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はてなキーワード: 地獄のミサワとは

2021-08-27

ひろゆきが前澤の事を馬鹿扱いしてる動画配信してるんだけど、あれって侮辱罪でしょ。

不特定多数への配信によって公然侮辱してるのは、さすがにやりすぎ。

今回みたいに相手が弱みを見せたら、煽りかける、叩き込む、死体蹴りするみたいな事をするよね。

勝てるやりとりの時は、目をパチパチさせながらずっと同じことをいい続けてて地獄のミサワが描くようなキャラになってて草

2021-04-09

anond:20210408074657

中学生とき、こういうヤツいたよな。「ヤバい、俺○○知らないわ(本当は知ってる。めっちゃ話題にしたいけど、流行に乗らない自分演出したい)」

地獄のミサワの絵柄で再現される。

2020-10-20

IT系オフィスってオタク陰キャばかりで静かなもんだと思ってた

でも中にはイキリ系もいて、

サンダルを引きずって歩いて足跡がうるさい

ペン回しがへたくそすぎてゴツいシャーペンを落とす音がうるさい

みたいなのがいる

俺はもちろん陰キャなので怖くて静かにしろなんて言えない。

  

それでも毎日誰かが課長に怒鳴られてるとか、ひっきりなしに電話が鳴るとかい職場でも無いから、全体的には静か

からこそ上記のような音が気になってしまうんだろうけど、たまにいる生活音のうるささが気にならない奴が近くにいると我慢するしかない

  

そういや昔流行った地獄のミサワエンタキーを力強く叩くのもコレか

2020-09-23

anond:20200923091519

2つうえのひとごめんね。

だってタバコを吸わないなんてべつに普通の話だから

今日太陽が登ったんだけさ ってかかねーだろ?

だけど

禁煙10年ってなんか、書きたく成るだろ

禁煙もまた、わるいことなんだ とわかってかくぶんにはわるくないけど

いわゆる地獄のミサワがおおいのが、タバコ問題点

吸いたきゃすえよ、やめたきゃ、やめろ

普通はそれで問題がない。

チョコレートだって、一部問題を起こすことはある。だけど、普通問題がない

わるいな、かかねーとわからいからよ、すまん

2020-07-26

ブクマカ人間が大好き過ぎることは知っている

ブクマカって他人が起こすイザコザを手ぐすね引いて待ってるよね。

増田の言う人が好きというのとは違うかもしれんが、少なくとも他人への興味は異常に強い。

(https://anond.hatelabo.jp/20200723202008#)

あってる。ブクマカさんは人間が大好き

人間大好き過ぎてスマイリーキクチ中傷事件を起こす予備軍の可能性が微レ存。実際ブクマってヲチ (Watch) 以外でなにが楽しいのか?

ちなみに、スマイリーキクチ中傷事件加害者は、有名国立大学職員会社経営者もいて、ほとんどの人が表の顔は普通一般人だったそうな

 

あふれだす人間好き好き好きがボランティア活動などの方に向けばいいね

あるいは人間観察によって生み出される風刺(地獄のミサワみたいなの) や 主婦マンガ創作に向くといいね

 

過剰な物は創作すると大体平和解決する(メンタル平穏はともかく犯罪には至らない)

2020-07-23

anond:20200723042831

わかる。楽しくないしメリットないのに一緒にいる、という謎の選択理解できない価値基準

ちょっとずれるかもだが地獄のミサワの人のツイートまとめた記事読んだ。地獄のミサワの人は人間好きなんだなと思った。あと人間関係というのとはちょっと違うけど、大勢で楽しむ場っていうのは大勢というだけで楽しいというのはあると思う。

2020-06-27

キャラを強化するとシークレットイラストが見られるんだけどシークレットイラストが全く可愛くない。ボロボロに風化してしまった地獄のミサワ美術に造詣の無いスペインのおばあちゃん勝手に修復しちゃった感じ。やる気あんのかこれ。

2020-06-22

休日にやることが無い人ってどんな人生歩んできたの?

休日やることない人は学生の時は何してたの?学生の時のほうが圧倒的に暇なのにどうしてたんだろう。


60過ぎのリタイア世代ならともかく、社会人の間は休日がめちゃめちゃ少ないじゃん。

夏休み放課後時間もない。(最短でも9時17時勤務って長すぎだろ。さらに俺はもうちょい長い。)


学生の頃の趣味をこなすだけでも圧倒的に時間が足りない。仕方ないので「今一番やりたいこと」だけどうにか回している状態で、「ホントはこれもやりたい」って部分が全く手つかず。毎年やりたいことは増えていく一方で、もはや1年夏休みをもらってもとうてい追いつけない。

映画アニメ)鑑賞を諦め、野球観戦を諦め、旅行も諦めたのにまだ時間が足りない。


休日にやることない人から時間を貰えればいいのにな。そしたらもっとたくさん動けて、そんなハッピー気持ち趣味無い人に分けて与えるのに。


この間の自粛期間は大変良かったなーサボりにサボって趣味時間を当てまくった。



なんか地獄のミサワみたいな日記なっちゃった。まぁいいか

2019-12-20

地獄のミサワみたいなやつが同じ職場にいるとストレスの元になるな

2019-09-03

地獄のミサワってどこ行ったの

連載なしで食って行けるほど活動出来てねえやろ。

普通にはたらいとるんか?

2019-07-04

娘に有村架純人生は用意してあげられない★追記あり

私はあまり可愛くない。

優しそうだねと言われることはあっても、

可愛いとかキレイという言葉は言われたことはない。

旦那もおなじ。千原ジュニアに似ている。

千原ジュニア画像検索すると旦那がいるなと思う。

から、どっちに似ても子供スペシャル可愛くはならないだろうなというのはわかってた。

ただ、子供っていうのは無条件で可愛い顔をしてるとなんとなく思いこんでた。

はっきり気づいたのは生後3ヶ月で写真館に行ったとき

可愛いドレスを着て花飾りをつけて寝かせられた娘が全然可愛くなかった。

顎まわりの肉ばかりしっかりしてて地獄のミサワそっくりだった。

可愛い〜!て言おうとして「かっ…」で止まってしまった。

直後に写真館の人が「あらぁ〜!可愛らしいわねぇ〜ー」とテンションあげて言ってくれたからなんとか我に返ったけど、「子供って無条件に可愛い顔をしてるわけじゃないんだ」と改めて実感した。

でも、私にとって娘が可愛いか可愛くないかで言うと、はちゃめちゃに可愛い

ままだっこーて無防備に見上げてくるのがかわいい

「ちゅー」て言いながらチュウしてくれるのが可愛い

笑うと可愛い

泣いてても可愛い

気に入らないときにぶーたれる顔をするのが可愛い

いないいないばあで一緒に踊ってるのが可愛い

アンパンマングリーティングで興奮してハァハァ言ってるのも可愛い

私が風邪で寝込んでるとき栄養ドリンクを飲ませてくれようとしていきなりリポDの瓶で口を殴ってきた時があったけど、びっくりはすれど優しくてめちゃくちゃ可愛いと思った。

からこそ、娘には幸せになってほしい。

から羨ましがられるような幸せでなくても、できるだけ病気は少なく、周りの笑顔に恵まれやすく、辛いことがあっても、泣いて落ち込んだ後に美味しいもの食べて友達遊んだ回復できる程度のことであってほしい。

でも女の子で顔がかわいくなかったら、思春期に辛い思いをするのは不可避なんだよ。

有村架純広瀬すずだったらチヤホヤされるのに、千原ジュニアは辛い目に合うんだよ。

わたし思春期時代の思い出がうずくよ。

以前新聞投稿で、女子大に行った娘(あまり可愛くないらしい)が入学式のあとのインカレ勧誘から徹底的に無視されてて帰りの電車で泣いてたって話を読んで目眩がした。

いつか娘もこんな目にあっちゃうのか。ひどいよ。

娘は家族で遊びに行くと確実に「パパにそっくりだね!」て言われる。

わたしから見たらはちゃめちゃに可愛いけど、他人からみたら千原ジュニア幼児なんだろうか。

でも、それに少しホッとしてる。

将来娘からあなたのせいで可愛くない!」と恨まれるのはわたしじゃないと思ってしまう。

娘にも旦那にもひどいよね。

顔だけが人生じゃないのはわかってる。

可愛いからこそ大変なことがあるらしいのも知ってる。

でも、可愛いほうがいいじゃん。

選べるなら絶対可愛いほうがいいじゃん。

ごめんね娘。

でも、口に出しては言わないよ。”可哀想な子”になっちゃうから

あなた幸せになれるようにいっぱい考えていっぱい頑張るよ。

それしかできないよ。

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追記

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投稿して1日くらいはコメ少しもらったくらいでそのまま忘れてたんだけど、久しぶりに見たらブコメ一気に増えててびっくりした。なので追記

現実で同じようなこと愚痴ったらたぶん「そんなことないよ〜☆むすめちゃん可愛いよ〜☆」て言われて「ありがとー!」で終わるんだけど、「メイクしっかりすれば大丈夫」「歯並びは直せ」「愛嬌大事」とか実践コメたくさんもらってて嬉しかった。確かに!て思ったし、顔がいいだけじゃない部分の”可愛い”って他の人にとっても大事なんだよなって思えた。「有村架純の両親も有村藍里に架純の人生は用意してない」は秀逸では?目から鱗

かい反応たくさんもらってて嬉しかった。特に「親に愛情持って接してもらったか幸せだよ」てコメは本当に勇気が出たんだよ。愛情なら自信ある。娘が辛くなったときに思い出してもらえるようにがんばる。コメントくれた人たちはもう見てないだろうけど、本当にありがとう

あと投稿する前にもういちどブコメ引用コメ?見たけど、別にかいコメばっかりじゃないな(笑) いつもの増田どおりみんな好き勝手言ってるわ。みんな元気でなによりです。

2019-06-26

anond:20190626085408

男のイキりに対する指摘とイジリはだいぶ進んでる(地獄のミサワみたいなのがたくさんある)のに女のイキりに対する指摘と笑いはまだまだだよね

30ぐらいからのなんちゃってババア芸がちょっと始まってるぐらいで

2019-06-25

anond:20190625143603

たぶんポエムに読者をひきずりこむのが下手なタイプ

イラストレーター説明者)よりの漫画家だとおもう

 

漫画よんでると「普通にミ○ワホームから転職したり独立して受注するタイプ建築にかかわっていったほうが幸せだったんじゃないかな」って思うビジネス向けメンタリティ

地獄のミサワみたいなかわいたギャグ向けにしては絵がうますちゃうとこもあるし

画才の無駄遣いに見える

ほんと絵?心理描写?が「パキっ」と音がしそうなくらい乾いてる。

イベントの消化が早く、おいしいとこだけいじりまわしてふやかすのが自分視点だけになっててわかりにくい

しっとり汗だく皮膚ふやけおせっせ描写とかたぶん無理(女の視点もいれるのが醍醐味なのに男の視点のみになりそう)

とはいえ女の尻を舐めるしかないというシーンはちょっとだけ笑った)

(そういう個人的性癖と絵柄が合ってるシーンは人の心を掴むような気がする)

フランスという個人主義の国への留学さら視点の身びいきが強化されちゃってる感ある

ブクマコメ小林よしのりっぽいっていわれてたけど

(絵だけでいえばこっちの人のほうがクセが少ないしきれいで妙にぐにゃついたデフォルメもなくてみやすい)

それも強烈な自己愛つか線一本にも主張があるとこ似てるからだとおもう

やっぱり向き不向きでいうと背景アシとか草なぎアニメ専門背景スタジオ)とか向きなんじゃないかとは思う

そういうの全く知らないで来る漫画家自分に使える素材か選別だけしてる東大卒編集者はアホ←これは同意

写真見てかくのがなぜ(この人のめざす漫画には)悪いかをしっかり説明できてないのもちょっと

 

進路指導先生ってのもたいていそうだけど適当だよな

2018-11-14

[]ボヘミアン・ラプソディ

ボヘミアン・ラプソディ』を見てきたので感想。いつものごとくネタバレ気にしてないのでネタバレ嫌な人は回避推奨。あらすじ解説とかもやる気ないので見た人向けですぞ

総評

すごいぞなんと140点。点数の基準は「上映時間映画料金を払ったコストに対して満足であるなら100点」。なんでサントラ買いたいくらいには良かったです。

ただその一方で実はこの映画感想を書くつもりは当初なくて、というのも自分クイーンリアルタイム応援してたファンではないからなんですよね。もちろん日本人普通に暮らしていればCMやら飲食店の店内楽曲クイーンの曲は耳にしてるし聞けば、あああれね! くらいのことは言えるんだけど。

でもどうせファンの人がたくさんレビューを書くと思ってたんで自分が書く必要はねえでしょうと、思ってました。

フィクションでええやないか

んだけど、実際見てみてその周辺の感想とか聞くと、もやもやした気持ちが募ってきたわけです

やはり133分という限られた尺の中では出来事を省略する必要もあったり、感情動線設計エピソードの順序入れ替えなどは行われているわけです。そういう意味でこれはノンフィクションではなくて、エンドロールにも書かれているようにフィクションです。

本国広報プロデューサーもそうフィクションだと発言しているんだけれど、コアなファンであればあるほど史実との違いが目につき、ニコニコ笑いながら(多分なんの悪気もなく)貶すという光景がなきにしもあらず。実在人物フレディ・マーキュリーの伝記的な映画でもある以上仕方ないのだけれど、正解/不正解という視点がついてきてしまう。

オタクオタクであるゆえ仕方がない心性で「かー。しょうがないな、この部分もうちょっとこういう描きを入れてほしかったな。かー」「よくやってるけど30点!(地獄のミサワの顔で想像してください)」的な、本当は大好きなクイーン映画がすごく良い出来で嬉しいのだけれど一言わずにはおれないような。そういう反応多いのです。

気持ちはすごくわかるのだが、ソロで鑑賞にいったこ映画の後ろに行ったカップル男性が「あいクイーンのことになると早口になるよな」とかで、なんか、すごくいたたまれなかったりもする。キミのその愛情彼女さんには全く通じてないし、むしろ映画の感動いまどんどん減らしてるよみたいな。

からこのレビューでは物語フィクション)としてこの映画おすすめします。

若い人もクイーン知らない人もちょっとしか知らない人も寄っといで。これはとても良い映画だったよ。知識なんていらないよ。単体で物語としてよかった。だから観るといいよ。そういうレビューです。

何もないという窒息

映画はフレディがクイーン前身バンドであるスマイルメンバーに声をかけるあたりからまりますデビュー前のフレディは当然まだ若く、瞳だけがギラギラした挙動不審青少年で、当たり前の話だけど何も持ってないわけです。

何も持ってないというのは、金も実績も名声も持ってないし、家庭ではなんだか居心地が悪いし、将来の確固たる保証もないということで、その何も持っていないという閉塞感が初っ端から強烈に描写されます

それがすごく良かった。

それは、この映画ロック界のスーパースター伝説偉人フレディー・マーキュリーを崇める映画ではなくて、何にも持ってないチンピラのフレディから始める映画だっていう鮮烈な意思表示なわけですよ。

野心を持った若者っていうモチーフ映画でも小説でもよく出てくるモチーフなのだけれど、若者は野心を持つってわけではなくて、それは全く逆で、財産らしきものは他に何も持ってないから野心ぐらい持たないと惨めでやってられないってことですよね。

作中で描かれるフレディがまさにそれで、デビュー後彼はすぐさまオレ様キャラを発揮し始めるのだけれど、最初デビュー前のシーンでは内気で繊細な少年なわけですよ。オレ様ってのは虚勢だとすぐわかる。スカウトの前でも音楽プロデューサーの前でもでかいことを言うけれど、それは「いまは何者でもないチンピラだ」ってことを当の本人たちが痛いほどわかってるからにすぎない。

かに伝説バンドクイーンメンバー全員が稀有な才能を持っていて音楽に愛されていたのかもしれないけれど、でもそれは人間的な弱さを持っていなかったことは意味しないし、何も持ってないし、何も確かなことがない。将来何になれるかわからないし、不安だけど、弱みを見せるわけにも行かない。それって、青少年普遍的鬱屈だとおもう。そういう意味で、スクリーンの中のフレディは、たしかに観客席と地続きだと感じました。

生存戦略としての虚勢

から無駄に見栄を張り無駄喧嘩を売ってオレ様は天才なので何をやっても大成功なんだぞー! と嘘でも吠えなきゃならない。それは文字通りの意味で虚勢なのだけど、フレディはその意地を張り通して段々とスターへの階段を登っていくわけです。

生存戦略としての見栄と意地で、それがある程度以上に通用成功する。

からこそフレディは問題解決する手法として去勢音楽しか持たないわけです。下手に成功しちゃったから。そして、バンド内で揉め事が起きても、スポンサー揉め事が起きてもこのふたつで解決していくしかない。他のノウハウはびっくりするほど何もない。

でもその問題解決手法アーティストとして成功するために最適化されているために、フレディ個人内面の寂しさや煩悶を癒やす役には全く立たない。

溝ができつつある恋人であるメアリーとの間をなんとかつなぎとめようとするフレディのやり方は、小学性みたいに真っ直ぐすぎて、純真ではあるのだけれど多分恋愛検定で言うと偏差値43くらいでとてもつらい(っていうかお前隣り合った家の寝室の窓から明かりのオンオフ相手確認するとか昭和少女漫画クラスやぞ)。

バンドメンバーとの関係傲慢ワンマンが過ぎてギクシャクしていくが、こち解決傲慢&虚勢に仲間に対する甘えをトリプルでどん!! しているわけでお前よくこんなんで空中分解しないな?(とおもってたら分解した)という感じで、これまた辛い。こっちは偏差値41くらい。素直でない分2低い。つらい。

全体的にコミュ力中学生レベルでしょう(つらい)。

自分性自認ヘテロなのかゲイなのかで悩むフレディは、その鬱屈がたたって恋人メアリーとは距離を置くことになってしまうし、それをきっかけとして私生活が荒廃していくわけです。周辺に金をばらまき、ドラッグ乱交パーティーに溺れていくけれど、それで内面の寂しさは癒せない。

そもそも音楽&虚勢という生存戦略アーティストとしてのし上がることに特化しているので、私生活を豊かにするには役に立たないわけです。それどころかスターダムにのし上がればのし上がるほど、マスコミの下世話な視線に晒され、心無い詮索で私生活崩壊していく。仕事音楽)に逃げ込もうとするその弱い心が、事態を決定的に悪化させてしまう。

バンド危機だし、フレディは仲間からも「キミって時々本当にクズ野郎になるよね」といわれてしまう。スクリーンを見ながら「せやな」と言わざるをえないわけですよ。

フレディは、フレディの才能に殺されつつあるわけです。

でも、やっぱり、救いはある

この映画ふたり大好きな登場人物が居て、そのひとりはバンド精神的なリーダー?であったブライアン・メイ(演グウィリムリー)。この人の演技が、めちゃくちゃ良かった。特にセリフにならない表情の動きみたいなもので、映画の深みを何層も掘り下げてくれました。

喧嘩をした直後に浮かべる「仕方ないなあ」というような許容の表情や、ラストライブシーン中の「言葉にしなくてもわかってるよ」とでもいいたげなさりげない承認の表情など、どんだけバンドが砕け散りそうでも、メンバー音楽に対する愛を、演技だけで表現してのけた。ぶっちゃけすごい。

朴訥な、言葉は悪いけれど垢抜けない田舎者風のキャラ構築だけど、静かな思いやりと知性が感じられるっていう難しい役だったのにね。

もうひとりはジムマイアミハーバー。このひとは、当初クイーンというバンドプロデューサーから紹介された弁護士として登場します。契約面でクイーンを支えるためのスタッフのひとりでした。

出会ったその最初のシーンで(ヤング傲慢な)フレディからジムという名前はつまらないんでマイアミに変えろ」くらいのことは言われて笑いのもととなり、つまりコメディキャラ位置づけです。

でも物語中盤、フレディは誤解と癇癪からマネージャーであるジョン・リードを一方的にクビにしてしまうわけです。そしてフレディは、後任のマネージャーを「次のマネージャーはきみだ」のひとことで、その場に居たジムマイアミハーバー押し付けちゃうわけっすよ。

そんなの嫌でしょ。自分なら引き受けたくないです。だってクイーンの連中は音楽やってるとき以外は飲んだくれてるか喧嘩してるか女といちゃついてるかで、偉そうだし、わがままだし、人の話聞かないし、どう控えめに評価しても糞ガキ(主にフレディ)だもの

でも、ジムマイアミハーバースタジオ演奏しているクイーンを見て、引き受けてしまう。「わかった、やるよ!」といってしまう。それがすごく胸に詰まるシーンでした。

だってさ、たしかクイーンは(主にフレディ)は人の迷惑を考えないクソ野郎だけど、音楽の才能は本物で、それ以上に音楽と観客に対して真摯なのは見ててわかるんだよね。そこだけは本気で一切手抜きしないで、いいものを作ろうとしてるのがわかるのだ。

ジムマイアミハーバー弁護士としてのキャリアもあるし、こんなワガママ集団のお守りなんかしなくても十分生活できるはずでしょ。一方、クイーンマネージャーを引き受けるっていうのは彼らのツアーもついていくだろうし、各方面からの問い合わせやスケジュール管理もしなきゃいけないわけでしょう。それは控えめに言って、人生を捧げるってのとほぼイコールですよ。このわがまま集団を守って、彼らの盾になり続けるという意味だ。

立派な大の男の人生進路変更させてしまう、クイーン音楽のちからってのは、別段彼らの業績を知らないスクリーンこちらの素人にも、やっぱり分かるんですよ。そこで迂闊にもホロリと泣けてしまった。

(あとで調べて、彼ジムマイアミハーバー本人は最後までマネージャーを続けて、この映画制作にも関わったことを知って二度泣けました)

チャンピオンは誰だったのか?

フレディは前述の通り、性自認問題やら持ち前の癇癪から疑心暗鬼になって、「家族」とまで思っていたバンドメンバーを遠ざけて孤独になり、その孤独がつらくてより酒におぼれて生活がぼろぼろになっていく。

でもそういう最悪の時期を、元恋人メアリーの助言で断ち切ってバンドメンバーのもとに戻るわけです。

そこから映画クライマックスへ、復帰のための厳しいレッスンから1985年のライブエイドに向かっていく。自分HIV罹患していて余命がいくばくもないこと。でもそれでも「同情はゴメンだ。俺の望みは残りの人生音楽に捧げることなんだ」とフレディは仲間に言うわけです。

それに対する仲間のアンサーが「お前は伝説だ」と。

でもフレディは「俺たち全員だ」と応えてライブへとつながってゆきます。幾つもの和解があって、ライブ当日、フレディは素晴らしいパフォーマンスを見せる――というのがクライマックスの展開なわけです。そこで立て続けに流れる名曲の数々ですが、やはりひときクローズアップされているのが"We Are The Champions"という楽曲です。

おそらく誰もが耳にしたことがあるこの曲が名曲だってのはもちろんあるんですが、やはり、この物語の中では、すごく重いです。そして良かったです。

この曲は確か公開当時「傲慢歌詞だ」という批判を受けたはずなんだけど、実際映画館で、物語の中で聞くと、ちっともそういう曲には聞こえないんですよ。歌詞のものは「俺たちはチャンピオン勝利者)だ。今まで色々やってきた結果勝利者になった。敗北者に用はない。俺たちはこれからも挑むんだ」というもので、なるほどそう要約してみれば、傲慢にも聞こえます。とくに大セールスを記録した世界アーティストのそれともなれば、そういうやっかみを受けるかもしれない。

でも、そういうふうには聞こえなかった。

しろ、今まで自分たちがやってきた努力や行動のすべてを自分たちは自分たち自身に胸を張っているけれど、それを周囲には理解してもらえてない、“未だ自分たちは最終的な何かを何も受け取っていない”若者である自分が、自分自身に対して「俺たちは勝利者だ」と励ましているような、自分友達鼓舞するような、そんな曲に聞こえるのです。

しかに名声も金も手に入れたけれど、でもだからといってそれがゴールだなんて思わない。今現在環境は決着ではない、だから敗北者に用はない。もっともっとおれたちは目指す何かに向かって、求めていた何かに向かって手をのばすんだ。そんな歌詞に聞こえてしかたがないわけです。

人間人生の何処かのシーンで、自分を励まさずにいられない心境になるってどうしようもなくあると思うんですよ。

苦境にあっても、自分は間違っていない。今まで歩いてきた道は愚かだったわけではない。それを証明するために現在という試練を超えて、未来で何かを手にしたい。

そんな気持ち世界アーティストであろうともそこらに兄ちゃんおっさんであっても、抱くことはある。むしろそこらのおっさんやおばさんだからこそ、自分応援する必要がある。多くの観衆のそういう内面祈りのような感情を、本人に変わって歌い上げるからこそ大スターになれるんじゃないかと思うわけです。

から"We Are The Champions"という曲におけるWeは、フレディでありクイーンメンバーであり、ライブエイドの観客であり、そしてこの映画を見ている人間でもあるわけです。

それがとても良かった。この映画自分に関する物語として見れることが、とても良かった。

これらのことは別段クイーン情報を知らずとも、楽曲に対する知識がなくてもこの映画を見るだけで十分についていけます

この映画は、伝説バンドクイーンというのが居てその偉業にひれ伏すためのものではなく、かと言って歴史的事実に対して○×クイズをするための出題でもなく、音楽に深い愛を捧げた内気な少年プライドと虚勢を頼りに世界と戦った――そして最後には家族の元へと戻り偉大な勝利を得た。

そういうビルドゥングスロマン映画であって、あるいは中途半端知識のあるファンよりも、何も知らない世代や人々にこそ深く刺さるものだったと思います

2018-06-06

anond:20180606113629

あ”? 組織に属してるんだから指揮命令系統に従うのは服務規定やろ。

怒られるのも指揮命令の内だよ。

地獄のミサワも言ってただろ? 「怒られている間にも給料は発生する」って。これはマジでそうだよ。理不尽じゃなければ怒られるのは仕事の内だ。

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