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はてなキーワード: 随筆とは

2024-03-04

「もし無人島ひとつだけ持ってくなら」の元ネタ探求をしましょうね

いくつかバリエーションがある

無人島に[ジャンル制限]をn個だけ持っていくなら?」

無人島に[本]をn個だけ持っていくなら?」

無人島に[レコード]をn個だけ持っていくなら?」

……のような

[本]の場合に「聖書」という回答が西洋メジャーなことから元ネタ日本以外なのだろうとあたりをつける

調査の初手はとりあえずこれ

Desert Island Discs - Wikipedia

Desert Island Discs is a radio programme broadcast on BBC Radio 4. It was first broadcast on the BBC Forces Programme on 29 January 1942.[1]

Each week a guest, called a "castaway" during the programme, is asked to choose eight audio recordings (usually, but not always, music), a book and a luxury item that they would take if they were to be cast away on a desert island, whilst discussing their life and the reasons for their choices.

Desert Island Discs は、BBC Radio 4放送されているラジオ番組です。1942 年 1 月 29 日に BBC Force Program で初めて放送されました。

番組中「漂流者」と呼ばれるゲストは毎週、8 つの音声録音 (通常は音楽ですが、常にそうとは限りません)、本、そして船で漂流された場合に持っていく贅沢品を 1 つ選ぶよう求められます無人島での生活とその選択理由について話し合います

このラジオ番組存在から1942年時点で「あるあるネタであることは確認できる

アメリカ一コマ漫画で「無人島もの」というジャンル存在する……が、それが特に流行ったのはだいたい19世紀初頭頃の出来事なので"Desert Island Discs"とそう時代は変わらない

普通に考えれば『ロビンソン・クルーソー』以降なのよ

ロビンソン・クルーソー』は1719年4月25日出版された

これが売れて多くの人に読まれたからこそ"Robinsonade"というジャンルまで生まれ

Robinsonade - Wikipedia

Robinsonade (/ˌrɒbɪnsəˈneɪd/) is a literary genre of fiction wherein the protagonist is suddenly separated from civilization, usually by being shipwrecked or marooned on a secluded and uninhabited island, and must improvise the means of their survival from the limited resources at hand. The genre takes its name from the 1719 novel Robinson Crusoe by Daniel Defoe. The success of this novel spawned so many imitations that its name was used to define a genre, which is sometimes described simply as a "desert island story"[1] or a "castaway narrative".[2]

ロビンソナード (/ˌrɒbɪnsəˈneɪd/) は、主人公が突然文明から切り離され、通常は難破するか人里離れた無人島に置き去りにされ、手元にある限られた資源から生き残るための手段即興で考えなければならないフィクション文学ジャンルです。 このジャンル名前は、ダニエル・デフォーによる 1719 年の小説ロビンソン クルーソー』に由来しています。 この小説成功により、非常に多くの模倣作品が生み出されたため、その名前ジャンル定義するために使用され、単に「無人島物語」[1] または「漂流者の物語」[2] と表現されることもあります

ということは、探すなら18世紀か……

一応シェイクスピアの『テンペスト』も孤島が舞台になる物語だけど…

1611年頃

一応英wikipediaの"Uninhabited island"の"In literature and popular culture"の項にはもっと古い作品について言及がある

Uninhabited island - Wikipedia

The first known novels to be set on a desert island were Hayy ibn Yaqdhan written by Ibn Tufail (1105–1185), followed by Theologus Autodidactus written by Ibn al-Nafis (1213–1288). The protagonists in both (Hayy in Hayy ibn Yaqdhan and Kamil in Theologus Autodidactus) are feral children living in seclusion on a deserted island, until they eventually come in contact with castaways from the outside world who are stranded on the island. The story of Theologus Autodidactus, however, extends beyond the deserted island setting when the castaways take Kamil back to civilization with them.[8]

無人島舞台にした最初小説は、イブン・トゥファイル (1105-1185) が書いた『ハイイ・ブン・ヤクダン』で、次にイブン・アル・ナフィス (1213-1288) が書いた『テオログス・アウトディダクトゥス』が続いた。 両方の主人公(『ハイイ・ブン・ヤクダン』のヘイイと『テオログス・アウトディダクトゥス』のカミル)は、無人島で人里離れて暮らす野生の子供たちだが、最終的には島に取り残された外の世界から漂流者たちと接触することになる。 しかし、テオログス・アウトディダクトゥスの物語は、漂流者たちがカミル文明に連れ戻す無人島の設定を超えて広がります。 [8]



こういうmeme的というか、とりとめのない雑談あるあるネタがいつから存在するかって探すの超大変だ

残念ながら"Desert Island Discs"の1942年以前ではっきりと「もし無人島ひとつだけ持ってくなら」のようなmemeの記述発見できなかった

何故調べる事になったかって、なんもかんもこのツイートのせい

https://x.com/Circle_Halberd/status/1762628685679464845?s=20

有名な「無人島ひとつだけ持って行けるなら何?」という問答の元ネタ坂本龍馬

坂本龍馬は「国ぜよ」と答えて勝海舟を驚かせたという。

……という嘘豆知識

正直フフッと笑ったが、それはそれとして本当の元ネタが気になるのじゃわしは

wikipediaの"Uninhabited island"の以下の記述

The term "desert island" is also commonly used figuratively to refer to objects or behavior in conditions of social isolation and limited material means. Behavior on a desert island is a common thought experiment, for example, "desert island morality".[3]

無人島」という用語は、社会的孤立し、物質手段が限られている状況での物体や行動を比喩的に指すのにもよく使われます無人島での行動は、たとえば「無人島道徳」などの一般的思考実験です。

これの出典がOEDになっている

ひょっとしたらOEDに私の欲しい情報があるかもしれないが、OEDをすぐさま読める環境にないな……

人々が「無人島にもし漂着したなら?」というIFを雑談ネタとして共有できるということは大航海時代以降……"Robinsonade"というジャンル一般認知されている環境……であるはず

しか調査頓挫、有力情報がひっかかるまで塩漬けにする

へたすりゃギリシャ神話時代までさかのぼることが出来るネタかもしれん

オデュッセイア』とか……アルゴー船の冒険の話とか……船旅のエピソードがあるので、無人島に関するなんらかのミームの源流がそこにあっても驚かない

そうなったら手に負えん

日記

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改めてこれを参考に探し直すか……元気な時に

元祖や系譜、起源、お約束、新語などに関する「まとめのまとめ」&関連リンク 『初出・系譜ポータル』 - Togetter

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ちょっと方針を変えてみるか

19世紀後半〜20世紀前半ごろがこの問答が定番になった時期である、という可能性を探りましょうね

近代的なレジャーとしてのキャンプとか、ボーイスカウトとか……サバイバルスキル知識一般に広まったのがおそらくこの時期

その知識がないと無人島何持ってく問答は発展定着しにくいかもしれない

いやーでも聖書って回答が多いって話があるならサバイバルスキル知識関係なさそうに見える……

聖書って回答が多いってのはどこ情報ソース無いですやん

→初期の定番問答は本を問う形式だった可能性もある、なんともいえん

サバイバルガイド的な本が19世紀刊行されてないかを調べてみるか

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"Desert Island Discs"の1942年以前で「もし無人島ひとつだけ持ってくなら」のようなmemeの記述発見

無人島に本を一冊だけ持ってゆくとすれば: ケペル先生のブログ

このことを最初に明言した人はだれだろう。明治期にドイツ系ロシア人哲学者東大で教鞭をとり、学生の人気を集めたラファエル・フォン・ケーベル(画像1848-1923)らしい。彼は「ケーベル博士随筆集」のなかで「無人島に1年間流されるとしたら、自分が選んでもってゆく一冊は、まず聖書である」と述べている。かれは次に、「ファウスト」「ホメロス」「ドン・キホーテ」、ニーチェのものベートーベン楽譜などをもって行きたいと書いている。しかし有名なデフォーの「ロビンソン・クルーソー」(1719)のなかで絶海の孤島に流れついた主人公が「聖書」を読んで信仰の支えにしたことを書いている。

発言時期が不明だが、この方は1923没なので"Desert Island Discs"よりおそらく古い

ケーベル博士随筆集』という本に記載があるらしいが……図書館に行かないと読めない類の本だな

しかしやはり『ロビンソン・クルーソー』が念頭にある発言か……

見立ては大外れしていなかったか

さて、さらにこれ以前に遡れるだろうか?

もうちょっと古い時代にも言及がありそうな雰囲気はある

ケーベル博士ロシア出身日本にやってきた人で、"Desert Island Discs"はイギリスラジオ番組

20世紀初頭には世界中で認知されている定番ネタということじゃないか

しかインターネットだけでの調査はそろそろ限界

本があるならいくらでも読むが、どの本を読めばいいかのあたりをつけるのが難しい

ここらで再び調査打ち切り、有力情報がひっかかるまで塩漬け

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ん……なんか別のバリエーションを見つけてしまったな

ゲーテが『私が獄につながれ、ただ一冊の本を持ち込むことを許されるとしたら、私は聖書を選ぶ。』という言葉を残しているらしい

この発言の出典元文書ちょっとすぐには見つけられていないのだが

偉人名言は「実は言っていない」ってことが往々にしてあるから疑ってかかるスタイル

ゲーテの生没年は1749~1832

無人島に持ち込むものは何問答と直接の関係はないかもしれないが、一種クローズド環境に何を持ち込む?という発想はこの時代からあったということ

Robinsonadeの流行で便利なクローズド環境として無人島一般認知された?

元々「閉鎖環境に一冊本を持ち込むなら」という発想が存在した(その一冊とはたいてい聖書、なんというか最初から聖書という答えありきの仮定に見える気がする)
↓
Robinsonadeの流行で閉鎖環境として無人島が定着した
↓
メディアの発展で本以外(レコードなど)も問われるようになった
↓
さら時代下り、持ち込めるものジャンル制限になった

みたいな流れという仮説を立てれそうだが……

まあまあ、結論を急ぐことはない

頭の片隅エリアにこの疑問を保管してこの疑問は一旦クローズ

2024-02-12

俺にとって村上春樹はなんだか面白い話をしてくれるおじさんだったんだよ。

難しそうなブラームスだとかヤナーチェックみたいなクラシックとか、ボブ・ディランとかジャズとかを教えてくれたり、ゴダールみたいな聞いたことのないフランス映画について話してくれたり、戦時中からつながる日本政治の暗部についてノモンハン事件からめて「ねじまき鳥クロニクル」で示唆してくれたり、知り合った女性と突然やたらとエロい経験したことを話してくれたりする、親戚の集まりにいる何してるかわかんないおじさんだったんだよ。

きれいな女性バーで仲良くなってすぐに寝ちゃったり、ホイホイとセックスに誘われたり、野外でフェラされたり、そんなことが本当にあるはずがないってわかってたけど、高校生がそれくらい空想したっていいじゃないか。「ノルウェイの森」みたいに幼馴染がいて日常的にセックスしまくるという空想悶々とする年ごろだよ。

海辺のカフカ」でおねショタに目覚めたりして性癖も歪んじゃったよ。俺、「国境の南、太陽の西」みたいに先に裸にされる性癖であるんだよ。

大学生になったら女の子セックスできるんじゃないかって期待させてくれたし、セックスなんて大したことじゃなくてよくあることなだって振りをするのに憧れたんだよ。でも俺は酒も飲めないし煙草のにおいで気持ち悪くなるんだよ。

大学時代しょっちゅう歯噛みさせられる経験をしてきたんだよ。今でもときどき思い出して悔しくなるよ。

世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」みたく図書館司書さんと仲良くなって当日セックスみたいなことはないよ、レイモンド・チャンドラーの読み過ぎだよ。

村上春樹が全レスするみたいなサイトで、モテない男の子ちょっと辛辣だった村上春樹を見て寂しかったよ。あんたの言っていることはわかるけどそれは恵まれてる側から意見上から目線だよなって思ったよ。いつもの他人気持ちを慮るもののわかったような言い方はどこに行ったんだよって悲しくなったよ。

でもやっぱり俺の感性には影響を与えまくってるんだよ。

感性以外にも倫理観を形作ってるよ。村上春樹小説で示された倫理基準村上春樹自身が従っていないことだってあるし、早稲田に記念館が出来ちゃってすっかり体制側のおじさんになっちゃったけど、やっぱり面白かったんだよ村上春樹。俺の各文章リズムに影響を与えているし、俺の読んだ本も見た映画もおじさんが教えてくれたものがいっぱいあるんだよ。

それに話し方が村上春樹っぽいって言われちまったこだってあるんだよ。

最近小説よりも随筆翻訳のほうが好きになっちゃったんだよ、なんでなんだよ。

なんだよ、わけがわかんないよ。

新刊を読みたいんだか読みたくないんだかわかんないよ。

俺にとって村上春樹は真面目な顔してセックスについて読める場所だったんだよ。真面目さしか取り柄が無かった俺なりの叛逆だったんだよ。だから体制側になってみんなから持ち上げられているのを見ると、逆張りしたくなるんだよ。

いい子ちゃんじゃない文学が読みたいんだよ。

2024-02-01

ヤニカスが石を投げられない喫茶店

anond:20240131214556の続き。

 

 ヤニくさいヤニくさいっておっしゃいますけど、汚いおじさんが臭いのは人類誕生以来、変わらない普遍的事実な訳でして。

 紫式部さんとかも随筆で「おじさんいとくさし ヤニくさし」みたいなこと書かれてるんじゃないですかね?

 よく知らないですけど。

 まあ体臭臭いのとヤニくさいの、どっちがマシかって話ですよ。

 何? どっちもくさいから止めろですって?

 おじさんから臭い部分を消去したら、おじさんという存在消滅するんです!

 アナタ、おじさんに死ねと言うんですかッ?!

 え? 香水とかを使え?

 イケオジの方ならともかく、汚いおじさんからフローラルバラ香りとかしたら、そっちのがキモくないですか?

 だからこそ汚いおじさんにはヤニの香りがよく似合うんですよ!

 

 ということで、今回も全席喫煙ok喫茶店を紹介しますね。

 

大井町 ポットリー

 大井町から徒歩2〜3分でしょうか。

 線路沿いの道をちょっと入った所にある喫茶店です。

 入るなり、カウンターの後ろに並ぶティーセットに圧倒されます

 食器には全く造詣が深くないおじさんにも、凄い食器なんだろうなというのがビンビンに伝わって来ます

 ……コペ、こぺんはーげん?とかいうヤツじゃないですかね。

 他のお高い食器名前とか知らないのでテキトーに書いてますが多分凄いやつです。

 店内はそんなに広くないですが、シックな感じのお洒落空間となっております

 そして入口脇にピンク公衆電話が鎮座。

 歴史という格の違いを見せ付けられた感じがします。

 圧倒されたまま着席すると、妙齢マダムがお冷やとお皿に載った熱々の布おしぼり提供されます

 やはり布おしぼりは素晴らしい文化ですよね。

 ウッキウキでおじさん仕草(顔拭き)をしてから、さて何を頼もうかと店内を見渡しますが……あれメニューがない?

 これはジョジョレストランよろしくマダムが客を見てメニューを決める、みたいな感じなのかしら?

 笑顔で「貴方、ふくよかだから水とサラダですわね」とか言われたら舌を噛み切って自害するしかないのですが、どうしたものか。

 ドキドキしながらメニュー下さいとマダムに伝えるとおしぼりが載ったお皿がメニューになっている、との事。

 死なずに済んだことに安堵しつつ皿を覗き込むと、そこにはメニューが!

「粋」って言葉は多分こういう時に使う単語なんでしょうね。

 バリバリ洋風喫茶店に相応しいかは、ちょっと自信がないですがとても素敵です。

 

コーヒー

 かなり苦めの酸味が全くないタイプで実に私好み。

 おじさんにとって人生は苦みに溢れてますから、これはもはや「人生を凝縮した一杯」と名付けてもいいのではないでしょうか。

 まあ私の人生は、そこに塩辛さが加わるのですけれども。

 このコーヒー特筆すべきは放置しても酸っぱくなりません。 

 今まで飲んできたコーヒーは置いておくと多少なりとも酸味が出てたのですが、これは全然酸っぱくならないのですよ。

 理由が全く分からないので、とりあえずコーヒーを淹れて頂いたマダムは私の中で「コーヒーを美味しく淹れる妖精さん」という事になりました。

 そしてものすごくお高そうなコーヒーカップで提供されます

 これ、うっかり落としたら軽く一万円くらい消し飛ぶヤツでは……

 この辺もマダムの美意識が伝わってくるポイントですね。

 

 続いて食事メニュー

トースト

 かなり小さめですが130円

 ですが多分これ手造りなのではないでしょうか。

 もちろん外側カリッと中はもちもちで、とても美味。

 イチゴジャムが付いてきます

ケーキ

 おじさんの面倒くさい乙女心ケーキは頼まないのが常なのですが、ここのケーキクリームチーズドライフルーツを練り込んでリッツ風のクラッカーを2枚添えた独特な物。

 見た目お洒落フレンチ前菜ぽいので、マイルール的にギリセーフ。

 ねっとりしたチーズドライフルーツの甘さが加わって口の中が重くなるのですが、ここに苦めのブレンドコーヒー絶妙に合います

 コーヒーケーキコーヒーループ無限に食べれてしまいそうな危険さが。

 ……やはりマダムコーヒーを美味しく頂かせる妖精さんなのでは?

 疑惑は深まるばかりです。

 お洒落な店内ではゆっくり時間が流れます

 コーヒー軽食で満たされた後の一服は格別でした。

 

 非常に落ち着く空間なのですが一点だけ気になるのがBGMです。

 クラシックがローテーションで流れているのですが、突然ワルキューレの騎行が流れ出すので若干ビクッとしました。

 笑顔マダムが「朝のナパーム匂いは格別だ」とか言い出したらどうしよう、などという考えが頭を過ぎります

 もちろんマダムはキルゴア中佐ではないので、脳にニコチンが回った私の妄想は実現しませんでしたけれども。

 というか、これだけ趣味がよいお店ですからマダム感性絶対に正しいのです。

 マダム時間を掛けて練り上げたであろう美意識の一端に触れ、汚いおじさんの薄汚れた心も洗われた気がします。

 

 さて、今回はこんな感じで終わりますね。

 今回メニューが少なめなので、かなりヤニカス妄想が多めになってしまいましたが如何でしたでしょうか。

 石は投げないで頂けると非常に助かります

 今回に限らず、読んだ方が紹介した店舗に行ってみたいなと思って頂けているかが正直かなり不安ではありますけど、ニコチン以前に頭のおかしいおじさんの筆力ではこれが限界なんです、許して下さい。

 また何か書いた際は読んで頂けたら、と思います

 それでは、またどこかで。

[追記]

 続きを書きました。

 anond:20240224215805

2024-01-15

ブルマー増田まとめ、その5。それから少しだけ返信。

返信

質問文は原意をくんで変更してある。

記事面白かったので令和6年能登半島地震さらに1万円募金した。

そうおっしゃっていただけると大変ありがたい。

これだけでブルマー増田として記事を書いてきた甲斐があったというものだ。

コミケ評論系の同人誌として出せば手堅いのでは?

実はコミックマーケットには行ったことが無い。

前述のエロマンガソムリエの友人も実は評論島に足を運ぶらしく、全国のエスカレーター機器分析だとか、その土地ならではの文物を記録した優れた同人存在を教えてくれた。また、先行研究としてはこちらがある。

ブルマーの歴史・改訂版 [オペレーション・ボックス(しづみつるぎ)] オリジナル - 同人誌のとらのあな全年齢向け通販

ウィキペディアに載っていないような、英語圏共産圏ショーツ型のブルマー分布について論じているのも、自分だけだという自負はある。

ただ、自分コミケで出店することはあまり考えていない。

単純にブルマー増田の素顔・正体を見られたくないというのもあるのだが、そもそも売り物にするだけの水準に達していないと考えている。確かに書き溜めてきた量はそれなりになるが、例えば事実確認がいい加減だ。

また、出版するならば引用元サイト画像転載許可を願わねばならないが、これも膨大な量になる。

それを考えると、無料で公開している現状がいいのではないか

もっとも、はてなという企業に万一のことがあれば、この研究というか随筆を誰も読めなくなってしまうのは損失かもしれないという、迷いはゼロではない

韓国ブルマーについて扱った記事で)アフリカ文化を紹介すると称して、トップレスで釣っているyoutubeチャンネル批判しているが、タイトルに「おっぱい」を引用し、そのくせ対して議論を深めていない貴君も同罪ではないか

雑談のつもりだったのでそういう意図はなかったが、言われてみればその通りだ。

やりかたが不適切だったかもしれない。異国の文化なのでもっと敬意を持って扱うべきだった。謝罪したい。

トップレスについてはいずれ真面目に考えてみたいと考えている。

自分海外で何度かヌーディストビーチ混浴サウナ経験があり、性的でない裸体を実践してきた。その点でも大変興味がある。隠せば隠すほど性的視線を向けたくなる一方、全裸でも堂々としていれば爽やかだというのが実体である

ところで、次項にまとめた表や、過去ブルマー増田まとめを見ていただくと、実はブルマーだけについて議論した記事よりも、ブルマー以外のものについて語っている記事のほうがブクマは伸びている。

露出度が増えれば増えるほど伸びているのだ。

特に100以上のブクマを稼いだのは、デビュー作のインパクトがあったイギリスのブルマーを除けば、手塚ブッダのおっぱい陸上ブルマー(ビキニタイプ)それからビーチバレーのビキニ記事である

まとめ

投稿記事ブクマ
2023/5/23ソ連のノーパンブルマー少女3
2023/6/29体操着さまざま ウクライナ語ウィキペディアより14
2023/7/10エアロビのレオタードとタイツ、60年代から90年代まで12
2023/8/28anond:20230828074847(無題)1
2023/12/28スイスのブルマーと各国のブルマーの呼称、VtuberとパンチラMV18
2024/1/4韓国のブルマーについての短信、あとアフリカのトップレス92
2024/1/8ブルガリアのブルマー、台湾とルーマニア、手塚漫画と少女漫画39
2024/1/11チェコのサマーキャンプ、ドイツのブルマ再び、バルト三国のブルマ男の子ブルマーについて書いた)2


一旦ここでまとめておこうと思ったのは、たとえば旧ユーゴスラビアブルマーを調べても、画像があまりヒットしなかったので段々面倒くさくなり、ここで区切ろうかという気持ちになったからだ。

はじめのうちは、旧ユーゴスラビアブルマーについてまとめて書こうと思っていたのだが、独立した七か国について並行して調べているうちに目移りしてしまい、調査が体系的に進まなかった。

また、前回はバルト三国をまとめて記載してしまったが、本来は各国の体操着の変遷については一か国ごとにまとめて記事を書くべきだろう。以前はポーランドチェコドイツブルマーについては記事独立して記載している。歴史はそれだけの深みがあるはずだ。

しかも、考えてみれば、旧ユーゴスラビアコーカサス地方の国々については、そもそも地理歴史ほとんど知らない。バルト三国東欧諸国二十世紀歴史を扱った書物で多少聞きかじっているし、その国ごとのイメージや著名な出身者を思い浮かべることをできるが、前述の国々についてはそうではない。旧ユーゴスラビアと聞いて最初に出てくるのがチトーミロシェビッチだ。あとはドブロブニクくらい。

その国のブルマー事情について調べる前に、まずは当該地域の基礎知識を身に着けるべきではないか。それが礼儀ではないのか。

あと、コーカサス地方では文字ラテンアルファベットキリル文字でもない。自動翻訳に書けるので困らないのだが、キリル文字ギリシア文字を知っていると読みが推測できる一方、アルメニアジョージア文字は全く推測できないので心理的な壁を感じる。

調べていない国もまだたくさんあると気づいた。

ベネルクス三国デンマークもまだだ。オーストリアについてもドイツの陰に隠れてしまっている。

しかし、膨大になるのでいったんここで一休みだ。

これくらいの数で区切ったもう一つの理由が、記事なら見返すときに便利だからだ。

あと、最初のうちはanond:でリンクを貼れば、http:のようにリンク制限に引っかからないと気づかず、8~9個でまとめていたのだけど、その名残り。

検索に使ったキーワード

途中経過のもの

スロバキアスパルタキアダ

https://www.youtube.com/watch?v=31MQBXy2g3w&ab_channel=MilanDubek

旧ソ連ブルマー動画ベラルーシブルマーを探していたら見つかった動画

https://www.youtube.com/watch?v=q7ktb56-Y-4&ab_channel=AMASLOU

クロアチアブルマー(ただしバレーボールなので学校体育とは違う)

https://www.redbull.com/hr-hr/stvari-koje-moras-znati-o-odbojci

今後の展望について

はっきり言ってわからないことだらけだ。

そもそも各国のブルマーがどんな素材でできているのかはあまりわかってない。

また、色合いについてもあいまいだ。意外と白黒写真が多いため、例えばドイツブルマーが黒だったことは文章からわかった。画像が荒く、提灯ブルマーショーツブルマーかはっきりしないことも多々ある。

国によっていつからいつまでブルマーだったのかも、正確な数字はわからない。

日本国内でさえ地域差があったのだからはっきりしないのは当たり前かもしれないが、日本ほど体操服の変遷を記録しているのは英語圏くらいしかない。

ブルマフェチいるかどうかという問題だけでなく、その国の歴史をどれくらいアーカイブ化しているか、また、その国のネット利用者数や総人口という問題ともかかわっていそうだ。実際、人口が数百万規模の国だと検索してもヒット率が格段に落ちる。数千万規模の国とは格段の違いがある印象だ。

あとは、以前にちらりと新聞広告SNSなどで調べたいとも書いたのだけれど、それ以外にアーカイブ資料を使いたいと感じている。

実際、韓国のブルマー写真は「Korea Democracy Foundation」というNPO画像だし、ポーランドの場合ポーランドポズナンデジタルアーカイブだ。

しかしたら各国のデジタルアーカイブが、ブルマーについて調べる良い資料となるかもしれない。

あとはdeviantartフェチの人のつぶやき

各国のブルマー事情を考えると、アメリカだとバスケットボールときブルマーだったという証言があるし、バレーボール部もブルマーだったようだ。つまり、同じ体育の授業でも内容によって服装が違っていた可能性がある。

実際、国内でも創作ダンスの授業でレオタードだったという例もあるようだ。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14254151119

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12227793622

まり、例えばバレーボールではブルマーが広く使われていたが、それが体育の授業一般ではどうだったかははっきりしない。バレー部がブルマーでも授業は短パンってこともあるだろう。

個人的には、バレーボールだけの画像積極的に探さなかった理由がそれだ。自分が知りたかったのは、ブルマーが体育の授業の制服として使用されていたかどうかだった。バレーボールで検索すると、プロ選手画像がヒットし、学校教育での実態がわからなくなる。

最初調査理由がそれだった。ときどき、何のために調べていたのかがぶれてしまうので、そのあたりは気を付けたい。

一旦ブルマーを休んで、へそ出しやトップレスヌーディズムについて調べてもいいだろう。

というか、いい加減にネットだけの調査だけでなく、書籍で調べるべきなのだろうが、積んである本が多すぎる。

それにしても、ブルマーに対する執着の根っこにあるのが、小学生時代に憧れていたお姉さんの、パンツのようなハイカットブルマーだとしたら、初恋? をこじらせ過ぎである

過去ブルマー増田まとめ

バズる増田の書き方と、ブルマー増田のまとめ

ブルマー増田のまとめその2、noteでやらない理由

ブルマー増田まとめ、その3

ブルマー増田まとめ、その4

スペシャルサンクス

anond:20240108080849

今気づいた。

ブルガリア語のキーワードについてかなり突っ込んで考察してくださっている。

やはり熱意のある方の増田は読んでいて嬉しくなる。

それに、過去投稿にも言及していただいている。

時間を見つけて精読させていただく。

深く感謝申し上げます

トップレスの民族はフツーに現存するやんけ anond:20201102080505

こちらも。感謝感謝

以上。

2024-01-01

今年の目標ブクマゲット!

話に聞く、ブックマークというのを自分も受けてみたい。

今年の目標はそれ。

いや、実を言うと何件かはもらうことがある。

自分の中で、1日記 1ブクマシングル

2ブクマダブルと呼んでる。

クアドラプル以上は行ったことがない。

結構啓蒙的なことを書いてるつもりなんだが、基本的に長すぎるのが悪いのか。

よく分からない。

から、逆に軽めのスタイルに変えてみようかな。

だけど体質的日記とか随筆みたいなのは、苦手で、どこか説教っぽさが出てしまう。

でもそれが自分文章の良さだと思ってるので、曲げるつもりはない。

色々と工夫しつつ、相変わらず啓発的な素人説教を書き流して。

ここでトグロを巻くヒマな増田たちのアイ・オープナーたりたい。

2023-12-02

anond:20231201203132

「しだらない」の語源はどうかというと、江戸時代国学者喜多村信節(のぶよ)が著した随筆『嬉遊笑覧(きゆうしょうらん)』(1830年序)には、「じだらく(自堕落)」からという説が紹介されている。

だが、近年は秩序がなく乱れているという意味の「しどろ」と関係があるという説の方が有力のようだ。

第278回 「だらしない」は言い間違いから生まれた? - 日本語、どうでしょう?

2023-11-22

文章が書けない

タイトルの通り。

文章が書けない。正確には「小説とか随筆とか、なんか良い感じの文章を書きたいけどその能力があまり高くない上に、良いものを書こうというプレッシャーに押しつぶされて文章を書き始めることが出来ない」だ。

  

子供の頃から本が好きで、いつか自分も美しい文章物語を書きたいと思っていた。

だが完璧主義というか、傑作を書こうと無闇矢鱈と意気込んでしまい、筆がまったく進まないどころか原稿の前に座ることすら出来ない。

とはいえ、気力を振り絞って文章を書き上げたことはある。

だけど読み返すとあまりにも稚拙だったり、周りから評価微妙だったりして、どんどん書くことが苦手になってきた。

書きたい、という気持ちはある。でもつい楽で楽しいことに流れてしまう。

SNSを眺めていると時間は溶けていくし、ソシャゲぽちぽちするのもまた楽しい

最近は本当に書きたいのかよく分からなくなって来た。

「書いている自分」に憧れがあるだけで、実は何も書きたいものなんて無いのでは?或いは、周りから創作している人として見られることで承認欲求を満たしたいだけでは?

そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。

自分と向き合うのは、自分本心を見いだすのは難しいことだ。自分自身に対しても見栄を張ってしまう己がいる。

から、という接続詞が正しいのかわからないが、取り敢えずこの文章みたいに適当に書くことにした。

駄作でも駄文でも良い。兎に角書くことを続けたいと思う。

最初からフルマラソンを完走出来る人はそうそういないのだ。凡人なればなおさらの事、まずはウォーキングから始めようとそういうことだ。

文章を書くことを継続する上での目下の問題は、家には誘惑が多すぎてつい別の娯楽に手が伸びてしまうことだ。

特にPCスマホが良くない。外に行って書くなど、書き出すことの出来る環境を探さねば。

2023-11-11

anond:20231111141338

自分言及したのは主に昭和「以前」の話なんだが

あい

高等遊民という言葉を使っているので

家族制近代的になりつつある明治時代から昭和後期までで説明しよう

 

明治から昭和にかけても大家族と言っても様々であったようで、この形態が必ず

子ども達+父母+祖母祖父であって

とは限らない

 

なぜなら祖父母には子供たちの父母以外にも娘息子がいるわけで

昭和時代祖父母やってる世代なら複数子どもがいるだろう?)、

彼らの中には生家でもある実家自分たちの両親(子供世代には祖父母)と同居していた者がかなりいたんだよ

昭和後期にはかなり減っていったので増田は知らんのかもしらんが

 

それと「高等遊民」って調べてみてほしいな

大学卒業するという超エリートにも関わらず、経済的不自由しないために賃金労働につかない者(小説随筆執筆したリはする)」

という定義が明確にある

夏目漱石の「こころ」の「先生」なんかがそうだな

高等遊民というと昔のニートって説明されることがあるけど、不労所得があるエリートという点で高等遊民ニートは相当違う

2023-09-27

素人日記か、素人小説、どちらが読みたいかと言えば圧倒的に前者だと思う

意識はしてないけど昔からそうだ

ネット上に点在するブログやここみたいな日記サービスは好んで読むのに、ネット小説ほとんど読まない(最近チャレンジしてみたが肌に合わなかった)のは、習慣的に偏ってしまった選り好みなんだろう

どちらも素人の書いた文章には変わりないが、随筆創作かという区別で明らかに印象が異なる

何が違うんだろうなあ

そういえば詩も読まない

詩はプロアマ関係なく、好きではない、というか、詩の世界自体に興味がない

あれも小説に近いものだと感じる

なんというか、ポワポワとしたフィルターがかかった、読まれることを意識して着飾った感じが、良いものに思えない

2023-09-16

anond:20230916133622

ワイくん言語 IQ 平均以上にあるけど、脳の状態チェック目的じゃなかったので、そのようなこと言われませんでしたね

あと1対1だったよ、検査も結果お伝えも

 

英語絶望的に出来ないし母国語もギリ感しかない

IQ テストと同じで学力テスト範疇だと思うなぁ

 

強いて 言語 IQ に夢を見るなら、まぁまぁ文章や本読むの早い

学生時代社会人になってからも周りに自分よりも早い人はいなかった

けど、文章や本を読む速度も、対象の前提知識・得意不得意が大いに影響するし、

そもそも速読なる技能があるらしいので、やっぱこれも 夢見る要素ねーなってなる

速読能力

https://www.sokunousokudoku.net/hakarukun/

読解問題よみとくん

https://www.sokunousokudoku.net/yomitokun/

 

まぁゲームみたいなヤツやけど。なおワイ 6515文字/分

 

こういうゲームみたいなのじゃなくて日常ベースでいうとワイの読む速度は

ジャンルや前提知識によってめっちゃ速度かわる。なので速読では無いんだろうね

 

2023-08-19

都会と地方文化の話しで思い出すのは、中学校教科書だったか随筆で、「山に囲まれ農村で生涯を過ごし、山を見ればこれからの天気を読み取り、土を見ればこれから農作物に何をするべきか分かり、動植物から季節の変化を読み取るようにその地を知り尽くした人がいたとして、その人の世界は狭いと言えるだろうか」みたいなやつ。

蔵書や美術館しか得られない知識体験があるのと同様に、地方田舎、ある特定場所自然を観察することでしか得られない知性もある。

グローバルに均一化される知性とは別にガラパゴス化した知性、そういうところから面白いものが出てくるんじゃないか、というのは常に思う。

2023-08-04

著作権の切れた作品同人誌にするのってアリ?ナシ?

文豪キャラ化した作品同人誌即売会に、元ネタとなった文豪の書いた小説詩歌をそのまま同人誌にして頒布DL販売しているサークル複数ある。

イベント主催企業FAQには「ある作品聖地巡礼写真集(notコスプレ)はどのジャンルを選べばいいですか?」「メインとなるパロ元の作品ジャンルでお申し込みいただけます。」とあるので原作キャラとは関係のない元ネタを扱った同人誌作品ジャンル頒布するのは問題ない。著作権は切れているので誰かの権利侵害しているわけでもない。

でもそれって同人誌としてどうなの?

文豪随筆を元にキャラ漫画小説を書いて、出典として一部引用するならわかる。詩歌を読んで得たインスピレーションを元にイラスト集を作るのもわかる。

文豪の記念館・文学館ゆかりの地を巡って旅行記にするのもいいし、文豪作品を読んで感想文を書いたり執筆背景を調べて本にするのもいいと思うよ評論コミケの老舗ジャンルだし。

文豪作品コミカライズしたり朗読CDにしたり、古語外国語で書かれた本を翻訳したり別の作品の形に翻案するのもクリエイティブだと思う。

でも文豪作品をそのまま同人誌にするのはうーん…二次創作とはいえ何らかのオリジナリティを発揮するのが同人イベント趣旨じゃないのか?

何より青空文庫からコピペなり古書から打ち込みなり依拠100%のもの作ってて本人は楽しいのか…?

製作動機がわからないしそれを欲しがる人がそれなりにいるのもよくわからない。

2023-07-25

国語教育お気持ち表明文問題 勝手に補足

トラバ増田たちは意図理解して議論しているのに対し、ブクマかは意図が取れていないようですね。おそらく前提知識に違いがあります

勝手ながら論点をまとめて知識を補足して良いでしょうか? anond:20230725121700

 

元増田は以下のような指摘をしています

 

1. いわゆるお気持ち長文が読書感想文フォーマットであること

2. 日本国語教育読書感想文に偏りロジカルライティングを教えないこと

3. 議論においてお気持ち長文を書いてしまう人が多いのは国語教育のせいではないか

 

(以下、勝手な補足文章

 

お気持ち長文は読書感想文フォーマット

普通議論において文章は 事実データ)/ 意見考察)/ 結論 に分けて書きます

文章単純明快に。感想は書きません。

例えば「表現規制犯罪抑制効果があるか?」という議論においては

 

1. 事実データ): 各国の犯罪

2. 考察: 各国の表現規制の状況と犯罪率の相関を調べ議論する

3. 結論

 

といった形になるかもしれません(あくまで例です)

一方、お気持ち表明文とは以下のようなものです

 

〇〇が話題になっているようです。

(ここまでの経緯を要約)

私はこの記事を見てショックを受けました。まだ動悸と涙が止まりません。

私は実は小学生の時・・・

(悲しい体験

(悲しい体験

(心を打つ名文)

このような人がいると知っていただけたら嬉しいです

 

元増田が言うようにこれは読書感想文フォーマットなのだと思います

もちろんただの日記ならこれでよいのですが、議論に加わるつもりなら不適当です

 

日本国語教育読書感想文に偏っている

日本国語教育読書感想文随筆に偏り、論文レポートの書き方を教えないという事が 木下 是雄『理科系の作文技術において指摘されています

アメリカでは小学生からテクニカルライティングを教えているそうで同書に小学生向けの問題が紹介されていました。今手元に本がないのでうろ覚えですが

新聞の1節を読ませ、事実意見に分けなさいといった問題で、大人日本人でも手強いと感じる内容でした。

 

個人的意見

私もトラバ及び元増田同意です。日本でもテクニカルライティングを教えたほうが良いと思います

少なくとも、読書感想文国語教育においてどのような効果があるのか?何を習得させようとしているのか?今のウエイトで良いのか?はちゃん議論し直した方が良いと思います

 

とはいえ我々の知っている小学校の授業はN年前のものです。もしかしたら現在指導要領では見直されているかもしれません。(もしそうなら教えてください)

 

 

(再再再追記

我々世代国語教育について興味深い解説を見つけたのでトラバします:

「お気持ち表明文は適切な国語教育の結果」というお気持ち表明文

 

現在新卒大学生たちの受けていた国語指導要領の解説です。

日本国語はその目的の一つに道徳教育を掲げているという指摘とその影響について論じています

 

 

追記元増田あて)

https://anond.hatelabo.jp/20230725175238

 

お返事どうもありがとうございます

どうぞよろしくお願いします。

経験的に『まとも』に書いた増田は伸びないので

これは本当によくわかります

ツッコミブクマ数なんですよね。難しいですね

 

 

 

以下、現在国語教育について有識者によるコメントです

 

 

高校国語教育 (2022~)

id:oeshi 国語については門外漢なんで雑にしか言えないけど、論理国語ってやつがそれに対応する目的で作られたんじゃないかな。でも現場教師文学作品を好むのは事実教科書会社も抜け駆けして小説入れたのが人気だったはず

id:oeshiさん、どうもありがとうございます

既に導入されていたのですか!論理国語 というのですね

  

2022年から高校で学ぶ「現代文」が論理国語」「文学国語選択科目に変わった

論理国語」では、実社会において必要となる、文章論理的に書いたり批判的に読んだりする資質能力の育成を重視しています

教材は、『近代以降の論理的な文章及び現代社会生活に必要とされる実用的な文章』や『必要に応じて、翻訳文章古典における論理的な文章などを用いることができる』としています

(新しい国語の選択科目『論理国語』の内容は?『文学国語』との比較 | 速読情報館より引用

 

おおーーー! これですね! 学校先生の皆様どうもありがとう

 

でも選択科目なのか・・・うーん

理系は最悪大学で学べるので、文系にこそ選択して欲しいものですが。

それでも、以前よりはずっと良いですね。これから若者に期待です。

 

 

 

小学校国語教育 (2020~)

id:mezirushi いまの学習指導要領では小学校国語から情報の扱い方」があって、ロジカルな読み書きも学んでいるはず https://www.meijitosho.co.jp/sp/eduzine/news/?id=20180189 情報比較とか引用の仕方、出典の示し方までやってるみたい

id:mezirushiさん、どうもありがとうございます

 

 

2020年から 小学校国語に「情報の扱い方」が加わった

・第1学年、第2学年

ア 共通、相違、事柄の順序など情報情報との関係について理解すること。

・第3学年、第4学年

ア 考えとそれを支える理由や事例、全体と中心など情報情報関係について理解すること。

イ 比較や分類の仕方、必要語句などの書き留め方、引用の仕方や出典の示し方、辞書事典の使い方を理解し使うこと。

・第5学年、第6学年

ア 原因と結果など情報情報との関係について理解すること。

イ 情報情報との関係付けの仕方、図などによる語句語句との関係の表し方を理解し使うこと。

(新学習指導要領・国語における「情報の扱い方」とはより引用

おおお・・・! 論理議論の仕方をこのように教えるわけですね。なるほど

 

ところで今の小学生情報英語の授業もあるのですよね?

長年議論されていた理想の授業が詰め込まれていて いやはやスゴイです。

現場先生の皆様ほんとうにありがとうございます

 

 

それにしても現在学んでいる子供たちは我々とはもはや別者になりそうですね

私も負けないように勉強しないといけないな

 

 

トラバ

すみません、他にトラバをいただいているようですが伸びすぎてしまって探せませんでした

反応できなくてすみません

2023-06-13

anond:20230613181340

今日、最も有力とされているおっぱい(と呼ぶ)の起源は、江戸時代末期、幕末の1859年に、戯作者の柳亭種秀(柳亭種彦弟子、笠亭仙果とも言う)が著した随筆『於路加於比』における記述である

「乳汁をおつぱいとは、をヽうまいの約りたる語なるべく…(以下略)」

 

 (国立国会図書館デジタルコレクション 国書刊行会編『新燕石十種』〈第1巻〉(1912年)より引用

この文章を細かく噛み砕いてみると、まず「乳汁」とは「母乳」のことであることが分かり、「母乳」を「おっぱい」とは...と続くことが読み取れる。後半の「約りたる」が一見難しいが、これは現代で言う「縮む」と同じであるから、「おおうまいの縮まった言葉で...」と解釈される。

まり、「おっぱい」とは「おお美味い」が変化して生まれ言葉だというのである。ここでの「美味い」とは「母乳」のことである今日でも「おっぱいを飲む」といった表現を用いるものの、「おっぱい」が「おお美味い」からきていることは意外であろう。

引用

https://note.com/fuku_piyo_0329/n/nb3e5da5ae513

ということらしい

2023-02-09

anond:20230208192129

ワイくん速読もどき出来るから特に問題ない

速読もどきなのでジャンルによって速度まちまちだけどこんな感じ

 

作文のお作法がしっかりしているルポ:250ページくらい 15分くらい

なんか情熱はある悪文の随筆:1万字 15分くらい

小説、好みのやつ:1万字 8分くらい

小説ストーリーラインが追えればいいかなってやつ:1冊15分くらい

仕事関係の本:ザッと目を通したら、もう一度目次と後書き(もしくは索引)読んで、あとで必要なとこだけ読むので読了しない 15分くらい

苦手意識がある物の説明書とか:文字は拾えるけど意味がわからないので何度も読み直す(なお結局理解が出来ない模様) 5分くらい

 

文章読み取りとか速度能力試験受けれるよ

速読能力

https://www.sokunousokudoku.net/hakarukun/

読解問題よみとくん

https://www.sokunousokudoku.net/yomitokun/

 

まぁゲームみたいなヤツやけど。なおワイ 6515文字/分

 

こういうゲームみたいなのじゃなくて日常ベースでいうとワイの読む速度は

上記の通りジャンルや前提知識によってめっちゃ速度かわる

2023-01-28

随筆って古代ツイッターしかないやん

思ったことを形式にこだわらず書くとかもろ

こんなん教科書でとりあげるとかあたおかだわ

お前ツイッター愚民もの喚き声教科書にあげんのかよ

なんのルールのないスポーツがもはやスポーツといえない乱闘になるのと同じく随筆のような制約のないところで書かれた文章なんてどう考えても他の文学ジャンルと同じ土俵に立っていいもんじゃないわ

清少納言現代に生まれてたら別段注目されるるころなくやかましツイッタラーとして埋没するだけだったろうな

2023-01-11

文章読み取りとか速度能力試験受けれるよ

速読能力

https://www.sokunousokudoku.net/hakarukun/

読解問題よみとくん

https://www.sokunousokudoku.net/yomitokun/

 

まぁゲームみたいなヤツやけど。なおワイ 6515文字/分

 

こういうゲームみたいなのじゃなくて日常ベースでいうとワイの読む速度は

ジャンルや前提知識によってめっちゃ速度かわる。なので速読では無いんだろうね

 

作文のお作法がしっかりしているルポ:250ページくらい 15分くらい

なんか情熱はある悪文の随筆:1万字 15分くらい

小説、好みのやつ:1万字 8分くらい

小説ストーリーラインが追えればいいかなってやつ:1冊15分くらい

仕事関係の本:ザッと目を通したら、もう一度目次と後書き(もしくは索引)読んで、あとで必要なとこだけ読むので読了しない 15分くらい

苦手意識がある物の説明書とか:文字は拾えるけど意味がわからないので何度も読み直す(なお結局理解が出来ない模様) 5分くらい

2022-12-27

JKと付き合ってるアラサーおじさんの随筆

フェイクが多分に含まれています

私はアラサー会社員彼女は18歳の高校3年生。それなりに健全なお付き合いをしている。

向こうの親には既に対面で挨拶をしているし、連絡を取ることもあるので、良い信頼関係を築けていると思う。


付き合って半年で初めてセックスをした。

まあ実際にはもっとからソレらしいコトをしていたのだが、いざ挿入となると萎えるということを繰り返していた。

最初は 本当にJKセックスしてしまっていいのか、何かあった時にマズイんじゃないのか・・・等と考え、

段々と彼女がしたいと言ってくれている気持ちに応えなければ、このままED男と思われないように頑張らなければ 等と思っていた。

要らんことを考え、彼女気持ち勝手プレッシャーに感じ、前戯をしている時はいつも頭の中がとっ散らかっていて、焦っていた。


挿入できた日はセックスの機運を察知して事前にバイアグラを服用していた。

正直、薬の効力を特別感じたわけではなかった。

普段から勃ちが悪いわけでもないし、本当に気持ち問題だけだったのだろう。

ただ何かに頼りたくてバイアグラを飲んだだけだった。

これさえ飲めばできるはずだ!とすがっているだけだったが、そういう心持ちにしてくれることに意味があった。


バイアグラのおかげか、変に見栄をはらず正直に自分要望を伝えてみたことが良かったと思う。

年上だから変にリードしようと気負っていたのが悪かったのだ。

大学に入るまで立派な童貞として生きてきて、いま時点でも経験人数は片手で収まるくらいで、特別テクニックがあるわけでもない。

性に限らず、見栄を張ろうとするのは自分の悪い癖だ。

いい歳の大人になっても童貞高校生のような見栄をはってしまうのは、自分精神年齢17~18で止まっているからか。


アラサーにもなると、JKをそういう目で見れない、若すぎて付き合おうと思えないという人も多いだろう。

自分別にそういうこともなく、若いなと思う場面もありはするが、一人の女性として付き合っている。

若い頃のように四六時中彼女のことを思い恋い焦がれるような恋愛ではないが、人として対等に好きだと思う。

彼女高校生の割に大人びた思考を持っている(と感じている)ことも影響している気はするが。

周囲から見ると自分は未だに結婚もしないで高校生と遊んでいる、精神年齢の低いガキだと思われているか

事実なのでそう思われていても構わないが。


その日セックスをできたことに対して、彼女は涙を流し喜んでくれた。

こんなに好きなのにこの人とできないのかと思うと辛かったけどやっとできたと言ってくれた。

そんな思いをさせてしまっていたのかと心が痛くなったが、結果として無事にできて本当によかった。

今後は他のことでも辛い思いをさせないようにしたい。


とりとめもない駄文だが、何が言いたいのかと言うと、

JKセックスというシチュに興奮するかと思いきや意外と焦る

・困ったら医者相談しよう

ということだ。

JKえっちしたい!と思っているロリコン各位参考にしてくれ。制服着てる可愛いJKが家にいるのまじで焦るわ

2022-12-17

鼻毛積極的に利用したい

やすだけでゴミから守ってくれるけど、もっと活用したい

カラーリングするとか、エクステ付けて目立たせるとか、工夫したい

でもそういうの、この人類歴史上、ないんだよ

ごめん、Wikipediaみたらあった。

加賀藩三代目当主前田利常は、自分に謀反の疑いがかけられた時、加賀百万石を江戸幕府によるお取り潰しから護るために、わざと鼻毛を伸ばしてバカ殿を装った。

数少ない鼻毛活用法。

夏目漱石は、鼻毛を抜いて原稿用紙に植え込む癖があった。この鼻毛の生えた書き損じの原稿は、漱石弟子の一人である内田百閒が保管していたが、第二次世界大戦中に空襲で焼失してしまったため現存しないという(第三随筆集『無絃琴』所収「漱石遺毛」)。

どうでもいいエピソードだった。

まり歴史鼻毛活用したのは前田利常だけだ

自分は二人目になりたい

何か良い案はない?

2022-12-01

anond:20221201102825

そういうのは随筆とかエッセイってやつだと思うので、社会活動家の主張みたいなフリして言うのを止めるだけで世界平和になる

2022-10-22

「生きづらい私は発達障碍者でした」の作劇について

なんか両極端な感想が多いのは、あえて主語を大きくして言うと「男性には忌避される」「女性は受容しうる」物語構成になっているからだと思うな。

https://anond.hatelabo.jp/20221022121601

この感想、読解について少し思うところがあったので書いておきたい。自分漫画よりも演劇とか脚本の方が馴染み深いので。

最初に書いておくと、他人様の人生他所のご家庭に物申せるほど人生を生きてないので、あくまでも"漫画"や"作劇"としての話になるよ。

コミックエッセイとしてどうか?

まず、エッセイなんだから随筆、いわゆる散文であって、そもそも構成パターンが無い。何しても良い。

そういう意味で、例えば三幕構成じゃないとか起承転結が無い、みたいな批判はできない。

別にエログロじゃなきゃいかんとか、カタルシスが無いと、みたいなのも無い。

商業作品じゃないから、売れ線かどうかも無視できる。

じゃあ、何を言いたいのか、それは伝わってるのか、という点だけ気にすれば良い。

その意味で、"ある特定の読者には受容される"お話の流れになっていると思う。

それが、"漫画が読めるハッシュタグ"と銘打つには弱いのがポイントだと思う。

作劇としてどうか

良い点と悪い点をリストアップしてみる。

これはそのまま、忌避される理由、受容される理由になる。

良い点
  • 努力するがうまくいかない、何故か嫌われるという質感
  • 生きづらさが、自分生得的なものだったという表現
  • 過去はやり直せないが、わが子の理解者として生きていこうとする前向きさ

最初に"受容される理由"からだけれども、共感を得られやす物語構成になっている。

多かれ少なかれ自身ではどうにもならない理由で嫌われたり上手くいかないことは、まあ良くある。

そして、それを克服するのではなく、受け入れる、その上で前に進むというのは、前向きなメッセージ性を持つ。

から特に前半の「生きているだけで嫌われる」という部分に共感する人には、とても良いコミックエッセイになっていると思う。

悪い点
  • 職場で虐められる描写のみで始まる
  • わが子への感想が「いじめられそう」
  • 自身の診断結果への感想が「ただ生きているだけなのに嫌われる」
  • 私が悪いわけじゃなかったんだ、さらに、わが子の理解であることができる
  • 祈りを込めて、わが子が笑ってくれれば自分も救われる、と結ぶ

次に"忌避される理由"だけれども、何の解決も行われていないから、に尽きる。

例えば、嫌われる理由最後まで明らかにならない。"生きているだけで嫌われる"ことが自明のこととして描かれている。

空気が澱んできた、という描写も、特に解消されない。なんかよくわからないけど嫌われる、そして虐められる、という流れが覆らない。

そうすると、わが子を見て「ただ生きているだけで嫌われることがありませんように」という祈りは、ゾッとする描写しかならない。

文字通り、祈ることしかしていないから。

なんなら笑顔じゃなくなったわが子と折り合いが付けられない可能性すら感じさせるコマで終わっている。

どういう作劇なら良いのか

コミックエッセイなんだから好きにしたら良いんだけれども)一般受けする形式に寄せる場合ね。

例えば、包丁を突き付けられるっていうのは結構インパクトがある。そんなバイトある?と思うかもしれないけどワリとある

俺は一度角材でぶん殴られたことがある。まあ、工事現場交通誘導に失敗したからなんだけど。

まあ、「ドタマかちわったろか!」みたいなのは、生死に直結してしま職場では結構ある。

から、例えば調理場で色々言われて慌てふためいて、フライヤーの油を高温のまま床にぶちまける、みたいな事故も起こる。

作業中閉めるな」と書かれた札をうっかり見落として、閉めて鍵をかけたうえで、定時に職場自分しかいないので困って鍵を持ったまま自宅に帰り、次の出社日に返せば良いかとノホホンとしていた実例を知っている。(警察沙汰になったが幸い閉じ込められた人は無事)

何でこんな話をしたかというと、「あの包丁を突き付けられたのには、実はこういう前フリがあった」という対比があれば、ずいぶん違ったと思うから

そういう意味では発達障害を持った人にとっては、これは"話を盛る"って部分にあたる。

「私が調理場に入ると、いろんな人にフォローしてもらっていた。それは私だけだったかも」とか。

「手順書や説明書理解できずに、いつも必死努力して自分なりに書類を埋めていた」とか。

事務職無視されるようになったきっかけは、自分では努力しても覚えられないので、同じことを5回ほど聞いた時だったかも」とか。

捏造してでも、「なぜ」を入れることで、「虐めや悪意」が「怒りや失望」に転換される。

忌避と受容

自分のせいじゃなかったんだ、発達障害から虐められたんだ、この子は虐められないと良いな、少なくとも私は理解者だよ。

これは、共感する人もいると思うし、受容されやすメッセージ性を持つと思う。

まったく同様の意味合いで、これがホラーの導入部だと受け取られたり、苛立ちをもって忌避される構造を持っている。

ある人が日本職場で生きづらい特性を持つ、そういう人も生きやすい世の中になると良いね、というのと

その特性職場のどこかに負荷をかけたり、ことによって生き死に関わる危険を持つというのは、同時に満たせてしまう。

でも、件のコミックエッセイにおいては、虐めとして表現され、自分のせいじゃなかったと安堵までされている。

受容の物語が、"自身の受容"以外を一切排除した形で描かれると、忌避感を持たれやすい。

これは、夫や両親、友人や過去の同僚への回想でも良いけれども、他者とのやり取りを通じてその受容が描かれると忌避されることがグッと減る。

例えば、今は特性理解のあるバイト先に行っています、とか。

もしくは職場では無くて人間関係で悩んでいたという前半部に置き換えて、いまは特性理解してもらえるよう人間関係を構築しています、とか。

他者を交えた分かりやすい受容の物語の方が、受け入れられやすい。

物語構成としてどうか

結構な数の物語が、ある障害を乗り越えるもしくは乗り越えられなかった、というパターンを持つ。

前半部で示された障害が「虐め」であり、乗り越え方が「受容」であるなら、オチは「許し」であろう。過去虐めていた人を許す。

前半部で示された障害が「生き方(労働)」であり、乗り越え方が「受容」であるなら、オチは「生き方を変える」であろう。労働以外に生き方を見出す。

まり、「生きづらさ≒虐め」を「受容≒私のせいじゃない」としてオチが「祈り理解者」とすると、次の展開は「わが子が虐められる≒生きづらい(≠私だけはわかってあげられる)」になってしまう。これは「虐め」という障害を、「受容」して乗り越えた結果になっていない。わが子にバトンが繋がってしまっているがゆえに、解消が行われなくなっている。

いまのままだと、わが子にも同じ苦難が待ち受けており、特にそこに救いはない。

(辛い時期に「お前も結婚して子供を持てば救われるよ」と母から言われるのってバッドエンドでは?)

逆に言えば「わが子が虐められる≒生きづらい≒私だけはわかってあげられる」にするのであれば、障害は「誰もわかってくれなくて苦しい≒理解者がいなかった」にする必要がある。

この場合は、「理解者がいない」という障害を「診断結果を受け入れた自分理解者になる」ことで乗り越えて、オチが「わが子には理解者がいる(私はダメだったがこの子大丈夫)」になる。

まとめに代えて

エッセイなんだから自由なんだけど、狭い読者層向けのつもりで一般的な人に読まれハッシュタグをつけると、齟齬が生じて疲弊することがある。

あんまりエッセイ漫画では乗り越えられなかったパターンを見ることは無いんだけど、実は演劇なんかだとそういうのも良くある。

まあ、「失踪日記」とかは乗り越えられていないパターンになるのかな。あれも他者目線が入ることでああ困った人だなあでも楽しそうだなあ関係者の皆さんは大変そうだけど、みたいな可笑しさが生まれていると思う。

そういう意味では作劇とか全無視して、とても良い質感のクソ職場の虐め描写と同じ質感で今の家庭の会話を描き出すだけでも、かなり一般からもらうフィードバックは変わると思う。

一部読者が「私はわかってるよ」とラブレターを出すだけで救われる作者が多いのは事実だけど、やっぱ一般受け狙うなら一般に受け入れられやす構成の方がお得よ。

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