えば性欲で)、情報を集めてる。本編でどういうキャラ全然しらないけど、やたら二次創作女装にさせられてるとか、そういう部分だけ知ってる。FGOだったら刑部姫、ブラダマンテ、アルトリアとか好き。艦これだったら、摩耶高雄、霞なんかが良いです。アズレンだったら、愛宕赤城フォーダブル、Z28が良いと思う。

直近だとプリコネソシャゲアニメの「初見勢を見捨てて残念」というジンクスを破ってて、強くてやさしいペコちゃんがめちゃかわいいと思う。ロードムービー的な進行テンポも心地いい。

だけど、オタクの必修的なジョジョドラゴンボール仮面ライダープリキュアにも興味が持てないし、ゲーム面白さを感じないのでソシャゲを含めゲームは一切やってない。

vtuberキャラの見た目を切り離してかわいいとか言ってはいけない風潮があって、アバターものなので、得るものがない気がしてチラリとチェックにとどめている。バイノーラマイクに向かって耳舐めする動画はたまに見てる。中身は全然知らないが、マリン船長と白神フブキはキャラデがすごく魅力的だ。

結局のところ、アニメの話をしても性欲駄々洩れのギトギトおじさんとしてしか熱く語れないので、オタクでも何でもないのかなあ。

ここまで書いて気づいたことがある。ときどきエロコンテンツに信じられない熱量キモい文章をブチ込むおじさんがいるけど、そういうのってこうやって生成されていくんだなってさ。

2019-12-27

うろ覚えで語る2010年代アニメ

ルール

1 ググることは禁じる

2 ダラダラやっても仕方ないから30分以内にケリをつける

3 頑張って思い出そうとせず思いつきで書く

4 感覚だけで書く

まずハルヒとかあった気がする

ハルヒが何年前のアニメだったのかはもう覚えていないが、多分2010年代アニメではなかっただろう。

だが2010年代アニメが始まる前の世界の土壌にはハルヒがたしかにあった。

ハルヒみたいなすげー流行アニメとかねーかなーと皆が思っている間に電撃文庫が廃れていって、とある科学の超電磁砲も段々飽きられていた。

そんな時代超新星としてけいおんがあった。

けいおんに夢中になっていたし、けいおんからアニメに入りましたと言っていた。

それが映画があったり大学生編が微妙だったりしているうちに2010年代が始まった。

とりあえずまどかマギカ流行った。

パチンコめっちゃ流行った。

パチンコから興味持ってまどマギみてめっちゃハマりました感動しましたとニワカアニオタめっちゃ増えた。

叛逆の映画が続編あるふうに終わったのにいつまでも続編が作られず、虚淵おっぱいがプルプルしてる映画メカゴジラが出てきたり出なかったりする映画を作るのに必死でこの作品は忘れられた。

人々には喪失感が残り、その後とにかく女の子を不幸にさせるアニメがたくさん作られた。

代表的なのは結城友奈は勇者であるシリーズで、これは色々パワーアップしたり過去編をやったりあーだこーだしてソシャゲが出たりしてなんかいつの間にか終わった。

このアニメ流行りはしたけど、女の子を酷い目に合わせれば売れるの限界を感じさせる作品でもあった。

でも刀使ノ巫女とかのアニメは引き続き出てきたし、とりあえず女の子を何度か酷い目に合わせておけばいいというコンセプトはアニメ業界に深く残ることになり、今後もずっと続くだろう。

ただこれが1990年代深夜アニメにおける悪趣味展開と違って、最終的にハッピーエンドで終わらせようというのが定番になっている。

最近やっていた神無月の巫女SDゼオライマーことグランベルムも、ベースとなっている作品の通りに陰湿でありながらも最後ちょっと傷跡の残った平和世界の中で終わっている。

徹底的にボコるけどやや砂糖シマシのヴィタースイートゥで終わらせる流れはもう10年続きそうだ。

ガルパンとかも流行った

ガルパンめっちゃ流行った。

そして今でも流行っている。

いやどうなんだろう。

これも続編が作られると言われ続けまだ製作中のエヴァンゲリオンアニメだ。

エヴァみたいに続編をダラダラ作り続けるのが最近アニメ流行りらしい。

無茶苦茶だ。

ガルパンの大きな特徴として、特殊カーボンという概念がある。

スピルバーグ監督の俺の宇宙では音は聞こえると同じようなもの日本深夜アニメ積極的に取り入れた瞬間だ。

リアルっぽく描くけどフィクションになる部分は徹底的にフィクションになる。

リアリティラインを明確に視聴者提示するということが今のアニメコンプライアンスである

ちゃんと完結させるのはコンプラには含まれていないが。

SAOヴァーチャル物第2世代の台頭

これを語らないわけには行かないだろう。

SAOの登場以降、オタク文化においてゲーム的な世界観の中に人間が入り込む作品の数は急激に増えた。

基本骨子は.hackが2000年代に作っていたので真新しさがあるわけではない。

というかSAOが走りというわけでもない。

だが、始まりだした大きな流れのトップランナーであったのは間違いない。

その後次々に誕生したなろう系MMO転生の原点とも言えるが、それらとは違って現実と行き来するというのが時代境界線を残していて面白い

なろう系MMOだと作者が副業をしているのを隠しているオーバーロードや、脱税で捕まったNHKでやってたMMOの奴あーもう名前出てこないやとりあえずアレとか、造り手側が半アマチュアで謎の個性を発揮しているものがあ多いように思う。

まあ香ばしさだとお兄様こと魔法科高校の劣等生の作者のネトウヨ中二臭の方が凄いが。

そして様々なヴァーチャル世界が登場する中で一度は、バーチャル魔法じゃなくてロジックなんだと思わせてからグリッドマンである

ヴァーチャル魔法リアルかは、造り手が決める。

それが2010年代ルールだ。

大朗系という概念

最後にこれを話したい。

大朗系とは、スマホ大朗を始めとした作品群のことだ。

石鹸枠のなろう版と言えばいいのだろうか。

元は、異世界はスマートフォンとともにという作品があまりに低レベルかつ俺TUEEEEすぎて桃太郎スマホ版かの如き幼児レベルだったので付けられた蔑称だ。

だが、異世界チート能力を持っていき俺TUEEEEするという作品群のどうしようもなさを表現するのにとても素晴らしいので今では何にでも多用されている。

現代石鹸枠異世界に行く。

これはテストに出るポイントだ。

そして、タイトルに一文字も入ってない単語であっても作品象徴として言われるほどに、ネットミームのちからが強い時代でもある。

鉄血のオルフェンズなんて作品のもの以上に止まるんじゃねえぞ💃が有名だし、大昔のアニメであるはずのブレンパワードクリスマスプレゼントだろ!はシーズンになると動画ツイッター等に貼られまくるので本編を知らないのに諳んじれる人までいる。

深夜アニメ黎明期アニメネットミームなんてほとんど生まれなかったし、2000年代でもニコニコで特徴的なアニメミームが生まれることはあってもそれが作品イメージを完全に固定するほどではなかった。

だが、2010年代アニメミームによってその姿を決められる。

ミーム作品主従関係は変わったのだ。

それも全部シャミ子が悪いんだよ。

あっ29分。

終わり。

2019-11-26

2019秋アニメ半分くらい経過時点での感想2

anond:20191123103532

これ長くて表示できてなかったの今気付いた。今更だけど分割する。

ガンダムビルドダイバーズRe:RISE

エンディング歌ってる人たちはガンダム知らないだろうし、一応メンバー名前を繋げているので、ユニット名について「ひどいメドレー。名前じゃないわ」と言ってはいけない

前作の「GBNがただのVRガンダムブレイカーに見えてしまう」という欠陥は、遂に改善されなかった。

かつて『ガンダムAGE』期に現実で使われた『ゲイジング』に対する「内蔵チップさえあればガンプラフィギュア不要だろ」という嘲りは、作中のGBNにもそのまま適用できる。「VR用のガンプラデータさえあれば、リアルガンプラ不要だろ」と。その点についてはGBNはGPDを超えられていない。これは『Re:RISE』においても同様だ。

……もっとも、これを『ビルドダイバーズ』シリーズの欠陥と認識する方が異常なのだ

ガンダムビルドシリーズ第一作が偶然ガンプラビルドする要素強めだったからと言って、『ガンダムビルドシリーズ』にアリバイ以上のガンプラビルド描写を求める方が愚かだし、『ビルドダイバーズ』に「ガンプラバトル」を求めるのも同様に愚かしいことを、俺は未だに憶えることができない。何度失望しても、ガンプラアニメだと思ってしまう。

これは『ガンプラビルダーズ』ではないかガンプラはどうでもいいんだ!パーツが破損しても肉抜きやボールジョイントやポリキャップが見えるわけがないだろ!と毎週自分に言い聞かせながら見ている。

というか『ビルドダイバーズ』はガンダム以前にVRMMORPGアニメなのだから、その文脈で見るべきなのだ。これはプラモ狂四郎じゃなくて.hack……これはプラモウォーズじゃなくてSAO……

それをさておいても、話の構成がいただけない。

現状では物語の核心であろうヒロトと謎のCV水瀬いのりの話と、謎の獣人クエストの話と、新ダイバーズのキャラ個人の掘り下げ回を並行してやっているが、キャラ掘り下げをやってる今、他の話は遅々として進んでいない。特にヒロト過去話については大量のネタ振りだけがあって、ほとんど先へ進まない。

そのせいで1週目でクリエイトミッション問題確認して2週目で解決というパターンイライラしてしまう。本来キャラの掘り下げをする「当番回」は嫌いじゃないが、そんなことは本題ではないと言わんばかりに本筋のネタ振りをしてくるくせにその本筋の話は進めないスタイルは嫌いだ。そこは並行して進めろよ。

まさかダイバーズ全員の当番回やる間は、あの獣人村が運営制作クエストエリア獣人はただのNPCという作中人物の思い込み(にしか見えない)を引っ張り、また謎水瀬いのりについても情報公開しないつもりなのだろうか。

終盤メインにするであろう謎水瀬いのり情報を伏せるのはしょうがないにしても、だったら獣人クエスト側のストーリーもっとスピーディーに進めてほしい。2週で1クエストクリア構成自体は悪くないが、他の話を進めないのであれば毎週クエストクリアしつつ問題発覚→解決でもいいだろう。ヒロトのチーム内ソロプレイで強引に解決することでこいつなんなの?感も出る。クエストの進行までコミュ障カウンセリングに合わせたら遅過ぎる。

第7話もただ謎の敵を出して謎を増やしてガッカリ。何か謎を明かすことで謎を増やしなさいよ!

貶してばっかりだからちょっと変なことも言おうか。

リアル頭身で銃持ってるガンダムが当たり前のように大張アクションすることにまったく違和感を覚えなくなった自分がこわい。AGEからもう8年だもんな。

今度はRX-78ガンダムが当たり前のようにガニマタジャンプするかもな、ザンボットダイターンみたいに。ザンボットダイターンみたいに!

ゾイドワイルド ZERO

今期の三大脱MBSアニメひとつゾイド、ヒロアカ七つの大罪)。『ゾイド』的にはまたしてもMBSTBS全国ネットからテレ東6局ネットへの「都落ち」。

ゾイドとZiフォーミングによって地球が滅ぼされてから100年後、惑星Ziから来た帝国共和国地球戦争しているポストアポカリプスアニメ……最低だな悪の侵略者ゾイド星人。

そして前作主人公が1年を通して「ゾイド兵器ではなく相棒」と叫び続けたことを無に帰すように登場した大量の「兵器」。礼賛する古参イダー達。頭デスメタルかよ。

メカ生体兵器を使った戦記こそが「本当のゾイド」だと分かっているが、それじゃもうキッズにウケないから、『ゾイドワイルド無印ゾイドメカであると同時に生き物であること、ゾイド人間関係性にフィーチャーしたはず。

それに合わせてアニメ(まんが)もコロコロ児童まんがっぽいギャグ多めな作風で堅実にキッズを狙ったんじゃなかったのか。

もっとも前作がただのギャグまんがで終わらなかったということは言っておきたい。「スマホを使う帝国伝書鳩を使うレジスタンス絶望技術格差」「流行病の特効薬と偽り片栗粉を高額販売する帝国幹部」「散歩中の帝王と遭遇した味方がおやつ感覚で皆殺しにされる」「洗脳され味方を殺したゾイド介錯したら敵に仲間殺しと煽られる」などのワイルド描写ちゃんとあった。

前作を見なかったり序盤で切った人はYouTubeにあるダイジェストでいいから見てほしいし、全話見る場合も序盤ダルいなら12からでいいから見てほしい。でも序盤見てないとドレイクタケノコショックが無くなっちゃうから、後からでいいから序盤も見て。

で、その冒険もの児童まんがからZERO』で急激にキャラデ・演出などを過去作品に寄せてきたのは、視聴者の成長に合わせてターゲット年齢を上げたと言いつつ、本当は自分達がやりたかった「本当のゾイド」をやってるだけだろ。ゾイドを今のキッズに1年定着させたから、もう猫被る必要ないよね!みたいな。

玩具が改造と重火器を売りにしてるから(現状の玩具ラインナップはライガー以外帝国出身)、アニメでもそれを押し出すのはまあ正しい。正しいけど、帝国共和国戦争の中でライガー乗りの少年と謎抱えた少女ボーイミーツガールしてるのは、スタッフ的にもアニメ第一作を意識しすぎでしょ。

それだけじゃなく、前作における「本当のゾイド」と異なる要素を潰してるんだよな。従来路線回帰したら新要素が消えちゃった、という言い方が正しいんだろうけど、結果的に前作を否定されているようで辛い。

玩具統一ギミックである本能開放は残ったけど、マシンブラストはまだしも、エヴォブラストでさえゾイドとの絆とか重視しない、ハンドル捻って押し込むと出るただの武装強化モードになってて、演出も地味に……前の「俺の魂と共に!」があまり子供向けすぎたのは事実だけど、絆の象徴でもあったわけじゃん……さびしい。

ただ「相棒か?兵器か?」って前作からテーマは一応捨ててはいないみたい。ゾイドでは昔からある問い掛けだけど、『ワイルド』では特に強調されていた部分。

レオビーストライガー相棒として扱ってるし、バーンガトリングフォックスのエピソードも良かった。軍での立身出世よりゾイド自由を選んで相棒になる流れ好き。まさに「相棒か?兵器か?」を体現していた。

でも帝国を敵に回す話と友好的な共和国軍と絡む話ばかり続くせいで、兵器ゾイドばかり出てきてしまう。相棒表現レオビーストライガーに偏りすぎる。そのレオライガー最初から一緒にいるせいで絆結ぶエピソード無いのがちょっと痛い。

ゾイド兵器派の帝国もZ-Oバイザー付けてゾイド意思無視して完全支配してることについては、マニュアルでなんとなく、軍隊だしそんなもん、みたいなふわふわ意識(先述のバーンがそうだった)。「相棒」と対立する側としてちょっと弱くない?ある意味リアルだけど。Z-Oバイザーでゾイド意思を殺して兵器にする様子とかちゃんと見せてほしい。バーンとは逆に相棒兵器化して帝国で成り上がろうとする人間や、自ら望んでバイザーを装着して兵器になるゾイドがいてもいい。

対する共和国ゾイド人間共存を云々言ったところで、結局バイザー付けてないだけで軍隊兵器として運用してるだけじゃんって部分が拭えずにいる。アイセルとラプちゃんなり、ディアス中佐とトリケラなり、共和国側のゾイドの扱いを見せる回が期待される。

あと在野のゾイドライダーも要る。軍以外でのゾイドの受容は前作ではよく描かれてたけど、今作では軍隊ばかり。なので、そろそろ民間で運搬や建設作業従事するゾイド達も見たい。つまりレオ同業者みたいなやつら。

長々書いてはみたけど、『ZERO』が「相棒か?兵器か?」を本当にテーマとして残してるかどうか分かんないからね。普通にレオ共和国に組み込まれ戦争のためにビーストライガーを「相棒であり兵器」にする、ゾイダーおじさんの理想体現した頭ギャラガー展開になるかもしれない。

実を言うと俺もおじさんだから、こんだけ文句言っても『ZERO』の旧作路線はそれなりに楽しんで見てるんだよね!

ただタカトミゾイドが『ジェネシス』展開終了から10ちょっとトスト・アニメリメイク系の路線で散々にコケ続けてきたのに、また同じような路線でやるの?って不安と、無印ワイルド』のこと好きになり過ぎた直後の路線変更で、恐慌状態になってるだけ。

コケてたのは、HMMだけで需要満たしてたのにタカトミやトミーテックが出したせいで供給過剰だったのもあるし、キッズ向けの歩くやつならブキヤとは客層被らないしセーフだろう。

路線についても、思い出してみれば無印ワイルド』も1クール目のときはまだアラシがひたすら調子こいてる時期で、デスメタル帝国もただのおもしろメイク集団だったし。まあこんなもんだよ。ジェノピノが出てバズかアイセルレオを庇って食い殺されれば空気変わるだろ。

でも一山いくらな感じでスコーピアちゃんが吹き飛ばされるのだけはやっぱりつらい……。

2019-07-29

Fateに見る那須きのこが抱える女性像の気持ち悪さについて

Fateという作品が非常に気になっていたので、ここ数年Fate関係をずっと漁って、Fate/Staynight → Fate/ZERO → Fate/UBW → Fate/HF → Fate/Extra(アニメ) → Fate/プリズマイリヤ1,2,3 → Fate/Apocrypha → Fate/Extra(ゲーム) → Fate/Extra CCC → Fate/Extellaという順番で消化し続けてきた。途中Type-Moon世界観が共有されているとのことなので、空の境界OVAを6作見てみたりもしてみた。そしてその結果として、言いようのない気持ち悪さを覚えたのでここに書き散らす。ぶっちゃけると奈須きのこ、てめえは駄目だ。人間ってもんがぜんっぜん書けてねえ!!

Fate気持ち悪さをざっとまとめると以下に集約できる。

(1)Fateヒロインはみんなちょろい女

Fateヒロインって奴は、というよりType-Moonの主要ヒロインは以下にまとめることができる。

 ・青セイバーアルトリアペンドラゴン

 ・遠坂凛

 ・間桐桜パッションリップ

 ・赤セイバーネロクラウディウス

 ・玉藻の前

 ・アルテラメルトリリス

 ・エリザベートBB

 ・アルクェイド

 ・ルーラージャンヌ・ダルク

 ・赤のキャスターセミミスApocrypha

 ・イリヤスフィール・フォン・アインベルン

 ・クロエ

 ・美遊

まあだいたい出てくるヒロイン枠はこんなもんなんだが、ぶっちゃけエロゲと同じでわりと単純で簡単類型化できてしまう(どうして簡単にかつ単純に類型化できるのかは実は一言表現できるのだが、それは次のチャプターで話す)要するに以下のタイプしかいないのだ。

 Type-A.青セイバーアルトリアジャンヌ・ダルク
    ・クールビューティ
    ・使命優先で感情を捨ててきましたエピソードが多い所が特徴、そのくせ不器用型女で大抵食い意地が張ってる場合が多い
    ・主人公に使命感から干渉する内に主人公を好きになっちゃいました
   ※Type-A変形:アルテラ
    【落とし方】

    ・食い意地が張ってるので、基本は食事で胃袋を掴む

    ・使命感を捨てて恋に生きるよう説得するため、とにかく女の子扱いする

    ・不器用生き方のもの肯定し、過去の傷を舐めて肯定してやる

    【NG

    ・チャラい、不真面目

    ・成金傲慢勘違い

   ※要するにギルガメシュ

 Type-B.ツインテール遠坂凛エリザベートメルトリリス
    ・ツンデレ
    ・主人公に余計なお節介をしたりなど、ツンなのに甲斐甲斐しい所が特徴、大抵どこか残念ポイントがあってそこを突かれると弱い、ムキになる
    ・最初主人公下僕程度にしか思っていなかったのに、残念ポイントを突かれたり、心の隙間に不意打ち喰らう内に主人公に執着して好きになっちゃいました
   ※Typa-B変形:イリヤスフィールクロエなど
    【落とし方】

    ・基本は頼って相手自尊心を満たしつつ、隙を伺う

    ・チャンスを見て、心のSGを暴いたり、心の中身を覗き込んで一旦丸裸にした上で従順にさせる

    ・たまに大真面目に褒めると照れるので、褒めのジャブを入れつつ、好意ストレートに打ち込むと何故か落ちる

    【NG

    ・間桐シンジ

 Type-C.肉食女(玉藻、ネロアルクェイド
    ・逆セクハラ枠、本妻アピール、ど直球エロ
    ・性的露骨発言をしたり、直球アピールが多い所が特徴。途中からType-BとType-Cのバトルが起こったりして、BとCの境目が無くなったりする。
    ・何故かは分からないけど最初から主人公のことが好きでした
   ※Type-C変形:メディア
    【落とし方】

    ・真面目な朴念仁で、目的のために愚直に突き進む優男タイプに弱い

    ・ド直球に大してド直球に返す、沈黙沈黙を返して誘い受けする、これを繰り返していると勝手相手が落ちている

    ・倫理にもとる行為をしても基本的には立ち位置を信頼モードにして「何があっても一緒だよ」「過去どんなことがあっても俺は気にしないよ」と言い続ける

    ・意外と寂しがり屋だったり、わりと物事を達観してる節があるので、そういうとき包容力を見せるだけで落ちる

    【NG

    ・こいつら自身が裏表があるタイプなので、裏表が通用すると思ったら間違い

    ・下手に策を弄するよりも天然を地で行くタイプに弱い。本人たちもそこがわかってるから冗談交じりで愛情ストレート表現してくる。

 Type-D.ef系(間桐桜パッションリップBB
    ・精神的な脆さとそれを抱える原因となった闇、もしくはそれに相当する何らかの因果があるヒロイン
    ・いわゆるヤンデレではない。純粋精神的におかしいのに主人公存在正気を保ってるところがポイント
主人公のことを神とか太陽とかずっと思って憧れながら、影でおっさんの太い肉棒に貫かれてました系ヒロイン
   ※Type-D変形:美遊
    【落とし方】

    ・とにかくこいつらは寂しがりで承認欲求が強いので、友達とか絆とか特別というキーワードに弱い

    ・特に精神的な繋がりを重要視するだけで、それを与えるだけで生きる目的にすらなっちゃ

    ・精神的な闇の部分も含めて「お前が特別」を与えてやるだけで落ちる

タイプ共通する欠かせない要素

   ・全員主人公男のことが初見で好き。

・必ず嫉妬を見せる(全員嫉妬する表情が同じ)

・必ず不器用な一面を見せる

・必ず精神的に脆くて押されると弱い恋愛スイッチがある

・必ず料理エピソードがある

 アホかってくらいみんなこれに該当する。そのせいで(2)Fate主人公全般に見られる妙な脱個性&表面的素朴化が起こってる。

(2)Fate主人公全般に見られる妙な脱個性&表面的素朴化、ふいに現れるヲタノリ、かつ妙な包容力と行動力

Fateというか、Type-Moon系の主人公格はほぼ以下の五人に集約できる。すなわち黒桐幹也衛宮士郎ジーク、岸波白野、藤丸立香の五人である。これは女ヒロインがType-A~Dの四種類に集約でき、かつ変形種まで存在することから考えると驚くほどに単調で少ない。とはいえ一応五人はいるのだから、五人を一人ずつ分析していってもいいのだが。ぶっちゃけるとこの五人、精神分析するまでもない。細かい差異はあれど以下の一行に簡単に集約できてしまう。

Type-Moon.(黒桐幹也=)岸波白野=藤丸立香
   ※Type-Moon.変形:衛宮士郎ジーク

マジでこれは異論は認めない。ぶっちゃけTypeMoon系の主人公(男)ってやつはどいつもこいつも女に対しておんなじアピールしかしてない。驚くくらいこれがまったく変わってなくて驚きを通り越して笑えてくる。マクロスフロンティアMay'nが歌うノーザンクロスに「君を掻きむしって濁らせた、なのに可憐に笑うとこ、好きだったよ」という歌詞があるが、まんまこれである。すなわち「お前の本当の姿は可愛いんだろ?そんなお前を俺は知ってるZe!放ってなんかおけないZe!」「僕を傷つける君でも、俺はお前を好きだZe!放ってなんかおけないZe!」のどっちかを繰り返して女の子を包み込んでいるだけなのである。その証拠に各々のメインヒロインFate/StaynightシリーズFate/Extraシリーズを用いてざっくりどうやって各主人公が落としてきたかを振り返ってみよう。

 ・青セイバーアルトリアペンドラゴン

「士郎は卑怯です、私の過去を知って、何度も私の中に入ってきた(性的に)」

→「惚れちまってんだから仕方ないだろ、俺はお前をこのまま放っておけないZe!」→「俺はお前を救いたい」→陥落

 ・遠坂凛

「(アーチャーが私を裏切った…!?そんな…っ)士郎、今日疲れたでしょう、もう休みなさい」

→「お前の方が辛いはずじゃねーか、俺はお前をこのまま放っておけないいZe!」→陥落

 ・間桐桜

「先輩、私綺麗じゃないんです、もうずっと前から汚れた女なんです」

→ 「そんなお前をこのまま放っておけないZe!俺は女としてのお前を求めたいんだZe!」→陥落

 ・赤セイバーネロクラウディウス

「奏者よ、本当の私は悪名によって星に刻まれ為政者なのだ為政者としての余は完全に間違いばっかりなのだ

    → 「そんなお前の姿が俺には眩しいZe!」

 ・玉藻の前

「私は傾国の姫君、私は人とは一緒にいられない、一緒にいてもどうせ不幸にしてしまう、」

→ 「そんなお前が俺との何気ない日常を選んでくれたことが俺はうれしいZe!俺はお前を信じていたZe!そんなお前を俺は好きだZe!」

 ・アルテラメルトリリス

「私は破壊の王、命を奪いたくは…ない、私は、その意味をまだ知らない。だが私には、破壊しかないのだ。他には…何もない。だから…」

→ 「お前の本当の姿は可愛いんだろ?そんなお前を俺は知ってるZe!放ってなんかおけないZe!」

ほらな?

 ぶっちゃけFate/Extra、Extellaなんてのはストーリーメチャクチャ単純で、主人公の事を好きな味方(サーヴァント)を連れて聖杯戦争を進んでいく内に主人公の事を好きな敵が現れて、その敵から主人公が逃げたり逆にその敵を救おうとして失敗してを繰り返しながら、ラスボスとの戦いで主人公を好きな味方と敵の全員が力を合わせ、最後ラスボス大団円で倒した後に、切ない別れが待っている、以上。もうぶっちゃけこれだけであるFGOほとんどこれを繰り返してるだけ。(※この系譜に当てはまらないのはせいぜいがFate/ZeroとFate/Apocryphaくらいのもんで、しかもこの2つは両方ともメインライター那須きのこじゃなくて虚淵と東出)那須きのこの描く女性像、特にヒロイン像ってヤツがいかに偏ってるか、いい加減気づいた方が良い。こいつにとってヒロイン女ってのは精神的脆さという名前恋愛スイッチ存在していて、そこを押しさえすれば女はみんな落ちると思ってる。でもってそのためには男は全員器が謎に広くて天然朴念仁でありながらストレート女性を褒めることも出来て自分ピンチにも泰然自若としている肝っ玉のある男じゃなきゃいけないわけだ。

 このヒロイン像に対比する形で生まれ男性像が顕著といえるのが<空の教会>の黒桐幹也くんである

両儀式」に殺されかかりながらも彼女に惚れてる黒桐幹也くん

 筆者は空の教会の「殺人考察(前)」編で両儀式から殺されかけて逃げながらも彼女を何度も振り返って見つめ合う黒桐幹也になんだかシュールものを感じてしまって半笑いになってしまったのだが、とにもかくにも那須きのこヒロインを救う主人公ヒーロー像)ってのはこのときからまったくといっていいほど変わっていないことが伺える。この異常なヒロインをそれでも愛するヒーロー男性)というのはFateにも結構登場していて、藤丸立香や岸波白野だけじゃなく、メディアさんの恋人ポジションである葛木先生なんかはモロにそのポジションだったりする。特に岸波白野くんの包容力演出の異常さに関してはメルトリリスパッションリップエピソードでも充分に語られているから分かるだろう。基本的那須きのこ氏の作品に登場するメインヒロインたちは絆や深い関係を作るために何らかの精神的ウィークポイント存在しなければならず、そこを無意識に突くことができ、かつ人格的にも不安定彼女たち(意図的男性の手の中に転がりやす存在として貶められている彼女たちの人格)を包み込んであげるためには、ヒーローたる男性は極端なまでに懐が広くて朴念仁でお人好しでなければならないというわけだ。

Fateに見られる那須きのこヒロインとヒーロの構造には根深病理があると見た

 これって西尾維新とかの物語シリーズにもよくあるんだが、とにかく女性という存在を何かと欠陥のある存在にしたがっている。「欠陥のある存在にしたがる」というのは要するに、手触りがあって男の手の中に何となく収まってくれそうな存在に押し込めたがる傾向がある、という意味だ。早い話が心に隙間のある人間に仕立て上げることで、弱点スイッチを作っていることだと言っていい。そしてそこを上手に押してくれる男性ヒーローと仕立てあげる構図を作り上げている。これは病的なまでにすべてのヒロイン共通して言えることである。例えばFate/Extellaに登場するアルテラは1万4千年前の世界を滅ぼした遊星の尖兵たる巨神そのもので、その気になればサーヴァントたちのみならず神級の英霊をも下すこともできる超弩級危険人物なのだが、どういうわけか主人公に惚れていて何故か必要もないのに彼にプログラム世界であるにも関わらず料理を振る舞ってみたり、甲斐甲斐しく抱きしめてみたりする意味の分からないエピソードが大量に存在する。そしてどういうわけか主人公の昔の英霊パートナー嫉妬したり、主人公と会話をしたがるも話すことが見つからなくてじっと見つめてしまったり、逆に見つめ返されて恥ずかしがったりしてしまうのである

(3)奈須きのこの抱えるヒロイン像の病理とはすなわち「女の子男の子の手のひらに収まってる存在である」という願望の押しつけである

この一言に尽きる。だから女性ヒロインにわかやすテンプレを付けすぎて、しかも毎回それを使いまわしすぎる。そして男性ヒーローに対して、女性を救う存在とさせすぎる。一言で言えば、女を舐めすぎだ。この辺は主人公(男)がしょっちゅうヒロイン(女)をからかったり弄ったりすることからもよく分かる。その弄り方のほとんどがどうにもこうにもヲタ臭いのだ。

別に人間なのだから、弱点を押されれば弱いのは分かる。精神的な脆さや寂しさが女の魅力になることも分かる。

でもそれに頼りっきりかっつー話である。いい加減恋愛スイッチのあるヒロインヒーローが助ける構図をやめてみたらどうなのか、と。例えば歴代の有名ヒロイン綾波レイ恋愛スイッチがあったかガンダムララァ恋愛スイッチがあるのか?ヒーローはいだってヒロインに愛されていなければならないのか?そうだとしても、それは常に恋愛という形である必要があるのか?ときにはヒーローこそが、心理的に成長する物語を描いたっていいんじゃないか?Fate作品ヒーロー男性)が画一的で単調なのは、決してヒロイン女性)を魅力的に描く上でそれが必然からなのではない。単純にヒロイン女性)をきちんと描けていないから、その対存在であるヒーロー男性)が対応する形で単調な存在になってしまうのである

那須きのこ氏の課題は、これまでとは異なる男性ヒーロー像を描くことである

ポケモンレッド.hackカイトのような、没個性的な男性を主軸に置くことを続けていくことは否定しない。しかしあえて言おう。真の意味での没入感や共感視聴者が得るためには、登場人物には哲学や主張が存在しなければならない。中庸をいく存在であってはならないのだ。極端に何かを主張する存在でなければならない。それでいてなお、視聴者好意を射止める存在でなければならない。そしてそれに共感するか否かは、すべて視聴者に委ねるべきなのだ

 この点を非常にうまくやったのは間違いなく虚淵であるFate/Zeroの主人公たる切嗣は、主人公としては実に賛否両論だろう。この主人公に対して感情移入できたのかどうかは実際のところ評価の別れるところだし、正直行って那須きのこ氏が展開する没個性型の主人公とはまったくもって一線を画す、主義主張の塊のような漢だ。しかしどうだろう。不思議切嗣を憎めない。また那須きのこ氏がヒロインヒーローにばかり話の焦点を当てるのに対し、虚淵氏が上手いのはヒロインヒーローが絡むメインテーマに対して、ヒロインヒーローとは異なる視点におけるサブシナリオをきちんと描いてメインテーマに関連付けさせるところだ。衛宮切嗣に対して言峰綺礼をきちんと置くし、セイバーに対して、きちんとウェイバーイスカンダルそしてギルガメッシュを置く。(※この違いはなんのかというと、要するに虚淵氏が単にラブコメ恋愛あんまり書くつもりもないかなのだが)

 したがって、那須きのこ氏がこの課題クリアするためには、まず安易ラブコメ恋愛スイッチヒロインを描くことをやめるところから始めるべきだろう。もっと多種多様人間感情模様を描くべきだし、そしてもしそれがきちんと出来ていれば、主人公(男)があれほどまでに没個性的で妙なヲタのりをする奇妙な包容力のある人物になるわけはないのである

 結論としてこうなる。Fateに感じる気持ち悪さは、那須きのこ氏が人間を描けていないからだ。

2019-05-18

.hackかいう全ての原点

あれさえなければ「ゲーム内に閉じ込められてヒーローなっちゃった!?」の9割はこの地球に生まれずに住んだのに

2019-05-11

.hackよりかはSAOの方が硬派

最近.hackは古い作品だし元祖からきっと硬派なんだろうなーって妄想をよく見るので修正する。

あれ、チートアイテムもらって俺つええええだからね。

2019-03-17

anond:20190317130232

あの、正直最初はムカッとして喧嘩腰にトラバしちゃったんですけど、.hackSAOみたいな内容で.hackSAOより先に仮想現実オンラインゲームを題材にしたSF作品があるならできれば作品名を教えてほしいです。

そういう仮想現実とかオンラインゲームを題材にした作品が好きなので詳しく知りたいです。

にわか知識すみません。お願いします。

.hackって凄い先駆的なメディアミックス作品だったよな

2002年に発売されたとは思えないくら現代仮想空間オンラインゲームを題材にした作品の発想の殆どを既に内包していた新奇的な作品群だった。

ほぼ同時期に発表されたSAOに比べて作品評価があまりにも低すぎるのでは?

2018-12-29

パトレイバーNetflix配信記念。「僕が考えたこんなパトレバーは嫌だ」と「僕が考えた新作パトレイバー

「僕が考えたこんなパトレバーは嫌だ」

・本編から数年後の二課メインメンバーバラバラになってる時間

・南雲さんの昔の男テロをする話

熊耳さんとカヌカは影も形もない

・そのくせ後藤隊長が「俺にはあいつらだけか」とか言っちゃう

イングラム活躍するのは5分程度

・なんかよくわからない哲学的な話が続く

後藤隊長事件を早期解決するために法律ルールを守らない

後藤隊長がもはや超能力レベル事件に先んじれる

・遅すぎたというより早すぎるんじゃないっすかね

・まあけどテレビシリーズでも、伊藤和典が本書いてた遊馬がイングラム三号機でファントムと戦う話の時とか、そんな感じだったから全体的にそういう風潮はあるんかなあ

横手版の小説と、ゆうきまさみ漫画版とかでは後藤隊長にそういう風潮は見受けられないと思うし、なにより作劇の都合ってのもありえるからこの路線で責めるのはやめとくか

後藤隊長が明らかに南雲隊長のことが好き

・まあけど二人でラブホテルに泊まるのが嫌か嫌じゃないかといえば僕は、いい52、いや48ぐらいの価値観だし、まあこの辺から責めるのもやめとくか

そもそもパトレイバー蕎麦を食べる必要があるんですか?

・けどさあ、それじゃあ太田殺人たかもと怯える話だの、特撮パロディ回だのも、パトレイバーである必要なんてなかったのかなあ

・そうはいうけど、明らかにパトレイバーという枠組みを蕎麦を食べる行為は逸脱すると言っているんだよ

・ふーんまあそれならそれでいいけど、なら逆にパトレイバーでやらないとならない話ってじゃあなに?

・そりゃ…… 春の嵐とか

・おまえそれ、おまえが特定キャラが好きなだけだろ

・ごめん、じゃあ、雨の日のゴマ

・それこそパトレイバーである意味とは? だろ!

・雨の日のゴマはいるだろ! 十選するなら余裕で入るわ!!!! もういい! コーナーの途中でコーナーします! 旧OVATV版と新OVAベストエピソード十選! のコーナー!

・ロングショット、Lの悲劇、特車二課壊滅す、地下迷宮物件、火の七日間、太田惑いの午後、黒い三連星、VS、二人の軽井沢、雪のロンド

・ふーーーーーん、まあ…… まあ…… わからんでもないかな、すらすら言いましたけども

・好きだし。お前のも教えろよ

殿下お手柔らかに

・お前本当にそれが一番目でいいんだな?

・順不同! スキスキ野明先輩

逆張りしてる

・してない! 量産機計画

・これは俺も好き。零式とかピースメーカーよりもAVS98のが見た目は好き

・石和AVS98対グリフォンパトレイバーベストバウトだな。職業選択の自由

・君が野明萌えなだけじゃない?

・災厄の日は選ばないから違うもん! 花とレイバー

・いやまあたしかにたまに見返したくなる話ランキングでは上位っぽいけど

安心売ります

・あっこれは俺も普通にあげるか悩んだ

視聴率90%

熊耳さん可愛い可愛い回な

・それは闇に呼ぶ声では?

・いや、なんかゆうきまさみ版が原作アニメ回ってあげづらくない?

・まあいいや、あといくつ?

・あといくつとか、自分から十選やろうと言い出して言いますかね? あと三つ。

春の嵐、雨の日に来たゴマ

・あと一つは?

あんたの勝ち

・んー? なんの話だっけ

最後カヌカと野明が飲む回

・……押井守脚本じゃねえか!!!

あんたの勝ち!!!!!!! おまえの勝ち! 俺の負け! 火の七日間好きだもん! 特車二課壊滅すなんてテープが擦り切れるほどみたもん! テレビアニメ史上もっとも優れた1話を選ぶならこちら特車二課だもん!

・なんだいえたじゃん…… 好きっていえたじゃん

・好きだもん…… 好きだから…… 好きだから嫌いなんだもん……

・というわけで次のコーナーです

「僕が考えた新作パトレイバー

・オープニングは血と骨パロディだが、豚でなく犬が屠殺される

反省してないな

・それはそれこれはこれだし

・でも真面目にどんなのみたい?

・『新九郎、奔る!』(しんくろう、はしる)は、ゆうきまさみによる歴史漫画。後に北条早雲となる伊勢新九郎主人公として、その生涯を描く[1][2]。

ゆうきまさみファンであって、ヘッドギアファンではないみたいな話?

・いやでもさ、ぶっちゃけ、あのメンバーって俺ゆうきまさみ以外は、他の作品は好きじゃないんだよな

・きみいっときとあるごとに、ラーゼフォンブルーフレンドあそこを一人で人形劇再現ごっこしてませんでした?

・してたけど、劇場版が好きなだけでテレビ版は別にで、劇場版京田知己作品って感じしない?

・うーん、詳しくないからわかんないけど、確かにするかも。えーじゃあ、.hackいろいろ持ってたじゃん

浜崎達也好きなんだよね、絶対少年浜崎達也の面と望月智充の面で好きなだけで、伊藤和典作品から好きって感じじゃないし

・だから君、マミ漫画版あんな後半の展開まで読まない的なブコメ書いてたのか

・あのさあ、書き起こしとかしてないしログも残ってない話だから記憶で喋るんだけど

・聞きましょう

伊福部崇さんと小野坂昌也さんがラジオで、うる星のどの劇場版が好き? って話になって伊福部さんはビューティフルドリーマーで、小野坂さんはオンリー・ユーが好きって言っていたんですよ

・まあ人には好みがありますからね、伊福部さんは「大友のディティールも押井哲学も知らないくせにほら文句ばかりたれる」なんて歌ってらしたし、好きなんじゃないですか押井哲学

・ただね、その、どっちかっていうと、ビューティフルドリーマーと言わない方が勇気いりません?

・どういうこと?

・いや、その、言葉選ばずいうと、正直覚えてます? 内容。ビューティフルドリーマー以外の。っていうかなんなら、オンリーユーが何作目か覚えてます

・一作目だけど

・あっそうか、これも押井からツッコミ側の人格はそれを把握するのか

ツッコミ側の人格という表現

・わかる人はわかるけど、その、小野坂昌也さんは、特に具体的にここがどうとか、あそこがどうっていう強い思いがあったわけじゃなかったみたいなんです。もちろんラジオなので尺の都合もあるんでしょうが

・そんなもんでしょ、人の好きとか嫌いって気持ちが常にそれなりの文量を伴うとは限らないじゃん

・そうなんですけど、そういうふわっとした好きとか嫌いのときに、ビューティフルドリーマーよりもオンリーユーが好きっていえます

・あーなるほどね、言いたいことわかってきた。「ハンバーグというジャンルには、さわやかという絶対的名店が存在するのに、そこまでハンバーグが好きじゃないのに、好きなハンバーグを上げる際にあえてさわやかを外してびっくりドンキーといえるのか?」ってことね

・その通り! そうなんだよ! びっくりドンキーがすごい好きで、かつハンバーグというジャンルを愛しているからこそ、名店を「あえて外して」、一般的チェーン店を褒めるのなら、わかるんですよ

・おまえこれ、この例えよっぴーさんのびっくりドンキー記事読んだから思いついただろ

ちょっとそもそもハンバーグにたとえ出したの、ツッコミ人格の方だから、君だよ!

・えーじゃあもう俺がボケ人格になるけど、びっくりドンキーを例に出したのは、伊福部崇さんが大晦日びっくりドンキーいく習慣があるからってのもあるかもですね

・やめて! 話がブレるでしょ! とにかくそのね、好きとか嫌いって気持ちもっとこう、気軽になんとなくで言ってもいいと思うんですよ、対象相手を過剰にくささなければ

・「すごいね〜」

・「すてきね〜」

・「大したものですね」

・「イイネしました」

・「じょうずね〜」

・「さすがね〜」

・「やっぱり …天才ですね」

・ってことだな

・うむ

・いまこれ、どっちがどっちの俺だ?

・まあそれはそれとして、ガチで僕が考えた新作パトレイバーは、日本以外の国が舞台なのがいいか

・ほうほうその心は?

・結局さ、パトレイバーの中に漠然とある埋め立て地から眺める東京」というシチュエーションのものが、押井守的な何かに過ぎないのかなあって

・うん? ちょっとよくわからない。ゆうきまさみ伊藤和典にはそれがないってこと?

・そういうわけじゃなくて、彼らもそれが「パトレイバーらしさ」を担っているとは考えていると思う。だから押井守以外もパトレイバーを描くときに、それらを描くと思うのだけど

ただそれがなぜパトレイバーらしいかというと、そこには押井守が旧OVAと劇1で魅力的に描いたからにすぎないというか。

パトレイバーというものを描くために必要絶対条件ではないのかもしれないというか。

・もうちょいわかりやすくいってよ

ゆうきまさみ版のパトレイバーで「埋め立て地から眺める東京」というシチュエーションを描くのは、ゆうきまさみというカメラ東京に行ってそれを撮っているわけじゃなくて、

ゆうきまさみというカメラ押井守というレンズを介して、押井守の中にある過去の思い出の東京を撮っているんじゃないか? みたいな話

・わかりにくいよ。それは分かち難いもので、わざわざ分けて考える必要ある? それじゃあ、パトレイバーの巨大ロボットという幻想は、ゆうきまさみがそれを描こうと決めたからだけど。

それを、伊藤和典横手美智子はゆうきまさみというレンズを介してしか眺められないの?

・そんなことはないと思う

・じゃあ、押井守だって一緒だよ

そうかもしれない。けど、こうなんていうか、この被写体にこだわる必要がないというか

・違うんだって。まさにその押井守というレンズを外して撮ったパトレイバーが、まさに、じゃじゃ馬グルーミンUPであり、平成ガメラであり、ラーゼフォンであり、超機動伝説ダイナギガなんじゃねえの?

・なんかそう並べられると、ヘッドギアメンバー高田明美がいなさそうだけど、まあそれもそうなのか

・いやそれにしても、ダイナギガのオープニングアニメすごいよな

・「やっぱ人間少し歩かなきゃ」のところ、未だに月に一回は思い出す

・これ有名なアニメーターさんがすごい参加してるとかなの?

・おれアニメーターってよく知らないんだよなあ

あきらかにクオリティがすごいよな

・なんのはなしだっけ

アニメ面白いって話だっけ

・そうそう、アニメって面白いんだよ、ひもてはうすしか今期見てないけど

・「たいへんよくできました」

2018-11-18

anond:20181117123024

ストーリー重視って事なのかな?

古い作品ばかりで申し訳ないが

星界の紋章星界の戦記

ラストエグザイル(ちなみに続編である銀翼のファム萌え比重が上がってしまう)

.hack

それとは別に1話完結型だけど個人的お勧めなのは

ARIAヒーリングアニメと評される、癒し系

2018-07-24

2018夏アニメ1話ほぼ全部観たか感想書く その2

2018夏アニメ1話ほぼ全部観たから感想書く その1 からの続き )

 

あそびあそばせ

 きたないゆゆ式哲学ではない)。圧倒的なキービジュアル詐欺学校女の子達がふざける日常アニメ。基本はSS

 プレスコ収録のため、声優自由すぎる演技に合わせたキャラの表情が描かれているのだけれど、もはやキャラデザなんていらなかったんやレベルの顔芸アニメになっている。プレスコで作られたギャグアニメだと「月間少女野崎くん」がとても好きで、本作も野崎くんくらいボケとツッコミの勢いがすごい。1話は第1原画がたった一人だけれど、これからどうするのだろう。それからどしたの。

 

オーバーロード

 前回の続き。1話はナザリック地下大墳墓の日常回。ずっとこれが見たかったので嬉しい。

 

ISLAND

 ど田舎ミステリーモデル伊豆諸島新島)。原作フロントウィングノベルゲーで、本作の序盤も謎が謎を呼ぶ展開になっている。Steam版が出るらしい。ゲーム原作アニメ最近たくさん新作を観たけれど、特に最近ゲームシナリオボリュームがとんでもないので、必然的アニメシナリオ消化のために早足気味になる印象がある。オカルティック・ナインかめっちゃすごかった。翻って本作は心にフォーカスを当てたストーリーになっていて、ペル5みたいに事件が起きて解決して・・・と比べるとすごくゆっくりした展開になっている。風景描写が多く、BGMも控えめだし。そして各ヒロインの心情が丁寧に描かれていてすごくかわいい。私は荒川稔久の描くヒロインがとても好きなので(狼と香辛料のホロとかまおゆう魔王とかこの美のうさみさんとか)、本作のお澄ましした感じが凄く好き。

 シナリオ面白いのは、謎を解く鍵がSFでも村に伝わる言い伝えでもなく、心因性現象かもしれないというところ。「電波女と青春男」みたいな感じ?あっちはかなり文学的作品だったけど(主人公の語りでストーリーが進行していく)。

 ヒロイン役の田村ゆかりは直近だとLOST SONGでも歌姫役をしていたけれど、何歳の役をやっても違和感がないというか、「10代のキャラが歌う歌は10代の声に聞こえる」一方で「20代キャラが歌う歌は20代の声に聞こえる」みたいな魔力があるよね。

 

ちおちゃんの通学路

 陰キャ日常アニメ。全編通学路のみを舞台にしたコメディ。あの頃のあるあるがほぼ全て詰まっている気がする。スクールカースト気にするとか、それとなく気配を消して同級生グループから姿を消すとか、めっちゃ他人を見下す友だちがいるとか、変に正義感があるとか。

 本作は海外で「バリバリ洋ゲー好きの女の子が出るアニメ」と話題になっているようで、1話でも既にアサクリ脳全開になっている。オープンワールド洋ゲーを遊ぶ→通学中、「あそこの屋根、あそこについてるパイプに手をかけながらあっちに飛び移れば屋根伝いに移動できるんじゃね?」と思い立つみたいな妄想は誰しも1度は経験したことがあると思うけれど、そういうアニメである。出てくるタイトル多種多様で、ゲーマー向けのアニメ

 家に居場所がない、かつ学校に居場所がないみたいな人にとって、通学路って案外「すべてのしがらみから開放された、短い休息の時間」みたいなところあるよね。

 

はるかなレシーブ

 沖縄ご当地アニメ沖縄行きたい。今季唯一の飯テロ枠?沖縄行きたい。タイトル主人公ペアが”はるか&かなた”なので、はるかな。☓は↑る↓か↓な↑ ◯は↓る↑か↑な↑

 ビーチバレー初心者主人公ビーチバレーを始める話で、冒頭で最強ペアとの対決が示されている通り、最終的にはガチスポ根アニメになっていく模様。でもみんなかわいい特におばあちゃんめっちゃかわいいスポ根作品だけれど、主人公が非常に鋼のメンタルを持っているので、すごく爽やかかつ後味のいいシナリオになっている。というか主人公イケメンすぎる。2話とかかっこよすぎて泣いた。ちなみに「はねバド!」を観たあと日本作を観ると遠井成美がきっつい性格の子に見えるけれど、間違いなく気のせいである。

 1話の時点では初心者視点で「ビーチバレーとは」が描かれているので、同期のスポ根アニメはねバド!」と比べると競技初心者向けのアニメになっている(競技人口の差かな)。中学時代バレー部だった身としては、「へーこういうとこバレーと違うんだ」という気付きをちょっとずつ説明していくスタイル面白い

 ビーチバレーのシーンはとても作画熱量が高い。ビーチバレー水着で行うスポーツなので、他の競技を描くアニメと比べてラインがすごくきれいな体の動きが描かれている。特に2話のジャンプサーブを打つなるみちゃんの動きとかめっちゃすごい。あと、主人公のつけている水着、柄が細かいのにちゃんと動いてて地味にすごい。

 本作の世界は男女比100:0くらいでやや女性優位の世界(おじいちゃんを除けばかめきちが唯一の雄かもしれないけど、甲羅の形がメスっぽい)なのだけれど、予想としては”水着で行われるアツい試合シーンを丁寧に描くほどエロく見える→そういう視点をできるだけ排除するため、男性には犠牲となってもらうことにした”あたりだろうか。

 あと本作は音楽めっちゃ良い。担当したのはラスマス・フェイバー特に1話冒頭の曲とか。サントラ買うかも。

 

BANANA FISH

AmazonPrimeVideo独占

 アメリカアングラ界隈を描く作品。全24話予定。すごくマッチョ世界GTAってこんな感じのゲームなのかな。主人公がひょんなことから謎の薬物を手に入れ、そこからマフィアのゴタゴタに巻き込まれていくという話なので、いろんなクソ野郎が出てくる。1話ではシンプルなシーンチェンジを多用してどんどん話が進んでいったので、かなり駆け足で原作を描く感じなのだろうか。

 アッシュエロい。非常な才気を持ちつつもどこか危うさや孤独感がある感じとか、英二との対比によって強く印象に残った。作中でもよく綺麗どころ(?)としてイジられてるのも輪をかけて高嶺の花っぽさがある。

 空気としてのアングラ感という意味では先のアニメメガロボクス」よりもずっとリアルなダーディーさがあって、時代設定をベトナム戦争からイラク戦争に変更したのも、そういう「空気」をちゃん取材するために必要なことだったのだろうと思う。インタビューによると実際に現地を取材していて、いくつかのシーンは実在する場所とのこと。一度行ってみたいな。

 他の作品と比べて、舞台性質上、人種のるつぼ感がある描写がとても印象的。気になるのは、舞台イラク戦争後なのでアラブ系差別される描写の有無。リアルではさんざん差別されてる(現在進行系)みたいなので、それを反映していくのかどうか。そもそも社会派アニメじゃないから流石に無いか

 

プラネットウィズ

 かなり可愛い絵柄の割にハードSFアニメアリスと蔵六かな?かなり骨太ヒーロー物。シリーズ構成ネームキャラクター原案 - 水上悟志とある通り、本作のために大量のネームを書いた水上先生の完全新作。

 キャラデザ・作監岩倉和憲、美術ムーンフラワー音響監督岩浪美和プロデュース松倉友二あたりはJ.C.STAFFの名作でお馴染みのスタッフなので、本作も非常に楽しみ。

 1話時点では主人公動機けが不純(食欲とか復讐とか)なのも好き。

 

ハイスコアガール

Netflix独占

 ひたすらゲーセンとかでアーケードゲームするアニメ。台バンすんな。時は、世間が動いた1991年。当時のゲーセンってアングラ学生サンクチュアリだったのね(今もそうだけど)。

 とにかくアーケードゲームオンパレードゲーム画面がちゃんリアルで稼働している筐体を使って撮影したゲーム画面。そしてガチプレイ。各ゲーム解説(ハメ技とか)も付いてるので、初見にも優しい。けど今これを見てもリアルプレイできないじゃん!

 

異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術

 ゲーマー脳の異世界転生。もしノゲノラがエロアニメならこれはエロアニメ

 異世界転生アニメはたくさん作られているけれど、序盤の異世界転生プロセスはずいぶん多様化していて面白い個人的に好きな異世界転生プロセスは「灰と幻想のグリムガル」「ノーゲーム・ノーライフ」あたり。本作は必要最低限の尺で必要情報を描きながらちゃんギャグとして落としているのが好き。

 とても主人公可愛い。「オーバーロード」のヒロインことアインズ様並にヒロイン力がある。序盤の展開が似てる作品の中では主人公の心の機微を丁寧かつテンポの良いギャグで描いているので、主人公がとても魅力的。

 また全体的に作画熱量が高い。すごい。

 

Back Street Girls -ゴクドルズ-

Netflix独占

 地下アイドルお仕事アニメ。ひょんなことからアイドルになった3人組が、不条理と戦いながらどんどん有名になっていくサクセスストーリーだし、実質アイドルアニメ

 ブラックユーモアSSなので、気楽に見やすい。ほぼ会話劇になっていて、動きは少ない(原画は一人だけ)。全体的に漫画タッチの絵になっているのがとても奥ゆかしい

 一人のキャラ男性声優女性声優担当しているので、「魔法少女☆俺」とはまた違うテイストの好演を観ることができる。

 

京都寺町三条ホームズ

 ヤバくない「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」。京都舞台にした、骨董屋のせがれバイトちゃん日常アニメいい最終回だった

 櫻子さんは嬉々として人骨を鑑定していたけれど、本作の清貴さんは工芸品の鑑定。作中で登場する美術品については、エンドクレジット時代考証などがなかったのでよくわからない。櫻子さんも清貴さんも、いわゆるきれいどころなのにすごく人間味があるところがグッとくる。ちなみにこっちは割とハートウォーミングな話なので、いきなり人骨を見つけちゃったり、暴漢に殺されそうになったりとかはなく(と思う)、事件の内容がとてもはんなりしている。さすが京都

 1話では基本的にお店の中だけの話だったけど、そのうち京都をぶらぶらする話もある模様。楽しみ(2話は葵祭の話)。京都といえば、清貴さんを演じる石川界人方言がまた誰かの琴線に触れるのだろうか(彼の方言指導をしているのは同じく声優で、ウマ娘ではゴールドシップ中の人こと上田瞳)。

 

ぐらんぶる

AmazonPrimeVideo独占

 きたないあまんちゅ。大学ダイビング部を舞台にした、ヤロー特有のノリ全開な部活モノ。

 全編に渡って大学特有悪乗りバカマネが繰り広げられ、非常に銀魂みがある(1話監督脚本絵コンテ高松信司)。それにしてもOPEDがとても良い。

 非常に危険なので、決してマネするのはやめましょう

 

七星のスバル

AmazonPrimeVideo独占

 VRMMO群像劇異世界の話でもなく、リアルの話でもない出来事の話。仮想現実世界の話で近いのは「.hack」とか?

 惚れた腫れたでチームの危機とか、イベントでうまく行かなくて犯人しからのチームの危機とか、概ねMMOあるある踏襲していくストーリーにわかり味が深い。加えて主人公が(1話時点では)小学生なので、より群像劇感がある。見た目が小学生じゃないからこそ感情移入やすいのだろうか。

 本作の「センス」というモチーフが好き。センス努力では超えられない壁みたいな意味合いで使われるワードで、スポ根アニメにおける才能に近いかも。でも決定的にスポ根アニメと違うのは、例えば今期の「はねバド!」「はるかなレシーブ」ではその競技に拘る理由が「楽しいから」なのに対して、本作ではゲーム=選ばれし者の遊び=ステータスとして描かれていて、誰も「楽しいから」という理由ではゲームをしていない。主人公たちが小学生時代ゲームを遊ぶ動機は「名声を上げるため」であり、そのゲームから遠ざかった主人公たちのことを考えると、本作のテーマは「自己肯定」とか「自己否定」なのかも。

 ゲーム世界作画熱量は高く(特にアクションシーン)、スタジオちゅーりっぷ美術もすごく綺麗。BGMゲーム風サウンドも相まって「ゲームやってる感」がある。

2018-04-01

SAO.hackの原点はクラインの壺だぞ!」←???

完全に騙されたわ。

作品としては面白かったかな。

はいえ今読むとオチが見え見えすぎたなあ。

まさかあのネタドンデン返しなしにそのままオチになってエンディングとは。

文章力があるからアイディア陳腐(今見るとだけどね)でも楽しめはした。

いい作品出会えたとは思うのだが……騙されたのは変わらんなあ。

2017-11-02

.hackを見ていると、彼氏が「うっわー、くっせー」と言い始めた。

彼氏要望で「.hack」を見ていた。一番最初の奴だったかな。

絵柄と、主人公キャラクターを見ていたら

何故かエヴァンゲリオンを思い出した。

監督が同じらしいけど)

彼が好きだというので.hackを見ていたのだけれど

「会いに行くよ」だっけ? なんか「甘~い!」って言いたいような台詞が出てくると

「うっわ、くっせー!恥ずかしいいいい!」と騒ぎ出す。

「このアニメ好きなんだよね?」って聞くと頷くんだけど

どうしてもそういう甘い台詞ダメみたい。

甘い台詞以外だと、「これはゲームじゃない、現実だ?」とかい台詞を良く茶化して言う。

自分で言った後に「うっわwwww」みたいな反応をする。

どういう心理状態なのか理解しがたい。 どういうこと?

ブコメ見た。

ぎっぷる!その通りかもしれない。


>客観的に見ると悪態つきながら見てる方が恥ずかしいんだけどな…

ほんとソレ。

アニメに集中したいのに、いきなり「くっせーwww」とか言い始めるからビックリする。

2017-10-20

.hackみたいな作品って今はもう作れないんだろうな

「超リアルオンラインゲームから脱出できなくなったぞ!」と言われて昔はすげーすげーと皆思ったもんよ。

何がどう凄いのかって、まずその時代は本当にネトゲにハマりすぎて脱出できなくなっていた「元々は普通人間」が結構たから。

今はネトゲをやる前にそういう怖い話を聞いて置いて免疫をつけてる人が多いから元々現実捨ててる奴以外は廃人化しない。

いわば当事のネトゲは薬物に対する知識が薄い時代の阿片窟みたいなもんよ。

そして次に超リアルオンラインゲームへの謎のあこがれな。

ゲームのグラッフィクが高品質化していく事でゲーム面白くなるとまだ信じられていた時代だ。

今はVR使っても「これは新しい所がいいねゲームとして他の物と比べて面白いかはともかく新鮮な刺激がいいね」としか言われねえよな。

でも、当事はVRみたいのが出来たらゲームは超リアルウルトラ面白くなると信じられていたんだ。

そして当事は今ほどネットで人とつながる文化一般的じゃなかった。

ちょっと日常だったんだ。

知り合いとのチャットすら日常とは少し違った物を感じたよ。

そんな時代に、超リアルウルトラ面白くて他の人と繋がれちゃうゲームの中に閉じ込められる話を聞かされてみろよ。

現実ゲーム区別がついてるはずなのに、いつの間にかゲームの中で暮らすことになれていき、それでもそこは現実じゃなくて現実に戻らなければいけないと焦る気持ち共感するはずだ。

今はもう全部日常なんだ。

ネトゲですら、日常なんだ。

こんな時代に非日常が本当の非日常となって日常侵食する物語なんて描いても虚しいだけさ。

都会の夜空で松明を掲げるようなものさ。

全てが時代という奔流の中で飲み込まれしまうさ。

2017-02-08

けものフレンズ面白い理由をまじめに解説する

ずっとふざけたけもフレネタ日記ばっかり書いてたけど、真面目に解説する

なんか変なブログも増えてきたし

 

そんなに難しい話じゃない

許容体積が大きいだけだ

 

作品っていうのは、子供でも理解できる分かりやすさ(広さ)×話の奥深さ(深さ)でその許容量がだいたい決まる

ジブリとかは大体そうだろう

あとは攻殻機動隊とかわかりやす

設定やらなんやらは非常に深いが、それを理解せずともアクションを見るだけでも面白いって感じ

 

けものフレンズ場合は、子供向けを装うことで広さを最大限確保している

実際子供でも楽しめると思う

 

深さは、元々ゲームの方で設定や文化があったので、放っておいても強い

ここはメディアミックスの強みである

また、ゲームにはない部分の世界観の設定や謎を小出しにすることで、更に深みを出している

更に、「ゲームアニメの前にあったが、ゲームとは微妙に設定や時代が違う」おかげで

その差に対する考察が延々とできる仕組みになっている

.hackの初期とかそんな感じだったと思う)

この時点で作品の許容量は十分すぎる

 

 

更に言えば、一般的作品の人気が出る時に存在するものとして

スリル安心感があると思う

(両方兼ね備えてるものとして、がっこうぐらしなど)

けもフレでは基本ストーリーベース安心感を与える一方で

それが脆弱な土台に立っているような雰囲気を出すことでスリルも出せていると思う

そりゃ面白い

 

ただしこういう仕掛けっていうのは仕掛ければ仕掛けるほど、一個発動しなかった時全体がガタガタになってずっこける印象がある

そして全てを発動するのは中々骨が折れる作業

今回はいくつかの幸運が重なったのと、シリーズ構成を組んでる方が非常に上手いと感じる

 

いや、状況としては幸運どころか最悪の悲運に近いと思うけど、それひっくり返すんだから創作って面白いよなあ

 

 

なお監督感想

https://twitter.com/irodori7/status/828984484036964353

2016-09-30

http://anond.hatelabo.jp/20160929231813

.hackというアニメが始まった時、新人作家が書いたら叩かれそうな設定を

大手主導でメディアミックスするんかいな、と思ったのを思い出した

2016-05-02

Re:ゼロから始める異世界生活音楽(劇伴含む)から真下耕一作品を感じ

主題歌劇伴SEなんかから.hackアニメシリーズNOIRMADLAXのような雰囲気を感じる。

例えば4話の終盤の主人公自分の手を見て愕然とするシーンで流れているSEは、.hack雰囲気を感じる。

要は音の使い方が似ているということなのかな?

*ここに挙げた真下耕一作品楽曲梶浦由記さんで、Re:ゼロから始める異世界生活楽曲末廣健一郎さんです。

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