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はてなキーワード: 塚本邦雄とは

2024-10-11

授業で短歌に興味を持ったら図書館に行け

断言する、学校図書室は短歌好きにはクソだ

なぜってそもそも数が少なすぎる、置いてあるとしてもせいぜい20程度、しか現代歌人ほとんどないなんてこともしばしば

それと一つの作者に対して1、2冊は少なす

石川啄木みたいに一冊しかないならまだしも、塚本邦雄俵万智の様に複数冊出している歌人は何冊か読むと傾向や時代の変化が感じ取られるから

面白いのに…

それで図書館に行ったら、あるかどうかわかんないけど短歌雑誌を読め。とりあえず色んな人の短歌が乗ってるし、読んでりゃひとりふたり気になった歌人が出るだろう。

さっぱり分かんなくてもいい、いいが

メモをしておくといいぞ。後で調べたり分かったりして「あっ!」ってなるから

で、短歌 俳句の棚は色々ごちゃ混ぜになってる

花の本もあれば技術的な本も

その中でおすすめなのが穂村弘の本だ

この方の大ファンからなのもあるが、この人は

若者にハマる短歌が多いし、技術的な解説も分かりやすい。逆に分かりにくいのは寺山修司歌論

あれは私でもわからんとこはある。

後はあればだけど斉藤斎藤とか永井祐とかもいいぞ。口語だし、世界観共感やすい。

私は好きじゃないけど、宇野なずきとかもいいんじゃないか?

それで読んで行くと疼いて疼いて堪らくなる時がある、短歌を作りたくて堪らなくなるんだ

こうなったら読んでる場合じゃない、本を戻して図書から脱出して短歌メモしろ

その時にしか作れない短歌絶対にある

もうめちゃくちゃでいい、31文字に合わせるなんて後からでいい、短歌しろ

言葉が足りないなら戻って辞書を引け、辞書

面白いマジで

から言えるのはそれだけだ

短歌楽しいぞ 苦しい時もあるけど

2024-09-20

五月雨に乱るるみどり原子力発電所首都の中心に置け」塚本邦雄

総裁候補が!いうのだから

国会皇居も!原発跡地に!

移せばいいだろうが!

政策の!スケールが!

ネズミキンタマなみに!小さい!!!

2024-08-08

さら追記

https://anond.hatelabo.jp/20240807091141

引用元を書けと言われたので書く。

/よみびとしらず

古今和歌集 出版社忘れた

/俵万智

風のてのひら 河出書房新社

/寺山修司

寺山修司歌集 講談社学術文庫

/小山光夫

橐駝 現代短歌

/土屋文明

往還集 岩波書店

/野口あや子

くびすじの欠片 短歌研究文庫

/永井

日本の中でたのしく暮らす 短歌研究

/穂村弘

シンジゲート 沖積舍

/林あまり

現代短歌 2018年12月号より 現代短歌

/服部真理子

行け荒野へと 本阿弥書店

/杉崎恒夫

パン屋パンセ 六花書林

//森垣岳

多分現代短歌 2018年3月現代短歌

/俵万智

プーさんの鼻 文藝春秋

「じゅうろくとよんといちと

じゅういちとじゅうに=(にあまり)」

自作) 未発表

○方は二十五 鈍器ブローカー 秘書求む。__

桃色の踵の

しかもなほ雨、ひとらみな十字架うつしずかなる釘音きけり

塚本邦雄 自選集から引用 出版社忘れた

2024-08-07

よいなと思う短歌を書く。

すがるなく秋のはぎわらあさたちてたび行く人をいつかとかまたん/よみびとしらず
花札の絵柄のような春よ来いなんてことない日も悪くない/俵万智
しろ手に堕ちし雲雀をにぎりしめ君のピアノを窓より覗く/寺山修司
足もとに末枯れゆく草おほひゐてザボンひとつを分けあひて食ふ/小山光夫
山川のとどろとどろと暮れゆけば西の狭間の光こほしも/土屋文明
やるせないと思えるうちはまだ光っているのだろうなブラウスふわり/野口あや子
いるんだろうけど家に入って来ないから五月は終わり蚊を見ていない/永井
夕焼けの雲に向かって「アカ」「アオ」と水兵さんの手旗信号/穂村弘
台風が近づく朝にサキちゃんもカイくんも来てお鍋は空っぽ/林あまり
泳ぐには少し早いね真っ白な切手を売って暮らしていたい/服部真理子
やさしくて怖い人ってあるでしょうたとえば無人改札機みたいな/杉崎恒夫
あたたかな桃と思えば産まれ出てまもなく吾子の頭に触れる/森垣岳
ついてってやれるのはその入り口まであとは一人でおやすみ坊や/俵万智

おわり。

後書

「じゅうろくとよんといちと

じゅういちとじゅうに=(にあまり)」

こんな短歌ばかり作り続けてもう10年になる

改めて先人の残した歌に触れてみると自分の実力の無さに嫌気がさすが同時にもっと短歌を作りたい!と思ってしまうのはなぜなんだろう

金があれば一万冊でも歌集を買いたいものだが、世間のいう貧困のもの生活をしており、それは願いにしからない。ここに取り上げた短歌は家にあった歌集をかき集め、抜粋したものである

本当は塚本邦雄の歌も入れたかったのだが、変換に出てこない一文字があって断念した

多分こんな歌だったらしい

○方は二十五 鈍器ブローカー 秘書求む。__

桃色の踵の

この○だけが思い出せなくて断念した

もしこれを読んであなたもいい短歌が思い出したらそれを大切にしてあげてください



追記

手帳を見返してたら塚本邦雄短歌がもう一首

メモしてあった

しかもなほ雨、ひとらみな十字架うつしずかなる釘音きけり」らしい(合ってる?)

隣に書いてあったのは「男やもめにうじがわく」だった。謎

2024-06-08

anond:20240608012859

馬を洗はば馬のたましひ冱ゆるまで人戀はば人あやむるこころ

塚本邦雄短歌

2024-05-06

一茶の句は反例にならない。

 

anond:20240506174540追記しようとしたら長すぎたので記事を改める。

meganeya3 短歌の考えは知らんが増田俳句の考えとして「やせ蛙 負けるな一茶 ここにあり」はどうなの?

私の短歌俳句論について、異論は認めるのだが、この一句は反例とは思えない。むしろ私の認識を強化することにしかなっていない。

この句は一見情念のこもった句に見えるが、この句における一茶はあくまでも風景の一要素としてやせ蛙と並列されている。つまりは蛙ごときに向かい合って必死になっている俳人描写である。一茶の句におかしみがあるのは、滑稽な自分を冷静に客観視できるからこそで、情念を込めてやろうという精神からはかけ離れている。

それに対して、例えば同じ蛙を描写した以下の斎藤茂吉の歌はどうだろう。

死に近き母に添寝のしんしんと遠田のかはづ天に聞ゆる

この歌は一茶の句と比べると写実的情念の無い描写に見える。しかし、用心深く読んでみると「かはづ」(蛙)の鳴き声が「天に聞ゆる」のは作者が添い寝をしていて地面に近いところにいて、天を眺めながら聞いているからそのように感じるのであり、実際に天から蛙の鳴き声が降ってきているわけではない。実はこの歌は非常に主観的情念によって風景を巧妙に歪めていることが分かる。茂吉にとっては「かはづ」も、それどころか「死に近き母」すらも己の寂しさや怖れの大きな比喩しかないのである。一茶のような引いた視点など待とうとする気もない。短歌情念産物と言うのは、こういうことを言う。

私の論に反論するのだったら、例えば短歌情念はいうが、奥村晃作のただごと歌、たとえば

次々に走り過ぎ行く自動車運転する人みな前を向く

などはどこに情念などあるのか?と言った指摘ぐらいは欲しいところだ。

ついでだから私が、これこそ短歌情念だと思う歌を掲げておく。

いらだちをなだめてばかりの二十代立ちくらみして空も揺れたり 江戸

あをき血を透かせる雨後の葉のごとく鮮(あたら)しく見る半袖のきみ 横山未来

電話口でおっ、って言って前みたいにおっ、って言って言って言ってよ 東直子

子がわれかわれが子なのかわからぬまで子を抱き湯に入り子を抱き眠る 河野裕子

革命作詞家に凭りかかられてすこしづつ液化してゆくピアノ 塚本邦雄

玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば忍ぶることのよわりもぞする 式子内親王

2022-01-31

anond:20220130195853

君かへす朝の敷石さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ(北原白秋

年々にわが悲しみは深くしていよよ華やぐいのちなりけり岡本かの子

早春レモンに深くナイフ立つるをとめよ素晴らしき人生を得よ(葛原妙子)

馬を洗はば馬のたましひ冱ゆるまで人戀はば人あやむるこころ塚本邦雄

海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手をひろげていたり(寺山修司

男の子なるやさしさは紛れなくかしてごらんぼくが殺してあげる(平井弘)

あの夏の數かぎりなきそしてまたたつた一つの表情をせよ(小野茂樹)


Twitterに名歌botがたくさんあるので適当フォローするといい

本だとちょっと古めなら『日本文学全集29 近現代詩歌』(河出書房新社)(上で引いたのはこの本から

新しめなら『桜前線開架宣言 Born after 1970 現代短歌日本代表』(左右社)か

短歌タイムカプセル』(書肆侃侃房)がおすすめ

2009-02-22

まあ貯金だと思って入るのもよし

真面目に突き詰めてマスターキートン風に言えば「期限内に自分が死ぬか死なないかに賭けるギャンブル」なわけで、あんまり「死」と関連させすぎるとナイーブになっちゃうぜ。まあ貯金だと思いなよ。で、どうせ貯金なら普通貯金するかどうするか、と冷静に比較した上で決めればいいさ。

http://anond.hatelabo.jp/20090222141451

はつなつのゆふべひたひを光らせて保険屋が遠き死を売りにくる塚本邦雄

 
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