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はてなキーワード: メインストリームとは

2020-02-18

ラブライブ好きな女オタクお気持ちクソ長文

タイトル通り、これはラブライブが好きな女オタクのただのお気持ち文です。

自分感情整理目的で書いているのでどれが正しい・悪い・良い・良くないとか、こうすべきだったとかあああるべきとかそういうのは大丈夫です。ノーセンキューです。



私はμ'sのアニメ1期の頃からずっとラブライブが好きで追っかけているオタクです。性別女性

ちょこちょこ語られているようにラブライブ女性オタク結構いらっしゃって、それは美少女ものとしてはパンチラだのあからさまなお色気シーンが無かったからだの色々拝見しますが、個人的にはそこらへんはあんまり気にしてなかった。あとから振り返ってそういえばそうだったかもなーくらいは思いましたが。

オタク遍歴としては少年少女漫画も、青年誌BL百合エロも好きだなと思ったものはとりあえず食べる派で雑食なので、そういうのはあんまり気にしてないのかもしれない。

ラブライブシリーズの今のメインストリームラブライブサンシャインAqoursも初期からずっと追いかけていて、大好きなコンテンツの一つ。ライブめっちゃ行くしそのために円盤CD積むし、ラブライブレード(ペンライト)も家にいっぱいある。アニメも色々言われてるけど個人的には好き。全てが上手くいくわけでは無い現実の中で足掻く(少年少女は美しい。いいぞ。

で、今話題になってるJAなんすんのみかん大使ポスターの件。

私は上記の通りそもそもとしてラブライブオタクなので、第三者というか一般人としてのあのイラストを見ての感覚が分からないしその点に関して公平では決してあれないので、それについては言及するつもりはありません。

ただあの描き下ろし絵を見て真っ先に思ったのは「えっ!千歌ちゃんかわいいかわいいみかんをそんなお上品に持って!いつもは元気っ子なポーズが多いのに!かわいい!お顔がかわいい!うれしい!」でしかなかったです。(千歌ちゃん推しなので……)

高海千歌ちゃんというキャラクターみかんが大好きで、イメージカラーもパッと見オレンジ色なんですけど「みかん色」と表記が徹底されてるくらいにみかんという属性が表に出されているキャラ。そして今回みかん大使への就任声優さん等が、ではなく「高海千歌」というキャラクターとして、でした。それをとてもとても嬉しく思っていました。

けれど、イラストとしての荒が性的消費だと一部の方々に言及され、連日ホッテントリに関連記事が上がってくるくらいに騒ぎになってしまっています

ぶっちゃけラブライブアニメ絵一枚イラストアニメーター原画絵師ガチャみたいなところもあって、ラブライブオタクからしてももちょっと可愛く描いてくれよ!折角の描き下ろしなんやぞオイ!と思う時も多いです。

それでもあの絵を見てスカートが透けて見える、性的に消費されている、と書かれて、正直「???????」でした。

絵が下手だとか皺が変、はまだしも、私自身という一応性別女性の身からしても性的に消費ってなんだ?ってなってました。まあそれははじめに書いたように私がそもそもラブライブが好きだから盲目的になってしまっているのかもしれないし、それを正確に自身判断する術は無いとも思うので、これ以上の言及は避けます。すいません。

正直に今の気持ちを言えば、ただただつらい。

私の好きなキャラ名前や、好きなキャラキャストさんの名前が、良くない方向性話題でばかり連日目にすることになっている。それもキャラクターキャストさんは何も悪くないことで。

(これについてイラストを描いた人が、ディレクションをした人がとかコラボ側が良くない、とかそういうのは大丈夫です。そういうことを今冷静に考えられる精神状態ではないのと、これはお気持ち文なので)

1000000000000000000000000000000000000000000000歩譲って高海千歌ちゃんというキャラクターについては耐えられるんです。(いやそれでもめっちゃがっちゃんにつらいししんどいし悲しいんですけど)

これは私個人の持論ですが、高海千歌ちゃんあくまで「キャラクター」。実在する人間ではないから、です。

千歌ちゃんが悲しむ、と言ったところで千歌ちゃん現実には存在しない。悲しんでいるのは「そのキャラを好きな実在する人間」です。つまり私です。

2次元3次元区別はきちんとつけなければリアル生活を送りつつオタクをやっていくのは難しいと個人的に思っているし、その一線はきちんと自分の中で線引きしていたいから、耐えるつもりでいました。そうするのが最終的に千歌ちゃんというキャラクターにとっても良いはずだと。大声で騒ぎ立てたって「千歌ちゃんが好きなオタク」の周囲からイメージが悪くなるだけだとも。

でも今回は、千歌ちゃんキャストさん、伊波杏樹さんも関わってしまっているから、耐えられず泣いてしまったしこうやってお気持ちクソ長文を書いてしまっています

今回の内浦みかん大使就任式には、高海千歌ちゃんというキャラクターの代わりに、千歌ちゃんキャストさん、つまり声優さんが出席して委任状を受け取っていらっしゃいました。

元々ラブライブキャラクターとそのキャストさんの距離感特に近いというか、ステージの上ではキャストさんはご自身担当キャラクターとして振る舞い、難しいフォーメーションダンスや踊りながらの歌唱をこなしていますアニメーションPVのある曲だと、コマ送りして担当キャラがどのタイミングでどんな動作をしているか、腕や指の角度、ウインクタイミング等細かくチェックしてキャラクターに全て合わせているのだとか。

そして千歌ちゃんキャストさんは、ライブの度によく沼津名前を出してくれていました。

ラブライブサンシャインを、Aqoursを、沼津よろしくお願いします!」と、2次元3次元でもAqoursというスクールアイドル存在していられるのは地元の方々のご協力があってのものだと常々思ってらっしゃる節がありましたし、沼津の魅力を全世界に届けたいとよくインタビューで仰っていました。

そうしてずっと寄り添ってきたであろう千歌ちゃんというキャラクターが今回内浦みかん大使という大役に就任して、誰より嬉しそうだったのが千歌ちゃんキャストさんご自身だったように感じます

それが、今このような状態になってしまっている。

千歌ちゃんと違い(というと語弊が生まれそうな言い方ではありますが……)千歌ちゃんキャストさんは実在する人間です。実在する人間が、自分大事ものについて色々なことを言われて、大事場所に(結果的に)迷惑をかけてしまったと思ってしまっていたら、傷ついてしまうのではないか

それだけではなく、キャストさんに直接リプライを送っているフェミの方もこの目で何人か見てしまいましたし、この騒ぎに便乗してコンテンツのものアンチやμ's原理主義(μ's以外認めない的なオタク)も目にするのが堪えないリプライを送ったり、ツイートサンシャインを貶しているのも見てしまったりもしました。

とはいえご本人がこの件について何か仰っているわけでもない現状、これらも結局私というオタク勝手にいろいろ考えて悲しんでいるだけだ、とも言えます。それを分かっていても、私は千歌ちゃんも千歌ちゃんキャストさんも大好きなオタクなので、やっぱり正直に言えばめちゃくちゃにつらいです。

フェミの方やイラストレーターの方がどうこうの前に、ラブライブサンシャイン個人的に何度も訪れた沼津、千歌ちゃんや千歌ちゃんキャストさんが大好きな身として今起きていることがただただ、つらいし、悲しい。

今はとにかくそれだけです。





で、こんなオタクのクソお気持ち長文にここまで付き合って読んで下さった方がいたならありがとうございました。

お気持ち文を書いたら少しは気が楽になった気がするので、とりあえずまた沼津にふらっと遊びに行ったりしようと思います

オタクにできるのはマナールールをしっかり守った上で、お世話になっている場所に足を運び、お金を落とすことだと思うので。

普通段ボール梱包にはなりますが、西浦みかん寿太郎(自宅用)5kgは通販でもまだ販売しているようなので是非みんなも買って食べてくれ、私はポチった。めっちゃ皮が剥きやすい上に美味しいんですよコレ↓

https://jaeshop.ja-shizuoka.or.jp/s_63451s001_2576.html

あとちなみに千歌ちゃん、千歌ちゃんキャストさんが出演されるCYaRon!というユニットAqoursの中で3つに分かれたうちの1つのユニット)の単独1stライブが今週末の2/22と2/23に行われるんですよ。

開催場所福岡なので現地は難しくても全国の映画館LVライブビューイング)が行われるのでご予定が合う方は映画1本見るくらいのつもりで是非見てくれ↓(公式サイトからコピペ奴)

ライブビューイング一般発売】

・発売日:2月15日(土)AM10:00〜

・受付URLhttps://eplus.jp/unitlive_lv/PCスマートフォン

店頭購入:ファミリーマート店内Famiポートにて直接購入

※各劇場規定枚数に達し次第終了となります

あと3/7と3/8にはAZALEAっていうユニットも1stライブするから是非見てね↓

ライブビューイング一般発売】

・発売日:2月15日(土)AM10:00〜

・受付URLhttps://eplus.jp/unitlive_lv/PCスマートフォン

店頭購入:ファミリーマート店内Famiポートにて直接購入

※各劇場規定枚数に達し次第終了となります

ラブライブサンシャインAqours、そして沼津よろしくお願いします。ただの一女オタクからの心からのお願いだ!

2020-02-16

日本スゴイ!」いつごろから言いはじめられたのか

記憶力がやばくなってきたのでメモっておく。

ターニングポイントとしては、やっぱり2002年サッカーワールドカップだったとおもう。

これに前後してヘンな韓国人の話がネットインターネットだけでなくNiftyとかもあったとおもう)で話題になってきた。やたらと韓国人を嫌う人も見かけるようになってきた。

自分最初に触れたのはKG名雪だった。2003年くらいだったかな?

--------

それ以前の「日本スゴイ!」論は小林よしのりさんのゴーマニズム宣言くらいで、決してメインストリームじゃなくて、面白いことを言い始めたひとがいる、程度だった。

テレビとか雑誌とかは自虐史観全盛で、日本がすごいかいう話はまったくなかった印象。

とにかく海外西洋)はすごい、日本はぜんぜんイケてないって。

バブルとかでカネはあったが、なんでもカネで解決しようとしていてあさましい。もっと血の通った貢献をしてかないと日本世界からおいてかれる、つまはじきにされるって。

1990年代中東湾岸戦争ってのがあって、そこで日本は突出した金額資金を出したが部隊は出さなかった。戦後クウェート政府から発表されたお礼のメッセージには日本名前は載ってなかった、なんて事件もあった。

--------

それが2005/6/7年くらいから風潮が変わってきて。小林よしのりさんのゴーマニズム宣言とか すごい支持を集めるようになってきた。

日本文化を見直すのが流行りだして、

テレビでもそういった番組散見しだした。和風総本家の開始が2008年2月だったようなので、やっぱこのあたりかな。

2008年くらいの 毎日新聞英文サイト日本人女性を変態扱いする記事問題

2014年くらいの 朝日新聞従軍慰安婦記事の取消・謝罪など経て、

いまの日本スゴイ全盛に至ると。

2020-02-10

anond:20200210143853

そうかな?

おれが聴き込んでるのはジョンスペとホワイトストライプスだけど、こいつらは「あえてベースレスで音の隙間を作る」もしくは「ギタードラムで低音をカバーする」っていうやり方だから例外じゃないか

邦楽だと、一時期を除いたキングブラザーズもそうだけど、こいつらは「あえてベースレスという高いハードルに挑戦してる姿勢」「このメンバーでないとダメっていう物語」の部分も含めて、ロックエンターテインメントたらしめてるバンドだと思うんだよね。

こっちがメインストリームになることは無いから、「やっぱベースいらねえや」とはならないと思う。

2020-02-05

anond:20200205184024

話がおかしくなってるな。400:350を俺も「収入格差がある」とは思わない。

そもそもの俺の話は、収入格差があるなら必然的可処分所得が減るだろ、ということ。

それに対して「今時「収入格差」っていうほど格差いから。」ときた。

で、今は収入格差ないのか、正社員妻がメインストリームならソースだしてくれと言った。

俺は現状のメインストリームは夫妻で収入格差があるということだと考えている。だから差し出してるよね」と言っている。

anond:20200205181643

すまん、正社員メインストリームというソースはある?それを出してほしいんだが。

anond:20200205181125

マジ?妻がパートくらいのが未だにメインストリームだと思ってたわ。今は違うのか?

anond:20200205171633

増えてるだけであってメインストリームじゃないし、収入は夫の方が多い(つまり目減りする分が多い)し、小遣い制が未だに主流だろ。

2020-01-13

はてなー2010年代以降のヒップホップわかってなさすぎ

なんで日本ではラップが流行ってないの

これのブコメとかトラバしてるはてブロガーとか一通り見たけど

ラップにはメロディがないから〜」とか

歌詞がどぎついから〜」とか

日本にはギャングいないから〜」とか

つの時代ラッパーの話してんだよ。

Dragon AshのGrateful Daysくらいしか知らんおっさんが勿体ぶってちょこちょこいってんだろうから仕方ないけどな。

流行ってるヒップホップは半分くらいこんなで↓

https://youtu.be/uQcQsIL5UNU

日本ラッパーもこんなん↓

https://youtu.be/8VGR4QPPZhY

メロディアスで色恋がどうとかいうポップソング然としたヒップホップが増えたから、

今までヒップホップに関心なかった層から支持されるようになったっつうのが今のアメリカメインストリームにいる一因とも言われてるのね。

からむしろヒップホップの方が日本人大好きなポップスに近づいてきてんのになんでみんな聞かないの??って話になるわけさ。

まあ言うても残りの半分くらいはトラップビートの上で「コカインぷんぷぷーん」とか言ってる系なんだけどね。

俺が思うに日本人は作曲できる奴が一流みたいな謎の信仰サンプリングに対する拒否感があって、そのためにちょっと馬鹿にされてるんだろうね。

あと元増田コメントにもあるけど日本だったらニコ動ボカロPとか歌い手やってたんだろなって奴がヒップホップシーンにいたりすんのよ。

向こうのヒップホップ=ネット文化みたいなとこあって、

炎上で注目集めたりコラ画像MADの素材にされることで人気でたりすることよくあるし

Soundcloudにあげた曲が好評でメジャーデビューとか

yo utubeにしこしこあげてたタイプビート売れっ子ラッパーが買い取ったとか

そういう話がヒップホップドリーム定番エピソードになってる。

そういうオタクと元来のヒップホップ好きそうなヤンキーくさいのが束になって音楽シーン盛り上げてんのね。そりゃヒップホップばっかりになるよ。

2019-12-23

anond:20191222084236

自分の道を突き進むんじゃなくてアンチファッションからメインストリームの逆を行くだけ。

しかオルタナティブを行くんじゃなくてあくまでもネガティブ評価マイナス評価のほうに突き進んでいくから別にまねされるとかそういうことにはならない。

2019-12-12

NTRジャンルって伸びてね

完全に印象だけど、かつてかなりニッチジャンルだったのにいまやけっこうなメインストリームにある気がする 俺も巻き込まれて今ではすっかり…だし

どうなんだ実際 昔からあるジャンルだとは思うけど、最近伸びてきてない? いいゾ〜

2019-12-02

[] 大容量ホットPETがぬるい

コンビニホット什器販売されているペットボトル入り飲料

お茶は500ml級の大容量、紅茶ミルクコーヒー類は350ml級の大容量のものが主流になった。

飲み終わる頃にはすっかりヌルくなってて嫌なんだけど。

ヌルくなった飲み残しを捨てるのも嫌だし。

買ってすぐの温かいうちに500mlや350mlを一気に飲みきったりしないし。

糖分入った紅茶ミルクコーヒー類は冷めると甘ったるく感じるのも嫌。

ASCII.jp:「伊右衛門」「リプトン」のあったか~い500mlペット登場 2015年09月09日

かにこの容量はあまり見なかった

https://ascii.jp/elem/000/001/048/1048147/

「あったか~い」ペットボトル飲料、なんで500mlはあまり売ってない? メーカーに聞いてみた - Jタウンネット 東京都

2016年10月18日

https://j-town.net/tokyo/column/allprefcolumn/233662.html

ざっとググる2015年2016年頃はまだ珍しいものだったようだ。

それが2019年コンビニ店頭ではメインストリームに。

大容量化するなら、最後まで温かく飲めるような工夫がほしい。

anond:20191202122423

pixivに常に供給される掛け算作品がだいたい全部そうなんじゃあないか

メインストリームすぎて絞るの難しいような……。

2019-11-24

大学進学時、東京京都のどっちにするか迷ったが東京に行った

おれはおっさんなのでこれはもう前世紀の話になってしまうのだが、

当時合格した大学がそれぞれに一大学づつしかなく、どっちも同じような社会的位置づけ、校風学部だったので、純粋にどっちに住んでみたいか?という観点での選択となり、少し迷ったがあっさり東京を選んだ。

人が多いし町も大きいし現地に知ってる人も少しいるし、東京の方が京都よりは実家に近いというのも理由だった。

他に同じ立場に置かれた人も多くが東京を選ぶのだろう。

東京一人暮らしをする大学生)という、ある意味での多数派になったという実感があった。社会の流れにうまく潜り込んだような感覚があった。

卒業後もしばらく東京で働いて何年か後に地元に帰った。地元転職先での人間関係違和感があった。地元の人たちにはおれが東京暮らしいたことをやっかむ感じがあるようだった。そうだときづくのに少し時間がかかった。

だけどそれは、ない人がそういうのを羨む感覚があったとしても、あったらあったでけっこうどうでもいいものだと段々思うようになってきた。

もし京都を選んでいたら一体どうなっていたのか全く想像がつかない。

まず出会う友人も全く違っているだろうし、影響を受けることも目指す職業就職先も全く変わってしまっているはずだ。もう全くの別人生である

だがもし、大学受験前にもっといろんなことをよく勉強していれば京都行きを選んだかもしれない。

東京親権力 京都=反権力

というイメージがなんとなくあり、自分のことを知れば知るほど反権力志向というか、メインストリームよりわざとオルタナティブな方を選ぶような、みんなが右と言ったら左と言いたくなるような素直じゃないようなところみたいのが根っこにあるというのが生きていく中でやっぱりあるなというのがわかってきたので。

ホント多数派であることなんて特に価値のあることなわけじゃない、というか。

2019-11-04

anond:20191104142158

Cornellの議論は、ポルノグラフィ危害を認める一方で、ラディカル・フェミニズムの主張するような形での危害を相対化する。「さらに言えば、マッキノンによると、ポルノグラフィ男性レイプへと駆り立てることによって産業の外においても女性への直接的な暴力を引き起こす原因になるという。これから見ていくように、私はポルノグラフィの直接的効果としてレイプ輪郭づける因果モデルの適切性を疑問視する。……私は原因―結果モデル自体に関して疑問を呈したいのである。これほどまでに複雑で多層的に象徴が刻み込まれているセクシュアリティ世界でこのようなモデルを使うことは難しい。しかし、このモデルはドゥウォーキン/マッキノンの条例案の基礎として決定的な意味を持っているのである」 。実際に、McKinnonのポルノグラフィ観は、その表象性を(意図的に)無視したものであり、その点について法による規制という強力かつ一方的手段を用いることには強い疑問がある。「……しかし忘れてはならないのは、ポルノグラフィーは、「グラフィー」という接尾辞が示すように、何よりもまずひとつ表象、ひいては表現作品で……ある。人種差別と同列に語りうるのは性差別であってポルノグラフィーではない(性差別は様々な形をとりうる)。ところがマッキノンらにとっては、結局のところ、ポルノグラフィーと性差別同義語なのである彼女らが、ポルノグラフィーにおいて重要なのはそれが「する」ことであって「いう」ことではない、行為であって思想ではないと、ことさらに強調するのはそのためである。……ある表現物が「いう」ことは、なにも(一義的な)「思想」や「メッセージ」に限られるわけではない。言語というものは、自然言語であれ映像言語であれ、ある奥行きをもった立体であり、そこには多重な意味作用が畳み込まれうる……。マッキノンらの議論は、……ジョン・R・サールが「間接的言語行為」と呼んだような現象をいっさい捨象した議論である」 という批判は、言語行為の間に明確な区別を設けずに、ポルノグラフィ性差別のものであるという一種イデオロギー依存した議論に対する批判のものである

もちろん、McKinnonらの条例案は、ポルノグラフィという言葉制限的に定義することによって、そうした一般的議論ではなく、特に女性に対して酷薄もののみを定義域に含めている。しかし、それですらなお表象問題は不可避であり、言語行為限定なく同一視する立場には、疑念がある。まして、直接的効果が後年の研究によって疑問視されている状況にあって、規制根拠果たしてどこまでの力を持つといえるだろうか。仮に、McKinnonの主張がなされた当時においてそうした言語行為が一致するような時代的状況が存在したということを承認したとしても、その射程は現代日本には必ずしも及ばないだろう。つまり日本におけるポルノグラフィ製作必然的にそうした女性虐待表彰ではなく行為として含み、またそうして製作されたポルノグラフィ表象必然的に(fuckerとしての)男性レイプに至らしめ、(fuckeeとしての)女性従属化を固定化する構造を持っているということが実証的に明らかでない限り、法による規制という手段は困難であろうと考えられる。

また、Cornellの依拠するポストモダンフェミニズムは、立場としてのポストモダン主義を前提としており、そこでは、男性性/女性性といった二項対立的な概念整理はそれ自体批判対象となる。McKinnonらの議論は、女性解放というフェミニズム根底目的に対して、一定文化コードとしての女性性を再定義し書き込むものである、というのがCornellの分析である。そしてこれは、ポストモダニズムコミットするか否かというメタ的な問題を抜きにしても、汲むべきところのある議論であろう。つまりポルノグラフィ規制根拠として、加害者/fuckerとしての男性被害者/fuckeeとしての女性を暗黙裡に前提し、それを基盤として提示される議論は、必ずしも現代において盲目的に首肯されるべきものではないというところである

そもそもポルノグラフィは、男性のみによって消費されるものではない。これは、少なくとも現代日本においては議論に際して念頭に置かれてよいことであるように思われる。レディースコミックと言われるジャンルは、1980~90年代ごろから女性向けの(広義での )ポルノグラフィとして書店に並ぶこととなった。また、同人誌として、いわゆる「やおい本」や「BL」というジャンルもこの頃から一定勢力として存在していた。これらは全く女性使用し、消費することを前提に(そしてその多くは女性たちの手によって)制作されたものである。ここでは、ポルノグラフィ概念として当然に前提されていた男性消費者ということさえもが相対化されている。それは、女性性的欲望セクシュアリティがfuckeeとして規定されていたこから解放であるとも評価できるのではないだろうか。そこでは、主体として性的願望を抱く女性が前提されている。ここでは、主体-男性/客体-女性というメタ二項対立接続否定されている。これは、ポルノグラフィ危害論において、根底を掘り崩す事実であるのではないか、と考える。これに対して、メインストリーム男性製作し、男性が消費するポルノグラフィであるという反論はまた、十分に考えられる。しかし、仮にメインストリーム男性向けであって、女性けがサブストリームであるという主張を容れたとしても、なおポルノグラフィ必然的に男女を社会的構造化し、差別を直接的効果として助長し、あるいは引き起こすものであるという根本主張は、強く相対化されたものとしてとらえられなくてはならなくなるということは言ってよいように思われる。

4. 結び

前章において、ポルノグラフィの及ぼす危害について、その直接性が少なくとも現代日本においては相対化されるべきであることを示し、また、McKinnonやDworkinの議論それ自体に潜む女性性のコード化はフェミニズムの本義からしてなお批判可能性を有するものであるというポストモダンフェミニズム見解を紹介した。そのうえで、表現の自由という価値原理ポルノグラフィに対していかに向き合うべきかということを簡単に整理する。

日本において、表現の自由の価値は高く見積もられる 一方で、定義づけ衡量のもとでポルノグラフィを含む一定表現について規制肯定する。そして、ことポルノグラフィにおいてはそれが善良なる性風俗や最低限の社会道徳の維持という目的のもとに正当化されてきた歴史判例上有する。McKinnonらの議論において革新的であったのは、ポルノグラフィ規制道徳的な問題と訣別し、女性に対する危害の面から規制検討されるべきである、ということであった。この指摘は、法と道徳可能な限り切り分けようとする立場をとるならば高い妥当性を持つものであり、その危害現実的に認められる限りにおいて表現の自由に対する制約は当然に許されるものとして考えられる。しかし、この危害に関しても、「(リューベン・)オジアンの著作[ポルノグラフィーを考える(2003):筆者註]は、ポルノグラフィーに対する道徳哲学の立場からアプローチであるという点で注目に値する。彼は、ジョン・ステュアート・ミルの「危害原理harm principle」……の流れを汲む自身の「最小倫理éthique minimale」に基づいて、ポルノ規制正当化する議論……に反駁している。ポルノグラフィーがもたらすとされる「危害」について、オジアンが反ポルノフェミニストとは大きく見解を異にしていることは容易に想像できるだろう。興味ぶかいのは、オジアン同様「善」ではなく「正義」の問題として……ポルノグラフィーをとらえたはずのフェミニスト議論すらじつはある「善」概念を暗黙裡に前提していると彼が指摘している点である」 という指摘がある。つまり特定の善概念に基づいた特殊的な危害が主張されているに過ぎないのではないか、ということである。例えば、守旧派的なキリスト教における「善」の概念同性愛を悪と断じたことを考えれば、一定の善が前提されたうえで主張される危害は、相対化してとらえられるべきであろう。

こうした危害についての理解は、法規制についてネガティヴであるさらにMcKinnonらの主張には逆行することとなるが、むしろその主張における「道徳から危害へ」の転換は現在規制すら過剰なものであるという結論への親和性を有している。もちろんこれは、女性に対してポルノグラフィ制作現場において発生する暴力虐待を許容せよということを決して意味しない。むしろ、そうした事態が発生した場合に、適切に法が救済を与えることは、考えるまでもなく必要なことである。そのためにいかなる手段妥当であるかが問われるべきではないだろうか。

一部のフェミニストが主張するように、ポルノ出演や売春を含めたセックスワーカーである女性が、法規制対象となるのではなく、むしろつの職業」そのものであり、合法であるという社会的及び法的な認知必要となるのではないだろうか、と考える。それが社会的正業である認知されることは、その「職場」におけるハラスメント虐待を看過しないことにつながりうる。問題が発生した場合に、自らの「クリーンハンド」において司法の救済を要求することが可能となる。そして、そうした「解放」は男女(あるいは性的少数者性)を問わずに自らのセクシュアリティに対して真剣に向き合うことを要求する。それによって、直接的は生じないものの、間接的にあるいは無意識的に発生しうる「危害」は社会的に相対化されうるのではないだろうか。

以上のポルノグラフィ規制緩和論が、法が向き合うべき一つの筋道ではないだろうかという主張をもって、本レポートの結びとする。

参考文献

キャサリン・マッキノン,アンドレア・ドウォーキン中里見博,森田成也訳「ポルノグラフィ性差別」(青木書店, 2002)

・ドゥルシラ・コーネル仲正昌樹監訳「イマジナリー領域」(御茶の水書房, 2006)

大浦康介編「共同研究 ポルノグラフィー」(平凡社, 2011)

キャサリン・マッキノン森田成也ら訳「女の生、男の法」(岩波書店, 2011)

スーザン・J・ヘックマン著 金井淑子ら訳 ジェンダーと知 : ポストモダンフェミニズムの要素(大村書店,1995)

2019-11-02

物語喪失彼岸

中島: ポストモダンというのは基本的に「色即是空」としか言っていない。

仏教はそこから空即是色」としてこの世界を引き受けようとするところがある。

ポストモダン的に言うと、すべてのものには本質根拠意味なんかなくて、単に名前をつけられた存在にすぎない。

から脱構築して宙吊り状態で生きろと。

でも仏教は、であるが故にこの世の中をどういうふうに引き受けるのか、この現世の中で意味ある生を生きていくのか、その精神をもう一度問う。

そこがポストモダンを乗り越える一つの入り口になるんじゃないかと思ったんです。

http://technique.hateblo.jp/entry/20110602

色即是空というとニヒリズム的な響きがあるが、ニヒリズムといえばニーチェである

科学的知性や理性によって神を殺した我々は、もはや神によって与えられた生きる意味価値を信じることはできない。

そうして無意味になった人生に対して、彼はニヒリズムの打倒を叫び、生の肯定要求した。

大乗仏教色即是空から空即是色へという流れはこれに似ているようにも思える。

しかすると次のようなことが言えるかもしれない。

仏教とは、あらゆる物語を剥ぎ取った上で展開された思想である

色即是空的な宗教的真理に基づき、初期仏教上座部仏教は現世から解脱志向し、大乗仏教はあえてこの世界で生きようとする。

仏教物語喪失彼岸にある思想であり、神の死を乗り越えて生み出された価値である

もしこの考えが正しければ、仏教は一躍、現代思想メインストリームに躍り出ることになる。

西洋哲学ばかりでなく東洋哲学にも目を向けておくべきだな。

2019-10-27

若くない人たちの容姿肯定する表現もっと増やしたい

SMAPの人たちに対して「大人の色気たっぷり」とかい表現が使われていることに違和感を覚えた。

40歳を過ぎた人にとって「大人の」っていうワードがほめ言葉になるって変じゃないか? いや確かに大人ではあるけども、社会的には20歳精神的にもだいたい25歳過ぎたらその後はずっと大人じゃん。てことは40代の人に対して「成人後の色気たっぷり」と表現してるようなもので、それって誉めるどころか逆に「色気については成人しているという以外に特筆すべき点がない」って言ってるみたいで悲しくなる。

じゃあなんて表現するのがいいのか考えたんだけど、昨今の40代は熟年って感じもしないしSMAPは渋いって感じでもないし、勿論かといって若いわけでもないし、うーんまあそうだなー🤔 経年感出してみる? エイジング感? エイジングの類語をひいてみたらやっぱり「熟成」って出てきたけど古くさいイメージにはしたくないんだよね。日本エンタメとかカルチャーメインストリームにいるのは21〜32歳くらいだと思うからその世代との断絶はしたくない。だから「枯れた」でもないし、そうだなー「深みがある」とか「重厚な」とか「余裕のある」とかかなあ🤔

まあとにかく、若くない人たちの容姿を「大人の」なんてお茶を濁すことなく、かと言って老人扱いもしない表現もっと増えるといい。いい歳した女性に対して「大人かわいい」とかいうのもやや気持ち悪く感じるので、なんかないのかね、他のいい言い回しが。

2019-10-25

anond:20191025143421

あたまわるいな

メインストリームオタクなんじゃなくて

1,ある程度の体力があって

2,性交渉をしてなくて

3,広告かに扇動されやす

からオタクターゲットにしたポスターが作られたんだぞ

anond:20191025142726

それは、今の献血者のメインストリームオタクからなんだよ。。

ターゲット層に一番受けるポスターを選ぶのは当たり前のことじゃないか

2019-10-01

anond:20191001091410

流行ってるどころじゃなくてメインストリームやな。

価格帯が今までの2倍くらいになってエロ絵はそのままに出来るってメリットのせいでワイの大好きなジャンル作品めっさすくなくなってるって弊害まで出てきてる。

windowsゲームやる習慣があるboyがそんなに多いのかって驚く位には。

2019-09-28

anond:20190928201934

そいつらは所詮メインストリームになりえず非難ばかりを受ける少数派だ。

いわば現代に細々と生きるネオナチKKKと同等。

そんな奴らの話をまともに取り合うか?笑い飛ばすものだぞ。

2019-09-07

みんなは日韓関係のゴールをどこに定めてる?

ネット見てる限りは、仲直りしようよ派から国交断絶しよう派、戦争しようよ派、民族浄化すべき派まで様々だけど、どの辺がいい塩梅なんだろう。

さすがに民族浄化過激派な気がするけど、日本メインストリーム戦争しよう派なのかなとTwitter見てる限りは思うけど。

2019-08-27

久しぶりのマビノギ

オンラインゲームマビノギ」に久しぶりに復帰した。私がこのゲーム出会ったのは今から11年も前。マビノギ4周年の頃だったと思う。初めてティルコネイルに降り立った時の高揚感が懐かしい。

久しぶりに復帰したと書いたがメインストリームの進行具合から行くと「マクベス」の途中で止まっていた。もっとも、ガッツリプレイしていたのはシェイクスピア実装前くらいまでで、それからは時々覗いていた程度である。この頃からペットにしても、ストーリーにしても「世界観どうなってるんだ」と思うことが多くなり徐々に心が離れてしまったのであるG1〜G3のリニューアルエルフジャイアント物語廃止があったのもこの頃だったろうか。私はトリアナサーバーだったが、ルエリに統合になったのもマイナス点だった。要は大きくマビノギが変更されたあたりからやる気が失せてしまったのだ。

さて久しぶりのマビノギ、あまりに要素が多くなってしまった。スキルも増え、クエストも溜まっている。驚いたのはキャラの成長があまりに早いことだ。つまり昔に比べて育成しやすいようなボーナスが増えたのである数字ランクまでは1時間もあれば余裕。あっという間に1ランクだ。苦労して集めたAPも湯水の如く降ってくる。時間をかけて育成するのはもはや時代遅れなのだろうか。

昔は良かったなどと軽々しく言いたくはないが、やはり私は始めた頃のマビノギ雰囲気が好きだった。ギルドに入り、皆でダンジョン攻略したり、駄弁ったり、スキル上げをしたり……。メインストリームもやはり初期のドキドキ感に欠ける。物価は上がりすぎているし、スキルは複雑さを増してしまった。そういえば、ムーンゲート、マナトネル仕様変更も設定からいくと矛盾しているといえる。便利にはなったが、やはり設定を大事にしてもらいたかった。

ここまで批判的なことを書いてしまったが、今のマビノギが嫌いなわけではない。久しぶりのプレイであったが、やはりマビノギ面白かった。色々変わってしまったし、放置要素も増え、ある種流行りのゲームに寄せている感は拭えないがこれほどまで完成度の高いゲームはそれほどない。昔のようにバイトをしたり、釣りをしたりとまったりプレイするのもまだまだ可能である生活スキルを上げるのは昔よりは楽になったとはいえやはり手間だ。新しく追加されたストーリーもなんだかんだ面白味はある。最近私はメインストリームを進めながら、タルティーン農場での作物栽培を楽しんでいる。

うそう、この間メインストリームを進めるにあたってどうしても1人じゃできないミッションがあり野良パーティー募集した。何もかも変わってしまったし、自分自身浦島太郎でマビの慣習がどうなったのか分から心配だったが手伝ってくれた方のノリというかチャットの仕方は10年前とほぼ同じだった。恐らく昔からやっている方だろう。ゲーム仕様は変わっても、人は変わらないんだなと実感した。

フレンド欄は真っ赤であるし、今後昔のようにギルドに入ることもないだろうがまたまったりエリンでの暮らしを楽しみたいと思う。もちろん現実世界生活バランスを考えて。

2019-08-16

anond:20190815192947

レス職人AA職人フラッシュ職人さんたちがいなくなってYoutuberさんになったのかな。

面白くて博学でクリエイティブな人たちがみんなが掛け合いで面白いことして話題になって流行になって、みたいなのはなくなったよね。

アプリとかWEBサイトとかも超便利超すごいこんなの無料でほんとにいいの?みたいなのが減って

広告広告広告、そして広告炎上してもPVがとれれば勝ち、コピペだまとめだ、個人情報集め、ねずみ講ウイルスまがい、

情弱から1円ずつ集めて大金持ち、ガチャ課金で大儲け、みたいなつまらないもので埋め尽くされてしまったね。

インターネットの中心は今は中国らへんにあるのかな。日本の人たちはインターネットから離れて行ってるような感じがするよ。

GoogleAmazonはもちろん道具として使うけど、それだけになってきた感じ。

Webサイトブログが衰退してくるとはてなメインストリーム話題で盛り上がりようがないよね。

嫌中嫌韓ポリコレ氷河期煽りとか生活苦の嘆きと広告に埋め尽くされてゆっくり滅びゆく道を歩いているように見えるよ。

2019-07-26

『天気の子』ってどう考えてもエロゲじゃないよな

敢えて当てはめるならたぶん田中ロミオいちばん近いだろうけど、

そのロミオ異端とは言わないまでもエロゲメインストリームにいる作家ではないわけで。

というか新海誠自身ゲーム文脈人間ではあっても決してエロゲ文脈人間では無いんだよな。

内容的にもエロゲとの親和性は決して高くない。

かに終盤の飛躍は泣きゲーっぽいと言えなくもないだろうけど、

序盤のあの猥雑さはエロゲにはほとんど見られないよ。

そもそもセカイ系」をエロゲを通して説明しようというのが謎で、

一部では『AIR』だとかをセカイ系とみなすこともあるみたいだけど、

いわゆる「三大セカイ系」のチョイスからしてもエロゲは傍流にすぎないでしょうよ。

なによりその三大セカイ系新海誠自身の『ほしのこえ』があるんだから

新海誠はずっと「新海誠的な作品」を作り続けているにすぎないんだよ。

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