はてなキーワード: フリーマーケットとは
1回で1万円以上の"売上"があるとうれしいが、そんなに売れる不要品があるわけでもなく、1,000円前後のものをちまちま売っている。手数料と送料を引いた額が500円もあればよしとして、これを20回売ればそれなりになると言い聞かせている。
梱包は家に積んであるダンボールやらプチプチやらを再利用しているが、なくなってくるとコンビニでメルカリ対応のダンボールを買い求める。厚みが3cm未満であれば対応しているため、175円で贈れるためこれに合わせた出品物が望ましい。定形外郵便で頑張るのも手ではあるが、他人の住所を書いたり自分の住所を知られたくないため専ら匿名配送にしている。
出品後即半値を提示してくるやつにはあきれるが、100円、200円を値切ってくるのも浅ましさを感じる。買う側の気持ちも分かりはするが、いちいちやりとりするくらいなら買ってしまった方が手っ取り早くはないだろうか。あと未だに「専用出品で」と言ってくる輩はなんなんだ。そこまでして結局買われなかった事例も過去にはあり、公式もやんわり否定しているため今は全てお断りだ。
はてなでは現代の闇市と忌み嫌われる同サービスではあるが、一部の業者じみた出品者を除けばクソでかいフリーマーケットであり、実際に顔を合わせないだけでもまだマシだと思っている。シェアエコノミーなどと美化されて語られることもあるが、フリマのそれ以上でもそれ以下でもないため、いちいち「いいね」の数に振り回されない生活になりたいものだ。
今やインターネットでのフリーマーケットプラットフォームとしては、トップクラスの知名度を誇るメルカリを皆さんご存じであろう。
不用品は外出してリサイクルショップに売るなどしていたからだ。
ここまで書けばお気づきであろうが、私がメルカリを始めたのはコロナウィルスによる外出自粛が長引いたためである。
普段から家にいるものの。店に出向いて商品を見て「いいなー」なんていう機会が減ったというか消失した。
そういった物欲ストレスを解消する場として始めてみたはいいものの、
数週間でやめたくなるほど、メルカリを通して気分を害してしまった。
ここまで実感させられるとは思いもよらなかった。
今回はそういった愚痴や文句に近いものを書きなぐっただけの文書である。
一番いいたいことは最後に書いてある。
読む時間がない人は、下までスクロールして最後だけでも読んでほしい。
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そもそも、メルカリをご存じない方のために簡単に説明しておこう。
広告などのうたい文句にあるように、フリーマーケット(蚤の市)のプラットフォームとして機能するアプリケーションである。
ユーザに対して出品/購入機能を提供し、メルカリはユーザの売上金から手数料をもらうというビジネスである。
出品の流れは大体こうだ。
物のジャンル、名前、商品の傷み具合(新品同様/使用感あり等)を入力していく。
出品機能については、かなり度肝を抜かれた。
写真を撮るだけで商品を判別し、ある程度は商品のカテゴリを自動入力で埋めてくれる。
画像の解析機能の精度は、(もちろん機能しないことあるが)かなり高い。十二分に使えるものだ。
あとは、商品に対する質問などを捌きながら売れるのを待つだけ。
売れた後の流れについては、今回書きたい内容とはあまり関係ないため割愛するが、
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さて、今回各内容は「購入者側」と「出品者側」の両方ある。
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・交渉中の突然の売り切れ
商品の内容について質問や回答したり、値引き交渉や発送方法の調整など、販売に関する交渉に使える機能だ。
まぁ落ちは大体想像付くと思うが書かせてほしい。
とある商品をウォッチしていたところ、購入希望者Aさんが交渉を持ち掛けた
「3つあるうち、1つを3分の1の価格で譲ってもらえないでしょうか?」
セット販売している商品のうち、1個だけほしいので分けて売ってくれという状況。
出品者は交渉に応じるが、3つセットなので割り引いてこの価格にしてある。
ばら売りなら少し割高になるが、それでもよいならと、コメントを返してきた。
実際かなり割安に設定されている。
そこで私も1個だけ売ってほしいと思い、値段を聞いてみた。
これも了承してくれた。Aさんのと同じ価格でよいという。
ほっとした矢先、新しくBさんが追加でコメントしてくる。
まぁもちろんここで私は少し気分を害したわけだが、コメントでいったん返事を書くことにした。
親切心のつもりであった。
そこから2割引きなど、買いたたきが酷いリサイクルショップに持っていったとしてもそんな値段にはならない。
私がそのコメントをした直後であった。
私は混乱した。
しばらく、その方の出品リストを見ていたが、再出品などはされない。
何人かで購入の調整を出品者に持ち掛けている中、
急に金をたたきつけて無言で商品を持って帰ってしまうのである。
失礼極まりない。
二週間後、買いそびれた商品と同じものを見つけたとき、誰が購入したか判明する。
Bさんであった。
出品リストや他の商品のコメント欄でBさんの名前を見て分かったが、
安く買いたたいた商品をメルカリや他で転売して小遣いを稼いでいるらしい。
この件はこれ以上はもう書く気がなくなったのでやめておくが、「呆れた」がこれほどまでに自分の心情を表すのに適していると思ったことは、今までない。
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これはかなり頻度が高い。
とある商品を買った際は、緩衝材もつけずにそのまま封筒に押し込んで送ってきた。
本当にありがとうございます。きれいな丸なので何か活用方法を見つけたいと思います。
この手の輩で一番ビビったのは、銀行の封筒に詰めてくるタイプの人間だ。
メルカリには、住所をかかずとも、郵便局やコンビニで住所ラベルを印刷し、封筒に張り付けるだけで送れる機能がある。
非常に便利だ。(もちろん手数料がかかるが)
郵便局に行き、ゆうちょ銀行のATMから封筒を拝借し、住所ラベルを印刷張り付けそのまま発送。
もちろん郵送に耐えうる封筒ではないため、ボロボロの状態で到着。
他人に対してこういう行為をする人とは、あまり友達でいたくない。
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画像の状態が良かったので、出品者の情報をよく見ずに購入した。
商品の説明ページには、1~2日程度で発送すると記載があるし、
まぁ発送を待とうとゆったりした気分で構えていた。
購入から2日後、発送されない。
3日後、まだ発送されない。
5日後、やっと発送された。
この間、「何かトラブルですか?」という旨のメッセージを幾度か送っているが、無視。
いやな予感はしていたが、もちろん的中する。
発送から7日後、やっと到着する。
おかしい、7日前には発送連絡があったのに、なぜ。
何かあったに。違いない。
しかもだ。
「急いでたのかなぁ」なんてレベルではない。
きっと住所を知られるとまずいような仕事をしているのであろう。
わざと崩して書いてある。
まぁまぁ、届いたから許してやろうと寛大な心で開封したわけだが、
届いた商品は傷だらけで、おおよそ「傷や汚れなし」とはいいがたい。
商品出品時には。傷がない部分だけを撮影しており、傷を意図的に隠していたのである。
メロスは激怒した。お前の目は節穴かと。どこが「汚れなし」なんだと。
もちろん、状態について納得できない旨のメッセージを送信したが、これにも無反応である。
数千円損したが、もうこんな奴に使っている時間が惜しいと、そのまま取引を終了した。
コミュニケーションが取れないのであれば、もはや交渉の余地など残っていない。
メルカリ利用したことのある方であれば、ここまで読んだ時点で1つ突っ込むところがあるであろう。
メルカリには取引完了後に、相手を3段階で評価する。「良い」「普通」「悪い」の3つだ。
また、評価には短いコメントを付けることができ、ユーザの評価は誰でも閲覧可能である。
案の定、今回の出品者には、「連絡がなかった」「商品が説明と違う」などといった被害者の声が寄せられていた。
世の中には金をだまし取っても罪悪感を感じない人がいるんだと。
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さて、購入者側の話はここまでにして次は出品者側で気分を害した話をしよう。
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・無言取引
出品者側で一番遭遇率が高いのはこれだ。
人によっては大した話ではないかもしれない。
出品した商品が売れたあとは、購入者と出品者だけが閲覧できる画面が存在する。
取引画面という。
この画面では、購入者と出品者の2者だけが投稿できるコメントスペースがあり、
商品が売れたあと、私は必ず購入してくれた礼と、発送予定、商品の状態などを連絡する。
普通の人であれば、「連絡ありがとうございます。取引終了までよろしくお願いします。」等、コメントを返してくれる。
が、今まで5割程度の人は取引開始から終了まで無言。一切応答がない。
話しかけられてるのに応答しないなど、こんな失礼なことがあるか?
もちろん、相手がハナから礼に値しないような態度であればわからんでもないが、こちらは礼をもって対応している。
購入してもらってありがたい半面、非常に複雑な気持ちだ。
この件に関しては、「別にいいんじゃね」という方も居るであろう。
実際にやってしまった話だが、
出品時には気づかなかった傷や汚れを、購入してもらってから気づいてしまったときだ。
商品説明通りでないことと、確認用の画像を提示。希望するならキャンセルを受け付けるメッセージを送り、返事を待った。
だが、返事はない。どうしたらいいんだよ。
購入者側で遭遇したのと同様、コミュニケーションをとれないユーザが多すぎる。
人相手に話しかけたつもりが、意思疎通不可能な未確認生命体相手と取引開始だ。
本当にやめてほしい。
結局、この取引はとりあえず発送することにした。
数日後、相手の受け取り評価を見ると無言で「普通」がつけられていた。
もうどうしようもない。
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・受け取り遅延野郎
正直、無言でもスムーズに取引ができれば問題はないのだが、こっちはタチが悪い。
メルカリのシステム上、商品のやりとりの随所にメルカリの操作が必要である。
雑な図だが大体次の通りだ。
発送→発送通知(出品者)
↓
到着
↓
↓
ここで重要なのは、購入者が「受取評価」をするポイントである。
購入者側では、商品の到着後、中身を確認して問題がなければ相手の評価を書き込むという操作がいる。
この操作をしない輩が居るのだ。
メルカリを利用したことがない人であれば、何が問題なのかわかりにくいであろう。
それは、相手が受け取りをしないと、売上金が出品者に渡されないのだ。
メルカリでは、商品の代金が購入者から直接出品者に払われるのではなく、一時的にメルカリでプールし、取引が正常になされているのを確認したのちに出品者に引き渡されるようになっている。
商品が売れたのであれば、早めにお金が必要な人も居るであろうし、輸送中に事故で届かなくなっているのかと不安になる人も居るであろう。
少なくとも私はそうだ。
もし、知らずにやってしまっているのであれば、やめてほしい。
「届いたしあとどうでもいい」みたいな感じか?
きっと飲んだ後のペットボトルを道で捨てたり、スタバの空き容器を自販機横の空き缶入れに詰めていくような人種なのであろう。
まだ遭遇したことはないのだが、追跡不可能な発想方法をわざと選び、あろうことか「商品が届いていない」として料金を踏み倒そうとする輩もいるらしい。
何喰ったらそこまで図太くなれるのか、後学のために教えてほしい。
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・買いたたき野郎
これは購入者側の時にもいたB氏と同じような人種だが、シンプルに気分が悪い。
私が出品するのは、遊び終わったゲームや、カードゲーム類、本などがメインだ。
もちろん、出品前には現在の中古市場の相場やリサイクルショップでの買取価格、メルカリなどでの相場を確認し、状況を加味したうえで適切な価格を設定しているつもりだ。
そんなところに、急に現れるのが買いたたき野郎。
「〇〇円で買います。」(金額は相場の3割引き程度。伏字以外原文ママ)
君は何をいっているかわかっているのかね?
同じセリフを家電量販店やリサイクルショップで言ってみてほしい。
中には丁寧な口調だが急に4割引きを提案してきたりと、強烈な輩もいた。
要求は4割引きだ。
値下げする理由もなく?
買いたい金額で買いますが通用する世界がこの世のどこかにあったのか。
本当に知らなかった。日本のどこで通用するのかを教えてほしい。
まぁ、真面目にコメントすれば、交渉するならもうちょっとうまくやってほしい。
傷があるから下げれませんか?とか使用感多いので下がりませんか?とか。
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・タダでくれ
取引ページにて
「これ買ったので、出品してるこれつけてくれませんか?」
「購入した関連するこれもつけてくれませんか?」
大体、「それであれば、〇円でお譲りしますがいかがしますか?」というと「じゃあいいです」と黙る。
受取評価で「悪い」をつけられようものならたまったものではない。
常識無い行為をされているにもかかわらず、こっちが勝手に悪者にされてしまうのだ。
(自分が付けた相手の評価は、間違ってつけてしまった場合に限り連絡して再評価可能)
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さて、ここまで辛抱強く読んでくれた方にはまず感謝を述べたい。
本当にありがとう。
ここまで書いてみて、自分を客観的に見てみると、やはりかなり気分を害している。
正直、メルカリをやめようと思うこともあったが、あと1か月ほどは続けてみよう。
もし、1か月後また思うことがあれば書いてみる。
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最後に、この手のユーザ同士が商品を売買することに対して、思いを書いておこうと思う。
本来フリーマーケットでは、お互いが不用品を持ち寄り、不用品を買ってくれる人への感謝として安く譲ったり、気を利かして少し高めに買ってあげたり、物々交換をしたりと、参加する人同士の善意で成り立っている場であると考えている。
しかし、メルカリを始めた結果、目立つのは人の悪意や、利己的な感情だ。
特に、購入者が「お客様」的な振る舞いをしているような節がある。
勘違いしないでほしい。
我々は一般人同士で、プライベートで、対等で取引しているのだ。
そこで礼節を欠いたり、サービスを求めたりするのは間違っていると私は思う。
もちろん、そういう人ばかりではない。丁寧に対応してくれたり、こっちの不手際を許してくれたり、優しい人が居たのも事実だ。
今は大丈夫かもしれないが、バランスを崩すと善意ある人たちが離れていき、メルカリ内の取引の質が下がり、自滅しかねない。
ここまで文句ばかり書いてきたが、システムの利便性や、仕組は非常に面白く、価値のある場だと思っている。
少しでも長く利用したい。
愚痴らせて欲しい。
私はオタクだ。
日々推しCPの小説を細々と書き、時折イベントに出て細々と本を頒布しているどこにでもいるオタクだ。
文字書きということでお察しの通り、オフ本の表紙やお品書きやポスターは全てPhotoshopで自分でデザインして作っている。単純に素材をあれやこれやと配置して、写真を加工したりフリーフォントを使ったり、これまたどこにでもいるオフ本の作品だ。
彼女はオタクとは全く無関係の世界にいて、なんならここ数年ハンドメイドでアクセサリーを作ってminneやメルカリで販売したり、フリーマーケット?的な、なんたらマルシェなどのイベントに出て販売している。同じようなことをしているが、私とは天と地、陰と陽の趣味だ。
Aちゃんは私がオタクということは知っていても、まさか現実に存在しない二次元の少年たちの妄想に号泣しながら小説を書き、それを本にして東京で売っていることなど知る由もない。それでも私たちは仲が良い。親友だ。
ある時、Aちゃんが地元でハンドメイドマルシェなるものを主催することになった。彼女は学生の頃からそういった企画が大得意だった。張り切ってAちゃんは準備をしていて、そして気付いた。
フライヤーがクソダサかった。
びっくりした。
インスタのストーリーズで見たアクセサリーの写真にゴシック体を重ねた読みにくいものがまさか配るために作られたものとは思わなかった。しかもAちゃんはそれを印刷所に入稿すると言っていた。え、待ってAちゃん、それ何枚刷るの?え、それインスタのストーリーズで作ったんだよね?そのまま入稿するの?解像度は?Aちゃん?
彼女は将来、雑貨屋を開くことを夢見ている。地元におしゃれなハンドメイド雑貨店を作り、沢山マルシェを開いて辺鄙な田舎におしゃれなママさんを増やすことが夢だった。
そんな夢の始まりのフライヤーがゴシック体で描かれていい筈が無い。
私に出来ることと言っても手持ちの素材集から切り貼りして少し文章を整える程度だが、それでもある程度はマシなものが出来た。私が何故そんなスキルがあるのかとAちゃんは聞いてきたが、こういう仕事に興味があって、とだけ伝えた。
そして出来たものは、マルシェ会場になる施設の写真(使用許可済)(ド曇りの天気を晴天に変えて緑色を明るくしてピクニック感を出した)に、マルシェ名のロゴを入れたシンプルなものだった。
『出店者さんの一人が、内容修正して欲しいって連絡が来た』
私は入稿日の三日前にはデータを渡していた。その時点で一度確認して貰った筈なのに、何故入稿日に言うのか。
だが、修正くらいなら秒で出来るのでとりあえずすぐに直して再データを送った。入稿締め切りは23時だと言っていたが、その時点で18時。余裕だと思った。
『返事がない』
この時点で22時前だった。
Aちゃん、私はね、締め切りを守るために予定をキャンセルした日があったよ。
予定では一ヶ月後だったのに、君が突然週明けには入稿したいって言い出したから、慌てて作ったよ。
Aちゃんからはお礼に、ハンドメイドのアクセサリーを一つ貰った。
そして、そのイベントが大成功したAちゃんはまた私にフライヤーを作って欲しいとお願いしてきた。
前回のフライヤーが大好評だったから是非またお願いと言われた。前回は初めてということもあり、私もなぁなぁにしていた部分があったから締め切りのことはかなりしっかり決めた。
今度のイベントはクリスマスの夜をテーマにしたいけど、同じ施設でやるから同じようなデザインでやって欲しいと言われた。
前回は秋のピクニックをイメージしたので、ならば今回は青っぽい色味でロゴも少し変えようと思って、簡単に作ったデータを送った。
返ってきたのは、前回と同じようにしてという言葉だった。
写真は同じものを使った。色味を変えてクリスマスの夜っぽくしたがダメなのか。
でも前回のは明るすぎてクリスマスの夜感は0だよ。
それでも前回のやつが可愛かったからそっちが良
い。
とりあえず、他の人に聞いてみてと返事をした翌日に、やっぱり青い方でお願いと返ってきた。そりゃそうだ。
私はこの辺りから少しAちゃんのフライヤーを作ることに嫌気が差していた。
この後も三回ほど作ったが、ネットで見た『デザイナーあるある』が本当にあるあるだったと頷いてしまうようなことが山ほど起こってちょっと笑った。
これがついこの間のことだ。
私がAちゃんのフライヤーを作って一年、作ったデザインは五つ。その全てが打ち合わせ通りに進んだことは無かった(割愛します)
次のフライヤーは、最初にマルシェをした施設とまた同じものだ。だが、今回は別のイベントも同時開催でもっと大きなものになるというのは前から聞いていた。
そして一昨日、連絡が来た。
まだ一度も打ち合わせをしていない。
イベントは3月で、成人式あたりにフライヤーを配布したいという話だったからだ。
そして今日、また連絡がきた。
入れて欲しい文章が増えた。
サイズも変えて欲しい。
何もかも変わっても、締め切りは変わらない。
誤解なきように言うと、私はAちゃんのことは今でも大好きで親友だと思っている。今回の件で距離を置こうなどとは微塵も思っていない。
今の時代、スマホがあればフライヤーデザインを作ることなんて簡単だ。スマホで写真を撮って、アプリで切り貼りして文字を入れれば完成する。
誰にでも出来るそれを、自らやりたいと申し出た私はきっと『それをやることが好きな人なんだ』。
見易さやターゲット層の視点なんて関係ない、パパパッと作れるものだ。
オタクの殆どは、書き手に対して物凄い敬意を示す。それは自分もまた同じように苦戦した戦士だからだ。絵描きが字書きを、字書きがグッズサークルを、グッズサークルがデザイナーを否定するなんてことは、私がいるジャンルではあり得ない。
だが、一般人の認識はそうではない。
自分は作れない。でも、あの人は作れる。じゃあお願いしよう。きっと作ることが上手なんだから、パパッと簡単にやってくれるわと、その程度だ。
今回、はてなダイアリーに書こうと思ったのは、職場でこの話をしたところ『でも貴方は好きでやったんでしょう?』と全会一致の意見を貰ったからだ。なんなら、これだけ愚痴って『ウチの年賀状もお願い(笑)』と言われて、この世界はダメだと絶望した。Twitterで日常の愚痴はあまり言いたくないため、ここに吐き出させてもらった。
もしもいつか、貴方が仕事ではないプライベートの場面で似たような経験をすることになった場合、その時は辞めた方が良い。
ここにぶら下げて書く
新卒採用:
雇用問題がひとつのテーマだというのはあながち外れてもいなそう。
陽菜が詐称していた年齢18歳、そして実際の年齢16歳は、それぞれ高校卒業と中学卒業の年齢だ。
不景気による就職難のときに、大卒以上に求人倍率が悪化したのは高卒や中卒だ。
また、夏美さんは「御社が第一志望です!」と叫んでいたが、これは大卒の就職難の象徴だろう。
副業:
本作は副業の話でもある。
須賀が帆高に月給3000円しか出していないということに対して、夏美が「そりゃバイトもするわ」と批難するシーンもあった。
時勢としても副業解禁というターニングポイントが反映されたのかもしれない。
コト消費:
ミレニアル世代の特徴とされるのが、デジタル機器やSNSの活用、そしてモノの所有よりも体験やつながりを重視するという点だ。
服は古着やファストファッションで、他のことにお金を使いたいという傾向があるとされるが、作中で最初の依頼はフリーマーケットだった。
シェアリングエコノミーをイメージさせる面もある。
また、作中の他の依頼も、運動会、コスプレ、花火、お盆の送り火、といったイベント事で、コト消費なのだといえる。
神津島:
この島が選ばれた理由としては、神木隆之介の神と新津誠の津を合わせた島名だったから説、都道府県的に東京都だったから説、キリシタン女性が島流しにされた逸話が残っているから説、などがある。
ここでもうひとつ付け加えたいのが、日本労働組合総連合会、略称:連合の会長、神津里季生からという説だ。
twitterでバズってた50代男性の女性編集者への煽り文句「クッキー焼いてフリマで売ってろ」について。
言った側が意図したことって、たぶんアメリカとかの片田舎の主婦もしくはその文化を真似た日本の専業主婦層が、旦那の稼ぎで優雅に暮らしつつ空いた時間で趣味のお菓子作りして、それを利益度外視の近所のフリーマーケットとかで他の主婦たちと仲良く売るみたいな景色のことだよね。
文脈からも、「編集という厳しい仕事を覚悟をもってする気がないなら、家庭に入って趣味で楽しく女らしくしてろ」みたいな性差別意識丸出しのいかにも昭和のオッサン的発想だとわかるし。
それが「クッキー職人を馬鹿にするな」とか「女だからクッキーって言ってだろ」とか、はたまた「男の作家さんは自分でクッキー作って配ってるぞ」みたいな反論してる人がたくさんいて、嫌味というか当初の目的としていたような差別意識そのものが多くの人に伝わっていなくてびっくりした。
いや、伝わってる人もいるんだろうけどコメントしてる人の反論が全く噛み合ってないのが驚きだ。
そもそも「余暇にクッキーを焼いて近所の主婦と楽しくフリマ」という高度成長期の専業主婦像というのが通用しない世代がネットの主流になってきたのだなあとしみじみと思う。
無職でひきこもっていた俺のところに小学生の甥が遊びにきた。小学生なりに俺のことを心配したようで、これで遊ぶといいと言ってアイボを置いていった。アイボと言っても壊れていて動かない。とりあえず棚に飾っておくことにした。すると、ある夜、寝ているときにクゥーンクゥーンという鳴き声が聞こえた。驚いて起きたがそこには壊れたアイボがあるだけだった。
俺にはそのアイボが飼い主を恋しがっているように聞こえた。壊れたアイボによしよし飼い主のもとに帰りたいのかいとつぶやいて寝ると次はワンワンと吠える声が聞こえた。飼い主のもとに早く返せと言っているように聞こえた。それからずっと夜に寝つくたびにクゥーンクゥーンという鳴き声と、ワンワンという吠える声が繰り返された。
1週間ほどして再び甥が来た。アイボを返そうと思い「この子、飼い主のもとに帰りたいんだよ」と言って甥に渡すと「このアイボは野良犬だよ」などと言う。よく聞くと壊れた状態でフリーマーケットに売りに出されていたという。たいへんなお金持ちの一家が大量のアイボを買い込んで耐久テストと称して乱暴の限りを尽くしていたというのである。
それからも寝ると相変わらずアイボの声が聞こえた。最初は飼い主を探しているように聞こえたが、次第に考えが変わった。このアイボの飼い主にふさわしいのは自分なのだ、と。このあわれなアイボをかわいがってやれる人間はほかにいない、と。
ある夜、寝る前に「これからは俺が飼い主だ」と言った。これで良い夢が見られると思って寝ると、誰かが窓を開けてアイボが逃げる音がした。泥棒でも入ったのかと思い起きて電気をつけると棚には寝る前に置いたままのアイボがいた。窓は開いていなかった。
俺は犬用のケージを買ってきてアイボを閉じ込めることにした。それは俺の初めての恋だった。甥はケージを見て喜んだが、姉は怪訝な顔をした。
オタク系即売会界隈の「値引き交渉に対する耐性の乏しさ」ってやばないかな
値引きを認めないチェーン店とかが多くなって店頭で値引き交渉するって光景は少なくなったが、昔の店舗販売であれば客と店の値引き交渉は良く合ったことだし
基本的に多くのフリーマーケットでは提示された値段は目安で、交渉で値段を決めるのが普通だ
しかし、オタク系即売会では値引き交渉が作者を侮辱するありえない行為ぐらいの反応で、ネットの愚痴として溢れている
繊細過ぎじゃないかな
「値引き交渉」と言うのは労力や作品を否定しているのではないということではないし、作者を馬鹿にしているわけでもない
それに即売会・フリーマーケットって値段のやりとりも含めて、参加者同士の交流を楽しむものじゃないか
同人即売会とかクラフト系即売会そう言うものの認知度が上がっていけばいくほど、普通のフリーマーケットと同じ扱いにされていくし、値引きなんてものは増えていくと思う
昔のように同好同志でやっていればよかった時代ならともかく、これからは、少なくとも「値引き交渉はされるもの」として、考えていくべきなのでは
■平成28年頃
若者が電車内で意味不明な発言を続け、駅員の制止を拒否するという事件が大阪市を中心におとといから20件発生し、大阪府警は今日、芸能プロダクションもょもと興業に対し厳重注意を行いました。
もょもと興行の経営する専門学校もょもと総合芸能学院では4日前、卒業生で現役の芸能人でもある特別講師が成績不良の生徒達に対し、舞台度胸を付ける一環として電車内での一人漫才を課しました。
この際、誰に文句を言われても続ける様にと厳命した事で、これを受けた生徒達は駅員の制止に従わなかったと見られています。
大阪府警は「駅員に従わない場合業務妨害と見做される他、卑猥な題材は迷惑防止条例違反に抵触する可能性も有り、慎んで欲しい」と発表しています。
もょもと興行では代表取締役と特別講師が連名で謝罪文を発表し「この度は私共の見識の浅さから鉄道会社、鉄道利用客の皆様、並びに誤った指導で注意を受けた本校生徒に対し、御迷惑をおかけした事を大変申し訳無く思い深く謝罪します。今後の指導に関しては第三者、並びに本校生徒に対し不利益の生じない様配慮に力を入れて参ります」と反省の意を述べました。
今日は2月4日、恵方巻き巻きの日です。各地の老人ホームや保育園等ではボランティア団体の手で海苔巻きが振る舞われました。
当時の日本では2月4日、全国の小売店が前日に売れ残った恵方巻きを大量に廃棄していました。
それを困窮している人達に届けようと始まったのがこの「恵方巻き巻き」です。
当初はSNSで連携した小売店のパートやアルバイトが行う小規模な慈善活動でしたが年々拡大を続け、最盛期には約10万人の困窮した人達の元に恵方巻きが届けられました。
今では過剰生産が抑えられ恵方巻きが余る事も無くなりましたが、活動自体は当時の思いを知る人や
当時困窮していて恵方巻き巻きに助けられた人達の手で受け継がれています。
こうした運動は海外からも高い評価を受けており、日本以外の国でも恵方巻き巻きが広まる日も近いかも知れません。
アメリカの保護者団体PTSAがおもちゃの対象年齢を調査した所、同じおもちゃであってもアメリカで売られる場合は他の国で売られる場合よりも対象年齢が高く設定されている事が判りました。
これはおもちゃの安全性について調査する過程で明らかに成った事で、アメリカ国内のおもちゃ会社も海外のおもちゃ会社も商品をアメリカで販売する場合は、対象年齢を他の国で販売する場合よりも2歳程高めていたという事です。
これについてアメリカのバラク大統領は「アメリカの児童は他国から知的に遅れていると見做されている。これは国の威信にも関わる問題であり、我々はこの前政権の教育政策の失敗を早急に見直す事を約束する」と声明を発表しました。
一方PTSAでは「アメリカだけではなくドイツに於いても似た傾向が見られた。人口あたりの訴訟件数が高い国を企業が用心した結果ではないか。現在各おもちゃ会社への問い合わせを行っている」と述べています。
男性アイドルのファンクラブ会員の元に、アイドルの名前を騙って自分の体液を送り付けていた少年が昨日警視庁に逮捕されました。
逮捕されたのは17歳無職の少年で、調べによりますと少年は名前を使われた男性アイドルが所属する芸能事務所にアイドルの候補生として所属し、昨年事務所を訪れた際に男性アイドルのファンクラブの会員名簿をコピーしていたという事です。
また「この体液を使って妊娠した」という報告が2件寄せられているとの事で、警察では慎重に捜査を進めています。
一昨日渋谷区で発生した連続通り魔事件の容疑者と被害者を同じ病院に入院させていた事が、本日MHKの取材で判りました。
一昨日渋谷区で合計7人を殺傷し直後に自殺を図った伊藤博文容疑者。
目撃者は救急と警察に通報し、警察が駆け付ける迄の間に非番中だった警官1人を含む3人の被害者が最寄りの病院へ搬送されます。
通報を受けた警察は2台のパトカーで現場に向かう途中、首に刃物が刺さり意識不明状態の伊藤博文容疑者を発見。被害者の1人であると判断し1台のパトカーに乗せて同じく最寄りの病院へ直行しました。
その後目撃者の証言と伊藤博文容疑者のブログの犯行声明文から犯人だと断定されましたが、警察はMHKの取材に「容疑者は現在も意識不明状態が続いており他の病院への移送は考えていない。同じ病院に入院中の被害者には不快な思いをさせてしまうが、事件究明の為にもご理解頂きたい」と回答しています。
造幣局が平成26年から発行していた五十円玉の材質比が定められた比率を逸脱し、銅の割り合いが10%高く成っていた事が判りました。
これは大阪市の自動販売機製造メーカーが新しい硬貨認識技術を試す過程で判明した事で、本来は銅75%ニッケル25%の白銅から構成されている筈の五十円玉が、平成26年以降に発行されたものは銅85%ニッケル15%の割り合いに変化していたという事です。
通常材質比を変更する機会は貨幣デザインそのものを変更する場合に限られます。造幣局では「五十円玉は平成22年から平成25年にかけては発行枚数が極端に絞られていた為、平成26年から発行分を増産する際に何らかの不手際が起きた可能性が高い」との見解を発表しました。
また五十円玉と同じ材質比が定められている百円玉にはこの様な変更は確認されていないという事です。
平成26年度の1トンあたりの価格はニッケルは約1,6900ドル、銅は約6900ドルと価格に2倍以上の差が有る為、組織的な業務上横領の可能性も有るとして警察も捜査に乗り出しています。
フランスのEU離脱から2箇月。未だ続く余波を受けて、現存する世界最古の銀行モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行が経営破綻しました。
イタリアのシエーナで1472年に創業され、現在でもイタリア国内第3位の規模を誇る通称モンテ・パスキ銀行。
実は平成24年から赤字が続いており、フランス離脱以前から他行との合併の噂が絶えませんでした。
イタリア政府は「ヨーロッパの各銀行もユーロ安対策に追われている為、モンテ・パスキ銀行の救済は残念ながら叶わない公算が高い」と発表しています。
フランスが離脱したEUではユーロが暴落し加盟国では銀行の経営破綻が相次ぎましたが、今回の経営破綻はヨーロッパ史に残る出来事と言えそうです。
先月30日、MHKにドラマの原作を提供した経験も有る小説家のN氏が児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童買春)で逮捕されていた事が2日判った。
警察によると、N氏はSNS(会員制ホームページ)で知り合った女子中学生にセックスの見返りとして現金5000円を支払ったが、女子中学生は野口英世の印刷された千円札に混ざっていた1枚の旧千円札を贋札と誤解。なんと素直にも警察に届け出た事がきっかけで本件が発覚したという。
同じ小説家に児童買春の代金として使われた上、中学生から贋物扱いされるとは天国の夏目漱石は何を思うか。
因みに、夏目漱石と新渡戸稲造の旧札は今でも問題無く使えるので読者諸兄は御安心を。
インターネット上の掲示板やSNS等の書き込みをまとめたいわゆる『まとめサイト』の管理人へ宛てて、著作権者を装い引用されている著作物の使用料を請求、金を騙し取っていた男が、一昨日詐欺の容疑で逮捕されました。
逮捕されたのは鹿児島県鹿児島市に住む漫画家黒田清隆容疑者59歳。
調べによりますと黒田容疑者は、インターネット上の掲示板2ちゃんねる等の記事をまとめたまとめサイトから個人が制作したイラストを無断掲載しているページを探し出し、管理人へ向けて著作権者を装い画像の削除と使用料を請求し、従わない場合は少額訴訟を行うという電子メールを送信。この一連の作業をマクロと呼ばれる仕組みで自動化する事で半年間に111016件もの電子メールを送り、内33人からそれぞれ1万円を振り込ませていたという事です。
黒田容疑者は「イラストの無断転載が許せなかった。金は受け取ったが金目当てではない」と供述していますが、自身でも複数のまとめサイトを運営しており、警察はまとめサイト同士のいざこざが動機の一つと見て捜査を進めています。
大手家電メーカー初芝電器産業の長野工場が乗っ取られてから2週間目の昨夜、初芝電器産業は実行犯の要求を一部飲み、今年2~4月に雇用契約を結んだ派遣社員を当初の予定通り年末まで雇い続けると発表しました。
事件が起きたのは3週間前。初芝電器産業宛てに一通の電子メールが届きます。
そこには、派遣社員に対する違法な契約解除を撤回する事、駐車場の利用料金を正社員と同額にする事、シャワー室の利用時間を一人10分まで延長する事等12項目に亘って要求が列挙されており、電子メールの最後には「この要求に従う反応が15日までに確認されない場合、長野工場の製造ラインA~Gのプレス機、L~Oの高温洗浄機の全てを止める」と脅迫が記されていました。
長野工場では製造ラインにアルファベットを脅迫状の通り割り振っており、狙われたプレス機と高温洗浄機は全国の初芝電器産業の工場の中でも長野工場にしか無い特殊な装置です。内部事情に精通した人間に書かれた事は明らかでした。
初芝電器産業では混乱を避ける為極秘裡に調査を行い、高温洗浄機4台の内2台からは何者かが装置内部を弄った痕跡が発見されます。しかし具体的な細工はプレス機、高温洗浄機にも見付からなかった為、犯人の要求を無視して通常通りの操業を続けました。
そして15日。出社した社員がプレス機と高温洗浄機のスイッチを入れた所、全ての機械に於いて犯人の予告通り電源が入らなくなっている事が判明します。今日に至るまで全ての製造ラインが止まり復旧の目処は立っていません。恐らく犯人は、機械が情報を中央コンピューターに送る為に使う回線経由でハッキングし、時限装置プログラムを仕込んだのではないかと見られています。
IoT化された国内最新の工場として一時は海外からも注目を浴びた初芝電器産業長野工場。ここでは再参入第一号となる携帯電話の製造をしています。しかし事前の市場調査の結果の悪さから減産を決定し、年末までの雇用契約を結んだ派遣社員の半数に対して半年前倒しで契約を打ち切ると通告していました。
警察では、犯人はこの派遣切りに不満を抱いた派遣社員2000人の内の何者かである可能性が高いと見て捜査を続けています。
個人が店舗を構える事無くフリーマーケットの様に手持ちの商品を販売できるレンタルショーケース。
ここ東京都中野区のレンタルショーケースが過去数年に亘り覚醒剤の販売とその代金のやり取りに使われていた可能性が有るとして、警視庁は昨日調査に乗り出しました。
先月覚醒剤取締法違法容疑で逮捕された無職の20代男性。挙動不審な様子から警察が職務質問をした所、身元確認の段階で覚醒剤使用の前科が確認されました。職務質問をした時点では覚醒剤は所持していなかったものの、鞄の中から大量のCDが見付かりました。
見付かったのはいずれもアイドルグループM160のCDで、値札に書かれていた5万円という高額な価格、同じ物を5枚も所有していた点に疑問を感じた警察官が「レンタルショーケースで買った」という供述を元に該当店舗に残っていた同じCDを調べた所、ケースの中から覚醒剤1gを発見。
その後の家宅捜索で覚醒剤凡そ50gと注射器、覚醒剤販売人とのやり取りを記した電子メールが見付かり現行犯逮捕されました。
供述によると、まず売り手が覚醒剤を入れた商品をレンタルショーケースに預け、一般の人が手を出さない法外な価格を付けます。その後インターネット上の掲示板や電子メールのやり取りを通じ、買い手に売り場を教えて覚醒剤を提供。こうして売り手と買い手がお互い一度も顔を合わせる事無く覚醒剤のやり取りができる仕組みでした。
今回の事件を受けて警察では、レンタルショーケースを営業する各店舗に身元確認の徹底と不自然に高額な商品がないかを確認させる他、不定期な抜き打ち検査を実施すると発表しています。
GPD Pocketという小型ノートPCを2017年10月中にお届けする。
というプロジェクトがそれだ。
今、炎上し始めたのか。
気になったので、調べてみることにした。
そもそも、GPD Pocketとは、深圳(中国)のGPD社による製品のようだ。
GPD社は超小型ゲーム用ノートPCであるGPD WINなど、
では、どのようなクレームが発生しているのか、
(1)Amazonなどの他店で、安く、既に販売がされている。
(2)他店で販売されている安い商品と、Makuake経由で提供される商品との違いが分からない。
(3)エム・シー・エム・ジャパン株式会社が、コメント欄での質問に全く回答しない。
(1)と(2)については、確かに不思議だ。
クラウドファンディングで出資を集め、開発や製造をしているはずなのに、
なぜ、そのクラウドファンディングより先に、しかも安く、他の流通経路で販売されるのだろうか。
そこで、炎上の理由となっている「流通経路」「価格」「一般販売との商品の違い」について、調べてみよう。
なお、(3)については、企業の姿勢や方針の問題であろうから、ここでは言及しないでおくが、
火に油を注いでいる行為に見受けられる。
調べてみると、多くの流通経路で既に販売されていることが分かる。
海外の通販サイトであるAliExpressでは、GPD社のOfficial Storeで、2017年6月頃から販売がされているようだ。
GearBestやGeekBuyingなどといった、いわゆるデジタルガジェットを取り扱う、海外の通販サイトでも販売している。
日本国内に目を向けると、Amazonだけでなく、GPD社の正規代理店と称する複数の通販サイトが販売を行っている。
秋葉原や日本橋といった場所では、既に店頭でも販売されているようだ。
また、ヤフーオークションやメルカリといったサイトでも、既に多く出品されている。
結局のところ、既に(早いところでは6月頃から)一般販売されている。ということは間違いないようだ。
GPD社のOfficial Storeや海外通販サイトでも、599ドルを定価とし、
そこから割引したり、ケース等のおまけを付属する。という価格設定をしているようだ。
時期によると思われるが、割引によって概ね500ドル程度(送料は別かもしれない)で購入できそうである。
日本国内を見ると、概ね6万円程度から6万5千円程度。といった価格帯で販売されている。
海外通販と比較すると少し割高にも見えるが、定価以下の価格であり、
これまで言及していなかったが、GPD Pocketという製品について、
定価86,400円(税込)
Makuake特別価格 30%OFFの60,480円(税込)(200名限定)
Makuake特別価格 20%OFFの69,120円(税込)
定価86,400円(税込)というのは、GPD社による定価設定よりもかなり高い。
Makuake特別価格とされている価格でも、安いとは言えないだろう。
もちろん、海外の製品が、国内の代理店を通すと高くなる。ということは往々にしてよくあることだ。
だが、複数の正規代理店が存在する中で、1社だけ飛びぬけて高い。ということは珍しいだろう。
価格が高くとも、商品やサービスが異なるのであれば、それは当然であろう。
ということで、エム・シー・エム・ジャパン株式会社が明示している"特有の違い"を列記してみる。
(1)技適マークを取得している
(4)GPD社の製造委託工場への製造ラインおよび出荷試験への監査を実施
(1)~(5)が、Makuakeでのプロジェクト開始時(5月)に明示されていたもの。
これだけ見ると、多くの違いがあり、価格差も納得できるかもしれない。
(1)技適マーク
→6月に最初に出荷されたロットから技適マークは全ての製品にある。
(2)PSEマーク
→6月に最初に出荷されたロットからPSEマークは全ての製品にある。(不備があるとの指摘あり)
→多言語対応のOSであり、初期セットアップ時に日本語を含む多くの言語を選択できる。
つまり、(1)から(3)は、他の流通経路で安く販売されている商品と同じであり、
"特有の違い" ではない。
(4)から(9)までの違いが、定価から約2万円も高くなる理由ということだ。
これを高いとみるか安いとみるかは個人差があると思うが、炎上の理由の一つとなっているようだ。
なぜ、このようなことになってしまったのか。
理由として下記が考えられる。
(1)Makuakeでの本プロジェクトは、クラウドファンディングではなく"前払いの予約"であったこと。
(2)色々と勘違いして、Makuakeでの出資(前払いで予約した方)してしまった方がいた。
GPD社がクラウドファンディング(indiegogoとJD Finance)で出資を集め、開発し、販売している製品だ。
GPD社が、クラウドファンディングを始めたのが2017年2月であり、
当初から「6月中に出資者に配送。7月に一般販売開始(定価599ドル)」とのスケジュールが公開されていた。
(indiegogoでも、配送が遅れたり、一般販売が先行したりと問題があり、クレームが発生していたがここではその話は省く)
では、Makuakeでの本プロジェクトは一体何なのだろうか。
答えはシンプルだ。
「クラウドファンディングで作られた製品の、販売代理店による前払いの予約受付」
商社であるエム・シー・エム・ジャパン株式会社は、本業の通り、
海外製品の販売代理店として、前払いの予約を受け付けただけなのである。
結局のところ、問題の根幹となっているのは、
勘違いして、Makuakeでの出資(前払いで予約した方)してしまった方がいたことだろう。
(1)Makuake経由で提供される商品は、海外で流通している製品とは異なった商品である
(2)Makuake経由で提供される商品は、クラウドファンディングであり、これから開発されるものである
(3)Makuake経由で提供される商品は、エム・シー・エム・ジャパン株式会社以外から購入できない
実際は前述のとおりである。
Makuakeでのプロジェクト説明は、このような認識をさせてしまうミスリードであった。
と言わざるをを得ないだろう。
(実際、あるブロガーが勘違いをし、ブログで謝罪する事態もあったようだ。)
結局のところ、上記のような勘違いをしてしまった方々からすると、
「なぜ、他店で、安く、同じものが売っているのか?」という疑問と、
「他店で、早く安く買えるなら、ここで買いたくなかった。」という意見やクレームが出てくるのも、もっともかもしれない
これが炎上騒ぎの原因といったところだろう。
Makuakeを見ると、
クラウドファンディングという名目で「販売代理店による前払いの予約受付を行う行為」が横行しているように見受けられる。
素直に、販売代理店として予約を受け付ければよいのではないだろうか。
今回のような勘違いを招き、炎上騒ぎとなってしまっては、売り手も買い手も損をするだけだろう。
蛇足ではあるが、Makuakeでは、いわゆる出資や投資ではなく売買契約となるようだ。