はてなキーワード: 藤井とは
何も問題ではない。
藤井風 @FujiiKaze
サブスクでたくさん再生してくれる人、それを呼びかけてくれる人たち真面目にありがたいな。。
https://twitter.com/FujiiKaze/status/1419585810819547141?s=20
大人気のシンガーソングライターである藤井風が投稿した1つのツイートに対し一部ファンが騒いだことに端を発する。
藤井風がサブスクリプションサービスで自身の音楽を聞いてくれること、さらに周囲への”サブスク視聴”を呼びかけるファンに感謝の意を表した。
ところが、一部のファンがこのツイートに「サブスクじゃなくてごめんなさい」などと本人のコメント意図を汲めない返信をしたり、
曲解して「寝ている間にサブスクで無音再生して、再生数を増やします!」というキャンペーンを呼びかけるファンまで現れた。
リプ欄見ていて意外とサブスクって知名度低いのか?と思ったのでサブスクについて書くぞ。
藤井風ファンだけでなく、最近の音楽の媒体とか何もわかんねーという人に伝えたい。
サブスクリプションサービス 略してサブスクとはそもそも何か。いわゆる「月額○○円で○○やり放題」的なサービスのこと。つまりバイキング、90分食べ放題。
藤井風の言っているサブスクってのは音楽バイキングのことである。
サブスクの代表的なサービスはApple MusicやSpotify、LINE MUSIC、Amazon Prime Musicなど。テレビCMでも紹介されるので聞いたことある人も多いのではないか。
大体月額1000円で、世界中の音楽が聴き放題。どれくらい聴き放題かって、あなたが頭に思い浮かべている音楽のほぼ全て聴ける。たぶんメジャー音楽で聴けないのはジャニーズと山下達郎と中島みゆきとブルーハーツハイロウズクロマニヨンズくらい。それ以外なら聴けると思っていい。嘘、言いすぎました。でも大体聴ける。
大体どのサービスでも聴ける音楽は変わらないのだけど、各サービスごとに特色があったりする。独自のラジオやテレビを配信していたり、プレイリストが充実していたり。配信してる音楽で差別化を図っているサービスもあり、極端な例を言うと「アニソン特化サブスク」とかね。
藤井風の音源のほとんどは配信限定でリリースされており、「ダウンロード購入」と「サブスク」の2種類で聴くことができる。この2つの違いがよくわかんね〜という人もいるかもしれない。
「ダウンロード購入」は1曲やアルバム1枚単位で「音楽データ」を購入し、パソコンやスマホで聴くことができる。
一方「サブスク」は月額料金を支払って聴き放題だが、「データ」として手元に残しておくことはできない。サービスを解約した時点で聴けなくなってしまう。
サブスクは「買う」のではなく「借りる」行為に近いかもしれない。イメージは「レンタルし放題のTSUTAYA」みたいなもんですね。
もちろんデメリットもある。「購入」してるわけじゃないから、もしもその「レンタルし放題TSUTAYA」が閉店したり、品揃えを変更したら聴けなくなる。
例えば、数年前ピエール瀧が薬物所持で逮捕されたため彼の所属する電気グルーヴの音源が配信停止になった。ダウンロード購入してる人やCDを持ってる人は引き続き彼らの音楽を聴けたけど、サブスクユーザーは電気グルーヴの音楽を聴くことができなくなった。サブスクではそんな事案がちらほら発生している。
ただ知っておいて欲しいのは、いまCDで儲ける時代は終焉に向かいつつあることだ。
世界規模で見ればフィジカル(CDやDVDのような"モノ")よりストリーミング(ここではサブスクのことだと思ってください)が3倍近く売り上げている。
https://www.musicman.co.jp/column/314188]
とはいえ日本はまだフィジカルの方が売り上げが強い。その理由はCDに握手券やライブの参加券をつけてオリコンチャートを独占するアイドルを見れば瞭然だろう。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ104XI0Q1A310C2000000/]
アメリカで生まれたタワーレコードがアメリカから撤退したという話は有名だ。アイドルに感謝。
そんな状況だから、サブスクに力を入れるミュージシャンもどんどん増えている。今までサブスクで配信していなかった大物アーティストが全音源の配信を開始することも増えた(最近だとB'zが話題になりましたね)。
アーティスト側のサブスクのメリットは音源を作ったらすぐにリリースできることにある。
サブスクはCDを作る手間が必要ないため、CDプレスの時間もお金もかからない。
藤井風がそうしているように、今はシングルは配信だけ、というアーティストもかなり多い。
かつてはシングルカットされたドラマ主題歌を1000円で買い、その後アルバムを3000円で買い、そうでもないCDは1枚数百円でレンタルして
たものだけど。だって今じゃ1000円払えば2曲+カラオケ2曲だけじゃなくて世界中の音楽が聴き放題なのだ。誰だってそうするでしょ。俺もそうする。
何よりサブスクが素晴らしいのは「聴けば聴くだけアーティストに還元される」のだ。
還元率は1再生につき約1円と言われている。とはいえCD1枚の印税と比べたらめちゃくちゃ安いのだけれど。
だってCDは1万回聴いても、最初に払った3000円の印税以上はアーティストに還元されないでしょ?
さらに、あなたがサブスクで聴けば聴くほど「この曲は人気があるのだ」と公式のプレイリスト(おすすめ曲リスト的なやつです)に選ばれる。ラジオで言うヘビープレイ的なね。
また、各サービスは利用者が聴いている視聴履歴のデータを集約する。そのデータを使って、あなたにおすすめの音楽を教えてくれたり、同じような音楽の趣味を持つサービス利用者にあなたの好きなアルバムがおすすめされる。
つまりあなたが好きな音楽をサブスクで聴くことで、ファンが増える機会を作ることになる。
CDがオリコンチャートTOP10入りするよりも、リアルタイムでダイレクトな「購買運動」を行うことができる。買ってないけど。
余談だが、サブスクはメジャーアーティストもインディーズアーティストも同じように評価される。
インターネット発の若いミュージシャンが最近人気になっているのもこれが一因だったりするし、あいみょんもサブスクのおかげでスターまでのし上がったとまで言われている。
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00173/00010/]
クレジットカードがなくてもケータイ料金とまとめて支払いもできるし、コンビニで利用カードを買えば現金も使えたりする。
みんなが思ってるよりハードル低いし、大体最初の1ヶ月無料キャンペーンもやってるのでお試しでやるのもおすすめ。
つまり、もしあなたが藤井風、ないし自分の好きなアーティストを世に広めたいのであればCDを買ってアーティストに印税を還元し、その上でサブスクで聴くことで再生数を伸ばして聴いた分の利益を還元するのが良い。
だから最初の話に戻るけど、音消して再生数だけ回そうという考え方もダメじゃないけど、フェアじゃないよね。
実際Vulfpeckというアメリカのファンクバンドがサブスクで無音のアルバムをリリースした。ファンの寝てる間にアルバムを再生させてツアー費用を稼いだのだけど、結局ズルかったので約1ヶ月後にアルバムが削除された。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Sleepify]
これは「無音のアルバム」だけど、本来音がついてるアルバムをボリューム0にして再生数稼ぎました報告をアーティストは見て嬉しいか〜?という疑問は常に持ってようね。
あとたまに見る「サブスクはアーティストへの利益が少ないからやらない」という意見もわかるけど、それ言うならCDの利益も大概なんだからライブ行ってたくさんグッズ買うのが一番良いと思うよ。
たぶん一番良いファンはCD買ってレコード買ってDVD買ってサブスクで聴いてライブ行ってグッズ買ってクソリプしない人だ!!!!!!
死んでしまった大切な人に思いを馳せる曲を教えてくれ
1ヶ月ほど前にこのエントリを書いた者です。
ご紹介いただいた曲を1日数曲、休日は10数曲ずつ、YoutubeもしくはSpotifyで聴けるものは全て聴きました。
申し訳ありませんが、洋楽とクラッシックは今回はスルーさせていただきました。
どの曲も素晴らしかったのですが、その中で1曲、今の私の心にすごく寄り添ってくれる曲に出会いました。
それは藤井風さんの「帰ろう」という曲です。
藤井風さんの曲はこれまでも何曲か聴いたことがありましたが、この「帰ろう」という曲は今回初めて知りました。
MVの雰囲気が椎名林檎さんの「ありあまる富」の雰囲気に似ているなと思ったら、どちらも児玉裕一さん監督作品で納得しました。
Youtubeには藤井風さん本人によるこの曲についてのインタビュー動画もありました。
https://www.youtube.com/watch?v=36fhfRh_iVk
「幸せに死ぬにはどう生きたらええの?」わしはまだもがいてます。だから生きてます。だから、生きることを、もがくことを諦めんでください。きっと無事に、幸せに、安らかに帰れるから。
藤井風さんの「帰ろう」以外にも、強く心をゆさぶられた曲を挙げます(順不同)。
・THE TIMERS「デイ・ドリーム・ビリーバー」
・スピッツ「楓」
・スピッツ「みなと」
・ハンバートハンバート「おなじ話」
・山崎まさよし「One more time, One more chance」
・手蔦葵「ただいま」
・東京事変「落日」
・森山直太朗「夏の終わり」
妻を喪った悲しみはまだ癒えることなく、これからも完全に癒えることはないと思うのですが、
教えていただいたこれらの曲と伴に、この悲しみとうまく付き合っていければと今は思っております。
最後に、あまり関係ないのですが、頂いたコメントで何件か「平沢進」という初見のアーティストが挙がっていたので少し調べてみたら「米津玄師が影響を受けたアーティスト」と出てきたのでこれはと思い、Youtubeで検索したら「平沢進を知らない人のための10分でわかるかもしれない平沢進」なる動画が出てきたので拝見したのですが…正直何が起こったのか私にはわかりませんでした。素人がこれ以上足を踏み入れてはいけない世界のような気がしました。