はてなキーワード: ベンチャーとは
https://anond.hatelabo.jp/20181005233454
↑これを書いたものです。書いたとおり会社を離れることになり、次の職場も決まっている。8月から9月いっぱい活動し、複数社内定をいただいた。アラフォーのジョブホッパーだが、人生の中で最も就職活動がうまく行った時期だった。別に自分が優れているわけでも何でもなく、超売り手市場の売り手職種だったというだけである。しばらくは転職したくない。
以前高内定率のハイスペックジョブホッパー増田がバズっていたが、自分は平凡なおっさんジョブホッパーなので、多分この増田は誰かの役に立つと思う。
※例によって身バレすると現職と次職と面接受けた会社に迷惑かかるのである程度ぼかす。
はてブもGoogleもすっかりアフィスパムに汚染され、ビズリーチやワークポートへのアフィブログばかりだったから。増田に書いたのもタダで拡散するため。
正直、並レベルの実力があるWebエンジニアならエージェントやビズリーチを使う必要はない。ヘッドハンティングがほしければ、Wantedlyにレジュメを登録して、Qiitaに何個か記事を投げておけば勝手に来る(役に立つかどうかは保証できないが)。
Qiitaじゃなくて増田に書いたのは、Qiitaはテック系の記事を投稿すべきものでQiitaにある転職系の投稿は全部ゴミだと思っているから。そもそも規約違反だしね。
エンジニア転職の定番である。ここにレジュメを登録しておくと、確度の高いスカウトが来たり、「気になる」が届いたりするので、これを利用して気になった会社とコンタクトを取りカジュアル面談をする。
職務経歴書&ポートフォリオも書面ではなくWEB(今流行りのサーバーレス)で作った。個人情報もあるので認証付き。去年あたりはやったOSS職務経歴書はやっていない。
試しに何社か自分から気になるを押してみたがほとんど反応なかった(自分がポンコツだったからもしれないが)。基本的にオファーを待つサービスである。
去年上場時にDCMA悪用で炎上したWantedlyである。はてブにいる理想主義者の人達はこのサービスを嫌うが、正直なところ代わりになるサービスもないので使った。採用側のときも使ってたし。
ここもレジュメを充実させて、ポートフォリオへのリンクを張ってスカウトを無制限に受け取るように設定。スカウトが来た会社の中で、特に気になるところにコンタクトを取ってカジュアル面談をする。社員数名のガチスタートアップから、上場したばかりの有名ベンチャーまでいろいろなオファーが来る。流石に創業メンバーをWantedlyで募集しているようなところはお察しなのでスルー。
この2つで合計15〜20社ほどとカジュアル面談し、数社を除いてほぼ「ぜひ本選考に来てください!」となった。旧来的な転職活動の書類選考はほとんどなかった。というか、レジュメとポートフォリオのおかげでほぼ書類はパスできていたと思う。いちから自己応募をせずにダイレクトリクルーティングを最大限に活用した。
今回は転職エージェントは使わないと、固く心に誓ったのだが、Wantedlyに以前から登録してたり、会社ブログを書いてたりしてたせいか何社からメールが来たり、会社の電話に連絡が来たりした。
正直なところ、数千万プレイヤーでもない限りこの手のサービスを使う意味はないと思っているのだが(実態は単なるプッシュ型エージェントだし)、興味本位で数社ほど会うことにした。結果1社だけいい感じのカジュアル面談をセッティングしてきたので、それだけ会うことにした。
上記の通りヘッドハンターは1社だけあったが、転職エージェントは使わなかった。以前の転職活動のときに、的はずれな会社を紹介され続けたのですっかり嫌になっている。採用側から見てもアレな人の紹介が多かったし。
ジョブホッパーで転職なれしているせいで、レジュメの添削も面接対策もスケジュール調整も年俸交渉も不要で、自分にかかる高額な採用費のほうがマイナスになるからである(Greenもそれなりに高いけどね)。
あれは一見すると採用側が負担するように見えて、実は最終的に求職者側にも見えない形で金銭的負担がかかる。交渉無しで全社希望額よりプラスでオファーをくれた。転職エージェントは基本的にポジショントークしかしないので、あまり頼らないほうがいい。ただ、大企業に行きたければ意味あるかもしれないが。
実は転職活動を全くしていなかった頃に知人に誘われたのだが、今回あえて連絡を取らなかった。
リファラルはM社(田町)やM社(六本木)のようなエリートベンチャーが、ハイスペックエンジニアを採るのにはいいかもしれないが、自分の場合その知人の会社に会いに行く→不採用or辞退なんてなったら気まずいので行かなかった。
ちょうど自分が活動を始めたとき、某有名フロントエンドエンジニアがTwitterで仕事くれと言ったら大量のDMが届いたそうである。ハイスペックエンジニアならこの方法も有効だが、業務以外に大きな実績もないエンジニアには無関係な話である。
以前は使ったのだが、例えば@typeやDODAなどは全く関係のない職種のメール爆撃がひどかったし(東建コーポレーションと夢真ホールディングス、あと外食やドライバーとか)、ビズリーチは圏外。FindJobはGreenやWantedlyに比べて求人の質が下がっている気がする。リクナビNEXTは行きたい会社がまったくない。Miidasは眼中になかった。
転職ドラフトは長い長いレジュメを書かされる→レビューでやり直し→オファーが来ても通常の採用フローに回される、というのを見て工数オーバーだと思って使わなかった。通常の採用フローがある時点でドラフトでも何でもないやん。
東京でWebエンジニアがハローワークで本気で仕事を探すことなんかあるんだろうか(嫌味でも何でもなくて素)?
東京以外で何回か利用したことあるが、求職者相談に関してはいっその事民営化して、悪名高いR社にでも委託したほうがマシな気がする。少なくとも金がかかっている分彼らのほうが真剣であるし、失業保険だけせしめるだけで就職する気のないような輩は追っ払ってくれるだろう。
以前の転職活動は自分から辞退することはほとんどなかったのだが(選べる立場じゃなかった)、今回は落ちることも少なく多忙を極めたため、何社か辞退することとなった。
ほとんどの会社がコンタクトから1営業日程度でアポイントを返してきていたのだが、何社かは信じられないほど遅い会社があった。
余裕のをとり広く日程を提示したにもかかわらず、返事に1週間もかけてよこしてきたり(当然他社のアポイントが入っている)、相手側都合で約束していた日程が合わなくなりリスケ依頼してきたり(当然他社のアポイントが入っている)。こういうところは人事が回っていないか、面談するエンジニアを用意できないかのいずれかで、入社してもいいことがなさそうなので辞退した。
自分の面談は自分の業務終了後希望しておいて勝手なのだが、流石に深夜未明とか日曜日にメールを寄越してくる会社は、労働環境に問題がありそうなので辞退した。休むときは休むべきである。
自分側の問題だが、ハイスペック系やフルスタック系を求めてくる会社もカジュアル面談の時点で辞退した。まず次の選考が通らないし、間違って採用されても多分自分が苦しむことになるから。そもそもなぜ自分にスカウトを出してきたのかが謎だったが。
辞退以外のお見送りが3〜5社ほどで、内定が2〜4社ほど。それ以外は選考中に辞退。上に上げたような理由がなくても、スケジュールが合わずに辞退した会社もある。
内定をくれた会社はいずれもレスポンスが早く、スケジュール調整もかなり早くしてくれた。辞退防止のためか人事もかなりフォローを入れてくれる。新卒はかなり辞退率が高いそうだが、中途採用も高くなっているのであろう。最終的に辞退する会社には申し訳ないが、丁寧にお詫びするつもりである。
年収も30〜70万円ほど上がった。現職と同じから+50ぐらいで希望していたが、思いの外高く評価いただいている。あとフレックス制や副業OKやストックオプションなど、福利厚生や労働条件も今どき風になった。しばらくは転職したくない(2回目)。
なんかトラバでフリーランスがどうのとかって言ってるけど、自分がフリーランスになってもせいぜい800〜900万前後の年商(年収ではない)をうろうろすることになり、社畜で500〜700前後でうろうろしたほうが楽だと思ったので社畜を続けることにした。技術ゴリゴリの人とか金金金の人ならいいんだろうけどね、そういう人は楽勝で1000超えるしw
あと年収1億のやつが転職サイト使うわけ無いだろ、少しは考えろw
バックエンドはどうだと言われてますが、スキルによるが基本的にフロントエンドよりも年収は高いです。フロントはHTMLコーダーレベルの人も含んでいて参入障壁も低いしね。領域が違うので単純比較は難しいですが、同じぐらいのレベルの人で50〜150ぐらいの差はあるんじゃないでしょうか?
ただSSRとかBFFとかその辺を出来る人は逆に年収高くなります。あとサーバーレス。この辺をちゃんと出来る人(開発から実運用まで考えられる、例えばCI周りとかね)はバックエンド一本の人よりも年収高くなりますが、フルスタック的なスキルを求められるので並レベルではなくなります。
あと職種関係ありませんが、年齢行ってるとある程度マネジメント経験求められます。正直なところ技術的なとんがり度では若者に勝てるわけがないので(フロント界隈の有名エンジニアは皆20代)、この辺で勝負していく必要があります。年齢的な不利は老獪な社畜力で乗り切りましょう。
【きっかけ】
3.中高大学と恵まれてしまったためとにかく優秀な人と過ごしたかった
【顛末】
・Mイダス
A社、広告関連のベンチャー。SEでも営業でもいいよと雑多な募集。初めて面接を受ける。裁量労働制で魅力的だと思った。営業で内定をもらうが年収50万円は下がりそうだったのでのちに辞退(承諾せず)。
サービスのコンセプトは面白いが、いかんせん聞いたこともねえよという中小企業や、「サービス系」企業が多い。他の求人サービスもそうだが、人材紹介会社や保険営業の求人が多くて「アッ」であった。
・Rナビエージェント
B社、Rクルート出身40代のいかにもマージンベンチャー。事務で応募。一次面接は余裕で突破するも、いかリクな感じが微妙だったのと、新規性を感じなかったこと、SPIを受けるのが面倒だったことがあり辞退。
求人量は豊富だが、書類応募勧奨が激しすぎる上に一次面接辞退はほぼ不可。初めて転職しようとすると書類が通過する案件が意外と多くて詰む。給料アップ案件は公務員のせいかほぼ提示されず。エージェントと話したことはない。最初のキャリア面談みたいなものはコンパスになったかなと思う。
・Dーダエージェント
C社、比較的長めの中小広告関連企業。一次面接でうまく受け応え出来たかと思ったが、あえなく散る。
エージェントとは何度か話したがどうにもこちらのキャリアプランが伝わっていないような案件ばかり。公務員だからか年収ダウンかついかにも「事務員」の仕事ばかり。担当エージェントが時短勤務で、フルタイム勤務の自分にはちょっと相談出来る時間帯が険しかった。案件豊富だがRの方が豊富かもしれない。あとメール多すぎてウザい
・Wークポート
特に何も受けず。エージェントも案件数も微妙。おすすめしない。
D社、エージェントから紹介で受けた新規サービス系スタートアップ。なかなかいいと思ったが、いかんせん一次面接までに御社のことをあまり勉強できず、自分のキャリアビジョンも曖昧でアピール不足。当然落ちる。
E社、エージェントから紹介で受けた通信系ベンチャー。D社と同じような敗因。1日で複数社面接を受けるのはいけない。
F社、エージェントから紹介で受けた教育系IT関連中小企業。筆記試験(敬語や算数のペーパーテスト、ドン引き)はあるし、同日の一次面接では「2人目のご予定は?」となんでてめえに答えなきゃいけねえの? という質問多数。配偶者の仕事も事細かにエージェント経由で聞き出そうとしてくる。辞退。
Bズリーチはエージェントも良し悪しだけど基本的に上から目線感があってめんどくさかった。書類通過しないと企業の人と直接やり取り出来ないのも残念。案件の質は他より高いが何でもかんでも受けられるわけではなく、ポテンシャル採用的な扱いを受ける公務員には不向きかもしれない。
G社、Fintechスタートアップ。ここら辺まで来ると自分なりのキャリアビジョンを話せるようになってきており、マッチングしてますよアピールを大切にしてみた。コーポレート系のある職種で内定。辞退する。
H社、G社の同業他社。この業種は魅力的だが、魅力的でなくなるのも一瞬かもしれない、というのが両者の共通点。さまざまな事件は大した問題ではないが、今後ワクワクしない系業種になるかもしれないあたりが不安であった。コーポレート系のある職種で内定。辞退。
エージェントに比べて博打ではあるが、ピンポイントで業種を狙えば内定まで行けることが分かった。ジョブチェンジ等ポテンシャル扱いで転職に挑む場合意外とBズリーチの自己応募は穴場かもしれない。セクハラしてきそうな会社も避けられる。
I社、Fintechスタートアップ。H社G社とは別業態。自社プロダクトへの愛や、メンバーの温度感、空気感から惚れ込む。正直、ハッタリかました部分も大きいが、やっていきたかった。コーポレート系で内定。年収100万円近くアップオファーもあり承諾。
ココロオドってしまって悔しいが、スタートアップがいいかなと思い始めてから使ったので有用だった。会社の人とカジュアルに面談出来るのはやはり楽。SNSダシネー。まあ条件提示とか一切ないまま受けたけど、公務員からスタートアップいきたいとなるとそのくらい雑な方が良かったと思う。
【感想】
公務員から何になりたいのかによる、というと身も蓋もないが、演出は大切だと思った。元からガジェットやらWebサービスやらに興味があったことと、情報系の学部を出たこと、公務員生活で法令や数字に強くなったことを訴求できたのが、自分のジョブチェンジの成功ポイントだろう。
公務員から民間なんて技術も資格もないし無理だと去年くらいまで思っていたが、割となんとかなってよかった。書類通過して面接受けた企業だけ書いていて、書類落ちや書類通過からの面接辞退もあります。フォーカスのない転職活動は消耗しまくるだけだとも学べた。
平成が終わり,新たな元号が始まろうという2019年4月に,私はありがたくも社会人としての生活を歩み始める.
19卒と呼ばれる私たちの世代は,多くの企業が先日内定式を済ませ,残りの学生生活の少なさを感じ,やり残したことがないかと振り返っている.
やり残したことと言えば,私は就職活動において大きな失敗をした.
その失敗について,少しでも後輩の役に立てればいいと考えすこし書き残しておきたい.
私が就活に失敗した原因は何より「成功者のアドバイスを鵜呑みにしたこと」だった.
私は昨年10月に研究室に配属され,11月にもなると先輩からは「就活してる~?」と迫られていた.
他の業界に比べかなり内々定を出すまでのスピードが早く,一番早い同期は8月のサマーインターンシップで既に結果を残し,内定を獲得していた.
その時点ではさほど焦ってもいなかったものの,ある先輩に第一志望は?と聞かれて某ITベンチャーを答えたところ,その場で調べられ,すでに説明会や選考が始まっていることを告げられた.
そして私はその場で申し込みをさせられた.いきなり,第一志望の面接に臨むことになった.
そして,当然落ちた.なんせ面接の対策は学校で行っているものが全くと言っていいほど役に立たなかったからだ.
その結果を先輩に伝えると,「面接は場慣れだからね~」と軽くいなされた.
その後も志望動機の添削やや面接練習を行うたび,「この時期成果物無いんじゃどこも取り合ってくれないよ」「企業は学校じゃないんだよ?」などとあらゆる否定をされる.
そんなことを言われてもその先輩を信じていたのは,有名なベンチャーに内定をもらっていたからだ.
その先輩は成果物もあった.面接官を魅了する話術があった.だから,内定を獲得できたんだと考えていた.
そんな中,あることにお祈りメールが10通ほど届いたころに気づく.
先輩は大学院生だった.そりゃ当然成果物が必要で,大学院にまで行って成果物あげてない人間は流石に相手にされないだろう.
しかし私は学部生だった.就活してるタイミングなんて研究すら始まってないんだから当然成果物なんてない.
単純に戦い方が違ったのだ.RPGでいえば,筋肉系のキャラが魔法使い系のキャラに戦い方を教わっているようなものだった.
そこからは吹っ切れて,外野の言うことには耳を貸さずひたすらいろいろな企業を受けて,面接慣れして,内定を勝ち取った.
当たり前のことを何をつらつらと書いているんだとツッコミを受けそうですが(笑)、
自分自身が自社や他社を見て感じたことを備忘録的に書いてみます。
中には理想論のように見えること、時にはそうせざるをえないこと、
ベンチャーだからこそ許されてしかるべきこと等もあるかもしれませんが、
組織の中にずっといるとその異常性に気付かないようなことや、
モヤモヤしつつも誰も異を唱えられなくなっていたりするようなことを、
改めて見つめ直してもらえたら幸いです。(もしくは、あるあるネタ的に捉えてください笑)
また、ベンチャー企業において、起業黎明期、拡大成長期、転換過渡期等のあらゆるフェーズを、
社員、中間管理職、役員、子会社社長等の様々な立場で見てきて感じたこと、
そして自分自身、下記のうちで実際に出来ていたことは決して多くないので、
その自責の念や悔恨の思いで書いたというのも正直なところでございます。
-----------------------------------------------------------------------------------------
→常にビジョンをぶらさず、口頭や文面等で全体に伝え続けるべき
→常に社内をしっかり見て、コミュニケーションにも時間を割くべき
→コスト部門という考え方を捨て、部毎の評価基準も別途作るべき
→重要な決断の際にはきちんと情報を収集し、しっかりと検討を行うべき
⑤派手な私生活、素行の悪さ、ワークライフバランスの崩れ等を見せてしまう
→私生活でも模範となり、そのライフスタイルも憧れられるようにすべき
→そういう時こそ早さとクオリティで手本にされるような対応を行うべき
⑦組織体制がころころ変わり、目標や計画の意味があまりなくなる
→組織としての在り方や評価基準を設け、目標や計画を意識させるべき
→任せる範囲をある程度絞り、個人の専門性も高められるようにすべき
⑨案件を選ばず、すぐにお金になりそうな案件や大型の案件に飛びつく
→短期的な売上に捉われるのではなく、しっかりと案件を選ぶ眼を持つべき
⑪採用に時間やお金をかけない、特にリファレルの場合は極端に人物評価が甘い
→少数精鋭だからこそ組織とのマッチングを重視して慎重に採用すべき
⑫社員に対して中途半端に隠し事をする、重要な情報の共有が遅れる
→できるだけオープンにし、小さなことでも即時共有できる仕組みを作るべき
⑬新規事業の結果が出るまでに待てずに、すぐに打ち切ってしまう
→やると決めた事業には、とことん人と時間を投資いて育てる覚悟を持つべき
→意思決定プロセスにも社員を巻き込み、腹落ち感や当事者意識を重要視すべき
⑮社員に対して心無い発言をしたり、無理やり経営者と同じ視点を求める
→社員の立場になって考えたり、社員に感謝やリスペクトの気持ちを持つべき
⑯働く場所や時間を無駄に縛ったり、細かいルールを作ってしまう
→成果を大事にし、性善説や個人の自主性を重んじたルール作りをすべき
→個人の抱えているタスク量を把握し、全体のバランスを考えて振るべき
⑱プロジェクト単位でのフィードバックをせず、反省を次に活かせない
→改善のための振り返り等を頻繁に行い、個々が成長できる仕組みを作るべき
→情報共有のためだけの会議はせず、人数も必要最低限に絞るべき
⑳クライアントやパートナーよりも自社の利益を一番に考えてしまう
→外に対しても嘘をつかず誠実に、長期的かつ良好な関係作りに努めるべき
-----------------------------------------------------------------------------------------
もちろん経営は綺麗ごとばかりでは成り立たないですし、
いろいろ有って2年ほど努めた会社を離れることになった。職種はWEBエンジニア。主にフロントエンド担当、ポジションとしてはリーダー格。所属会社はいわゆるWEB系ベンチャー。
何社も経験しているジョブホッパーだが、スキルや経験はこの会社で一番貯めることが出来たし、一緒に働いてきた仲間はいい人たちだったので感謝している。しかし事業の方向性と自分の方向性がずれ始めたので会社を離れることになった。
この会社では採用も担当することが出来、そのおかげか今回の転職活動は人生で最もスムーズで、かなり質の高いオファーを複数もらうことが出来た。どこも魅力的な会社で高い評価を頂いているので、辞退する会社には正直申し訳なく思う。もちろん超売り手市場の超売り手職種ということもあり、自分の実力以外の側面も強いのだが。
そこで2回に渡ってありきたりだけど、転職について書きたいと思う。今回は採用側としての視点で書く。
※自分の身バレ以上に応募者のプライバシーのほうが問題なので、ある程度ぼかして書いてます。
100名近く会って実際に通したのは5〜10程度。一次通過率厳しすぎじゃね?って思われるかもしれないが、自分としてはできる限り通すつもりでやった。それでもこの結果だった。
フロントエンドエンジニアということなので、最低限「HTML/CSS/JavaScriptでコーディングできる人」「Gitを使った開発ができる人」という観点でだけしか見ていないのだが、それすら至っていない人が多かった。
「職業訓練校で習ったので、AdobeとHTMLとCSSは出来ます、jQueryプラグインは設置できます。Gitってなんですか?」とか「制作会社でLPを量産してきました。Reactってなんですか?」とかそういう人である。
いくら売り手市場とはいえ、Webアプリ開発者を求めているので、このレベルの人を採用して教育するほどの余裕はない。最低限学習意欲や、キャッチアップする能力があればいいのだが、こういう人に限って「これから頑張ります」という感じなので、正直お断りしていた。
こういう人は本来であれば書類でスクリーニングすべきなのだが、会社自体が有名ではないせいか応募母数が多くないので、こういう人も書類は通していた。
逆にSIerや社内SEからの転向組の方も多かったが、「JAVAで基幹システム作っています、バージョン管理はSVNです。Angularってなんですか?」とか「社内システム開発でベンダーコントロールしてました。希望年収は現職と同じく700万です」とか。もちろんGitHubアカウントなど持っていない。なぜ弊社に応募してこようと思ったのか謎である。
恐らく流行のモダンフロントエンドとRailsでGitHubでPR開発という、ベンチャーによくあるキラキラした部分に惹かれてきたんだろうけど、それにしても準備しなさすぎじゃないですか?この手の人に少し技術的に突っ込んだ質問をすると、大体とんちんかんな回答が返ってくる。
そもそも、いくら応募母数が少ないとはいえこういう人を書類通過させるのもどうかと思う。もうちょっと書類でスクリーニングしてくれと言ったが、自分の意見は通らなかった。ちなみにその上司ももう会社にいない。
上記に書いた社内SE氏もここに含まれるだろうが、それ以外にもこういう人がいた。
「43歳で現在雑用アルバイト。会社のホームページ担当を片手間でやってます(一応paizaではS判定)。ところどころ空白期間あり(聞いたらガチニートだった)。Gitってなんですか?」とか「38歳でコンサル会社でマーケティング担当ですが、技術的スキル手に入れたいのでキャリアチェンジしたいです。スクールでWEBコース勉強してます。Vue.jsってなんですか?」とか。
どちらも普通なら書類落ちレベルだが、前者の方はpaiza経由なので面談確約だし(paiza経由でGit知らないとかギャグかと思った)、後者の方もポテンシャルによっては通してもいいのだが、年齢の割にちょっとキャリアに考えが甘すぎると思ったのでお断りした。
正直なところ、自分もジョブホッパーだしあまり性格がいいとは言い難いし、実はそこまで人柄は見ていないのだが(どんな人にも長所短所はあると思うので)、それにしてもちょっとこの人とは働きたくないなと言う人はお断りした。
具体的には「前回面談で日程勘違いですっぽかしたにもかかわらず、再設定された面談で一切謝罪もなかった」とか、退職理由を聞いたら「上司や同僚とうまくいっていない、自分にはもっとふさわしい職場がある」とか、技術的に少し乖離がありますが大丈夫ですか?と聞いたら「そんなの調べれば出来るし、大した問題ではない」と逆ギレ的に回答してくるなど。
ちなみにこれは全部同じ人。あまりにもひどいので速攻でお帰りいただいた。エージェント経由だったので、一応人柄でこれは駄目でしょ的なフィードバックを返したけど、多分こういう人は改まらないだろう。そもそもすっぽかした人を再面談なんてありえないと思うんだけどね(これは会社批判)。
ジョブホッパーの自分が言うのもアレだが、こういう人は次の職場でも同じ問題で離職することになるだろう。まずは自分を客観視することからおすすめしたい。
その人はもともと難関大学と出て難関資格を持っていて、それなりに高い給与をもらっているハイスペックな人だったが、WEBエンジニアになりたいということで海外にエンジニア留学したといいう人である。
と、ここまで聞けばポテンシャルだけでも一次通過でいいような気もするが、肝心のGitHubの成果物がいわゆるスクールで勉強したものそのままという感じで、あまりクオリティが良いものではなかった。
聞いてみると、その成果物もスクールの仲間で作ったもので、実装は他の人がやっていて、自分はプロマネポジションをやっていたということである。
年齢も若い人だったので「弊社みたいな有名ではないベンチャーではなく、いわゆるメガベンチャー的なところとか受けなかったのですか?あなたならそこでも活躍できそうですよ?」と聞いてみたところ「そういう大きなところでは、自分で手を動かすことが出来なさそうだから考えてないです」とのことである。言ってることとやってることがちぐはぐである。
こういう人に必要なのはスクールに行くことではなく、まず自分がやりたいことを明確化して、実際にそれを実現するには何が必要かを考えることではないだろうか。
正直なところ、無理にエンジニアになるよりも大きな会社で、プロデューサーポジションとかに行ったほうが幸せな気がする。ただそういうところも「意識高い系」はいらんだろうけど。
通した人は母数があまりに少ないのだが、だいたい同じような傾向である
年齢や経歴はバラバラだけど、方向性はだいたい一緒である。正直なところ、実はそこまでハイスペックな人を求めているわけではないし、有名ベンチャーみたいにアウトプット原理主義というわけでもないのだが、ハイスペックな人はだいたい上記が当てはまる。
さてこれだけ頑張って一次面接通しても、最終的に採用に至ったのは2名である。経営者と現場の判断はまた別なんだろうし、うちで欲しい人はよそでも欲しいので辞退もそれなりにあった。
エンジニアはエンジニアリング以外したくない、自分の業務以外はしたくない、という人も多いだろうが、採用に参加するのは自分にもメリットがあるのでおすすめである。
チーム作りとかそういう意識高い的なことでもなく、ひたすら自分の他メリットとして考えても十分有用である。実際に自分の面接官として苦労した話をすると共感を得ることが出来て、非常に有効だった。
id:xlc 人が集まらないのはあなたの会社に魅力がないから、という前提を忘れているんでないかい?
まさにそのとおりで、だからこそ採用に苦労するし、それどころか自分を含めて次々と離職している。ただ今回は自分の採用視点でのナレッジを活かしたいからこういうのを書いた。
リファラルがどうのとマネージャーが言ってきたときは「うちの会社にリファラルで人を採用できるような魅力あると思う?」と言ったらぐぬぬとなっていたw。
採用手当以前に、まずは作っているプロダクトと労働環境を魅力的にしろと。
M社の例の怪文書は採用強者側の視点で、自分が書いたのは採用弱者側の視点。強弱にかかわらず最終通過率が殆ど変わらないのが興味深いと思う。
id:thesecret3 100名も会って採用1~2名なら人材紹介か社長の一本釣りのほうがよくないか?
社長はエンジニアの実務層への伝手はほぼ皆無だし(ビジネス出身だし)、人材会社はエージェントを使ってたけどほとんど効果なかった(M社と同じ感想)。いわゆるヘッドハンターを使うほどの金はないし。エグゼクティブではない実務レベルの人をヘッドハンティングするのは。。。これに関しては求職側編で書く。
JapanTaxi(全国タクシー)について書いた元エントリ(anond:20180927184434)に知らないうちに結構な反応があり、驚いている。要旨がよく分からないというコメントもあったが、要は「会社は乗務員に清貧を求めすぎだ」「アプリで無線配車の回数が増えた」ということである。字数制限で書けなかった。この記事は元エントリの補足が中心で、今伝えたい要旨はない。
乗務員一人だけの車内では、混雑時に無線が来る度に「おい!こんな無線よこすなよ!」「長距離だ!キャンセルするなよ!」という具合で阿鼻叫喚。しかし、短距離だろうが長距離だろうがお客様は皆、何らかの事情があって弊社のタクシーを利用していただいている。お客様と対面するときは、笑顔でやっている。サービス業にありがちなことだが、やはりあまり裏表があるのは望ましくない。
日本交通は、乗務員が心からの笑顔でお客様をお迎えできるような待遇を、乗務員にしていない。別にサービスを売りにしている訳でもない会社とあまり変わらない待遇である。これがよくないのだ、というのが私の意見である。
サービス業に限らず、どんな業界でも、上と現場の間で齟齬は起きているはずである。日本交通におけるそれが、無線配車と運転手の関係だ。もちろん私達もお客様のために必死。お互いが気遣い合って、一度一度の乗車を気持ちよく完了させられれば、もっとこの業界も良くなるはず。運転手にかかるストレスが少なくなれば、お客様が感じるストレスも減っていくかもしれない。
そこで、アプリをよく利用される皆様のために、双方のストレスを軽減できそうな裏ワザっぽいものを紹介する。注文の段階になると「場所詳細」というボタンが現れ、そこに色々書くことができるということは元の記事でも伝えたが、これを利用する。
実際にこのメニューを開くと「建物名」「付け場所」と出てくるが、別にそれ以外のことを書いても大丈夫である。ここでは、電話予約の際に無線センターがお客様から承った依頼を乗務員に伝える際の言い回しを紹介する。ただし、記入欄1つにつき、字数制限は15文字。
こういう時は「乗降時ドアサービス不要」もしくは略して「DS不要」と書くのがよい。全角なのがミソ。やり方は色々あるだろうが、自分がタクシーを呼ぶときは迎え先の欄に「車内待機」、目的地の欄に「DS不要」と書いている。
お客様が来るまで車外待機し、お客様の乗降時にドアを外から開け閉めするサービスは、日交のマニュアルで指定されている。これを社内では「ドアサービス」と呼んでいるが、実際は降車時にお客様が「中から開けてください」と言ってくれるのを期待している乗務員がほとんど。
アプリに表示されている時間はアテにならない。15分とか20分とか表示されていても、実際は行こうと思えば10分以内で行ける。そこで、「時間調整不要」「時間調整禁止!」と書くと、よほど混んでいない限りはアプリで表示された時刻より5~10分くらい早く来てくれる。乗務員にとっても、時間のロスが減るため、かなりありがたい要求である。
実際の所、指定された時間より早く来てもほとんどのお客様は指定された時間(もしくはそれより後)にしか出てこないため、乗務員はそこら辺を遠回りするか、コンビニに寄って飲み物を買ったり車内を片付けて時間調整をすることが多い。お客様の方からそれをせずにさっさと来てくれ!と言っていただければ、乗務員も喜んで急いで行く、という訳である。
配車のアルゴリズムがどうなっているかは知らないが、実感として自分がいる場所と同じ町内には呼ばれないことが多い。例えば、「新宿区新宿」を流している車には、「新宿区大久保」や「渋谷区代々木」からの配車依頼が飛んでくる。空車が少ない地域では100mも離れていない場所から呼ばれることもあるが、レアケース。
https://i.imgur.com/yGMi2rt.jpg
↑の画像でも分かる通り、情報ひとつはカギ括弧の中に収められ、全角カンマで区切られている。これを利用すれば、車載器に自然に反映されるようになる。もちろん、気にしない人は分かるように書いて頂ければそれで大丈夫。
例えば、「新井薬師前駅」に「南向き」で待機してもらい、かつ「ドアサービス不要」「時間調整不要」ということを伝えたいのであれば、2つある欄のそれぞれに
新井薬師前駅」,「南向き
と入力すれば、車載器には4つの情報が送信されてきたように見える。もちろん1つの枠につき15文字の制限は守る必要がある。
https://i.imgur.com/v49tBy5.jpg
アプリ配車だと伝えられる事項が限られるが、電話配車だと↑の画像のようなこともできる。
パターンは様々あるが、建物の色や入り方(バック入庫が必要な場合)、寝坊してしまったときの対処など、細かく注文したいときは、電話で無線センターのオペレーターに伝えた方がいい。どんなに長々とした要求でもしっかり車載器に届けてくれる。
たぶん新型車(ジャパンタクシー)に乗りたい人が多いと思われるが、アプリだと「黒タクのみ」「黒タク優先」となぜか「プリウス」の3種類しかない。これ以外の選択肢は電話でしか指定できない。
ちなみに前述の場所詳細欄に「ジャパンタクシー希望」と書いても意味はない。ジャパンタクシーを指定したい場合は、無線センターに電話で連絡することになる。自分も何度か電話予約のジャパンタクシー指定無線を受けたことがある。ワゴン車(エスクァイアかアルファード)も電話でしか指定できない。
荒技として、「JPN TAXI以外は代車要請」と詳細欄に記入する方法もあるが、代車要請をするとアプリに正しく車両の位置が表示されなくなる(らしい)上、朝はいつまでも車が決まらなくなるため、要注意。代車要請とは車載器のメニューに表示されているボタンの名前で、その名の通りたらい回しされるものである。基本的には事故などどうしようもない状態の時に押すもので、何もないときに押すとその乗務員はクビになる。
何もしなくても無線は黒タクに多く回されるシステムになっているのだが、多少時間がかかってもいいから黒タクに来て欲しいというときは「黒タクのみ」「黒タク優先」のいずれかを選ぶ。車両そのものは色が違うだけで何か特別な設備があるということはないが、乗務員の質が違う。
日本交通を多く利用されるお客様はご存じだと思われるが、社内で基本的な研修とはまた別のサービス研修を受けた乗務員が黒色の車両、すなわち黒タクに乗ることができる。つまり、サービスレベルがより一層高く、ドライバーが新人であれこれ説明しなければいけないということもない…はずなのだが、黒タク資格を得られるかどうかは勤続年数よりも日頃の行いや本人の希望に依るため、乗務経験が1年程度の人が黒タクに乗っていることもある。
ちなみにジャパンタクシーは全て黒(紺)色の車体だが、行灯の「桜にN」の図柄が金色のものが黒タク扱いで、青色のものが黄色と同じ扱いである。つまり、黒は黒でも行灯が青のジャパンタクシーには新人が乗っている可能性があり、目的地を告げた瞬間に「大変申し訳ございません!新人でございます。道のご案内を…」と元気よく告げられるかもしれない。クラウンやセドリックは、黒タクでも行灯の図柄は青色。
別名「四社カラー」。日本交通グループ以外では、km(国際)、大和、帝都も同じ色。いわゆる普通のタクシーである。何も特別なものはない。前述の通り、ジャパンタクシーのうち青行灯の車両も黄タク扱いになる。これをわざわざ指定する理由はないが、無線センターに言えば指定できる。新人ならではのフレッシュさを味わいたい方はどうぞ。1年未満の乗務員は後ドア横に「新人」のステッカーを貼っている。
ちなみに、この車に乗っている乗務員が全員新人かというとそういうわけでもなく、黒タク資格を持っていても車両繰りの都合で黄タクに乗せられることがある。あとは、黒タクならではの縛りが面倒という乗務員は、何年勤務していようが会社から後押しされても固くなに黒タク資格を取らない。
この選択肢があるのがよく分からないが、たぶん一時期のプリウスブームに乗じた物だと思う。実は去年までいっぱいいたのだが、ジャパンタクシーが登場してから急激に台数が減り、グループ全体を見渡してもプリウスはほとんど残っていない。つまり、これを選ぶと高確率で配車に失敗する。自分が把握している限り、プリウスは三鷹営業所とグループ会社の東洋交通に数台ずつしか残っていない(いずれも黄タク)。同じくグループの春駒交通には黄色のプリウスαがいる。
ちなみにプリウスは四隅のサイズが無駄に大きいため、乗務員からの評判がすこぶる悪い。
別に、これでアプリを利用するお客様が萎縮する必要はない。乗務員に良い無線・悪い無線というカテゴライズをさせる会社が悪い。ぜひ、今後も通常通り使って頂いて欲しい。短距離でごめんなさい…と思う必要は別にない。実際は短距離の方が多いし、乗って頂けるだけでありがたいのだから。さすがに無線で410円とか570円は辛いけど。
どこからを長距離とするかは乗務員によっても違うが、4000円(10キロ)を越えると長い部類に入る。10000円を超えると「万収」と呼ばれ、営業所に帰ったあと他の乗務員に自慢できる。
お客様が来るまでにどうやって行こうかな~というのをじっくり考えられるため、心理的負担が少ない。無線のシステムはカーナビと連動しているため、新木場営業所の乗務員が二子玉川まで来て、そこで無線を拾ってしまっても、目的地が設定されていればワンタッチでカーナビをセットできるため、お客様に延々と道を聞き続けて手間をかけさせてしまうようなことはなくなる。短距離でも許せる。
別に長距離に限らず、空車で延々と走るハメになりそうな状況を埋めてくれればいいのである。いま流行のライドシェアの真髄もここにあるのではないだろうか。
例えば、23時頃に銀座から竹ノ塚までお客様にご乗車いただけたとする。比較的長距離なので嬉しい。しかし、0時を過ぎて竹ノ塚から都心への帰り道でお客様が手を挙げそうな場所はそうそうなく、下手すると上野かどこかまで10キロ以上空車のまま帰ることになる。これでは都心で1000円前後のお客様に何度も連続してご乗車いただいたのとあまり変わらない。(そんな時でもお客様を見つけるのがタクシードライバーの腕の見せ所ではあるけれども)
そんなときに西新井→千住と、千住→浅草の無線を立て続けに引くことができれば(そんなことは普通ないが)、それぞれ2000円も行かないかもしれないが、空走りの距離を減らすことができ、結果的に効率は上がる。なぜか世田谷区でよくある。
あくまで代表的な例であって、大泉以外にもこういう場所がたくさんあることは認知している。日交のタクシーは都心に集まるが、例えば世田谷区や目黒区は都心から直接乗り付けてくる人が多いため、アプリで呼ぶとそこから都心に帰ろうとする車が捕まることが多い。しかし、大泉を始めとする練馬区西部は都心からタクシーで乗り付けるとかなり高額になるため、そうでもない…ということである。
大泉近辺でタクシーが集まるのは吉祥寺だが、吉祥寺でも遠いし、あの辺はあの辺で忙しい。日交グループの車もそんなにいないため、JapanTaxiアプリだと捕まらない。
そもそも日本交通は乗務員に都心で営業することを勧めている(実際に都心で営業した方が売上はいい)ため、郊外ではJapanTaxiアプリではなく、東京ハイタク協会の「スマホdeタッくん」を使った方がいいかもしれない。日交は営業所が千住だろうが三鷹だろうが都心にガンガン出ていくが、中小は郊外ローカルで気ままにやる人が多いのが背景にある。
以前ある乗務員から聞いた話では、三鷹営業所では「世田谷番」を設定し、都心に出ずに世田谷区内を中心に営業する乗務員を日ごとに決めていたそうだ。これで需要が多いにもかかわらず日交の営業所がない世田谷区内の需要にもくまなく対応できいたが、営業補償があったかどうかは知らない。ただ、世田谷に営業所を置く飛鳥交通が東京無線から日交にのれん替えしたため、今はないと思われる。
底上げ給を設定してくれるのであれば、一日中郊外の特定地域に居座っていた方が乗務員にとっても気は楽である。都心のピリピリした雰囲気に巻き込まれず、営収を追う必要もそんなになくなり、駅まで・病院までの短距離乗車だって笑顔でこなせる。銀座の金持ちを狙うばかりがタクシーの社会的責任ではない。
配車アプリでUberの進出を防ぐという目標があり、それをタクシーを生業とする自社の社員に担ってもらうのであれば、こうでもして各地域まんべんなく配車が成立する確率を高め、より一層お客様に満足していただけるよう取り組むのが筋ではないか。
アプリを開発したJapanTaxi(株)は、日本交通の100%子会社で、アプリ以外にも無線システムや車載器、あるいはクレカ/電子マネー決済機を開発している会社である。どちらかというとITベンチャーの部類に入る。なぜこの会社が優先配車の980円をもらっていくのかは謎。アプリとお客様は悪くない。会社が悪い。
一言で言って日本のベンチャー支援と名のつく団体や、活動を行っている人たちは、ほんの一部を除いてほぼ支援すべきベンチャーの足を思いっきり引っ張って、迷惑をかけていることを自覚すべきだろう。例えば、
10分でも20分でも、たとえ5分でもきっちり話すためには、それなりの準備が必要だ。特に英語の場合なんか。今、ベンチャーに登壇させるピッチイベントは数多く行われていて「勝ったら賞金ありますよ」「宣伝になりますよ」みたいなことを言って、例えば地方の企業でも気軽に東京に、当たりまえのように交通費もなしに呼びつける。
最近はそれなりに規模の大きなイベントでも登壇者を集めるのに苦労していると思われるが(当然だ)主催者側の都合で呼びつけられるこっちはたまったものではない。
たとえ1秒でも1円でも失ってしまえば事業を続けられなくなるかもしれない貴重な時間とお金を奪っているという感覚を持ち、その上で自信を持って本当にその会社のためになるという強い気持ちがある場合のみ、呼びつけるべきだ。それぐらいの負担を負わせているという感覚を持つ主催者は一体どれくらいいるんだろう?イベントが盛り上がれば、仕事した気分にもなるんだろうけどね。
なぜ僕らが落ち目でやることがなくなりつつある大企業の手伝いをしてやらなくちゃいけないんだ?
ろくに決済権もないような部署のお仕事ごっこに付き合って、だらだら時間ばかり使われたあげく放置されるのが関の山だ。
ある家電メーカーのアクセラレータープログラムの募集要項には「我々の社名があることにより信用力が上がる」などと信じられないようことが書いてあった。毎年のように粉飾決算が発覚し、主要事業を手放さざる得なくなり、中華企業にほとんどの株を渡しているような大企業様の名前が一体なんの役に立つのかわかりやすく説明してほしい。
そんなこと考えているホンダはスゴいぜ
トヨタ、パナや日立あたりでも、目利きしてベンチャーを選りすぐって、資金と機材と技術支援したら、ハゲタカベンチャーキャピタルを蹴散らせるなあ
なぜ日本は人工知能研究で世界に勝てないか 東大・松尾豊さんが語る“根本的な原因” (1/4) - ITmedia NEWS
ホンダの人の転載ブログもそうだが、大企業のもつ役割が変わってきているのでは。
大した挑戦や野心もなく、プライベートで勉強なんかしなくても、ゆるゆると仕事してられるのが大企業で、
技術開発とか、社会貢献とか、自分の作りたいものを作るとか、新しい価値を生み出して、それで世の中に影響を与えるのは中小・ベンチャーの役割なのかもしれない。
みんながみんな、やりがいとか野心とか、そういうのを求めて労働に対してギラギラしてるわけじゃないし、そういう役割分担良い気がする。
大企業の人は、良さそうだなとか、楽になりそうだな、とかそういう技術とかアイディアを発明した中小・ベンチャーにお金出してくれれば、世の中いい感じに回ると思うのだけど。
スタートアップの中には、勢いだけで明らかにすぐ沈没するだろうなっていう無理筋のビジネスモデルが結構ある
結構あるというか、めちゃくちゃ多い
俺はそういう打ち上げ花火的に世間を騙してるイケイケ野郎どもが嫌いで、中々近づかない
そういう会社はバーっと上場して、予想通り上場ゴールで株価がずーーっと下がっていくんだが
その中の人達はさっとその会社をやめて、新しい打ち上げ花火をあげようとする
周りの評価は非常に高く、「上場させたあの人」というキラキラ人材だ
そこではたと気づく、あれ、俺もああいう風に動くべきだったのか?って
勢いあるところに媚びへつらって参入して、上場して花火が打ち終わったら捨てて次へ行く
多分一番コスパがいい
例えばTwitterやFacebookのように、長く価値が続く事業は砂漠の中から針を探すようなくらい滅多にない
ならそれに10年かけるより、2年単位くらいで有名ベンチャーを渡り鳥した方がキラキラできるのではないか
ウンウン悩んで、結局出す答えは「でも俺あいつら嫌いなんだよね」
その答えに、俺は俺に毎度ガッカリするのだ
大手の優良事業会社って、大手SIerに自社システムの面倒見てもらってるよね
つまり非IT系のベンチャーが行きつくべきところは、大手SIerとの取引だ
ある程度事業規模が大きくなったら自社の社内SEだけでシステムの面倒は見れなくなるし、かといって安易に安いソフトハウスやWeb系会社に外注しても、その会社が居なくなったら誰も保守出来ない怪しいシステムが乱立するだけだ
弊社もその例に漏れず、ソースがドキュメント状態のシステムが多数乱立している。このままでは良くないと、最近ブログで目立つ「日本一残業の少ないIT会社」がそういう「他の会社が見捨てたシステムの面倒」を見てくれるとあったので発注してみたら、実際は「日本一仕事しないIT会社」だった。半年で契約を打ち切った
ハロウィンの季節だってことは、地域密着のスーパーやコンビニからショッピングモールから100円均一のディスプレイなどで否応なく気がつく。これまで、SNSの登場と共にインスタ映えイベントが脚光を浴びているのだろう。ウェイ系のハロウィンとオタクのコスプレとで、仮装という点で、クロスリンクするところがあるので、爆発的なところと子供にとっての楽しいイベントと相まっている。クリスマスやバレンタインのように、商業的な理由から日本に紹介され無意識の散財をさせられているような気にならないでも、ない。
一方で、多様な考え方を受け入れづらいという面もある。北海道で地震の後で、各家庭でジンギスカンをしたことについて、一部では眉をひそめる人もいたようだ。出る杭はうたれるということを今まで、見てきた。ベンチャー気質を育てようにも、ベンチャーからお金持ちになるよりは、大企業で上司におべんちゃらを言っている方が生涯年収が高くなると言うシステムで我々は生きている。学生時代から、センター試験・入学試験でSPI3テストなどで高得点をあげて、良い企業に就職することが大切なのだ。企業では、面接で上手にコミュニケーション能力を発揮することが求められているのだ。
両者ともに、雰囲気・空気で決まってしまう。ということがあるのだろう。
タチが悪いのが、権力者の意向にそう空気だ。就職活動での一斉の右ならえのリクルートスーツだったり。
テニスで大坂なおみ選手の活躍についても、車椅子部門の国枝選手の活躍についても、それほど、関心があったとは言えない。活躍してスポットライトが上がると、我も我もとなるものだ。自分にとってのメリットを考えて、それこそ日本人らしく自分の頭で考える人材へと自然と育まれていくのだ。
そのうち、日本の常識もがらっと、変わっていくのかもしれない。