はてなキーワード: 住まいとは
一夏の恋だった。出会って1週間もしないうちに体の関係になり、夏休みだったこともあり、2週間近く一緒に行動してた。トイレとお風呂以外は常に一緒。もちろん寝る時も。
不思議だったのはそんなにずっと一緒にいて全くストレスがなかったこと。どうやら相手も同じ事を感じていたようで。もう何年も付き合ってるかのようだったし、むしろ夫婦のようですらあった。
でも現実は非情で、8月にはお互いの事情で離れ離れになり(関東と関西在住だったのだ)、その年の12月には連絡を取らなくなった。たぶん振られたのである。そして4年ほど全く連絡を取らなかった。
その後ふとしたきっかけで連絡を取り合い、年に1回会うか会わないかの関係が続いていた。住まいが関東と関西なので、そもそもほとんど時間が合わない。体の関係なんかは全然なかった。
同じ流れで、先日もデートした。
デートの最後、彼女が結婚することにしたと報告があった。6年付き合った彼氏とそのまま結婚すると。そもそも以前から結婚の相談は受けていたし、素直におめでとうと言った。
別にそれが原因でもないけど、せっかくだから12年前の事を聞いてみた。何故僕らは結婚しなかったんだろう。一緒にいてもストレス無いし、もちろん楽しいし。結婚したかったんだよ。もう僕は妻子持ちだから、何の意味もない話なんだけど。
彼女は驚いていた。
え、私と結婚したかったんですか?本当に?私、当時振られたと思っていたんですよ。私告白したじゃないですか。
彼女は僕と付き合いたかったらしい。でも僕は聞いた覚えがない。そして彼女は今でも僕に好意を持ってくれてる。
取り戻せない関係。
彼女は言った「こんなこと、あるんですね」
本当に後悔しかない。
生みの母は、「自分は養子に出されて大変な思いをして育った」とよく言っていた
母をを育てた義理の?祖父母の家を見ると、いかにも貧乏、広く近代的な住まいとは無縁のものだった
母は自らの父母から愛情を十分に感じて育つことができず、高校生ぐらいの頃にガス管をくわえて自殺を企図したようだ
その時に死んでいれば、俺の今の苦労は無かったのにね。これは論理的な帰結として確実に言えることだ。
そのようにひどい環境で育ったわけだから、当然男を見る目もなかった。
およそ社会に適合して生きることの難しい男、つまり私の生みの父親とくっついて、生セックスをして、俺という存在が出来た。
母親の側も父親の側も人格的に問題があるゆえ、数年で結婚生活は破綻。
母はクソな父の元から逃げ出した。
そして母は俺に対して養育費も払わず、別の男と再婚してSEXをして子供をひり出し、また離婚したようだが… どうでもいい
ただただ俺の人生に関わらないでほしい
そういえば最近俺は、世間でのあまりの生き辛さから、精神科で発達障害者との診断を受けた
これについても実は母親は俺が子供の頃に「もしかしたら…」という思いで診断を受けさせていたらしいのだが
その際、医者から「これからの養育次第では大丈夫ですよ」的なことを言われて安心し、俺には障害のことは何も伝えなかったようだ
せめて障害者手帳を若い頃から得ていれば多少は生きやすかったのですけどね
あの女にとってそのようなことは興味の範疇に無いようだ
ああ、何だっけ、母の日か
母? くだらない
もう縁は切ったが、あいつが若い頃に死んでいればよかったと心の底から思うよ
また、あいつと同様に、自分の寂しさを埋めるために異性と生セックスして子供を作り出すような奴は全員死ねばいい
俺は母の日が来るたびにそう思いながら、世を呪って生きている
ああ、なんであのクソ女、若い頃に(俺を産む前に)自殺しなかったんだろう?
何が母の日だ
ぶち殺すぞ
お前らこそがが死ねよ
母や父に愛されてマトモに育った連中も全員死んでしまえ
カスが
(書き起こし始まり)
徹子「今日のお客様はとっても可愛い方でいらっしゃいます、雑誌JJのモデルでいらっしゃいまして、何といってもその日本語が、お可愛らしい・・えっとね(資料を見る)独特の「四字熟語」よんじ・・じょく熟語っていうんですか(笑)あたくしも今日これから伺ってみようと思いますけど、あたくしにもとても素敵な、あのそういうので付けてくださいました、後で伺います。滝沢カレンさん今日のお客様です。」
(ドアが開き滝沢入場)
徹「どうぞお入り下さい。去年の番組出演本数が200本以上を越すという大変な人気者でいらっしゃいます。どうぞお座り下さい・・あ、素敵なお洋服。ね、なんて素敵なんでしょう。・・・さっきも申しましたように、雑誌JJの人気モデルさんでいらっしゃいます(雑誌の表紙写真を見て)あ、こんなね、こういう感じなんですけど。お父様がウクライナの方でお母さんは日本の方で、で日本にお住まいになって。」
カレン「もうずっと、あの〜おも、生まれてからもずっと日本ですし、ウクライナに別にどうも思ってるわけじゃなくて、あの日本でしか生きてないんで」
徹「ウフフ・・・どうも思ってない(笑)でも言葉は日本語の他に何かお出来になる」
徹「ウクライナ語もお出来にならない」
カ「もちろんです」
徹「で、あなたはお生まれになる前に、もうご両親がお別れになってらしたの?」
カ「そうなんです、お腹の中でそういう事があったので。離婚して、で、産まれた時はママしか、逆に良かったというか。逆に・・お父さんという存在を、知ら、分からなかったというか、居る事も分からなければ居ないことも分からないから、そういう人間なので・・なんか欲しいとも思ったこと無いですし、もう、お爺ちゃんが男のパパ、みたいな」
徹「あ、お爺さまが居らしたから。お爺さまは甘くて良い方だったんでしょ?」
カ「ほんっとにもぅ・・目ぇ見れば500円くれるような男だったので」
徹「あら良い〜(笑)良いわね〜そんな人居ないわよ見るだけで500円くれるなんて」
徹「さて、あなたは今日は念願の徹子の部屋初出演でいらっしゃるんですけど、大好きでらしたんですって?」
カ「そうなんです!あの〜こんなとこで言う話でもないんですけど、あの、ホント小学生から、お婆ちゃんと見てたぐらい」
徹「あ〜そうなの。お婆さまと一緒に」
カ「お婆さま・・お婆ちゃんなんですけど、あの私がずっとお婆ちゃんに育てられた娘でして、ここまで来たんですけど」
徹「(祖父母と写っている幼少期の写真を見ながら)お祖母様?この方?」
徹「何処でしょうね〜これ白樺があって、素敵な所ね」
カ「これは北海道の方です。で、この下向き加減な人がお爺ちゃん(笑)なんですけど、このお爺ちゃんとお婆ちゃんに育てられて。もちろんお母さんも居るんですけど、あのお婆ちゃんがほぼお母さんみたいな人でやってました。」
徹「だからまたそういう方で育つと、色んな事を覚えるでしょうね」
カ「あのホントに・・昔の人なので、あの・・色んな事を知っていて、テレビの事もやっぱり、徹子さん、の部屋をずっと二人で横並びで見てたりとか、であの。ここには凄いあの・・歌の方とか女優さんの方とかが・・すぐお婆ちゃんそういうのであのアガっちゃう人なので、それでキャッキャ言いながら」
徹「ホントに。でも残念ですね、なんかお亡くなりになったんですってね」
カ「そう〜あの、もちろん、ァもちろんじゃなくてあの、寂しいことに亡くなってしまったんですけど、でも全然寂しくないというかそのまぁ全てをやりきって、あそこまで生きたっていう女は居ないので」
徹「女は居ない(笑)うん」
カ「なかなかその・・引き止める訳にもいかないので自然なので」
徹「まぁねぇ・・80歳で3年前にお亡くなりになったそうですけど」
カ「そうですね・・・」
徹「そうですか」
カ「はい」
徹「あの、四字熟語、というのを駆使なさいまして、ええ・・ホントに(笑)お可愛らしい、それでまた有名になって。なんか私の事も付けてくだすって、あたし嬉しいと思ったの「早口国宝」って言うんだって?」
徹「これはどういうフッフッフ」
カ「フフフ・・あの、申し訳ないぐらい、あのやっぱり早口なので(笑)やはりそういう事をずっと私はちっちゃいながらも、徹子の部屋・・さんっていうんですか、こういう所を観てて、この方すごい早口だなぁと思いながら、でも全部を、巻き込む。力強さとか、あのこく、国並み、くに。国宝並みだなぁっていう、やっぱり普通の早口とは違うっていうのをやっぱ分からせたかったので、やっぱり早口、の国宝で、たか・・あたしはもうホントに、何かあったら徹子さんっていうぐらい、あの、気付いちゃう(※築いちゃう?)人なので、やっぱり徹子さんは国宝だなっていう、みんなが思っている事を言いました。」
徹「ありがとう存じます・・そんな事言われたことないのよあたし。だから本当に嬉しいと思います。でも面白いのでは、出川哲朗さん。あの方の事をやはり四字熟語で仰ると」
カ「あの人は、えと「職業激痛」って言わせて頂いてるんですけど(笑)あのフッフ・・ホントに痛い事しかしてない。。【徹子「熱いお湯の中に飛び込むとか」】そうです!そうです、泥・・食べたりとか・・ッフッフあの分かんないけど(笑)そういう事ばっかされているので、それをやっぱり、尊敬をしました、あたしには絶対しないですし、出来もしないことをひとがやるって」
徹「ビックリしますよねぇ・・・そうそう。それから私あれが面白いと思うのは、梅沢富美男さん。フッフッフ」
徹「(笑)本業不明。あの方さぁ、300年に一度の俳優だって言ってるわよ自分のこと」
カ「そう!そうなんですご自分では、そう仰ってたんですけどやっぱりその、何をされてるのかやっぱあの色んな所で、こうこう・・あのトコトコ出てるので、なにしてるんだろうっていっつも・・なにしてもまぁ出来てるかもしれないですけど、全部が100点すぎて、ホントの話がわかんなかったです」
徹「ハッハ・・・そう。。ただその四字熟語というのは自分で研究したの?」
カ「研究ってか(笑)あの、ただの思いつきでやってますけど、あの〜あたし漢字がずっと好きだったんですよね。大好きで・・もう何かあったら漢字。書く、漢字ドリルっていうのがあの時はあったんですけど、あの時から大好きで、漢字ドリル、の、授業ばっかりをやる、っていう女の子でした」
徹「じゃあ漢字がお出来になると随分表現法がね・・。お子さんの時はどんなお子さんだったの?」
カ「子供ん時は、あの・・私の子供の時は、凄い、人見知りが無い、女の子でした。いっぱい人に話しかけちゃうし」
徹「あっそうなの〜(子供時代の写真を見て)あらかわいい〜これあなた?かわいい〜健康そう。目が大きくて」
カ「そうなんですちょっと何か大型な感じで」
徹「でもあなたは昭和の家庭で育ったということなんですけど、どういう家庭なの昭和の家庭って」
カ「そうなんです!本当に、ビックリするくらいあの〜家の中は綺麗なんですけども、お婆ちゃんが全部ホコリひとつ、ひとつもこうやってペタペタ自分の指で確かめて、あの〜家を周るっていうヘンな・・人だったんですけども、他にもあのすっごい厳しくて、靴、ゲタ・・靴箱の、下駄箱とかも、一足以上出してたら絶対ダメですし、そして教科書も床にちょっと置いて、トイレに行こうなんて思おうが、もう思った瞬間に捨てられてしまうので・・・【徹子「大変・・・」】ゴミ箱とトイレ・・・、ゴミ箱→トイレ、ゴミ箱→トイレ、っていう感じです。置いとくとすぐゴミ箱・・・ホントにバケツのゴミ箱を買ってきてるんで、あそこは。ウチのあのお婆ちゃんは」
徹「お母さまは通訳の仕事でお忙しくてらっしゃるんですってね」
カ「そうです、今でも通訳をさせまし、させてますけど(母と写っている幼少期の写真を見て)そうです、これが母です上の人が。旅行のときの・・いつも旅行をしたら写真を撮る、っていう前向きな家族だったので」
徹「素敵だなと思うのは、あなたのお家ではお食事の時にオペラの音楽をいつもお婆さまがかけてらっしゃって」
カ「そうです〜(笑顔)」
カ「そうですぃ・・」
徹「まぁ色々あるけども、マダム・バタフライとかこういう(「蝶々夫人」がかかる)」
徹「そうです」
カ「へぇ〜」
徹「どんな話をしながら食べるのそれで」
カ「あの〜会話というより、この時は会話っていうよりは、お婆ちゃんだけが鼻唄を食事中この許されてたので、ず〜とそんな感じで歌って、私達に聴かせてたし、もうこの曲が鳴っている間は私達は喋っちゃいけないタイムなので(笑)お婆ちゃんの聞き入りタイムなので、私たちは無言でご飯を・・」
徹「でもお婆さまはオペラ歌手になりたかった訳じゃあないの?べつに」
カ「ま・・・そこまでの話はしたことないんですけど、でもオペラ教室に、習ってました」
徹「じゃあやっぱりお好きなんだわね」
カ「年に一回、落葉松の歌とか歌いに行ったのを私は見に行きました」
徹「あらそうなの。いい声だった?お婆さま」
カ「んもうお婆ちゃんはほんっとに歌が上手で、もう、電話に出る音からしてホントに、誰この声?!って思うくらいの、私の自慢の声だったんで」
徹「あ〜そうなの、じゃあ普段の声もお綺麗だったんでしょうねぇ」
カ「もうホントに、怒鳴る時だけ(顎をグッと引いて)あの、グォッ、グォ〜、みたいな(笑)鬼みたいな、鬼のような声で」
徹「アッハッハ・・でもなんかお爺様は俳句をなさる?」
カ「あ、そだお爺ちゃんは、おか、お婆ちゃんも俳句するんですけど、あの私もその繋がりで俳句仲間になったんですけども、お爺ちゃんは、絵を書きます。」
徹「・・あ、お爺様絵をお書きになる。そいでっで俳句作ったりして」
カ「あの〜そうです、おば、俳句は、あのホントにふとした瞬間にしか作らないので、あの俳句作るぞっっていうことじゃないです」
カ「えっともうかなりの数を作ってきたので、今でもいつでも作れるくらい・・あの俳句は」
徹子さん 思っていたのと 全く同じ
(スタジオどよめく)
徹「アッハ・・・ありがとうございます(笑)徹子さん思っていたのと全く同じ。この方の今日の俳句でございます。大事にしておきましょオッフフ・・そうですか。おんなじだった?」
カ「あの・・やっぱり、凄く想像を膨らませて・・生きていたので、今日来てしまった、来てしまったというか(笑)あのホントに、自分の思っていたとおりの、人だなぁっていう人で良かったと思います。安心しました。」
(CM)
昨日投稿したら増田の文字制限にひっかかった。8000字が限度っぽい。
前半はこちら
https://anond.hatelabo.jp/20180504170139
その後、僕はフェミニズムの文献をあさるようになった。性の問題についていけるところまでいってみなければ自分の気がおさまらなかった。僕は男性ジェンダーに批判的になり、一度は大学に「復帰」したものの、卒業しない方が政治的に正しいと考えるようになった。なにかと特権や権力を自己批判するようになり、両親は僕が宗教にでもはまったのではないかと心配したらしい。
実際、フェミニストの方と(特に、男性中心主義社会との闘争を掲げ、意図的に男性を蔑視する方と)交流することで、僕は自己肯定感や性的主体性を失っていったと思う。いいかどうかは別として、フェミニズムにはそのような攻撃性があり、多くの男性が防衛的になるのもあるていどやむを得ない。
また、僕は性欲を男性に向けるように努力し、自分が犯されたり、屈辱的な目にあうことを想像しながらアナルオナニーするようになった。
そしてある界隈に足を運び、男体持ちで僕に性的関心を向ける人と出会い、セックスした。そのときは緊張したが、僕は無事に(?)勃起し、相手のペニスを自分のアナルに入れ、自分のペニスを相手のアナルに入れて射精した。
たしかに性的関心はある程度社会的に構築される、つまり教育や啓発によって、自分の中の異性愛・同性愛傾向を抑圧したり強化したりすることができると思う。しかし、僕はその男体持ちの人に、前の彼女に感じた執着を向けることができなかった。二人の関係は「セフレ」だと伝えたつもりだったが、反対に、その人は僕との関係に本気になった。僕はその人に対して自分のセクシュアリティ(正しい綴り!)をはっきり伝えることができず、なしくずしで関係が始まり、深まっていった。
その人は性的マイノリティであり、IQは高いけれども安定した人間関係を続けることが難しく、広義の「弱者男性」と言えると思う。そしてアカデミックなキャリアが行き詰まり、安定した仕事につけず、セクマイ界隈の一部とも関係が悪化し、追い込まれていくことで僕への性的依存を徐々に強めていくようになった。非モテ男性が異性の恋人によって一発逆転を夢見る心理は、同性の恋人においてもある程度あてはまるのかもしれない。
その人は、フェミニズムを受け入れ積極的なコミュニケーションを取れない「おとなしいコミュ障」の僕のことしか知らない。哲学や科学の一部の分野では僕が堂々と自己表現し、ときには攻撃的にすらなれることを知らない。その人は僕に対して容赦なく感情を爆発させるようになり、僕は一度は距離をおいたものの、あるセクマイ系イベントで再会したのをきっかけに引き戻されてしまった。
僕はそのときも、もうあなたと別れたいとつっぱねることができなかった。その人は、僕と恋人関係にあることを堂々とまわりにアピールしている。僕はそのイメージに流され、僕の意思は違うのだということを言えないままに、あいまいな笑みを浮かべつづけていた。
その人は僕にさらに感情的・性的に依存するようになり、僕は強くなろう、対処法を編み出そうと必死で本を読んだ。google:別れる? それともやり直す? カップル関係に悩む女性のためのガイドは男性ジェンダーとして傷つくことも多いが、つらい関係を終わらせることができるという希望も与えてくれる。ウ・ジョーティカgoogle:自由への旅はしんどいときにつまみ読みした。マインドフルネスのモチベーションを上げてくれ、1時間程度の瞑想ならできるようになった。あと、google:ツァラトゥストラはフェミニズムは奴隷道徳だ、権力を肯定し超人を目指せ!と言っているようで心にしみた。
さて、けっきょく大学を中退した僕は派遣に登録して社会人になった。今は大手メーカーの工場で生産管理をしている。
新しい仕事や住まいがあるていど落ち着いたところで、売り専に登録した。応募はとても緊張した。メールを送ろうかどうか、一か月近く迷っていた。意を決して送信した最初の店は落ちたが、次の店はやとってくれた。
売り専で働く直接のきっかけは、セックスワークについて知り、さらに、男性ジェンダーも性的対象として消費される経験をしてみなければと思ったからだ。友人にもフェミニズムの影響でちょっとだけ売り専をやったことのある人がいた。それに、僕はなんだかんだセックスが好きで、性的関心が強く、その方向で自己実現(?)してみるよいチャンスだと思ったのだ。もちろん、異性にモテてセックス相手に苦労はしないという実現のしかたもあるが、身長が低く押しも弱く吃音気味の僕にはどう転んでもできそうにない。でもそれは性的対象としてはむしろ強みになるんじゃないか?
実際にやってみると、自分に性的な価値があり、それにお金を払う人がいるということは自信になった。僕を指名するひとや、リピーターになる人がいた。僕を買う人はいつも僕の容姿を褒めてくれた。年配の人はチップをくれたりご飯をおごってくれたりした。
あと、僕は中一のときに一度痴漢に遭ったことを思い出した。トラウマとかではなく、自分にはちゃんと性的魅力があったという気づきとして。
僕は男性だが、性的主体でそれ自体に性的価値はないという生き方は向いていないと思うし、男性として性的対象とされることは僕の性に合っていると思う。女性からも自分が性的対象として見られることを意識できるようになり、ファーストキスで彼女が唇を濡らしたように、僕も性的な駆け引きの手段を使っていいのだと思えるようになった。
それに、身だしなみをよくして堂々としていれば、多少のいじりにたいしても動じないし、そのうち相手も一目置くようになるという自信を得た。化粧やファッションが「武器」であり、自分を「戦闘モード」にできるという言い方を女性がすることがあるが、僕もその意味がわかることがある。また実際、その攻撃はある程度効いていて、「向こうが誘ってきたんだ」と言い訳したり二次被害を与えたりする男性は性的な駆け引きにいつも負け続けているのだろうと思う。
閑話休題。得るものは得たと思ったし、またセックスワークを続けることの危険も感じたので僕は半年ほどで売り専をやめた。いままで、僕を買ってくれた人はおおむね常識をわきまえていて、無茶なことはしなかったし「痛い」と言えばセックスを止められた。でも、どこかですごく乱暴な人に出会うかもしれない、という不安をなくすことはできなかった。新しい人とやるときはいつもすごく緊張した。
ちなみに、僕が売り専をしていると知ったとき、当然かもしれないが彼は激しく動揺した。僕がその人以外の人とセックスしていることが耐え難く辛く、またセックスワーカーという挑戦を僕がしたことで、自分が追い越されたと感じプライドが揺らいだのだと思う。
性風俗に対する強い嫌悪感に共感することは、僕には難しい。恋人が風俗で働いたり風俗に行ったりしたことが分かって苦しんでいる(男性・女性の)記事を読むと、こんなに傷ついてしまうのかとやるせなくなる。
もちろん、彼を深く傷つけたと思う。ただ、僕がその人とセックスをするそもそものきっかけは、フェミニズムやセクマイの主張に興味があったからだ。売り専をしたのもそのためであって、新しい恋人がほしかったからではない。その人は性にまつわる社会問題の知識が豊富だったので、僕の行動にできれば理解を示してほしかった。
しかしこの一件で、僕はその人に対して「治療者」として振る舞おうと決心した。僕はあなたの恋人にはなれないということをどこかで伝えなければいけない。しかし当面は、その人が立ち直るのをサポートしようと思った。
そういうわけで、やっとソープの話です。ここまで読んでくれたひとがいるのだろうか…。
僕はこうしてそれなりにセックスを経験したけど、女性の膣に自分のペニスを入れるというセックスだけは一度もしていない。ほんとうは、それは最初に僕を選んだ彼女にあげたいとどこかで思っていた。そういう執着はよくないのかもしれないが、どこかで自分はまだその人の特別な存在になれると思っていた。
しかし、バンクロフトをはじめDV関連の本をあらかた読みこみ、それはDV加害者が被害者に依存する心理と同じであり、僕と別れることをえらんだ彼女に対する甘えであり、僕自身もその人との恋愛から「卒業」しなければならない、と考えるようになった。僕がその人を傷つけたから、その人は別れることを選んだのだと理解できるようになったと思う。
その一方、売り専をやめたことへの区切りもつけたかった。僕はずっと自分を売ってきたが、同じように身体を売っている女の人が何を考えているのか知ってみたかった。それでソープに行く必要はないのかもしれないが、それ以外にチャンネルを知らないし、政治的な連帯というよりはふつうに話しを聞いて体験を共有してもらいたい。もちろん向こうは異性愛男性にサービスを提供するつもりでいるのだから、そんなことは他でやってくれと思うかもしれないが、こっちだってそれなりにお金を払うのだから時間の使い方に多少の自由は許されると思った。
それに、その目的が達せなくても、ふつうの異性愛男性がどういう性的サービスを受けているのかを体験しておくのも意味があるだろう。とかなんとかいろいろ理屈を考えて、ようやく決心して、ソープの予約を入れた。
僕はどちらかといえば、同性や異性に性的サービスをする方が向いているような気もするし、もしそういう仕事があればやってもいいと思う。しかし僕の性的価値がある間に異性に体を売るサービスが一般的になることはなさそうだ。映画google: 娼年を見たけど、お金を払ってあんな乱暴なセックスはしないだろう。まだファンタジーの域を出ていないし、誰か貞操逆転世界な方向でもうちょっとリアルな作品をつくってほしい。
そういえばソープに行く前に、何を思い誤ったかYou Tubeに落ちている女性向けシチュエーションボイスを一晩聞いて「予習」した。本番でまったく使えなかったが、こういうサービスなら僕にもできると思う。
もう少し言うと、異性愛男性がリラックスして射精するというのは分かるのだが、異性愛女性がリラックスしてペニスを入れさせるというのがサービスとして成立するのか?成立しないなら、どういう男性がどういうサービスをするなら成立するのか?そういう需要をホストクラブとかの風俗がどの程度満たしているのかも、ぼくにはよくわからない。レズ風俗が成立しつつあるように、やはりケア役割は女性にとっても女性の方が向いているのかとも思います。
そのときは、男性性欲は男性で解消してもらうのが理に適っているのではないかな…。文句はソクラテスを論破してから言ってください。
母親は典型的な毒親だった。今も毒しか吐き出さない。しかし、最近ようやく理由がわかった。第2子が産めなかった苛立ちと劣等感が子どもに向かっていただけだった。いつも両親は口論していた。基本的に父の言い分が正しかったけれど、母の女性特有の感情の揺れを少しでも理解していればもっとマシだったはず。
大学進学、結婚、出産……18歳を過ぎた人生は人それぞれ。経験として子どもを産んでみたかった。実際、ほぼ予定通りの時期に子どもが生まれ、妊婦向けビジネスの大きさや新生児期の子育ての大変さ、仕事と育児の両立の厳しさを知り、視野は広がった。同時に、家事・子育て自体は好きにはなれず、向いていないとわかった。母も不向きだから、半ば放棄していたわけだ。3歳の子どもは「ママだいすき」と寄ってくることもあれば、「ママ嫌い」と逃げ出すこともある。自分は母親になど、物心ついてから抱っこなどせがんだ記憶はない。改めて歪んだ生育環境だったと知った。
毒親の不幸の連鎖は断ち切らなくてはならない、と思いつつ、<一人出産した女性は2人以上の子どもを産まなければならない>とDNAが指示を出すとは知らなかった。そして、なぜか、子どもが欲しいと思うと巣となる家(新しい住まい)を求める。しかし、夫は子どもは一人で十分、引っ越しが面倒だから住み替えたくないといい、時間の概念なく子どもと遊び続け、夫婦2人目の時間は一切なく、このままだとできるはずがない。ますます母と同じように苛立つ。
結婚・出産できなかった女性は既婚女性を妬み、一人しか産めなかった女性は2人以上産んだママを妬み、2人以上産んだ女性の多くはお金がない、自分の時間がないと嘆く。一人ひとり違って当たり前なのに、モデル例と比較し続けてしまうジレンマ。それでもストレス度は後者のほうが少ないと気づいた。
今の日本は不幸だ。出産や子どもを経済的合理性で判断し、授かりものではなく、自ら授かるために動くものになっている。調べたところ、今や20人に1人が不妊治療の結果、生まれた子どもという。体外受精でもいいから出産して、再び妊婦としてせめて婦人科受診時だけでも褒めてもらわないと承認欲求が満たされない。欲しいものは、モノではなく、達成感と承認欲求だ。
日本は、日々満たされ楽しく過ごす人と、劣等感と未達成感ばかり感じ、他人を羨み続ける人に二極化が進むだろう。本気で少子化傾向を解消したかったら、出産のコントロール権は女性にあるべきだ。医療の発展で長寿100年が当たり前になるかと思うと、ぞっとする。あと60年、2人目が産めなかったことを後悔し、行き場のない怒りを抱き続けるくらいなら、もう十分に生きたのかな、と思う。理想の人生は短く、自由に。
日記を拝見して、祖母が入院した時のことを思い出しました。自宅介護はまだ続けられたけどやっぱり、精神的にそれなりにキツくて、病状の悪化というタイミングで病院に入院することになってそのまま帰らぬ人になってしまった私の祖母のことです。
営業と思われるかもしれませんが、おばあさまとご実家のツツジ咲くお庭と、おばあさまが愛した増田様と家族の皆さんの写真を残してあげたいと心から思いました。
私は、家族向けの出張撮影サービスfotowaを運営する中の人です(運営:ピクスタ株式会社/マザーズ3416)もしよろしければ、おばあさまとのお写真を撮らせていただけませんか?お代は結構です。明日が入所日とのことで残るお時間もほとんどなく、お住まい場所もわからず、どこまでお力になれるかわかりませんが、おばあさまと増田様の記憶を形ある思い出として残して差し上げられたらと思っています。
怪しく感じさせてしまったら申し訳ありません。思い出づくりのお手伝いをさせていただけるようでしたら、ご連絡ください。→mailto:info@fotowa.com
皆さんはライブの映像を収録したBlue-rayやDVD(以下ライブBD、BD)を買いますか?
買うとしたら、それはどちらのBDが多いですか?
後者が少ないのは、私自身が関東住まいという事もあり、見たいライブがあれば足を運ぶからという理由ですが・・・。
1度見たはずなのに、何故映像を手元に置きたいと思うのか?
自分なりに考えてみました。
あくまでも私の場合ですが、BDを買う目的は、それを見ながらその日あった事を振り返ったり、友人たちと一緒に見て共有するためです。
「ここでこの曲が来て盛り上がったね」とか、「このMCが面白かったね」「企画コーナーが楽しかった」「そうそう、こんなハプニングもあったね」といった事を振り返る事を楽しみにBDを買います。
そのため、BDを買う際は事前に必ず確認する事があります。それは「公演内容が全て収録されているか」という事です。
つまり、MCだったり、その日のライブならではの企画コーナーだったり、そういうものも含めて「全て」入っているか、という事です。
良い例としては、水樹奈々さんのライブBDは上記の内容を全て網羅したものとなっており、かつ映像特典も充実していて大変素晴らしいBDです。
売れ行きも大変好調で、おそらくライブに足を運んだ人の多くが買っているのだろうと思います。
また、ライブBDを見た事がきっかけで「水樹奈々のライブに行ってみたい」と思った新規のファンがいたとしても、きっと違和感なく入っていけるのではないかと思います。
しかし、全てのBDがその方式を取っているわけでないのが実態です。
これは私の好きな某アーティストの話になりますが、そのアーティストはライブの際に必ず企画コーナーをやっています。
企画もツアーをやる時は会場ごとに内容を変えたりして、結構手のこんだものになっています。ファンとしてはライブに行く楽しみの1つです。
しかし、これがなぜかBD収録時にはカットされます。丸ごと。まるで最初から無かったかのように、です。
その結果、アーティストが歌ってるだけのライブBDが出来上がるわけです。(MCはカットされてないけど)
…それでは、意味がありません。
私が欲しかったのは「あの日見たもの、体験したもの」なんです。
なのに、映像が欠落している。言ってしまえば記憶喪失みたいな状態です。
そのため、その某アーティストのライブに関しては、関東での開催であれば必ず参加し、関東以外の開催でもたまに遠征しますが、BDは買いません。
ライブの内容に不満は無いですが、ライブBDの内容には不満が残るので・・・。
そしてこの某アーティスト、BDの売上がすこぶる悪いです。つまり、私と同じ「行って満足、BDはイラナイ」という人が多いという事です。
また、これは上記とは別のアーティストですが、友人の好きなアーティストのライブはBDにMCが収録されていないという事で、友人が不満を漏らしていました。
ここまで不満をダラダラと書いてきましたが、もちろん「収録出来ない理由」だってきっとあるに違いないでしょう。
例えば「不適切な言動があった」とか、「映像収録するにはそもそもクオリティが低すぎる」とか?
前者の場合は仕方がないと多少の諦めはつきます。しかし後者はどうでしょうか?
もし後者の場合であれば、キツイ言い方をしますが、BDに収録する気がないんだったらそもそもステージ上でそんな企画やらなきゃ良いんですよ。
仮に、ライブBDをきっかけにそのアーティストのライブに興味を持った人がいたとして、いざ参加してみたら、収録されない企画コーナーを見てギョッとするのではないでしょうか。そういった点でも、あまり良い効果があるとは思えません。
ただ、私は楽曲、MC、企画コーナー諸々含めてそのアーティストのライブが好きです。好きなので足繁く通うわけですし、だからこそBDに収録して欲しいという思いが強いです。
まとめになりますが、私が一番言いたい事は、
という事です。
某アーティストも、「初めてのオーディオコメンタリーを収録しました」とか言う前に、まずは「ライブの模様を完全収録しました」と言ってください。完全収録してください。
そうでなければBDは買いません。買いたくありません。
ライブには行きます。しかし、ライブに行った思い出は時間と共に薄れていくものです。
だからこそ、思い出を振り返るためにも記憶喪失でないライブBDを販売してくれる事を、(某アーティストに限らず)切に願います。
大体、その後、成功してるよね。
高一のとき、クラスの女子が夏休み明けにいきなり転校したんだけどさ。
あとになって聞いたら、クラスのボス格だった女子が裏で派手にいじめてたんだと。
で、それから二十年くらい経ったんだけど、ボス女は国立大学→大手外資系企業→寿退社→子供が多少手離れしたので仕事に復帰して、今は共働きでバリバリ稼いで都内の高級マンション住まいだってよ。
ちょっと用事があって実家に連絡したら、親からそんな話を聞かされた。なんともいえない気分になったわ。
そんなことをどっかのNPOの代表が学校でいじめを主導してたなんだのというTogetterを読んで思い出してしまいましたとさ。
胸糞悪くなったのでここで吐かせて欲しい。私はさきほど入社式と研修の初日を終えて、会社の独身寮に帰ってきた新社会人である。
新入社員は50人ほどで、ほとんどが男性。そのうち10人から20人ほどが独身寮に入る。独身寮と言ってもワンルームのマンションのような完全個室である。基本的にプライベートな空間で暮らす。
そんな寮だから、昨日まで同期どうしの交流は皆無で、今日初めて同じ寮に入った彼らと顔見知りになった。
お偉い役員らの貴重なお話を聞くだけの一日だった。まあでも、これでお金が勝手に入ってくるなら楽なものだなと思いつつ、流石に疲れが溜まっていた。
会社側がセッティングした懇親会(つまり飲み会)のあと、同じ寮住まいの同期で帰ることになった。
50人ほどいる同期にはおとなしいタイプが多く、そのためか飲んで騒ぐようなとあるグループが目立っていた。
自分も程々に酒を飲み、酔いを回らせて彼らとも喋り、それに疲れたら違う面々と出身地や趣味の話題で親睦を深める。
そんなやかましいグループの多くは、聞くところによるとほとんど寮住まいらしい。若干憂鬱になりながらも、それでも同期なのだから、仲良くなるしかない。
帰りは、ある程度の距離を置きつつ、彼らの話に相槌を打ちながら帰っていた。
彼らに同調できずにいた同じ寮のおとなしめな同期らは、彼らのあとに続く形で帰り道を辿っている。時々話に参加しようとするが、すぐに内輪ネタ(懇親会でもうそこまで仲良くなったらしい)に戻され、続かない。
懇親会と同様に、私はあまり喋らない彼らに話題を振って、なんとかその場をもたせていた。
きっと口下手なことを自覚していて、それでもなんとか仲良くなろうとしていた。
電車内では完全に喋るグループと喋らない個人という構図ができており、電車を降りたあとでもそれは変わらなかった。
先頭でぺちゃくちゃ喋りながら寮へ向かって歩く彼ら。そしてその後をとぼとぼと追いかける、そのまた彼ら。
そんななか、先頭にいたとある一人が
「後ろにいるやつら、なんで付いてきてんの?」
と叫んだ。いやいやそれはないだろ。
一生懸命仲良くなろうとしているのに。同期だろ?
そもそも、もう大学生じゃない。グループごとに固まって行動する大学生活は終わったものだと思っていた。
さらに、気に入らない人間を排除して自分たちだけで楽しめるような時間は終わったはずだと思っていた。
自分の社会人に対する認識違いかもしれないけど、少なくともそういう発言はいい大人がするべきじゃない。
もう無理だと思って、私はその場から逃げた。近くのコンビニに寄ってくるからとか適当な理由を吐き捨てて、逃げた。正直私も最低だ。
おそらく彼らの中では、突然機嫌を悪くしてその空間を離れた私も同じ軽蔑の対象になっているだろう。
もう明日から会社に行きたくない。正確に言えば、同期に会いたくない。
大学ではグループこそあったものの、学科全体が分け隔てなく気軽に話し合える雰囲気で、とても心地が良かった。あの頃に戻りたい。
同じ大学生という期間を経て、どうしてこうも変わり果てた境遇に行き着くのだろうか。
ああ、出社したくない。
恋人にフラれた。その後仕事で急に転勤の辞令が出て、ど田舎から関西某所に住まいを移すことになった。失恋と転勤。こちらに知り合いは1人もおらず、職場と家の往復の日々。
さみしさや心細さからアプリに登録して、そこで出会った人と一回セックスした。
その後、会おうよーなど連絡がくるも、「じゃあどこでします?」「待ち合わせは」と具体的に聞くと「今日は疲れた」「家に着いてしまったから」などはぐらかされ、結局1回目以降会ってない。
そのくせ、「会いたいなー」とか「××してほしいな」とか気まぐれにメッセージが来る。完全にいいように弄ばれてる。今日も会う予定だったけど、「たたなそう」と来て結局会わず。身体もメンテナンスしたのに。どこ待ち合わせでも対応できるように乗り換えに都合の良い街にいたのに。
バカ女だな、と思いながら終電を逃して、マックで時間を潰していたけど、そんなに若くもないし、始発まで白光りした空間にいるのは身体がきつい。
あたたかい空間で横になって寝たい。と思って試しにナンパスポットと呼ばれる通りを歩いたら1人の男の子に声をかけられ、腕を引っ張られた。「ホテル行こうや」というシンプルで情緒もクソもない誘い。でも私の目的だって大概だしお互い様だ、と最低限「えー、でもお」とか躊躇うふりをして、着いていった。向こうも比較的すぐ応じた私に「よく、よう知らん男についていこう思うな」と驚きと共にちょっと引いていた。私も、こんなにたやすく寝る相手って見つかるんだ、とびっくりした。都会すごい。人口の多さ=選択肢の多さ、である。
体温が異様に高い人で、カイロみたいだった。セックスは普通。一通り終わったいまは首を無防備にさらし、眠っている。喉を掻っ切って、殺そうと思えば殺せるな、と思う。それはもちろん私も同様に殺される可能性があるということでもある。
すやすやと眠る彼の様子は、とてもかわいい。きっともう会わないだろうけど。ホテルの清潔なベッドで眠れて、あたたかくて、幸せ。お互い欲に突き動かされて、誰でもよくて、きっと私が朝違う人になっていても彼は恐らく気づかないだろう。偶然タイミングが合って、性器を接合させ、朝まで一緒に眠る。この日だけのための利害が一致した関係。