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2019-09-29

HEROってドラマ検察官を描いていて

あれがどこまでリアルなのか知らんけど、検察官ってマジで警察を見下しているんだな。

それこそ現代岡っ引きくらいにしか見ていないっぽいというか。

そもそもトップエリート比較しても、検察トップかつ事実上法務省トップである検事総長認証官(=国務大臣クラス)なのに対し、警察官のトップである警察庁長官は単なる指定職(=事務次官クラス)に過ぎないと。

下っ端で比較した日には、検察官は全員司法試験合格組なのに対し、警察官は高卒が相当数いて比較にすらならない。

ちなみに検事総長警察庁長官は、法律で緊密な連携を取れとあるらしいけど、要はトップからし警察検察の言いなりってだけの話でしょ?

2012-07-12

丹羽中国大使の発言に見る、戦前天皇制の残滓

数日前の日経に、伊藤忠OB丹羽氏が中国大使に任命される際、

外務省幹部からブリーフィングされた内容が載っていた。

あなたを任命した人は、9月にはいなくなります

(=あなた後ろ盾がいなくなりますから覚悟しておいてください)

これに対して丹羽氏は

自分を任命したのは天皇陛下なんだが・・」と回答したらしい。

日経2面には、

「これは丹羽氏の勘違いで、天皇認証しただけ。任命したのは内閣であり、

 この場合事実上岡田外相。(で、岡田外相は9月にいなくなった)」

と解説していた。

しかし、自分には、

丹羽氏は、任命権者が内閣岡田であること、天皇認証者でしかないことは知っていて、

 それでもわざと『自分天皇陛下に任命された』、と語った」

ように思える。

丹羽氏の世代、戦前生まれの世代の場合

天皇認証された認証官」というのは、相当に「名誉な地位」であり、

丹羽氏自身も「自分認証官なんだ」という思い入れがあったんだと思う。

それを戦後憲法価値観で、

あなたの任命権者は岡田外相であって、天皇じゃないのでお間違えなく」と突っ込みいれるのは、

「会話が噛み合っていない」ように見える。

いや、もっと言えば、丹羽氏の「自分を任命したのは天皇だ」発言の「真意」は、

自分天皇認証官という権威ある地位を拝している。

 そうそう簡単には、この地位を奪えないはずだ。

 自分更迭する、というのは、それはつまり天皇認証を否定することであり、

 天皇陛下にドロを塗るようなことだ、不敬だ」

ということを言外に匂わせたかったのではないか

まり、「天皇に任命された」という発言は、 

「俺の地位を奪うのは天皇を傷付けることだ」と

天皇権威を最大限利用した、極めて高度な発言、ということじゃないのか?

(その外務省幹部に通用したかどうか、知らないが)

戦後憲法では

天皇政治役割を演じてはならない」と教科書的には書かれている。

しかし、実際のプレーヤーの心の中で、

天皇権威をカサにしよう」という邪念があると、結局天皇は「政治的に利用される」のである

1960年の安保騒動のころの新聞を読むと、

安保改定デモの混乱を解決するために、

昭和天皇国民和解を呼びかける」という案が真剣検討されたらしい。

また、最近では、いわゆる「富田メモ」で、

昭和天皇A級戦犯の合祀に不快感を示した」とされた。

で、自分が「あきれた」のは、いわゆる「左派リベラル派」の方が、

嬉々として「昭和天皇平和主義者だ、靖国護持反対派だった」と声高に叫んでいる姿。

お前ら、靖国潰しのためには、天皇権威を利用する、つまり国民主権」を放棄するのか?

自分だったら、たとえ反靖国であっても、毅然として、

天皇の発言である富田メモで以って、政治右往左往するのは、

 天皇政治的影響を与えることになるので、極めて不適当」と発言する。

・・・ということで、戦前天皇制の残滓は、なかなか日本の政治から消え去らないものである

2010-01-16

民主党VS検察」の第二幕は小沢の逆襲東京地検特捜部強制捜査で新展開

ttp://gendai.ismedia.jp/articles/-/101?page=2

検察は、総力をあげて捜査するが、石川代議士らの起訴はともかく、小沢氏に行き着くまでには、まだ相当の時間がかかる。当然、小沢氏の逆襲が始まる。

まずは聖域つぶし。検事総長人事の見直しから始めよう。「官僚支配からの脱却」を掲げる民主党は、仙谷由人行政刷新相が主張しているように、事務次官を頂点にした「霞が関」の支配体制を崩すために、事務次官制の廃止をもくろんでいる。

台形の組織になれば「政治主導」が徹底するという理屈だが、法務事務次官の上に最高検検事総長東京高検検事長といった「天皇認証官」を擁する「法務検察」はどうなるのか。

総長人事は「内閣の助言と承認」を必要とするものの、最高検から出された人事に「不承認」を与える理由を探すのは難しい。それでも「政治主導」を徹底しようと思えば、「国会同意」を必要とするよう法改正することが考えられる。そうなると民間総長が実現、検察庁から人事権を取り上げることになる。ただ、法改正時間がかかるから、今回はもっと直接的に逆襲するのではないか。

検事総長の定年は65歳。樋渡検事総長は、8月4日に定年を迎えるため、それまでに大林東京高検検事長に“慣例通り”にポストを譲らなくてはならない。その際、内閣事実上、握る小沢氏が「内閣承認」をすんなりとは与えまい。

鳩山小沢事件」では、いつに増して検察からの情報リークが目立った。検察は否定するだろうが、捜査権によって押さえた政治団体の帳簿や銀行口座情報が、次々とマスコミに流れるのはなぜなのか。この情報リークや恣意的な捜査を理由に、検事総長人事を「助言」という形で妨害、意の通る検察OB弁護士検事総長に据えようと画策することがあり得る。

それがあまりに露骨だというなら、夏の参院選後に予想される内閣改造で、指揮権発動も辞さない強烈な「反検察派」を法相に起用、恣意的と思われる検察捜査に指揮権を発動、特捜検察を“骨抜き”にすることもできる。

指揮権は、1954年の造船疑獄の際、当時の佐藤栄作自由党幹事長逮捕する際に発動され、それ以降はタブーとされてきたが、検察庁法の第14条に法相検事総長への指揮権が規定されており、その“宝刀”を「抜いてはならない」というものではない。

法務検察」は、「政財官」の監視役であることを理由に、マスコミの“支援”を受けて、これまで不可侵領域だった。しかし、検察庁法務省の特別機関という位置づけの行政機関。それを従えるのは当然、という意識権力者が出てきた。この抵抗する者を許さない強面の小沢氏は、「法務検察」の解体をもくろんでいるが、脛に数々の傷を持つ。

その「傷」に目をつけて、検察捜査権と公訴権を武器に切り込んできた。逃れるのは容易ではないが、負ければ政治資金規正法違反起訴され、公民権を奪われて政治生命を失う。政治権力捜査権力のがっぷり四つの大げんかは、互いの存亡をかけた血みどろの争いになってきた。

 
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