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はてなキーワード: 場の空気とは

2016-03-06

はてなの常に不機嫌で攻撃的なインテリ気取りの多さ

他のコミュニティと比べて多い。本当に感じ悪いし、場の空気が淀むのに、全然改善される兆しが無い。自分は諦めてるし、idブロックしてるけど。

2016-02-22

童貞できなかった中学校の頃の思い出

俺はアラサー童貞野郎なんだけど、中学校の頃までは普通に女友達たくさんいたのね。

ある日、そのうちの一人でヲタ仲間の仲の良い女の子の家に呼ばれ、一緒にゲームして遊んでた。

そしたら、その子が突然「眠い。30分寝る」って言ってその場で寝始めたんだわ。

で、俺はわけがからなくて「おい、起きろよぉ」とか言って

肩を揺すったりしてたんだけど何の反応もない。

でも数分もすると突然起きだして「やっぱ眠くない」と言って、また何事もなかったようにゲームを再開し始めた。

どういうわけか凄く失望したような表情をしていた。

最近までこの思い出を忘れてたんだけど、これってよく考えればOKサインだったんだよな。

しかしたらエッチまでは想定外だったかもしれないけど、「ほらキスしなよ」ってメッセージだったんだと思う。

実はその日、ゲームする前に勢いで胸を見せてもらってたりしたから、

当然そういう目的で家に来たと思われてたのかもしれない。

---

ちなみに、勢いってのはこんな感じな。

女の子がかがんだときTシャツの胸元から胸がほぼ丸見えで)

俺「おい、おっぱい見えすぎw おっぱいwww」

女「まあ、ノーブラからなー」

俺「マジでw マジでノーブラ?w」

女「ほら、見てみろ」(Tシャツめくる)

俺「Σ(・∀・;)」

---


後日、学校にてその子クラスボス級の女子

あんた○○(俺の名前)と付き合ってるの?」とからかい半分に問いつめられ、

俺の前に連れてこられた上で「好きか嫌いかはっきりしな!」と

公衆面前プロポーズ強制された。

正直、俺とその子は付き合ってると誤解されても仕方ないほど、

学校にいる時はいっつも一緒にいたから、相手最初から意識してたのかもしれないが、

俺はまだまだ色気づいてなかったから、最高に気の合うヲタ仲間程度の認識だったよ。

で、その子はなんとなくそ場の空気に押され、

「○○、ウチのこと嫌いだよね?」と震えるような声で俺に聞くので

俺も思わずポーカーフェイスで「うん、嫌いだよ」と答えてしまった。

それ以降、その子と一緒にいることが何となく少なくなっていって、

進学先が違ったことから全く無関係になってしまった。

たまに駅前出会ったときも、昔のように色恋的な空気は全くなくなっていた。

(ああ、そして俺は進学先の男子校二次元エロゲ洗礼を浴びることになる)

こうして俺の初恋は無残に終わり、それ以降15年以上、一度も浮ついた出来事は起きていない。

俺が高校以来、何となく女を避け続けていたのは、

このときのことの後悔があったからじゃないか、と今更ながら気づいた。

そうして今もハード童貞をこじらせ、精神年齢も上がらずに、いまだに女子中学生が好きだ。

2016-02-19

可愛げの無い女

いつも人の顔色ばっかみて生きてきたから、

普通」で良いよとか「選んで良いよ」って言われると悩んでしまう。

笑われたくないし心配されたくないし駄目なやつだって思われたくない。

本当の私はすごく駄目な奴だから、「バレたくない」が正しい。

質問が出来ない。人を頼れない。

検索は得意。調べるのは得意。

その場の空気を読んで適当に流れにのって

なんとなくなじめなくて浮いてる。

典型的キョロ充

仕事ではケアレスミスばっかりしてる。

生活能力も低い。料理も苦手。

自分と関わりの無い世界の話だから

ドラマ漫画小説も大好き。

大丈夫か?って聞かれたら反射で「大丈夫」って答えてる。

これまで約30年そうやって生きてきた。

貯金は無い。

母子家庭ひとりっ子

家族が欲しい、

友達すらいない。

仕事を辞める。

いよいよ駄目な気がする。

2016-02-16

熱量警察です

おれは忘れもしない。

小学校社会科で初めて農業貿易について学んだころ、おれは調べ学習のため図書館に来ていた。

そこで手に取ったのは、たしか日本食糧事情についての本だったと思う。

その中の統計表にあった「熱量」という言葉意味が、その時のおれにはわからなかった。

だが時を同じくして国語辞典の引き方も教わったばかりのおれだ。

早速家から持ってきていた辞典で「熱量」を調べると、そこにはこう書かれていた。

カロリー」と。

えっ、カロリーってあのカロリー

あるある大辞典で忌み嫌われているあのカロリー

おれは混乱した。

作物の生産量ならキログラムとかトンとか、重量で記述するものじゃないの?

もちろん今ならわかる。

食料自給率カロリーベースで見るだとか、そういう意図の下で作られた統計だったのだろう。

だが当時は混乱した。

しかしこの事実は幼いおれの脳裏に深く刻みつけられた。

熱量とはカロリーである」と。

ところで現状を振り返ってみてほしい。

何か盛り上がっている様子や、勢いがあるさまを「すごい熱量」と表現しているのを見かけたことはないだろうか。

おれはこの表現がどうしても納得いかないのだ。

おいおい、熱量ってのはカロリーのことだぜ?

そこは「熱意」とか「熱気」とか「すごい勢い」とか、他に適切な表現があるじゃないかと。

それなのにそこを「熱量」と表現する文章最近多い気がする。

おれが思うには2012年満島ひかり中島みゆき「ファイト」を歌うカロリーメイトCMきっかけだと思っている。

とどけ、熱量

このキャッチコピーのせいではないか。

このコピー自体の出来はともかくとして、言わんとしていることはわかる。

カロリーメイトは、カロリーも含めた様々な栄養素を豊富に含んだ食品である

それを届ける大塚製薬は、人々にエネルギー(カロリーという意味でも、もっと精神的な活力という意味でも)を届けたいという思いをこのコピーに込めたのだろう。

からこのキャッチコピー自体文句はない。

しかし、それはこのコピーに限った話だ。

それ以外の文脈で「熱量」を使うと、それはもうカロリーという意味である

みんな、ちゃんと意味を把握せずに使っているんじゃないか?

印象的な「熱量」シーンがある。

きみは三富政行というプロレスラーを知っているか

博報堂社員で、ブログ退職エントリー話題になった人だ。

彼が以前、自分の参加したプロレス興行について、その盛り上がりをもっと広めていきたいという趣旨ツイートをしていた。

その中でも「熱量」という表現が使われていたのだ。

個人的意見になるが、この三富というレスラー勘違いをしている。

熱量意味もそうだが、プロレスラーとしての在り方だ。

アントニオ猪木以降、プロレス界のスターというのはみんな見かけによらずクレバーだと言われている。

プロレスにおいては、アスリート的な能力だけでなく観客を盛り上げる能力必要とされる。

前者は練習あるのみだが、後者はかなり頭を使わないと発揮できない部分だ。

これがプロレスラークレバーと言われる所以である

そしてこの三富だが、彼はプロレスラーがみんなクレバーであるからといって「おれって考えてますよ」アピールだけをする男なのだ

頭で考え、体で発信する、これがプロレスラー仕事である。これらはどちらが欠けてもいけない。

しかし三富は頭で考えたことを、ツイッターなどで発信するだけなのである

彼はパーソナルトレーナーの資格を持っていながら、体はお世辞にもグッドシェイプとはいえない。

単に増量期なのかもしれないが、それは見る者には関係ないのだ。

そして博報堂兼業でやっていたために試合の機会は少なく、名勝負製造からは程遠い選手である

そんな彼が「俺はプロレス界を盛り上げる」などと言っていても説得力がないだろう。

ましてや「熱気」でいいところを「熱量」という誤った言葉表現してしまうという配慮の無さである

意識の高さは結構だが、その発言は勝者が行ってこそ意味のあるものである

するならするで、言葉意味には十分気を付けてほしい。

話を戻そう。

熱量」の意味は「カロリー」など熱エネルギーのことだ。

断じて「熱意」「熱気」「勢い」のような意味ではない。

もちろんおれだって言葉意味時代によって移り変わることは知っている。

他人が何と言おうが、辞書に何と書いてあろうが、言葉意味は使う人のものだ。

他者とのコミュニケーション場合でも、両者が了解しているならばどういう意味で使おうと自由である

それに、拡大解釈すればおれが誤用だと思っている「熱量」もあながち間違ってないように思えてくる。

しかしおれは認めるわけにはいかないのだ。

だって、なんか気持ち悪いじゃん。

熱量」はあくまで熱の量だ。

その場の盛り上がりとか雰囲気のすごみを伝えるなら、熱”気”とか熱”意”とか、客観的に測れないものを使う方がそれらしいじゃないか。

その場の空気を感じている人たちだって、その感動は量より質という類のものであるはずだ。

からみんな、熱量という言葉の使い方には気を付けてくれ。

熱量警察と言いつつ、おれも別に見つけるや否や指摘するような真似はしない。

上に書いた通り、言葉意味自由からだ。

しか自分がどういう意味相手に伝えたいのか、それにはどういう言葉が最適なのかをよく考えてほしい。

それが君たちの周りにいる人たち、支えてくれる人たちに真摯に向き合うということなんじゃないかな。

おれはこれを書き終わったら名もなき熱量警察に戻る。

でも忘れないでくれ、熱量意味は熱エネルギーだということを。

そして、何か感動を覚えたとき、とっさに思い付いた言葉がそれを形容するのにふさわしいかどうか、よく考えてほしい。

これがおれの「熱意」だ。

一生懸命書いたから「熱量」もすごいけどな。

2016-02-10

[]2月10日

○朝食:なし

○昼食:おにぎり三つ

○夕食:パン、一平、餅

調子

むきゅー。

仕事普通にこなした。

また早すぎると言われるのも億劫だが、手を抜くのも逆に面倒なので、普通に自分のペースでこなした。

そしたら、またやたらと前倒しで作業を進められた。

ここでまた昨日と同じことを言ったら意味ないよなあ、と思い、少し真面目に会話をした。

ぼく「おつかれさまです、進捗ですがスケジュール表に記載の通り自分担当分で三日前倒し、倒れた人担当分は全て終わらせています

上司おかしい、早すぎる、見積もりと差異が開きすぎている」

ぼく「今の作業は大きく分けて、A、B、C、Dの四工程に別れているうち、そのC工程ですよね?」

上司「そうだ」

ぼく「今回の作業見積もりを確認したのですが、主に作業項目αをベース見積もりを行っているようです。A工程やB工程においては作業項目αの量がそのまま作業量に繋がるので、ある程度見積もりに合致すると思われます。ただC工程においては作業項目αはあまり重要ではなく、むしろ作業項目βを中心とした作業になるため、見積もりと実作業差異が発生しているのだと思います

上司作業項目αは大切だ!」

ぼく「はい大切ですね」

上司「だから見積もりは間違っていない」

ぼく「えーはい、ですからその作業項目αを実施するA工程とB工程においては合致しますが、今のC工程では作業項目βを実施しているので、差異が出るのだと思います

上司作業項目βはαよりも重要ではないから見積もりではαを重視している」

ぼく「そうですね、ですが、作業項目αの量によって、作業項目βの量が決まるわけではないですよね?」

上司「そうだ、おかしい、こんなに早く終わるのはおかしい、他の人は終わっていないのにきみだけ終わるのはおかしい」

ぼく「なので、C工程作業項目αの量で見積もっているから、これだけの差異が出ているのです、僕以外の人の担当分は、作業項目αとβの作業量差異があまりないから見積もり通りの作業量なのだと思います

上司おかしい、見積もりとこんなにも差異が出るのはおかしい」

ぼく「えー、申し訳ありません、少し駆け足で作業を進めてしまったようですね、いまいまにやらないといけない作業が何もないのでしたら見直し作業をしているので、今後の緊急のトラブル対処や雑事などがあれば、見積もり通りに進んでいる皆さんより少し前倒しできている僕に振ってください、とりあえず金曜日までの雑事であるZ作業に関しては僕がやって、上司さんがチェックする形でよろしいですか?」

上司「わかった、そうしてください、Z作業はHogeHogeディレクトリに保管してください」

ぼく「了解しました、申し訳ありませんでした」


というような会話をした。

イライラしても何の得にもならないので、穏やかな心で接した。

なんか空気読めてない感じで場の空気を悪くしたかも知れないのが怖いなあ。

はあ、明日休みから金曜日気持ちを切り替えよう。


ポケモンピクロス

ステージ9をプレイするのを忘れていたので巻き戻ってプレイしていた。

飽きないなあ、このあとまだアナザーモードでまるまる楽しめるのを考えると本当凄いボリュームだ。

ゲームニュース

【60秒アプリタッチ】『Magic: The Gathering - Puzzle Quest』-あのカードゲームパズルが融合

http://www.gamespark.jp/article/2016/02/10/63672.html

ナヒリが出るまで課金するゲームならやったのに(真顔)


魔女と共に過ごす100日間の結末は? スマホ向けRPG魔女の泉」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第1050回

http://www.4gamer.net/games/333/G033321/20160209071/

面白そうだな。

アトリエみたいな感じかなー?

アトリエみたいにプレイ可能な日数に限りがあるのが面白そうだ。

僕はこういうやりくりゲーが結構好きなので、積みゲーを崩したらやろうかな。

2016-02-09

卒論離婚届

浮ついた世間では離婚届のことを卒論と呼ぶらしいが、先日めでたく極秘裏に円満離婚を果たした教授ボスに持つ当方としては、学生がこのネタをぶっ放して場の空気が凍る様を目の当たりにすることになろうかと思うと今から気が気ではない。

いいかお前等離婚の原因は不倫だけじゃないんだぞと心の中で叫びたい。ほんとに叫ぶと多分俺の身が危ういのでそっと生きていきたい。バツイチ体験鉄板ネタの別の教員に全てを任せたい。っていうか早く卒論持ってこいよお前等。

2016-02-01

身の程

先日、ゼミで同期から言われた言葉がある。

飲み会中の、「あの人狙ってたけど、課金が足りないから振られちゃったのかな(笑)」「(君より平均年収高い企業に勤めてる相手がいたらどうするか、と訊かれた際の返答で)死ぬしかない(笑)」という私の言葉に対する返事だ。

結婚とか恋愛においては、収入がすべてじゃない。お金より大事な物がある。」

確かにそうだ。正論以外の何物でもない。じいちゃんばあちゃんからも聴いたし、部活の先輩からも聴いた。

なんなら私だってそう思うよ。

しかし、結婚もしてなければ彼女と呼べるような特定相手すらいない同期に、何故そんなことを説教されなければならないのか。

もとい、結婚同棲などと言った実績も何も残していないただの実家暮らし学生風情が、何故そのように自信満々に同じ学生である私に説教を垂れることが出来るのか。

例えばこれが卒業後の同窓会で、目も当てられないぐらいに落ちぶれた私を見ての言葉とかだったらまだわかる。

見下されても仕方ない状況だし、こちら側にとってはありがたいお言葉ですらある。

片や彼にとっても、私みたいな格下相手真摯になってアドバイスができて、さぞ気持ちよいだろう。

まとめると、win-win関係だ。

しかしだ。前提として、まだ卒業前の働き出す直前の横並びの状態だ。

彼に見下される程の差なんかついているはずがない。

客観的に見ても、2人とも卒業見込みの学部生だ。同じ大学から、当然偏差値も同じだ(これに関しては、「大学受験時点での」という制約が付くが)。

どこからそのように私を見下して説教してやろう自信がわいてくるのだろうか、不思議でならない。

ましてや飲み会中の雑談にそんな態度でしゃべっていれば、聴く方は不快になる事必至だ。

先輩の方の武勇伝だって苦痛で仕方がないのに、同期の説教なんてねえ、、

まあ、酒に酔う飲み会であるから輪を乱すなとは言わないが、ある程度場の空気というか、話す相手自分と比べてどういう立ち位置に居るかをもう少し冷静に考えてほしいものだ。

2015-12-28

イベントに登壇しての反省

金子山さんのイベントアマチュア枠として参加・登壇したがその反省

自己紹介は明確・丁寧・簡潔に

●ながす写真の選別、サービス精神、悪意も必要

予定調和なら波風をたてて多少なりとも会場の空気に変化をつけるように

モニタ写真を流しながらその画像に絡めて自己紹介をし、

それから本に掲載された写真の順番で、その写真に紐付けした形で関連した写真をだすように構成はしていたが

それはあくまで全体で自己紹介としての構成

金子さんの質問に答えながらの紹介という形式だったので客には意味がわからなかったはず。

はいえ、あくまでも客に見てもらうのだからしゃべり無しでも飽きさせない為に

詰め込むくらいのサービス必要だったと。

ぬるい空気を破ろうと岩淵さんから掲載された写真について突っ込みをしてもらったが

九龍さんが指摘されていたように、その突っ込みを受け入れず、

あえて噛み付いたほうが写真映像について掘下げる雰囲気になってよかったのかなと。

申し訳ないです。

素人がでしゃばるのもアレだろうとは思いつつ、

イベントとして回すには会場の空気をみて流れを意識し壊すところも必要なんだなと

登壇者として参加できたからこそ実感でき貴重な経験だった

2015-12-17

http://anond.hatelabo.jp/20151217220609

その「悪意がないと言い張れば、場の空気武器にしてひとを弄って辱めてもいい」みたいな同調圧力をわりと積極的批判しているのがフェミニストなんだが

2015-12-02

恋愛に興味がないことに気づいてしまった

20代後半、男、会社員童貞

最近気づいたことがある。


小学校中学校高校大学学生生活を過ごしそのまま会社員になったごく普通の男だ。

今の時代にごく普通という言葉を使うのもなかなか難しいところはあるかもしれないが特にこれといった特技もない。

そんな俺だがある日会社飲み会でこう聞かれた。


「好きな女性芸能人はどんなタイプ?」


と。

正直、答えに詰まった。

そんなこと考えたことなかったからだ。

その場は適当に思いついた芸能人を答えておいた。


私はこれをどちらかというとオタクアニメ漫画のほうに興味があるしテレビも見ないから答えられないんだよな~とずっと思っていた。

ただ、社会人になってから周りに結婚している人がいたりおっさんも多かったりでそういう話になることが学生時代よりも多くなった。

それでそういう話を振られるたびに答えに窮するようになる自分に気づいた。

場の空気が死んでしまうことも経験上知っていたので適当なうそをついたり話をごまかしたりしていたのだが、答えることが若干苦痛になっていた。


仕方がないので少し話のネタを考えることにした。

自分の好きな女性タイプだったり学生時代のことを無理にひねり出したり。

しかし、ここであることに気づいた。


「まったく楽しくない」


妄想分析考察するのはわりと得意で好きなはずだったが、ことこの話を考える場合はぜんぜん面白くなかった。

そこでふと考えた。


学生時代もこの手のことはまったく考えたことがなかったし、よくアニメ俺の嫁がどうのだの言っている人を見かけるが

皆が俺の嫁俺の嫁かいあいながら楽しく話しているのを見ながら俺も楽しんでいた。

でもよく考えたらおれ自身はまったくそんなの考えたことがなかった。

ただ、オタクたちのコミュニケーションを外から見て眺めるだけだった。それが楽しかっただけだった。


確かに傾向として自分がどちらかというとおっさんくさいキャラが好きだったり硬派ぶったキャラだったりが好きなのは自覚していた。また、自分が人見知りでコミュニケーションが苦手なのを自覚していたのである種の弱者男性的なキャラ感情移入することはあったし、好きなキャラ多い。


でも女性キャラをそういう目線で見たことがほとんどないことに気づいた。

好きだった女性キャラ草薙素子だとか「かっこいい」キャラが好きなだけだった。


攻殻機動隊2話後半でタチコマ戦車から草薙少佐が降りるシーンがあって、そのアングルがお尻の後ろから移したようなショットがある。

ネット感想で見たときそのシーンをエロイといっている人を見てはじめて気づいた。

「あ、このシーンエロイんだ」

と。

そんな目線で見たことなかった。

恋愛漫画全然読んだことがなかった。

人と人とが好きあうという関係性に興味を持てなかったから。


人並みに性欲はある。

下ネタ面白いと思うこともある。


でも俺はそれを逃げ道にしていただけだ。

ただ、単に興味がなかったのだ。

から、そういうことを考えたこともなかったし、考えようともしなかった。

この事実に気づいてからも考えようとする気になれない。


なんだか弱者男性と同じ立ち位置になった気で擁護したりしていたがそんな資格はないのかもしれない。

自分容姿コンプレックスを持っている人がセックスだの何だの言っている増田を見かけたがあんまり共感できなかったのはそういうことだったのかもしれない。

よく考えたら俺は自分容姿コンプレックスを持ったことがなかった。

でも鏡を見たら俺の肌もわりとずたぼろだった。


でも人生がつまらないわけじゃない。

俺は漫画ゲームアニメラノベがあればそれで十分楽しい

ただ、40歳になったとき周りが俺をどうみるのか。

それだけが心配だ。

2015-10-30

写真撮影に最も必要なのはメンタル

例えば街中を歩いていた時に目の前に素晴らしいシャッターチャンスが訪れたとする。

そしてあなたかばんの中には、相棒と呼ぶに相応しい自慢の愛機が眠っている。

カタログを目を皿のようにしてなめまわしやっとのおもいで選んだ逸品だ。

「さぁ出番だ。今こそお前の性能をフルに発揮してこの感動的瞬間を写真に納めるのだ!」

しかあなたにはそれができない。

いま目の前に感動的瞬間があるにも関わらず、カメラかばから取り出すことができないのだ。

次第にあなたはこう考えるようになる。

「こんなところでカメラを取り出したら怪しまれるかも知れない」

「周りにカメラを持っている人がいないから恥ずかしい」

カメラを取り出しているうちにその瞬間はもう失われてしまうかもしれない」

「しっかり撮れてなくてあとで見なおして後悔するかもしれない」

「べつにそうまでして写真に撮っても誰かに見せるわけでもない」

「実はそれほどすばらしいシャッターチャンスでも無いのかもしれない」

次々に肥大していく言い訳によって目の前の瞬間は永遠に葬り去れてしまうのだ。

そしてあなたは考える。「あぁ。傷つかなくてよかった」と。

それならば問う。

一体あなたはいつになればそのカメラを躊躇なく取り出すことができるのか。

あなたの実力が満足のいく時点に達した時なか。それとも時間が解決するというのならば一体何年間カメラを続ければ許されるのか。

そうなのだあなたが解決してくれると期待している要素では、この問題は解決できないのだ。

それを誰よりも自分が知っているはずなのだ

さあ。あなたはもう気づいてしまった。

あなた写真に足りないものカメラの性能でもあなたの実力でもない。

あなたメンタルのものにあるのだ。

厚顔無恥カメラを取り出し、その場の空気にはばからシャッター音を鳴り響かせる人間に対する軽蔑にこそ、あなた写真が上達しない一番の原因が潜んでいるのだ。

心配はいらない。

そこまで配慮のあるあなたなら、その写真は愛に満ちたとても素晴らしい作品に仕上がるはずだ。

誰に遠慮して自らの才能に道を譲る必要は無いのだ。

あなたに怪訝な顔を向ける人間がいれば微笑み返してやればいいのだ。

あなたは誤解されているだけなのだから

大丈夫だ。全てうまくいく。

2015-10-06

http://anond.hatelabo.jp/20151006150153

サイコパス定義がまちがってる

サイコパス場の空気を読み、ひとを支配する力に長けてる

いじめられたか自尊心が低下して人間不信になっただけだろ

そういう人が宗教不倫依存やすくなるのは知ってるけど、その程度はサイコパスじゃねーよ

2015-10-05

説明台詞がつらい

Aパートであらゆる陣営からの怒涛の説明台詞が続いて、こりゃつらいなと思ったんだが、あまりそう思わなかった人も多いらしい。

状況説明があっていいね!とか、世界観自然台詞提示できてていいね!という意見が多々ある。

ナレーションを使わなかったので説明的にならなくてよかったという意見まであった。

よくないだろ。自然でもなかったろ。説明台詞を使うくらいならナレーションの方がいいだろ。

登場人物がなぜその状況でその発話に至ったか、受け入れられるだけの場の空気を作ることに失敗してしまえば、それはもはや自然発言にはならない。

自然発言にならないということと、観客に情報提供をする役割台詞に持たせようという思惑が重なってしまうと、どうしてもその役割けが浮いた、説明台詞と呼ばれるものになってしまう。

なぜわざわざ若者が普段から愚痴ってるであろう上司への不満を仲間内で詳細に確認し合うように言い合うのか。

なぜいきなり母との会話で父の態度への不安を口にするのか。

なぜいきなりメイドに自分地球行きの決意を学級委員みたいな言葉で語りはじめるのか。

なぜ背中の突起の詳細に話題が進んでいくのか。

キャラクター性質関係性が視聴者に把握されるのを待たずに、できの悪い舞台作品のような台詞応酬が続いていき、世界観提示をしようという意図けがくっきりとしていく。

ところで説明台詞回避はなにも脚本だけの仕事ではなく、台詞以外で補完できるはずのコンテクスト映像やらなにやらでその場で提示する演出絵コンテ仕事でもある。

映像によって発話に至るための場の空気のようなものが出せれば、説明台詞もより受け入れられるものになってくる。

すなわちキャラクターたちの行動や、仕草や表情といった演技に関する部分だ。

説明台詞はどうしたって作品設定を理解するのに必要なのだから、それを説明くさく感じさせないようにするしかない。

その点富野監督アクション以外のパートでも見応えのあるように画面をしっかり構成していた。

半裸は最高!

2015-09-30

「弟って最近だんだんブサイクになってきたよな」

末の弟(小学校高学年)に、思ってもいなかったことを言った。

夕食後、きょうだい全員と母でリビングに残って適当に過ごしていたときに、本当に適当に言った。

別に本心では全然顔が変わったとは思っていなかったが、単なるいやみというかちょっかいというか、

背のなかなか伸びない弟に対して「アレ!背伸びた?!フゥーカッコウィー」とでも言うときと同じ心境だった。

いつも一人でふざけてはしゃいでこちらが笑うまでボケをやめないようなそんな弟に、

いつも「おもしろくないぞ」とか「本気でしつこいんじゃ」とか軽口を叩くのと同じ感じで、唐突にした発言だった。

当然「は?そんなことなから~俺かっこいいから~」などとにやにや言い返してくることを想定していた。

ところが、この私の発言から始まるひとつ話題は、予想外の展開を見せた。

妹が「それあたしも思ってた~!」と乗ってきたのだ。

「えっ…?」

私は大変驚いた。

弟は言い返すタイミングを奪われた上にブサイク説を熱く支持され、〈どう反応すればひと笑い起こるのかわからない〉という顔をしていたが、私はその幾倍か狼狽していた。

本当にまったく口から出任せで言ったのに、心から同意されてしまった。

妹は「マジでずっと前から思ってた!気付くとはよくやるな!」と言わんばかりに同意してきた。

こちらとしては、ブサイクネタじゃなくとも、「最近足が臭いよね~」でも「バレンタインは貰えるのかな~」でもなんでもよかったのである

それくらい雑に言ったつもりだったのに、こんなに同意されるとは、私も真相心理ではやはり弟をだんだんブサイクになってきていると思っていたのだろうか?

遺伝子レベルで気付いていた事実を、軽口のパターン選択の際に無意識のうちに引っぱり出だしてきてしまったのか?

しかし、そんな詮ないことを考えているうちにも、私と妹の口は弟のどこがどうブサイクになってきているかを骨格レベル解説することを始めている。

夢にも思っていなかったことでも、同意されたからには私がそう思う根拠を示さねばならない。

私は無意識のうちに、「男児は大きくなっていくごとに顔周りのあごやエラの骨が大きくなっていくからね。ほら、赤西さんも小さい頃はすごくかわいかったのに、今ではあんなにしっかりしたあごでしょ」などとよくわからないことを口走っていた。

いけない!このままこの会話が終わってしまったら、本当に私はただ弟の容姿酷評しただけのひどい人間になってしまう。

なんとかこの場の空気を「真剣に弟のブサイク化を議論する場」から「ただの雑談の場」に戻したい。

「いや!でもやっぱりブサイクになってきているとしたらそれは変顔のせいだよ!

あんまり変顔ばっかりしてるから、元々の顔にも支障をきたしつつあるのに違いないんだ!

今日から変顔は控えよう!」

(ここで途切れた5年前の日記。)

2015-09-29

ものすごく褒められ慣れてない

すごいほめられるのが苦手。

仕事で相手がお世辞でほめてきてるのが明らかな時でさえ陰鬱気持ちになる。

本当は俺はそんなほめられる人間じゃないぞ、と。

お世辞すらもったいないんだぞ、と。

苦笑いと一緒に変な返事で場の空気が凍る。

友達同士だと、逆に突き抜けて「だろ?俺すげーだろ?」といって直後に同じことをやってわざと失敗したりシてギャグに消化出来たりするが

仕事となるとそうも行かない。

なかなかほめられるというのも難しいものだな。と思う今日このごろであった。

2015-09-21

安保法案に反対する人々の考え方分類。

自衛隊自体憲法九条違反から反対(護憲派

例:大江健三郎坂本龍一山本太郎社民党共産党革マルとか中核派などのテロ組織

古き良き時代戦後民主主義というやつで、彼らは単なるアジテーターです。今回の法案では、まるっきり無関係徴兵制とか戦争法案言っているのもこの人達です。こういうお花畑の人たちの煽動ははっきり言って逆効果。右の石原百田、左の大江坂本という感じです。SEALDs一見するとここに見えますが、彼らは彼ら彼らで民主党といい勝負の寄せ集め集団なので、また違います

憲法九条個別的自衛権のみ認められている(護憲派

例:野中広務古賀誠加藤紘一民主党左派創価学会(≠公明党

かつて保守本流と呼ばれていた人達です。自衛隊という固有の軍隊と、現状の日米同盟防衛するという意味で、ある意味で一番現実主義者でしょう。ただ問題は、アメリカがもうそんなレベルの協力関係は望んでいないことですが。オーストラリア軍韓国軍と同様に自衛隊にも米軍下請けをさせたいというのが、今回の安保法案目的なので。

憲法解釈の変更による集団的自衛権に反対(改憲派

例:村上誠一郎岡田武史小沢一郎民主党右派

本来保守と呼ばれている人達です。内閣による憲法解釈で下位法を変えるのは、立憲主義法の支配無視するという意味です。中共北朝鮮と一緒(中共憲法よりも上位に共産党の決定があるため、憲法が空文化している)。国連決議の上で多国籍軍PKFに参加しようなんて人もいます岡田克也小沢一郎)。本来自民党の多くもここなはずなんだけど、官邸や党の主要ポスト総裁の子分が握っているため、憲法解釈による運用変更なんてトンチキなことをやっています清和会支配の完全なる弊害ですね。

現在提出されている安保法案修正すべき(護憲派改憲派

例:維新の党

例えば「自衛隊米軍核弾頭輸送するのか?」「先制攻撃に行く米軍軍艦戦闘機に給油するのか?」「そもそも集団的自衛権ってどこまで認められるの?」など、今の法案のままだとまずいので修正しましょうという人達日本周辺事態防衛のみに限定しましょうとか、大量破壊兵器輸送はやめましょうと言う勢力。だってイラク戦争とかベトナム戦争みたいなのに自衛隊が参加するなんて悪夢でしょう。ネトウヨがよく韓国への攻撃で使うベトナム戦争での蛮行なんかもあるんだけど、自衛隊がそんなことしないという保証がどこにあるの?修正すると宰相が米上院勝手コミットした期限に間に合わなくなるので、今回はこれすら拒否しています。まるで無茶な納期予算で受注を取ってくるアホな営業みたいです。

国防自国で行うべきで日米同盟に反対(改憲派

例:小林よしのり鈴木邦男一水会長渕剛・(かつての共産党

いわゆる民族派とか右翼と呼ばれている人達です。憲法九条自体改憲して、自衛隊正規軍にする一方で、日米同盟を破棄して自主防衛にすべきという人達です。この人達もこの人達で、ある意味アレですが「アメリカ戦争に巻き込まれたくない」ということで、今回は左側の人達と共闘しています。まあ、清和会のすすめる日米同盟に比べたらある意味平和主義かもしれません。現実的日米同盟なしで国防が成り立つかどうかは別として。日米同盟が亡くなったら、対馬をめぐって日韓フォークランド紛争みたいなことが起こるかもしれません(既に竹島フォークランド化してますが)。

よく分からないけど、危なそうだから反対

場の空気で反対している人達です。現在宰相空気作りが下手なため、今は世の中の空気は反対多数ですが(清和会御用メディアFNN世論調査ですら今国会での成立には否定的)、これが小泉純一郎みたいな人だったらば賛成に回るでしょう。ガッチャマンクラウズ インサイトに出てくる猿と呼ばれる人達です。松本人志とか小籔なんか逆張り安保法案に賛成していますが、同レベルの猿です。たんなる逆張りなので、あるい意味議事堂周辺に集まるひとや、ネット上のレイシストに比べても悪質でしょう。こういう連中こそ政治に口出しすんのなんかやめてお笑いだけやってりゃいいんだ。

ちなみに書いたやつ(つまり俺)の個人的見解としては、「現状維持護憲のまま行くか、どうせ改憲するならば改憲したうえでNATOに加盟したほうがまだいいんじゃね?」って思ってます。単なる日米同盟だけの集団的自衛権と、NATOへの加盟では全く意味が違ってくるからね(ベトナム戦争イラク戦争には仏独は不参加)。オーストラリア韓国みたいに、単なる米軍下請けは勘弁願いたいです。地理的大西洋じゃないやんという突っ込みもありそうですが、米韓豪日台比印のPTO結成とかは勘弁。NATOと違って完全に米国とその子分たち連合になるだけだから

2015-09-10

世界いちばん遠回りな世界一周

もう誰も覚えていないと思うけど、3年ほど前、ここに、"Hello world!"というタイトルエントリ投稿した。あの話の続きをしようと思う。

※このお話はたぶんフィクションです。実在の人物や団体とはあんまり関係ありません。

※前回のあらすじ:高校中退工場派遣プログラマホームレス自立支援施設プログラマ海外放浪職業訓練世界一周アプリを作る


あれから3年、いろんなことがあった。またプログラマとして働いたり、またホームレスになったり、福島除染作業員をしたり、本当にいろいろあったけど、 今回の主題にはあんまり関係ないのでざっくりはしょる。今回の主題世界一周についてである

はいつか世界を巡る旅をする。10年くらいかけて。わりと本気で。その計画を立てるためのアプリケーションも作った。でもそのアプリ正式リリース以降、開発が頓挫している。開発を進めるにあたって、致命的な問題があることがわかったからだ。それは、開発者である自身が、この世界について何も知らないに等しい、という問題だ。

開発者は、システム化する対象に関して、誰よりも精通していなければならない。業務用アプリケーションの開発なら、 その会社の業務フローについて、社内の誰よりも詳しくなくてはいけない。システム開発とはそういうものだ。そして今度の対象世界だ。すべての国だ。それを僕自身が知らなくてはならないのだ。

しかし世界は巨大で、そして複雑だ。

国連加盟国は現時点で193か国。それぞれの国の下に州や省や県があり、その下に市区町村があり、そういった階層的な行政単位以外にも、歴史的背景から自治区になっているところや特別行政区連邦直轄領もあり……。

そういや連邦ってなんだろう。なんとなく知っているようでいて、詳しくはわからない。王国共和国ってどう違うんだろう。国の形ってなんでこんなにいろいろあるんだろう。いやそもそも国ってなんなんだ。どうすれば「国」になるんだ。

国連に加盟していればいいのか。いや国連非加盟の国もあるじゃないか。国家の三要素(領域人民主権)を満たしていればいいのか。しかしそれを満たしていることを誰が認定するんだ。他国から承認があればいいのか。その他国は誰が国だと承認したんだ。政治的問題から国なのか国じゃないのかはっきりしない地域だってたくさんある。国とか国じゃないとか最初に言い出したのは誰なのかしら。

それは世界一周アプリの開発中に国データをちまちま作っていたときにも思ったことだ。もしかして「国」というのは、僕が思っていたほど絶対的で、はっきりしたものではなく、相対的で、曖昧ものなんだろうか。

からない。わからないことだらけだ。こんなもの本当にシステム化できるのか。複雑ってレベルじゃねーぞ。これが仕事だったら「うんこー☆」とかいいながら全力で投げ出しているところだ。しかしこれは仕事ではない。これは仕事ではないので、真剣に取り組まなければならないし、投げ出すわけにはいかないのである

だけど、 どうしたらいいんだろう。世界はあまりに巨大で、複雑で、茫洋としている。何かとっかかりが必要だと思った。基点が必要だと思った。人でも物でも事柄でもいい。それをとっかかりにして、基点にして、少しずつ裾野を広げていけばいいのではないか。そう思って、自分記憶を探ってみる。僕の基点、時間軸と空間軸の原点、それは子供のころ、ブラウン管の向こうに見た、落書きだらけの大きな壁だった。


1989年11月ベルリンの壁崩壊した。僕が9歳のときだった。ニュースは連日連夜、この話題で持ちきりだった。興奮気味に壁を壊す人たち、全身で喜びを表現する人たち、泣きながら抱き合う人たちもいた。世界中が大騒ぎになっているようだった。僕はその映像を、意味もわからずただぼんやりと見ていた。

それからしばらくして、社会科教科書世界地図が大きく書き換わった。ソ連という国がなくなり、新しい国がたくさんできたのだという。国がなくなる? 国が新しくできる? その意味もまたよくわからなかった。

時間軸は一気に飛び、ベルリンの壁崩壊から20年以上たったころ、僕は生まれて初めて日本を出た。半年かけて海外放浪した。特に目的もない旅だった。だからその場所に行ったのも、ほんの気まぐれだった。

ベトナムホーチミン市にある戦争証跡博物館ベトナム戦争記憶を後世に伝える博物館だ。旅の途中にふらりと立ち寄ったそこで見たものを、僕はいまでもフラッシュバックのようにありありと思い出せる。

銃器、対戦車地雷、その他さまざまな武器弾薬が「こうやって使われていたんだ」といわんばかりに、実際に使用している場面の写真と並べて展示されている。銃を突きつけられて悲壮な顔をしている男性、道ばたで血まみれになって死んでいる子供、虫の死骸のように雑多に並べられた人の死骸、そんな凄惨な写真がこれでもかと並ぶ。

何か、自分の中で価値観が急速に書き換わっていくのを感じた。頭の中がぐちゃぐちゃになって、いろんな言葉が浮かんでは消えていく。

資本主義

共産主義

イデオロギーとは何だ?」

そのとき同時に頭の中に浮かびあがってきたのが、子供のころに見たベルリンの壁崩壊ニュース映像だった。あれから20年以上たってようやく僕は、あの人たちがどうしてあんなに泣いたり喜んだりしていたのか、少しだけ理解できたのだ。


あの博物館で僕がもっとも強く感じたのは、「戦争悲惨だ」という事実ではなく、「どうしてここまでのことになったのか?」という疑問だった。人が人を虫けらのように殺す、その理由が知りたい。そこには絶対にそれなりの経緯があるはずである。東西冷戦とは何だったのか、僕はまずそれを知らなければならない。

しかしこうなるともう最初から世界史をやり直したほうが早いんじゃないかと思った。よし、時間軸を一気に人類歴史の始まりまで巻き戻そう。

まずは大河流域で文明がおこる。チグリス・ユーフラテス川ナイル川インダス川黄河。うわー、すげー懐かしい。そして農耕が発達する。食料を安定して収穫・保存できるようになると権力が生まれる。そこから世界各地で似たような権力闘争が延々と繰り返される。

特に印象深いのが「カノッサの屈辱」だ。十代のころ、学校でこれを習ったとき意味がわからなかった。この人たちは何をそんなに必死になっているんだろうと思っていた。いまならわかる。目的は、権力そのものなのだ。人の頭を踏みつけること、人を思い通りに動かすこと、それ自体が目的であって、権力によって得られる富や名声は二の次なのだ。それは自分の経験を振り返ってみてもわかる。ヤンキー世界でもエリート世界でも、どんな場所でもどんな階層でも、人間が集まれば、始まるのはいつも頭の踏みつけあいである。それが直接的か間接的か、下品上品かという違いはあれど、やっていることは同じだった。だから世界史に記されたこのくだらない争いの数々も、いまは実感を持って理解できる。

そして絶対的権力者である神によって凍結されていた歴史が、ルネサンス以降、急速に動き始める。宗教改革名誉革命フランス革命。それまで聖職者王侯貴族が持っていた権力が少しずつ引き剥がされていく。そしてフランス王国フランス共和国に。ああそうか、王国共和国の違いって「王様」がいるかいないかなのか。さらに現代の「国」という概念国民国家というのも、このころに生まれてきたもののようだ。人類歴史から俯瞰すれば、ここ200年くらいの「流行」にすぎないのだ。

しかしフランス革命って華々しいイメージだったけど、こうして改めて調べてみると、革命政権恐怖政治によって何万もの人間が処刑されていたり、何度も王政に戻っていたり、混沌としすぎていて、華々しいなんてとてもいえない血まみれの革命だったのだと気づかされる。

そんな混沌の中、産業革命を経て、歴史さらに加速する。権力のあり方も変わる。聖職者王侯貴族に変わって資本家が台頭してくる。資本主義が加速する。貧富の差が拡大していく。賃金労働者悲惨労働環境で搾取され続ける。暗澹とした空気の中、社会主義共産主義という思想が台頭し始める。ロシア革命が起こる。世界初社会主義国ソビエト連邦誕生する。

いままで社会主義ってあまりいいイメージはなかったけど、こうして順序立てて成立の経緯を追っていくと、歴史の中での必然性がわかる。みんな、もう誰も頭を踏みつけあわずにすむ世界が欲しかったのだ。だから既存の権力や富や労働のあり方を強制的に変える。そしてそれが国の形を変える。そうか、国の形ってこういうふうに決まるのか。

しかし計画経済ってなんだろう。どうしてそんなもの必要になったんだろう。と思って、初心者向けの経済学の本を何冊か読んでみた。めちゃくちゃおもしろかった。経済ってこういうものなのかと思った。市場経済では必ず景気は好況と不況を繰り返し、いつかどこかで恐慌を引き起こす。そんな繰り返しをさせないために、計画経済では政府の計画にしたがって商品を生産する。そうか、そんな経済の形もあるのかと思った。ずっと現代日本で生きてきた僕にとっては、市場経済があたりまえすぎて、市場自由がどうの規制がどうのといわれても、これまでピンとこなかった。「あたりまえ」のことは、対比されるものがないと、それを知覚することさえできないものなのだと知った。

その市場経済へのアンチテーゼとしての計画経済は、しかし破綻する。いつ、どこで、誰が、何を、どのくらい欲するか、なんてことを計算し尽くすには、リソースが足りなさすぎたのだ。結果が出ているいまだからいえることなのかもしれないけど、少数の頭のいい集団演算能力よりも、多数の平凡な人間無意識的な分散コンピューティング見えざる手)のほうが演算能力は遥かに高いのである

そして社会主義自体も破綻する。ソ連型の社会主義では一党独裁必要とする。しかし絶対的な権力は絶対的に腐敗する。それは歴史証明している。独裁政権必然的暴走していく。これも僕は経験として知っている。「いじり」がいつも「いじめ」に発展するのと同じだ。他人おもちゃにできる、自分の思い通りにできる、これは権力である。そして「いじり」は場の空気によって正当化されるので抑制がない。抑制のない絶対的な権力は暴走する。だから 「いじり」はいつも「いじめ」に発展する。企業内のハラスメント家庭内虐待も同様だ。人間は好き勝手にできる状況に立たされたとき、好き勝手振る舞うものなのだ。そうか、チェックアンドバランスってそのために必要なのか。絶対的な権力は絶対に生み出してはならない。権力は絶対的に抑制されなければならないのだ。三権分立を唱えたモンテスキューさんマジパネェすわ。

こうして自由主義資本主義矛盾への疑問から生まれた社会主義共産主義は、自身内包していた矛盾によって自壊していく。そして時間軸と空間軸はまた原点に戻る。冷戦象徴であり、永遠に世界を二分し続けるかのように思われていたベルリンの壁が、ささいな行き違いからあっけなく崩壊する。ほどなくしてソビエト連邦から次々に構成国が離脱し(国が新しくできる)、連邦は解体される(国がなくなる)。

天秤の片方から社会主義共産主義が脱落したことにより、その後、世界はまた自由主義資本主義へと大きく傾いていく。混合経済社会主義的な部分が次々と取り払われていく。その結果が、派遣法改正だったり、リーマンショックだったりするのだ。そしてそれらは僕の人生にも多大な影響を与えている。そうだ、これはひとごとではない。遠い昔にあった「歴史」でもない。僕がいま生きている「現代」の話なのだ

そうか、世界ってこういうふうに動いていたのか。少しずついろんなことがわかってきた。国とは何か。イデオロギーとは何か。なぜ法の支配必要なのか。なぜ憲法必要なのか。しかしそれよりも何よりも、ひとつ重大な事実を確信した。それは、世界のすべてを知ることは絶対にできない、ということだ。

ミクロ領域――個人の感情や行動、これはわかる。マクロ領域――世界市場や情勢、これもわかる。しかし両者がどのように関連しているのか、個人の感情や行動が、どのように影響しあい、どのような力学が働いて、世界市場や情勢を動かすのか、逆に、世界市場や情勢が、個人の感情や行動にどのような影響を与えるのか、それを計算し尽くすことは、誰にもできない。それは人間演算能力の限界を遥かに超えているからだ。

「俺は世の中の仕組みをわかってる」「裏の論理まで知ってる」と嘯く人にはたまに出会うけど、そういう人が本当に世界の仕組みを知っていたことは一度もない。本当にただの一度もなかった。陰謀論マクロミクロの間にある巨大で複雑な回路をショートさせただけの反知性主義にすぎない。僕はそんなチートに興味はない。僕は真正から正攻法で、その回路を解析したいのだ。そうでなければ意味がない。

ああ、そうか、経済学とは、それを解き明かそうとする学問なのだマクロミクロの間にある巨大で複雑な回路。それを解析するのが、経済学や、その他の社会科学なのだ。僕はそれを、もっと深く学ばなければならない。

進むベき方向性は見えてきた。しかしここからどうするか。独学ではもうこのへんが限界のような気がする。つぎはぎだらけの学習じゃなく、もっと体系的に学びたい。でもどうやって学べばいいのかがわからない。僕はまず、学び方を学ぶ必要があるのだ。それには、どうしたらいいのか。

頭の中に浮かんだのは、「大学に行く」という選択肢だった。


大学に行く。どうしてそんな選択肢が浮かんできたんだろう。これまで僕の中にそんな選択肢は存在していなかった。そのはずだった。これまでずっと金も時間もなく、ただ日々の生活に追われるばかりで、そんなことを考える余裕は一切なかった。そんなことを考えるくらいなら明日の飯の心配をしたほうがいい。ずっとそう思って生きてきた。

何より僕には自信がなかった。自分みたいな中卒の人間高等教育を受けたところで何の意味もないと思っていた。そんなの僕にはまったく関わりのない知識階級人間世界だと、大学なんて僕にはまったく何の関係もない、別の世界に存在するものだと思っていた。

でも思い返してみれば、その認識は少しずつ変化していた。いろんな仕事をしたり、あとさき考えず旅に出たり、プログラムを組んだり、文章を書いたり、そしてそれを不特定多数の人の目に晒したり、ずっと何かに追われるようにそんなことを繰り返してきたけど、その過程で、僕は何か大切なものを拾い集めてきた気がする。それはたぶん、自尊心と呼ばれるものだ。幼いころに失い、ずっと欠けたままだったそれを、僕はこの歳になって、ようやく取り戻すことができたのだ。

からいまは自分高等教育を受けることに意味がないだなんて思わない。大学が別の世界に存在するものだなんて思わない。ああそうか、だからいま、このタイミングで、「大学に行く」という選択肢が、僕の前にあらわれたのか。

あとはこの選択肢を選び取るかどうかだ。

いまの時代大学に行くなんてそんなにたいしたことじゃないのかもしれない。だけど少なくとも僕にとってそれは、とてつもなく勇気エネルギー必要なことだ。ホームレスになることよりも、右も左もわからないまま海外に飛び出すことよりも。

現実的問題もたくさんある。資金、学力人生の残り時間。いろいろと考え始めると、解決しなければならない問題が多すぎて、わけがからなくなってくる。もうどうでもいいじゃないかと投げ出したくなってくる。でも僕の中の何かが、そうさせてくれない。僕の中の何かが、そうじゃないだろうと責め立てる。

これには覚えがある。この熱には覚えがある。これは、あの旅の途中、自分の中に発見した、マグマのような熱量だ。感情になる前の感情。行動になる前の行動。名前なんてつけようもないほどプリミティブな衝動。僕はいままさに、それに直面している。そしてその熱量からは、どうあがいても逃げられない。それだけは確信できる。

だったらもう、覚悟を決めるしかない。本当にもう、そうするほかどうしようもない。

僕は大学へ行く。

そうやって覚悟を決めてみると、ものすごく気が楽になった。気分が軽くなった。

ああどうしていままでこんな簡単なことに気づかなかったんだろう。その想いはずっと自分の中にあったのに。

僕は、「大学へ行きたかった」のだ。

続き→http://anond.hatelabo.jp/20150910220232

2015-09-05

アメリカコメディにおける政治的正しさ用法

 もう終わってしまったけれど、『ザ・オフィス』というテレビコメディがあった。主演は『リトル・ミス・サンシャイン』『四十歳の童貞男』のスティーブ・カレル。元はイギリスの同名コメディ日本語タイトルは『ジ・オフィス』)だけれど、結果的本国版より息の長い番組になった。ちなみにイギリス版もアメリカ版も hulu で観られる(はず)だ。


 『ザ・オフィス』でスティーブ・カレル演じる製紙会社課長日本で言えば昭和世代セクハラおやじであるゲイフォビアで男根主義的、アメリカンマッチョ価値観に染まっていて、ことあるごとに自分面白ジョーク(大半は性差別人種差別ネタ)で課内の雰囲気を和ませようとするが、逆にそのジョークのせいで場の空気をきまずくさせてしまう。なにせ、自分の部下がその当該マイノリティであることが多いのだ。

 しか自由の国アメリカといえど、上司に反駁するのは容易じゃない。カレルはアブナイおっさんなのでことあるごとに人事権給与査定をタテに(実際にその権限が彼にあるかは別にして)振る舞う。部下たちは自然事なかれ主義でだんまりを決め込んでしま

 しかも、カレルは場の空気を悪くしているのが自分であることに無自覚だ。勇気ある誰かから「それは差別じゃないか?」と指摘されると「これは差別じゃないよ。ただの冗談だろ?」とキレる。本当に差別ではないと信じこんでいるのだ。あげくのはてに破綻しそうになると、別の部下に責任押し付けようとしたりもする。

 まあ、要するに、最低のセクハラおやじ職場空気を最低にするドラマなのだ

 ドキュメンタリーという体裁だからシットコムみたいに「ここが笑いどころですよ」という観客の歓声も挿入されておらず、しかもカレルに対するツッコミはなされないか、なされたとしてもシリアス雰囲気にならざるをえない。

 こんな悲惨番組コメディになるのか、といえば、なってしまう。アメリカでは成立してしまう。

 『ザ・オフィス』で笑うためには、まず「無自覚差別ネタジョークのつもりで放言しまくって場の空気を凍らせてしまう困った人(しか自分では差別ではないと信じている)」というステロタイプを共有していなくてはならない。いわゆる、あるあるネタってやつなのだが、これが一筋縄はいかない。

 このステロタイプで笑うためには更に「こういう困ったおじさんは時代遅れダサい人間である」という認識も広まっていないといけない。現状ではこういうおっさん存在を許されないものという(現実はともかく)共通了解流通していなければならない。

 『ドラえもん』やちょっと前のドラマ日本でもあった、「江戸時代人間現代タイムスリップしてきてカルチャーギャップ体験し、その反応に視聴者が笑いをもたらす」タイプの話とキモは一緒なのかもしれない。

 仮想の原始人を笑いの的に立てるのだ。

 その「原始人」に「かつてどこにでもいて、今もおそらくは地域によっては跳梁しているであろう人間」をあて、都市部リベラル価値観、すなわち我々の言うところのポリティカル・コレクトネス観点からその野蛮さを笑う。言い方は悪いかもしれないが、そういう捻れた観方をできる人間がすくなくともこの番組を8年140エピソード続けさせられるぶんだけ存在する、ということだ。

 そうして恐ろしいことに、『ザ・オフィス』は例外中の例外ではない。『サタデー・ナイト・ライブ』といった老舗番組から、オトナ向けのカートゥーンアニメまで、そうした政治的正しさ視聴者の間で広く染み込んでいることを前提にギャグスケッチしている。

  

 アメリカンコメディにおける政治的正しさとはもはや「あるべき理念」でもなんでもない。常識であり、前提だ。

 アメリカは広いし、チャンネルは山ほど存在するので、コメディ番組がすべてそうだという確証はない。

 けれど、日本に紹介されてくるコメディ番組は肌感覚レベル政治的正しさを呑み込んでなければなかなか笑えない。

 むしろ政治的正しさに反発を抱く人より、「あるべき理念」としてフィクション政治的正しさを求めている人のほうが笑いにくいかもしれない。リベラル風刺とは身内にすら向けられる過激さを持つもので、笑いの矛先が政治的正しさのものに向けられることも珍しくないからだ。それを半可にしか理解できてなくて、そういうジョークを無理してわかったフリして喜ぶ人間は多いけれど(私もその一人だ)。

 シリアス映画とかはまだわかりやすく「女性が強い」とか「マイノリティが救われる」とかをストレートな形で描いてくれるから日本でも受け入れやすいんだろうけれどね。マッドマックスみたいに。

 海の向こうには、「政治的正しさを前提にしたホンづくりしてる」なんてわざわざ公言しなくても、そんなもん当然前提に据えてるだろって界隈が存在するのだ。おそろしい、おそろしい。


 余談だけど、「空気を読めない人の空気の読めなさ加減を笑う」という点ではアメリカ版よりイギリス版のほうが百倍ブラックだ。もはや、気まずい場の空気のものを笑いに換えているといってもいい。これもこれで、ウルトラハイコンテクスト文化だよなあ、と思います

 

オレに血液型を聞くな

いわゆるこの手の占いを、ガキの頃はともかく、今はまったく信じていないのだが、

かといって初対面の女子がいる席で「いや、オレ、そんな非科学的なことは信じてないからさ(ドヤ顔)」と孤高を保てるほどハートが強いわけではなく、

今どき「調べたことがない」というのも、献血一つやったことがない軟弱男のようで容認しがたく(実際は献血には、年に一度くらい行く)、

めったにないことだが、場の空気が「これは寒いことにはならなさそうだ」と確信できたときに限っては、「あててみなよ!」とか言ってみたりして

なぜかA型といわれて、実際はO型なんだけれども、

なかには、「あ~、O型でも、そういうタイプのO型かぁ~」などとのたまうバカ女とかいて、もうストレスフルなこと、この上なかったりするわけで、

とにかく、「オレに血液型を聞くな!」と叫びたくもなるわけだが、

血液型占いなどという、いわゆる‟ジャップランド”に蔓延疑似科学など心底軽蔑しているであろう、はてな界隈の人たちは、

こういう局面をどう乗り越えているのだろう?

2015-09-03

ポリティカル・コレクト的に正しいしゃべり方を学びたいなら荻上チキりんを聴け

 彼の看板番組『session-22』では毎回各分野の専門家を招いておもしろ生トークを行っている。

 で、この「専門家」たちが曲者で、要するにオタクという生き物は何かと無神経だ。

 彼らの無神経さが特に発揮されるのが、内輪ギャグを言おうとするとき

 専門家の内輪ギャグとは即ち業界ジョークであり、パンピー視聴者には面白い面白くない以前に理解不能であることが多い。

 しか専門家はそのへんの機微がわからないので、ついついサービス精神から内輪ギャグを口走ってしまう。そして、往々にして内輪ギャグは「不謹慎」「無神経」になりがちだ。

 それをチキさんは軽やかにスルーする。ノリが軽めのセッション場合は受けに回ることも多いが、政治ネタなどの真面目なトーンのときギャグギャグ理解できないフリしてスルーする。『session-22』に出る人はたいがい頭のよろしい知識人様どもでありますから、「スルーされること」で次から気をつけるように鳴る。(時に相手が明らかに配慮の足りない発言をした場合はチキりんりん直々に注意が飛ぶこともある)

 あまり自然スルーので聴いてるほうで「あ、これはスルーしたな」と察知するまで少しラグが生じ、気づいたころにはもう次の話題に移っているので気にしてる暇がない。頭の回転と口のまわりの早いチキりん一流のトーク術がさりげなく発揮されているのである

 ところで、ここで確認しておきたいのだが、内輪ギャグのもの政治的に正しくない発言を生むわけではない。「内輪ギャグを言ってもいい雰囲気」、狭いサークル内で誰かによっかかれる雰囲気というのが政治的に正しくない発言を生むのだ。

 おやじ社員セクハラはその時代雰囲気、その社内の雰囲気セクハラを許容する(と本人がみなしている)から発生してしまうのだ。

 その雰囲気確認する手段が寄っかかりである。内輪ギャグを対面の相手に振ることで「内輪」の流れを作り出し、政治的に正しくない土壌を耕すのである。人によってはこれを「マウンティング」と呼称するかもしれない。

 チキりんりんさん氏はこの流れをせき止める。峻拒する。飲み会でやれば親父を「なんだこの空気の読めない若造は」と鼻白ませる行為であるが、『session-22』はチキチキマシーンりんりんさん氏の番組であり、場の空気とは彼のことだ。彼が気に入らないと言えば、それは通らない。

 彼が徹底的につまらない内輪ギャグスルー、あるいは叱責することで『session-22』はリベラル番組として、政治的な正しさ担保している。しかも決して攻撃的ではない形で、上品な形で、である。右といえば極右、左と言えば極左ドリフトをキメてしまいがちな生まれついての走り屋人種日本人にあって、このバランス感覚稀有といってもいい。(ただしイケボにかぎる)

 ポリティカル・コレクト的に正しいトークがなんたるかを知りたい人はTBSラジオ『session-22』を聴こう!

 

 

2015-08-20

イケメン後輩と飯に行くのがつらい。

吐き出したいので吐く。

イケメン後輩と飯に行くのがつらい。

メリットが無く、財布も心も削られるだけなんだ。

自尊心が満たされているのか、いつか感情を読み取られ、馬鹿にされそうで怖い。

出会い厨歴3年。食品メーカー営業 この会社でのアルバイトを経て、ようやく今年正社員になった

男 26歳。

容姿に致命的な欠陥がある。



出会い厨1年目、自分が、なぜもてないか、なぜ自分攻撃的になのか、なぜ自分は卑屈なのか、過去を振り返った。思考のクセ、自分容姿を認め、性格改善した。1年後ようやくセックスにありつけた。

2年目、ナンパ師のブログツイッター恋愛本を読み漁った。「女の子から話しやすいね」と言われるようになった。

3年目NLPユングフロイトアドラーエリクソンを読み漁った。女の子から「私のこと、ここまで理解してくれるのは増田くんがはじめて!」と言われるようになった。3年間で6人とセックスができた。デートから勝率は40%だ。

今年4月新卒1年目のハーフ イケメンA君のトレーナーになった。イケメン君は謙虚で人を立て、朗らかで愛想もいい、できた人間だ。会社の中でも人気者だ。恐らく、誰からからも愛されて育ったのであろう。

そんな彼が先月「彼女マグロセックスに満足していない。出会い系パートナーを探しているが、うまくいかない」と話をしてきた。ハーフからなのか、悪びれもしない。


二人で連れ立って相席居酒屋に行った。28歳の二人組の女の子が相手だった。a君は緊張して話せない。俺は、バカを演じ、ピエロになり笑わせた。後輩を立てた。後輩の好きなマンガ音楽映画話題をした。会話が回り出した。

解散前にLINEを交換した。返事は後輩にだけ来た。増田既読さえつかなかった。食事代は全部俺持ちだ。a君は「自分の分は出す」と言うが、俺は「後輩ができたらその子にお願い」という。自分も先輩にはそう施しを受けてきたのだ。帰り道、ヘトヘトな自分に気がつく。


a君がナンパ声かけが苦手だという。ナンパバーに行こうと誘われる。ナンパバーではa君は地蔵だった。自分声かけのやり方を見せる。OL二人組と一緒に飲む事に成功した。だが二人ともa君にしか興味がない。俺はa君のフォローに徹する。a君はたのしそうだ。俺は、顔面偏差値現実を突きつけられる。だが、そんな事は慣れている。『場の空気が盛り下がるぞ』。顔に気分を出してはいけないのだ。



昼飯時、普段は自分弁当だ。身体のとある病気の為と貯金の為だ。時折a君から昼飯に誘われる。話を聞いて欲しいそうだ。一緒に出かける。

昼メシの話題はa君のナンパの成果だ。a君と出会い系サイト釣果やクラナンの話をする。作戦を立てるため、a君の話を聞く。a君は考えていることや感情の整理ができてないみたいなので質問を交え聞く。距離の詰め方のルーティンについて教える。

先週の昼飯では「ここ2週間で3人とヤった」という。「よかった」と笑っている。俺も、「よかった」と笑う。ここも俺の奢りだ。a君はありがとうございますという。

そして今日ナンパバーに誘われた。店は疎らだった。かわいい女の子が1人で飲店に入ってきた。顔、服装、仕草どれもが俺のタイプOLさんだ。声掛けをし、3人で飲もうと提案をする。頷き、席に着くとa君の男前さに気がつく。

3人で会話をする中、彼女が向ける視線の9割はa君だ。俺に電話がかかってきた。会社トラブルが起きて、帰らないと行けなくなった。ナッツ一皿をオーダーし、席を立つ。a君には「イケるんちゃう?」、と小さく目配せをし、バーを出る。彼は彼女に夢中で俺の視線に気がつかなかった。

そのまま俺は家に帰った。

席を立って2時間後、a君から「即イケそうです」とLINEが届く。俺は、既読にできないままでいる。

明日も昼飯に誘われるのだろう。話題は昨日の子の事なんだろうか。

/*20151101 追記*/

過去への復讐だな。ただ、女でしか満たされない自尊心があってだな。ナンパなんて恥ずかしい事かもしれないが、後1年は自分には

必要なんだな。

↑で書いた、後輩が即しそうな女の子後日談

準即して、その後地雷化した。聞いてて( ˙-˙ ) こんな顔になった。

イケメンも大変だな、と。自分個性豊かなユニークな顔でよかったなと思った。

コメントありがと。

ツバメの巣立ち、しっくりきた。かわいい後輩とはなんだかんだで仲良くやってます

過去復讐ってのも、あれだな。うん。自分には必要ってのも認めてもいいかもね。

自分の中の心理学ってのが、欲望を倫理観とかで閉じこめるのがストレスになると思うんだよね。

若い時、女の子もっと遊びたかった。って、40.50になって後悔したくないし。

リスクとか、いままでの自分女性観が書き換わることもあるけども。

男女関係にならないと知らなかった人間の情とか見れて、ユニークではある。

なんか以前より嫌いな人が減ってる。伝わりにくいと思うけど。

自分にとってのナンパ自尊心をつけ、

自分が好きになった人に愛されるための儀式勝手に盛り上がってるのかもしれない。。

とりま、来週34のおねーさんと、セックスありきの予定です。自分のこと、強欲絶倫ババアってたから、ワクワクしとります。

_φ(・_・

2015-08-02

http://anond.hatelabo.jp/20150802092656

あっ こういう言及もされていたところを見落としていた。

筆者が現代社会存在する主体・客体と精神分析概念対応付けて、概念間の類似を説こうとしているとみられ、ここから近代社会合理性下層階級を抑圧する状況をノイローゼかなんかにたとえ批判を試みようとする筆者の主張が推測できる。


現代社会存在する主体・客体」ってなんですか?

疎外される存在/連帯する存在」の対立をもとに様々な概念対応付けて類似性を説こうとしている、なら分かります

また「下層階級を抑圧する状況をノイローゼかなんかに対応させ」ってどこから読み取ったんですか?

あなた意図的に無内容とされているところで別の側面も取り上げてみますね。

無意識(エス)

社会的あるいは象徴的に交換されなかった大文字の他者の語らい

≒疎外された心的実体≒外傷的な真理が声を発する場所

自己幻想世界≒無条件の連帯肯定平等存在しない共同体自己愛を過剰に傷つけられ自己認識が悪くなった存在承認供給不足にある存在

権力者側の情報ネットワークからヨソモノとして外されている存在

スケープゴート≒異人≒リンチ対象排除された後も外での動きも捉えられる存在≒誇大自己を持った者の自尊心の基盤

≒仕返しを招くような親密な共同体の絆が欠けている存在

暴言連発したり失礼な言葉を吐いても責任をとらされる事なく看過される対象

パノプティコン的な匿名の不可視視線の下で見世物化された監視付き生活強制されている存在近代社会合理的理性を自称する存在による抑圧的意志対象

≒警察権力が市民生活の内に力を発揮する場=秩序創成暴力対象

フロイト無意識岸田秀のエスと吉本隆明自己幻想とルネ・ジラールスケープゴート民俗学の異人概念関係を、まとめて書いた人を見た事がない。

それと仕返しを招くような親密な共同体の絆が欠けている存在に対しては暴言連発したり失礼な言葉を吐いても責任をとらされる事なく看過されがちである事、それらの現実的現象を具体的事例をあげて(たとえば自らの体験と関連付けて)書いている人も見た事もない。それとフーコーのいうパノプティコン的な見世物化された監視生活強制されている存在と警察権力の関係を、はっきり書いている人を見た事もない。そうした待遇強制されている存在がいる事で象徴秩序が安定するという話を具体的事例と関連付けて明確に書いた人も見た事がない。

から私は(私のようなパンピーくんの触れれる範囲情報源では)先例のない事を書こうとしているところがあるという事です。

理想自我想像界=小文字の他者a

≒心像の世界クオリア世界

≒私的幻想世界意味イメージ世界

≒「象徴他者」の位置より一段下の、原始的対象の位置(想像的なもの性的慰安対象)に留めおこうとされた「想像他者」。ラカンは「対象a」とよぶ。転移拒否された患者が、分析家をおく場所も、この「対象a」としての場所である。この関係は、相手に社会的幻想を抱いていた転移局面と比べてはるか不安定で、患者攻撃性が分析家に向け、容易に発動しやすい状態(これは樫村愛子ラカン社会学入門」からのそのままの引用が多くを含まれており、対象aだけ抜き出した部分との関連が付けがうまくできていない。全てをわかり易く統一的に書いている本も読んだ事がない)

他者から尊重されたり対等な存在としてメッセージを交換する「人間」の壇上に上げないように弾圧される<生ける死者>といった世界

暴力誘発性、脆弱性を帯びた存在

≒「傷つけられる」という条件により発動した摸倣欲望

また「影」に関しては、村上春樹小説内で繰り返し出している概念で、「掟の門」はカフカの有名な短編思想的に言及価値のあるとされるものですが。

それらをまとめて精神分析現代思想用語で語っているのなんてどの先生の本でも見た事がないのですが。

他者から尊重され対等な存在としてメッセージを交換する立場になく、非人間的に表現された他者から暴力誘発性を帯びた存在と、心理的に傷つけられるという条件により発動する模倣欲望の関係を深く語っているのも、日本学者では私のようなパンピーくんの触れる事ができる可能な範囲ではほとんど見ないのですが。

宮台真司はミメーシスという概念をいつ頃だかか頻繁に使うようになったけど、「心理的に傷つけられた事により生じる模倣欲望」という意味で使っているのは見た事がない。

理想自我=小文字の他者a

マスコミカタログ文化でつくり出された美化・理想化された自己イメージ

自己統一を預けることのできるような相手を探してさまよう、鏡像としての他者の中への囚われの関係

自我理想大文字の他者A=社会的世界

≒魅力を持った生に変わらなければならない場であり、魅力による上下関係差別排除がある世界

≒魅力の低い者が客観的理屈として正しいと思って主張した事も認められない世界

≒魅力の高い者が客観的理屈として間違っている事を主張しても容認される世界

≒目に見えない効力をもつ法としての場の空気人間関係の網の目に支配された世界

グルメで無条件の連帯肯定平等など存在しない世界

労働勉強生産的な成果を挙げ社会的評価される事が美徳であるとされる世界

≒人が自分社会化するために選ぶ標識名誉対象美徳のもとになる秩序

≒人が憧れる、かくありたい存在モテる存在=小文字の他者aに模倣される存在

ここから美男美女が多い芸能人さんたちやファッション誌を飾るモデルさんの世界自我理想範囲に入る対象となる事が分かると思います

超自我

羊飼い自称する存在選民意識を持った存在

≒誇大自己に執着した存在他者非人間的に判断したりする存在モラルのない世界

自我理想と同じ媒体の、秘密を暴く欲望と懲罰をともなう側面

非道徳的で反倫理的な審級であり、倫理的裏切り烙印

集団の「エス」をバカにしたり笑う攻撃的な文化制作

集団の「エス」や「小文字の他者a」の位置にある存在を徹底マークして情報を「大文字の他者A」の位置にある存在に流している存在

法秩序の外にあり、しかしま法秩序に属している存在

個人情報漏洩する国家プライバシー侵害する国家

植民地主義国家民族差別を容認する国家人権侵害を推奨する国家死刑を支持する国家、同じ国民の中に棄民を作り出す国家

これは現代日本社会存在する大きな問題関係する事です。

集団の「エス」をリンチする事に日本国家レベル加担している事を思想から得た発想で語ろうとしていますが、それを語っている先生存在も見た事がないです。

対象a

現実領域対象aの除去の上になりたっているが、それにもかかわらず対象a現実領域を枠どっている

リンチメカニズムにより歪められた表現被害者よりに修正した回顧的な文章を書く暴力行為告発する探偵

反ユダヤ主義者にとってのユダヤ人存在

≒メラニー・クライン的な意味での「乳房

まなざし

永井均の言う<私>=他者にとっての私に還元されない<私>≒秘密の宝

これも統一的に語っている日本先生は見た事のない事を語ろうとしているのが理解できると思います

なんか思想的に意味のあるところをごっそり切り落として対応せず、自分立場に都合のいい所だけを提示して、形式演出だけ知的雰囲気を醸し出した内容の乏しい書き込みをするのはやめていただきたいですね。

こんなん書いてみました ご指導おねがいしま

無意識≒エス≒過剰なエロスタナトスが奔騰するカオス

≒壁に囲まれた「世界の終り」という街=影のない人の世界

世界不毛化された記憶が凝結する地下墓地ミイラや<死者>の住処

社会的あるいは象徴的に交換されなかった大文字の他者の語らい

オリジナルなき代理物であり続けるシニフィアン

自己複製子の乗り物(?)

≒疎外された心的実体≒外傷的な真理が声を発する場所

相互性の平面の下方に放逐された過剰な欲動の場≒バタイユのいう「呪われた部分」

他者にとっての「私」に還元されない<私>に執着した本多

自己幻想世界=無条件の連帯肯定平等も存在しない共同体自己愛を過剰に傷つけられ自己認識が悪くなった存在=承認供給不足にある存在

権力者側の情報ネットワークからヨソモノとして外されている存在

≒灰の世界スケープゴート≒異人≒リンチの対象

≒仕返しを招くような親密な共同体の絆が欠けている存在

植民地化された地域の周縁化された存在=ほかで許されないことが許される別世界=誇大自己を持った者の自尊心の基盤

暴言連発したり失礼な言葉を吐いても責任をとらされる事なく看過される対象

パノプティコン的な匿名の不可視視線の下で見世物化された監視付き生活強制されている存在≒近代社会合理的理性を自称する存在による抑圧的意志の対象

≒生政治的範例

排除された後も外での動きも捉えられる存在 ≒日常においては禁止され構造から排除されている部分=構造内で下層に抑圧された者

祭りなどで一時的組み込み処理する対象

≒非差異無差別連続差異の抹消=相互暴力状態=怒号と喧嘩の音

≒警察権力市民生活の内に力を発揮する場=秩序創成暴力の対象

一般市民より下の階層の者として認識され、愚か者範疇に入っており、隠している愚かな事物を暴いても重大視されていない

理想自我=想像界=小文字の他者a=内在的な他者生物的な世界

≒心像の世界クオリア世界

≒私的幻想世界意味イメージ世界

≒ナルシシック自己イメージ=自我の理想化された鏡像

自分の気に入っている、まさに自己愛のもののような自己

マスコミカタログ文化でつくり出された美化・理想化された自己イメージ

他人からこう見られたいと思う自分イメージ

仏教でいう我執といわれるような自分への執着の対象

≒セミオティック=母性的な世界

≒貧しい文化や洗練されていない不自然表現モテない存在=影の薄い人

≒掟の門の前で衰退していく棄民=勝手「悪」とされ共同体メンバーに愛されず衰退していく者

≒状況を自覚していない灰人と知らされている共同体メンバーとの境界線上にいる人

≒「象徴他者」の位置より一段下の、原始的な対象の位置(想像的なもの性的慰安の対象)に留めおこうとされた「想像他者」。ラカンは「対象a」とよぶ。転移拒否された患者が、分析家をおく場所も、この「対象a」としての場所である。この関係は、相手に社会的幻想を抱いていた転移局面と比べてはるか不安定で、患者攻撃性が分析家に向け、容易に発動しやすい状態

≒心理分析官クラピカ世界

≒外部の情報が入ってこない<下>に見られた人のいる壁に囲まれ世界の外の世界を知ろうと巨人のいる世界調査しようとする人

他者から尊重されたり対等な存在としてメッセージを交換する「人間」の壇上に上げないように弾圧される<生ける死者>といった世界

≒暴力誘発性、脆弱性を帯びた存在

≒「傷つけられる」という条件により発動した摸倣欲望

自己をそれとして措定してくれる言葉をもつ代弁者の探索にとらわれている状態

自己統一を預けることのできるような相手を探してさまよう、鏡像としての他者の中への囚われの関係

動物ルアーへの反応をモデルにして語りうるような直接的な関係

理想化された鏡像として他者表現の複製を取りこみ、融合しつづける動き

•自我理想象徴界大文字の他者A=超越的な他者社会的世界

言葉だけの世界シニフィアンが織りなす複雑なシステム

文化の秩序、象徴秩序、言語的秩序としての構造サンボリック

ファルスを中心にして構造化された言葉システム

≒エディプス期につくられる=父、母、子どもの三者関係の中ではじめて成立する一つの小社

≒掟によって自己中心的な万能感の感覚否定し、その掟を守ることで成立する秩序と理念をもった世界

≒個々人の欲望や自己中心的感情を一度克服してはじめて、確立されるような世界

自己中心的個人的自己愛を一度否定したところから成り立っている

≒万能感を捨てて入っていく世界=個人の実質、個人の存在全体の基盤

現実社会的義務責任遂行と繋がるもの

社会的絆であり、信頼を保証し、義務の支えとなる基本的象徴契約

コミュニケーションを通じた承認で育まれ自尊心

≒豊かな愛によって言葉他者につながれている存在

共同幻想世界個体保存の欲望と各人のナルシシズム言語の内に吸収し共同化された世界≒豊かな影を持った存在

≒愛し合い尊敬しあう事で継続していく共同体エロス世界

仲間意識連帯した世界倫理的関心を内輪に限定する世界感情で動く世界=ビオスの世界

≒魅力を持った生に変わらなければならない場であり、魅力による上下関係差別排除がある世界

≒魅力の低い者が客観的理屈として正しいと思って主張した事も認められない世界

≒魅力の高い者が客観的理屈として間違っている事を主張しても容認される世界

文脈により同じ言葉が違う意味を持つ世界

≒目に見えない効力をもつ法としての場の空気人間関係の網の目に支配された世界

≒掟の門の門番

≒セミオティックの位置にある存在が自我理想を持った対等な「人間であると主張すると生意気に感じて苛立ち権力言葉の暴力を振り回し「下」に置こうとする存在

グルメで無条件の連帯肯定平等など存在しない世界

≒壁に囲まれた「下」に見られた人が知らない巨人たちの世界

≒「下」に見られた人の過失は吹き散らすが自分達の過失は隠してしまう存在

≒長い例外的状態にある<エス>や<対象a>など存在しないという主権者

≒「小文字の他者a」を対等な人間として文字に残る形式で相手にする必要がないと判断している存在

近代国家の一市民世界国家保護の下にある者=権力者側のウチワの情報ネットワークの中にいる存在

ネット掲示板コミュニティ教育的な豊かな知識を与える場所として使う事が禁止されている世界

労働勉強生産的な成果を挙げ社会的評価される事が美徳であるとされる世界

≒人が自分社会化するために選ぶ標識=名誉の対象=美徳のもとになる秩序

≒人が憧れる、かくありたい存在=モテる存在=小文字の他者aに模倣される存在

第三者の審級規範的な判断の究極的な帰属先=権威を感じ自発的に従おうと思う存在

言語的、父権的な中心ないしコード象徴的父の表象であり、制度であり、掟

共同体言語的に構造化されている共同主観的世界

超自我

羊飼いを自称する存在=選民意識を持った存在

≒誇大自己に執着した存在=他者非人間的に判断したりする存在=モラルのない世界

社会的権威精神内部に延長したもの

≒自我理想と同じ媒体の、秘密を暴く欲望と懲罰をともなう側面

非道徳的で反倫理的な審級であり、倫理的裏切り烙印

集団の「エス」をバカにしたり笑う攻撃的な文化制作

象徴界特権化する事を推奨する存在

≒法の影=狂った法であり法を無視する=「享楽せよ」という命令

集団の「エス」や「セミオティック」の位置にある存在を徹底マークして情報を「自我理想」の位置にある存在に流している存在

≒灰人以外に活動同意を得たらよいと思っている存在

法秩序の外にあり、しかしま法秩序に属している存在

個人情報漏洩する国家プライバシー侵害する国家

植民地主義国家民族差別を容認する国家人権侵害を推奨する国家死刑を支持する国家、同じ国民の中に棄民を作り出す国家

近代社会合理的理性を自称する存在=非理性的な「エス」とした存在を抑圧的制裁の対象としていいとしてもいいとする存在

対象a

現実界?=物理的な世界

≒<外>の存在=孤立した残余=メタ視点

ドライ世界

人狼の森、砂漠不毛地帯といった心象風景

≒羊抜け

現実領域対象aの除去の上になりたっているが、それにもかかわらず対象a現実領域を枠どっている

犠牲メカニズムにより歪められた表現犠牲者よりに修正した回顧的な文章を書く暴力行為告発する探偵

反ユダヤ主義者にとってのユダヤ人的存在

≒メラニー・クライン的な意味での「乳房

まなざし永井均の言う<私>

秘密の宝=他者にとっての私に還元されない<私> ≒象徴秩序の外

≒寄る辺ない存在

2015-07-20

欠点自覚、改め方

■要旨

 人に欠点があっても、それが表面化して問題になるかは状況による

  ↓

 でも問題になる可能性があるなら未然に防ぎたい

  ↓

 どうやったら他人欠点自覚させて、直そうと思わせれる?

  ↓

 まず自分欠点を直して、他の人の手本となれるよう振る舞おう

■内容

小説ドラマだと、登場人物欠点はだいたい理由があって、

ストーリー進行上の役割だったり、作者の伝えたいメッセージだったりする。

例えば、容姿コンプレックスのある子だったら、

それを利用されて騙されてトラブルにまきこまれたり。

無能上司がいたら、上司の失敗で主人公理不尽な状況に追い込まれたり。

フィクション物語において欠点というのは伏線で、

だいたい何らかの問題引き起こして表面化する。

 

でも、現実欠点はそうじゃない。

現実の人は、自分を含めて、みんななんらかの欠点を持ってる。

噂好きだったり、メディアに踊らされやすかったり、他人への配慮が足りなかったり、

議論好きだったり、マナーを身に着けてなかったり、場の空気が読めなかったり…etc

でも、私たち欠点は、小説みたいに、何かの役割を持って配置されているわけじゃない。

もしみんなの持っている欠点が原因で必ず問題がおきていたら、毎日大変すぎる。

だいたいの欠点は、大きな問題にならず、なぁなぁで、うまく折り合いを付けて生きるものだ。

また、割れ鍋に綴じ蓋みたいな、欠点を抱えていても、それをフォローしてくれる知り合いがいれば、

欠点を抱えても問題なく毎日を過ごせていたりする。(地図を読めなくても問題ない女性は多い)

例えば私には早起きが苦手という欠点がある。

これが小説なら、早起きが苦手という属性には意味があって、

会社遅刻しそうになって急いでいる、みたいな状況を作るために利用されるのだと思う。

でも、現実には私の早起きが苦手な欠点は、フレックスを導入している会社に入っていることで

表面化せず、問題を起こすこともない。

もちろんそれは今だけで、会社が変わったり、休日に待ち合わせしたときなんかは問題になるかもしれない。

 

その人の持つ欠点が表面化するかどうかは、状況や巡り合わせによる。

私の知り合いの中には、直した方がいいと思う欠点を持っている人がいる。

でもその人たちの欠点も、表面化しなければ、きっと直すことはないのだろうなと思う。

毎日同じことの繰り返しをしているうちはいい。

きっと十分に枯れていて、日常生活必要欠点矯正されていると思う。

欠点が表面化するのは、特別イベントや、非日常事態ときだと思う。

例えば、極端な例だけど、この前の大震災ときがそうだった。

私は同じ職場のある人に対して「自分での判断力にかけていて、指示待ちしすぎる」という欠点があると思っていた。

ただ、その人は普通に仕事をこなしていて、職場的には特別問題視されていない欠点だった。

でも、大地震のが起きた日と、その後数日、その人は自分でどう対処するか判断できずに、

周りの人に「いったい自分はどう対処すればよいか」を聞いて回っていた。

(業務のことだけではなく、すごくプライベートなことまで)

これはさすがに周りの人間も呆れて辟易していた。

それから上司による指導など紆余曲折あって、その人の指示待ちの欠点は少し改善した。

これは欠点による問題が表面化して、対処して治った例だけど、

実際は表面化しない欠点のほうが多いのではないかと思う。

 

個人的反省として、その人の欠点を知っていながら放置していたのを後悔した。

事前にその人の指示待ちの欠点を直せていれば、問題の発生を防げていたんじゃないか、と。

ここで個人的命題「どうやって他人欠点自覚させて、それが問題となる前に直すよう促すことができるか?」

単純な回答としては直接本人に言うという手段があると思うけど、

他人に対して「あなたはこういう欠点があるから、XXXみたい事態が起きたときに困るから直した方がいいですよ」なんて言えない。

なので個人的な回答として、

「まず自分他人の手本となれるように、自分欠点を直す。

 そして日頃から行方正な態度を見せることで、周囲の人を感化する」

というのをやっていこうと思います

 

以下、私が自覚していて、改めようと思っている欠点対策

 ①朝に弱く寝坊する

  対策毎日時間通りに起きれたか記録を付ける。寝坊したら自分ペナルティを与える。

 ②ゲームや実況動画みたいなくだらないことに時間を使ってしま

  対策:これもまずは記録をつける。毎日、少しずつ時間を減らそうと思う。

 ③他人と話すとき笑顔が足りない

  対策:思い浮かばない。。話すとき笑顔な人とよく話すようにしようかな。

 ④週3回ほどスナック菓子を食べてしま

  対策:記録する。まず週1回に減らす。

 ⑤電車や家でスマホばっかり触ってしま

  対策:顔を上げて周囲を見る。アプリアンインストールする。スマホ管理アプリ入れる。

 ⑥仕事中、上司や同僚に生意気な態度をとってしま

  対策:相手に対する尊敬を忘れないように。。。したいな!Team Geek読み返そう。

 ⑦もう5年目で新人教育している立場なのに電話対応が下手

  対策:。。。明日新人研修の頃の資料でも見直そう。。。

 ⑧経費精算等の事務処理でミスが多い

  対策ミスした事のチェックリスト作って同じミスしないようにします。。。

 

自分で書いてて悲しくなってきた。寝よう。

2015-07-12

オナニーの話をしたら場が凍った

男子オナニーの話で盛り上がっているのを見て、なるほど、と思って女子トークに取り入れてみた。

「みんなオナニーって週に何回する?」

私が言った瞬間に場の空気が凍った。マジで、今までの和やかな雰囲気が嘘のように一瞬でフリーズドライされてパキパキになった。

背景に咲いていた花が、灰色のヒビの入った石と化した空気の中、私は一人で混乱していた。

えっ?えっ?えっ?

男子はあんなに盛り上がっていたオナニーの話なのに、この空気は一体どうして?

「え~オ、オナニーって何~?」

「そうだよねー。何だろうね~」

口々にぶりっ子が言った。でもオナニーを知らないなら、なんでこんな困惑した空気になってるの?

みんな知ってるんじゃないの?楽しんでるんじゃないの?

それから、何事もなかったようにポツポツとトークは再開したけど、なんとなく話題も尽きて、会話の輪から一人抜け二人抜け。

最後に私だけがその場に取り残された。

なんで?

女子って分からない!!!

理想美少女が書きそうな増田

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