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2021-05-11

夢日記

2011/1/16

こんな夢をみた.友人と車でお祭りへ向かう途中,交通事故あい幽体離脱.「あー死んじゃったかー」とか思ってグチャグチャになった車を俯瞰していると,僕の体は車から這いでて警察を呼び,友人と一緒に立ち去ってしまった.僕は取り残された.

2011/12/6

こんな夢をみた。僕は中学校にいて、何人ものクラスメートと顔をあわせた。それも男女問わず卒業から会わなくなった人達ばかり。最後に、初恋の人と食堂てんぷら定食を食べた。そこで僕は、彼女玉子が嫌いだったことを思い出した。あの中学校食堂なんてなかったことも。目は覚めた。

2012/1/21

こんな夢を見た.携帯が鳴り,研究室ソファから起き上がる.時刻は3時過ぎ.伸び上がって靴を履き,立ち上がる.と同時にソファで「目が覚める夢」から 目が覚めた.時刻は4時過ぎ.立ち上がる.と同時にまたソファで目覚める.時刻は5時過ぎ.6時,7時,8時.昼には諦めた.目は覚めていた.

2013/1/6

こんな夢を見た。温泉から上がり部屋で一息つくと、脱衣所での忘れ物に気がついた。取りにかえるも、その温泉に戻れない。あるのはロビーと地下への階段。 迷わず下る。1/3ほど照明の点いたバーで、3人が飲んでいた。女性は言う。「私が代わりに探してあげる」。忘れ物はついに思い出せなかった。

2014/9/15

こんな夢を見た。私は知らない農家の宴席で、その男の話を聞いていた。男は次第に興奮し、暴れ、自らの腹をナイフで抉った。私は取り押さえられた男の腹から一筋の血が流れる様子を眺めていた。「俺はあの牛なんだ」そう言い残した男は車で連れていかれた。

私は外へ出た。庭には一匹の黒毛牛がいて、気が違っていた。腰のベルトを外して叩きつけると、牛は逃げていった。それを横目で追いながら、川を越え、古いバス停腰掛けたところで、読んでいた小説を閉じた。タイトルは「牛の首」だった。私は街へ下りることにした。

大きな駅の向こう側へ行きたくなって、地下連絡通路を目指した。下って歩いて上った先で、一人のセールスマンが待っていた。私は家を探していたことを思い出した。マンションの一室へ向かう。「紹介するのはここと同じ造りのお部屋です

お客さんは運が良い。ここのご主人は昨日自殺したので、誰もいません。見るなら今日です」フローリングは酷く黒ずんでいた。部屋を検分していると、喪服の女が階段の上に現れた。木製で高さのある螺旋階段は、このマンションには不釣り合いに思えた。

女は言う。「見よ、あの牛を。涎を垂らし、目を泳がせる、あの醜い黒毛の牛を」それは「牛の首」の一節だった。「ご主人はどちらですか。あの男ですか。あの牛ですか」「牛よ」そう答えた喪服の女は声を上げて笑った。私は部屋を出た。目は覚めた。

2015/4/10

こんな夢を見た。高速道路トンネルに入ると何十もの真赤なランプが光っていて、渋滞のようだった。車が完全に停止するまでブレーキ踏み込み、サイドを引くと同時に、警官に声をかけられた。「車を降りてください。指示に従ってください。」私は他の運転手と同様に非常口へ向かった。

先には窓のない畳部屋があって、黒い長机と弁当が並んでいた。奥から二番目の空席に腰を下ろす。右隣の男性貧乏揺すりが続く。弁当はやけコントラストが低い。向かい女性は口を開けて呆けている。どこかでパキという音。戻ろう、戻ろう、私はつぶやきながら独り部屋を出た。

トンネル警官の姿は無く、ナトリウム灯がまばゆいばかり。私は車を捨てて歩いた。出口に辿り着いたが、無機質な車列は途切ず、青空の下とても静かだった。脇にはトンネル名が刻まれた石碑があって、それをなぞる。五文字目で指先に鋭い痛みが走った。目は覚めた。

2015/4/21

こんな夢を見た。夜祭の喧騒を抜けると、人のまばらな屋外ステージ中央で、男が何やら呟いていた。それらは全て、この地の死者が今際の際に発した言葉だという。石段に腰を下ろし聴き入る。殆どが呻き声でよく聞き取れないが、どれもこれも懐かしい。それらは確か、私の最期だった。

2016/11/10

こんな夢を見た。私は窓の無い病院に何年も入院していて、その日は定期検診だった。入院患者の列に混ざって待っていると、前の一人が脇の通路を指差した。「そこから外に出られるかもしれない」

患者達は一斉に走り出した。初めは様子を伺っていた私も、後に続くことにした。無機質な通路を抜け、いくつもの自動扉をくぐると、急に冷たい空気が鼻に触れた。外は夜だった。私は、電灯に照らされた公園と人工の川に患者達が散る様子を眺めていた。

胸許の携帯が鳴った。「早く戻りなさい。外は身体に悪い」それは心の底から私を案じる声だった。「しかし、みんな喜んでいます。こんなにも空気が美味しいのです。こんなにも自由なのです。」話し終えると同時に、別の電話が入った。「ボートを見つけた」

それは汚いスワンボートだったが、迷わず乗り込んだ。ボートは勢いを増す。川底の石を蹴り、橋を越え、カモメを追い抜いた。ついには岩に乗り上げてしまったが、川岸からボートを押していると、その人数は少しずつ増え、豪快な波しぶきとともにボートは川に戻った。歓声が上がった。

ボートに再び乗り込んだそのとき、朝の光が目に飛び込んできた。「もう戻らなければならない」そう思った瞬間、電話で使った『自由』という言葉に重さを感じた。その言葉意味に初めて気が付いた。目は覚めた。

2020/1/2

こんな夢を見た。私は講座「反境学」のガイダンスを受けるため、大教室の扉を開けた。百名以上が座っていたが、私だけ後ろ向きの席に案内された。私の背中女性講師が言う。「反境学について質問はありますか。」前を向いた学生の一人が手を挙げた。

環境学とは違うのですか」「環境学も反境学に含まれます」「社会科学ですか」「あらゆる概念が当然含まれます境界を無くす学問なのか、そう考えた途端、周囲の学生は消え、私は前を向いていた。講師と目が合った。「違います。」目は覚めた。

2021/5/11

こんな夢を見た。私は想い出の場所に向かうため、登山をしていた。久々の単独行。ペースは上がり、森林限界を抜け、雪渓差し掛かった。酷く咳が出る。雪渓は雪と砂が細かく混ざっていて、古い雪崩跡だと思った。視界の端に何かが映る。黒ずんで、痩せた人間の手が転がっていた。

足を止めた。酷く咳が出る。後ろから声がかかる。「ありがとう。○○さんは手伝ってくれるんだね。」初老女性だった。「なぜ、私の名前を知っているのですか」「あなたに会ったことがあるからです」やはり酷く咳が出る。足元の誰かを、背後の誰かと掘り起こすことにした。

女性は言う。「ごめんなさい。もう、そのシャツ臭いはとれないねしか腐臭は感じない。いよいよ咳は酷い。掘り起こした誰かは、結局腕しかなかった。それもぐずぐずに崩れてしまった。私は手を合わせ、先に進むことにした。咳は血を吐かんばかり。痰が喉でゴロゴロと騒がしい。

すれ違った何人かの怪訝な目に、染み付いた腐臭を初めて認識した。視界が狭まり、白黒する。歩く。歩く。そうして日が沈む直前に、山小屋に辿り着いた。咳をすることでしか呼吸ができない。硬い床に雑魚寝する。眠れない。だからきっと白昼夢だったのだろう。こんな夢を見た。

私はベッドに横たわっていた。寝返りうつと、そのきしむ音と合わせて時計が目に入った。時刻は午前二時五十分。外に錆びた自転車が見える。跳ね起きて質素な窓枠に足をかけると、不意に声がかかった。「子供はどうする」ようやっと、家族3人で寝ていたことを想い出した。目は覚めた。

2021-03-15

はじめてクレジットカードを手に入れた

いま、ぼくの目の前にクレジットカードという代物がある。

クレジットカード」。とてもオトナっぽい響きで、オトナになった感じがして、すごくうれしい。カードの両面には、なぞの金属端子や、数字や、カッコいいマークが所せましと並んでいて、ただ眺めているだけで心がはずむ。

普通自動車免許を手に入れたときや、お酒が飲めるようになったときもオトナになれた気がした。けれど、おカネにかかわるクレジットカードを手に入れた今、前者よりもずっと大きなオトナの階段を昇ったような気がしている。

そしてこのクレジットカード、ただカッコいいだけじゃない。とにかく便利すぎる。

もう、レジで細かい小銭に苦しまなくて済む。ATMお金をおろす機会も激減した。ネット通販の支払いも自分で決済できるから、親のカードで決済した後、現金で払い戻しする必要もないのだ。

そのうえ、決済内容は専用アプリの利用明細に(決済から数日タイムラグがあるけど)反映され、いつ何にお金をつかったのか、ひと月でどれだけお金を使ったのか、一目瞭然だ。溜まりにたまったレシートの内容をエクセル入力することをサボり、結局どんだけお金を使ったかからないなんて自堕落暮らしは、もうオサラバなのである

ぼくは今まで、現金至上主義を貫いてきた。ファッキン〇〇pay、ファッキンキャッシュレスチャージするのめんどいし。QRコード読み取って、代金を入力して店員さんに見せるプロセスめんどいし。〇〇Payが乱立してて訳わかんないし。その割に、使えないところが案外多いし。そもそも現金信頼性が高い日本では、キャッシュレスなんてお呼びじゃねーんだと。そう思っていた。

しかし、クレジットカードは違った。サッとカードを取り出し、暗証番号入力するだけでサクッと決済が完了する。IDが使えるなら、カードを端末にかざすだけでオーケーだ。絶大な普及率を誇るmastercardブランドで、ID内蔵のぼくのカード死角はない。使えないところといえば、田舎自販機山小屋くらいである(大嘘)。

しかしかも、それだけではない。割引が利いたり、ポイントが貯まったりしてお得なのだ。おしゃれな憧れの家電ポイントで手に入れたい。でも派手な使い方はできないので、そこまでポイントが貯まらないと思います

ビバ!クレジットカード。ビバ!キャッシュレス

今日も僕は、コンビニレジで「クレジットカードでお願いしますっ!」と言い、ボロボロの財布からピカピカのクレジットカードを取り出すのであった。

2021-01-18

入眠が下手すぎる

眠れない今日もまた眠れない

眠気があっても寝ようとして横になり

じっとしている間に覚めてしまう。

一度寝てしまえば朝まで起きないどころか目覚ましにする気づかないのにとにかく入眠が下手すぎる。

目を瞑ると色んな考えが頭の中で渦を巻いて

思考が止まらないし、不安なことがひゅっと出てきてさらに眠れなくなる。

寝なくていいんだ、眠くなってから寝よう、とすると朝5時ごろまで起きている。そこで体がやばそうな感じがしてやっと寝られるが寝起きは最悪だし寝過ごしてしまう。

友人は電池が切れたように入眠できる子が多かったり長くても5分とかいっていて羨ましくなった。

元よりベッド以外では眠れないタイプ

授業中に死ぬほど眠くても机では息苦しくて眠れないし、夜行バスでは徹夜をしていても睡眠薬を飲んでも眠れない。

今までは疲れて入眠するために自慰を利用していたけど、最近になってはアドレナリンが出るのかさらに目が冴えるようになってしまった。

ちなみに事後は毎回寝られず徹夜になる。

どこでもどんな状況でも寝られる生き物は強い。

寝られないと頭もすっきりしないし体力も回復しない。登山にはまって今後は山小屋テント泊をしてみたいと思っているのに山行前日も眠れず山小屋でも眠れずなんて未来みえている。

非常に困る。満腹にして寝る、入浴する、ヒーリングミュージックをかける、睡眠薬を飲む(だるい感覚がすごくて逆に寝られなかったり日中ずっと眠気、だるさがあって辛かった)色々試したけどうまくいかない。

最近自律神経が狂ってるんだろうけど入眠が下手くそすぎるのは昔から変わらず最速30分、平均1時間くらいはかかってるんじゃないだろうか。

何も考えないように瞑想とかを極めたらいいんだろうか?

どこでもさっと入眠できるようになりたい。

2020-09-06

anond:20200906211927

金時山へ行けばいいじゃん

山小屋あるけど別に本格的でも無い

 

雪降る時期は登山慣れした人を伴わなわず単独で行くのは危ないかも知れない

微妙な憧れに終わりそうなもの

登山

 登山興味あるんだよなあ……

 神々の山嶺とかデイリーポータル登山記事とか読んで、ぼんやり憧れる状況が続いてる

 たぶん富士登山とかやったら相当満足するだろうとは思うんだけど、遠い・体力ない・時間ない・そこまで熱意ないの四重苦で一生行くことはなさそう

 ビバークとかが必要なほどガチ登山は流石にやりたいとすら思わないけど、山小屋でひと休みみたいなのには憧れるんだよな 山に行かずに山小屋でひと休みできんかな…

ウユニ塩湖

 有名だし、いっぺんくらい行ってみたい!

 最初知ったとき結構「知る人ぞ知る秘境」みたいな感じで紹介されてた記憶があるんだけど、いまやスッカリ有名になってしまった…っていうのがそもそも認識違いでかつてより有名だった気もするな

 でも遠いしな…第二外国語スペイン語だしボリビアにも興味はあるんだけど富士ですら遠いのに南米は遠すぎる 一生行かぬであろう

ビーチの桟橋

 ハワイかにあるリゾートビーチ、海にせり出した木製の桟橋があるイメージがあって、アレに憧れてる

 べつにそこで何をしたいってわけでもないんだが、歩いたり見たりしたい

 でもこれもなかなか厳しそうだなあ 沖縄くらい行けばもしかしてあるのか?でも桟橋見るためだけに桟橋のある場所を探して行くほどの気力はないんだよな 偶然行ったビーチにあれば見られるかもしれない 分の悪い賭け

テキーラ

 マトモに飲んだことないから飲んでみたい

 でも基本的に酒飲めないんだよな テキーラなんて飲んだら絶対翌日寝込むし…と思うと弱い酒しか頼めない 

 かといって自分ボトルを買うほどの興味も勇気もない うまいのかなテキーラ うまいかいう感じのものでもないのか?

さわやかのハンバーグ

 うまそう!食いたい!と思う一方で「所詮チェーン店だし県外からわざわざ来て並んで食うようなもんじゃない」という県民の声に深く納得させられもしてしま

 正直食いたいんだけど、たぶん静岡に行っても「わざわざ食うものじゃ…」ってのが頭の中をリフレインしてスルーしてしまうんじゃなかろうか 行列ができてたら自意識的に1発アウトだな 静岡に行ったときさわやかに行列ができてませんように!

ケヅメリクガメ

 ガキのころ爬虫類が好きでかなり憧れてた

 でもバカデカくなるって話だし絶対飼えないんだよな まあそれはい

 問題はたぶん触れることすらなく俺は死ぬということ 動物園にふれあいコーナーとかあってもガキばっかだから遠慮してしまうし、そもそも動物園じたい全然行かないし…

 その辺にケヅメリクガメ散歩させてるオッサンかいねえかなあ 話しかけるのも迷惑かなあ

BBQ

 大学時代サークル合宿で何回かやったんだけど俺的にはあれはBBQじゃなかったんだよな

 後輩に肉焼かせてばっかじゃ悪い!しかし俺ばっか焼いてると逆に気を遣わせる!みたいなのをずっと気にしないといけないのが嫌だった

 2ちゃんバーベキューコピペみたいなノリで、大量に肉焼いて好きなだけ食いてえよ

 でも仲間がいない これはまあ一人でやりゃいいといえばいいんだが、場所がない これもまあどっか借りればいいのかもしれんが、虚しすぎる ひとりでバーベキュー場借りてひとりで焼いてひとりで食ってひとりで片付けしてひとりで帰ってたらどっかのタイミングで泣き出しちゃいそうなんだよな 俺ってこんなに弱かったのか

夕陽に向かって叫ぶ

 まず海が遠いんだよな 最寄り大阪湾だし、なんなショボい湾に何を叫ぶねん、という気持ちはある

 できたら広さ的に太平洋がいいんだけど、太平洋って東にあるから陽が沈まなそう 

 まあその辺の好みは置いといても、夕方に海に行く・人目を気にせず叫ぶ の2点を達成するのは俺には無理な気がする

 バカヤローッ!とか言いてえなあ

東京タワー誕生日ケーキロウソクの同期

 夜景の見えるレストラン彼女ロウソクを吹き消すと同時に東京タワーライトもOFF!みたいなのやりたい

 真面目にやりたいというよりは、絶対まり面白さに笑い転げてしまうだろうからやりたい

 彼女じゃなくて俺が吹き消すんでもいい 

 なんならレストランじゃなくていいし、ケーキじゃなくてもいい ロウソクだけあればいい

 東京都内公園にでも出かけて、タイミング見計らってやればいいのかな キモ

デカジュースを2人で飲む

 ハート型のストローが二本刺さったデカジュースを、机を挟んだ2人で飲むやつやりたい

 家でならやったけど彼女にヘンな顔されただけだった カフェとかでやりたい

 でも普通に恥ずかしいしそもそもそういうノリのカフェいかから一生無理っぽい 彼女からの反発も予想される

2020-08-09

読書感想文『トぶための百歩』

 今年の夏の課題図書図書館に置いてあった。小学校高学年が対象の本で『飛ぶための百歩』というタイトルだ。翼を広げた平べったい鳥の後ろ姿の曲線がに惹かれ、手に取った。なお、私は小学校高学年の少年少女ではない。夏休みの苦行、読書感想文を書かねばならぬ彼らがこれを必要としていることは認識していた。罪悪感はちゃんと持っていた。多少の良識がある大人だと、自分に言い聞かせた。

 本の貸し出し、一番乗りだった。ごめんなさい。

 この本は、目の見えない少年が人付き合いが苦手な少女出会い、絆をつくる、ボーイミーツガール物語だ。

 タイトルにある「百歩」は山小屋名前ラストでの「ここまでちょうど百歩だった」ことのダブルミーニングと思われる。ラスト舞台は1年後の話になるので、困難を乗り越えたあと、彼が良好な状態になる「ための百歩」だろうな、とタイトル考察をした。

 ただ、「飛ぶ」がわからなくて、いやラストシーンで”飛ぶ”んだけど”トぶ”にしか思えなくて、飲み込めなかった感あり、今もなお喉奥に引っかかっている。

 この物語は、タカのひなが密猟者にさらわれ、それを救出し、巣に戻す、という事件があるのだが、都度、主人公の驚異的な聴力と、驚異的なモノマネ力が爆裂し、困難を乗り越える。その過程主人公少女はお互いの悩みをぶつけ合い、自身の在り方を見つめ直していく。

 いいでしょ。いいんですよ。少年少女なんです。

 でもね、1年後のラストシーンで主人公が上空を飛んでいるタカを「ぼくに会いに来た」とのたまい始めて、様子がおかしいと不安になる。よしんば、空を飛んでいるタカがその時のひなだったとしても、ひなは君を認識していないだろう。双眼鏡ヒロインに実況してもらわないといけないほどの距離にいたのに。

 さらに彼は、崖に向かって走り、崖下へ飛び込んでしまう。空を飛んでしまう。比喩である比喩であった。しかしこの描写は、私を完全に置いてけぼりにするには十分だった。

 これは自論なのだが、舞台装置としての魔法奇跡といったものは、冒頭の設定で使われるか、事件解決のために”1度だけ”使われるべきだと思っている。(SAVE THE CAT が言ってた)

 この場合事件解決に使われた主人公の驚異的な〇〇が魔法だとしたら、2回目が使われたのは残念に思ったし、なにより、最後最後で突然、前触れもなく白昼夢のような魔法世界が描かれ始めてしまたことで、今まで読んできた現実的世界観との温度差が生じ理解が追いつかなくなった結果、本当に崖下にジャンプしたのだと解釈したほど混乱した。

 それまで、物語傍観者だった私は、彼が飛び立った崖に取り残され、空から降ってくる立方体キャラメルを眺めていることしかできなかった。

(読解力の問題と言われればそれまでである

 さて、ラストシーンから書いてしまったのは悲しみが深かったからで、文字数的なノルマはまだ残っているので、この物語課題図書たるゆえんっぽいところについて、述べたいと思う。

 作中に明記されているが、この社会マジョリティーが便利なように作られている。その中で、マイノリティサバイブしていく作戦を練り続けなくてはならない。主人公は、このサバイブしていく少年であるしかし、ヒロインもまた自信のなさをを抱えたマイノリティでもある。

 誰しもどこかにマイノリティを抱えている。その部分を痛むのではなく、誰かに助けを求めたっていい。また、マイノリティな部分を自覚して向き合うことも大事だ。

 ボーイがガールにミーツして成長する話ですが、この成長は冒頭に述べた"崖からトぶ"力を得る、ではない。当然である

 ヒロインのキアーラは、男子に憧れられ、女子に嫌われるタイプミステリアス引っ込み思案クールビューティーなわけですが、無言でジェスチャーをしたところで目の見えない主人公には何一つ伝わらず、口に出して表現せざるを得ない。その状況に置かれて初めて、言葉に出さないと気持ちは伝わらないことに気づく。

 これは、万人に対してそうであることはご承知のとおり。しかし、ひるがえってみれば「言葉がなくても理解できる」と錯覚するほど、ジェスチャーアイコンタクトからは多くの情報が得られる、ということなのだろう。

 私の会社営業が「付き合いの長い取引先とはWebミーティングでもいいけれど、新規さんは相手のクセが分からいから、やりづらい」と言っていたのを思い出した。だから”最大の理解者”というのは尚早すぎると思うよ、キアーラ。

 主人公ルーチョは、目が見えないことを"アクセサリー"と考えている(この表現は好きだし、私もハンディ個性一種だと考えている)のに、周りが「目が見えない」ことを前提に自分を見ることに怒りを感じている。

 ルーチョは誰かに頼ることを極端に嫌う、意地っ張りで頑固な少年だ。でも、その意地っ張りは、誰かに頼ることなく、自分でできることは極限まで自分でやれるように訓練する努力にも結びついているのだと感じて、だれか、彼の頑張りを称賛して欲しいとずっと思っていた。

 それをやってくれたのが、キアーラだった。私は心のなかで拍手喝采した。ありがとうキアーラ。ルーチョが君にミーツしてよかった。

 キアーラが「口に出さないといけない」と気づいたのと同様に、ルーチョも「人は誰かに頼らないと生きていけない」と気付いてくれて、私は少年少女の成長の瞬間に立ち会ったことに感動した。青春だ。これが。

 道中ギブアップしたルーチョのおばのベアは、彼ら二人が戻ってきたとき、どんな反応をしただろう。彼女ルーチョのこれからを誰よりも案じていたから、帰ってきた甥が自立への一歩を踏み出した様子を見て、泣き出さん勢いではなかっただろうか。

 私だったら泣いてしまうだろう。自分では何年かけても気づかせることができなかったことを、甥に気づかせてくれた、昨日今日会ったばかりの少女と、それを受け入れた甥を全力で抱きしめたい

 靴ずれでズルむけになったかかとが痛いと言いながら。

まあ、1年後、なにわらってるの?と青ざめるのですけど。

余談

 ボーイがガールファーストコンタクトしたときにツンな反応をされたのを「質問4回でノックアウト」と表現していて、イタリアーノだなぁ、と思った。日常的に口説いてんの?

 また、地獄オタクなので、高校デビューした美少女キアーラがとんでもないギャルになっていて、初恋?をきび砂糖のごとく粉々に砕かれるルーチョはアリかな、と思いました。でも、見た目ヤマンバになってても関係ないのか、内面が見えるのは良いことだね。

2020-06-13

anond:20200612132725

日本語バグ

類例

日本語には連濁という現象がある。例えば、「小屋(こや)」という語の頭に修飾語をつけて、例えば「山小屋」にすると、「やまごや」という具合に下の語が濁る。(…)しかし、「きつね」+「そば」は「きつねぞば」にならないし、「ファミコン」+「通信」は「ふぁみこんづうしんにならない」(吉田戦車氏の指摘による)。

2020-05-26

新型コロナで潰れて良い職種

旅行業

全ての原因。こいつらのおかげで春節外国人がやってきた。そして昨日の会見で「緊急事態宣言解除≠自粛終了」を強く言えなかったのもこの業界のせい

ワクチン出来るまで苦しめば良いし、自分生活にさほど影響ないのでぜひとも潰れて欲しい

宿泊

いつまでも部屋ではなく人数での料金でボッタクってたくせに新型コロナいの一番で泣き言言い出した業種。そもそも多すぎ。正直半分で良い

お土産

なんでお前ら助けるために7月税金投入して旅行しないといけないんだよ。高くてまずいお菓子しょうもないお土産等を売る社会に不必要な業種。現状の支援で充分だから勝手につぶれるか意地で生き残れ

海の家

山小屋と違ってボッタクリの極地。盗まれるよとか脅してくるけどたぶん盗んでいるのはコイツら。最近は自前客が多いから謎ルールレンタル強要してくる所も多い。従業員の知能レベルの最底辺時代遅れの業種だしこれを機に潰れればいい

2020-03-17

孤立した場所から脱出

ホラー系の作品で、洋館とか山小屋とかゴーストタウンとかの孤立した場所に閉じ込められて何かに襲われるやつあるじゃん

あい作品ときどきある、「襲ってくる敵が全然なんとかなってない状態脱出する・しようとする」展開がすごく好きなんだよな 理不尽に巻き込まれてんだから責任も何もないし逃げていいじゃんっていう気持ちに寄り添ってくれる(だいたいギリギリで見つかって死んだりまた戻って来たりしちゃうけど)

Siren(無印)」唯一の生還者とかかなりいい 作品全体としては元凶を倒してるけど生還者本人は戦わずして逃げ出せてるっていうのがいいですね ちょっと違う話だけど、禍々しい異界から抜け出したところの道路がザ・日常って感じでホントいい

悪の教典」でも孤立した学校からなんとかいっぺん逃げ出した子がいて良かった 戻んなよとは思うが…

最近読んだ「モンキーピーク」はこの感情を弄んできたな 下山道とか一般登山客とか救助ヘリとか外部の世界を匂わせる要素は出してくるのに一向に逃げさせないので鬼畜

なんかねえかなあ ただ逃げ切ってあとは任せる作品

2020-03-05

有休とってしたいこと

この4月いっぱいで20年勤めてきた会社を辞めて転職する。4月有給消化でほとんど出社しないかGW合わせると25連休になった。平日昼間に何していいかからないので、あと1ヶ月ほどいろいろ計画を立てようと思ってるのだが、さてどうしたものかな。

今のところしようと思うこと

登山山小屋2泊くらい)

サウナ池袋からまるとか)

裁判傍聴(ずっと気になってた)

海外ドラマ一気見(ウォッチリストまりまくり

なんかいい案あったら聞きたいです。

ほんとあとひと月でコロナが下火になれば良いのにな。

2020-02-16

たとえば俺に「机」の定義を教えてくれ

辞書には「脚と天板を持つ台」という定義があった

しかしお洒落カフェで見るような壁から直接天板が生えているような机もあるし、

石を切り出して机にしたようなものも見たことがある

昭和にはビールケースに天板を乗せて机とするものもよくあった

それでは少なくとも天板は必要なのかというと、今度は山小屋丸太を並べてくっつけた机のように

天板と言えるのか怪しいものも考えられる

また、「書き物をしたり物を置いたりできる台」という定義もあった

これにしても謎だ、少なくとも山小屋丸太机で書き物はできない

せいぜい肘を置いたりするくらいだろう

そう考えると全ての机を包括する定義として「何かを置くことができる、おおよそ平面の天板を有した構造」くらいになるんだけど、

そうすると今度は余計なもの椅子、箱、床、棚、ピアノ太鼓ボンネット、手すり、フットレストetc)が無限にくっついてきて

やっぱり机の定義にならないんだな

何が言いたいかって言うと日本語って実はみんな定義たる定義もなく曖昧使用されてるんだねってことで

そんなザマで日常会話できてるのってすごい能力だよなあという話

2020-02-02

初めて東京に行った

通過すらしたことなかった東京にはじめて行った。なんとなくその時の感情を記録しておきたい気分になったので書く。都内で働いてるというだけで急にポエミーな事を書き始める浅はかな連中(暴言)(ごめんなさい)を少し見下してたのに、いざ自分が行ったらこれなんだから悲しいなぁ。

(そもそも人口が多いんだからポエマー人口が多いのも当然である)

経緯

田舎出身地方大学に進学した。大学から都内までは電車で2時間くらい。ライブ展覧会といったイベントに行く習慣がなかったので、普段東京に行く理由特に無かった。

夏、宿泊費と交通費が全部出る都内インターンが決まった。タダで1週間近く観光できる!! このインターン評価無関係らしいので尚都合が良い。伸び伸びと好き勝手観光させてもらうことにした。インターンとは……?

0日目

面接があるタイプインターンだったので、実際は決定前に一度行く必要があった。交通費で得する為に高速バス新宿に向かう。就活の話を聞く際、バスタバスタ言ってる先輩を見て「イキってんな。普通にバスターミナルでいいでしょ」とか思ってたけど、ホントバスタという文字デカく掲げられていたのですこし申し訳ない気分になった。外に出ると明らかに都会だった。時間的な問題か、塵でちょっとビルが霞んでる感じも都会っぽい。高層ビルを見上げてキョロキョロするなんて明らかに田舎者で恥ずかしいな、と思いかけたが事実正真正銘田舎者なので、無駄抵抗はやめて思う存分キョロキョロしていくことにした。

にゅうぉまん?めん?柔麺って何の施設なんだ?そもそも何語なんだ?都庁を初めて見た感想が「銀と金1巻ビルなのはちょっと面白いな。マック狭すぎるのに中高生以外も多くて草。高架下めっちゃ臭いやんけ!ここ1階なのか?知らないうちにデパート歩いてるウケるな。地面はどこなんだ??

ウキウキである

地下鉄に一人で乗るのも初めてだった。「スマホがあれば余裕やろ」の精神スマホ確認しつつ進んでたら一瞬で迷った。ビルの間でGPS死ぬのは知っていたが、都会的なビーコンか何かで解決されていると思っていた。改札の場所全然からない。諦めて案内に従って歩くロボットになったら数分でホームに着いた。自分がどこに居るのか全然からないのに目的地に着いたのはなんだか悔しかった。あとから調べたら大江戸線というのは数ある路線の中でもだいぶ地下にあるらしい。なら仕方ないか。なにが? 電車内は予想より空いていた。アナウンスで知ってる地名が流れまくるのでテレビ東京特集ってやべえんだなぁと思った。中央区一角に出て少し歩くと明らかに人が減って地面が綺麗になって、お昼のビジネス街ってこういうことなのかぁ、とかいうよく分からない感想を抱いた。

面接受けてゆるゆり展に寄ってバスに乗って帰宅した。

滞在

インターン開始前の時間を使って、都会の就活イベントとやらに行ってみようとウキウキで前泊。再び新宿駅の周辺で迷い、ようやく自分の勘でのゴリ押しを諦める。どうにか線路を乗り越えて就活イベントに到着。会場内でセミナーをやっていた就活コンサル?の人に「○○から来たんですけど地方だとこういう場が少なくて…何か出来ることありますかね」と聞いたら、あからさまに答えに困ってて(あのさぁ……)と心のなかで唱えてしまった。講師の人に罪はない。むしろ優しい、ありがたい。罪があるのは地方軽視の日本の政治が~~とかではなく半分冷やかしで聞いた自分のせいでしかない。夜は新宿から出て、ちょっと良いカプセルホテルに泊まった。ホテルの中は前回新宿に行った時に感じたニオイが凝縮されていて少しテンションが下がった。人が集まると発生するニオイなんだろうか。

実のところ、滞在中に新しく感じたことはあまりない。あのニオイがしない場所もあるんだな、銀座ってパーカー1枚で徘徊しても怒られないんだな、築地市場ってホント消滅したんだな、汐留はカネの塊みたいな場所だな、中銀カプセルタワー思ってたより廃墟じゃないな、上野には木があるんだな、インターン自分以外首都圏民だからってライブの話ばっかし過ぎだろ、秋葉原意外とスッキリしてるけど歩いてる人の服装には共感できるな、とか、まあそんなことを思いながらグループワークに耐えていた。と同時に、こういう銀座やら市ヶ谷やら六本木やら、ただの地名や駅名をさも世界共通認識であるかのように使う人達を毛嫌いしていたことを思い出してなんとも言えない気分になった。たぶん次の自分は、上京したばかりで地名連呼する人を見下し始めるんだろう。悲しみの連鎖だった。

帰宅

最終日、会社を出る前にシュウマイ弁当を貰ったが、直前にもご飯を食べていてお腹に余裕がなく、駅までシュウマイ弁当をぶら下げて帰ることになった。荷物も来た時点でパンパンだったので余裕はゼロで、駅前ホームレスの人にお弁当渡せば一石二鳥か、でもそれじゃ人をゴミ箱扱いしてるみたいな気もするし、なにが一番いいんだろうなどと考えているうちにバスが来た。自分偽善者ぶりに内心ニヤニヤしながらバスの中でシュウマイ弁当を食べた。美味しかった。

感想

思えば地方から上京する人なんてごまんといるし、ましてや普段からまれてる大学生ごとき自分感想もその域を出ないんだなと改めて感じた。あえて書くなら住んでる人そのもの東京でも変わらないとか、建物は大きくて意外と古くて地味に歴史があるとか、人が多いので適当な格好しててもあまり浮かないとか、そんなもの自分都内で働いてみたいと思うのも、一応いっかい中心地での生活経験しておきたい、程度のしょうもない動機。その動機自体はなんだかんだ皆実際のところはそんなもんでしょという謎の確信があるが、特に自分場合はクビになっても山小屋なり工場なりに籠って働けばいいやん、としか考えてない甘い思考人間なので、もう少しきちんと考えたほうがいいかもしれない。これが自己分析ってやつなのだろうか、よくわからない。来年、無事就職して、呑気に『初めて東京に住んだ』みたいな日記を書けてればいいけど、こうやってこの時期にダラダラ駄文自分語りを書き散らしてる時点で厳しいのかもしれない。悲しいなあ。

2020-01-13

[]岩合光昭世界ネコ歩き アテネ

20/1/10放送

同じ1匹の猫を長回しでとったりほとんど動かなかったりするカットが多くて早送りで見た

前々から思ってたけどねこ歩きは1時間長過ぎると思うわ

よくいえばこだわりのある、わるくいえば退屈なカットが多すぎて早送りなしに見れない

そんでいっつものBGMと夕日・朝日を背景にした猫のカット

いろんな猫がいろんな暮らしをしているのがもっとみたいのにとくに何もしない1、2匹にフィーチャーしすぎてるのとかげんなりする

岩合さんはお気に入りなんかもしれんけども

山小屋とかでそいつくらいしか猫がいない環境ならわかるけど、大都市とかでもっといろんな場所でいろんなことやってる猫がいるだろうに同じ猫ばっかだとほんと飽きる

総集編とかねこ歩きminiなら退屈せずに見れるんだけどなー

もふもふモフモフは堤真一アテレコがうざくて見たくない

登山中置換やレイプが起きないのはおかし

山小屋なんて電気通ってなくて監視カメラもないからたまに女性おひとりさまが来たとしてレイプして殺して証拠隠滅すればばれないのでは

2019-11-26

人と比べないで生きると幸せ

そんなことをよく言われるが、人は社会的生き物。

そうはなかなか変えられない。

子供のころからモテるモテない。

運動できる・できない。成績良い・悪い。

彼女いる・いない。童貞捨てた・捨ててない。

大学合格不合格

就活内定ゲット・お祈り

会社に入っても、高収入・定収入

正規非正規

昇進する・できない。

結婚・未婚。

子供いる・いない。


この手の比較永遠に終わらない。

、、、、と思っていたのだが、気付いたら終わっていた。

大学時代は、研究面白かったので、博士課程に進んだ。

その時点で、就職していった同期とは、人生距離が大きく離れて、比較不能になった。

研究世界では、業績第一。もちろんここでも、比較がされるわけだが、

不幸にも自分には研究の才能がなかったようで、博士課程をドロップアウトした。

そこで、知り合いの小さな会社非正規で雇ってもらった。

この時点で、就職した友達とはくらべものにならないくらい低待遇で、

かつアカデミアとも離れたので、比較対象がいなくなった。

時間だけはあったので、登山を始めた。

誰とも話さず、ゆっくりと山を登る行為自分に向いているようにも思えた。

山小屋で会った人々とはもちろん会話し、楽しい時間を過ごしたが、すべて一期一会

名前を聞いたり、連絡先を聞くこともなかった。

日本アルプスの有名な山は登ってしまったので、

本場のアルプスに登りたいと思った。

旅行で行ってもお金がかかるし、短期間で行っても楽しめない。

そこで、スイスにある大学企業募集を調べて、Research Engineer職に応募しまくった。(学位はもってないのでポスドクは無理)

運よく、自分のもともとやっていた研究分野で募集があり、大学に雇ってもらえた。

赴任のための旅費も出してもらえて、ただでスイスに行け、ついでに給料ももらえた。

このとき33歳。

で、4年働いて、山にもいっぱい登って、

雇われたプロジェクトも終わりにさしかかり、どうすっかな?という状況。

ボスから博士取れば?と言われていて、それも一つの道だなぁと思う。

でも、つきものが取れたように、学位のものへの関心も失われて、

その場その場でなにか面白もの出会ったら、そのときの刺激に合わせて生きていくのでもいいかと思っている。

結婚は?この先の人生設計は?

日本の友人から、たまに会った時に聞かれるけど、

いい人と巡り合ったら何歳でも結婚するつもりだし、

人生設計はないけど、プライドもないので、困ったときにはどんな仕事でもやるつもり。

人には人の幸せがあり、自分には自分幸せがある。

追記

数ヶ月前に書いたものがいきなりホッテントリに上がっていてびっくりした。どうして?

しかに指摘されているように、タイトルが悪かったかもしれない。

だってもちろん人とは比べてしまますよ。私も社会の中で生きてるので。

から、比べないというよりは、他の人の幸せのゴールを否定するわけではなくて、

他の人の幸せのゴールを無批判自分幸せのゴールに設定しないようにしよう、

自分自分幸せは何かを考えて生きよう、と思ってるということです。

もちろんハッキリ言ってしまえば、世間一般評価軸で見れば、明らかに昔の友達と比べると私は下ですよ。

非正規雇用だし、日本に帰って職があるかわからないし、今後スイス暮らしていけるかもわからない。

でも、週末にちょっとツェルマットへ、みたいな生活自分にとって、すごくいい暮らし

自分の目指すゴールを変えたんだと思います

これは、ま、ハッキリ言ってしまえば、博打ですよ。

どうせ通常のゴールにたどり着けないなら、違うところを目指してみようというだけの話です。

登山でいえば、みんなが歩くのがノーマルルートなら、

自分バリエーションルートを行こうと。なんかそんなイメージです。

別にがんばらない、努力しないって意味じゃないですよ。

自分自分幸せのためにがんばるし、面白いことを見つけてそれを手に入れようとする。

でも、それが世間一般評価されているもの、みんなも欲しがってるものであることもあれば、

そうじゃないこともある。それだけのことです。

オタクみたいなもんですよ。鉄オタにとってとても価値のあるものがあったとして、

それはアイドルオタにとって必ずしも価値があるものとは限らない。逆も然りです。

私は自分人生オタクでありたい。

もちろん生きていくためにお金必要だし、まだまだ山も登りたいし、時間もほしい。

さら自分が知らない面白ものがあるなら、それに出会ってみたい。

もう少ししたら、親の介護だとか、自分病気になったらとか、いろいろな問題が発生するんでしょう。

それは私の友達たちと同じだと思います

から、ほんとのタイトルは「自分人生オタクになると幸せ」って感じですかね。

スイス生活費高いけど、給料も高いので、自炊して節約して暮らせば、日本に戻っても当座しのげる程度に稼げるからいいよ。

最近天邪鬼すぎるのもよくないので、ボスがそう言ってくれるなら、

こちらで学位を取っておくのもありかなぁと考えるようになりました。

2019-10-04

ザワつく金曜日見ていて

外国人登山客の特集をやっていたんだけど

登山客へのサービス見直し必要に感じたよ

富士山にも無料避難所みたいな場所必要だね

山小屋だけに頼ってる時代は終った

真夜中に寒さで震えてるのに避難所もないなんてありえないし、それを保護しようとしない山小屋もありえない

あと観光ルール見直しだな

とにかくドローン禁止時代にそぐわない

飛行区域を決めて飛ばす自由も作るべき

2019-10-02

anond:20191002174922

山小屋洞窟か何か雨風寒ささえしのいでいるならノーチャンスではないか

2019-09-29

anond:20190929232518

木がたくさん立ってるとこに3万ずつ投げ込んで壊す遊びかな

木がないエリアはたいてい目視できるし

山小屋トイレとかお風呂の水を処理せず直接沢に流してるのバレた」 ってなるだけじゃない

anond:20190929150051

北海道の一部や山小屋レベルでもなければとりあえずブロードバンドは来ていることになってるよ。

ADSLがなくなったらケーブルテレビかSoftbankAirみたいなのがエリアになるはず

2019-09-13

3000m登ったから2999mは余裕とか思っちゃう

登山向いてないから。栗城史多日本中に伝わってたと思ってたけどな

適度に失敗や断念を経験しないと、冷静に判断できないし、そういうのって山小屋とか同じ仲間から聞いて覚えるんだけどね

乗鞍岳富士山は罪深き山やで…

2019-08-01

からないならやめたほうがいい。

山小屋だろうと、農業だろうと、コンビニ店主だろうと、儲からなかったりしんどかったりしたらやめたらいいと思う。

YouTuber だろうと引きこもりだろうと独身だろうと、どんどんやめればいいのだ。

酒もタバコオナニーもいやならやめればいい。

人間だって人生だってやめられる。

anond:20190801064021

結局増田が何を言いたいのかわからん

件の山小屋は相応の金を払うべきで、そのためには登山者からもっと金をもらえということ?

ヤマノススメを読むと登山に対する日本人姿勢がよく分かるよ

山小屋中の人が苦労しているなんて誰も考えない

登場人物全員が受給者であり、誰一人として自分たちが山の楽しさを守るために努力しようとか考えてない

ゆるキャン△も同じだね

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