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はてなキーワード: 公務員試験とは

2024-07-06

25歳

25歳になりましたあ〜!

私は母親が25歳の時にこの世に産み落とした子供なので、なんか25歳になるってちょっと特別な感じがします。10代の時に思ってた25歳よりもだいぶだらしない仕上がりになっていますが、それにちょっと安心感を覚えているところも正直あります

私の人生中学受験を機にだいぶ上方修正されてしまいましたが、本来なら田舎で娯楽がないが故にうっかり子供ができて若き母親になってたっておかしくないようなカードを引いて生まれたので。これまでちょっと上振れしすぎてたのをちょっとだけ本来非常に高かった可能性の方に修正してるみたいな感じなんですかね。

思いつく限りの血縁者を見渡しても大卒者が2人しかない田舎学歴軽視家系に生まれておきながら私結構頑張ってると思います

宇宙人を見るような目をされながら中学受験をするという意見を半ば無理やり通し、通塾権を獲得した10歳の私ガチナイス。そしてちゃん目標に据えた学校に受かって人生バチバチに切り開くきっかけと一生物の人脈を掴んだのはエクセレント。もはやファビュラス。明確にそこで人生が変わりましたよん。

その後まさかセンター試験1週間前に父親から「なぜお前が遊ぶ時間を買うために俺が4年間も金を出さねばならんのや 公務員試験じゃダメなのか」と言われたとき、うちの家系常識から自分が大きく外れたことに気がつきました。

あ、ちな父親悪い人みたいになってますが、離婚してから一緒に住むことすらできてない娘の得体の知れない選択によって発生したエグめの学費を払い続けてくれた最高の父です。本当に本当に本当に感謝してますわがまま聞いてくれてありがとう。ごめんね。

親に自分の出生に至るまでのストーリーを聞いたことはありませんが、小学生とき母親ママ友に「妊娠したとき○○(遺伝子上の父)とは付き合ってなかったんよね〜☆」的なことを話しているのをうっかり聞いてしまったので私はたぶんうっかりベイビーあるいは未だ知らぬ男の娘です。

死なせずにちゃんと育ててくれたと言えばそうかもしれませんが、「親である前に女」系毒親に育てられたおかげでいろいろ歪んでしまいました。

布団の下に隠されていた日記帳DV男との夜の営み記録が記されているのを見たあの日、明確に私の精神は一回死んだんですよ。

深夜に男のところにこっそり行くべく家のドアを開閉する音は未だに耳にこびり付いているし、弟と共に放置されて男との電話に勤しむ声を聞く日々も、男との思い出の品を平然と生活空間に並べられる苦痛も、「子供からそんなことをしても何も分かってないだろう」と私よりも遥かに頭がよろしくない母親にみくびられていたという本当に本当にこの上なく耐え難い屈辱も、残念ながら全部恨んでいるしそのせいでだいぶこちらの価値観おかしくなりました。眠剤でキマってさながらゾンビの如き母親毎日目の当たりにさせられたあの日々の地獄具合が分かりますか?言いたいことがありすます。でも人間って単純じゃないから、こんなに恨んでてもLINEが来たら返しちゃうし今すぐに縁を切る決断もできません。

自分人生に明確に責任を負い始めた時期が私は人より早い気がするのに、まだ全然どこかに責任転嫁したくなっちゃます

25歳じゃまだ無理なのかあ〜〜!!

帰っておいでと言われても帰りたくない場所しかいから、結婚するとかして帰りたい場所を作るか、守るべきものを作るとか(でも子供は産みたくない)しないとそのうち自殺しそうです。困りましたね〜。 30歳になったとき、あの時の私ガチナイス!と言えるような選択をそろそろかましておきたい。まだ選択肢すら手元にございませんが。そんな感じです。

おわり〜

2024-06-21

anond:20240621114344

共感力に限らず、一般的女性の方が能力が高いよ。

公務員試験企業面接でも、放っておいたら女子ばかりになるらしい。

女性こそ優先的に集めるべきなのに、逆に女子受験生を減点する医大問題になった事件があったね。

実は、患者さんの救命率も男性医師より女性医師の方が高いんだって

手術ミス患者さんを次々と死に追いやる男性医師群馬兵庫で出たけど、あういうのが女性では聞かない。

2024-06-10

anond:20240610212943

優秀な人って貴重だから増田気持ちはわかる

でも、そもそも仕事ができる=勉強ができるじゃないから、公務員試験からないことがわかってて受けてないかもしれないし

集団の身内になる事で雑に扱われた経験とかがあるタイプならそれを危惧しているのかもしれない

そもそも考える期間と彼女の中で決めて考えている期間かもしれない

ちゃんと働いていて、正社員の話をした後も即日辞めていないってことは希望があると思うから

今年じゃなくて来年かに誘ったほうがいいと思う

増田何となく察してるから2回目を躊躇してるんじゃないか文章から思った

2024-05-31

公務員には絶対になるな

絶対公務員にはなるな

自分はやめた

アラサー手取り18万弱

当たり前のように残業精神病んで使えなくなったら次のパートを入れればいいと思っている素人の人事

やりたいことがないからとりあえず公務員になったけどやる気も責任感もないクソの同僚たちに迷惑かけられながら、カスみたいな給料で働かされる

一般市民には税金で飯食ってるくせになどと暴言を吐かれても、粘着され仕事にならなくても、公務員から一言で押さえつけられる

とにかく真面目にやってると損する

年々公務員試験を受ける人が減っていて年に何度も試験をやってるよ 

まともな人材が来ないか常識のかけらもないやばい新入社員ばかり

職員レベルがこんなに下がってしまって、災害事故などの有事の際にどうするんだろう?学校病院福祉施設災害事故があったらまともに機能するわけないだろ 

から就職転職を考えている人たち、自分大事にして本当に公務員にはならない方がいい

人間扱いされない

2024-05-30

どちらの人生幸せだったのか

大学漫研で友人だった現知人が連載を持ってるのは知ってたが、彼の漫画ドラマ化していたのを最近知った。

ツイッターでもたびたびバズっており、デビューして10年以上になるが今でも連載を持っており、そこそこ売れっ子のようだ。

大学ではよく他の友人とあわせて5~6人でつるんで遊んでいたが、今では日常的な連絡はとっておらず、俺の結婚式に呼んだり他の友人の結婚式で顔を合わせたりする程度の付き合いだ。

 

もともとは俺が先に漫画・・・とはいえないようなイラストを描いてて、彼のほうが後から描き始めたのだが、漫画適正とやる気があった彼はメキメキ上達し、漫画家のアシスタントの道へと進み、そこから新人賞を取りプロデビューした。

俺はといえば、大学生のうちはダラダラとイラストを週に何枚か描く程度で、漫画家への憧れはあったものの(今でもある)プロの道に進むための努力もやる気も、就職を捨て漫画の道を選ぶ勇気もなく、大学卒業前に公務員試験に受かったので地元に帰り県庁職員になっている。今でも漫画を読むのは大好きだが、自分の手を動かすことは年に数回程度になってしまった。

 

自分人生に不満はない。10年前に結婚して、子も産まれ、妻と子と俺で幸せな家庭を築いている。

でも、たまに、漫画を読んでハマったとき、彼の漫画を読んだとき、彼の漫画話題ネットで見たとき、心の中にモヤモヤと醜い嫉妬感情が浮かんできてしまう。

漫画家として成功した彼がうらやましい、俺が今ハマってる漫画の作者と交友している彼がうらやましい、漫画という形に残る作品を世に残すことができてうらやましい、自分の作った作品が人から求められ喜ばれる彼がうらやましい、と。

組織の中の歯車として、社会にとってはいなくなっても何の問題もない、明日死んでも身の回りの数十人程度にしか知られず十人程度にしか悲しんでもらえない自分と違って、彼は大勢の人に知られている。

俺が後世に残せるミームといえば我が子くらいだが、彼は漫画単行本という自分思想技術分身を多く残すことができる。

それは彼の才能と努力の結果なのだから当然なのだが、それでも羨ましい、という醜い妬みが心に出てくる自分が嫌になる。

 

から漫画家を目指す?うん…このコンプレックスを消すにはそれしかいかもしれない。

でも仕事家事子育てと忙しい毎日で、漫画を描く時間なんて取れない。いや、スマホゲームやる時間漫画を描くのに充てればいいんだよ。やる気がないのを環境のせいにするな。

そういう点も含めて自分のみっともなさが嫌になる。

2024-05-25

anond:20240524223357

自分研究室がつらすぎて大学院中退した


当時自分が置かれていた状況とあまりにも似ていて、読んでて胸が痛くなった。

元増田を読んでたら居ても立っても居られなくなったので自分経験を書こうと思う。

増田の今後の人生の助けになればと思う。


自分10年ほど前、某国理系単科大学とある実験研究室所属する院生だった。自分もその分野の研究に興味があって研究室に入ったのだけど、指導教員問題のある人だった。元増田教員と同じように学生に対して「こんなんじゃ社会に出たとしてもやっていけない」と発言したり、お盆にも実家帰省させず実験をするように学生強要したりと、まさにアカハラ教員だった。でも多分元増田指導教員の方がもっと酷い。当然自分含め学生たちは毎日深夜まで研究室で過ごしていたし、休日大学に通うのが当たり前だった。


そんな状況の中過ごしていた自分は無事大学院入学半年ほどでメンタルを崩し、次第に自殺の二文字が頭にチラつくようになった。今となっては何であんなことで深く落ち込み悩んでいたのだろうと思うけど、社会に出て働いたことの無い人間が、自分より社会経験のありそうな人から「お前は社会に出ても使えない」と言われ続けられれば、そうなってしまうのも仕方ないよなと感じる。かくして自分メンタルは順調に蝕まれ、結局朝、布団から起き上がれない状態までいってしまった。


そんな自分を救ってくれたのは旧Twitterだった。学生の頃の自分ツイ廃で、メンタルがやられていたのもあってぼーっとタイムラインを眺めることが多かった。インターネットはいろいろな人がいて、自分と同じように過酷研究室で過ごす人の愚痴だったり、そういう研究室で過ごしていた人の体験談などが書き込まれていた。特に自分の目を引いたのが大学院中退して就職したという経験書き込みで、そこに書かれていた「社会では案外なんとかやっていける」といった文章自分の道が開けた。というかあの頃の自分は藁にも縋る思いで、あの地獄のような環境から抜け出せるのならばなんでも良かった。


大学院を辞めて就活しようと決心した次の日、両親にそのことを相談した。いきなり辞めるのではリスクが大きすぎるということになり、1年間大学院を休学することにした。学生課に休学届を提出し、指導教員今日から研究室に行かないという旨のメールを出した日のことは今でも忘れられない。平日の真っ昼間に大学の外をふらついているという現実が信じられなくて、自分自由になったんだという実感がなかなか得られなかった。それから1週間くらいは家でゲームをしたり、都内観光したり、目一杯遊んで気分をリフレッシュした後、就活モードに切り替えた。


大学院を休学する前から就活ターゲットは決まっていた。公務員である公務員就活新卒であるかどうかが関係なく、年齢の条件と公務員試験クリアすれば採用される。自分みたいな人生のレールを脱線しかけていた人間にもリカバリ可能である。そして自分試験に受かるために半年間ひたすら勉強した。1日何時間勉強するのは大変だったけど、研究室に閉じ込められて夜遅くまで過ごしていた時と比べれば屁でもなかった。そして最終的には某地方自治体試験合格し、内定いただき大学院には休学期間終了後に退学届を出した。今も同じ職場で働いているけど、メンタルよわよわでどんくさい自覚がある自分でも仕事は続けられてる。


長々と自分語りをしてしまったけど、伝えたいことは、あなた人生はこんなところで終わらせるべきではないということ。

あなたはまだ本格的に社会に出て仕事をした経験がないから、指導教員の言うことだけが正しいと思っているのかもしれないけど、結局その人もn=1にすぎない。

普通組織は、あなたあなた指導教員が考えているほど厳しくない。

しろ大学教員の方が人生ほとんどをアカデミック世界で過ごしている訳で、そっちの方が「社会を知らない」のではと思う。

人生、辛いことがあったら落ち着くまで休んでもいいし、なんなら逃げ出しても構わないと思う。


自分大学院中退から就職公務員)を選んだけど公務員仕事内容は相当ブラック。それでもブラック研究室よりはマシだし、同僚や上司に恵まれれば(自分は運よく良い人たちに巡り合うことができた)やりがいを持って仕事をできる。多分これは民間企業就職したとしても同じだと思う。

ただし中退もいいことばかりでは無い。大学院中退したという事実は、周りは気にしないと言ってくれるけど、自分就職後も長い期間負い目に感じていた。ある決断を下す前には慎重に考える必要があると思う。


元増田人生元増田が決めるしかないのだけど、最悪の決断を下さないことだけを切に願う。

2024-05-18

公務員になっておけばよかった

20代の俺は「公務員とかマジだせえwww自力人生を切り開けない雑魚の集まりじゃんwwww」と思っていたし、同級生との飲み会公務員になって後悔してると語る奴が「転職とかしようにもスキルがねえしなあ」と愚痴ってるの聞いてやっぱコイツ馬鹿だわと内心蔑んでたよ。

あれから30年、俺の方が馬鹿だったんだろうなと今は思う。

年功序列ちょっとずつしか上がらないかカスだと考えていた公務員式の給与形態も、いざ自分給料ガッツリ下げられた今となっては下がらないことの羨ましさを噛みしめるばかりだ。

今はネットを見ると転職すれば給料が上がりまくるみたいに言われてるけど、あんなのは業界必要とされている能力がある人間、もしくは働き盛りだけだろう。

俺のように引退が見えてきた年齢にもなると、凡百のスキルと勤務経験年数だけではとても転職では評価されない。

キャッチアップにかかる時間考慮したら結局は若い派遣を使ったほうが効率的だと思われてしまう。

いまネット給料のことを自慢気に語っているのは良い報酬が貰えるポジションに潜り込めた人間ぐらいだ。

その他大勢人間自分が本当は「業界5年目ぐらいで昇給が打ち止めになった派遣社員ぐらいの給与」「で働いていることを恥ずかしいから口にしてないだけ。

業界30年選手ですよオラオラと日頃イキっておいて、いざ給料を聞かれて「えっと・・・実は・・・」としょーもない給与明細をアップロードするなんてとても出来るもんじゃない。

実際問題として、今ぐらい貰っていれば老後に不安はあっても生活に困ることはない。

転職ガチャで何度もリセマラすることの手間を考えたらさっさと妥協してしまっていい報酬ではある。

そして公務員様たちの給料はそんな俺よりずっと高みにいる。

立派な車に乗っているわけでもないし、いいマンションに住んでいるわけでもないっぽいが、子供私立に通わせていたり、投資信託だけどこれぐらい儲かったと語るとき金額とか、そういった所からちょっとずつ「あっこの人俺よりずっと持ってるな」というのが伝わってくるわけだ。

ネットじゃ残業地獄みたいに言われているが、話を聞いてみるとせいぜい多くて月60時間ぐらいらしく、月100時間超えのゾーンは一度も見たことさえないようだ。

俺はそんなの何度も踏み越えてきたけど、結局使い潰されて身体ボロボロだ。

ブラックプロジェクト渡り歩いてきた笑い話はあるが、業界の中で「増田さんなら信用できるね」みたいな評価を受けることも一切なく、取引からはただただ個体番号のついたロボットみたいな扱いしかされたことがない。

虚しいな。

公務員なんてのは中の下未満の無能が選ぶようなしょーもない仕事だと馬鹿にしてたけどさ、そう考えていた俺こそが中の下未満だったんだよ。

あーあこんなことなら受けとけば良かったな公務員試験。

本当に後悔しかないよ。

民間企業サラリーマンとして立派に活躍して、ゆくゆくは独立してまったりフリーランス、金が溜まったらFIREしてもいいかなぐらいに思ってたけど、とんでもない妄想だったわ。

なんで俺はあんなに自分過大評価してたのかな―。

2024-05-15

いまどき同和乞食を続けてる程度のよくいるバカヤクザ如きで参るような人間公務員になるなよ。人の失敗からちゃんと学ぼうな

いやマジでな、そろそろ公務員試験シーズンやし言っておくが、「自分意見強気に言えないか面接怖い・・・そうだ!公務員なら一時は筆記だから少しは楽だぞ!」みたいな子は絶対公務員になるな。

公務員ってのは転職難易度がクッソ高いか役所に骨を埋める覚悟必要になる修羅の道なんや

人生に逃げ場がない。

民間企業サラリーマン転職というカードさえ切ればある程度の待遇低下はあっても現状から裸足で逃げ出すことが出来る。

公務員にはそれがないんだ。

完全に「ひとごと」モードの人事に対しては何を言っても無駄だ。

民間企業場合は「いやーでもそういうポスト充てられたらやる気なくなっちゃうな―」みたいなこと言えば向こうも利益追求のために少しは考えてくれるからマジで

マジで公務員って組織は「コイツをここに入れても人材の使い方的に駄目だろ」って配属を平気でガンガンするカスの集まりなんや

ちなこれは公務員から必死脱出して民間に逃げた俺のガチすぎる体験談から

マジで公務員は辞めておけ。

たった数十回の面接を嫌がって大卒直後の数年を完全に棒に振ったわ。

マジで無駄すぎた。

つうか脱出する時に結局大量に面接する羽目になった(だって第二新卒なのにスキルビジネスマナーぐらいしかねーんだもんアピール出来るものカスすぎるのよ元公務員)。

マジで辞めろよな。

マジで

そして、これはちょっと言いたくないが、公文書偽造とかマジで大量にやらされるから

入って3ヶ月もすれば誰だってバレてないだけの前科持ちになれる素敵な職場だよ。

マジでカス

まともな奴ほどFEEL SO BADだ。

2024-05-12

anond:20240512220724

差別ってもっとあれだろ

あなたキモいから弊社の採用試験不採用です、とか、あなたキモいから公務員試験受験しないでください、みたいなやつだろ

散歩中に出会った女児のこと


当方40代男性である

一応就職はしてるけど、障がい者枠で民間企業で働いてる。

子どもの頃から手のかかるヤツだったのは間違いない。でも、ここまでは来れた。一応は一人で生きている。

本筋だけど、昨日の土曜日出来事で、ちょっと思ったことがある。昨日、とある増田日記を読んで、自分も書いてみようと思った。

今朝起こったことなんだが、その時は自宅の山の近くを散歩してた。田舎道路だ。

うちは田舎なのだが、近年、イオン系列スーパーマーケットとか分譲地とかニュータウンみたいなやつが進出してきてる。

その分譲地の前を通った時だ。当方と同じ、40代半ばの男が道路を歩いていた。焼酎学校同級生だった。高校も一緒だった。黒いジャージ姿だったかな。

顔はまあまあで、中肉中背だけど精悍な感じがする。性格とかキャラはよく覚えてない。どっちかと言うと自信家だった。昔から雰囲気は変わってない。

祖父時代から地元の名士である先祖大体、この市町で公務員勤めをしている。もちろんアイツも地方公務員高校を出る時に公務員試験に合格して、クラスメイトからは「あいコネじゃね?」とか言われてたけど、自分は違うと思った。確かに苗字は相当珍しいけど、でもあいつが性根が腐ってるとか、そういうやつじゃないのは知ってる。

それでさ、自分がいつもそのニュータウンの前を通る時、幼稚園くらいの女の子が兄妹とかと遊んでる。3人くらいで。その時も、いた。やはり姉妹3人で水遊びとかしてた。

の子達は、月に何度か散歩中に見かける。姉妹仲よさそうに遊んでる。お互いに存在認識してる……くらいかな。いや、やはり向こうは俺を認識すらしてないと思う。子どもだし。

さっきの道路の場面に戻るけど。その同級生がさ、その女児が遊んでる分譲地の、住宅の端っこあたりを通ったのだ。俺もすぐ近くにいる。すると、その女児がさ、「こんにちはー!」って大きい声でその同級生挨拶をしてた。

駆け寄り気味な感じだった。同級生も、「こんちは~」って感じで挨拶を返してた。よくない癖だとは思ったけど、その女児の顔を見た。そしたら、満面の笑みだった。俺は、女の子でも女性でも熟女でも、こんな眩しい笑顔を向けられたことはない。

あんな5才くらいの幼い子でもさ、「アルファオス」というと悪い言い方になるけど、そういうのがわかるんだよな。いい男性区別がつくのだ。この年代でも。増田で言うところの、『強者男性』というやつだ。

あー、ちょっと気が滅入ったわ。5才ほどの子にすらモテるってことは、きっと若い子にもモテるんだろ? あいつは。正直、羨ましいわ。自分も、一度でいいか女の子モテてみたい。

こんなこと思ってもしょうがないけど、男だったらやっぱり、女の子モテたいって思うじゃん。俺も、仕事でいい成果とか出せたら、女性が寄ってきたりするのかな。だったら、頑張りたいな。

俺のところにも、メフィストフェレスが来てほしい。

ファウスト』っていう作品があるんだが、ドイツファウストっていう黒魔術の怪しいおっさんが住んでいて……悪魔メフィスト出会って、死後の魂の服従を交換条件として、現世で人生のあらゆる快楽や悲哀を体験させるという契約を交わすのだ。

それで、ファウストはグレートヒェンという町娘と恋をして、子供を身籠らせて、それで……なんかもういろいろあって、スゲー紆余曲折体験して、最後は満足して逝くのだ(「時よとまれ お前は美しい」)。

魂は悪魔に引き渡される約束だったけど……以下ネタバレなので省略する。

日曜日に、こんなぼやきをしたくなる程度には、衝撃的な出来事だった。

子どもだって自分にとっていいモノもいいヒトもわかるんだよなって感じて、思うところがあった。

お目汚しをすまない。ちょっと思ってみただけだ。

2024-05-05

懺悔


おかあさんへ

 あたたか日差しが段々とギラギラとしたものへと変わりつつありますが、お元気ですか。

 突然こんなお手紙を送り付けてきて、とても驚いていることかと思いますお話したいことがあったのですが、なかなか会った時や電話では上手く話せる自信がなく、LINEというのもなんですから手紙しました。 ずっと言おうとは思っていたのですが、情けないことに公務員試験勉強が全く進んでいません。何故かというと、心の調子を崩してしまたからです。おかあさんもご存じの通り、私は妙に考えすぎる性質で傷つきやすい心の弱い人間です。ちょっとブルーになることくらいなら21年生きてきてよくありました。しかし、昨年の夏の終わりごろから眠れない夜が増え、どんな日でも床に転がって天井を見つめることしかできないようになり、これは生活に支障をきたしているという自覚が出てきました。大学カウンセリングを利用したところ、専門機関受診を勧められ、現在カウンセリングメンタルクリニックに通院しています病院先生が言うには適応障害(不安障害うつ)になるらしく、服薬もしています。おかあさんは薬があんまりきじゃないから嫌がるだろうなあと思って黙っていました。でも、よく考えたらおかあさんの社会保険受診しているし、仕送りで貰ったお金を支払っているので、きちんと伝えるべきことでした。ごめんなさい。

 今は朝起きる、カーテンを開ける、ご飯を食べる、皿を洗う、お風呂に入る、眠る、そういった何気ない生活で精いっぱいです。やりたいことを考えてうきうきしたり、映画小説を楽しんだり、明日を楽しみに眠ることがなかなか難しくなってしまいました。引っ越したことは良かったと思っています。日々のルーティンを改めて少しずつ作ることで、なるべくゆっくり丁寧に一生懸命生活することが出来ているような気がします。今までの手を伸ばしたらすべてに手が届くような小さな城にずっと籠城していたら、多分私はカーテンすらあけられていないでしょう。

 とにかく今は卒業を目指して必死生活を続けていこうと思っています。将来は全く分かりません。来月には急に元気になって勉強バリバリするのかもしれないし、一年後も同じように立ち止まっているのかもしれません。でも、とにかく生活を続けて生きていきたいのです。おかあさんはいつも私のことを聡明だと褒めてくれました。私はそれがいつもうれしくて、おかあさんやおとうさん、おにいちゃんにとって自慢の家族でいたいと思っていました。それは今も変わりません。でも、今の私には私が愚かでどうしようもない化け物に見えてしまって、気持ち悪くて仕方がないのです。

 以前アイラブユーの翻訳について話したことを覚えていますか?おかあさんはそのとき、「果物あるよ、食べる?」だと言いました。私とおにいちゃんの健やかな生活が一番の願いで、愛だとおかあさんは言いました。それがどういうものなのか最近ゆるやかに理解できつつあるような気がします。無気力なこの日々の中でも、おかあさんおとうさん、おにいちゃんにごんちゃん、友人たちや推したち、私のすきな人々が皆健やかで幸せであることだけは確固たる願いとしてあります。そして、同じように自分の安寧を願うことができません。とにかく今は、私が私という化け物をおかあさんと同じように愛せるようになるまで、立ち止まるべきだと思っています。なかなか難しいことかもしれないけれど、自分のことを第三者と一緒に分解して見つめ直すというライフステージなのだと腹をくくるしかありません。私がこうなってしまったのは誰かのせいというわけではありません。元々私は脆弱人間で、今までの大学生活というか、この21年間身の丈に合わない無理をしてきたんだと思います

 これは決して将来を諦めたわけではなくて、がんばる器量はあるのだということだと思っていますスマホバッテリーが段々消耗して充電が完璧でなくなるように、私は今がんばる気力すら賄えない状態なのです。本当に情けない娘ですが、どうかこれからも見守ってもらいたいです。このお手紙をしたためたのは、おかあさんに気を遣ってほしいわけではなく資金面での義理を果たすためです。これからも私のことなんか気にせず、笑ったり踊ったりしていてほしいと思っています。でも、やさしいおかあさんがこんな手紙を読んで気に病まないわけがないと心のどこかでは分かっていて、この手紙資金面での義理を建前とした私の懺悔なのだと思います大学カウンセリング先生とおかあさんが話すこともできるそうなので、考えてみてください。このことをおとうさんに共有するかはおかあさんに任せます。呆れて怒るかもしれません。というか、今おかあさんが呆れて怒っているのかもしれません。どうか何か伝えたいことがあればお手紙でお願いします。

 おかあさんが悲しむことと、おとうさんに怒られることがなによりも嫌だと思っていたのに、こんなことになってしまって本当にわけがわかりません。本当に自分が嫌になります。身勝手なことばかりしてごめんなさい。家族のことは大好きだけれど、多分お互いにとって良いことがないのでしばらく帰省はしないと思います。 今年もおかしな気温になりそうなので、おかあさんも熱中症には十分気を付けて良い夏にしてください。お酒はほどほどにして、どうかおかあさんらしく過ごしてください。

 おかあさんのこれからの日々が楽しく幸せものであることを心から願っています

2024-05-04

子供は何とか大卒にしたくないと思って育ててきた。

わたしMARCH私大文系からブラック企業三社短期離職を経て今は政令市行政職員をしている。

時代翻弄されたこともあり、色々あってこの経歴なのだが、自分の子供は大卒じゃなくていいと思って生きてきたし、ことあるごとにそれを伝えてきた。

低学年のころは文系なのか理系なのかまだわからなかったので、理系ならば高専文系ならば高卒公務員試験を受けるか、どうしても大学に行きたいのなら手に職をつけるための進学しかお金は出さないと諭した。具体的には美容師わたし実家理髪店をしていて、親戚も美容師)、栄養士保健師などの医療系、その他法律系の士業など。

そう考える理由は一つ。文系大学キャリア構築に際して運の要素が強すぎるからだ。新卒就活で求められるものコミュ力などのふわふわしたものだし、総合職会社に入ったとしても、部署ガチャキャリア丸潰れなんて悲劇もザラに見てきた。わたしブラック企業辛酸を舐め、なんとか行政職に滑り込めたが、もし公務員試験合格できなかったら、いまごろその辺でのたれ死んでるだろう。そのくらいギリギリ人生だった。4年間の学費投資をうまく回収できないリスクを考えると、大学に進学することが必ずしも成功への道だとはどうしても思えない。何より、時代に左右される要素も大きい。

公務員試験を受けるにしても、高卒大卒よりも受かりやすいし、何より4年間の学費を払わずに済む。4年間多く働き、奨学金を返すプレッシャーもないので、しばらくは自宅から通うことを考えるのならばお金的にも大して大卒職員と変わらない。(都市部であれば。)大学勉強がしたいなら、安定した仕事を得てから夜間で通ってもいいと思っている。ただ遊びたいだけなら、大学に行かなくても余暇でやればいい。

小さい頃から刷り込みのおかげで、息子は今年から高専生になった。娘は保健師資格をとってゆくゆくは公務員になるといい、看護大学校を目指している。

私大文系選択しないでくれて、心からホッとしている。

氷河期の悲哀である

2024-04-22

増田国家公務員の皆、教えてくれ

インターネット某所で「国家公務員試験の点数順で出世が決まり不祥事やらかしが無い限り公務員試験の成績トップ事務次官になる」という、いやいつのハンモックナンバーだよみたいな言説を見かけたんだけど、これって流石にもうそんなことないよな?

2024-04-20

anond:20240420215058

東大入試って、18歳くらいの子供向けのテストだと思うんですが、ねえ、大人子供向けのテストについて延々と話しているのを見ると、不気味です

公務員試験とか、なんかそういうのはないんですか?

2024-04-04

任天堂殺害予告を送り付けたとして,地方公務員20代男性逮捕複数回わたり問い合わせフォームメッセージを送る

頭が悪すぎて公務員試験勉強挫折した頭弱者男性ぼく、あの試験突破できる超天才がどうしてそんなことするかわからず咽び泣く

人柄採用でぼくのほうを採るべきだった

2024-03-26

anond:20240326230834

公務員試験程度に苦労するようなレベル学生は要らんし、東大生なら素のままで受けに行っても国一くらい通る。

元増田が何をしたいのかわからん

旧帝大を出たのに就職先が無いので助けてください」あたりか。

2024-03-19

anond:20240319195216

法学部公務員試験を受けるのに有利なイメージがあるから、世相として公務員人気が高まる=景気の低迷や未来不透明な時期との関連性があるんじゃねーの

最近は何で法学部人気下がってるんだろうね

未来がずっと明るくならないことに慣れたのか、法や国への信頼感が低くなってんのか

2024-03-10

腰掛け気分で公務員とか日本でもトップクラスのクソバカだろ(注:学校の成績の話はしてない)

腰掛け入社に向いてる会社の特徴

  1. 業種/業界で横断して使えるスキル/経歴が身につきやす
  2. 他業種/他業界でも経歴として換算される(実質の空白として扱われにくい)
  3. 入社時の給料が高い(上がり幅の良し悪しはどっちでもいい)
  4. 転職/婚活等をやれるような時間的余裕がある

はいダメー❌

公務員は全部ダメー❌

完全にダメー❌

  1. 公務員世界しか使えない独自知識や経歴しか身につかない
  2. 公務員としての在籍年数ほど他業種でイメージが悪いものもそうそうない
  3. 年功序列の確定昇給が売りなので入社時の給料は同じ就職偏差値の中ではカス中のカス
  4. 公務員叩きを真に受けまくった政治家のせいで人は減りまくったのに上に老害居座り若手の残業時間マッハ

はいもう完全にダメー❌

お前の人生設計完全にダメー❌

マジでアホすぎる。

お前が本気で「公務員腰掛け」をしたいなら、2年以内に辞めろ。

2年だ。

2年までなら大丈夫

「入ってすぐに違和感を感じて、1年間様子見して転職活動をすることを決めました」のストーリーで2年目に本格的に動き出して、周りからどう言われようが「うるせー!こっちは人生かかってんだよ!」で逆ギレしながら意地でも転職先を見つけろ。

ぶっちゃけ公務員1年やっての転職はそこまで不利じゃない。

危機感があった。違和感を覚えた」って言葉を使いこなせば、公務員の大幅マイナスイメージを逆に利用してちょいプラスぐらいまで持ってけることさえある。

PCがオンボロでマクロもまともに使えない事務員とか、アホみたいな所内規則に雁字搦めでハンコリレーばっかとか、先輩の仕事を手伝わされて書類にひたすらペン書き作業とか、朝早く来て事務所雑巾がけとか、ゴミみたいな仕事ばっかさせられたって経歴さえも1年目ならまだ許される。

第2新卒までなら公務員というイメージのおかげで「最低限のマナーは身についてるだろ」と思ってもらえることがプラスに働くけど、そんなの社会人3年ぐらいになったら持ってて当たり前すぎて価値が0まで落ちる。

一つ言っておくが、筆記試験で点が取れることの価値公務員以外の世界では「筆記試験で点が取れる」以上でも以下でもないから。

公務員世界筆記試験が重視されているのは、公務員試験が誰にでも門戸を開くって前提の元にやっている中で、本当に口先だけで知能ゼロのアホを叩き落とすための手段がそれぐらいしかいから。

公務員なんぞにまともな面接能力はないのは公務員自体も分かっているので、全ての面接官がポンコツだった時の保険として筆記試験比重をやたら高くしてるってだけだ。

無能面接官だらけ、無能な奴を学歴フィルターで弾くことも出来ない、この2つの要素を解決するための銀の弾丸として筆記重視の風潮があるが、他の会社はそんな異常な状況じゃない。

なぜなら学歴フィルターによって馬鹿最初から弾けるし、面接担当者も何人かそっち方面プロが混じっていてアホは落とすようになってるから。(注:中小企業は知らん。まあアッチは「ウチの事務所に馴染めるか」だけで決定していいような狭い世界からうそれで採用決めちゃっていいんだよな)

最後に、一つだけ言っておく。

公務員筆記試験で点が取れるなんてのは、ニッコマレベル大学出てる奴でさえ皆クリア出来る条件だ。

あんセンター試験ちょっとしたIQテストを足しただけの代物、ニッコマに受かる程度の連中がガチれば皆普通に点が取れるようになるよ。

あんなので点が取れたことを根拠に「勉強できるんスよね―」とかかましてくるアホ、社会じゃ相手にされん。

皆が頑張って面接自己分析卒業論文時間を使っている間、資格試験勉強もせずに訳分からん参考書必死にマーカー引いてたってこと自体がアホの証明みたいなもんなんだよ。

公務員試験合格栄光と思うな。

汚点と考えろ。

そこからようやく、まともな人生が始まる。








https://anond.hatelabo.jp/20240309182333:tilte=]

2024-02-14

10年前起きた、同級生殺人事件現場に行った話

 不謹慎聖地巡礼をしてきた。

 何かと言うと、10年ほど前にとあるセンセーショナル事件があった場所を見に行ってきたのだ。女子高生による同級生殺人事件である。今回は、そのレポとそんな悪趣味聖地巡礼を決行するに至った経緯の2点を、書き手である私の過去の自語りを多大に含めながら書いていこうと思う。事件現場特定して見に行ったイチ野次馬の実録として読んでもらえれば幸いである。

 はじめに言っておくが、私はこういった事件が起きるたびに容疑者地元出身高校は云々……と嗅ぎ回るような野次馬ではない、とだけ表明しておく。しかしこういった行動に出ている以上、完全否定はできないところはあるが。

 はじめに、その事件の内容を説明する。2014年に起きた、女子高生による同級生殺害事件である。当時15歳の加害生徒Aが、同級生であるBさんを自室に連れ込んで絞殺動機は「体の中を見てみたかった」「人を殺して解体してみたかった」といったものだった。(以下、それぞれ加害生徒=A、被害生徒=Bさんと表記

 事件の具体的な名称地名については関係者迷惑をおかけしてはいけないので伏せさせていただいたが、手口が特徴的なため、調べれば聡明な読者諸君においてはすぐピンとくるであろう。

現地レポ

 事件現場となった場所は、事件発生からほどなくしてネット上では特定されていた。私は現場となったマンション名をgoogleマップ検索、自宅からルート検索し向かった。

(ちなみに事件現場マンションは、事故物件掲載サイトの「大島てる」さんにも掲載されている。Aの実家も)自家用車を走らせ、現場に到着した。所要時間割愛させていただく。

 現場国道に面しており、すぐ近くには駅や大きなアーケード街があった。駅が近い故か、市営のコインパーキング現場マンションの向かいにあった。車をそちらに止め、徒歩で現場に向かった。

 ここで、あらかじめ大事な前提を記載しておく。現場敷地内には立ち入っていない。


敷 地 内 に は 立 ち 入 っ て い な い


 そこまですると流石に不法侵入になってしまうので、面した道路から歩いて観察するだけにとどめた。私もそんなことでお縄になりたくないので、その点はご理解いただきたい。


 現着し、まずはマンションの外観を観察してみる。10階建てでおそらくオートロック。今ではどの部屋にも人が住んでいる気配がある。現場となった5階にもまた、どの部屋にもカーテンがはまっていた。10年も経ってしまえば、その近くの人々の生活もすっかり元通りのはずだろう、という考えが自分にはすっぽり抜け落ちていたことに気づかされた。

 マンションの裏手には駐車場が2台分ほどある。ただしもしかしたら、隣のビルに入っているクリニックの患者用かもしれない。駐車場付近から見上げると、当然マンションベランダが頭上にずらっと見える。AはBさんの殺害後、証拠隠滅のためにスマートフォンを5階のベランダから投げ落としたのだという。彼女スマートフォンが落ちていたのはこの辺りだろうか、と思いをはせる。

 駐車場からさら路地を入ると、住宅が斜面に立ち並んでいた。ここから先は進んでいない。途中で引き返したのは、非常に坂道が急でその後の体力を考慮したためだ。この町の特徴的な地形ではあるが、国道から一本細い路地に入っただけで急峻な坂道になる。西側には海があり、その海岸線近くまで山地が迫ったこの街の地形故だ。

 マンションに数秒黙祷し、周辺の探索に移った。国道の向かい側には小さな商業施設があり、昔ながらのブティックを中心に、1フロアだけのイオンダイソーが入っていた。ブティック中心だからか、店内は年配の女性が多い。日本のどこにでもある、田舎商業施設風景に心が安らぐ。商業施設の1Fからアーケード街に通じており、今どき珍しく賑わいのある商店街が広がっていた。雰囲気で言うなら、福岡市天神新天町商店街にかなり近い。

 商店街は今どきのカフェ居酒屋といった飲食店から昔ながらの八百屋かばん屋、チェーン店ドラッグストアアニメイトまであった。筆者は商店街と言えばシャッター街と化した薄暗い故郷商店街しか頭になかったためまあまあ驚いた。にぎわうアーケード喧騒の中で、AもBさんもここで一緒に買い物を楽しんでいたのだろうか。楽しい時間をすごしたのちに、あのような凶行に及んだのだろうか。そんな、彼女と一緒にお出かけを楽しんだ後にお持ち帰りして夜はムフフなことをして、じゃないんだから……と下世話で邪な形容をした。凡人かつ俗物の私にはそういった想像限界だった。勿論、真相はAにしかからない。

 横断歩道渡りマンションのある側に戻る。国道沿いに北西に進むと、5分もせずに県の弁護士事務所が見えた。Aの父は敏腕弁護士だったと聞く。Aの父は、Aの母が亡くなった後まもなくして若い女性と再婚した。それがトリガーになったかは知らないが、2014年3月にAは父の殺人未遂事件を起こしている。Aと一緒には住めないと判断したAの父は、Aの戸籍を外してAの祖母養子にし、マンション一人暮らしをさせることに決めたという。この事実だけ見ると父親もAの扱いに手を焼いていたのと同時に、法的には娘を切り捨てた薄情者、という印象を受ける。

 しかし、現地を歩いてみると、現場の近くには県の弁護士事務所があり、父の職に大いに関係していたであろう場所がある。2014年当時からあったのかはわからないが、もしかしたら父は、自分業務で関わることの多い場所の近くに娘を住まわせようと、ひいては見守りたい意思があったのかもしれない。娘のために駅の近くかつオートロック自分職場からも近い賃貸物件を見繕って用意してあげていたのかもしれない、と思いをはせる。やはりやるせなさを覚える。

 結果としてAの父親2014年10月に自宅で首を吊っているのが発見され、そちらの実家もそれで「大島てる」さんに掲載されている。Aの父親の行動には怒りを覚えるところも多いが、同時にどうにもできなかったのだろうと痛ましさを覚えた。

 ここまで想像を巡らせたのち、私はマンション近辺を後にした。名物ハンバーガーが食べたくなった、ヤニを吸いたくなった。そういったその時湧きあがった欲求が、私を2014年から2024年へと引きずり戻してくれた。


 参考程度に記載するが、賃貸サイトによる2024年2月現在家賃相場は、その市はワンルームで3.72万円。現場となったマンションワンルームだが4Fの家賃が4.9万円と、その地域では少しお高めな印象は受ける。築年数も浅く何より駅近物件からだろう。ちなみに、現場となった502号室はどの賃貸サイトにおいても今は入居者募集されていなかった。

聖地巡礼動機

 では、なぜそのような不謹慎聖地巡礼を決行したのか? その理由は、「私がこれまでの人生で1番執着した事件だったから」にほかならない。少し回りくどいが、私自身について、この増田匿名性を損なわない程度にお話しする。

 筆者である私は、Aと同年齢である。そして2014年に何をしていたかというと、やはり高校1年生をしていた。私とAの経歴には非常に共通点が多い。もっとも、Aの方が実家は太く彼女自身の才能も豊かなのは間違いないのだが、その内面には非常に共感できるところが多かった。Aも私も、住んでいる県も学校もまるで違うのだが、だいたい同じくらいの偏差値帯の公立中高一貫校中学受験で入っている。抜けきらない中二病一人称は女なのに「ボク」だったし、Aのようなかなり短いショートヘアをしていた。高1の途中から不登校児になったのまで同じだった。(一つだけ自慢。今でこそ私はうだつの上がらない無職だが、高1当時は県内模試で2ケタの順位につけるくらいには学力もあった。)

 問題はここからである。高1当時の私は、少年事件について調べるのが大好きで、それをモチーフにして同級生を殺しまくるお話ケータイ小説執筆投稿していた。今思うと二重に恥ずかしい子どもである

 事件発生当時まず何を私が考えたか。「A、私の書いたの読んだの?」である。今考えると普通にそんなのはあり得ない確率であるし、ほぼ妄想の域だった。しかしそれくらい手口が酷似していた。後ろ暗い喜びと同時に、思考回路が同じという点でかなり精神的に追い詰められた。二律背反感情が板挟みになっていた。学校に行っても、やはり同じ高校1年生が起こした事件ということでクラスでの関心も高く、「キ〇ガイだよね~(笑)」とクラスメイトが笑っているところも見かけた。今でも思い出して動悸がする瞬間である

 そしてそのケータイ小説掲載に関しては、投稿を削除した。そのうえで、もう創作はしないと筆を折った。

 そしてその後、連日ニュースがそれを報じてどんどん事件の全容が見えてきた頃には、私はネットでAの情報を漁りまくっていた。私はもともといじめられっ子で、当時はいじめっ子たちのピグTwitter特定して、特にアカウントは作らず毎日のように静観するという人聞きの悪い趣味を持っていたから、そういうのが大好きではあった。また、AにはASD自閉スペクトラム症)があり、その点も考慮して医療少年院送致がふさわしいとの判決が出た2015年頃、実は私もASDの診断を受けていた。偶然にしてはあまりにも近すぎると、一方的シンパシーを感じていた。

 そしてそのうちに、Aに対してどんどん惹かれていったのだ。Aのような人の内面深淵のぞき込みたい、という気持ちになり、進路希望調査では心理学部のある大学を書くようになった。その後、急速にメンタル調子を崩して精神科医療にかかったり、卒業も危ぶまれるくらいには学校に行かなかったりしたが、どうにか高校卒業した。

 犯罪心理学をやりたいです!と意気揚々心理学部のある大学に入り、臨床心理学系の大学院にまで進み、少年司法の分野に行きたいと思い公務員試験を受け、児童相談所に勤務した。今振り返ると、「心理学がやりたい!」の起点はさかのぼればすべてAへの関心に行きつくと思う。我ながらどうかしている。

 そして現在2024年2月児相勤務は上司や先輩から陰湿いやがらせに遭い、私はひっそりと公務員退職した。今は退職してから3か月が経つ。公務員時代の蓄えでギリギリなんとか食えているが、正直来月以降の生活は先が知れない。なんでこの分野に焦がれ続けて10年間走ってきたのか? その疑問を問い詰めた時、この事件存在が頭をよぎった。2024年のあの現場を、Aが生きていた町の2024年を見れば、私のこの思いを終わらせられると思った。以上が、私がこんな不謹慎聖地巡礼をもくろみ、決行した理由である

 ちなみにわたしは結局、大人になってから二次創作という形で再び筆を執るようになった。どれだけ思考回路狂気の側に近く、そのリビドーを表出させたいと願ったとしても、創作という法に触れない表現方法を選ぶことができた。私はその点で非常に適応的でポジティブな強みを持つことができたのだと、今は肯定出来ている。

 話を本筋に戻すと、私はこの旅で、ようやくAへの執着に諦めがついたように思う。私は間違っていたかもしれないとはいえ10年間走り続けてきた。そしてきっと、AはAで、医療少年院かあるいはどこかで、償いとAの人生を生きているのだろうと思い至った。やっと私は2024年自分を生きていけるようになったと思えた。不謹慎だろうが、ようやく私はこれで前を、未来の方を向いて歩いていけそうな気がしたのだ。

 最後に、被害者の方のご冥福をお祈りすると同時に、Aの更生と治療がうまくいっていることを祈る次第である

追記

 ちなみにこの後、普通に私はその街の名所を一通り回り、観光して帰宅した。軍港の町なので、港に停泊している米軍の大きな船を眺め、海上自衛隊博物館見学してきた。他にも、ネイルチップが取れて応急処置シールを買うためダイソーに入ったら、パンキッシュ服装マダムと談笑したり。名物バーガーを食べていたらバラエティ番組ロケの一団が店に入ってきてびっくりしたり。〇本雅美に似ていたが、声が違ったのでおそらくローカルタレントかなにかだろう。

 10年経とうと、何も変わらず日常は回っていることを実感した。そしてそのことは、私にとって救いでもあった。

2024-02-05

anond:20240204195928

おー!一人暮らしだけど俺も似たような状況!

司法試験予備校ロースクール奨学金抱えてる。

撤退して公務員試験受けて4月から働く予定。

実家の米だけで生活してるからチアミン欠乏症から脚気になって今はバイト以外ひたすらスマホいじりながら痛いの我慢して寝っ転がってる!

頑張ろうぜ!

2024-02-01

人生への嘆き

中学時代、私は運動が全くできない運動音痴だったが、勉強は得意だった。レベルの低い田舎公立中学校だったので常に定期テストは学年1位。私のアイデンティティ勉強しかなかった。田舎男子中学生の社会の中で、運動音痴はヒエラルキーの最底辺。体育の時間苦痛で、運動音痴で鈍臭い動きしかできない自分馬鹿にされているように感じていた。だから私は勉強ができない人間を内心馬鹿にしていた。体育の時間に散々私を馬鹿にしたのだからお互い様だと思っていた。

高校県内トップ進学校を志望し、模試では常にA判定だった。フィジカルの強さが物を言う野蛮な田舎とはおさばらできると思っていた。

念願叶って高校受験第一志望に合格し、私は県内トップ進学校入学した。ようやく、運動音痴の呪縛から解放されると思った。だが、現実は違った。

県内トップの子たちは運動勉強も私より出来る子ばかりだった。基本的に皆優しかったが、中には粗暴な者もいて、露骨に私の運動音痴っぷりを見下す態度をとられたこともあった。私のアイデンティティ崩壊した。勉強でも運動でも周囲に勝てない私は、自分がとてつもなく無価値人間のように思えた。その結果、自分のような無価値人間クラスメイトに話しかけても迷惑なだけだろうと思い込むようになり、誰とも会話をしなかった。勿論、高校時代友達が出来なかった。

一応、自分なりに勉強は頑張った。でも、東大京大に行くようなレベルには到底なれなかった。高校の成績は受験直前期でも半分より少し上くらいだった。トップにはなれなかった。

とはいえ大学受験地元旧帝大法学部に何とか滑り込んだ。

大学入学後、運動呪縛から逃れたかった私は、音楽サークルに入った。音楽センスがあるわけでも、楽器が特段上手いわけでもなかったが、友達人生で初めての彼女サークル内で出来て、それなりに楽しいサークル活動だった。

勉強のほうも、それなりにやった。政治に関心があったので、政治ゼミに入り自分の興味関心の赴くままに、ゼミ論文作成した。学部生の書く拙いものだったが、満足感はあった。

旧帝大ということもあり、地元ではちやほやされた。私は高校時代に潰された勉強というアイデンティを取り戻そうと思った。県下トップ進学校から旧帝大に入った実績がある。中学時代は学年1位だった。勉強は得意なはずだ。そう思って、学部3年生の時、私は法科大学院に進学し文系最難関の司法試験を受けようと決断した。

前述のとおり、ゼミ政治ゼミだったため、周りに司法試験を目指す友人はいなかった。そのため、相談できる友人もおらず、孤独勉強だった。勉強は何から手を付けて良いかもわからなかったが、とりあえず勉強して法科大学院試験に臨んだ。今思えば、全く努力方向性を間違った勉強法だったと思う。論証パターンという言葉を知ったのは試験の2か月前だった。もちろん既修者試験は落ちた。私は未修者コース入学することになった。

 法科大学院での生活は大変だった。学部のころに法律勉強を一応していたとはいえ講義の内容は難しく、予習復習に追われた。ほぼすべての科目が必修科目で、一つでも単位を落としたりGPA一定値以下だと留年卒業延期になるため、期末試験が近づくと、精神的に不安定になった。法科大学院生活では楽しいこともあるにはあったが、トータルで見たら辛いことのほうが多かった。

 期末試験を何とか乗り切った私は、一年から二年生へ進級できた。二年生になり、既修者と合流して講義を受けた。周囲のレベルの高さに正直ついていけず司法試験に受かるとは思えなくなった。深夜に自習室勉強しながら涙を流す日が続いたことをきっかけに、中退を決めた。勉強というフィールドで戦うことに心が折れたのだった。

 未修者コースには東京の中堅レベル私大法学部卒や地元私立大学法学部卒の人間などもいた。私が心折れて中退した後、彼らは卒業までこぎつけ、ついには司法試験に受かり弁護士になった。私より勉強が不得意な人たちだと思っていたが、私が断念した試験に受かり、立派に弁護士をやっている。

 一方私は、法科大学院中退後になんとか就職新卒カードを失った私は民間を諦め、公務員試験を受けるしかなかった。新卒就活だったら切符が手に入ったはずの企業に足蹴にされるのが怖かったからだ。法科大学院法律勉強をしていたこともあり、公務員試験筆記試験特に苦も無く合格した。面接もそれなりに振舞えたようで、第二志望の自治体採用が決まった。入庁後は上司や他の自治体職員から執拗にきつい言葉をあびせられたことを機に、メンタル病み休職。今は完全に閑職に飛ばされ、精神的負荷の少ない仕事を任されている。出

世の見込みはないだろう。

 中学生以来の私の勉強というアイデンティティは完全に失われた。こんなことを言ったらドン引きだろうが、私より入学難易度の低い大学出身人間弁護士として働いていることや、中学時代に私より勉強のできなかった中学校の同級生東京大阪大企業新卒入社してギラギラと頑張っていることを知るたびに、猛烈に落ち込む。学生時代は私のほうが勝っていたのに、なぜ。。。と。

私が学生時代積み上げてきたものは何だったのか。ときたま人生意味を見出せなくなる。人生意味を見つけようと私なりにもがいた。音楽社会サークルに入ったり、大学公開講座に参加したり、大学院進学を検討したり(来年放送大学大学院を受験しようと考えている)。だが、何をしても私の心は満たされない。

32歳にもなってこんな内容の長文を書いて、我ながら心底みっともないが、ありのままの心情である

2024-01-11

ロールモデルがいないのが当たり前

旧帝、物理学専攻、修士、女、

同じ人の人生の進め方を知って、参考にしたりしなかったりしたいと思って調べ始めた。きっかけは書くまでもないだろうけど就活です。

同じ研究室の先輩を遡っても最後女性がいたのは何年前?って感じだし、

同期は教員なる子博士に進む子、自分とは専攻が違う子…といった感じ

通りで「リケジョ座談会!」みたいなイベントがあちこちで開催されているんだ。あれも横の繋がりって感じではないけれど。

自分人生自分のものだし、境遇が違っていてもいくらでも助け合えるし、そもそも全く同じ人なんていないし、他の人だってみんなそうなはず、私が贅沢言ってるだけ

だけどこんな風に考えてしまうのは、上に書いたような特徴を持った人はたくさんいるって知ってるからなんだろう。毎年100人くらいは増えてるだろうに…。

それに加えて「どうせ理系女子なんて就活楽勝でしょ」と就活すらろくにしたことないような人に言われたりするのも、その原因なんだろう。

「冬インターンとか行ってる〜?」って聞いてくるあなた公務員試験がんばったんだろうけど、それってこの時期の一般受験生ちょっかいかける指定校と同じじゃないですか???

不安で仕方ないけど、ここで弱気を吐き出して明日からまた就活研究がんばろう。

2024-01-06

元増田さんへ

anond:20240105205026

27歳の時に元増田さんと同様に絶望していた男です。

自分スペックの低さを自覚しながらも女性に怒りや憎悪感情を抱き、それをどうにか抑えていました。

Tinderなんてそもそもマッチしないものだと思っていました。しかし、イケメンの友人は写真2枚、名前ひらがなイニシャル文字プロフ身長の数値のみ。それだけで100以上もマッチしており強い怒りを抱きました。

自分が抱いている憎悪や怒りが筋違いものである理解し、それを抑えようとしている段階の元増田さんに手を差し伸べ有効な策を講じてくれる医師カウンセラーがどれほどいるか疑問です。

女性問題とそれに起因するコンプレックスが苦しみや憎悪の原因であるならば、目を逸らさずに立ち向かうしかないと思います

以下、完全な自分語りとなります

当時の私は東京都内に住み、大手企業の子会社に勤務する男でした。身長は166cm、天然パーマ、剛毛、体重76kgでした。

このままでは女性に興味を持たれ、人柄をチェックされるステージに立てないため、自分を変える必要があります

外見を変える

外食オリジン食生活宅食に切り替えて筋トレを行いました。私の場合はメンタというサービスオンラインコーチを探し、公営体育館設備を使って安く済ませました。

剛毛に関してはムダ毛とはいえ完全に除去することに抵抗があり肛門背中もみあげ、顎、首を美容脱毛しました。生えてはきますが処理が楽になり負担も減って肌が綺麗になります

天然パーマは縮毛矯正しましたが、初めての際は髪質の関係か無理やりアイロンで引き伸ばしたように不自然になってしまいました。髪質を理解自然ストレートにしてくれる場所を見つけるまでにはお金時間をかなり費やしました。

髪型に関して「短髪が良い!」と口で言う女性は多いですが、圧倒的に万人受けし似合いやすケアやすいのはミディアム〜ロングの中間です。セットしなければ長すぎる位の長さにして、仕事の際は前髪を上げるセットにして対応してみてください。

髪型が決まっており、体型に問題がなければ服装は意外とどうでも良いという印象です。無地でベージュ、黒、白、グレーの色の綺麗な服を組み合わせた無難服装しましょう。格好良くなることよりダサくないようにすることが重要です。

最も効果があったのは歯列矯正です。完全な歯列矯正時間お金がかかり過ぎるため、セラミック矯正と部分矯正を組み合わせて行いました。女性と並んだ際に見られるのは正面ではなく横顔なので顔の印象を綺麗にできる矯正は良い選択でした。

仕事居住地を変える

私は仕事を聞かれた際、社名から大企業勘違いされ、子会社の子会社であることを説明してがっかりされることを繰り返していました。また上述の自分磨きをするために出費を抑えたいですし、ハイスペック男性に慣れた女性の多い東京での生活は厳しいと悟りました。

かと言って実家のど田舎に帰るわけも行きません。そこで私は出身県の地方都市に住むことを決めました。東京ほど激しい競争もなく、生活に不便はなく、いざという時に両親と気軽に会える場所です。

狙いをつけた地域市役所を受けることにして上述の事と仕事と並行して公務員試験勉強を始めました。

結果的第一志望の市役所合格することができました。

女性とのコミュニケーション

いくら見た目を変えた所で女性とのコミュニケーションを積まねば意味がありません。たまに「まずは年配のおばちゃん店員さんと挨拶や会話を」というアドバイスがありますが、経験上全く意味がありません。兎跳びと同様に、人当たりだけ良い無害なぬいぐるみ男になる可能性もあり、意味がないどころか有害な気もします。

人柄を知ることができないネットでは「彼女がいない=コミュ障」とされますが、日常ビジネスにおいては快活で明るいコミュニケーションが取れても「異性としての女性」とのコミュニケーション能力がない男性はたくさんいます

私が訓練として使っていたのがガールズバー斉藤さんスカイプです。

斉藤さんスカイプは本物の女性と繋がるまで時間がかかりますさらに向こうは「盛り上げてもらって当たり前」の感覚で来ます最初から不貞腐れた態度で少しでもつまらないと判断されると秒速で切られますメンタルコミュニケーションの双方を鍛えられます

会話を録音し、後で聞き返すと自分の話し方の気持ち悪い点や欠点客観的に知ることができます。また会話が詰まった部分で想定問答集を作り頭に入れました。

私は3ヶ月目くらいで向こうからLINEやインスタの交換を求められ継続的にやり取りできるようになりました。

また安いガールズバーで最も愛想が悪く、ズバズバと言ってくる口の悪い女の子に通い続け、たまに外で会ったり食事に行きました。それまで抱えていた女性への幻想を壊すことができ、幻滅を経験しておくことができたため良い経験でした。

デートの訓練

私は2人の女性デートしていました。

1人は斉藤さんで知り合ったフリーター女性、もう1人は高校の時に友達が全くいなかった同級生です。前者はとても太った汚い金髪で、後者は細身で髪が長いので後ろ姿は綺麗ですが顔の造形は悪い暗い子でした。

2人とも実家暮らしで、ちょうど良い頃合いで関係を解消しても傷を受け止めてくれるであろう両親がいたことが良い点でした。

後者素人童貞卒業した相手アプローチセックスの訓練のために付き合っていました。

前者は自身レベルのチェックのために付き合っていました。よく「デブブサイク女性デートするのは恥ずかしい」と言う方がいますが、実際にはブサイク同士のお似合いのカップルに注目する人なんていません。素通りです。

しかし、双方の釣り合いが取れていないと振り返られたり見られたりします。

私自身、デートし始めの頃は全く注目されませんでしたが、私の外見のレベルが上がるにつれて振り返られたり、ジロジロ見られたり、「レンタル彼氏?」みたいなことを言われたこともありました。

これらを粘り強く行った結果、マッチングアプリでマッチを増やし、会った時の印象も良くなり、新しい職場女性からお誘いを受ける機会を増やすことができました。

元増田さんが女性を克服し憎悪や怒りを解消できるように祈っております

2024-01-01

懲役実家暮らし)残り4年

アラサーの男。

地方公務員として地方自治体で働いてる。

大学在学中に起業卒業後に負債を抱えて倒産債権者取引先の企業経営者自己破産は免れる→実家に帰って公務員試験を受けて採用される→働きながら返済という状況。

返済は後4年間。

それ自体問題ない。

問題は母だ。

毎日のように「〇〇君は結婚している」「〇〇ちゃん彼氏を連れてきた」「初詣に行ったら〇〇君が結婚する相手を連れて親といた」と言って俺が一人っ子でもあることから彼女を作ることや結婚を迫ってくる。

手取りから借金を返し、定期代、スマホ代、家に入れる生活費を残ったら一円も残らない。

交友関係も少ない。

職場の人との食事飲み会には参加費がないので行かない。昔からの仲良い友人と会うのは向こうが帰省した時に近所のコンビニで長話したり、向こうが奢ってくれる時に飲みに行くくらい。

母は俺が自分で髪を切ったりバリカンスポーツ刈りにしていること、仕事で着るスーツポロシャツを除いた私服は5年前からずっと同じものを着ていることを見ている。

また、大学卒業後に過ごしていたのも東京実家に帰るつもりはなかったため免許もなく、仕事運転必要な時も先輩や同僚、後輩が運転してくれている。

買い物でも母か父の運転

母はこのような状況で「彼女を作れ」と言ってくるのだ。

母は「私の同級生や知人でも独身は全員変わった人だった。結婚していないとダメになる。結婚しなくても彼女はいるべき」と常々言っている。

借金の返済が先。彼女を作るために身なりを整えたり食事に行ったり服を買ったり車の免許を取る余裕もないから無理」と言っても「それでもあんたを好いてくれる女性を見つけられないお前の問題」と宣う。

田舎免許もない男がどうやってデートしたりするの?彼女作って欲しいなら免許代くれよ」と言っても「それはお前の自業自得関係ないし出さない。この辺の高校生中学生カップル自転車デートしている。彼女がいない理由にはならない」と返された。

無視しても「家においてやってるのに無視するのか。態度が悪い」とこちらが根を上げるまで永遠にぐちぐち言われ、家を出ようとしても「借金も返せないのに一人暮らしなんてダメ人間」と文句を言われる。実際家を出る余裕はない。

家を出ることもできない状況で毎日のように母にガミガミ独身でいることを詰られ頭がおかしくなりそう。

年末年始同級生達が恋人を連れて帰ったり、地元家族を連れて帰省した人で溢れるので特にひどい。今朝、母が勝手に見下していた俺の同級生彼女を連れて帰省しているのを知ったらしく一日中発狂している。

父は完全に母の尻に敷かれており何も力になってくれない。

どうすれば母の小言を止めることができるのか。

結局は借金した俺の自業自得で返済が終わり家を出るまでの辛抱だ。

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