「涼感」を含む日記 RSS

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2008-07-20

2chに書いた自分の「崖の上のポニョレビュー転載してみる。

ポニョを見てきた。最終上映だったのですいていた。

昼間は混んでて暑くてかなわんし、自分の判断は正しかった。

個人的には必見の映画だと思う。まだ少し興奮しているので、少しレビューを書いてみる(ほとんどネタバレなし)

アニメーションってドラックだということがよく分かる。

たまに出てくる異常で非凡なイマジネーションとしか言えない絵(シーン)は、絵コンテが浮かんでくる様だ。

誰もが気づくであろうことを(主人公男の子を含む)皆が気づかなかったりすることに対して微妙に感じる

違和感と設定の説明不足さ加減が、(見ている最中には理不尽性を受け入れてしまう様な)夢を見ている

ときの焦燥感を思い出させる。

あと、主人公男の子なんかの子供的動きのリアリティの宮崎節は安心感がある。昔っからの手法というか、

昔も今も子供の動きは変わっていないのだろう多分、みたいな。ポニョのかわいらしさとユーモア性も十分以上。

ただ、ちと鼻についたのは、主人公一家が互いの名前を呼び捨てにする「サヨク的先進性」的なオシャレ性と

洋式食事のオシャレ性がどこまで通じているのかという点(今だとかえってダサイのでは?)。老人的

欲望/願望が込められている部分については確かに宮崎駿も老いたものなあと思う。

にしても、宮崎駿のパワーとイマジネーションは凄い(とても老人に思えない)。異様としか言いようがない。

説得力のあるファンタジーを超えようとする意識、というより、リアリティとファンタジーがごっちゃになっていて、

人間が作り出すものの限界を超えようとする意識というか、恐るべし宮崎駿というか。はっきり言って、

分析しながら見てると、ものすごく疲れる。なかなか構造が理解できないから。展開の早さも異常だし。

ただ、何も考えないで見ても割合「つるん」と清涼感を感じながら受け入れられると思う。

(客席には異様な体験をした空気が流れていたが)

個人的には、千と千尋ハウルはそれほど好きになれなかった。ストーリーの方程式を無視した理不尽性が

失敗作としか考えられなかったし、エナジーの切れた黒沢映画の様に構想力の退行化をアドリブごまかして

いる感じがしたから。でも、今作は作家性とパワーと(例えば、年を取ると宗教に頼りだす様な)老人的妄想

の固まりで、アドリブ感と疾走感と予定調和的なものを願う願望力を十分に味わえた。

ベタ褒めしてみたが、人によっては違う様に感じるかも知れない。長文スマソ。

2008-07-08

http://anond.hatelabo.jp/20080708034742

寝る直前にゆっくり風呂に浸かる、コレオススメ。

これから蒸し暑い季節だから、バブクールなんかで清涼感も加えるといいかも。

酒をたしなむ趣味があるなら酒断ちするのが手っ取り早い。

夕飯は寝る4時間上前くらいに粥かうどんで軽く済ませるのがよろしおす。

胃袋と肝臓の働きを極力抑えることは、熟睡するのに結構重要

もうすでに試してるんだったら素直に心療内科行った方がいいよー

2008-05-11

機能とデザイン価格

http://d.hatena.ne.jp/kokorohamoe/20080511/1210470491

ある程度以上の価格を何でもデザイン料だと思っているようなので、口出ししてみたくなってきた。とりあえず機能にだけ絞って俺の見てきた価格帯を書いてみる。

>下着

機能を考えると、3000円で一つ目のボーダーが来ると思う。この価格帯になると清涼感や速乾の機能がついてくる。デザイン抜きで5000円〜10000円くらいになると、いわゆるVIP層が使う物になる。使用感が桁違いに良いらしいが、さすがに買えない。

>靴

正直、1万円台の靴は修繕しても使えないものが多い。底を取り替えながら使っていけるものは、3~4万前後からになる。また、靴の場合は機能を仕込んでいるかどうかより、靴を作る際の木型が足に合っているかどうかの方が重要。靴自体が土踏まずや踵を支えたりして、歩行の補助や疲労の軽減を行う。安い靴は「入ればいいや」で作られてる事が多いので、却って歩きづらくなっていることが多い。下手なスニーカーより、合っている革靴の方が歩きやすい。

いわゆる高級靴のメーカーは、こうした木型を作る技術も問われる。なるべく多くの人に合うのにこした事は無いが、そうもいかない事が多い。

また、「高い靴買って修繕しながら使って行けば買い替えるより安い」という言説は、個々の運用方法によるので、あまり鵜呑みにしてもいけない。

>シャツ

1~2万の壁と2~5万の壁がある。1万前後で仕立てられるので、普通の機能はそこでまかなえる。これも体型に合っている方が動きやすいから。3~5万になると既製品でも違いが出てくるらしいが、さすがに買ったことがない。

>Tシャツ

10000円までは機能の差は出る。それ以上の世界もあるはずだが、市場が見えない。

>手袋

俺の知ってる最高レベルは5万代。触ってみたがビックリした。

>スーツ&コート

価格体系が複雑すぎるので何ともまとめがたいが、俺の感じる相場だと

既成で2万以下>ペラペラのブカブ

既成で5万、仕立てで2万>普通

既成or仕立てで7~8万>使ってる方

既成で10万前後、仕立てで10~20万>オタ

既成で15万以上、仕立てで30万前後>超オタ

で、最終的に思ったのが、理系の人の割に作ってる手間賃の発想が抜けてない?

さらに工賃だけじゃなしに、販売員の技量というものだってある。スーツだと、青山やスーカンなんかだと「着れればOK、何でもお似合いですよ〜」みたいなところが多いけど、ビームスとか行くと一着合わせるのに30分くらい掛かるし、率直な感想を求めればNG出ししてくる人もいる。そういう効率の悪い売り方する分も価格に含まれていると俺は考えてるけど。

2007-11-20

違法アップロードを正統化するすばらしい意見発見

これ↓

http://d.hatena.ne.jp/pmoky/20071120/p1

これによると宣伝になるから権利者は違法アップロードを容認しているが、ニコニコ動画が宣伝になっているから宣伝料、要はみかじめ料をもらわない限り削除しているらしい。「製作者が削除してるんじゃない、ニコニコ削除してるんだ」ぐらいか。これには素直に驚いた。

いままで違法アップロードを擁護する意見としてはおおむね次のような意見があった。

前者ふたつはどちらかといえばクリエイターに好意的であり、そのクリエイターへの好意と違法アップロードとの板ばさみから、証明をまったく行ってないにもかかわらず「宣伝効果がある」、「中間搾取が行われている」などと主張し違法アップロード正当化しようとした。最後のひとつはなぜか違法アップロードアニメを見ているのに、いざ批判されると「アニメの質が低い」「アニメなんてつまらないからどうでもいい」「ビジネスモデルがおかしい」と主張、というか開き直りをする。違法アップロード正当化する意見としては主にこの三つがあった。

当初は「宣伝効果がある」説のように製作者と対立を引き起こさない意見が主流で、そうした説を唱える人は「宣伝厨」と呼ばれていた。しかし最近は「権利者やアニメは糞」説が有力となり、クリエイターを含めた製作者が批判されるようになってきた。きっかけは

である。これによりクリエイターも違法アップロードが嫌っていることが明らかになった。しかもニコニコ動画での規制が厳しくなってきたために、これが一部のクリエイター意見ではなく製作者全体がそうした意見であることがわかってきた。その結果、まがりなりにもクリエイターを尊重する「宣伝効果がある」、「中間搾取がされているからDVDお金を出したくない」という系列の意見はなりを潜めてきた。そして違法アップロードを正統化したいがために「権利者やアニメは糞」という系列の意見が台頭し、クリエイターを含めた製作者が批判されるようになった。これは前出の痛いニュースやへいわぼけの該当記事を読めばわかる。また今日はてブにあがっている「ニコニコ動画が成功したのは著作権侵害のおかげではないの?」なんかもその典型例で権利者を抵抗勢力呼ばわりしている。このように最近ではクリエイターを含めた製作者が違法アップロードを嫌っていることがほぼ明らかになってきたため、「宣伝効果説」が崩れ違法アップロード正当化するために製作者が批判されるようになった。最近では地方で見れないという要求にこたえて、製作者側も最新アニメGyaoなんかで無料配信してるのにね。

このような一部のモラルのないネットユーザーと製作者との一触即発の事態に「製作者が削除してるんじゃない、ニコニコ削除してるんだ」という製作者と対立を引き起こさない意見・・・、清涼感を感じずにはいられない。「製作者が削除してるんじゃない、ニコニコ削除してるんだ」という意見では製作者は違法アップロードを容認していることになり、違法アップロードを擁護しても製作者と対立を引き起こさない。そして敵はニコニコ動画となる。違法アップロードは宣伝になるがゆえ、ニコニコ動画は宣伝料が払われない限り管理者削除をする。「製作者が削除してるんじゃない、ニコニコ削除してるんだ」説によれば違法アップロードの敵はニコニコ動画なのだ。「製作者が削除してるんじゃない、ニコニコ削除してるんだ」説は製作者と対立を引き起こさない仮説なのである。最近の状況では以前はクリエイターを尊重し「宣伝効果説」などで違法アップロード正当化していた人も、いまじゃ「製作者糞説」「アニメ糞説」を唱えてそうだ。そうした状況にあってひたすら製作者を立て、違法アップロード正当化しようとするのはある意味「天晴れ!」としかいいようがない。まぁ、ネタでいってるのだろうし、現実を無視しているけど。でもドクロちゃん事件によって「宣伝効果説」などが崩れてしまったことにより生じた製作者批判の高まりの中にあってはいいネタなのです。いくら「二次創作がすごい」「コメントでおもしろくなっている」っていっても、元の作品がなきゃいけない。だから製作者は尊重しなければならない。そのことだけはきちんと考えているのだから。

つーかアニメGyaoなんかで無料で配信されるようになってきたのに、違法アップロードする人が批判されねーのはおかしいのですよ。まだ少ないけど、実績をつめばもっと配信されるようになるかもしれないのに。ニコニコは小さいときから見守っても他の正統なコンテンツは支えないのか。

 
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