はてなキーワード: 選挙違反とは
公共事業の受注を希望する企業に、議員事務所側から出された金額を記入した政治献金の請求書が証拠として押さえられているという事で、その請求書を出したとされる公設秘書が逮捕されている。議員自身を逮捕した方が早かったのだが、議員には、議会の開催中は不逮捕特権があり、現行犯以外では逮捕ができない為に、秘書の身柄を押さえたのであろう。
日本の民主党は野党であり、いかに党首といえども、公共事業に対して影響力は無いという説明は、表向きの説明である。公共事業といっても、国家事業として行われる物は高速道路や新幹線といった、複数の地域が絡む建設物だけであり、それ以外の、地域だけで完結する事業は、すべて、実務は地方自治体が行っている。
この地方自治体の首長や議会が、事実上、公共事業をどの企業に発注するかを握っている。
衆議院の選挙も、首長や地方議会の選挙も、名目は違うが、同じ有権者を相手にして選挙が行われる。そして、選挙期間は、基本的に違う時期に行われる。つまり、衆議院の選挙の時には、首長や地方議会の議員が"自発的に"衆議院議員の票固めの為に動き、首長や地方議会の議員の選挙の時には、衆議院議員の事務所が"自発的に"票固めに動くのである。
選挙期間中の候補者や事務所には、選挙違反を内偵する捜査官が張り付いているが、選挙とは関係の無い議員の事務所や電話回線は、内偵されていないから、現金のばら撒きや恫喝、公共事業のばら撒きの約束など、やり放題なのである。
国会議員は、与野党どちらに居ても、地盤の首長や議会さえ押さえ込んでいれば、公共事業を請け負いたい土建屋から、賄賂を取り放題である。与党に居れば大臣になれるという余禄があるし、やり方によっては首相にすらなれる。しかし、それもこれも、地盤が磐石、すなわち、首長も議会も自分の息のかかった者で埋めつくしてあってこそである。
衆議院議員において、一年生議員にとって一番重要なことは二年生議員になる事だと言われているが、これは、一年生議員の間に来る地方選挙で、地盤の首長や地方議会に自分の息のかかった者を大量に送り込んで地盤を固めろという事であり、これができない人は、二年生議員になっても、三年生議員になっても、選挙が不安定という事で、公職につけないのである。
地方の財政が赤字なのに、地方議会や首長や各種委員等のポストや報酬が削られないのは、それらの人員は、すべて、衆議院選挙の時に選挙違反にならずに動かせる私兵だからである。そして、衆議院議員のポケットにたっぷりと流れ込んだお金は、地方議会や首長の選挙の時に、有権者にばら撒かれる実弾であり、各種委員等のポストは、票が足りなくて落選してしまった候補者や、汚職の情報を知り尽くした秘書や票のとりまとめをしている人の口を噤ませる為に必要なのである。各種委員等のポストを勤め上げた人に勲章を出すというところまで、システムが出来上がっている。
この構造は日本の宿痾である。公共事業のばら撒きに依存した地方の経済が改まらない理由の一つともなっている。GDP比で2%のばら撒きをやるとか言っている者がいるようだが、どこに財源があるというのであろうか。財政赤字に対する危機感が無いのでは、財政を司る者としていかがなものか。
多選規制の導入は、この問題の解決方法の一つであるし、地方選と衆議院選とを同時に行うようにするというのも、解決方法の一つとなりえる。プライマリーバランスの実現のような財政政策によって公共事業予算を大幅に削減するのは、この問題に揺さぶりを入れる方法の一つである。
個人献金を10万円まで税額控除にしようという話を出している者がいるようであるが、企業献金が従業員の献金に代わるだけで、上限規制のせいで分散して納付した下請け企業のリストが、従業員のリストに代わるだけでしかない。しかも、税額控除方式だと、税収として国庫に入る筈のお金が直接政治献金になるわけで、典型的な焼け太り狙いである。税収よりも自分のポケットに入るお金の方が大切というのは、国政に関わる者としていかがなものだろうか。
選挙に介入するのが良くない?なんで?
選挙直後以外に動けなくなる方がよっぽど問題有ると思うけど
というかね、だったら極端な話、容疑者が罪を認めてない場合、発表する事を禁止するとかいう法律を作れば良い訳よ
今って、取りあえずグレーなら逮捕できるし、逮捕したら発表出来るし
発表したらほぼ犯罪者扱されて、それだけで社会的な制裁が行われるわけだし
しかも、そのことに対してどこも責任取ってくれないわけだし
もしくは、政治資金規正法とか、選挙違反なら、時効を参議院の任期分の6年伸ばす代わりに
選挙後一年以内以外で逮捕するの禁止って法律に書いちゃえば良いんでない?
自民党が強かった時ってのはね、国民の常識が「お金儲けってのはとても大変なことなんだ」って認識で一致していたから、お金を集められない奴とかきれい事でお金を集めようとする奴には票が集まらなかったんだ。
「たけしのここだけの話し」って番組に原健三郎さんって衆議院議長やった人がゲストに来たんだけど、
喋ることが面白くてヒートアップして、たけしがとうとう
「衆議院議長なんて偉い地位までいったんだから、悪いことたくさんやったんでしょ!」って言ったら
「いやぁ、若い頃一度選挙違反やっちゃってさ、上に頼んで手を回してもらって、チャラにしてもらったんだ」って笑ってたんだよ。
そのあと「TVタックル」に久米宏がゲストで来たとき(「テレビとたけしと久米宏」って副題)にその話を出して、
「これが社会党の人達だったら優等生みたいなこと言ってさ、「私は悪いことなんて一回もしてません!」って言うんだよ。つまんねーの」
って発言してた。