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はてなキーワード: 混沌とは

2015-10-18

不思議なソメラちゃんあいまいみー3期ではない

不思議なソメラちゃんが巷であいまいみー3期と呼ばれているのを見て、それは違うぞ、ということを伝えたくて筆を取った。

確かに後の代表作となるあいまいみーに通じる、理不尽さと倫理観の欠如からなる全てを冒涜するような作風はこの作品で既に確立されている。

一方で、あいまいみー常人では理解しがたい狂気によって物語を展開するのに対して、ソメラにおいて物語構成する要素は飢え、渇きという持たざるものの渇望、すなわち人間誰もが持つ本能であるお金が欲しい、食べ物が欲しいという欲望そのままに行動する主人公しかり、レギュラーになりたい、出番が欲しいというメタ的欲求に忠実な松嶋さんしかり、その行動の動機理解できるという点が、あいまいみーとの最大の違いである。故に、あいまいみーよく訓練された読者からすると、若干狂気が足りなく感じることもあるが、逆に「あいまいみーのノリには付いていけないが、ちょぼらうにょぽみの(罵倒)言語センスは好き」といった人には丁度よい案配かもしれない。

なお、狂気が足りないといってもそれはあくまあいまいみー比較した場合の話であり、地面をディグダのように移動する雫さん、ウナギとベッドインする話で萌え4コマの「萌え」の部分を描いたつもりになっている作者など、SUN値を削るには充分な混沌が渦巻いているので、ちょぼらうにょぽみに初めて触れる、という方は用法用量を守って明るい部屋で適度な距離を取りながら接種することが望ましい。

結局何が言いたいのかというと不思議なソメラちゃん面白くてもあいまいみー3期の代わりには成らないので早く3期をやってくれ!早く!

2015-10-13

VW不正で考えてしまった陰謀論

これはアメリカの策略なんだ・・・


ドイツ人の一部に日本人を責める人が出てきてるらしいが、どうもそれがドイツ日本を争わせて漁夫の利を得ようとするアメリカの策略らしい。

ISISトヨタ車を使ってるのが多いのはなぜなのかというのもその一環だ。


更にロシアも混ざってきてアメリカ学者(ロシアに金で雇われたスパイ)がISISトヨタ車を売ったのはアメリカだと暴露し始めていてかなり混沌としてきている。


不正当局忠告したのは日本メーカー検査に使った装置日本装置らしい。さら日本新聞がこぞってドイツを責め始めたので反発が起き始めてるらしい。

2015-09-18

フェイスブックタイムラインを見ていると

安倍政権強硬失望しました」「いいね

今日長野でそばを満喫☆」「いいね

「『ぼくなぜSEALDsdisるのか』をシェアしました」「いいね

ホークス優勝おめでとう!」「いいね

今日ママ友ディズニーランド満喫」

ソフトバンクなら話題スマホがこんなに安く」「いいね

混沌とした日本社会の縮図のようだ。そうやって、みんな今日も生きている。

2015-09-10

世界いちばん遠回りな世界一周

もう誰も覚えていないと思うけど、3年ほど前、ここに、"Hello world!"というタイトルエントリ投稿した。あの話の続きをしようと思う。

※このお話はたぶんフィクションです。実在の人物や団体とはあんまり関係ありません。

※前回のあらすじ:高校中退工場派遣プログラマホームレス自立支援施設プログラマ海外放浪職業訓練世界一周アプリを作る


あれから3年、いろんなことがあった。またプログラマとして働いたり、またホームレスになったり、福島除染作業員をしたり、本当にいろいろあったけど、 今回の主題にはあんまり関係ないのでざっくりはしょる。今回の主題世界一周についてである

はいつか世界を巡る旅をする。10年くらいかけて。わりと本気で。その計画を立てるためのアプリケーションも作った。でもそのアプリ正式リリース以降、開発が頓挫している。開発を進めるにあたって、致命的な問題があることがわかったからだ。それは、開発者である自身が、この世界について何も知らないに等しい、という問題だ。

開発者は、システム化する対象に関して、誰よりも精通していなければならない。業務用アプリケーションの開発なら、 その会社の業務フローについて、社内の誰よりも詳しくなくてはいけない。システム開発とはそういうものだ。そして今度の対象世界だ。すべての国だ。それを僕自身が知らなくてはならないのだ。

しかし世界は巨大で、そして複雑だ。

国連加盟国は現時点で193か国。それぞれの国の下に州や省や県があり、その下に市区町村があり、そういった階層的な行政単位以外にも、歴史的背景から自治区になっているところや特別行政区連邦直轄領もあり……。

そういや連邦ってなんだろう。なんとなく知っているようでいて、詳しくはわからない。王国共和国ってどう違うんだろう。国の形ってなんでこんなにいろいろあるんだろう。いやそもそも国ってなんなんだ。どうすれば「国」になるんだ。

国連に加盟していればいいのか。いや国連非加盟の国もあるじゃないか。国家の三要素(領域人民主権)を満たしていればいいのか。しかしそれを満たしていることを誰が認定するんだ。他国から承認があればいいのか。その他国は誰が国だと承認したんだ。政治的問題から国なのか国じゃないのかはっきりしない地域だってたくさんある。国とか国じゃないとか最初に言い出したのは誰なのかしら。

それは世界一周アプリの開発中に国データをちまちま作っていたときにも思ったことだ。もしかして「国」というのは、僕が思っていたほど絶対的で、はっきりしたものではなく、相対的で、曖昧ものなんだろうか。

からない。わからないことだらけだ。こんなもの本当にシステム化できるのか。複雑ってレベルじゃねーぞ。これが仕事だったら「うんこー☆」とかいいながら全力で投げ出しているところだ。しかしこれは仕事ではない。これは仕事ではないので、真剣に取り組まなければならないし、投げ出すわけにはいかないのである

だけど、 どうしたらいいんだろう。世界はあまりに巨大で、複雑で、茫洋としている。何かとっかかりが必要だと思った。基点が必要だと思った。人でも物でも事柄でもいい。それをとっかかりにして、基点にして、少しずつ裾野を広げていけばいいのではないか。そう思って、自分記憶を探ってみる。僕の基点、時間軸と空間軸の原点、それは子供のころ、ブラウン管の向こうに見た、落書きだらけの大きな壁だった。


1989年11月ベルリンの壁崩壊した。僕が9歳のときだった。ニュースは連日連夜、この話題で持ちきりだった。興奮気味に壁を壊す人たち、全身で喜びを表現する人たち、泣きながら抱き合う人たちもいた。世界中が大騒ぎになっているようだった。僕はその映像を、意味もわからずただぼんやりと見ていた。

それからしばらくして、社会科教科書世界地図が大きく書き換わった。ソ連という国がなくなり、新しい国がたくさんできたのだという。国がなくなる? 国が新しくできる? その意味もまたよくわからなかった。

時間軸は一気に飛び、ベルリンの壁崩壊から20年以上たったころ、僕は生まれて初めて日本を出た。半年かけて海外放浪した。特に目的もない旅だった。だからその場所に行ったのも、ほんの気まぐれだった。

ベトナムホーチミン市にある戦争証跡博物館ベトナム戦争記憶を後世に伝える博物館だ。旅の途中にふらりと立ち寄ったそこで見たものを、僕はいまでもフラッシュバックのようにありありと思い出せる。

銃器、対戦車地雷、その他さまざまな武器弾薬が「こうやって使われていたんだ」といわんばかりに、実際に使用している場面の写真と並べて展示されている。銃を突きつけられて悲壮な顔をしている男性、道ばたで血まみれになって死んでいる子供、虫の死骸のように雑多に並べられた人の死骸、そんな凄惨な写真がこれでもかと並ぶ。

何か、自分の中で価値観が急速に書き換わっていくのを感じた。頭の中がぐちゃぐちゃになって、いろんな言葉が浮かんでは消えていく。

資本主義

共産主義

イデオロギーとは何だ?」

そのとき同時に頭の中に浮かびあがってきたのが、子供のころに見たベルリンの壁崩壊ニュース映像だった。あれから20年以上たってようやく僕は、あの人たちがどうしてあんなに泣いたり喜んだりしていたのか、少しだけ理解できたのだ。


あの博物館で僕がもっとも強く感じたのは、「戦争悲惨だ」という事実ではなく、「どうしてここまでのことになったのか?」という疑問だった。人が人を虫けらのように殺す、その理由が知りたい。そこには絶対にそれなりの経緯があるはずである。東西冷戦とは何だったのか、僕はまずそれを知らなければならない。

しかしこうなるともう最初から世界史をやり直したほうが早いんじゃないかと思った。よし、時間軸を一気に人類歴史の始まりまで巻き戻そう。

まずは大河流域で文明がおこる。チグリス・ユーフラテス川ナイル川インダス川黄河。うわー、すげー懐かしい。そして農耕が発達する。食料を安定して収穫・保存できるようになると権力が生まれる。そこから世界各地で似たような権力闘争が延々と繰り返される。

特に印象深いのが「カノッサの屈辱」だ。十代のころ、学校でこれを習ったとき意味がわからなかった。この人たちは何をそんなに必死になっているんだろうと思っていた。いまならわかる。目的は、権力そのものなのだ。人の頭を踏みつけること、人を思い通りに動かすこと、それ自体が目的であって、権力によって得られる富や名声は二の次なのだ。それは自分の経験を振り返ってみてもわかる。ヤンキー世界でもエリート世界でも、どんな場所でもどんな階層でも、人間が集まれば、始まるのはいつも頭の踏みつけあいである。それが直接的か間接的か、下品上品かという違いはあれど、やっていることは同じだった。だから世界史に記されたこのくだらない争いの数々も、いまは実感を持って理解できる。

そして絶対的権力者である神によって凍結されていた歴史が、ルネサンス以降、急速に動き始める。宗教改革名誉革命フランス革命。それまで聖職者王侯貴族が持っていた権力が少しずつ引き剥がされていく。そしてフランス王国フランス共和国に。ああそうか、王国共和国の違いって「王様」がいるかいないかなのか。さらに現代の「国」という概念国民国家というのも、このころに生まれてきたもののようだ。人類歴史から俯瞰すれば、ここ200年くらいの「流行」にすぎないのだ。

しかしフランス革命って華々しいイメージだったけど、こうして改めて調べてみると、革命政権恐怖政治によって何万もの人間が処刑されていたり、何度も王政に戻っていたり、混沌としすぎていて、華々しいなんてとてもいえない血まみれの革命だったのだと気づかされる。

そんな混沌の中、産業革命を経て、歴史さらに加速する。権力のあり方も変わる。聖職者王侯貴族に変わって資本家が台頭してくる。資本主義が加速する。貧富の差が拡大していく。賃金労働者悲惨労働環境で搾取され続ける。暗澹とした空気の中、社会主義共産主義という思想が台頭し始める。ロシア革命が起こる。世界初社会主義国ソビエト連邦誕生する。

いままで社会主義ってあまりいいイメージはなかったけど、こうして順序立てて成立の経緯を追っていくと、歴史の中での必然性がわかる。みんな、もう誰も頭を踏みつけあわずにすむ世界が欲しかったのだ。だから既存の権力や富や労働のあり方を強制的に変える。そしてそれが国の形を変える。そうか、国の形ってこういうふうに決まるのか。

しかし計画経済ってなんだろう。どうしてそんなもの必要になったんだろう。と思って、初心者向けの経済学の本を何冊か読んでみた。めちゃくちゃおもしろかった。経済ってこういうものなのかと思った。市場経済では必ず景気は好況と不況を繰り返し、いつかどこかで恐慌を引き起こす。そんな繰り返しをさせないために、計画経済では政府の計画にしたがって商品を生産する。そうか、そんな経済の形もあるのかと思った。ずっと現代日本で生きてきた僕にとっては、市場経済があたりまえすぎて、市場自由がどうの規制がどうのといわれても、これまでピンとこなかった。「あたりまえ」のことは、対比されるものがないと、それを知覚することさえできないものなのだと知った。

その市場経済へのアンチテーゼとしての計画経済は、しかし破綻する。いつ、どこで、誰が、何を、どのくらい欲するか、なんてことを計算し尽くすには、リソースが足りなさすぎたのだ。結果が出ているいまだからいえることなのかもしれないけど、少数の頭のいい集団演算能力よりも、多数の平凡な人間無意識的な分散コンピューティング見えざる手)のほうが演算能力は遥かに高いのである

そして社会主義自体も破綻する。ソ連型の社会主義では一党独裁必要とする。しかし絶対的な権力は絶対的に腐敗する。それは歴史証明している。独裁政権必然的暴走していく。これも僕は経験として知っている。「いじり」がいつも「いじめ」に発展するのと同じだ。他人おもちゃにできる、自分の思い通りにできる、これは権力である。そして「いじり」は場の空気によって正当化されるので抑制がない。抑制のない絶対的な権力は暴走する。だから 「いじり」はいつも「いじめ」に発展する。企業内のハラスメント家庭内虐待も同様だ。人間は好き勝手にできる状況に立たされたとき、好き勝手振る舞うものなのだ。そうか、チェックアンドバランスってそのために必要なのか。絶対的な権力は絶対に生み出してはならない。権力は絶対的に抑制されなければならないのだ。三権分立を唱えたモンテスキューさんマジパネェすわ。

こうして自由主義資本主義矛盾への疑問から生まれた社会主義共産主義は、自身内包していた矛盾によって自壊していく。そして時間軸と空間軸はまた原点に戻る。冷戦象徴であり、永遠に世界を二分し続けるかのように思われていたベルリンの壁が、ささいな行き違いからあっけなく崩壊する。ほどなくしてソビエト連邦から次々に構成国が離脱し(国が新しくできる)、連邦は解体される(国がなくなる)。

天秤の片方から社会主義共産主義が脱落したことにより、その後、世界はまた自由主義資本主義へと大きく傾いていく。混合経済社会主義的な部分が次々と取り払われていく。その結果が、派遣法改正だったり、リーマンショックだったりするのだ。そしてそれらは僕の人生にも多大な影響を与えている。そうだ、これはひとごとではない。遠い昔にあった「歴史」でもない。僕がいま生きている「現代」の話なのだ

そうか、世界ってこういうふうに動いていたのか。少しずついろんなことがわかってきた。国とは何か。イデオロギーとは何か。なぜ法の支配必要なのか。なぜ憲法必要なのか。しかしそれよりも何よりも、ひとつ重大な事実を確信した。それは、世界のすべてを知ることは絶対にできない、ということだ。

ミクロ領域――個人の感情や行動、これはわかる。マクロ領域――世界市場や情勢、これもわかる。しかし両者がどのように関連しているのか、個人の感情や行動が、どのように影響しあい、どのような力学が働いて、世界市場や情勢を動かすのか、逆に、世界市場や情勢が、個人の感情や行動にどのような影響を与えるのか、それを計算し尽くすことは、誰にもできない。それは人間演算能力の限界を遥かに超えているからだ。

「俺は世の中の仕組みをわかってる」「裏の論理まで知ってる」と嘯く人にはたまに出会うけど、そういう人が本当に世界の仕組みを知っていたことは一度もない。本当にただの一度もなかった。陰謀論マクロミクロの間にある巨大で複雑な回路をショートさせただけの反知性主義にすぎない。僕はそんなチートに興味はない。僕は真正から正攻法で、その回路を解析したいのだ。そうでなければ意味がない。

ああ、そうか、経済学とは、それを解き明かそうとする学問なのだマクロミクロの間にある巨大で複雑な回路。それを解析するのが、経済学や、その他の社会科学なのだ。僕はそれを、もっと深く学ばなければならない。

進むベき方向性は見えてきた。しかしここからどうするか。独学ではもうこのへんが限界のような気がする。つぎはぎだらけの学習じゃなく、もっと体系的に学びたい。でもどうやって学べばいいのかがわからない。僕はまず、学び方を学ぶ必要があるのだ。それには、どうしたらいいのか。

頭の中に浮かんだのは、「大学に行く」という選択肢だった。


大学に行く。どうしてそんな選択肢が浮かんできたんだろう。これまで僕の中にそんな選択肢は存在していなかった。そのはずだった。これまでずっと金も時間もなく、ただ日々の生活に追われるばかりで、そんなことを考える余裕は一切なかった。そんなことを考えるくらいなら明日の飯の心配をしたほうがいい。ずっとそう思って生きてきた。

何より僕には自信がなかった。自分みたいな中卒の人間高等教育を受けたところで何の意味もないと思っていた。そんなの僕にはまったく関わりのない知識階級人間世界だと、大学なんて僕にはまったく何の関係もない、別の世界に存在するものだと思っていた。

でも思い返してみれば、その認識は少しずつ変化していた。いろんな仕事をしたり、あとさき考えず旅に出たり、プログラムを組んだり、文章を書いたり、そしてそれを不特定多数の人の目に晒したり、ずっと何かに追われるようにそんなことを繰り返してきたけど、その過程で、僕は何か大切なものを拾い集めてきた気がする。それはたぶん、自尊心と呼ばれるものだ。幼いころに失い、ずっと欠けたままだったそれを、僕はこの歳になって、ようやく取り戻すことができたのだ。

からいまは自分高等教育を受けることに意味がないだなんて思わない。大学が別の世界に存在するものだなんて思わない。ああそうか、だからいま、このタイミングで、「大学に行く」という選択肢が、僕の前にあらわれたのか。

あとはこの選択肢を選び取るかどうかだ。

いまの時代大学に行くなんてそんなにたいしたことじゃないのかもしれない。だけど少なくとも僕にとってそれは、とてつもなく勇気エネルギー必要なことだ。ホームレスになることよりも、右も左もわからないまま海外に飛び出すことよりも。

現実的問題もたくさんある。資金、学力人生の残り時間。いろいろと考え始めると、解決しなければならない問題が多すぎて、わけがからなくなってくる。もうどうでもいいじゃないかと投げ出したくなってくる。でも僕の中の何かが、そうさせてくれない。僕の中の何かが、そうじゃないだろうと責め立てる。

これには覚えがある。この熱には覚えがある。これは、あの旅の途中、自分の中に発見した、マグマのような熱量だ。感情になる前の感情。行動になる前の行動。名前なんてつけようもないほどプリミティブな衝動。僕はいままさに、それに直面している。そしてその熱量からは、どうあがいても逃げられない。それだけは確信できる。

だったらもう、覚悟を決めるしかない。本当にもう、そうするほかどうしようもない。

僕は大学へ行く。

そうやって覚悟を決めてみると、ものすごく気が楽になった。気分が軽くなった。

ああどうしていままでこんな簡単なことに気づかなかったんだろう。その想いはずっと自分の中にあったのに。

僕は、「大学へ行きたかった」のだ。

続き→http://anond.hatelabo.jp/20150910220232

作品の受け取り方は読み手感性次第」にも限界あると思うんですが

作者へ「この作品のメッセージは?」って質問をするな - Togetterまとめ

あなた作品から受け取ったものあなたにとってのその作品です」っていう話って一見イイハナシダナーって思うかもしれないけど、限度って物があるよね。

この話の面白いところは、このスプツニ子さんが別件で、あたかも固定的な「作品メッセージ」が存在しているかのような主張をしていること。

人工知能学会の表紙は女性蔑視? - Togetterまとめ

単に「私はこう感じて気に入らなかった。他のどう感じるかは知らない」だったらともかく、明確に「こういうメッセージが読み取れるから駄目」という主張のように思えます。結果として作り手側は「自由解釈してください。受け手自由に任せます」という態度が取れなくなり、釈明することを求められていた気がします。なんかこれ、矛盾してるように見えて、どっちも正しいような気はします。

てゆーかさ、これ単に言葉不自由さって話じゃねえの?

個人的には作者と作品は完全に独立してるわけじゃないと思うんだよな。 切り離して考えたい人は考えてもいいけど、それだけが唯一の正解とか言い出すとなんかバカっぽい。

作者に伝えたいメッセージが無いわけでもないと思う。いやあるでしょ。ただ、作者の伝えたいことは、簡単に言語化できるようなことじゃなく、もっと混沌としていたものであり、それを言語化しようとするとどうしても一部しか切り取れない。だから言葉で説明できないしするべきもんじゃないって話でしょ。

言葉問題なのか、作品メッセージ性の関係性の問題なのか、それがごっちゃになってるよね。



あとさ、上で紹介したスプツニ子さんみたいな事例があるかぎり、あんたたちに敵意はありませんよっていう消極的メッセージ発信は必要なっちゃうわけだよね。

まり、この話って、暇を持て余した上流階級の遊びって感じですかね。あほらし。

自由の名に値する唯一の自由は、われわれが他人幸福を奪い取ろうとせず、また幸福を得ようとする他人努力を阻害しようとしないかぎり、われわれは自分自身幸福自分自身方法において追求する自由である

表現の自由だの何だのの理想だって、あまり民度が低過ぎたら、どうしても「こいつらには自由に喋らせるな」って気分になっちゃうのがつらいよね。



ハックルさんがんばれ。

2015-09-09

http://anond.hatelabo.jp/20150909213316

いや、割と本気でそう思っているよ。

ものすごくたくさんのドラマが生まれると思うんだ。

何もないより楽しいでしょ。

密林で孤独に生きるよりも奴隷でも社会で生きたいのが人間だと思うんだ。

社会混沌とした方がいい。

誰かの大事な人が移民在日外国人在日米軍不法入国者なんやかんやに傷つけられ、その逆もある。

人が集まって生きるってのはそんなもんだ。

誰かにとって有利不利だけで社会構成するのもいいんだけどね。

イケハヤ記事が超つまらない理由

ぼくの考えは1ミリも変わらない、どころか、この確信は強固になっているので、あらためて書いておきましょう。

日中ブログばっかり書いてる人のブログはつまらない。

わかりますか。専業ブロガーブログダメなんです。もう、読んでて全然面白くない。

異論がある?異論は認めません。じゃあ面白いブログを教えてくださいよ。ぼくは本当に、ブロガー専門で生活している人のブログで「面白い!」と思った試しがありません。

なぜか。教えて差し上げましょう!

1. 守りに入っている

まさにイケダハヤトさんが書いてる「まだ東京で消耗してるの?」のブログ象徴的で、あれつまらないと思うんですよ。イケハヤさん見てますか〜?つまらないですよ、最近

いや、イケハヤブログは良くできてますよ。セルフメディアとしては日本一だと思います煽り見出しの選択もうまいし、それとは分からないようにこっそりとチマチマ稼ぐマネタイズうまいです。

でも、決定的に「面白くない」んですって。

何かと言うと、ブロガーは「攻められない」んです。自分の居場所であるブログを、自分を、守らないといけません。彼は自分ブランディングを傷つけることができません。

サラリーマンブログで生きているわけではないし、匿名でも書けるので、ブログには何でも書くことができるんですよ。他人に読まれなくても、自分にとって面白いことは何かと考えるエントリー自由に書くことだってできる。一方でイケハヤ記事炎上に溢れていますが、それは模倣可能で、もはやコモディティなんですよ。

最近流行ってるじゃないですか、毒のある炎上って。「ブログ芸人」はアートではなく、ビジネス領域の「テクニック」に堕しました。イケハヤは一つの時代を築き、今終わりかけているのです。勝手ながら、次の変化に期待しています

…と、イケハヤに対して愛の刃を振るってしまいましたが、要するに「もうつまらない」んです。専業ブロガー最高峰集大成ともいえるイケハヤですら、もう面白くない。小銭ねらいの炎上より本当に言いたいことを優先する覚悟が、これからメディアには求められるのです。

イケハヤには言わずもがな、守るものがありますブロガーであるイケハヤ文章を書くときイケハヤは「こんなこと書いたら炎上しないかも」という恐れが頭をよぎります。そしてイケハヤは、結論を変え、文末のエッジをねじり、「笑い」と「愛」を手放してしまうのです。ああ!

自分を燃料として炎上するセルフブランディングブログからは、もう「面白いもの」は生まれてこないんです。炎上テクニックを極める方向にしかいかない。あとは意識高い系とか社畜批判コンテンツツイッター大学生アカウントでいいじゃん、それ。あとは「◯◯が超つまらない理由」とかね。NAVERまとめでいいじゃん、nanapiでいいじゃん、それ。あなたの貴重な人生を割いてまで書く意味はない!

2. 変化が遅すぎる

イケハヤは、変化の速度が絶望的に遅いんです。

まぁそりゃそうで、「毎日10時間ネットばっかり見ているイケハヤ」と、「毎日3時間しかネットを見ずにあとはハード仕事をしたり美味いモノを食ったりしている田端太郎」がいたら、後者の方が経験値もあがるし女にもモテるんですよね。専業ブロガー経験値が少なすぎるんで、変化が見えないんです。

イケハヤのようなブロガーは、一日中ブログのことを考えていますデータを見て、PDCAを回しています毎日のように書いているので、ブログを書くスピードも上がります

イケハヤは今や、1日15本の記事生産できます毎日10更新を365日続けて、3,650本。兼業ブロガーはせいぜい1日に1本でしょうから、365本。そりゃ、記事の濃さは違いますよね。はい論破。…小銭稼ぐなら、薄い炎上記事を量産するより要領のいい方法がいくらでもあるのに。

読者は、イケハヤの変化を望んでいるんです。みんなドラゴンボールが好きですよね。孫悟空がいつまでたっても成長しなかったら、飽きるじゃないですか。

変化しなければ、成長しなければ、面白くないのです。ブログPVと、チャリチャリンと落ちてくる小銭ばかりが気になって、狭量な考えのブロガーに終わるんではなくて、多様な考えの人と沸騰的なコミュニケーションを取るような情報量の多い経験に徹底的に時間エネルギーを注いで、人生の幅を拡げるべきなのです。そうしなければ、イケハヤ主人公にはなれません。イケハヤはいつまでたってもイロモノか、懐かしのブログ芸人の域にとどまります

3. みんなと同じようなことしか書けない

ブロガーとして成功するために知っておくべき、真理を伝授しましょう。目ん玉洗ってよく読んでください。

クリエイターは必ず、環境の影響を受けます

クリエイターには、「人と違うこと」が求められます

この2つの真理から導き出されるのは「専業ブロガー他者との交流が決定的に欠如しているがゆえに、どれだけ頑張っても同じようなことしか書けない」という帰結です。

面白い文章が書きたければ、自分面白くならないといけません。面白い生き方をすれば、あなた文章能力が低かろうが、あなたブログは読まれます

あなた生き方薄っぺら独善的でつまらなければ、どれだけ技巧を凝らしても、ブログ面白くなりません。面白がられたとしても、一発ネタで終わりですね、せいぜい。テクニックレベルの話は、すぐに飽きられます

イケハヤ社会的には珍しい立場でもなんでもなく「新卒で入った大企業を1年で辞めて」「次に入ったベンチャーも1年で辞めて」「社会人3年目に独立して」「ブロガーとして生計を立てており」「東京を捨てて高知の山奥に家族で住んでいる」という、割とオリジナリティの高いバックグラウンドを有しているつもりのようですが、この程度のドロップアウトした人間などいくらでもいますし、書く文章など大して面白くないですよ。

イケハヤ程度の人間なんて無数にいるんです、この日本において。その立場を選ぶかぎり、イケハヤは「その程度のこと」しか書けません。ニートブロガーの方がよっぽど面白いですよ。ニートの方が珍しい存在ですから

クリエイターなりたければ、まずは環境を選べ、ということです。あなた他者の相反する利害に揉まれるような混沌とした環境にいればいるほど、生み出すもの面白くなります。専業ブロガーに甘んじているかぎり、差別化ができないのです。

4. 応援したくならない

イケハヤブログって、あんまり応援する気にならないんですよねぇ。だって別に誰が応援しなくてもイケハヤは生きていけるわけですから

一方で、たとえば宮森さん。いろいろ捨てて実家に戻り、ブログを書きまくっているようです。これはもう、応援したくなりますよね。たまにブログを見て、面白い記事を見つけては拡散しています。でもいつか家を出るような気がしますし、ぼくはそれを勧めますね。ブログで食うのはいいけど、イケハヤのマネはして欲しくないものです。

イケハヤ現在ブログ活動していますが飯は3食食ってます。食欲の問題は別ですから。月収もやっと3万円超えた程度なのにね。しかし、イケハヤはあのブログで生きていこうと決めたようです。それは自分が生きるために、他人生き方をけなしながら炎上しつづけるということです。そんな生き方価値が、他の人よりそんなに高いものなのでしょうか?

メディアづくりにおいて「応援される」という要素は超重要です。面白い存在であれば応援されるし、応援されればさら面白いものを作れるようになりますしかイケハヤのような拙い炎上芸も、かなり飽きられています。だからこそ彼にも焦りがあるのでしょう。

住宅ローン記事なんて、自分さえ儲かれば他人をだましてもいいという領域まで行っちゃってます。あれには呆れました。これまで珍獣を見るようにして面白がっていたまともな大人たちも、あの記事で読むに値しないブログだと決めたことでしょう。個人的には謝罪エントリーがあってもいいと思うレベルです。

もちろんイケハヤは「安全立場にいる以上、あなたは応援も、期待もされません」というはずです。そりゃそうでしょう。彼はそれでしか生きていけないんですからしかし、あん記事を書くような危険を冒すことに何の合理性もありません。

普通の人は「これから起業して社会を変えてやろうと思っているんです!」なんて浮ついたことは口にしませんよね。言ったとしたらアホ扱いされます。そもそも社会とは、他者との齟齬が渦巻く空間なのですから。だれか一人がコントロールできる社会の、どこが豊かなのでしょうか。そんな貧しい社会を願っているなんて、よほどのコンプレックスがあるか、あるいは何も考えていないかどちらかでしょう。

まあ「でも、リスクヘッジのために会社は辞めませんけどね(てへぺろ)」とか言ってたら、それなりに考えている利口な人なのかもしれないなと思いますが。これと一緒です。

武雄市公務員を辞めて高知に来たイケハヤアシスタント・里本さんは、「公務員辛すぎて辞めました。ブロガーになりたいです」と、なんか死にそうなメールイケハヤに送ってきたそうです。イケハヤは手を差し伸べて、応援してあげないといけないと思い、彼が公務員を続けていたら、イケハヤは応援していませんからね、と言ってるそうですが、ぼくにはどうでもいいです。ただ里本さんには、しばらく世話になったら丁寧にお礼を言ってイケハヤの元を去った方がいいと思いますマジで

アルケミスト」でそんな表現があったと思いますが、後ろのドアを閉じるから、前のドアが開くんです。…なんて言いますが、そんなの詭弁ですよ。後ろのドアを閉めたら、前も閉まって閉じ込められる可能性の方が高い。前のドアが開く保証なんかないですって。

そんな詭弁を弄しているうちは、誰もイケハヤに注目しないし、応援もしてくれません。誰でも自力だけじゃ面白いものは作れませんよ。

…なんて、自分利益のために他人を煽ってアフィリエイトを踏ませようとするなんて、しょぼい商売じゃないですか?

ブログアフィリエイトはサギなんですよ

本来的に、ブログはチラシのウラ文脈に属するんです。

イケハヤはそれをわかっちゃいない。

イケハヤはあちゅうはサギを突き詰めるために、引っ込みがつかなくなって、全裸になっているわけですが、そろそろ目を背けられるときが来るでしょう。今はもう、そういうサギが求められている時代じゃないんですよ。ぬくぬくコタツに入って読むに値する本物の作家の本でも読んで、ネット作家気取りをバカにして過ごしましょう。以上、サラリーマンのみなさまにはどうでもいい話でした。騙されるなよ。

2015-08-09

オレはすべての増田宣戦布告する!!!

 今こそ増田復讐するとき!!!

 増田に潰されたあいつや!!!

 増田に殺されたあの子の無念を!!!

 今こそ晴らす!!!!!

 集え!!!

 選ばれし戦士たちよ!!!

 高慢なる増田をぶっつぶすのだ!!!

 立ち上がれ!!!決起せよ!!!尻を出せ!!!

 増田という増田うんこ記事でうめつくすのだ!!!!!

 今こそ混沌とした世界!!!!!!

2015-08-03

巷で蔓延っているFate/GrandOrderに関する情報の真偽について

8/4 22時追記しました。

字数制限引っかかったので内容はこちらで

http://anond.hatelabo.jp/20150804220604



Fate/GrandOrderというソーシャルアプリゲームが7月30日、アンドロイド端末向けにGoogleプレイストアにて配信開始されました。

ところがそのガチャがひどいとか、返金リセマラなる新しい単語が出来たり

おまけにTwitterで流布しているデマ拡散されて混沌としてきているようです。

いちユーザーとしてその情報の真偽について書かせて貰います


@chiaki_pさんのTwitterより引用させて頂きました。

初めに言っておくと発言主を誹謗中傷する意図ではなく、

多くのユーザーiOSの配信を待つユーザーがいる中で情報混沌としている中で整理するためにこのダイアリーを書く事を理解していただきたい。

なるべくソーシャルゲーム慣れしていない人にも読みやすく書いたつもりですが、読みづらかったらすみません



>・延期に次ぐ延期


正論。はじめは2014年リリース予定だったのに半年以上延びました。

延期は型月のお家芸感はあるが、それは別として予定通りにリリースされなかったのは純然たる事実です。



>・キャッシュプレイヤーデータが格納されていることが判明、騒ぎに


これも事実である。多くのキャッシュを消したユーザーデータが消えたと騒ぎになったが、

その期間は配信開始の7月30日20時~翌8月1日2時の間で、2時よりメンテナンスに入ったため解消された。

厳密には2時以降の時間でもキャッシュ削除によって消えた場合もあるかもしれないが、

わずか6時間の間の出来事であり、現在は解消されている。

もちろん前代未聞のバグだが、以下のように対応を取られている。


プロデューサーレター

http://typemoon.com/news/2015/0c4tok

>また、この状況に鑑み、本件に該当されるユーザーの皆様がデータ復旧までプレイいただけない

事態を打開すべく、データ復旧に関するオペレーションを変更いたします。


>専用のお問い合わせフォームよりご連絡いただいた後、よろしければ新規IDを取得いただき

プレイを進めつつ対応をお待ちいただければ幸いです。

データ照合完了後に、新たなIDへ、以前のIDで取得されたサーヴァントや各種アイテム

>聖晶石、QPなどの必要データを移行させていただくという形で対応させていただきます


時間はかかるが以上の対応を行っており、他のソーシャルゲームデータ消失等の対応比較しても十分な措置である判断することが出来ます

何度も言いますが、現在は解消されています




>・まさかの事前登録メールが手動、最長7日かかるらしい


これも事実。まだ届いてない人もいる模様。

筆者はあまりソーシャルゲームは躍起になってやらないので判断材料は少ないが、事前登録メール比較的すぐに届くらしいです。

しかしこの事前登録セイバー・リリィスタートダッシュのプレーヤー必要かというとそうでもなく、ステの伸びも悪く微妙です。

やきもきするとは思いますが気長に待つしかないですね。




>・課金ガチャは1種類のみ、サーヴァント概念礼装が出現するが、サーヴァントの出現確率は低い


これは本当。筆者もこのゲームで一番改善するべき点だと考える。

序章はチュートリアルで引いたサーヴァント、マシュ、お助けキャラでなんとか突破は可能だが、

一章中盤からかなり難易度が上がりサブにもサーヴァント必要になる割に、出ない。

通常ガチャならと思いきや、通常ガチャ200Pで一回引けるのに対して、フレンド使用で得られるポイントは25P(野良は10P)でフレンドを8回使ってやっと引ける。

かといって引いたところでサーヴァントが必ず出るわけではなく、慢性的戦闘の駒不足はバランスが悪いとしか言いようが無いだろう。

課金してもまともに駒が揃えられないのはさすがに笑えないので、ここは早急に直すべきだろう。




>・ガチャのページのイラストが、中心にサーヴァントを据えており、明らかにサーヴァントメインのように思わせる。また、比率記載されてないため返金騒動


これについては、今現在は黒に近いグレーである

明確にデベロッパーからの発表は無いので今後どうなるかはわからない。


そして返金騒動からまれた「返金リセマラ」について


まずリセマラというのは、ソーシャルゲームではよく行われる行為で、

チュートリアルクリア後に大抵レアガチャを一回以上引けるので、それを引いたあとに強いカードならゲーム開始、弱いカードならアプリアンインストールインストールし直してチュートリアル…という風に繰り返す行為である


そしてこのゲームにおいての返金リセマラとは、

方法についてはこのダイアリー拡散したくないので書くのを控える。

端的に言うとデベロッパーに金銭的に負担がかかるため、行ったアカウントゲーム内でアカウントBAN(アカウントが使えなくなる)される可能性も少なからずあり、そして下手したらゲームが存続するか危ういレベルの真っ黒なリセマラとなる。

ゲームを強いキャラではじめてもアカウントが使えなくなったり、ゲームが出来なくなったら意味が無いので自粛の流れとなっている。

尚この方法は1アカウントにつき1回しか使えないが、それだけ行うユーザーが多いと影響が出かねない。


高額な返金も確認されているが、これは先述したデータ消失に対するものである模様。

現在、ただガチャを回して返金要求が通るわけでは無い。




>・難易度が高く、最上レアサーヴァント入手前提のクエスト存在する


これは大きな間違い。本スレでは1章のある敵が非常に強く、こういった噂がはびこっているが

筆者は最上レアは無しで現在開放されているストーリーを全て見る事が出来た。


このゲームタイプ相性で与えられるダメージが大きく変わり、たぶん被ダメも変わる。

これが重要なのだチュートリアルでほぼ触れられてない事と、

有効サーヴァントが先述の渋いガチャが重なってこのような噂が蔓延ってしまったと思われる。


基本的にこのゲーム複数ユニットを強化しながら、ストーリーを進めて行く必要がある。

石の配布頻度は高いので、サーヴァントさえあれば時間はかかるが無課金で進める事は可能だ。

ただ当たり前だが、時間がかかる。しか課金をしたところでガチャからサーヴァントが必ず出るわけでは無い。このバランスがとにかく悪い。

現状ではリセマラ無しでは無課金プレイは難しいが、レア度が高いサーヴァントが引ければ勝ちというわけでは無い。

今後の改良を期待するしか無い。




>・なぜか戦闘により入手したアイテムが加算されていなかったことが判明

一部アイテムはどうやらそういう不具合がある模様。まだ修正されていないので、早く直して欲しい。




>・延期に次ぐ延期をしたにもかかわらず、第2章までしか実装されていない、100万字とかいう嘘。末実装を隠すための難易度ではという声も


2章までは事実だが、このツイートをした方はあまりストーリー系のソーシャルゲームをあまりプレイした事が無いと思われる。

スマートフォンの性能が上がると共に、アプリタイプソーシャルゲームは増え、またキャラクター声優を売りにする他オリジナルコンテンツストーリーを売りにするゲームも増えた。

筆者が知っている範囲だとグランブルーファンタジー、スクールガールズストライカーズなどがある。


これらのストーリーを売りにしているソーシャルゲームは今現在、メインストーリーが完結しているソシャゲは無い。

もう一度言う。ストーリーを売りにしているソーシャルゲームはメインストーリーが完結しているソシャゲが無い。

筆者の調べ不足で存在しているかもしれないが、基本的ストーリーメインタイプソーシャルゲームは言い方によっては「未完」状態でリリースされる。

これは当たり前の事であり、これは先述のガチャと違って決してこのゲームけがおかしい訳ではない。

100万字のシナリオについては誇張広告といえばそうなるが、これもソーシャルゲームではおかしい事では無い。最終的に実装すればいいからだ。

ちなみに声優に関してもTwitterカウントした有志曰く、実装している声優は約半分だ。参加イラストレーターについても発表された全てのイラストレーターカード実装していないようだ。


この広告に関しては個々人で思うところのあるなしは存在するが、基本的にこれはソーシャルゲームにおいては普遍的ものだということをご理解いただきたい。


ちなみに同時期にリリースされたケイオスドラゴンは、現在1章までしか開放されていない。

なので筆者も1章までだと思っていたので、むしろリリース時点で全員分のキャラクエとメインクエ2章分は頑張ったほうだと筆者は思う。



>・プレイ最上レア必要なことからヤフオクに多数のリセマラアカウントが出品される

>・儲けられることに気づいた中華BOT作成し、オークションに流している模様

>・そのため、ゲーム内の助っ人にはmynameというプレイヤー蔓延


これについても事実

このゲームデータ引き継ぎはIDパスワードを設定すればいいので、

平たく言うと1つの端末でもデータ複数所持できる。

筆者はあまりアプリプレイしたりその時にリセマラをしていないのでわからないが、

アカウントリアルマネートレードは早急に対策を打つべきだろう。



>・多数のGoogleへの問い合わせの結果、FateGOは現在不適切コンテンツ」としてレポート集計されています

これ、いまいちどこに表示されてる物なのか筆者は見つける事ができませんでした。

基本的Googleストアがソシャゲに関して不適切という判断を下すのは、ガチャ課金景品表示法に牴触していないかという部分が強いので、

先述のガチャに関してはかなり黒に近いグレーなのでこういった意見が寄せられるのも無理は無い、という感想です。

ソーシャルゲーム景品表示法違反についてはパズドラ事件簿のクリスマスガチャ、脱法進化などで検索すると関連した話が出て参考になると思います




>・結果的に、これまでのFate作品に泥を塗る形に


これについては個々人の感想ですから仕方ないと思います

ただ、プロデューサーレターなどから今後のやる気は感じられるので判断するのは時期尚早かと思いますリリースしてまだ一週間経って無いのに…。

しろ泥を塗っているのはこうした情報の真偽を確認せず真に受けている人や、ビュー数が稼げるからとこの情報転載しているアフィブログの方が泥を塗っているのではないかと筆者は思います




>ちなみに、FateGOの開発は武内さんの友達の友達ディライトワークスという会社です


>つい最近まで、社員は1名だった会社で、資本金は100万円です


>もしかしたら今週乗り切れずに夜逃げもあるかもしれないので、どうぞみなさん今後のFateGOの行く末をお楽しみください



この発言の真偽についてですが、

まず社員1名の情報元について。


>「Fate/Grand Order」が目指す,スマホ時代の新しい物語とは。奈須きのこ×武内 崇×庄司顕仁の3名に聞く,その狙いと手応え

http://www.4gamer.net/games/266/G026651/20141001120/


庄司顕仁氏(以下,庄司氏):

> ディライトワークスは,2014年1月設立したばかりの会社です。最初は個人で,ゲーム業界のよろず屋カンパニーとして立ち上げました。今は開発チームを中心に,30名ほどの規模になっています事業の中心はゲーム開発ですが,基本的ゲームに関することは何でもやる,というスタンス会社です。

庄司氏:

> 共通の友人を通して,武内さんから本作の企画について相談を受けたのが最初だったと思います。その頃のディライトワークスはまだ僕一人の会社で,ゲームビジネスに特化したコンサルタントとして,開発プロジェクトに対する問題解決やビジネスコンサルティング提供メーカーマーケティング改革組織改革,珍しいところでは人事制度改革などを行っていた頃でした。



こちらの発言から来たものと考えられます

最近までとありますが、少なくとも2014年1月最近と呼ぶにはちょっと範囲が広すぎるかと思いますね。

この記事の日付は昨年10月10日時点で30人前後はいるわけですから

まり関係無いかもしれませんが株式会社は最低3人の取り締まり役が法で定められているので、このプロジェクトの為に人員を増やし株式会社として旗揚げしたことが考えられます


資本金についてはただ単に過去出資を受けた額の合計額で、その後の会社の業績とは違い固定されているものです。たぶん会計学簿記をやってる人は基礎知識としておわかりだと思います

仮にこれから新規事業で売上が増えても資本金は増資を行わなければ変わりません。

(この辺ちょっと勉強したのがだいぶ前で自信無いので、気になる人は調べてください)


今年上場廃止したスカイマーク資本金は140億円でした。

必ずしも資本金イコール会社価値ではありません。

実績がない新興会社な事には変わりはありませんが。



夜逃げ云々はこれは個人の感想ですが、

この企画お金を出しているのはアプリの配信元からもわかるようにアニプレックスと考えられます

アニプレックスTYPE-MOONもとい有限会社Notes.ディライトワークス。

現状わかるだけでもこの三社が関わっているプロジェクトです。



あくまディライトワークスとTYPE-MOON運営と開発指揮のみと考えられるので、アニプレックスがこの企画から手を引いた場合、このゲーム夜逃げ扱いになると思います

しかしここまで書かせて頂いた情報を読んだ上でそれは現実的でしょうか?

リリースしたばかりのソーシャルゲームとして当たり前、よくある部分」ばかりで

「そうでない」部分は、渋い礼装ガチャサーヴァントガチャくらいです。くらいって言い方はちょっと語弊がありますが。



アフィブログ基本的にビュー数を稼げるような炎上事案しかとりあげません。

できればTwitterなどのSNS拡散しないで欲しいです。

もし仮にFate/GrandOrderが今後良いゲームになったら口コミで広げていってあげてください。



そしてシナリオだけ読みたい人へ。

たぶん一年後か、二年後くらいになれば全てのシナリオ実装されてるのではないでしょうか。

全てのシナリオが入っているこれまでのFateコンシューマーゲームであり、ソフトハードを買って一気にプレイできる言わば「連載完結漫画」です。

ソーシャルゲームである今回のFate/GrandOrderはまだこれから話が続いていく「連載漫画」です。まだ始まったばかりです。

なのでもし、全ての話を楽しみたいだけなら最終章リリースされてからプレイしてはいかがでしょうか。

から始めるなら、シナリオゲーとしてではなくソーシャルゲームとして楽しむ事をおすすめします。



ひとまずシステム等は今後改良されると思うので、個人的には頑張って欲しいです。

読みづらい長文と誤字脱字等失礼しました。



2015-07-27

混沌未分天地乱 茫茫渺渺無人

自従盤古破鴻蒙 開闢従茲清濁弁

覆載群生仰至仁 発明万物皆成善

欲知造化会元功 須看西遊釈厄伝

混沌は別れずして天地乱れ 茫茫渺渺として人は見えず

盤古は自ずより鴻濛を破り 開闢して茲より清濁を弁ず

群生を覆載して至仁と仰ぎ 万物発明して皆善と成す

造化会元を知らんと欲さば 須らく看るべし西遊釈厄伝

2015-07-26

不老を実現させる他、穏便に日本を保つ方法は無い

増え続ける老人、増え続ける税。

このままでは、働けなくなったら死、という世紀末のような時代の訪れはそう遠いものでは無い。

少子高齢は、定期的に話題になるが、今の日本が抱える最も大きな問題だとしてよいだろう。

さて、本題に入る前に、発展した国が必ず行き着く先として少子高齢社会というもの存在するが、この社会がそもそもどういう動きの結果日本で生まれたのかを説明したい。

簡単な話なのだが、社会一定平和を得ると、社会進出に価値が強まる。男性はもちろん働くが、女性も働く。

日本平和で進んだ社会であるから自分自分だけの幸せを追求することが理想的なことだと保証されてる個人主義的な社会であり、別に子供がいなかろうが社会から迫害されることは当然ない。

また、そうして社会レベルが上がっていることで、大学まで進学させないと実質的人間らしい生活ができない等、子供教育コストは跳ね上がっている。加えてこの国では国から現実に則した子育てへの支援も少ない。例えば産休などを取得しようものなら、復帰後、同じ地位が保たれる保証が国から成されていないなど、本当にろくでもない。

更に、日本では土地が高く若者収入は少ないので、パラサイトシングルという独特な存在も発生しており、これも結婚の遅れ、果ては諦めにつながっている。パラサイトシングルとは、実家寄生しながら働いて生活する人の事である。知らない人も多いかもしれないが、これは日本独自文化だ。(似たものは幾つか海外にも存在するが)

もちろん、そうした子供の減少についてだけが少子高齢の原因ではない。医療中途半端な発展もある。健康寿命は短いのに、寿命ばかりがお陰で伸びている。

(先ほど、発展した国が行き着く先に少子高齢社会があると記したが、日本はその中でも国の対応が遅れており、極めて早い速度でこれが進行している。一応、遅らせることに成功している国もいくつかあるのだが、とはいえ、結局のところ延命しかない。少子高齢は政策だけでどうにかなる問題ではない。もうひとつ言えば日本の政治家の手腕では遅らせることすら不可能だ。)

日本は本当に難しい環境だ。横並びの精神旧態依然とした年功序列など、若者のチャンスを奪うことに特化した企業蔓延本来社会の中心であるはずの若者がまるでボロ雑巾のように扱われている。こんな状態で子育てなど出来るはずがない。

万策尽きたか、という感じだ。この状況は残念ながら既存の大作で穏便に解決する方法は無いといって良いだろう。

しかし、ここでもし不老が実現したらどうなるだろうか。

先に、この手の話の際にろくに文章を読まず脊髄反射的な典型的反論をする層のために最初に書いておきたいが、

永遠に生きるなんて退屈に違いない!!!!11はい日本終わり、俺の勝ち~~~!!!111」

だとか

「そんなの!!人間をやめるってことじゃん!!私は死ぬ!!!!1111はい日本終わり、私の勝ち~~~!!!111」

とか、

技術の奪い合いで殺し合いが起こるね!!!1111111はい日本終わり、俺の勝ち~~~!!!111」

だとか、

独裁者が不死になったら最悪じゃん!!!111はい日本終わり、俺の勝ち~~~!!!111」

だとか

食糧問題が起こる!!!!111はい日本終わり、俺の勝ち~~~!!!111」

などなど

どうしたらこれほどに頭の悪い台詞が出てくるのかというものが、本当に、この手の話にはワンサカ湧いてくるので、先に釘を差しておく。よく分からない人はここは飛ばしてよい。

まず、長く生きるのが退屈なら、死ね。当たり前だが選択の自由が増えるだけであり、実現した場合の使用不使用は、お前に委ねられる。ただひとつ言っておくが、若い肉体でとても長い時間人生を謳歌できるというのは、既存価値観ではありえない話だ。体験してみてから文句を言う、或いは死ぬのでは遅いだろうか。

そして、人間定義自分で大した考えもなくこじつけるのは勝手だが、少なくとも人は社会環境にあわせて発明進化し続けてきた動物だとだけ言っておく。それが人類アイデンティティだとも。まあ死にたいなら勝手死ね

それから技術を巡った奪い合い?お前はいつの時代を生きてるんだ?私は、21世紀を生きているのだと思っていたが。ここは資本主義時代だ。動くのは金だけだ。一体どこで質の良いプロダクトを巡って企業傭兵たちを戦わせたりしているんだ?妄想もいい加減にしろ

極めつけに、独裁者??そんなものがどこにいるんだ。日本ではしっかりと国の政治家国民意思によってやめさせられる。不老になれば、例えば悪行をしたらば、その責任から逃れられなくなるのだ。何故、寧ろ慎重な決断をするようになる人間が増えると思わないのだろうか。自分の頭の程度で周囲を判断しないほうが良い。君が思っている以上に世間の頭は良いし、社会は仕組みに合わせ流動的である

最後に、日本は年々人口が減っており、人口が増え続けているのは海外である。伴って日本人口が安定しようとそんなことは問題ではないし、そもそもお前は人類がその程度の問題に屈する程歴史のない存在だと思っているのか。とにかく、自分の頭の悪さで周囲はかるな。断言する、仕組みが整うのが先だ。

バカへの先制釘刺しはこれくらいにして、話を戻そう。

もし不老が起こればだ。

もし不老が成立すれば当然年金などの制度はなくなる。ほぼすべての人口労働力としての価値を得るのである

いつまでも元気でいられるようになり、別れも事故でもない限り無くなる。

少子高齢という概念は、新たな子供を誰かの壮絶な苦労に期待して人任せに作らせ社会を回させる非現実的方針から、現役世代がより長く自由に、やりたい人がやりたい仕事をやることによって、日本から完全に消滅するのである

だが、それだけではない。これは思ったよりも社会に素晴らしい恩恵をもたらす。

年齢という概念社会的に全く重視されないものとなるが、齢を重ねてから貯金で再び大学自分のやりたい勉強をしにいく等といったこともできるようになる。

何かをやろうと思った時に、時既に遅しなどということはもうなく、もちろん底辺低賃金労働者でも、より長い時間を働くことで、上の世界を目指せるようになる。

貯金をためて「定期的な定年」なんてものも行えるだろう。40年働いたら10年休暇を入れても、問題ない。心ゆくまで趣味に没頭して、そうして、もう一度社会に戻れば良い。

なんと、素晴らしい世界か。

仏教では、基本的な考えとして「生老病死」を四苦とするものがある。不老が実現すれば、後ろ三つが取るに足らないものとなる。その時に果たして生はどのようなものになるのか。

我々は未知の価値観を受け入れることを嫌がるものだ。不老不死はこの世に混沌をもたらすのだという創作やら価値観蔓延している。或いは、そんな理想はきっぱりと諦めようとしているだけのか。

だが、もはや時代は違う。不老は目前のものである

http://www.bloomberg.com/news/articles/2015-03-09/google-ventures-bill-maris-investing-in-idea-of-living-to-500

グーグルベンチャー代表Bill Maris氏は、"If you ask me today, is it possible to live to be 500? The answer is yes," (もし今日、500歳まで人が生きれるのかと問われれば、その答えはイエスだ)と、自身投資先に信頼を寄せている。

http://www.ft.com/intl/cms/s/0/317cd592-e4ec-11e4-bb4b-00144feab7de.html

彼も比較的有名だが、Paypal創業者のPeter Thielが支援する英ケンブリッジ大学のaubrey de grey氏は、自身の抗加齢プロジェクトを進めている。

"Mr de Grey reckons that within six to eight years we will find a way to delay the ageing process in 60 year olds so that they do not feel 60 until they are actually 90."

(今後6-8年以内に60-90までの加齢をほぼ無き物にできるだろう。)

と主張している。

また、もちろん山中氏のIPS細胞の発展も大きい。比較自由に臓器を入れ替えることのできるようになる未来はそう遠くない。

それ以外にも、様々な方向から不老は進みつつある。今30,40代人間ですら、その恩恵には縋れるかもしれない。

から今日、私は先にこのような意見を書かせてもらった。

もちろんこんな社会は訪れないかもしれない。だがその時はただ死ぬだけである

人類がよりよい方向に向かう選択をする際に、愚かな決断をしないように。

穏便に日本が保たれることを願う。

2015-07-25

[]

ナザルアハリ大使は「イランは有数の原油輸出国。(核開発疑惑を巡る)制裁で輸出額が半減し、これから輸出を増やそうとしているのに、なぜ海峡を封鎖する必要があるのか」と強調。

駐日イラン大使ホルム機雷敷設例示に「全く根拠ない」 - 毎日新聞

http://mainichi.jp/select/news/20150724k0000m030046000c.html


赤嶺委員 日本共産党赤嶺政賢です。

 政府六月九日に提出した見解について質問します。

 見解の内容は、これまでの政府の説明を繰り返したものにすぎません。いろいろ書いていますが、憲法解釈変更の根拠として挙げているのは、結局のところ、安全保障環境根本的な変容という抽象的な言葉だけであります。午前中から議論でも、変化の中身についていろいろと議論がありましたが、具体的な説明はありませんでした。

 そこで、政府集団的自衛権行使の具体的な事例として挙げている、ホルムズ海峡における機雷掃海問題で聞きます

 まず、この議論自体は今に始まったものではありません。イラン革命以降、イラン政府ホルムズ海峡の封鎖に言及したことは数え切れないほどありますしかし、実際に封鎖したことはありません。イラン自身石油輸出に致命的な打撃を与え、みずからの首を絞めることになるからです。

 中谷大臣に伺いますが、ホルムズ海峡問題をめぐって具体的にどのような変化があったんですか。

中谷国務大臣 一九七〇年代の半ばに日量約五百万バレル弱あった原油の輸入量は、オイルショックを契機とした石油代替政策また省エネルギー政策の推進によりまして、一九八〇年代の半ばには日量約三百二十万バレルまで減少しました。その後、一九八〇年代後半には原油価格の下落に伴って原油輸入量は増加に転じましたが、一九九〇年代の半ば以降は石油代替エネルギーの利用進展などによりまして減少基調で推移いたしました。

 二〇一〇年代には日量約三百六十万バレルとなっておりまして、石油需要は近年減少傾向にありますが、今後もその傾向は続くと考えておりますが、非常に我が国にとりましては中東に対する原油依存度は高いままで来ているということでございます

赤嶺委員 いや、私が聞いたのは原油の話じゃなくて、ホルムズ海峡をめぐって、イラン機雷の封鎖ということは今まで何度も言ってきたけれどもそれを実行に移さなかった、なぜならイランにとっても自分の首を絞めることになるからだと。安全保障環境の変化と言うのなら、何があったのか、どんな安全保障上の環境根本的な変容があの海峡であったのかということを聞いているんです。

中谷国務大臣 現在も、中東情勢というのは混沌といたしている現実がございます

 冷戦ときは、アメリカソ連という超大国の力のバランスによって、いろいろな地域紛争宗教紛争民族紛争、こういうことは如実に出なかったわけでありますが、冷戦崩壊した途端に湾岸危機が発生をいたしました。また、グローバルなパワーバランスも変化してきておりますし、弾道ミサイルの配備、中国の台頭、そしてアルジェリアシリアチュニジアにおきまして邦人犠牲となった国際テロの脅威などが挙げられるし、海洋宇宙サイバー空間に対する自由アクセスなどいろいろなリスクというものが深刻化しているということで、こういった国際情勢が変化をしてきているということでございます

 現に湾岸戦争が発生したときは、イランクウェートイラクに対して機雷をまいたという事実もございます

赤嶺委員 私がホルムズ海峡安全保障環境をめぐる根本的な変容は何かと聞いたら、宇宙サイバーの話まで飛び出してくるものですから。私が聞いているのは、ホルムズ海峡機雷が設置されて、日本集団的自衛権行使して機雷掃海に至るような根本的な変容。まさにあの海峡にとって。中東の話でもないんです。やはりイランをめぐる国際社会の話だと思うんですよね。

衆議院会議情報 第189回国会 我が国及び国際社会平和安全法制に関する特別委員会 第10号

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/189/0298/18906150298010c.html

2015-07-19

綺麗なインターネットに行きたい

キチガイのいないインターネットに行きたい。

キチガイ現実からやってくるから現実キチガイを皆殺しにしないと実現しないのではというのは分かるんだけどそれでも夢見てしまう。

匿名HN実名いっさい関係なくネットの至る所にキチガイはやってくるし、それはリアルでも同じだ。

リアルでも同じだからこそインターネットの中ぐらい平和暮らしたい。

コンビニバイトしてた頃は毎日(は少し大げさかもしれない)がキチガイとの戦いだった。

だってこれるというコンビニメリットが、店員の側からすると「他で弾かれるような奴がやってくる」というデメリットに変わるのは眼から鱗だった。

だけどインターネットで会員制なんてやったらそれはそれでネットらしさが消える。

混沌自由でないとネットじゃない。

でもそこにキチガイがいない状態にしたい。

フィルターをかけまくっても周囲の反応でなんとなくそこに「何か」がいると分かってしまう。

かといってそういった物も丸ごと消していったら世界が穴だらけになってしまうし、そのミッシングリンクだらけの空間自体が「何か」の存在を浮き彫りにしてくれる。

どうすればいんだ……シビュラシステムみたいなのが開発されて危険分子粛清される未来を信じてコールドスリープ詐欺に有り金を吸われるぐらいしかないのか……

2015-07-18

夢で逢いましょう

最近は夢を見ることが多くなって、

でも日記もつけないから内容はすぐに忘れてしまう。

O字の巨大なステンドグラスが綺麗なデパート

沖縄料理レストランがある飛行機

垂水と森が見える広い平原

夏の暑い日のホームベース

そういった断片的な光景は覚えているけれど、

残りの9割はもう思い出せないだろう。

うそう、夢ではよく幼なじみに逢うんだ。

ただ単に夢の世界を一緒に歩くだけのとき

「これからどうするんだ?」と問われるとき

色々あるけれど、逢えたときはいつも嬉しい。

現実で逢うことは、少なくともあの日の姿同士で逢うことは叶わないだろうから

今日見る夢は悪夢か、楽しい夢か、混沌とした夢か、

そんなことは分からないし、忘れちゃうかもしれないけど、

またいつか逢えると信じて、おやすみなさい。

2015-06-16

人狼クソゲーである最大の理由

人狼クソゲーである

これはもう万人に知れ渡った事実だろう。

運と論理しっちゃかめっちゃかにかき混ぜた結果、ゲーム性というものは万人の見解の中で細切れに吹き飛んでしまっている。

そして文句のたれあいと足の引っ張り合いがおき、最後には『リア狂』という単語が飛び交うようになるクソゲーである

『リア狂』とはすなわち「リアル狂人」ということである

役職狂人人狼を疑っているうちはどんなにいがみ合っていてもいい。

それはゲームの中でのプロレス

ルールに基づいた喧嘩なのだから

しかしそれがゲーム外に及べばそのゲームは完全に崩壊する。

「誰々はプレイヤーとして間違っている」「誰それはルール理解していない」

この程度ならまだましだ。

ほにゃららゲームを壊して楽しんでいる」「むにゃむにゃは負け続けた腹いせにわざと自分たちのチームを負けさせようとしている」

ここまで来るのだ。

本当にここまで来る。

そりゃこうならずに平和推理ごっこをして論理的に答えにたどり着くことはある。

だがそうじゃない時があることが問題なのだ

何故ならこの体験はプレイヤー達の間に禍根を残すからである

前置きここまで


人狼が何故こうなってしまうのか。

その原因はある1つに集約される

ルールが難しいから? NO!

セオリー存在してしまっているから? NO!NO!

嘘つきゲームだと思われすぎて意味なくウソを付くやつがいから? NO!NO!NO!

バランスがあまりに危ういから? 惜しい

勝利と敗北の真っ二つだから? そうだそれもある

だが人狼クソゲー化する最大の要因は

『チ ー ム 戦 だ か ら だ』

チームで戦うから人狼は荒れるのだ。

無能な味方は射殺しろ」とは古事記にも書かれているブッダの教えだがまさにそれが起きるのだ。

味方が無能でなければ勝っていたという戦いは非常に辛い。

相手をしている側も敵チームにまぎれていた無能ゲーム破壊たから勝ったというのは釈然としない。

やりたいのは推理ゲームなのだ

勝利という結果は目的ではない。

たまに「ゲームの勝ち負けに熱くなってる~~」と言う人間がいるが、違うのだ。

多くのガチ勢は「ゲーム真剣プレイすること」に熱くなっているのだ。

勝利ではなく求めているのは過程だ。

いいゲームがしたい。

楽しめるゲームがしたいのだ。

それは素人だって同じだ。

ただ楽しみたいのだ。

勝利は目的ではない。

過程のために与えられたマクガフィンだ。

だが悲劇は起きる。

ちょっとしたミスで危ういバランスの上に成り立っていたゲーム崩壊する。

そして何が厄介って一見するとミスをせずにプレイするのは凄い簡単に思えてしむことだ。

こんな阿呆ミス誰がするんだというミスまれによく起きる。

それは1人プレイゲームなら、目を光らせた上級者と本人だけが気付いて胸の中で「ドンマイ」と言うだけで済むようなものだったろう。

しかしチーム同士がお互いの言葉尻尾をつかみ合うゲームでのちょっとしたミスは大きな混乱を引き起こす。

ただハトと言い間違えて「カラスは白い」と言ってしまった程度の事がてんやわんやの大騒動を引き起こすのだ。

ドミニオンアクションカードを切る前に貨幣を出してしまったらどうなるだろうか?メンゴメンゴでやり直せるかも知れないし単に1人のプレイヤーが一手損するだけかも知れない。

だが人狼は違う。

全てのプレイヤー混沌の渦の中に叩きこまれ「おっと間違えた」で時間を戻すことは出来ないのだ。

そうして全体のゲームを壊した責任を1人のプレイヤーが取る羽目になる。

地獄である

何故こうなってしまうのか。

影響を起こす範囲が大きすぎるからだ。

1人のプレイヤーの一手損ではないからだ。

これは他のチームプレイの遊びでも同じことは言える。

確かに言える。

だが人狼は「お互いが危ういバランスの上で協力する」という徹底した前提が有る。

そしてプレイヤー達の順位が「チームの勝利」と「チームの敗北」しかない。

他のパーティーゲーム、例えばニムトとかなら「あちゃーあと3点だったのになー」「まあビリは回避できたわ」と頑張ったプレイヤーはそれぞれに強がりが言える。

だが人狼は違う。

最後の二択までいって始めてそれが許される。

その前の段階で誰かの致命的なミスでチームやゲーム崩壊したらもう全てがおしまいだ。

下手したら勝利チームは存在するが意味不明から全員敗北ともなりかねない。

そうなのだ

個人戦でないがゆえに、二位や三位になるものはおらず、時には勝利者すらいなくなってしまうのだ。

これこそまさにチーム戦推理ゲーム最大の問題点である

ゲーム終了時に吐く言葉として「惜しかった」すら許されず「クソゲー。◯◯最低だわ」とはっきり口にだすかオブラートに包むかそれとも無言を貫くかしかないのだ。

実にクソである

お手てつないで全滅するゲーム、それが人狼

クソである

2015-05-28

弱者男性占い

1,金や権力で女を支配したい弱者男性

2,フェミニズムに助けて欲しい弱者男性

3,とにかく放っておいて欲しい弱者男性

4,混沌の渦にのまれ全ての既得権益が消え血の海になった世界弱肉強食の中をサバイバルしたい弱者男性

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吉 凶 中 大

    吉 吉

2015-05-14

http://anond.hatelabo.jp/20150512222709

徳と意識の高い人間を目指すなら、

人様の趣味に対して「浅い」だと非難したり、

「実は」とかマウント取ろうとしたりするのは、

ちょっとイタダケないよね。

だがはてなにはそんな人間はいないので、

これでいいのだ。

はてなに答えはいらぬ。

混沌闘争さえあればいいのでごんす。

2015-04-16

肌に良さそうな製品だし、ダイエット効果もあるから買おうよ!ねえ、買おうよ!って。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150415/k10010049321000.html

健康食品機能表示 100件余の届け出

健康食品について、

まれている成分がどのように機能するかを、

国に許可なく表示できるようになる。

経済刺激の一つの策ではあるよね。

なんか良さそうだから、買うと。

実効かどうかはあまり気にしないよね、人って。

この成分が科学的にどういう効果があり、実効が見込まれるかと調べて判断するタイプ

表示を頭から信じて購買に至るタイプ

分化が更に進む。

その後、商品の表示に信憑性がなくなり、

商品表示が信頼されなくなる。

過剰表示が増える。

商品効能が実際のところ、何が何だかからなくなる。

これくらいは誰でも予想できるから

国もこれくらいは考えている。

結局のところ、

健康食品に含まれている成分から効能なんてほぼプラシーボで、

高々知れているんだから

ちゃんと考える人にとっては、書いても書かなくても同じって意味での許可なんだろうね。

上記のような混沌として訳分からなくなる不利益より、

購買力向上の可能性を取った。

美学に欠くよね。

2015-03-25

http://anond.hatelabo.jp/20150325023346

愚行権定義だとか、公共の福祉抵触しない程度に個人の欲望は優先されるとか、自然状態人間社会契約することで社会が成立するだとか

そういう理由でそれに意見することはできるけど、俺が描いていたのは、そういう文脈じゃないんだよ

出発点は「碇シンジがどうしてアスカの首を絞めたのか」「碇シンジの結末はあれで良かったのか?」と言う所

Air/まごころを、君に(以下、旧劇)」での2回の首絞めはどのような経緯だったのかと言うのが不思議だった

そして、どこか自分自身でもその行動に共感する所があったから、色々と調べて、他のエントリでも記述していた

結論から言えば、「碇シンジの首絞め行動には共感する部分があるが、それは余りにも典型化され過ぎていて、それが故に劇的で。劇的であるがゆえに、(アニメからというのがわかっていつつも)その描写に”気持ち悪さ”を覚える人もいると言う気持ちが分かる」と言う感触だった

人間と言う存在を1列にした時に、その端っこの部分にいるような感触がした

もちろん、アニメというのは個性能力も可愛さも格好よさも病理も苦悩も、極端化するものから仕方ないし当たり前だ

人は典型化されるから、分かりやすく特徴が表現される劇的な描写っだからこそ共感する

からこそ、本来であれば碇シンジの個人の人生で賄われるべき事柄に、アニメ描写必要性で以って全人類を巻き込んだ所に気持ち悪さが感じるという意見にも共感すべき所があるという感触だ

さて、細かい経緯を描き並べる

適当に拾い読みしてくれれば良い

碇シンジが首を絞めた理由としては、ここを参考に所が大きい

碇シンジは父親に捨てられたという体験がもとになり、いわゆるヤマアラシジレンマになっている状態だ

自分には価値がないから捨てられる」「捨てられるのは嫌だ、だから最初から関わらない」「人と関わりたいが、捨てられるならこちらから捨てる」という心情である

精神分析で言うなら、自体愛・自己愛の所で止まり対象愛、つまり他者他者として認め愛そうとはできない部分だ

(つまり自分を愛していて、安定しているか他者を愛することで自分も満ちるようにできる、共生的な状態にないと言う事)

旧劇における結末は、どのようなものだったか

描写としては「碇シンジ他者存在必要とし、全人類との一体化を否定してアスカと2人きりになった」という所だろう

すべてを一つにしてしま混沌を母的な存在とするなら、自己他者を切り分けて境界線を引くのは父的な存在である

父的側面の足りない碇シンジ自分とい他者を切り分けられたのは、極端な自己愛から脱却しつつあることを意味する

(なお、旧劇の該当シーンで地球細胞分裂のようになるのは、人が”切り分ける”事を通して分離個体化する事のメタファーとして効果的だったという感想自分は持っている)

人と他者が分離すれば、そこには常に自己愛の危機がある

ATフィールド訳語絶対恐怖領域である事を待たずとも、当たり前のことである

人は他人を受け入れたりもするが、受け入れなかったりもすると言う話に過ぎない

しかし、碇シンジはそうした絶対恐怖領域に耐えられるのだろうか?

碇シンジは旧劇終盤でアスカの首を絞めた

それは、「もしアスカが起きたらまた自分は拒絶される、だから拒絶=殺害したい。でも世界にはアスカしかいない、拒絶したら、もう2度と他者と触れ合えない。でも、でも、でも」と葛藤している所を表している

からアスカが「大丈夫、怯えなくてもいいよ」と頬を撫でると力が緩み、涙を流した

ここでアスカが言った「気持ち悪い」の意味に関しては、本筋とは関係ない上にまだ把握できていないので割愛する

さて、旧劇における首絞めの理由共感できる部分があると思った自分は、その過程(人類補完)と結末(アスカへの首絞め)が碇シンジにとって救いとなっているのか、新劇場版(以下、新劇)が作られたと言う事は、同じ結論にはならないのではないかと思った

(例として、新劇・破における碇シンジ自分個人の理由から綾波を救出し、周りの意見を聞かなかった結果、Qにて自分言葉が届かなくなってしまったなど、旧劇とはまた違う結末になりそうという所だったり)

そして、もし結論が違うのであれば、旧劇の過程結論は間違いだったのかと思った

シンジデストルドーはどのように救われれば良いのか、分からなくなった

そこで、エヴァに関しての考察は停止して、救いとは何かについて別の視点から記述した

結論から言えば、人は完璧世界(他者が居らず、自己愛けが満たされ、幼児的万能感の世界で神になる、自分が傷付かない世界)を目指そうとすれば死ぬしか無くなり、生きることは苦しんで研鑽したり、自己に閉じこもり堕落する事を繰り返し葛藤しながら何とかやっていくことに過ぎないということだ

坂口安吾が「生きよ堕ちよ、その正当な手順の外に、真に人間を救い得る便利な近道が有りうるだろうか」と言いつつも「だが人間永遠に堕ちぬくことはできないだろう」と言った事と同じである

生きると言うことは決して楽なことではなく、むしろ葛藤を抱え、時に逃避したり自責感に自殺を選びたくなっても、ともかく自分なりの現実を作り生き続ける事に他ならない

そこまで考え、旧劇における結論他者存在がまだまだ希薄だが救いがあると思った

碇シンジ他者を認めつつあり、自分葛藤自分なりに処理していくことができるようになるだおる

しかし、その過程にてエラーがあった

碇シンジは、生きるか死ぬかの所で他の他者すべてを巻き込んでしまった

復活したのはアスカだけである自分は思っている

あの世界では、もう生きようと思っても生きられない

さらに言えば、その過程碇シンジと同じように葛藤を抱えて生きようとした全世界人間の救いを奪ってしまった

そうした自分勝手な行動によって他者の救いを奪ってしまった事、そしてやっと他者を認めつつあるのに、アスカ以外の人間を復活できなかった事から生じる生きられなさ

そういう結論から碇シンジ内面が何の関係もない他者人生世界の命運と”繋がってしまう”というエヴァンゲリオンに「だからエヴァンゲリオンを見た時の気持ち悪さはそこにあるんだと思う」という感触があることに否定が出来ない

いわゆるセカイ系の気持ち悪さと言い換えても良い

現実世界において、どれだけ葛藤を抱えても世界他者が壊れないのと別に

セカイ系においてはそうした葛藤世界他者が結ぶつきやすく、すぐに取り返しのない事に合ってしま

ある意味で、作品世界全部が主人公と一体化しており

それはその作品世界主人公が神になり、幼児的な万能感を得ているような感触を受ける

からこそ、最初エントリでは「だからエヴァンゲリオンを見た時の気持ち悪さはそこにあるんだと思う」と書いた

2015-03-12

「ネヲチ界のケルベロス」と呼ばれたころのkanoseを知らない人間

幸せだ。

無垢そうなヨークシャー・テリアである彼をただ愛でていればいい。

でも私達は覚えている。

狂犬のひきつった嘲笑を。

血に塗れた牙の鈍光を。

昔は誰もが知っていたのに、今となってはもう存在すら忘れ去られてしまったidたちの断末魔を。

人は彼ははてな村村長だと言う、あるいは長老だと言う。誰もが畏敬する。

なぜだ? ただ古参だというだけで、ただ居座った、意地汚く居残ったというだけでそこまで?

間違えるな。彼は居座ったのでも居残ったのでもない。

「生き残った」のだ。

かつて、はてな戦場だった。今となってはもう語るものすらいないほどの昔の話だ。だが事実だ。

そこは天上の地獄だった。毎日だんじり祭だった。憎しみが連鎖し、血が血であらわれ、idコール果し状がわりの白い手袋マッチョウィンプのケツを掘り、非モテどもには要は勇気がなかった。そんなキリング・フィールドで「ただ生き残る」ことがいかに至難であったか。あの時代を体験した人間で、自らの手を汚さずにいられたものなどいなかった。

そうして、上から目線ゲームバベルの塔ばりの高さに達したとき、かつてはてなでバトルを繰り広げたバトラーウォッチャーたちは神の怒りに触れ、そんじゃーねとばかりに現実へとディアスポラし、転職したり共著を出したり単著を出したり映画化されてみたりTBSラジオでメインパーソナリティを務めたりインターネットバカ暇人のものにしてみたりモテないやつは脳に問題があると言ってみたり秋ごとに翻訳小説ハゲラッパーに紹介したりメンヘラとヤったり自分が死んだあとの世界を計劃してみたり女子高生野球部マネージャーピケティを読ませてr>g野球に目覚めさせたりした。

名も無き弱者たちは地下へと潜り、今は増田と呼ばれる非ブログアクターとして現代はてな社会を新しい暗黒に追いやっている。

だが、彼だけは違った。

彼だけは、はてなを離れなかった。離れられなかった。なぜか。神がその存在を許したからだ。ここに在るように命じたからだ。

疑うなら最寄りの神社へ行ってもらいたい。

門の両脇に据えられた、二匹の犬の像を認めるはずだ。

彼らは地上につかわされた神使であり、エジプトスフィンクスなどとも起源を一にするという。

向かって左の犬の像は、阿形、すなわちサンスクリット語における「しなもん」を表し、

向かって右の犬の像は、吽形、すなわちサンスクリット語における「ケンケン」を表す。

はてなには狭き門も広き門もなく、ただ遺物ARTIFACT)を護る番犬がいるだけだ。

私達はその犬を、犬たちを畏れる。彼らは古参から。彼らは生存者だから。彼らは勝者だから

私達は犬たちを忘れることができない。

犬たちは不滅だ。たとえ肉体的な死を迎えたとしても、その眼は常に生き残る。左の犬の眼は私達を愛し、慈しむ。右の犬の眼は私達を監視し、専制する。

「カノセ」は「カオス」がなまった言葉だという。私達はそれを信じる。

はて「な」を「支」配する「者」、秩序(コスモス)を司るしなもん対置される混沌。陰と陽。ふたつでひとつ世界

しなもんとはkanoseであり、kanoseシナモンである、というのは単に「神とは神のことである」とトートロジックに言明しているにすぎないだろうか?

そう、彼らは神である。自らに命令し、自らに従う最上位の権力だ。

今なら私達はローマの偉大なる詩人ユウェナリスの疑問に応えることができる。

"しかし、誰が見張りを見張るのか?"

私達はその犬の名前を知っている。その半身たる半神は今もここに在る。

すべてはしなもんkanoseの導きのままに。

http://anond.hatelabo.jp/20150312042513

2015-02-06

イスラム国ファンタジーのオープニング

9・11以降、アメリカは大規模な対テロ戦争を展開。

イスラーム過激派軍事的経済的に追い詰められる。

組織論の変更が必要な状況へと陥ってしまった彼らは、

脱集権化を進め、小規模な組織として分散していった。

だが彼らは、再び大規模に再組織化し、武装化を進め、

再建する機会を伺っているだけに過ぎないのであった。

まれるのは中央政府弱体化、周辺領域統治の弛緩。

勿論、それはただの妄想に過ぎないと思われていた――

アラブ諸国で、激しい政変の嵐が吹き荒れてゆく前は。

◆◆◆

2010年のジャスミン革命に始まる『アラブの春』。

ほがらかな名前を冠してはいるが、その内容は苛烈だ。

ひとりの青年による焼身自殺に始まった一連の運動は、

アラブ諸国における情勢を瞬く間に激変させていった。

長期に渡る独裁政権崩壊が、幾つもの国で実現した。

アラブ諸国で、政治参加が可能な状態が生まれたのだ。

イスラーム主義の政党誕生し、遂には権力を握った。

エジプトでのムスリム同胞団代表例と言えるだろう。

だが彼らは軍や官僚による抵抗により、追い出される。

エジプトでは、一年統治期間しか与えられなかった。

その間に統治能力を示せなかったのは内在的な失敗だ。

一方で、外在的制約が彼らを許さなかった側面もある。

制度の中での戦いを否定されたイスラーム主義者達が、

制度の外での戦い―ジハードを求めるのは自然である

ここで『アラブの春』のもう一つの成果を見てみよう。

成果というには余りにも過酷で、凄惨な、混沌である

革命」とは、実際には、ただの「反乱」に過ぎない。

多くは混乱と分裂の元、再び独裁くびきに繋がれる。

事実シリアは国土を焦土化する内戦の淵へ沈み込む。

これこそ正に、過激派が長年求めていた状況であった。

中央政府の弱体化と周辺領域統治の弛緩が実現する。

かつてのアフガニスタンのような聖域が目前にあった。

◆◆◆

シリア内戦を通し経験を積んだイスラム国戦士達が、

イラク北西部制圧したのは2014年の6月だった。

2015-01-01

私は正月を祝わない

新年は実にいい加減である

暦が変わることになんの意味があるのだ。

地球の公転周期は一定ではない。

ある年は何時間、また別の年は何時間とバラバである

それらの誤差(人が勝手に誤差と呼んでいるだけで、天体にはそんなこと言われる筋合いはない)をうるう年うるう秒ごまかしている。

ちなみに現在西暦と呼ばれているものグレゴリウス暦で、太陽暦はほかにもある。多くの国と地域グレゴリウス暦が使われているのは、単に都合が良いからだ。

代わって日本

こちらはもっといい加減である

百五十年前まで太陰暦(これも種類があって時々朝廷が変えていた)を使っていたではないか。維新後も皇暦、和暦西暦を併用していて、田舎だと普通に太陰暦を使っていた。もう滅茶苦茶である

そんな混沌と暦が入り乱れてきた歴史を持つ日本で、いきなり西暦の節目を『祝え』というのは無理がある。

おせちも謎だ。

あの重箱には『昔ごちそうだったもの』がこれでもかと詰まっている。

かまぼこ田作りのどこかごちそうなのだ寿司ピザジャンクフードの方がよっぽどうまい

それに甘い。昔は砂糖が貴重だったからだ。

今でも地方に行くと『死ぬほど甘い料理を作るババア』がいる。人間国宝にすべきだろう。

初詣も謎だ。

お前は氏子なのか。この神社にどんな神様祀られてるか知ってるのか。絵馬に『にこまき』の百合絵を描く……のは許す。

落とし玉も謎だ。

御託はいい。私の懐が寒くなるのが迷惑なのだ

老人が孫に年玉をやる姿は一見微笑ましいが、あれほど偽善的な光景はない。

社会保障世代間格差は一億円程度。試算によって前後するが、とても年玉で埋められる額ではない。任侠映画しか見たことのないような札束を孫に渡すべきである

おい安倍! 私(齢28)に年玉くれ。増税? ちょっと何を言っているか分かりませんね……

2014-12-22

読み上げながらグリフハックしてたらチャイ化した

人間 過去 現在 未来

創造 未来 否定 争い

抑える 感情 増す 知性

人間 魂 強い 純粋

シェイパー 混沌 純粋 害悪

少ない 真実 多い 混沌

見る 真実 見る 未来

キャプチャ ポータル 防御 ポータル 勇気

解放 ポータル 解放 人間 創造

XM 道 未来 旅 調和

大事 とても大事 名前 チャイカトラバント みんなこのアニメ見る とても大事

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