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2006-12-08

デジドカ時代の思い出

現在でももっと苦しんでいる人はいるだろうが、私の話を書こう。

デジドカ(IT関連の下っ端プログラマ)をやっていた頃、某地方都市半導体工場に、協力会社の現地作業要員として出張することになった。

お尻(期日)は決まっている。

土曜祝日なし。でも、深夜残業はなかった(工場なので、滞在できる時間が決まっている)。慣れない出張。気ばかり焦り、簡単なミスを連発する。直したと思ったバグが直らない。ヤクザばりの上司笑顔が怖い(そんな上司は夜、ビジネスホテルに帰ってからもコーディングしていたそうだ)。そんな感じで、朝から晩まで工場の応接室の椅子に座り、ノートPCコーディングした(場所がないため)。

朝起きると、鼻の表面の毛細血管から血がにじみ出ていた。拭いても拭いても血は止まらない。そんな朝が続いた。俺も限界かな、と思った。

そんな感じで、一週間が過ぎ、一息つくという意味で、一次請けのメーカー子会社の社員と一緒に飲むことになった。

酒の席では、隣に座っている中年のメーカー子社員の話を聞くことになった。彼は嬉しそうに言う。いかに自分が家族に邪険に扱われているかを。会社が規定している残業時間を越えて作業しないと、現実的に仕事が間に合わないということを。いつも帰宅するのは深夜。メーカー子会社が楽?天国なんてどこにもないのだ。

俺にはなぜ彼が嬉しそうなのかわからなかった。

(そして今でもわからない)

あれから、いろいろあり、プログラマ仕事から距離を置くことになったが、首都圏では、いくらプログラマの募集をかけても応募者が来ないという話を聞いた。ではどうするかというと、地方で募集をかけ、首都圏に逆Iターン的に上京させる。もちろん、仕事は過酷であり、彼らは消耗品である。大半は「脱落」するが、それでも一部は適応するそうだ。まるで戦争だな。

日本人幸せ度数先進国どころか、途上国にも劣るらしい。

団塊Jrとして思うのは、我々の世代で、結婚している正社員はどれくらいいるんだろうかということだ。そして、その中で自分が幸せだと思っている人間はどれくらいいるんだろうか。

世界は理不尽だが、合理的に出来ている。

「彼ら」は甘く見ている。復讐は静かに現在進行形で進んでいるのだ。

2006-09-25

[]あとで考えるとちょっと危なかったかも

このあいだ東京出張したとき、夜ビジネスホテルテレビ見てたら奇声がするので、廊下に出て様子をうかがった。声がしてたのは斜め前の部屋で、廊下からだと「おかあさーん」とか「やだー」と子どもが泣き叫んでるのが分かった。

そのうち泣きやむだろうと思って一度は部屋に引っ込んだんだけど、小一時間してもまだ泣いてるし、日付が変わりそうな時間になってくる。虐待だったりしたらほっとくのはまずいと思って、部屋着のままドアの前まで行ってひかえめにノックすると、ぴたっと泣き声がやんだ。

静かになったんだし、いいかと思ってそのまま寝たけど、翌朝の朝食バイキングでは子どもを見なかったし、あまりにも急に鳴き声がやんだせいで、いまだに気になってる。

だいたいやばい人が出てきたらどうするつもりだったんだ自分。この場合、フロント電話するのが正しい対応なのかな。

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