はてなキーワード: 開業とは
考えれば考えるほど、医者+製薬会社+官僚の権益確保システムがよくできていて笑うしかない。
さすが日本最高の頭脳がよってたかって長年かけて作り上げたシステム、非の打ち所がない。
あらゆる方面に対してWIN-WINの関係(もしくはそう見えるような状況)を巧妙に作り上げて文句も言われにくくなってところも、もう芸術的といっていい素晴らしさだ。
日本国民は国民皆保険制度により、3割の負担で医療を受けることができる。
どんな医療行為がいくらになるかは診療報酬制度で全国一律となっており、地域差や病院によって負担が不公平にならないようになっている。すばらしい。
現行の診療報酬は
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/10/dl/s1005-4e.pdf
このへんがオフィシャルなのかな。
うん。よくあるよね。なんだか痛いので整形外科にいくようなパターン。
初診料 270点
検査 577点
画像診断 158点
処方せん料 70点
計 1,075点
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( ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
_, ._
(;゚ Д゚)
高っ!
レントゲン1発撮って1580円(MRIなら8500円!)いつもどおりの処方せん書いて700円。なんという戦略的価格。
でも、3割負担だから請求されるのは3225円。これぐらいなら。まあ…ちょっと高いけど、また痛くなったらお願いしようかと思うよね。これが老人なら2割負担だから2150円。それなら毎日のように通って看護師さんに優しく湿布貼り替えてもらおうかって思うよね。
でも病院には10,750円ちゃんと支払われる。そりゃ儲かるよ!八百屋がトマト1個300円で売って、でもお客は90円しか払わなくていいってなってたら、そりゃあ八百屋儲かるよ!
もちろん残りの7割はみんなの給料から結構な金額天引きされてる健康保険。価格の7割を税金で補助してもらえる産業なんて医療をおいて他にはない。医者が開業するとき銀行は喜んで億単位の資金を貸し出してくれる。回収できる確率が非常に高いことが判ってるからだ。その辺の社長さんが起業するときあちこちから1000万借りるのにする苦労に比べたらえらい違いだ。
住宅地の路地裏にひっそりあるお爺ちゃん先生がのんびりやってる内科医院とか、あれでも潰れないどころか、ベンツ乗って大きい家に住んでるからね。しかも100m歩く間にそんな病院が3軒あったりして。そんで息子はお金かけてええとこの医学部行ってこんどは資本金いらずで後を継ぐね。なに、新しいレントゲンが2000万?よっしゃ父ちゃんが開業祝いにポーンと現金一括買いしちゃろ。
http://nensyu-labo.com/sikaku_isya.htm
「開業後しばらくの間は借入金の返済に追われる日々となります。」とか書いてあるけど10年ぐらいで返し終わったらあとはジャンジャン儲かる日々だからね。
そんな現代の貴族とも言うべきお医者さん。でもさすがにそれは他業種に比べてあまりにも保護されすぎだろう、皆保険制度なんてやめちまえ、という話には、ほとんどならない。
「お金のない人でも、等しく医療を受けることができるようにしましょう」
という国民皆保険の精神はどこからも文句のつけようがない正義だからだ。素晴らしい。
また、全国一律の価格設定になっていて、それ以外の価格を提示してはいけないという縛りがあって、さらに医療法で病院の広告宣伝にはものすごく厳しい制限がかかっている。具体的には、例えば病院の「売りや自慢できるところ」を不特定多数に向けて宣伝できない。看板に書いていいのは病院名と科目名ぐらい。
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/kokokukisei/index.html
つまり、市場原理が著しく制限され、働かないようになっている。
するとどうなるか。
経営に力を入れて儲けようとする病院と、そうでない病院に差が生まれにくくなる(口コミ等で多少の差はできるが決定的にはならない)。つまり住宅地の路地裏に(略)内科医院が潰れない。一般企業だと起業したら9割は数年で潰れるけど、病院はよっぽどのことがないと潰れない。潰れないどころかベンツ乗って(略)。
でもそんなのおかしいじゃないか、もっと競争を働かせて過剰な町医者は淘汰されるべきだ、という話には、まずならない。
「全ての市民がかかりつけ医(ホームドクター)を持って日常的に健康を保ち、難しい症状の場合だけ、大きい基幹病院に行くようにしましょう」
という「サテライト構想」は、文句のつけようがなく国民全員の利益にかなっているように見えるからだ。
もう鮮やかすぎて感心するしかない。
定期的に、医師不足が叫ばれている。そういうときテレビのワイドショーに出てくるのは産婦人科と基幹病院の救急救命。「当直明けで外来もこなさないといけない」「ちょっとしたことですぐ訴訟されちゃう」激務や責任でドロップアウトしてしまう医師も多い。医師をもっと増やすべきなんじゃないか。
医者になって開業すれば貴族になれるって判ってるんだから医者になりたがる高校生はいくらでもいるだろう。医学部を新設して定員をどーんと増やしてちょっとキャンペーンはればあっという間に(医学部6年+経験を積む数年ぐらいで)医師不足解消できるよ。
という議論が出た時、反対したのは日本医師会。
http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20100714_1.pdf
医師数増加に関する日本医師会の見解 -医学部を新設すべきか-
また、G7 平均(G8 からロシアを除く)の人口 1,000 人当たり医師数は 2.9人である。仮に日本の人口 1,000 人当たり医師数をG7平均なみに引き上げるとすると、現状の人口を前提に医師数を1.3倍に増加させる必要がある。
と、先進国との比較で医師数が少ないというデータには触れながらも、
1.教員確保のため、医療現場から医師を引き揚げざるを得ず、地域医療崩壊を加速する。
2.教員が分散し、医学教育の水準、ひいては、医療の質の低下をまねく。
3.人口減少など社会の変化に対応した医師養成数の柔軟な見直しを行いにくくなる。
1医育機関当たり医師数は289 人であるが、二次医療圏の約 4割では、医療施設従事医師数が289人以下である。医学部が新設されることにより、地域でさらに医療崩壊が進むことを否定できない。
として、医学部新設には反対。既存の医学部の定員増でゆるやかに変化していけばいいというのんびりした見解。
実際のところ、なんであの激務のお医者さんたちが「全然人が足りない!」ってなってるのかって、つまり忙しくてそれほど儲からない勤務医よりも楽で儲かる開業医のほうがいいからみんなそっちに行っちゃってるからからなわけだけど、華麗にスルー。そこには触れられたくないんだろうね。貴族制度の崩壊につながるといけないからね。
月18万もらってる生活保護の受給者を妬む人がすごく多い割には、月100万以上稼ぐ開業医を妬む人は少ない。「開業医ちょっと楽して儲け過ぎじゃね?」という話題があんまりどこからも出ないのと、定期的にテレビやマンガで格好いい医師の話が印象づけられるのもそこそこ影響してるんじゃないかと思う。ああいうのに出てくるのは必ず勤務医か離島とか過疎地の忙しそうなお医者さんで、間違っても町の暇そうなのにベンツ乗って(略)お医者さんは出てこない。
病院だけじゃなく、薬局に流れこむお金も税金で7割ブーストされている。そこで儲かってる製薬会社にも広告宣伝の制限はあるけど、TVCMをしてもいいってことにはなっててつまり大スポンサーなわけで、その辺が関係してるんじゃないかと思うのはこれは僕の単なる想像だけど。
医師が国に守られてるみたいなこと言ってるけど、制度を決めるのは官僚と政治家であって医師でなく云々。もちろんその点についても抜かりはない。
官僚は東大卒のエスタブリッシュメント。エリート同士はやっぱり理解し合いやすいし、お互い得になるスキームを賢い者同士で作りましょう、ということにはなる。厚生労働省には元医師が医系技官としてしっかり入り込んでたりもする。医療費の規模が大きくなる=厚生労働省の予算が大きくなるのだからやはりWIN-WINの関係だ。出産一時金が30万円から50万円に上った途端、町の産婦人科の出産料金が軒並み50万円に上がったのにそういうのを規制しようなんて話には一切ならなかったのは記憶に新しい。
政治家は票を沢山動員する団体の味方。日本医師会は超強力な圧力団体だ。なんせ会員数16万人
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E4%BC%9A
に加えて、病院の看護師や事務員、介護職員も動員できる(選挙の時期になると医師会から誰々を応援すべしというプリントが配られる)ことから、いったい何百万票規模になるのやら。
介護職員なんか、ワーキングプアの代名詞みたいなのに、まんまと医師会の言うこと聞いて医師がお金持ちになる手助けしてるという。でも自分たちの給料上げろとかって全国一斉ストライキなんて企てもしない。いい子たちやなあ。
たくさんブクマもついてめでたいことです。自分の意見を書いてなかったので書きますよ。
☓ 医者が儲け過ぎてて妬ましいので医者は貧しくなってワーキングプアになれ! ←そんなこと思いもしない。ただ飛行機のパイロットよりちょっと安いぐらいでよくない?とは思う。
☓ 国民皆保険が糞だからやめちまえ! ←素晴らしいって本文でも言ってるじゃん。安い負担で医療が受けられるのは本当にいいこと。
◯ アメリカよりはまし ←ほんとそう思う。アメリカがひどすぎて、っていうか、アメリカの市民生活にかかわる社会システムは見習わないほうがいいものが多すぎる。若者の死因第2位が殺人なんておかしい。
現状をこうこう変えるべきとか思いつきもしない。だってどこかを変えたらどこかに不利益がでるもの。そんな風に、しっかり独占と税金ブーストによる利益を確保しながら、心理的にも構造的にも変化を受けづらいようなしくみになってるところが「凄すぎる」って話です。
http://lkhjkljkljdkljl.hatenablog.com/entry/2013/07/15/042614
上の記事および元記事見てて、触れられてない問題があったので、コンビニバイトの立場として書いておきたいことがある。
コンビニの仕事が90年代を比べ物にならないほど大変なものになっているのは、すでに周知のことだと思う。
FF商品や季節の商品のお客様への声かけ、売れ行きを考慮した商品の陳列および整理(時間帯ごとに変える)、弁当やパンや菓子雑貨の補充、クレームへの対応、公共料金の処理、チケット販売、ヤマトやゆうぱっくの受付、アマゾンや楽天などの受わたし、電子マネーや、店内や店頭のポスターやのれんや旗の取替え、掃除などなど、やらなきゃいけないことはすごく多い。そこに加えて、店独自の手作りポップみたいなのも作らされるし、最近じゃコーヒーまで売らされる。一週間ごとにメニューや方針が変わったりするので新情報をチェックすることも大事。30分前に来たり、残ったり。仕事はどんどん増えていく。また、作業中であってもお客様の動向に気をつかわねばならず、レジに近づいたら作業を中断して猛ダッシュ。ただ素通りしただけってことも多く、精神的にも体力的にもキツい。これを時給800円以下でやらされる。コンビニでバイトしはじめて思ったね。「テレビで見るぐーたらコンビニって、コンビニ業界が俺たちを吸い寄せるためのエサじゃねえか。話が違う」って。そうは言ってもバックレるわけには行かないから、働き続けるわけだ。
これらの仕事をちゃんとこなすには、相当の「意識の高さ」と「能力」が要求されるし、その基盤を作るための教育も重要になってくる。ところが、多くのコンビには人件費がカツカツな上に人手不足というのがよくあるから、そこそこのやる気があれば採用し、教育はレジの基本だけで、あとはやりながら覚えてね、という感じだと思う。当たりの人材を引かないかぎり、こなせるわけがない。俺はハズレの人材なので、「こんな低賃金でここまでのやる気と仕事を要求されたくねえな」という感じでダラダラやる。声かけなんて、たまにしかやらない。だって、声かけて面倒な顔されたら嫌だし、俺の心はそんな強くないし。悪いことはしない代わりに積極的に参加もしないというのがポリシー。それでもやっぱり基本的に仕事が多いのでイライラしっぱなし。このバイトはだいたい短期でやめる、急に辞める、バックれるパターンが多いが、当然だと思うよ。こういう俺レベルのハズレ店員はけっこう多い。一見真面目だけど、積極的に店に貢献するわけじゃないから、リピーターを増やしたり、売り上げや収益を増やすということ、つまり店のポテンシャルを生かすことができない。店は成長しない。
成長しないだけなら大きな問題じゃないんだ。ここに加えて、俺たちを凌駕するクズが採用されることがある。客に挨拶もできない、客がいるのにしゃべりまくる、店のものを食う、未成年に酒タバコを売る(ちなみにバレると警察呼ばれて指導が入り、下手すりゃ店がオーナーの手から離れ、本部に取り上げられる。オソロシイ)、客と喧嘩する。確実に客は離れていく。離れた客を取り戻すのは難しい。何年もかかると思う。そんなことしてる間に店は赤字に転落、頑張ってはいるけど、もうおしまい。そういう流れがある。
改善策は、ちゃんとした面接と、ちゃんとした教育と、徹底した監視。でもよっぽど人件費に余裕があるんじゃないかぎり、店長もオーナーも自分の店に出ずっぱりだから、そんなことする余裕もないわけだ。店が負け始めたらとことん負けるしかないのが、店員リスクの恐ろしいところ。
コンビニを開業しようと思ってる人は、ここも気をつけて欲しい。自分の裁量だけでは改善が難しい問題があるということを念頭において、バイトの採用には慎重になって欲しいし、バイトの質を上げたいなら、多くの人を集められるように時給を上げ、問題を起こしたらすぐクビにできるようにすべきだ。俺の給料上げてくれ。そしたらがんばるよ!
おわり
胃がんだった。
21歳の時に父親が他界した。
肝臓がんだった。
約1年で潰した。
26歳の時に詐欺にあった。
2,000万近く失った。
18の時からずーっと空白。
母親っ子だった。
残りの人生も恐らく空白だろう。
見事フラれた。
当然その気があって来てくれたものだと思った。
体に触れた。
彼女は拒否しなかった。
正確には多少は拒む素振りをしたけれども、そのままコトは進んでいった。
彼女に囁いた。
『.....好きだよ.....』
抱きしめながら何回も囁いた。
でも反応はなかった。
寂しかったのだろう。
だから僕の家に来た。
ただそれだけ。
でも僕は勘違いをした。
久しぶりの恋だと舞い上がっていた。
『彼女も恐らく僕を好きだろう。』
僕は彼女のことが本当に好きだった。
でも結局、最後まではしなかった。
帰り際、彼女はひどく不機嫌だった。
理由を尋ねても不機嫌なまま。
しばらく連絡はなかった。
『この前はごめんなさい。』
僕も謝った。
それはわかっていた。
案の定だった。
本当に好きになっていた。
でも彼女は受け入れてくれなかった。
『最初はいいと思っていたけど、いきなりああいうことをされたから.....ごめんなさい。』
彼女は何故かそれを僕に報告してきた。
悔しかった。
辛かった。
こんなにも想っているのに受け入れられなかった現実が。
僕は愛に飢えている。
愛する人、愛してくれる人さえ現れれば、全てがうまくいくとさえ思える。
まるで母親が死んだ時のように。
でも僕は生きている。
人生は続く。
だから歩き続けなければ。
それが人の一生。
全てを受け入れて進んでゆくだけだ。
そして歳をとったらそのうち.....
会えるよね?
お母さん。
http://anond.hatelabo.jp/20130315012913
自分は睡眠時間削って全力で佐川急便のバイトして開業資金貯めたとか。
基礎的な能力が高い人はブラック企業の過酷な労働でも耐えられて成果を残せる。
それができるのは体力や能力があるからなんだけどそのことをわかってない。
自分ができたんだから、それができないのは努力が足りないからだと信じて自分のところの社員に、24時間全力で業務の成果を上げることを求める。
その結果並の社員はついていけなくて使い潰されてボロボロになってしまう。
能力の高い人は恵まれた一握りの存在なんだけどそのことに気付かずに、みんな自分と同じやればできると思って上にいかれると、他人に自分と同じことを求めるから過酷な要求をしてくる。
先日人身事故でドラフト会議を一部見逃したという先輩から、どうして鉄道会社はホームドアの設置に消極的なのかという愚痴を聞かされたので、とある鉄道会社に勤務する友人からの話を基にかなり長くなってしまったものの私なりの考察をまとめてみた。
鉄道会社も一民間企業だ。赤字出し放題であった国鉄を民営化し誕生したJRも同様である。
企業というのは、基本的に新しい取組みを行う時、経営上のメリットが無いとそれを実行することはほとんどない。
例えば、鉄道会社の中でも特に頭の堅いことで有名なJR東日本が、Suicaという画期的なIC乗車券システムの導入に踏み切ったのは、利用客の利便性向上以外に次のような経営上のメリットがあったからだと考えられる。
まず、自動改札機や自動券売機へのコストを減らせるから。自動改札機は1台あたり数百万円もする。導入にも金がかかるし、きっぷや定期券を内部で高速に搬送する構造上、ベルトなどの消耗品が必ず発生し、メンテナンスコストがかさむ。自動券売機についても同様だ。
しかしSuicaであれば、こうした構造は必要ない。IC読み取り機だけであれば安いし、磁気券のように可動部分がないので点検箇所も劇的に減り、メンテナンスコストの大幅な削減ができる。券売機についても、チャージ専用の機械に置き換えてしまえば磁気の紙を用意する必要がなくなるし、自動改札機同様可動部がほとんどなくなるので、メンテナンスコストを削減できる。
次に、電子マネービジネスへの参入だ。毎日JRを使う人が定期券を磁気券からSuicaに移行すれば、Suicaを使った電子マネーサービスを一気に拡大できる。細かい小銭を用意すること無く売店で買い物できる便利さを一度体験すると、もう現金払いに戻れない。駅以外にもSuicaを使える店を増やしていけば、手数料収入という新たな収益源を期待できる。これらの経営上の大きなメリットが、JR東が莫大な金をかけてSuicaの整備を進めていった理由だ。
JR東日本は、山手線の全駅にホームドアを設置する計画で、実際に現在数駅に設置されている。設置コストは全駅で550億円とのことで、山手線は29駅あるので単純計算で一駅あたり約19億円ということになる。ホームドア自体も高額だが、重たいホームドアを設置するためのホームの補強工事や、車両とホームの両方のドアを連動させる装置を設置する車両側の工事も必要になる。設置が終わってもメンテナンスコストが毎年かかる。
また、「徹底解析!!最新鉄道ビジネス (洋泉社MOOK) 」によると、山手線は営業係数48.9を叩き出すドル箱路線だ。営業係数というのは、その路線が100円の収入を得るのにいくらの費用がかかっているかを示す指数で、例えば営業係数100であればトントン(もうけ無し)、100を超えれば赤字である。これだけ輸送人員が多く収益力のある(経営に貢献している)路線であれば、JR東日本がコストのかかるホームドア設置に踏み切るのも納得できる。しかし、逆にこれほどの輸送人員がないと経営上ホームドアの設置に踏み切ることができない、と考えることもできるのではないだろうか。山手線のような黒字路線で地方路線の赤字を補填する形になっているJRにとって、追加コストの発生は無視できない。
私鉄に関してはもっと厳しい。前出の資料によると、営業係数2位の京王井の頭線の数値は55.1だが、これは稀なケースであとはもっぱら70〜80台である(営業係数1位は京急空港線の46.2だが、加算運賃が設定されているため除外)。例えば東急東横線の営業係数は76.9、目黒線に至っては112.7と赤字である。東急以外の会社に関しても、小田急多摩線や京急久里浜線など赤字路線を抱えている。
もともと私鉄は連結の営業収益に対する運輸事業の割合は低い。週間ダイヤモンド8月4日号によると、JR東の連結の営業収益に対する運輸事業の割合が67.4%なのに対し、京急電鉄が37.7%、小田急電鉄が32%、東急電鉄に至ってはわずか17.2%だ。つまり、運輸事業以外の収益のウエイトが大きい私鉄にとって、ホームドアは会社の行方を左右するぐらい莫大なコストがかかる割に経営上のメリットが少ない。かといって、「ホームドアの設置のため運賃を値上げします」ということも簡単にはできない(独占企業でもある鉄道会社の運賃は、国交省が非常に厳しい目で審査するからだ)。輸送人員が減少する中、駅のバリアフリー工事や、福知山線事故以降に求められた保安装置の強化など、ただでさえ出費の多い現状で投資に対する収益効果の薄い鉄道事業への新たな出費は私鉄にとって厳しいのだ。
また、ホームドアを設置すると電車の停車時間が長くなるため、ラッシュ時に運行本数を減らさなければならなくなる可能性がある。その場合、混雑率が悪化しサービス品質の低下に繋がりかねない。ホームドアに荷物が挟まったり、故障でもすれば新たな輸送障害の原因になることも考えられる(実際、山手線は年に何回かホームドアの不調で遅延が発生している)。
「ホームドアが出来たから、電車にどんどん乗ろう!」と思う人はいないだろう。踏切などがある以上ホームドアを設置しても人身事故を完全になくすことはできないので、莫大なコストをかけてホームドアを設置するよりは、人身事故に対する振替輸送の費用などを負担したほうが現実的には安上がりなのだ。
皆様は、電車の扉の数というものを認識したことはあるだろうか。例えば東海道線の車両はほとんどが4つドアだが、つい最近まで3つドアの車両が走っていた。また、グリーン車両や踊り子などの特急に関しては1つないし2つである。このように、JR・私鉄を問わず、ある路線をドアの数や位置が違う車両が走っていることは珍しくない。
同様に、電車の両数も違う。前出の東海道線の通勤車両に関しては基本的に10両または15両だが、例えば京急では4両・6両・8両・12両と4種類の両数の運用があり、その上2ドア・3ドア・4ドアの車両が走る。
こうした違いがある路線でホームドアを設置するのは、現在の技術では難しい。仮に出来たとしても更なるコストがかかるだろう。山手線ではホームドアを設置する為にまだ新しい6ドア車両が廃車されたし、小田急新宿駅で特急ホームにホームドアが設置されていないのも、車両によってドアの位置が違うため技術的に困難という理由だ(京急の国際線ターミナル駅にはホームドアが設置されているが、これは空港線に入れる車両の形式を制限するという運用上の工夫が行われたからだ)。ならば車両の規格を統一すればいいという話になるのだが、20年以上というスパンで使われる鉄道車両をそう簡単に変えることはできないし、特急車と通勤車という用途の異なる車両のドア数を統一することはできない。
では、ホームドアを積極的に設置している路線の共通点は何なのだろう。
東京メトロは最近丸ノ内線や銀座線、有楽町線等でホームドアの設置を積極的に行っているが、これは設置されている路線で使用されている車両の規格が同一のため設置しやすいからだ。また、地下鉄は基本的に全列車各駅停車で運用が単純なことや、天候など運転の阻害となるものが少なくワンマン化が容易なため、丸ノ内線や南北線等に関してはワンマン運転化することで、人件費の削減が可能という経営面でのメリットもある。同様の理由で横浜市営地下鉄も2007年にワンマン化された。
2005年に開業したつくばエクスプレスは、踏切のない高規格な路線であり、全駅にホームドアも設置されワンマン運転を行っている。踏切0+ホームドア設置の効果は絶大で、開業以来人身事故は一件も起きておらず、人件費の抑制と安全対策の両立を達成している。
これらの事実から見えてくるのは、前述の2点の問題を地下鉄や新規開業路線はクリアできているということだ。東京メトロのホームドア設置路線に関しては、繰り返しになるが路線ごとにほぼ統一された規格の車両が走るので、技術的ハードルが低かったこと、ワンマン運転化により経営面でのメリットが生まれること。つくばエクスプレスに関しては、新しい路線だからこそ実現できたもので、他の既存の在来線の踏切全廃止やワンマン運転化などは現状不可能だ。
長くなってしまったが、これがホームドア設置問題に関する私の考察だ。
ホームドアを設置すればいい、と口で言うのは簡単だが、鉄道は慈善事業ではない。実際、鉄道事業は私たちが考えるほど収益は上がっていないようだ。ホームドアの設置のためなら、皆さんは運賃の値上げに同意できるだろうか。ホームドアの設置は短期的には最善の策だが、ハード面だけでなく、それ以外の取組みで誰もが不幸になる事故を減らして行くことはできないだろうか。
20 : 名無しさん@おだいじに : 2009/11/16(月) 13:38:04 ID:inuogG7F [1/5回発言]
俺も心が痛む
自分も家が6代医者の家系で、親戚兄弟みな医師だが自分はなれなかった。
多浪中祖父が亡くなったが、直系の長男だが葬式でも式以外は車に隠れてた。
悪いことしたわけでもないが犯罪者を見るような目で見られてた。
子供の頃から医大以外は大学では、ないと教育されてきて行けなかった挫折感。
叔父で一人医大に行けなかったのがいるが今60過ぎだが、一度も働かずニートしてる。
確かに、鍼灸とか看護はみないですね。自分の周りだと、男なら歯で女の子に薬とか
栄養士が多いですかね。
40 : 名無しさん@おだいじに : 2009/11/16(月) 16:07:05 ID:inuogG7F [4/5回発言]
周りからは、私立受けれるし経済的にも羨ましく思われるが、実際プレッシャー
とか、俺みたくなれなかったら、一生コンプ抱えることになるよ。
医者に引け目ってか医者嫌いになって、俺風邪はもちろん、骨折しても医者に行ってないよ。
31みたいに底辺だろうが、なれた人はうらやましいよ。
武藤歯科の時も、自分とだぶってなんとも言えない気持ちになった。
66 : 名無しさん@おだいじに : 2009/11/16(月) 21:17:02 ID:???
88 : 名無しさん@おだいじに : 2009/11/17(火) 00:39:09 ID:???
優秀でないとバカにされてイジメられる
285 : 名無しさん@おだいじに : 2009/11/19(木) 16:15:10 ID:zawjWOFa [19/20回発言]
385 : 名無しさん@おだいじに : 2009/11/20(金) 23:55:26 ID:???
夢を見るな。受験シーズンになってくると
383 : 名無しさん@おだいじに : 2009/11/20(金) 23:37:08 ID:???
もちろん今は歯医者になったし、歯医者の仕事に誇りをもってやってるよ
でもやっぱ医者に今でもなりたいなあ
知り合いで獣医やってる奴がさ、大学病院に数年研修に行こうか迷ってるとか言ってるわけなんですよ。
医学部ならわかる。
この個人情報とかにうるさいこのご時勢、所在地も経営母体も違う病院同士で、臓器と患者をマッチングさせちまうんだ。
移植の可否は血液型みたいに数種類のタイピングとかじゃないしさ、それだけじゃなくて年齢体格まで含めて照合して考えないとじゃん。
もう白い巨塔ほど露骨じゃないにしろ、医局を軸にした大人の事情があるんだろうな。
それに、丁稚奉公すれば最低限の就職くらい斡旋してくれそうじゃないか。
地方の系列病院じゃ嫌だって人もいるんだろうが、斡旋があるだけマシじゃん。
で、話を戻すと、獣医だぞ?
給料を上げ続けることなんて出来ないんだから、数年で出ないとならないだろ?
獣医は基本、いつかは独立、つまり起業しないとならないわけで。
地方だって4000万くらいは、首都圏だったらその倍くらい資金がいるわけじゃん。
獣医師免許さえあれば銀行は貸してくれるだろうけど、それだって賭けだろ?
年収が450万の今だって、勉強会だとか専門書だとかで出費して、貯金が200万ないんだろ?
もう30代も半ばで。
技術を磨きたいのはわかる。
名医になりたいのはわかる。
でも、どんなに技術を磨いたって、開業できなきゃ雇われ院長が関の山じゃないか。
人雇って経営してるとこなんて、ペットショップの隣でこじんまりやってる設備もろくにない動物病院のチェーン店がほとんどじゃないか。
すこし、金勘定も覚えろよ。
本来ウナギと無関係な業者までウナギ商戦に参入していることを嘆いているエントリがあった。
http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/apesnotmonkeys/20120702/p1
「ウナギ市場に参入する必然性が乏しい業界が、わざわざ参入するのは、反社会的」と
思っているし、この辺は何らかの自主規制をお願いしたいところだが、
他方で、「ウナギが一切取れない」「ワシントン条約対象になって禁漁」
という事態に陥った場合に、
「ウナギ専門店の処遇をどうソフトランディングさせるか?」という議論を
並行して用意しておかないと、ハードランディングによる混乱を生じさせてしまう。
自分は時々地方出張に行くが、その際には「その地方にまつわる書籍を購入」するのが
で、昨秋に福岡で見つけた本に載っていたのだが、
「なぜ博多に明太子業者が多数立地しているのか?」という経緯が書かれていた。
そこに載っていたのは、
「博多の明太子業者の大半は、実は鯨肉加工業者が転身したもの」という
捕鯨規制の打開策として、明太子加工販売に窮余の策で転身したところ、
山陽新幹線博多開業のタイミングとあいまって、一気に「博多土産」の座を手に入れた、というエピソードらしい。
アナゴやサンマ、あるいは他の食材(魚類以外にも)に応用できないか、
「《元記事》の塔が長くなったので」に引っかかった。「塔」とは議論のツリーという意味だろうか?
この比喩を解読するためにさまざまな解釈を行った。ネットは言うに及ばず各種の国語辞典を当たり、時間を作っては国会図書館へ日参した。
そして10年の月日が流れた。
白くつややかだった私の指は今や薄黒く節くれ立ち、その手で調べた内容を記したノートは80冊に及んだ。薄暗い定食屋でノートを読み返す目はかすんでいる。
見上げたテレビではどこかからの中継が流れており、新人らしい女性レポーターが緊張気味に片耳に手を当てていた。
「今日で開業10周年を迎えたここ東京スカイツリーでは記念のイベントが行われ……」
その時、私の中の何かがカチリと音を立てるのが確かに聞こえた。同時に電撃のようなものが体の中を駆け抜けた。
あまりに大きな驚きがあると、体はかえって動かない。私の様子も他人が見れば変わったところはないだろう。
しかし注意深く観察すれば、血色のない顔と見開いた目に違和感を覚えたかもしれない。
なんと単純なことだろう。あの日……日付が重要だったのだ。ツリーを塔とかけていたのはそういうことだったのか。
光線除去と物理除去の比較研究があるということは、前提としてある手法の有用性を検証するためには比較研究をする必要がある、という合意が歯医者の世界にも成立しているわけだよ。
それなら歯石除去の有用性の比較研究もあると考えるのが自然じゃねえの。そこから延々と積み上げて現代に至ったと考えるのが常識的な推論ってもんじゃねえの。
もっとも、そういう古い論文の検索はネット検索の最も苦手とするところではある。1940年代の論文とかデータベースに入ってない可能性すらある。だから調べるとなると図書館に行って一日仕事になるかもしれず、正直おれも少々腰が引けないわけでもない。
それから、最先端の医学が後になって否定されていく、というのはあるだろうが、すべてが否定されているわけではない。自然に沿わせるというのは医療行為すべてを否定するってことだよね。
それともいいとこどりをするってことか。開業助産師が「自然なお産」とか言って自宅分娩勧めるようなものか。やばくなったら救急搬送的な。
・西洋医学に対して~と、頑なに現代医療のことを「西洋医学」と蔑称する。
・●●の語源はギリシア語で云々、と名称にさも権威があるかのように自称する。イメージ戦略からか何故かギリシア語が多い。
・トータルで、全身の調和、身体全体を見て、と個別部位に集中しない治療であることを強調する(頭痛に対して足などかけ離れた部位に刺激を与える治療などに根拠を与えるためと思われる)
・その一方、癌やアトピー、更年期障害など現代医療で劇的に改善ができない特定病因に効果があることを匂わせる。癌が含まれる確率は非常に高い。
・自然治癒力を高め、という一節が入る場合が多いが、その医療行為が具体的に自然治癒力の向上にどう効果があったのかを示すデータがあがったためしはない。
・自然、ナチュラル、ロハス、といった耳触りのいい言葉が多用されるが、それらの単語を厳密に自己定義することは無い。大体がその医療行為にとって都合のよい状態をもって"自然"と称することが多い。
・どこかのオマージュなのか「近年見直されている」という接頭語がつく。
・現代医療(西洋医療と記述される)と併用されることは薦められないが、同種の代替医療との親和性は高く、単独の代替医療行為だけで医院が開業されていることは稀である。
くせに本当に困ってる人の役に立とうとはしない。
精神科はちゃんとしてるところはちゃんとしてるんだろうけど、机一つで開業できるからと独立してクリニックを開く精神科経験ない医者もいるとか
昔読んだ子供の家庭内暴力で困った親に精神病院は、他のご家族がアパートを借りて避難する事を勧め、何もしなかったというのが載っていた。
そんな困った人に来られるのは、病院も困るから、が本音ではなかろうか?と思った。
心療内科はもっと良いところに変えた方がいいと思うが、カウンセリングとは違うから、話を聞くのは問診して薬を処方するためなので、話をする治療を望むならカウンセリングが受けられる機関にした方が良いと思う。
http://anond.hatelabo.jp/20111011083552
泌尿器科に行っても、精神的な問題だからと、精神的な相談をするところに回される可能性があると思います。
精神科に行くと、薬を安易に出す人もいるそうです。医者は経験がない科を看板に掲げてもいいので、実務経験がなく精神科クリニックを開業する人もいるそうです。(机一つでできるので、初期費用が安い)
良い所もあるかもしれないので、よく評判を聞いてからにした方がいいと思います。
薬は、うつの治療薬は依存性もあるので、簡単に服用しない方がいいと思います。
でも、薬も期間や頻度を、守ってなら効果的な場合もあるので、何とも言えないとは思いますが。
きちんとした知識があり人格にも問題が無い治療者が、処方するなら、問題は少ないと思いますが、そういう人にあたるかどうかは運なので。
そのままでも良いのではないか、と言ったらまずいかもしれませんが、人に迷惑をかけたりしてるわけではないので、悪い事ではないと思います。