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はてなキーワード: 生産物とは

2023-04-13

捕鯨反対とか動物愛護とか、論理的ふわふわした主張をあえてラディカルに議論するのに、ChatGPTはちょうど良いなーとか思う。

現実世界でやると相手の主張全否定になるので攻撃的になりすぎる

なぜクジラを食べてはだめと主張する人がいるのでしょうか。クジラを食べてはだめと主張する方の論点を列挙頂けます

クジラを食べてはだめと主張する人々は、主に以下のような論点を挙げています

1. 絶滅危機に瀕している種類もある

クジラは、商業的な捕鯨などの人為的な要因によって絶滅危機に瀕している種類もあります。そのため、クジラを食べることはその種類の保全に悪影響を及ぼす可能性があるため、避けるべきだと主張されます

2. クジラ高濃度水銀を含んでいる

クジラ食物連鎖の上位に位置するため、海洋生物の中でも高濃度水銀を含んでいます。このため、クジラ肉を食べることが健康上のリスクを引き起こす可能性があると主張されます

3. 捕鯨残酷方法で行われる

クジラ捕獲方法は、銛や爆弾などの残酷手法が用いられることがあります。このため、クジラを食べることが動物虐待につながる可能性があると主張されます

4. クジラは知能が高く、社会性がある

クジラ哺乳類であり、知能が高く社会性があります。そのため、クジラを食べることが動物愛護観点から問題があると主張されます

これらの理由からクジラを食べることに反対する人々がいると言えます。ただし、文化的な背景や地域的な習慣によっては、クジラを食べることが一般的場合もあります


絶滅危機に瀕していない種類のクジラを、残酷ではない方法捕獲すれば問題ないのではないでしょうか

一部の絶滅危機に瀕していない種類のクジラについては、捕鯨が厳密に禁止されているわけではありません。しかし、クジラ捕獲する際には、適切な管理保全が行われ、その個体数が持続的に維持されるように配慮する必要があります

また、残酷捕獲方法を避けることも重要です。捕鯨には伝統的な方法文化的な背景がありますが、現代技術を利用してより人道的な方法採用することもできます。例えば、銛や爆弾に代わって銃器即死銛を用いたり、海中に落とした麻酔剤でクジラを眠らせて捕獲する方法などがあります

ただし、クジラ捕獲することには、上記論点で述べたように、健康上のリスク動物愛護観点などについても考慮する必要があります。また、クジラ捕獲することが文化的な習慣である地域もあるため、個々の文化や背景に応じて対応する必要があるでしょう。


健康上のリスクについては量を少なく食べればそこまで影響は出ないと思います。また、動物愛護観点については豚や牛と比較してクジラ特に知能が高いとは言えないのではないでしょうか

健康上のリスクについては、クジラの肉に含まれ有害物質重金属などが、量を問わず食べ続けることで体内蓄積される可能性があることが指摘されています。また、クジラの肉を加工する際には、適切な衛生管理必要であり、不適切方法で加工された場合には食中毒などのリスクがあることも考慮する必要があります

動物愛護観点については、クジラについては科学的には知性や感情を把握することがまだ不十分であり、豚や牛と比較して高度な知能を持つかどうかは明確ではありません。ただし、クジラ哺乳類であり、社会性や家族構造を持つことが知られています。また、クジラ捕獲には、過去には不適切方法が多数存在し、残虐な方法クジラが殺されたり、苦しまされたりしていたことがあります

そのため、クジラ捕獲する際には、適切な管理保全残酷方法を避けることが重要であると考えられます。また、動物愛護観点については、クジラだけでなくあらゆる動物を扱う際にも尊重されるべきであり、適切な方法捕獲・処理され、人間動物共存する社会を目指すことが望ましいです。


では、動物愛護について特にフォーカスしたいと思います。知能がある動物残酷方法で殺してはいけないという理由はなぜでしょうか?残酷方法を避けたとしても殺していることは変わらず、論履的には差異は無いと思うのですが

動物愛護において、知能がある動物について残酷方法で殺すことは問題があるとされています。知能が高い動物には、人間と同じように苦痛ストレスを感じる能力があるため、不必要苦痛ストレスを与えることは、動物権利に反する行為であると考えられています。また、知能が高い動物には、社会性や家族構造を持つことが多いため、不適切方法で殺されることは、その種の生態系にも悪影響を与える可能性があることも指摘されています

また、残酷方法を避けた場合でも、動物を殺すこと自体問題視されることがあります動物愛護観点からは、動物たちは人間と同様に、自己決定権尊厳を持つ生き物であり、殺すことは極力避けるべき行為であるとされています

以上のような理由から、知能が高い動物については、残酷方法での殺害を避けるとともに、その命を尊重することが求められるのです。


家畜など、動物を殺す場合にの論点を絞りたいと思います。不必要苦痛ストレスを与えなかったとしても結局は殺すのだとしたら、ストレスを与える場合与えない場合で殺した後の結果は変わりませんよね?

かに家畜を殺す場合においても、最終的にはその命を奪うことに変わりはありません。しかし、動物愛護においては、殺される動物に対する配慮が重視されます

例えば、不必要苦痛ストレスを与えずに殺すことができる方法がある場合、それを採用することが求められます。これは、動物たちが最期まで尊厳を保ち、できる限り苦痛を感じずに死を迎える権利があるからです。

また、殺される動物たちは、その命を奪われることが決定された状況に置かれています。そのため、殺される前にできる限りのケア配慮を受けることが求められます。例えば、ストレスを与えることのない環境飼育されたり、適切な栄養を与えられたりすることが重視されます

以上のように、家畜を殺す場合においても、最期まで動物たちの尊厳権利尊重することが求められ、不必要苦痛ストレスを与えずに殺すことができる方法があれば、それを採用することが望ましいとされています


それは結局殺す側の自己満足しかないのではないでしょうか。ストレスにより味や栄養が変わるならストレスを与えない工夫や適切な栄養を与えることは必要だと思いますが、そうでない限りは結局はコスト転嫁されるのですから経済的には無理に配慮する必要はないと考えます

動物たちは人間にとって食物や商品生産物であると同時に、生き物であり、自己意識感情を持った生き物です。それらの生き物が、必要以上に苦しんだり、恐怖を感じたり、尊厳を失うような状況に置かれることは、私たちが持つ倫理道徳的観点から問題があるとされています

また、最近では、消費者たちも動物福祉に配慮した製品を求めるようになってきています。つまり動物たちに対する配慮が、経済的にも重要になっていると言えます。例えば、適切な栄養を与えることで生産効率を向上させることができたり、動物たちがストレスを感じることで味や栄養劣化することがあるため、動物たちに適切な環境を整えることで、製品品質が向上することもあります

以上のように、動物福祉に配慮することは、経済的利益だけでなく、倫理道徳的観点から必要不可欠なものとされています


かに動物福祉に配慮した製品がより高い値段や魅力で遡及できるという点はあるかもしれませんね。それも結局は自己満足しかないと思いますが、倫理道徳といった曖昧ものを信じる人たちを騙して高い値段を取るのには貢献すると思います

私たちは、価格や魅力的なデザインなどの要素に惑わされて、製品を選ぶことがありますしかし、動物福祉に配慮した製品を選ぶことは、私たちが持つ倫理道徳的観点から見ても正しい選択であると言えます

また、倫理道徳曖昧ものと見なされることもありますが、これらは社会にとって重要価値観であり、個人的価値観にも影響を与えます動物たちに対する配慮は、倫理的な価値観としても認められ、社会的にも重要視されています

そのため、動物福祉に配慮した製品提供することは、単なる自己満足だけでなく、社会に貢献することでもあります


倫理道徳というのは相当あいまいで、歴史的には動物苦痛を与えて殺すことが「倫理的」「道徳的」ですらあった時代もあったと思います。それが「正しい選択」なのかどうかは誰にも言えないと思います

かに倫理道徳というものは、社会文化によって異なる価値観を持つことがあります歴史的には、動物苦痛を与えて殺すことが、文化宗教、習慣などによって正当化されていた時代もありました。

しかし、現代社会においては、動物福祉に関する法律規制が整備されています。そして、科学的な研究によって、動物苦痛ストレスを感じることが明らかになり、それを避けることが重要であると考えられるようになっています

そのため、現代社会においては、動物に対する配慮が重視され、動物福祉に関する倫理道徳的観点が注目されています。ただし、倫理道徳は常に変化するものであり、社会文化の変化に伴って変化することもありますしかし、現代社会においては、動物福祉に配慮することが、より正しい選択であると考えられます

2023-03-06

anond:20230305210905

生前贈与を受けた場合とか、ちょっとした趣味農業生産物販売する場合、20万円いかなくても赤字になれば所得が減る。

あと、新築買ってローンで返済してる分とかは利子が対象になったんじゃなかったっけ。

2023-02-12

anond:20230212173440

生産物都市で消費するのは別にいいんだ。 一次産業ってのはそういうものから

だけど生産しつづけるためには生産インフラ (人を含む) が必要で、インフラに対して投資する必要がある。

一方的に得るだけということは出来ない。

都市……というか国家政策としてその整備に失敗したからこその過疎で、田舎の側から頭を下げて乞うような話ではないよなってこと。

国家全体の問題なんだよ。

過疎が進めば都市だって維持できない。

2023-01-26

anond:20230125235223

自分が教わったのは、「人間にとって仕事とは本来手段であると同時に目的でもある。モノを加工して作り上げる中で自身の固有の性質を見出すが、賃金労働においては生活の為に強いられる手段に過ぎず、自身本質から疎外されていく」

みたいなもっと抽象的な話だった。これは一部分だけど。

賃金労働では生産物資本家商品しかならず、労働者のモチベーションが下がって疎外されていく」みたいな話もあって、そっちはまあそうかなとは思った。三次産業が発展した今とじゃだいぶ話も変わるんやないのって気はするけど。

2023-01-24

婚活マルクス疎外論は全く関係がない

婚活マルクス疎外論を絡めた記事話題になってたけどさ

はっきり言って、婚活マルクス疎外論関係ないんだよ

マルクスわかってるやつがブクマカに皆無なのがよく分かる

せめて資本論と経哲草稿と共産党宣言くらいは読んでるんだろうな?

解説本じゃなくてさ

マルクス疎外論って、資本主義における労働疎外の話なんだよ

本来労働は喜びなんだが、資本によって労働の喜びが失われるって話なんだ

そこから人間疎外という話になる

資本支配されることによって、人間らしさが奪われるという話なんだ

これが唯物史観(物によって人間が動かされている)なんだよ

から資本主義をやめて生産物労働者の手に取り戻し、人間らしさを取り戻そうという話になる

そこで婚活の話。

婚活って資本主義関係あるのか?

かに収入によって選ばれないひとも出てくるが、そんなの資本主義以前からだろ?

古代でも中世でもそんなの当たり前だったんじゃないの?

金持ってるやつ、地位が高いやつ、見た目がいいやつ、若いやつが有利なのはずっと昔から変わらんのよ

資本主義関係なくないか

マルクスの本をちゃんと読んでないから、我流マルクスの話を婚活に絡めてしまうんだよ

ちょっと考えれば分かることだよ

自分大学経済学部だったから多少マルクス学んだだけで、そこまで詳しくはないけどさ

こんな雑な話に納得してしまうのは本当に程度が低いとしか思えないよ

https://anond.hatelabo.jp/20230124090359




追記

こういう増田は伸びない。面白くない話だからもっと煽らないと食いつかないんだよなぁ…

2023-01-19

スーパー編集者ウィンクをすると

筆を動かすあらゆる者の生産物は何もかもたちどころに上手くまとまるのだ

2023-01-18

台湾日本産イチゴ残留農薬が引っかかる理由

はてブとかではあまり話題にならないっぽいんだけど、台湾向け輸出イチゴが向こうの残留農薬検査に引っかかってニュースになった。基準値生産事情との両方をカバーする説明が今回に限らず見当たらないのでどこかに説明を書いとこうと思った。

増田イチゴを輸出したいと地元農家に言われて技術面を中心にいろいろ検討したことがある普及指導員。

  

長くなったので要約すると

・南の国ではイチゴマイナー食べ物であり、安全性評価が進んでいないため極めて安全側に寄った残留基準が設定されていることが多い。

イチゴほとんどの場合、輸出専用の生産ではなく国内基準準拠生産をしているため、基準の違いに引っかかりやすい。しか国内向けよりも雑な対応をしているのも事実

1月後半〜2月は高品質なのに国内相場が割安なことが輸出の動機となっている、つまり今のイチゴは買い。

  

台湾日本産イチゴ農薬残留超過が出た。それだけではなく、あまりに頻度が高いので台湾当局はついに日本産イチゴの全ロット検査を決定した。

記事にあるように、もともと超過が頻繁なため抜き取り検査割合が引き上げられていたにもかかわらず繰り返したためだ。

1/3付のニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/ce6f0d52c02403ab2ebf420b6fa87145d5ed4632

https://japan.focustaiwan.tw/society/202301030007

先週書いたものを寝かせていたら1/17にも出ていた。またフロニカミド。

https://japan.focustaiwan.tw/society/202301170005

  

農薬残留基準値残留検査問題

農薬残留基準値は国が品目(農産物の種類、タマネギニンジンジャガイモみたいな区別で、メークイン男爵みたいな「品種」ではない)ごと、農薬成分ごとに決めていて、残留基準値が定まっていない農薬は一律で検出されてはいけない。

基準値は国ごとに違う。日本場合は760の品目に対して様々な農薬残留基準値が決まっている。日本における米のように食文化的に重要かつ国内栽培農薬を使いたい品目は、効率的栽培をしつつ生産物を毎日大量に食べても安全になるラインがよく検討されている。一方外国からたまるっきり未知の野菜果物は、リスク評価に基づいて基準値検討されるまではどの農薬も検出されてはいけない。近年輸入するようになって安全評価が進んでいない品目は、かなり安全に寄った基準になる。

東南アジアにおけるイチゴ食文化もあまりないマイナー品目扱いなので、ほとんどの農薬成分に関して評価されていない=検出されてはいけない設定になっているか、とても安全に寄った数字になっている。また、重要な品目ほどその国での安定栽培必要農薬をきちんと精査して基準設定するが、暖かい国ではほとんど栽培していないので、栽培必要農薬について使いつつ安全基準を考える動きにもあまりならない。

  

外国台湾基準値

イチゴは輸出品目として有望視されており、農水省は諸外国残留基準値を調べて公表している。

https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/attach/pdf/zannou_kisei-185.pdf

https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/zannou_kisei.html

この通り、日本より厳しい国は多い。

台湾はその中でも日本基準に合わせた基準値改定をしてきた。

輸出相手国の残留農薬基準値対応した 生果実いちご)の病害虫防除マニュアル平成27年のため農薬情報は古い)にその動きが書いてある。

https://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/boujyo/pdf/ichigo_shousai.pdf

台湾では生果実いちご)の生産はあるが、主要作物ではないことから日本から残留農薬基準値に対する要望を受け入れられる余地がある。2015年2月12日には台湾の生果実いちご)で違反事例が最も多かったシフルメトフェンの基準値国内基準と同じ2ppmに変更された。 輸出用の出荷量が国内消費に比べて圧倒的に少ない生果実いちご)では、輸出向け専用に生果実いちご)を生産することは困難であることから台湾等に対して引き続き残留農薬基準値の変更を求めていくことが重要と考えられる。

  

生産側の農薬使用ニーズとのずれ

今回の農薬はフロニカミド(商品名ウララDF、多分アブラムシとコナジラ対策)とシアンラニプロール(商品名ベネビアOD、多分アザミウマ対策)で、どちらも台湾残留基準値のもの日本よりかなり低い。

フロニカミドは台湾向けイチゴでよく引っかかる成分だ。天敵カブリダニを導入している状況で利用できる。似たようなシチュエーションで使う剤としてピメトロジン(商品名チェス)があり、これも台湾向け輸出で残留超過が多い剤だったが、基準値が引き上げられた。しか国内ではチェスからウララシフトする傾向がある。栽培地の状況と輸入国基準が噛み合っていない。

ベネビアも上市からまだ10年経っていない剤で、それ以前のジアミ系統(プレバソンなど)については台湾側はそれなりに基準値引き上げをしてくれているが、ベネビアの基準値改訂されていない。

手間のかかる検討を経て妥当残留基準値が設定される過程を後押しするのは農薬を使いたい生産者(と売りたい農薬メーカー)の希望なので、生産が活発でない国ではどうしても使用農薬の変遷に遅れる。

  

台湾特有検査事情

今回は基準値の違いが主な原因だろうが、台湾に関しては検査手法の違いもある。

台湾イチゴ農薬に関してさまざまな安全性評価を進めてくれており、基準値だんだん改定されている。しかし、台湾残留検査流通状態検査するとして対象にヘタを含める。日本は可食部つまりヘタを除いた部分で検査する。台湾に関しては基準値が同じでもこの差で引っかかることがある。

イチゴの花の中心部、丸い黄色いところ(花托)が膨らんで実になる。農薬は面積あたり一定量が付着するので、花のうちに散布された農薬は実が大きくなってから散布された農薬よりずっと少ない量が付いている(肥大希釈)。

実が赤くなるころには表面にただの水でもついてほしくないので、収穫の直前にはあまり農薬散布をしない。なので大きくなったイチゴの実本体にかかっている農薬の量は、同じ表面積の葉よりずっと少ない。

しかし花の時点でガク(=ヘタ)は既に出来上がっていて、肥大希釈が効かない。しかも輸出するような立派な実になる花はガクも立派だ。台湾向け出荷ではどうしてもこれがネックになる。

  

販売側の問題と輸出体制

基準クリア保証は難しいが、せめて誠実にやってほしい

これら基準の違いはとっくにわかっていることで、やや難しいが対応可能だ。なのに基準超過を繰り返し、ついに全ロット調査まで基準を厳しくされてしまたことは、手間のかかる残留基準値見直しをやって買おうとしてくれている台湾消費者への不義理だと私は思う。

国内向けにはきちんと対策していても、輸出では基準超過を出し続け評判を落として来たのが日本産イチゴ輸出体制だ。今回国内向けにも使用している産地ロゴがしっかり写った荷姿の写真ヤフーニュースにまで載ったことはそれなりに衝撃だと思う。輸出での不手際が最も恐れている国内評価の下落に繋がる。

輸出で残留基準値を超過しても、いまのところ「その商品が廃棄になる」くらいしか直接的なペナルティがない。国内では出荷回数に対して検査回数が圧倒的に少ないので、流通済みのものに遡って影響する。後は消費者取引先が離れるという社会的制裁ペナルティだ。

実際に数年前に自分対応した件でも「その国の基準値を下回ることを誰が保証するのか(あるいはしないのか)」について曖昧だった。

日本基準を守るためには、農薬登録制度、地域の防除暦、すぐ参照できる使用記録、出荷組合による自主検査と何重もの仕組みがあるが、輸出先の基準について日本基準並みの保証はできない。しかし先に挙げたような農水省技術情報から農薬の使い方を検討し、輸出向けの残留検査をするなどはできる。

輸出はJAなど出荷組合が直接海外需要者と取引する場合もあるが、卸売業者を経由する場合ほとんどだ。卸売業者が買って海外需要者に販売する形式になる。もし基準値超過があれば、取引現場では卸売業者の評判が下がっていくのだろう。しかし今回ネットニュースパッケージ掲載されてしまったように、社会的制裁部分を被るのは生産者だ。

そもそも制裁がなくとも消費者への誠実さがあるべきだ。卸売業者は、台湾に売るなら台湾の人が求める基準合致するもの責任を持って仕入れるべきだし、生産者も台湾行きだとわかっているならきちんと基準クリアするような栽培をするべきだ。どちらも国内向けなら絶対基準値超過を避ける動きをするだろう。なのに台湾向けとなるとやってしまうのは、台湾消費者の軽視ではないか

  

輸出専用イチゴほとんど栽培していない

イチゴの輸出に関して、絶対に輸出で商売していきたい、と思っている産地はほとんどない。

イチゴは花がいくつもついた枝(果房)を1本出し、花が実になって収穫でき、その間にまた次の果房が出てくるというふうに収穫の小さなピークを繰り返す。1011月ごろに1番果(最初の果房)の出荷が始まりクリスマス年末高値シーズンがある。その後早ければ1月に2番果の出荷が始まる。(市場では定植のずれや1.5番があるので販売連続する。)

2番果の最初の実は大きいし、大抵の産地で味がいい時期だが、国内行事もなく相場はいまいちだ。この時期の実を外国で高く売りたい、気温が低くて痛みにくいし、春節商戦に間に合えばなおよし、という事情イチゴ輸出を後押ししている。

そんな調子なので完全に輸出に的を絞った栽培などはごく少なく、基本的日本向けの残留基準値対応した栽培から、それぞれのレベルで「気をつけている」のが日本産輸出イチゴだ。2番果のみ台湾向けならまだ防除体系(何の病害虫に対して、いつ頃どのような農薬を使えばよいか)の組み立てができるが、1番果の輸出や2番果でもより厳しい香港などに出すとなるとほとんど有機栽培のような防除になる。きちんと「輸出用の畑では収穫予定の◯日前を過ぎたらこ農薬は使わない」など決めているところもあるが、そうではない産地が多いので頻繁に残留基準値超過が発生してしまう。日本産農産物安全であり、日本基準を守っていれば十分という誤った感覚はよく指摘されるところだ。

  

今は輸出したいくらい割安で美味い

完全な余談だが、前述したように輸出したいくらい割安なので、今の時期のイチゴは買いだ。

ネットで見かける1番果がいちばん美味しいというのは近年の秋の高温からすると無理があると思う。1番でも2番でも果房の最初の方が大きくて味がよく、後の方になると小さくて美味しくないのだが、1番の頂果が肥大する頃は気温が高く消耗しがちだ。

冬の天気が悪い地域では日照不足で味が落ちる傾向は確かにあるが、冬に天気がいい地域なら今が最高だろう。選ぶなら単純に大きい方が美味い。同じ大きさならヘタが立派なのがいい。酸味は品種差によるところが大きいが、好み次第なところもある。

  

農薬についてはきちんと安全性検討された結果の基準値が設定されていてそれで十分だ。さらイチゴしか食べないとか基準値が想定する以上の摂取量を予定している人のためにお伝えすると、自分が見てきた農薬散布が少ない冬の自主検査結果では使用した農薬でも検出限界以下まで下がっているものが多い。(これを過信して輸出して事故を起こすわけだが。)

また、イチゴ場合は葉裏にくっついて汁を吸う害虫ダニの天敵であるカブリダニの利用が基本技術になっているため、畑に天敵ダニが投入される秋以降はそいつらが死なない程度の毒性の農薬しか使えない。今回引っかかったウララDFとベネビアODは、天敵ダニを生かしつつ天敵ダニが食べない種類の害虫を退治するための殺虫剤だ。というわけでイチゴカロリー源に生きてもそう問題は発生しないだろう。

  

そんなわけで、私は1月に入ってからイチゴを大量に食べている。こちらでも栽培が増えた「恋みのり」は着色しにくい品種特性があり、色が理由で割安になっているものが多く手に入る。酸味やイチゴらしい香りが弱いという欠点はあるが、空洞果がほぼ発生せず重量があり、色がいまいちでも甘みが強いので腹いっぱい食べたい人におすすめだ。もちろん他品種も今がいい時期だ。ぜひ今買ってほしい。

2023-01-02

AI仕事を奪う」

一口に「AI仕事を奪う」って言ってもイメージに違いがある気がする。

ドラえもんみたいな人間に近い自律的思考を持ったロボット達が人間に代わり奴隷になって、人々はその生産物搾取して優雅に暮らす。(テクノロジー進歩への信頼が無邪気すぎないか)大抵そのロボットプログラムは誰が所有し、誰が管理しているのかという視点がすっぽり抜け落ちている。

自律的プログラム、あるいはそれを搭載したロボット特定作業人間に近い、あるいは人間を超えたクオリティ自律的にこなす。同じ作業人間がした場合人件費作業クオリティを天秤にかけて、釣り合わければクビになる。高度な価値判断を要する、機械では人間作業クオリティを超えられないといった作業人間が引き続き担い、それにありつけない人々は機械を使うより安く済む(得てして単純、または過酷な)作業に追いやられる。(これは雇われの場合であって、自営の場合はクビになる訳でもないからまた少し話が変わる気がする)

なんにせよ、AIAI騒いでるけど、それ自体がもたらす恩恵と驚異よりも、AI公共財産などではなく結局資本家が所有する生産手段である点について、もっと考えて良いんじゃないかと思う。

そもそもAI」って言葉が一人歩きしてますけど、定義ガバガバすぎないかと思う。「じゃあ今まで使ってきたコンピュータープログラムと何が違うの?」と聞かれて答えられる人は少ない気がする。

2022-12-30

人類死滅して自分けが生き残っても生きていけるだろうな

それほど人類が築き上げた生産物は莫大だ。

ガスや電気水道なんかは止まるだろうが、

俺一人が生きていくための

食料

衣服

武器

なら困ることはないだろう。

まずは武装を掻き集めることから始めるのか?

そうか自衛隊基地に行けば武器食糧もあるからそこを根城にすればいいのか。

おそらく初めに害獣となるのは犬だろうからドッグフードを餌にした罠の仕組みなどを開発するために犬の餌も用意しておくか。

あとガソリン必要か。

でも、あんまり集積しすぎても何かの自然現象で引火したら大変なことになるな。

むー、やることが山積してる。忙しくなってきたぞ。

2022-12-26

[] アスリートCO2排出

アスリート無罪なの?

牛のゲップに含まれメタンすら温室効果ガスとして問題視される時代に。

↓の記事廃棄ロスもアレだけど、生産物調理諸々にかかるCO2排出ナンボくらいなんだろ?

選手村料理175トン、弁当30万食が廃棄 東京五輪検査院指摘:朝日新聞デジタル

https://www.asahi.com/articles/ASQDP45LLQDMUTIL03S.html

宗教や国々による普段の食習慣への配慮必要だけど。

最高のパフォーマンスの為にはどんだけ食ってもどんだけCO2排出してもOK、ってのは今の時代どうなの?

車に例えたら「俺の愛車はV8で排気量7リッター、500馬力ですげえ速いぜ。燃費ガソリン1Lで2kmくらいかな」みたいな。

燃料1Lでの到達距離を競うエコランみたな極端なものでなく、速さを競う自動車競技でも今時は燃料使用総量とか時間あたりの燃料流量とかが定められてたりする。

人間競技も何とかなんないの?

1日あたりのカロリー摂取量上限を設定するとか。どうやって監視するかが問題だけど。

2022-11-05

anond:20221105224537

そのとおり

主張せねばそれは草花と同じ

地方や諸外国生産物名物しか認識しないのが正常

2022-10-23

anond:20221021065405

真面目に中国ゼロコロナ長期化とそれが落ち着いて回復に向かう途上で少子高齢化が深刻化し始めるので今後世界経済供給能力が元に戻ることはない気もするしね。

最大のデフレ輸出国家の経済が停滞すればそりゃインフレ止まるわけないよねっていう。

結局世界全体で生産物が足りなくて取り合いになってるから小手先金融政策でどうにかなる次元じゃないんだよ。

こっちが利上げすりゃ他ももっと利上げして自分とこの輸入物価を落とそうとしてくるから結局為替レートは落とせない。

自前で供給能力高めないとどうにもならんよね。

2022-08-30

仕事が奪われるとかいうけど

余計な人間と関わらなくても生産物けが手に入る社会とか楽園やん。

人間嫌いにとっては理想的社会が出来上がる予感に胸がときめくんだが。

2022-06-22

anond:20220622095809

そうだよな。

こないだ見た山形浩生氏のブログで知ったけど、南北戦争前のアメリカ南部奴隷は、衣食住の支給とか医療措置とかしてもらってた分を報酬と考えれば、その生産物から得られる収入の9割近くを受け取れてたそうな。

今どきの人材派遣会社とかのピンハネ率よりよほどマシなんじゃね?って思ったわw

https://cruel.hatenablog.com/entry/2022/06/18/125956

2022-06-20

anond:20220620105111

実際には8割以上が肥料ものねえ。

 

 

って話になるよねえ。

2022-06-17

anond:20220617043527

からそれドウブツ摂理じゃない。弱いものを肉としてカロリー再生産をする弱肉強食

人間社会競争原理似て非なるものだよ。不勉強混同してる人多いけどね。

人間社会競争原理はより洗練された生産物目的であって弱者の血肉カロリーではないよ

2022-06-06

原価は遊びじゃないんだが

開発「資材10万個発注したら1個3.2円です」

営業「年間の販売予定3万個です」

開発「3万個だと7.2円です」

生産物流「1年分一気に入れられても困る。せめて4分割にしろ

開発「1万個以下の発注だと16円です」

 

5倍も違ったらお話にならないんだが

なんで10万個なんてアホみたいな数字出してきたの?

2022-05-06

anond:20220506065259

具体的に武力に頼らず相手交渉条件を飲ませる方法を書かないと譲らないとかなにか差し出すとかではなんともならんでしょ

相手国の生産物をより効果的にする技術を機密で交渉地を拠点こちらに譲れば技術を貸し出すとか、政治の話するなら政治手法なりいれないと話し合いって話し合うだけなら誰でもできるしそれでだれも解決に導いてないだろ

YOUTUBE書籍解説動画読書代替になりえない3つの理由

普段そんな本読まないけど折角のGWからユヴァル・ノアハラリの『サピエンス全史』を読んだ。

この本を知ったのは中田敦彦youtubeチャンネル投稿されてた書籍解説動画が切っ掛け。

(URL:https://m.youtube.com/watch?v=fud4-L2lnqQ)←一時間で見れるよ。面白いから見よう!

流石に書籍の内容は難しく、読了までに丸5日はかかったけれどその価値はある体験だった。結構難解かつグロテスクな内容なので余裕があるときおすすめ

読了後、内容の復習も兼ねて前に見た中田敦彦書籍解説動画をもう一度視聴した。

俺はあれだけの濃密で膨大な内容を3本1時間動画にまとめた中田の手腕に感心したし、YOUTUBE大学ファンなのでこのチャンネルオンラインサロン否定するつもりではないと予め記しておく。

また今回見たのが上の動画だっただけでこれからする主張は他のチャンネル動画にも当てはまる。

その上で、解説動画を見ることは読書をすることとは別物、言ってしまえば別格の体験だと感じた。

以下その理由

なお『サピエンス全史』読んでない人には伝わらないところが多々あると思うがご容赦を。読んでくれ。

中田敦彦動画も話に出すから見てない人は下に行く前に見てくれると嬉しい。

それでは。

~~①動画という媒体では本の内容の全てを収録することはできない。

中田敦彦動画を例に出す。

動画内で解説されていた本の内容をものすごく短くまとめると次のようになる。

20万年前に東アフリカ誕生したホモサピエンスは、認知革命で得た「想像のものを実際にあるかのように扱う」能力を以て他人類を絶滅させ地球覇権を握った。

その後、得た認知能力を基盤として農業革命科学革命に至り飛躍的に文明を発展させていった。

しかし発達した文明がもたらした幸福自由人間以外の生物の膨大な犠牲の上に成り立っている。

また生化学工学等の科学進歩によって人間はいつか人間以上の存在を創り出し、地球の頂点の座を取って変わられるかもしれない。

とこのようになる。

以下は動画内では触れられていなかった内容の一部殴り書き。(再三になるが読んでない人はマジで意味からないので注意)

狩猟採集時代サピエンス世界進出することで他生態系に与えた破滅的影響

食糧の増加とそれに伴って増える食い扶持を満たす農業無限地獄

・脳の記憶能力凌駕する膨大な生産物管理するための記憶媒体文字

認知革命虚構によって成り立った団結と秩序、そして差別ヒエラルキー

・”貨幣”という概念のヤバさ(普遍的な転換性と信頼性及び浸透力)

・”帝国”の性質、拡大と変革のサイクル

ヨーロッパ帝国と他地域存在した帝国比較

帝国拡張科学の発展によって人類史上初めて築かれた将来への信頼

・”拡大するパイ”の前提に成り立つ経済の好循環

産業革命本質エネルギー変換という発想の発明

国家市場経済個人支配する過程で奪い、与えたもの時間地域コミュニティ人権職業想像上のコミュニティ平和

・神になった動物が問われる「我々は何を望みたいのか?」

軽く書き連ねるだけでもこれだけの内容が動画の中では触れられていなかった。

繰り返しになるが認知革命を軸としてサピエンス全史をまとめきったこ動画センスには脱帽するし、この動画を見ることで俺の中で新しい発見も生まれた。

だがしかし、これは認知革命一本だけでまとめられる程度の内容ではなく、認知革命も一つとして含めた様々な要素が複雑に積み重なった壮大な本なのだ

帝国”についての事前の理解がなければ、その後に続く科学×帝国×資本主義の最強コンボの強さが分からない。

狩猟採集時代サピエンス生態系破壊を知らなければ、環境破壊産業革命以後だけの近代現象勘違いしてしまう。

中田敦彦サピエンス全史が読まれない理由として「話が長く、脱線するから」と言っていたがその脱線は後の章への伏線であり、その長さは意味のある長さなのだ。(中田自身はそのことを百も承知だろう、とは思うけど)

膨大な内容を動画に納めようとすると、どうしても内容に影響のある圧縮をしなければならない

からその動画を見ることは読書にはなりえない。これが理由ひとつ

~~②本の中の分からないことを新たな知識にすることができない。

どういうことか、俺の読書を例に取る。

まず俺は本を読んでいた5日間の中で50回以上google検索をした。

話についていく上でどうしても必要だった知識もあれば、本筋に関係ないけど興味本位で調べた単語もある。

しか中田動画の中では分からない言葉は無かった。

前者は誰でも分かる平易な言葉に言い換えられていた。後者についてはそもそも出てこなかった。

ヒトラーキリスト教の話は出てきても古代シュメール人16世紀オランダの話が動画内になかったのは我々視聴者がそれを聞いてもピンと来ないからだろう。

シュメール人オランダのことを知らなくても本の粗筋を頭に入れることはできる。

そういった”無駄”を削ぎ落とすことはは”わかりやすさ”への親切な最適化なのだ

だがそれは同時に新たな知識との出会いの鍵を失うことを忘れてはならない。

から解説動画視聴者することは読書したことにはならない。理由のふたつめ。

~~③読書している最中に何かを思い付くことができない。

俺は読書の途中で考えごとに耽ること度々があった。

食糧が増えることで人口が増加したのであれば(マルサス人口法則というらしい)、食糧含め最低限度の生活保証されている筈の先進国少子化は何が原因なのか。教育コスト生活レベルの上昇によって現代人の考える”食い扶持”は昔のそれより遥かに大きくなったのか?

未来好転するという思い込み経済の好循環を創るのであれば悲観論が多数を占める日本の今後は?

↑これは悲観論根拠悲観論を唱えるマトリョーシカになって面白かった。

読書することと本の解説動画を見ることって何が違うんだろう?

↑これを考えて結構自分なりに納得のいく結論が出たのでここに投稿している。

等々、本に関係のあることないこと色々なところに思考が飛んだ。

読破に5日もかかったのは難しかったのもあるが、この考える作業時間を取られたのも大きい。

まぁ俺ごときが考えることは既に先駆者がいるもので。

先ほど挙げた上2つはググったら同じことを言ってる人がいたし、多分これも探せば既出なのだろう。

というか当たり前のことをアホがドヤ顔エウレカ!と叫んでいるだけなのかもしれない。恥ずかしくなってきた。

でも思索自体が楽しく脳味噌を鍛えられる体験だったし、その過程で更に洗練された他人思考出会うことができた。

これは動画を見るだけでは決して得られないものだ。

何故なら動画自分思考情報を受信することで一杯になってしまうからだ。

本を圧縮した密な情報を、語り部という他人のペースで受け取らなければいけないので脳の処理がそれ以外に使えなくなる。

文字という情報媒体自分の読む速度に合わせて情報が入るので動画よりも、脳のメモリに余裕ができるのだ。

youtubeにも一時停止機能はあるが、手間で面倒なので考え事をするためにわざわざ動画を止める人は殆どいないのではないだろうか。

第一書籍よりも情報が少ないのでそれを土台として思考するにも限られてしまう。

なので解説動画読書にはなりえない。

~~さいごに

話は脱線するが中田のこの動画は「生物学」+「歴史」+「科学」をまとめた本書の外から見た独自性動画最初で触れたところが凄いと感じた。これのお陰で内容を理解する下地ができて、話がわかりやすくなっている。

持論になるが解説動画価値、求められている「わかりやすさ」とは本の内容をいか単純化するか、ではない。

その本に書かれていない情報を本の中身に追加し、不足を補うことで視聴者理解の手助けをすることにあると思う。

またyoutube動画視聴者と本の架け橋となるのは素晴らしいことだ。俺自身サピエンス全史を知ったのはこの動画が切っ掛けだ。

から中田敦彦動画は最高だ。それは揺るがない。あっちゃんありがとう

ただコメント欄動画を見ただけで終わってしまう人がいて、それが俺には物凄く勿体ないことだと感じた。

今回改めて気づいたのは読書という体験の複雑さと楽しさだ。作業ではなく体験として読書にはそこへ時間を注ぐだけの価値がある。

インターネットが発達した現代からこそ、みんな!本読もうぜ!!

2022-04-15

夫婦別姓と絡んで家制度の話

1

制度大事さを論ずる人がいますが、これってもうほぼ崩壊してますよねって話。

家ってなんで成立するかと言うと、家と結びついた職業生産手段があってこそだ。

例えば古代でいうと、摂政関白になれる家、大臣までなれる家、大納言までの家、などがある。

から子へ、親のついた地位経済的要因(荘園など)が継承される。だから家が生まれる。

鎌倉時代とかの武士もそうで、頼朝から地頭職に補任される。

それが子や孫に伝わるから家というものが脈々と続く。

近代から現代にかけてだと、農家がわかりやすい。

特定土地を持ちそこから生産物利益を得て生活する。

その土地や、その土地からまれ利益継承者を明確に定める必要がある。

制度は家職とそこから上がる利潤と表裏一体の関係にある。

芸事でもそうで、親の芸を継承しうる芸術であれば家元となりうる。

商家も同様で、百貨店でも呉服屋でも、親が築いた商売上の生産手段継承する場合、家制度と相性が良い。

政治家も同じだ。親が築いた信用や政治基盤を継承するのであれば、家が生まれ、結果二世三世議員が生まれ余地を生む。

2

ひるがえって現代社会を見てみよう。

皆さんは親が引退したら、親の職業や親の地位につけるだろうか。

もちろんそうなる人もいるだろうけれども、多くの人は親の社会的地位継承しないだろう。

例えば私の親は公務員で最終的には副市長までなった。

私の親が副市長引退したら、私が副市長になるだろうか? そんなことは許されない。

多くの人がもし私が副市長になったらおかしいと思うだろう。

一方で、会社社長が息子に移り先代社長会長になるだとか、芸事で何代目だれそれを襲名した、とかは違和感が薄いと思う。

制度機能する場面である

つの事例を見たが現代社会ではどちらの職業パターンが多いだろうか。

圧倒的に前者ではないだろうか。

もちろん、後者システム否定することに直結しないことも重要だ。

ということで現代では、家産や家職の関係から、家制度はほぼ質的要因を失っていると結論づけられる。

3

こうした社会的変容はいつごろ惹起したのだろうか。

個人的には(といっても見田宗介あたりの受け売りなのだが)、1961年農業基本法重要と思う。

人口の多くが農業をしていた日本において農業機械化し、余剰人員を2次産業3次産業従事させる動きを生んだ。

明治時代以降、第二次大戦後でも解体できなかった江戸時代以降の家制度はこの法律によりついに解体された。

日本人の多くが農民だったから、田畑という家産で生活していた関係上、多くの人々が家制度の中にあった。

サラリーマンになった農家の子孫たちは、もうそ地位を子孫に継承できない。

親の地位継承できない子孫たちはやがてマイナビリクナビを頼ることになるだろう。

高度経済成長経済成長けが起こったわけではない。家族観点からしても革新的政策だったのだ。

から家職や家産を継承しないところに生まれ育った場合では、気軽に別姓にしたり、あるいは現段階だと妻の姓をなのってもいいんじゃないかな、って思う。

社会の多くの職業のあり方が、それを可能にしているのだからね。

2022-04-06

anond:20220406211242

そこはニワトリと卵どっちが先かくらいの話だと思うわ

支配欲だの物欲だの金銭欲だのにまみれた結果支配対象生産物金銭価値もゴミになっていくのほんと滑稽だよね

2022-03-09

anond:20220309102416

仕事時間が0ということはここから生み出される生産物の量の可能性は無限大から

生産性無限大と言っても過言ではないのではないか

2022-02-28

anond:20220228093908

共産主義ってのは

調べると

財産私有否定し、生産手段生産物などすべての財産を共有することによって貧富の差のない社会を実現しようとする思想運動

って出てくるよね

聞こえはいいけど

働いても働かなくてもなんとなくそれなりに暮らしていける社会なんだよね

そしたら働くの馬鹿らしくなるじゃん

みんながみんな働かなくなるから国の富はどんどん足りなくなって

領土を広げたり代わりに働いてくれる奴隷みたいな人が欲しくなるんじゃない?

知らんけど

2022-01-26

何も為していないのに偉そうなおっさんかいるよね

生産物がなくて履歴書大卒以降に書けるものがない人、職務記述書が真っ白な人。

こういう人が偉そうな立場にいるのは問題だと思う。

どうにかして最低賃金未満に追い込めないものか。

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