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2010-06-11

http://anond.hatelabo.jp/20100611083558

TBSマンモグラフィー検診」ネタの投稿主です。

確かに、放射線が「将来のガン化の種になる」のは否定しません。

しかし、放射線を原因としてガンが発症すろのは、

「スグ発症する」というものでもない。

恐らく平均すれば、50歳台とか60歳台とかでの発症です。

しかも、50歳台や60歳台で発症した場合、加齢している故に、

若年層ガンと比較すると、進行・転移スピードは遅いです。

若年層ガンだと余命1年のところが、余命10年だったりする。

なので、死亡年齢は70歳とかになる。

なので、単純な「ガン発症率」の観点だけで議論すれば、

はてブの皆さんのご主張の通りですが、「死亡年齢」を考えれば、議論は単純じゃない、と思います。

TBSの検診のキッカケは、ノンフィクションドラマ余命1ヶ月の花嫁」ですが、

20代でのガンは、その進行の早さを考えれば、50代・60代よりも、

確実に死亡率を高めます。

もっと判りやすく喩えれば、

マンモグラフィーによって、若年性ガンを発見できる確率=0.001%」

マンモグラフィーによって、30年後にガン化する確率=0.001%」と同値であれば、

マンモグラフィーを推進すべきです。

いや、これは個人的感覚ですが、

マンモグラフィーによって、若年性ガンを発見できる確率=0.001%」

マンモグラフィーによって、30年後にガン化する確率=0.01%」と

リスク差10倍」であっても、自分が若年女性なら、マンモグラフィーを選ぶ。

「20~50歳の、恋愛結婚出産という一番充実した時期を放棄するリスク」は、

「30年後、という遠い将来のガン化リスク」より、はるかに重いのです。

まさにTBSドラマにしたのは、「人生でもっとも充実した時期をガンで失うことのリスク」に

ついてでしょう。

年齢要因を無視して、機械的にガン発症率、死亡率で議論するのは

クオリティオブ人生」を無視した議論だと思う。

それに、仮に30年後にガン化する危険性があったとしても、

30年後にはガン治療進化して、生存率が大幅に高まっている可能性もある。

現在リスク」と「将来のリスク」(=医学進歩で低減する可能性大)を

同値には扱えません。

 
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