はてなキーワード: バイナリアンとは
若者の成長曲線は半端なく、おじさんエンジニアは日々恐怖を覚えます。
出る杭はちゃんと打っておきましょう。
Emacs, VIM, zsh, tmuxなど…設定のいじりがいのあるツールは理想の環境を追い求めても終わりはなく、コンフィグはどんどん膨れ上がるばかりです。
それらを「一流のプログラマは、一つの道具にこだわりとことん使い尽くすもんだぜ」とでも言って、ずっとDotfilesのリポジトリばかりいじるようになってくれれば、彼らがプログラミングに費やす時間は減るはずです。
いくらアプリケーションが作れても、低レイヤのことが分からないとダメだと刷り込みます。
「プログラムがどうやって起動するか分かってる? えっ、mainを書けばそれが呼ばれる? あのなぁ、_startというのがあってだな…」
無駄に低レイヤに詳しいおじさん力を活かして、あたかも高水準言語でオレすげーしてるのは、お釈迦さまの手のひらの孫悟空みたいなものだと、思わせていくのです。
そうこうして、若者たちバイナリエディタを眺めて、「ふむふむこのファイルは〇〇だなっ」などと口にするようになったら儲けものです。高機能なIDEを使うよりも、バイナリエディタを愛用しそこに時間を使うようになるでしょう。
安定したプロダクトは、あっという間に習得してしまい、我々おじさんたちが安定するまで四苦八苦して身につけたノウハウは、「あっ、いまはそんなことしなくても大丈夫っすよ。昔は大変だったんすねw」と一笑に付される恐れがあります。
Javascript界隈など、安定しないプロダクトを積極的に使わせるように導きましょう。そこでGitHubにIssuesを上げまくるようになれば、時間を費やさせることができるでしょうし、さらには「このプロダクトはいつまでたってもクソだから、オレがもっとイケてるやつを作ることにしましたよー」なんて方向に向かわせることができれば、しめたものです。
若者の作業スピードの向上はかなりのものです。おじさんたちの体力と作業スピードでは到底かないません。
そこで、「若いんだからそんなこと手作業でやるんじゃない。ツール作っておけば、次からは一瞬で済むようになるだろうっ」と言ってやりましょう。若者がツールを作っている間に着々と作業すませてやるのです。
プレゼンというのは慣れてないと、激しく時間を使います。若者にはイベントの登壇機会を積極的にあたえ、そこで時間を使わせてやりましょう。
「ここで、〇〇って質問きたらどうする? えっ、考えてなかった? いやー、じゃあこれも調べておかないとねぇ」
なんて、いいながらレビューしてあげて、どんどん深みにはめてやりましょう。