はてなキーワード: 生活習慣病とは
数年後には生活習慣病で全く楽しく無い余生を送るハメになるのに?
『26歳で「早発閉経」と診断された。結婚発表した千種ゆり子さんが今、伝えたいこと。』
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9d386ed50b5c12597f4e28784c70bb8067f552f
これさあ、早発閉経は大変だったとは思うけれどなんで伝えたい事が
「セカンドオピニオンを受けて」なの?
そもそも最初の医者の診断に問題があったんだから、全国の医師に対して、そこを改めるように訴えるべきなんじゃないの?あるいは初診料を下げてセカンドオピニオンを受けやすくする施策への提言とかさ。
この人自体は気の毒だとは思うけれど、こうやって他の女性に対して圧力をかけようとする点は残念だ
セカンドオピニオンなんて受けたらその都度初診料や交通費を消費するし、そもそも二件目の医者が一件目よりもマシだという保障はないから誰でも簡単に勧めていいものじゃあないでしょ
いつもいつも患者の自助努力ばかりが求められ、医師の側の不備は追及されない。一体何のための医師免許なんだ?無駄に高い医大の学費や偏差値なんだ?それだけ医療に正確性を担保する必要があるからじゃないのか?
40歳以上にはピルは無理だと言って他の方法を提示しない医者はヤブ医者だから他を当たれで済ませた婦人科医もそう。
患者に対しては医療不信を煽ってやたらセカンドオピニオンしろと勧めるくせに、いざ実行したらドクターショッピングだの医療費の無駄遣いだのと叩く
生活習慣病なんかでも一般国民に対して食事や睡眠に気をつけろ、運動をしろという自己責任論の健康対策を求める声は至るところに溢れているのに
それを可能にするために賃上げや労働時間の短縮を求める声は全然聞こえてこない
この女性もそういう弱い者いじめの自己責任社会にまんまと乗っかっている
「生活習慣病」が自己責任論と結びついてるのって、生活習慣は個人の努力『のみ』で変えられるという考え方に端を発するのであって、
アメリカとか、多分日本でも、低所得者ほど肥満や糖尿病は多いという統計が出ているし、そこからは生活習慣は個人の努力では変えられず
変えるためには労働時間の短縮や賃上げ、社会保障の充実による将来不安やストレスの軽減といった外部的な働きかけが必要である事は明らかなのに
「生活習慣は自己責任の問題じゃない」とは言わず、「生活習慣病は生まれつきの体質のせい、要は遺伝のせい」と言いたがる人が多いのは何故だろう?
はっきり言って「遺伝」を前面に出すのって、自己責任論以上に危険だと思うんだよね…
これは生活習慣病に限らずいわゆる「発達障害」なんかでもそうだけど、
生まれつきの体質であり遺伝子のせいならばもうどうしようもないのだから排除するしかない、という結論に繋がりやすい
糖尿病になりやすいかどうかは家系で決まる、すなわち遺伝子の問題としてしまうと
「発達障害は子供を産むな」「ブスは子供を産むな」と同様に、「糖尿病家系は子供を産むな」という、遺伝子に基づく個人への差別と排除で終わってしまうのではないかと思う
また、そういった遺伝的なリスクのある家系の者はあらかじめ就職させない、生命保険の加入を断る、などという対処も考えられるだろう
それは自己責任論以上に怖いよ
努力してどうにかなると思ってもらえるだけ、自己責任論の方がまだ優しいんだよ
まあ、遺伝子を分析してそれによって遺伝子治療を進めようとかいうならいいと思うけれど
私はいわゆる「生活習慣病」には遺伝的要因と環境的要因の両方があり、環境的要因も個人の努力でどうにか出来る部分は極めて少ないのだから自己責任論はやめるべきだ、
と考えているけれど
思うんだけど最近は親ガチャの流れで全ては遺伝子で先天的に決まってる、遺伝的に劣った奴は何をやっても無駄
とする言説が随分と幅をきかせるようになったなーと思う
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0b4eeb12d511d45d83e5f340ed2d23c7ada1707/comments?page=2
「big*****7/16(土) 14:27
非表示・報告
みたいだけど、これでは初期の異常値の段階で発見できず、
症状が現れたら対応になると思う
大事なんだけどな」
……っていうけれど
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/life-style-disease-hashimoto-1
多くの疾病の原因として生活習慣がある事は認めながらも
結論としてこの人は『生活習慣病』という言葉そのものに反対しているようだけど、それって日本人の底意地の悪さというか差別意識の強さがあるからじゃないかなあ…と思う
「バーカー仮説を出すまでもなく、糖尿病になる確率や糖尿病による死亡率は、どこの国を見ても、学歴が低い人の方が高いのです。
これは全世界共通です。遺伝や生活習慣の問題ではなく、もっとも強力にこの病気を左右しているのは学歴などの社会的要因なのです。
学歴は個人の能力だけで決まるものではありません。能力を伸ばす環境に恵まれるかどうかは個人では選べないことが多いのです。」
『学歴は当人のせいじゃないから気の毒だ、助けよう!』って思う筈でしょ?多分海外ではそういう人が多いと思う。
ところがこれが日本だと『低学歴になる奴は親も低学歴で遺伝ガチャ外れの劣った奴だから見捨てろ』という思考になる。
個人的には生活習慣病というネーミングそれ自体は悪くないと思うんだよな
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/life-style-disease-hashimoto-1
ここにあるように、
『むしろ時間や生活の余裕があるかどうかだと思います。糖尿病や高血圧のための食事はそれなりに注意して用意しなければならない。
時間も手間もかかるのに、その時間が買える人と買えない人がいる。
お金だけでなく機会や時間など多次元的な意味で「貧困」が健康を左右しているのです。』
問題なのは「生活習慣は個人の自己責任である」という考え方にあるんじゃない?
だって普通に考えたら生活習慣って労働時間や経済的余裕に大きく左右される事が簡単に分かるだろうし、
それは元を辿れば当人にはどうにもできない親ガチャという要素が大きく絡んで来る
貧乏人の方が生活習慣が悪い、金持ちの方がバランスが取れた食生活が出来る、とはもはや定説になっている訳で…。
そこから貧困をなくそうとか賃金を上げて所得格差を減らそうとかいう方向に行くべきだったんだ。必要なのはけして個人に対する医師による「指導」なんかではない。
必要なのは「生活習慣病」という病名をなくす事ではなく、「生活習慣は個人の努力で全てが決まる」という考え方をやめる事だと思う
『がん医療 独自の主張でベストセラー 医師の近藤誠さん死去』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220814/k10013770761000.html
ってニュースに驚いたけれど、
個人的にはこの人の主張については、がん治療反対には賛同出来ないけれど生活習慣病などへの健康診断についての反対には賛同出来るって立場だったから
複雑だ
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784166611171
「日本人の多くは「健康」のため職場健診や人間ドックを受診していますが、欧米には存在しません。「より健康になる」とか「寿命をのばす」という効果を証明するデータがないからです。
著者の近藤誠さん本人も、慶大病院で在職した40年間、執行部から強い圧力がありながらも、一度も受けませんでした。検診は有効というデータがないからです。にもかかわらず、
日本では、医学的な根拠がないままに、1972年の「労働安全衛生法」で健診が義務化され、今日に至っているのです。日本の平均寿命は世界のトップクラスですが、奇妙なのは、
男女間で平均寿命に6歳もの差があることです。女性よりも職場で健診機会の多い日本の男性は、まさに「健診で寿命を縮めている」可能性があるのです。」
それにしても73歳という平均よりは若い年齢で亡くなった事によって、反対派はますます勢いづくんだろうな……
まあ当人の主張が「健康診断が寿命を伸ばすというエビデンスはない」というものだったので、
こうやって当人が身をもって「健康診断しないと寿命を縮める」というエビデンスを作ってしまった以上は仕方がないのかな。
最近やたらと「うつは心の病気ではなくて脳の病気」という言い回しを聞く。
まず第一に、現状では身体の臓器の病気こそ、「甘えや怠け」という自己責任論は適用されているからだ。
「うつは心の風邪」という喩えに対して甘えや怠けだと言ってくる人達は多分、身体の風邪に対しても同じように言ってるでしょ。自己管理不足だとか何とか。変えるべきは身体の風邪に対する扱いの方であって、うつを風邪にたとえる事の方ではないと思う。
現に胃や腸や心臓の病気に対し、世間は食生活の乱れや運動不足やアルコールといった原因を見出だし、生活習慣病として自己責任論で個人を責めているじゃないか。
婦人科疾患はもっと酷くて、適切に婦人科を訪れてピルを飲みさえすれば全ての不調は解決するのでそうしないのは自己責任と言わんばかりの風雪が流布されている。
「心の病気」とされているうつは、現状まだマシなんだよ。長時間労働やら職場の人間関係やら将来への不安といった外部的事情も、一応は考慮してもらえているから。
これがもし、完全にただ「脳という臓器の病気」としてだけ扱われるようになったなら、おそらく外部的な事情は完全に無視されるようになると思う。
今の生活習慣病のように食事や睡眠、運動といった物理的事情のみが原因とされて、
うつ病になったのは脳に悪いものばかり食べていたからだとかゲームばかりやってて十分な睡眠を取らなかったからだとか、当人の自己責任のみで見られるようになると思う。
治療についても「脳の病気」という言葉でもって物理的な面のみが強調される結果、薬を飲む事だけが解決法とされて職場環境改善へのモチベーションは失われるだろ。
まあ、上記だけならまだ大したマイナスじゃない。もっと問題なのは下記の点。
第二に、脳という臓器に対する偏見やスティグマの強さを理解していない。
さて、「脳に異常がある人」と聞いた時、あなたはどんな印象を受けるだろうか?
おそらく、「何をしでかすか分からない人。暴行や殺人などの犯罪者予備軍」という印象を受けるのではないだろうか?
勿論、脳以外の、消化器や循環器といった臓器の不調にだってネガティブなイメージは付き物だ。だけど脳に特有なのはそれが意志決定機関だという事。
「腸に異常がある人」だったら、「すぐ下痢になって仕事に穴を開けるかもしれない」。「心臓に異常がある人」だったら「仕事中倒れて死んでしまうかもしれない」。という、あくまで消極的なネガティブイメージにすぎない。「脳に異常がある人」のような、犯罪に直結する積極的なネガティブイメージはない。
そして、「心」といった場合には脳の機能のうち、内面的な部分が主に想起される。
「うつ病」と言われて人々が想像するのってあくまで、無気力な引きこもりや自殺といった自傷的なイメージであって、突然暴れだすとか人を殺すというイメージを持っている人って多分ゼロじゃない?
それはうつ病が「心の病気」と思われているからであって、「脳の病気」となったら多分変わると思うよ。
現状、うつ病が精神疾患の中でも比較的好意的に見られているのは、「心の病」というイメージから来る内向的・自傷的な印象によるものだろう。自殺や引きこもりはしても他害はしないというイメージ。
「うつは甘えや怠け」と思われるのと、「うつは犯罪者予備軍」と思われるのと、どっちがマシかといったら前者では?
それに、「心の病気」という言葉には、「あくまで一時的なものであり、適切な治療をすれば完治する」というイメージがある。「脳の病気」と言い切ってしまう事で、「一生治らない」というイメージに繋がりそれが社会的な排除に繋がると思うよ。今の『発達障害』がそうであるように。
わかんないのは、会社で行ったストレスチェックで悪い結果が出た時、産業医に面接して相談するのって
それはつまり職場の環境にそれだけ問題があるっていう事なんだから
悪い結果が出た当人じゃなくて管理職や経営者であるべきだと思うんだよね…
まあ、管理職って言っても現場の人間に出来る対策なんて限りがあるし、
悪い結果が出た事を他人に知らせる事に問題点もあるがそれは匿名にするとか何とかしてさ
でも当人だけに面接をする無意味さよりはマシだと思うんだよね…
ストレスチェックに限らず、生活習慣病とかにしても職場の環境が原因なんだからアプローチは職場環境の改善によって図るべきだと思うのに
これだから日本人の健康状態はよくならないんじゃないのって思う
健康診断批判の記事で、健康診断を受けて専門医の指導を受けても死亡率は改善されないっていうのがあったけれど
当たり前だと思う
だって原因となっている労働環境が変わらないのに、当時者への指導だけでストレスがなくなったり良い生活習慣になったりする訳がないじゃん?
近藤誠の「健康診断は受けてはいけない」って本、全てに賛同出来る訳ではないし、がん検診に関しては受けた方がいいと思っているけれど
少なくともいわゆる生活習慣病に関しては健康診断は有害無実で逆効果だろって思っている。
だってある程度年を取れば全ての数値が正常な人なんてかなり少なくなるらしいし
この数値は異常だ異常だ改善しろって突き付けられるのってそれだけでめちゃくちゃストレスになって健康には悪影響では?
仮にやるとしてもせいぜい身長体重視力聴力程度でいいと思うんだよね…血液検査や尿検査って本当にいちいち必要か?
それに医師の指導を義務付けて生活習慣を変えさせようとしたところで、根本的な労働環境が変わらないのに無理に決まっているのでは?
何かあった時には気軽に医者に行けるようにした方がよくない?
なのに労働基準法には一日からの有給の傷病休暇すら規定されておらず、気軽に休めるようになってない。
どう考えても健康診断よりも先に整備すべきなのに。
望ましい健康政策…自然に健康な生活が出来るよう、自炊や運動に時間とお金が使えるような少ない労働時間、高い賃金。良好な職場環境、将来の心配がなくストレスを与えない雇用の保障。体調が悪い時には気軽に休めて異常だと思ったらすぐ病院に行けるような休暇制度。
現実の日本の健康政策…自炊や運動の時間とお金を与えない長時間低賃金労働で自然と不健康になるように仕向ける。劣悪な職場環境や不安定雇用によるストレスを与えて精神の健康を害する。一応は健康体である人間に対して異様に細かい健康診断を行って数値で脅してストレスを与える。一方で体調が悪くなっても簡単には休めず医者にも行けない。