はてなキーワード: 源氏名とは
20歳大学生、わたしは普通に生きてきました。普通ってなんなのか分からないけど。真面目な家庭に育ち、特に大きな事件も怪我もなく、平穏に過ごしていました。とにかく真面目が取り柄な家庭でした。母も父も健在、大きな喧嘩も病気も離婚もせずに子供3人を育て上げる。お金にも困っておらず、三食決まった時間に食べて、ピアノ、習字、武道、塾にも通わせてもらいました。兄妹はその甲斐あってか、有名大学へ進学、いい会社にも就職しました。私は勉強したくない、働きたくない。でも、ひとり暮らしはしてみたい。県外のてきとうな学科の4年制大学へ進学。だらだらと毎日を過ごし、2年生になっていた。まわりのみんなはサークルに恋人、アルバイトをしている。わたしはなんとなく授業に出る毎日。大学生の四年間でこんなになにもしないのどうなの、ということでアルバイトを始めようとした。
夏休み真っ最中。大学生の夏休みは長い。友だちも少なくて遊びにも出ずにずっとひとりでいた。睡眠とおナニーを貪る毎日で最終刺激を求めて辿り着くのはエロサイト。エロ同人誌、エロ動画、風俗、求人。こんな毎日でも働けば、「風俗より稼げる!3万円!」本当なのか、3万円って。正直、仕送りも十分すぎるほどもらっていたのでお金には困っていなかった。
そのサイトはセクキャバ ?女性コンパニオン?喋るのが苦手でもおっけー。髪型、化粧が苦手でもおっけー。容姿も気にしません。忙しいので採用率100パーセントです。との売り文句に惹かれた。私でもできる、したい。やりたい。
簡単ウェブ応募。それからすぐにメールが返ってきて面接日時と場所の確認をしたら、もうあとは面接。とんとん拍子すぎる。その日がきた。足を踏み入れたことのない繁華街。夜の街。派手な看板がギュウギュウでキラキラしてて、足を踏み入れるのも躊躇う。そこは天国みたいだった。
お店の前まで来たけれど、そんなお店に女がひとりで入るのなんて無理。でもここで行かなきゃ。行かなきゃ、行かなきゃいかなきゃ。ってお店の前をうろうろうろうろうろうろうろうろ10分程度。遅刻しちゃう。ああああああああああああああ、ああああああ、ああああああああああああ店へ突入。
扉が開く。一瞬聞こえたとんでもなくうるさい洋楽。薄暗い照明、煙たいタバコの匂い。無理無理無理無理、怖くてエレベーターの閉じるボタン連打。それでも、もう一度開く扉の正面、ボーイさんが立ってた。「面接で来たんですけど……」ボーイさんが慌てた様子でとりあえず「下で待ってて。」と、もどされる。すぐに店長さんが来た。一階のバーで面接。この店長がまた、めっちゃ優しい。大丈夫だよってさりげなく肩ポンボディータッチ、めっちゃ女の子の扱い慣れてる。
「どうしてこの仕事を?」と志望理由みたいなの簡単にお話。仕事の詳細の説明。「セクキャバって何するところか知ってる?」とても基礎的なところから。お触りアリのキャバクラってとこですかね…?「そうそう!うちはおっぱい触られて、舐められて、下も触られて指入れもアリです。大丈夫そう?」指入れもありって何するのか分からなかったけど、頷くことしかできなかった。他にも挨拶する時のダウンサービスの仕方、指名についての説明。時給について。そのくらいだったかな。ほんとに最低限の事項だけだった。まあいいのか。40分ほど説明してから小休憩。
「タバコ吸う?」あ、はい、吸います。ってわたしの顔に似つかわしくないタバコに店長爆笑してた。ギャップだねーって。付き合い程度で吸うだけだったのでタバコ持っていなくて一本もらって吸った。学校では何してるの?とか、休みの日は?とか、雑談しながらめっちゃ笑う店長。ヘラヘラしてるなあ。
それから、源氏名を決めてもらった。自分で決めてもいいし、僕が付けてもいいよ、って。源氏名なんて考えていなかったので、店長にお願いした。さっきそこの看板で見かけた女性芸術家のマリーローランサンから「まり」に決まった。かわいいを生涯描き続けた油画の作家さんらしい。
「今から働ける?」面接終わってからすぐさま体験入店へ、それはもうここまで来たのでもう逃げられない。頷く。今日のぱんつ可愛くけど大丈夫かなって綿のパンツが頭をよぎる。がんばるがんばるがんばる。って本日2度目のエレベーターで上へ。
狭い廊下をカーテンで仕切られて作ったお客様の待機所を横目に、慌ただしく女の子たちが出入りする待機室に入る。ようやく人がすれ違えるくらいの狭い部屋だった。うがいをする水道と、製氷機と、小物置き場と、座るところ。女の子7人くらい座れるのかな。
水で薄めたモンダミンで口をすすぐ、おしりふきで股をふく。ローションを股に塗る。目まぐるしく待機室へ流れてくる女の子。
そして、店長から先輩女の子へバトンタッチ。出てきたのはギャルのお姉さん、これに着替えてね〜って渡されたのメンズのワイシャツ、これが噂の彼シャツ?「えっと、正直にいうね。ストッキングとかアクセサリーは外して下着はぱんつだけにしてね。」ってあー!!!ワイシャツぱんいち。噂の彼シャツ、えっちだ!えっちー!!!!もうどうにでもなれ。
そのあとはお店のロゴだけが入った真っ白な名刺を渡されて、ここに名前書いてねーって。数十枚ほど油性ペンで描き描き。まり、まりまりまりまりまりまりまり、私はまり。かけたらお客様のいる表ステージへ。と言っても、狭い一室内に2人がけのソファが間隔を空けて15席。
オープンすぎる席の一番隅っこの席へ連れて行かれる。先輩女性スタッフに教えてもらう。名刺の渡し方、お客様の手の消毒の仕方。突然、照明が落とされミラーボールが回ってギラギラ音楽が激しくなって、はじまるハッスルタイム。この時はね、こうやってやるんだよーって対面座位の形になる。お客様の膝の上に座るんだ。「大丈夫?」何度も聞かれた。怖かった。顔が強張ってるらしい。まだ怖い。ずっと怖いと思う。
それで、ここから接客本番なんだけどあんまり覚えてない。お客さんとキスしたら、頑張ったねって言ってもらった。無理矢理触られたりキスされたりすることもなく、基本的にはお話だけで終わるのが多かった。なんの話したかも覚えてないし無言の時間を過ごしていた気がする。今思えば、ごめんねの気持ち。
セクキャバ1日目。面接からのいきなり体験入店。ギラギラのなんて言ってるのかどこの国の言葉で歌っているのか分からない音楽に乗せて「まりちゃんリストバックよろしくー」の声。リストバックは接客終わりの合図。もう時間だから帰っておいでの救いの言葉。
その日は、一万とななひゃくえんもらった。
キス、手マン、キスキスキスキス、おつぱいおっぱいおつぱいと、手マン。アナルも触られる、お話からの手マン。俺は何もしないよって言いつつ手マン。ちゅーしていい?接客を終えてボーイさんに言われる、ありがとう。って言われた瞬間にんげんに戻った気になる。ものだ。わたしは物だと。ものになる瞬間と、人間の狭間。ものとして扱われる瞬間、何かが削げてくのがわかった。減っていく。確実に減っていく。ものはモノでしかないんだ。
場内指名や私に会いにきてくれる人の存在がいるのでがんばれた。なんにもできないふつうのにんげんでも大丈夫なんだって思えた。
時給980円の仕事なんて目に入らなくなった。コンビニで1000円越えの買い物をするのが当たり前。自炊をしなくなった。スタバで甘いドリンクを飲んだ。ニキビが出来た。薬局で1番高いシャンプーと歯磨き粉を買った。なんの迷いもなく化粧品をカゴに入れた。まだお客様の匂いが残ってる気がして、香水を買った。拭きすぎた股が痒くなった。乳首を舐められた感覚が残ってたけど、気づかないふりをした。お刺身を食べてキスの感覚を思い出した。街でお客様に似てる人を見かけて座り込んだ。彼氏に無料で抱かれるのに疑問を覚えた。嘘をつく回数が増えた。
店に不満はなかったんやけど、やっぱり色々おかしいところはあるんだなぁと。
同伴できることが良いことだと思っていたので…
とまぁそんな感じで、お客様と連絡先交換するとアホほど店外のお誘いが来る。まじ?って感じ。
これは、私の慣れてなさを見抜かれてるのか…
とネットで、「店外 断り方」でググったら、直接的に言わないならやっぱり忙しいことを理由にすべきだと。実際、春休みの課題に、時給上がるフル出勤ノルマに、バイトの掛け持ちに、ぶっちゃけLINEをしてる暇もないんだから、ご飯など行けるわけない。
でももうこういう人たち、ありとあらゆる女から忙しいことを理由に断られてるでしょ…もう察されるわよ…
たしかに美味しいご飯をいただくことは、ホヨホヨ大学生ワイには必要な経験かもしれない…でも時給も発生せんし、長く夜を続ける気もないから、ガンガン断ってしまってる…これでいいのかしら?
あと、今日は同業者だという人についた。よく分からないけど上の人間の話をするから、経営サイドの人間だと思ってたら、最後に交換したラインが完全に源氏名だった。あら?ホストだったの??ごめん…顔もトークも微妙で…
なーんにも知らずに夜職に片足突っ込んでるなぁって思う。
俳句では雅号を名乗るように。
夜の町では源氏名を名乗るように。
お店の店員さんはみんな名札つけてるけど、たまにものすごく珍しい名字の人とかいて、そういう人は大変だろうなと思う。
名札は何もなければあんまりみないけど、スーパーなんか、レシートにまでフルネームが記載されてたりするし。
学校とか、賞を取った生徒の氏名をホームページに載せてたりするだろ。
仮にストーカーが調べるとして、佐藤と勅使河原じゃ難易度は全然違う気がする。
仕事でネームプレート出すのは、あとでお礼や苦情入れたりする際に判別できるようにとかなわけじゃん。識別記号。そしたら別に、本名じゃなくてよくない?むしろ本名だと、佐藤がたくさんいたりするんだから、職場ごとに自分の仕事ネーム選べるようになりたい。俺は鈴木になりたい。
親は地方議員 宗教三世 いじめられてた中学時代 大嫌いな地元 大学進学を機に上京 悠々自適の仕送り生活 バイトで荒稼ぎ キャバクラとガールズバー 軽音サークル うまれてはじめての信頼できる友達 先輩 後輩 1個上の彼氏と婚約 12月4日 誕生日にもらった指輪 就活とは無縁 セフレ三昧 座位のしすぎで腰痛 大学卒業 セフレも卒業 黒レース振袖 ゼミのカラオケ 歌わされたやくしまるえつこ 同棲開始 他人の金で生活 と同時に発覚 婚約者のDV 灰皿投げるのやめて なぐらないで 蹴らないで あざ消えないよ たっくん やめて おねがい たすけて たえられない 置き手紙残して 実家へかえります ぶりかえす病気 大量の錠剤 とまらない涙 眠れない夜 お兄ちゃんのインスタストーリー お姉ちゃんの名刺 ださすぎる源氏名 婚約破棄 地元で昼職 高島屋 職場のやつらは全員クソ 仕事中に号泣 早退 体調不良で当欠連発 気遣いされるの心底うざい 婚約破棄から半年もたたず できた すきなひと デートのために何度も上京 品川駅 同棲開始 ニトリは天国 蒲田は地獄 彼氏の実家へ挨拶 彼氏のお母さんがくれたCOACH だいすき ずっと一緒にいたい はやく会いたい 東京の職場も全員クソみたい FLO はやく会いたい 出張はやく帰ってきて お土産買ってきて 競馬もパチンコも麻雀もいかないで あと競艇もいかないで ずっと一緒にいて 熱出すから どこにもいかないで こどもができるまでは働くね 渋谷いちまるきゅー お姉ちゃんとプリクラ 寝るときはだきしめてね ふわふわの部屋着きるね 遊園地いこうね すきなひとのたばこ めがね こたつ PS4 ストロングゼロ 灰皿 アコギ SMラブホ 腕についた鎖の跡 8月6日 職場から持って帰ってきたケーキ 誕生日にふたりで食べようね ずっと一緒にいてね はやく帰ってきてね またみんなでドライブしようね 飲みいこうね 絶望 おばあちゃんが死んだ あのヤブ医者が殺した お母さんが殺した おばあちゃんを殺した 最新医療なんて大嘘 国の金でおばあちゃんをモルモットにしやがって 嘘つき おばあちゃんは殺された あのヤブ医者に お母さんに 葬儀会社のひとがとめるまで おばあちゃんに抱きついた 泣き続けた それなのに それなのに 大切なひと いつか みんないなくなる あたまではわかる わかるけど わたしがおばあちゃんだったら 死にかけの姿も死に顔も 孫にみせたくないな かなしい 許せない かなしい 同棲してなかったら 自殺しちゃってたとおもう 同棲しててよかった けど 抱きしめられて眠ったって こわいものはこわい 薬がないと眠れない わかってるけど 全員死ね 幸せアピールうぜえんだよ 妊活してんじゃねえよ セックスだろただの 友だちなんていらない死ね リプもLINEも心底うざい それから 記憶がない 気づいたらベッドの上 牧田総合病院 ごはんいらない コーラとお菓子だけでいい 無数の浅いリスカ跡 バカみたいに細くてアホみたいに薄い首吊り跡 笑える 夢の中 ナースコールさがしてた スマホ取るのにモゾモゾしただけでおこられた 看護師うぜえ死ね 精神病棟の看護師あたり強すぎだろ死ね 退院 わたしが原因だけど 確実にわたしが原因だけど 人生ではじめて こんなにつらい失恋 加藤ミリヤ またあした行くんだ 病院 普通のふりなんてできないし また入院になったら やだな 薬だけくれ 眠れないから ビニールテープとドアノブじゃ死ねないから 今度はメディキュットにしよ 死にたいほどつらい失恋 わたしが原因だけど だって 家事はしないのに浮気はするんだもんね 居場所だけがないね 3月14日 退院だから 名古屋にいるひと会おうね
といっても、私は元から友達いないほうだし、なくした友達というのも「ママ友」よりも薄い繋がりだったから、メンタル傷ついたとかはないけど。
大学生の頃、バイトしてたスナックのバイト仲間に「たった一晩だけ」という約束で、スーパーコンパニオンのバイトの穴埋めをしてくれと頼まれた。私はよく知らないんだけど、仲間がいうには、スパコンのバイトは四人チームでやることになっていて、一人でも欠けると連帯責任で罰金一万円払わされるとかなんとか。それで、仲間のチームが一人、インフルで休んでしまったので、仲間は一万円払うのが嫌で私に泣きついてという訳。
それで、私はまあしょうがないか、一日だけだしと思ってOKした。一日ったって、たったの二時間。そして、時給は五千円。基本的に延長はないということだった。そこまで客に気に入られることってないらしくて。延長になったら多くの場合は、お客さん達と一緒にお風呂に入るらしかった。けど、お風呂に入ってもお客さんは女の子に触っちゃいけないことになってるから平気だという。
……まぁ、そんなの建前だよね。
後でスナックのお客さんから聞いた話では、スパコンはただのコンパニオンではないから、人前でセックスさせられるのは当たり前だし、それだけならまだマシで、ウンコ食わされても文句言えない奴だぞ、という話。
で、私が穴埋めに入った日は、稀にみるみる大当たり客にあたった、と、チームのお姉さん達が大喜びしていた。客はどこかの草ソフトボール部のおじさん達だった。
私達スパコンは、ただのコンパニオンみたいに配膳を手伝ったりお酌をしたり空いた食器を下げたりした。そして、宴もたけなわになって来ると、お酒やご馳走のお相伴にあずかった。
で、お客さん達は私達を気に入ってくれて、二時間延長してお客さんの部屋で宅飲みみたいなことをしようということになった。
本当に、ただ普通に宅飲みをする、という奇跡が起きた。普通はそれ、当たり前にセックスするコースだってさ……。なのに、奇跡が起きたんですよ。
「久しぶりに青春にかえれた」
お客さん達は爽やかにそう言った。
一人、私と二人きりになりたがっていたお客さんがいたけど、他の皆が中学高校生みたいにワーイワーイしている時に抜け駆けする気にはなれなかったようだ。
そんな感じで、バイト嬢、一人二万円。四人で合計八万円貰った訳なので、たぶん派遣元には同額以上の金が入っているだろうから(これは完全に私の想像)、お客さん達は、特に何もしないのに16万~20万も払ったってことだ。割勘で一万円ちょっと。たぶん、一番攻めた人でもお尻触ったり腰を抱いたりしかしていない。後は思いがけずに青春したくらいで。
ベテランのお姉さん達は帰りの車の中で泣いて喜んだくらい、例外的な出来事だった。
私は本当にそれだけしかスパコンをやらなかった。しかし仲間はそれ以降も続けた。どうやら仲間は運が良かったみたいで、私が穴埋めに入った日以前に三日働いたことがあったらしいのだけど、一度も客とセックスしなきゃいけない局面に当たったことが無かったらしい。で、四度目で大当たり客を引いたせいで味をしめたというか、自分を「ただのコンパニオン」だと思い込んでしまったらしかった。
いつものスナックのバイトで、仲間は他のバイトの皆にあの日のことを話して、「素人の増田さんでも出来たんだから大丈夫だよ」と言って勧誘した。インフルで休んだあの子がそのままスパコンを辞めてしまったからだ。いわゆるバックレとか、飛ぶってやつで。
「私はもうやらない」
って、私はその場で宣言した。なぜかというと、スパコンの先輩のお姉さん方が泣いて喜ぶほどにあの客は例外だったからで、普段のスパコンは客とお風呂に入るし、部屋に呼ばれればセックスしなければならないのが普通だということだったから。
けどそのときはまだ客からウンコ食わされることがあるとは知らなかったので、仲間が勧誘するのを強く反対はしなかった。
そしたら、そこにいた一人の、私の同期の友達が、そんな美味しい仕事ならやってみたいと言い出した。一緒に増田もやろうって言うから、嫌だの一点張りで通した。
それからしばらくして、友達はスナックのバイトに来なくなった。知らないうちに辞めていたのだ。そして、大学の同期達から私は変な目でみられるようになり、話し掛けても避けられるようになった。
仲間はスナックを辞めなかったが、スパコンは私と働いた次のシフトで即辞めたという。何でか聞いたけど、お願いだから思い出させないでくれと、首を振るばかりだった。
その件で私は同期達の全員ではないが一部からハブられてしまった。ハブる人達は口を聞いてくれないからわからなかったけど、たぶん、「大勢の客のセックスの相手をたった四人でしても平気な奴」と思われたのだと思う。
【追記】
何故、友達が勧誘されてノリノリになっているのを、私は止めなかったのかについて。
その時は自分がしたスーパーコンパニオンのバイトの危うさを、あまり深刻に感じていなかったから。
あのインフルで当日欠勤した人の代打をした時は、本当に無知だった。スーパーコンパニオンのことはさっぱり知らなかったし、コンパニオンのこともうっすらボンヤリとしか知らなかった。
それから、スナックでいつも通りバイトしてる時に、この間臨時のバイトでコンパニオンやってきたー、と、常連のお客さん達に話したことで、コンパニオンというのものを少し知ったのだけど、お客さん達の説明が、ただのコンパニオンとスーパーコンパニオンを混同している感じだったので、私の理解もまだらだった。その時得たコンパニオンという職業の知識は、
そんな感じ。本当は、ただのコンパニオンの仕事が上二つで、スーパーコンパニオンは全部やる、という区別があるっぽい。
私のした「コンパニオン」がただのコンパニオンではなく「スーパーコンパニオン」だったと発覚したのはもっとずっと後のことで、性風俗に詳しい男の人との雑談で、コンパニオンをしたときの話をしたら、「それがスーパーコンパニオンだよぉ!」と言われた。決め手はコンパニオンの仕事をするときに支給された制服だった。ショーツとブラジャーだけ着た上に、直接、ピンク色のペラペラのスーツみたいな制服を着た。HUNTER×HUNTERのパクノダが着てるスーツをピンク色にした感じ。フツーのコンパニオンはそんな無防備な格好はさせられない、ということだった。
ともあれ、同期の友達(実は数人の子が一度に勧誘されて、彼女らが更に友達を誘って派遣に登録していた)が勧誘されてた時には、私はコンパニオンってガチで勤めるとなんか大変そう……一緒に働いたお姉さん達も、普段はもっとハードだし嫌な仕事だよって言ってたし……くらいの認識しかなかった。
うっすらボンヤリ、危ない予感がしたので、友達から「どんな仕事?楽なんでしょ?」と聞かれても、「少なくとも私には向いていないと思ったし、私は二度とやりたくない」としか言わず、あの夜の仕事が実はなんか楽しかったということは一切口外していない。「嫌だ」の一点張りで通した。
あんな仕事やったら駄目だとは言えなかった。何故なら、私自身は全く危ない目に遭っていなかったので、具体的に何がどう危ないと言えなかった。
それに、一緒に働いた二人のお姉さん達は、それ一本で生活している人達で、嫌な仕事と愚痴りつつも、それなりプロ意識を持って働いているという人達だったので、「あんな仕事」なんて馬鹿にしたようなことは言いたくないと思った。私なんかたった四時間、他人の代打で働いただけだしね。
私はただの代打だったから、源氏名をつけられて制服を着せられはしたものの、私の顔も素性も派遣会社は知らないままだった。チームの管理はチームのメンバーが自力でやっていたことなので。
もし本当に派遣会社に登録していたら、何があっても中々辞められないと思うだろうし、怖いだろうなあ。しっかり素性をおさえられているのだから。常日頃から、一人でも欠けたら罰金一万円だからな!と脅されていたわけだし。
友達は臨時ではなくガチで登録してしまったので大変だったと思う。
私はただ臨時で働いて、特にヤバいことは何もしていないが、同期達から「キッッッモ!」と後ろ指を差されたくらいだ。友達、同期といっても所詮大学の中での狭くて薄い繋がりだから、切られたところでどってことはない。
しっかし、何がなんでも止めるべきだったのかなぁ。止めるべきだったんだろうね。ただ、何人もでやりたいやりたい騒いでるところで私一人が反対しても無力だったんじゃないかなあって思うけど。
ともあれ、「楽して稼げる美味しい仕事」が我も我もって感じで狭い仲間内で流行ったんだけど、結局何人かが痛い目見たら責任の擦り合いになって、私は擦り付けられた方だった訳。私は当時自分のいたコミュニティに全く未練がなかったからいいけど、コミュニティにすごく思い入れがあったなら、きっとこれって辛い出来事だったよね?
私から「パパ活をしてる友達が羨ましい女子大生」に言いたいのはそれ。パパ活そのもので自分は痛い目見ないかもしれないけど、友達の誰かが痛い目見れば、結局、友達同士の関係が壊れて泣くことになる、ということ。
赤十字ポスターの件、オタからリベまで、ツイッター界隈の惨状に、「女性の身体(の一部)をモノ化する表現は性差別的であり、公共空間や子供向けのものとして不適切である」ことを社会の常識にしていく動きが必要とあらためて思う。世界ではこの30年で当たり前になってきたが、日本では逆行してきた。— 牟田和恵 (@peureka) 2019年10月20日
読んでいて、モロに台湾やアメリカのお話する?案件すぎて草生えた。
この辺の事ね。
Oh no, the horror! This could never happen in America! pic.twitter.com/FpFCFGZpd1— Kite (@PseudopsiaKite) 2019年10月14日
献血ポスターの萌え絵が問題視されているようですがここで台湾の献血ポスターを見てみましょう pic.twitter.com/GX0rUxnc8i— なるみん (@narumin886) 2019年10月15日
フェミこそ現実と空想の区別がマジでついていないんじゃないのか?
文春の記事以降も原稿6枚のソフトテロをやらかしたりとか、こいつらフェミは自分から世間の敵になりに行っているよなぁとつくづく思う。
原稿6枚はこれの事ね。
https://togetter.com/li/1420020
厳しい親の元に育った反動で奔放な性体験を重ねるも、浮気などは経験がなく、フリーのときに遊びまくって彼氏が出来たらスパッとやめる、別れたら遊びまくるを繰り返してきた。
最近、親に借金があることが分かった。分かったというか数年越しに知らされた。焦った。私はワープアな中でギリギリ奨学金を返してて、かといって転職して手取りの上昇を期待できるほどのスキルはまるでなし、フルタイム勤務かつワンオペ、誰かが休んだら代わりはほとんど一番下の私が請け負うという状況なのでまっとうなバイトを増やすこともできず。
月に数回でもOK、2~3時間でもOK、高収入といえばの性産業。
「風俗なんかやったら絶縁する」と20年にわたり親から言われ続けてきたが、腹をくくるのにそう時間はかからなかった。
数日働いてみて、一番つらかったのはスタッフ相手の実技講習だった。無給だし、客じゃないからどういう態度でのぞんだらいいか分からなくて。しかも粗チンでどう素股しようと挟んでもすぐ抜ける。
その点お客様はめちゃくちゃ楽だった(これは運がいいだけかもしれない)。相手にもよるけど、基本的には彼女になった気分で甘えたりエロいことしたりことあるごとにチューとハグをせがめば「絶対また指名する!」と返ってきたし、たくさん褒められて嬉しかった。相手もどんな気持ちで言ってるかはわからないけど、綺麗だとか最高だとか気持ちいいとか嘘だろうと言われて嫌な言葉ではない。
お客様の家に出張したらボロアパートで、ちょっとうわあ…と思ったけど猫飼いで、いっぱい撫でさせてもらって楽しかったり。オモチャのオプションつけまくるとんでもない巨根の優しいお兄さんがいたり。
だいたい6時間の出勤で3回エロいことして6回シャワー浴びて、大衆向け格安店なのでだいたい2万ちょっともらえる。本職なら同じ額を稼ぐのに4日くらい必要。アホらしくなった。
問題としては、私に彼氏がいることと、シャワー何度も浴びるから肌がカッサカサになることと、源氏名を好きなゲームの嫌いなキャラの名前にしたらその名前が褒められまくっててムカつくことくらいだ。