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2012-05-26

クリエイター奨励プログラムの仕組みと利益の話

クリエイター奨励プログラムで30万もらった話

http://anond.hatelabo.jp/20120525223218

 先日RTで回ってきたこの記事を読んで、こういうお金の話はタブーだと思ってた。けど自分ボカロPとして色々書いておこうと思ったので書きます自分投稿動画数字商業コンピに収録されている事などは同じ様な状況ですが、ちょっと違う切り口でクリエイター奨励プログラムボカロPを見てみる事にします。

クリエイター奨励プログラムポイントが入る仕組み

 投稿した動画単体の数字が見られがちだけど、これの最大の旨味は親と子の関係にある。なぜボカロPだけがそんなに儲かるか、その理由がここだ。クリエイター奨励プログラムは一次投稿作品を『親』、それを使った二次投稿作品を『子』として紐付ける事によって子が稼いだ数字を親に還元するシステムがある。実はこの子作品の数字が伸びた時の、親へ入るポイント数字のウェイトがかなり大きい。

ボカロ

  ↑歌ってみた

  ↑踊ってみた

  ↑演奏してみた

  ↑その他○○してみた

 そうボカロ曲は各カテゴリーから親作品へ紐付けられる事によってその数字を吸い上げる事が出来る。ピラミッドで言うところの頂点だ。下層が数字を稼げば稼ぐほど、頂点はその恩恵が大きくなる。それも子作品がそれを親作品に登録すればの話ではある。ちなみにこのポイントは1万から現金化が可能だが、ボカロPにとって1万ポイントを稼ぐのはさほど苦労しない。すでに2~3万現金手続きしたボカロPが何人かいた。

 だから何も絵師動画師だけが食い物にされているわけじゃない。この壮大なクリエイター奨励プログラム改めボカロPを頂点とする『ねずみ講システム違法ではないが分かりやすく言う)』に潜在的に食い物にされている人は多くいて、100万以上現金化するボカロPはこのシステムから生まれている。そしてそれは言わない限りは他人には分からない。補足だがクリエイター奨励プログラムが始まる以前の投稿動画から入るポイントは抑えめの設定になっている。

 つまりこのプログラムが始まってから最初の1ヶ月間に投稿されたボカロ曲で、動画単体と各カテに波及しているものが100万以上稼いだ計算になる。しかも100万という数字けが取り上げられているが、50~100万稼いだボカロPもけっこういて、10~50万稼いだボカロPなんてさらにたくさんいる。1~10万なんてキリがない。

まりどーすりゃこの仕組で金が入るの?

 投稿動画自体の伸びもあるけど、歌ってもらいやすい曲、踊ってもらいやすい曲、演奏してもらいやすい曲、ドンシャリな音でBPMも120~で厨二病ネガ恋愛歌詞、バンド系かピコピコ四つ打ちで狙って量産し再生数が伸びたら、後は子作品達勝手数字を稼いでくれるのを待つだけであるクリエイター奨励プログラムとはそういうシステムなのだ。これは歌・踊・演奏カテの頂点投稿者達の好みを分析すればいいし、すでにこの頂点投稿者達とボカロPの癒着は始まっている。

 最近ボカロPと話してても、「クリエイター奨励プログラムでいくら儲けた?」という話ばっかりだ。今アツいのは数字が伸びやすい有名男性歌い手に歌ってもらう事である癒着というより、これも違法じゃないか馴れ合いとでも言うべきかもね。そしてそこに動画師や絵師はおらず蚊帳の外である(一部裏で暗躍してる人はいる)。

その他のボカロPの主だった収入の仕組み

 一つ目は同人CD、これは売れないと収入にはならいがCDを作る原価はプレス1000枚で10万くらいだ。その他雑費を合わせてもイベント通販で一枚1000円として150枚売れれば黒字化になるとしたら、ハードルはそんなに高くない。ニつ目はダウンロード販売、代理業者に何割か取れるがパッケージにする必要がないから曲データさえあればいい。三つ目は商業CD、これも売れないと話にならないがコンピCDだと1曲で数十万入ってくる。軽く暴露するが、今ボカロCDを出しまくっているEは初期の金払いの悪さが(売れてても)最悪だった(今は少し良くなった)。というように会社によって入る金は違う事は言っておく。着メロとか依頼とかはまた別の話とします。

 そしてこのクリエイター奨励プログラム、これが当たれば商業CD以上に金が入る仕組みなのだ。なんといってもユーザーが買う必要はない(広告は別として)から投稿動画と関連動画を見てコメしてマイリスにすればいいだけで、そこには購入するという概念存在しない。しかも物と違って数に限りがないから際限なく数字を生み出せる。そうした結果が今回の話だ。金の話に戸は立てられない。それで動画師や絵師の不満が溜まるのは必然だし、それを押し殺して今日も絵を描き動画を作る人がいる。

それじゃ絵師動画師はどうしたらいいの?

 ボカロPが食い物にする気なら、絵師動画師もそうしてやればいい。有名曲イラストを描いた絵師としてイラスト本を出せばいいし、有名曲動画を作った動画師としてDVDでも出せばいい。ニコニ・コモンズに素材を登録してそれを利用するという手もある。イラストや背景アルファエフェクト動画ボカロPにくっついて売れた名前を最大限そこで利用してやったらいい。

 ただ絵師動画師より、CDロゴウェブを作ってくれているデザイナーもっとも食い物にされていると自分は思います。作った物が資産になりにくい、使い回ししにくいからです。

最後に…

 匿名しか書けないチキン自分ですいません。前々から絵師動画師に他のボカロPの事で相談されていた事だったので、それでもあえて書きました。僕は1月分で約20万というお金を手にし、現金しました。物を売ったわけではないのに20万というお金が手に入った事は、正直怖かったです。皆にはそれの分配だよって言ったけど、ちょっといい機材買いましたごめんなさい。自分場合、配って使う事で誤魔化しました。

 ただこの先ドワンゴ投稿者のみに数字を与える仕組みを維持する以上、必ずモラル的な問題は起きてきます。かといってボカロPが絵師動画師を食い物にし、分配しなかったからといって違法にはなりません(契約書類があるなら別ですが)。親作品登録時に、他のユーザーIDを紐付けて割り当て出来るようにしたら、けっこう皆ハッピーになれるのかもしれませんね。

2010-05-28

謝肉*ラウンジ

破滅*ラウンジは終わった。

再生」という単語にこれだけの機能不全性を感じたのはいつ頃ぶりだろう。骨から離れてしまった血肉は再生のしようがない。真っ暗でなにも見えない。俺は虚ろな意識と視界の中、少しずつ思いだした。

破滅再生ラウンジの最終日、開始17時や18時頃はまだ平和だった、各々が好きにネットを、ゲームを、音を、絵を、工作を、プログラミングを、好きにやった。いつもどおりに。一見したらカオスなこの空間は秩序で保たれていた。ゴミと見まがう紛うばかりの作品達黒瀬、浅子の手によって厳密に調整、配置され、終始鳴り響いている数箇所からの騒音も定期的にキュレーターの手によって均一に混ざり合うように調整されていた。しかし最終日、破滅メンツの合唱する「紅」によって覚醒状態になった人間達は調整の抑制を受けず、終了の時間とともに黒瀬、嘘、梅沢らを中央のPCでできたジャンクタワーに投げつけた。ジャンクタワーには似非原やパターサンの書き殴ったドローイング同人誌、血、精液などがへばりついていたが、同時に包丁や割れたガラス片なども装飾されていた。そこに生身のキュレイターやアーティストが投げつけられたらどうなるか、想像に難くない。一触即発の緊張感で保たれていた会場の空気カオス側の中心人物三人の内臓の吐露によって破滅した。作家も、鑑賞者も、ギークも、関係ない。ナンヅカ存在する人間はすべてジャンクタワーに叩きつけられ、同時に刻まれ、死亡した。逃げ惑う人間はすべて糸柳に捕まり、叩きつけられ、刻まれ、死亡した。地下に作られたこの空間は窓がなく、入り口も二つだけだった。一つは山本悠の巨大な作品と脚立によって鉄で溶接され、完全に塞がれていた。山本悠自身がよかれと思ってやったこの創作も、彼自身の死を呼ぶだけだった、愛する者の名を言いながら彼は死んだ。もう一つの出口は「受付」の奥側に搬入口として位置していたが、赤い奇妙な形をした立体的な椅子に大量に積まれた作品と書類と死体に阻まれて、ろくに通れる状態ではなかった。血と精液にまみれたそれらをかきわけても(同人誌自慰する者と数少ない女子ライトレイプする者で溢れ、会場内は白濁液でまみれていた。)、かきわけている間に正気を失ったギーク達に捕まり、ジャンクタワーに叩きつけられ、刻まれ、死亡した。「バトルロワイヤル」「バイオレンスジャック」「ベルセルク」「GANTZ」、なんでもいい、そういった虚構の物語で起きていた残虐な出来事が、延々と目の前で繰り広げられていた。唯一ギークの中で正気を失わなかったyuisekiは人を殺すことをせずに、左手右手を失いながらも満面の笑みを浮かべながらインターネットに興じていた。最初から狂っていたのかもしれない。

大量のアニソンやらブレイクコアに混じって人の叫び声が聞こえ続けた。笑い声も聞こえ続けた。junkMAが音が発生する元となるジャックを次々と死体の内臓に突き刺すので、やがて音楽は消滅した。生きる者が次々と破滅する中で、生き残った者も自害し始めた。そして俺の意識は途絶えた。

目が覚めた時、俺は叩きつけられたまま意識を失ってたことに気づいた。先に叩きつけられた肉の上に叩きつけられたおかげで、致命傷に至らなかったらしい。しかしこ空間で血を流しながら数時間に続けることは自殺に等しい。十数年前のPCに付着した菌が培養され、確実に腐食しているのだ。少しずつ、死が近づいていることを知った。

暗闇に目が慣れ始めてきた。大量に積み重なる死体が、まだかすかに生きているPCの光に照らされて、見える。時たま、誰かの携帯電話が軽快なアニメゲームメロディを鳴らし、今は亡き主人を呼ぶが、答えることはなかった。見知った作家が幾人か死んでいるのを確認する。なぜこんなことになったのか、わからない。どうしてこんなことになってしまったのだろう。「どうしてこうなった」というネットジャーゴンがふと頭をよぎり、ふふっと笑ってしまった。模造紙オフ搬入、搬出の時などに、どうしてこうなったって言って笑いあっていたなと思い出した。そういう言葉アートギークも関係なく通じたし、一緒に笑い合えた。twitterをやり始めたのはいつだったっけな。なんだか最初のほうから始めている糸柳やyusekiって奴がいて、こいつらといつか面白いことができたらいいなって考えていたんだな、そういえば。理想的な形で一緒にできたとは思っていたんだが、まさか殺されるとはな。笑えねえよ。擁護した東浩紀村上隆はなんて言うんだろうな…それが聞けなかったのが本当に残念だ。

死ぬ間際に幻影が見えた。再生ラウンジを取り壊し、破滅ラウンジを再構成して記録を撮ろうとしているカオスと破滅のやつらが見える。観客は誰もいない。それなのに、いつもどおり楽しそうに音楽をかけ、ゲームをし、ネットをしているあいつらがいた。それは、俺が体験したどの瞬間の破滅ラウンジよりも居心地がよく、満ち足りた空間だった。再構成の記録が終わり、電気が付いて明るくなった空間で彼らは誰かを祝っていた。一人女がいて、涙を流しながら喜んでいた。糸柳は用意されたケーキ包丁で丁寧に切り分けていた。包丁自体の重みでケーキ自体が歪まぬよう、慎重に分けていた。その包丁で女を殺すことも、犯すこともしなかった。それは幻影だった。

2010-04-15

オタクが愛する作品達が糞つまらない理由

オタクが愛する美少女アニメエロゲなどはどれもこれも、知的障害者精神障害者のような気持ち悪い判子絵美少女達が陳腐なストーリー活躍する、一般人から見ればつまらない事この上ない内容が大半だ。

オタクは何を求めてこんなもんに金を払っているのか、萌えだ。

そしてさらに突き詰めるとキャラ処女膜に金を払っている。

いくらオタクが素晴らしいストーリーハイクオリティな作品、感動の大作、人生そのもの!などと大げさに絶賛した所で、萌えキャラ過去付き合った男が居たと解ったら、それはゴミ屑以下の攻撃対象になる、2度と作品を発表できないよう作者に徹底した嫌がらせをする事もある。

必死に美少女作品を買いあさっているオタクにとってすら、処女膜がなくなればゴミ屑以下程度の作品ばかりなのだ。

美少女キャラ処女膜に興味がない人にとって、それがゴミ屑以下にしか見えないのも仕方のない事だ。

 
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