はてなキーワード: ノーベル財団とは
ノーベル財団(ふふふ、効いてる効いてる♪)
前からずっと思ってるんだけど春樹ってノーベル賞向きじゃないんだよね。
小説家としては当然一流だと思うし、いくつか気に入ってる話もあるよ。でも「ノーベル賞」となると話は違う。
そもそもノーベル賞ってのはノーベルの遺言に基づいて運営されているわけで、その遺言というのがこんな内容。
https://www.nobelprize.org/alfred_nobel/will/will-full.html
...the interest on which shall be annually distributed in the form of prizes to those who, during the preceding year, shall have conferred the greatest benefit to mankind. The said interest shall be divided into five equal parts, which shall be apportioned as follows: one part to the person who shall have made the most important discovery or invention within the field of physics; one part to the person who shall have made the most important chemical discovery or improvement; one part to the person who shall have made the most important discovery within the domain of physiology or medicine; one part to the person who shall have produced in the field of literature the most outstanding work in an ideal direction; and one part to the person who shall have done the most or the best work for fraternity between nations, for the abolition or reduction of standing armies and for the holding and promotion of peace congresses.
(超適当訳)
遺産の利子は毎年、前年に人類に対して最大の貢献をした者に与えなければならない。利子は5等分して以下に与える。物理学分野で最も重要な発見・発明をした者。最も重要な化学的発見・改善をした者。生物学・医学分野で最も重要な発見をした者。文学分野で最も素晴らしい理想的方向の著作を残した者。国家間の友好や軍隊の廃止・削減、平和の維持・推進について最大の業績をあげた者。
ポイントは太字にした2箇所で、
"in an ideal direction"については解釈が難しいところで、上では「理想的方向」とか直訳したけど、実際には文学傾向が「理想主義」である作品のことを指す、と解釈されてる。
ノーベル財団でも何が「理想主義」の条件を満たすのか延々と議論しているけれども(https://www.nobelprize.org/nobel_prizes/themes/literature/espmark/)、少なくとも「人類に対して貢献」という条件やら、他の賞のチョイス(物理学、化学、医学・生理学、そして平和)から、まあだいたいノーベルが文学賞に対して何を望んでたのかは察せられるよねって話。
それを踏まえて、これまでのところ、ノーベル財団はおおよそノーベルの意図をそのまま汲んで受賞者を決めていると思う。
前回のボブディランはプロテストソング(反戦や体制批判を歌う曲)の旗手。
前々回のスヴェトラーナは言論統制下でチェルノブイリ事故の証言を集めたジャーナリストだという。
もっと遡っても、やっぱり反戦とか人種問題とか、タブーに切り込んで何か描き出したみたいなのが明らかに多いんだよね。
財団は、そういうことをはっきりとは言ってないんだけどさ。
それで春樹って、何を書いたの?
確かに面白い。人気もある。売上も出した。人間の業や本質を描いている面もある。
でもそれって、ノーベルの遺志とは実は全然関係ない。ノーベル賞と文学アワードは違うってことを、いつになったら春樹ファンは理解するのかな。
(追記)
○○は理想主義的ではないけど受賞したじゃないか、というコメントが多い。
確かに、個々を見ると例外的な人もいるが、全体的な傾向としてはやはり反戦やら何やらに「偏っている」のは確か。
されに上で挙げたノーベル財団のURLをgoogle翻訳しながら適当に読むと、選考委員の中でも「理想主義的」の定義が揺れまくっていて、時代により選考基準が動いてきていることが丁寧に語られている。
その意味では、例外枠として春樹が取るか、選考委員の「理想主義」の定義がまたちょっと揺らいで春樹的⊆理想主義的になったタイミングで取るというのはありえるかもしれないね。
あとスヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチをスヴェトラーナと書いた件で突っ込まれた。うんごめん。この人のことは良く知らない。
毎年、この時期になると村上春樹がノーベル賞を取るんじゃないか、と話題になる。
で、なぜかハルキストや母校の関係者は本気で受賞を信じて、そのたびにガッカリするわけだが、彼らはノーベル賞の特性をまったくわかっていないと言っていいだろう。
なぜなら、ノーベル財団が村上春樹に受賞させる理由が、まったくないからだ。
理系の部門と違い、平和賞と文学賞は受賞理由に政治性を重視しているからだ。
平和賞や文学賞は、功労者や優れた結果を残した人に与えられるわけではなく、ノーベル財団から世界へのメッセージ、意思表明に近い。
今回のボブ・ディランに関しては、ドナルド・トランプに代表されるような排他的なナショナリズムに傾きがちな人々に対して、「あの頃の公民権運動や戦争反対に燃えた、反骨の気風はどこに行ったんだ?」というメッセージに近い。ボブ・ディランが良い歌を作ったから受賞、ではないのだ。与えるべき受賞理由、メッセージがあるとノーベル財団が判断したから与えられたのだ。これがジョン・レノンが生きていたら、100パーセント彼に与えられただろう。
莫言やアリス・マンローに与えられたのはアジア文学、女性文学に目を向けましょう、というメッセージだし、それを通した一部の国や差別の現状への牽制である。
これに対して、村上春樹はどうか?彼が受賞したとしても、なんのメッセージにもならないのである。
村上春樹の特徴はその無国籍性や非政治性であり、それが理由で世界的にも売れているのだが、それゆえ、ノーベル財団が彼に受賞させる理由がないのだ。
村上春樹がノーベル賞を受賞しても、世界に対してなんのメッセージにも、牽制にもならない。
それを意識してか、最近の村上春樹は政治的なメッセージを受賞コメントなどで言ったりしているが、どれも抽象的なお題目で、彼が言う必然性がない。彼の国籍や生い立ちに裏付けされた「凄み」がないので、受賞にはほど遠い。
ノーベル賞はアイデンティティと政治性、そして文学性が合わさり、さらにノーベル財団が伝えたいメッセージと合致した人物に与えられる。村上春樹はどれも欠けている。ノーベル賞とは一番遠い人物だと言っていい。おそらく、次に取るのはサルマン・ラシュディだ。
村上春樹はノーベル賞を取ることは絶対にない。彼はただ「すごく人気がある」というだけで、受賞させるほどの理由がない。音楽でいえば「GLAY」や「ラルク」みたいなもので、彼らがいくら人気でも、政治的に権威ある賞を取らないのは当然だろう。
77 :ソーゾー君:2014/03/15(土) 22:47:58 ID:0Emm2kEE
小保方が叩かれてるけどどーでも良いことだろ?
嘘がばれたから?
欧米機関に評価されたら大喜びで批判されたら研究ができなくなるほど落ち込むw
世紀の発見と根拠なく大騒ぎしたってことになるよ?
まーここ程度のことで平謝りする日本のアホ学者には何も期待できまへんなw
欧米が称賛したら何も考えず狂喜乱舞して欧米に批判されたら平謝りか?
ダメだこりゃ・・補助金打ち切るね・・コイツらに金つぎ込んでも無意味だな・・
やめるならはよ止めろwそんな根性なしは何も達成できねーよw
雑談3
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/10043/1385328487/
開発者の方がノーベル賞も夢じゃない!なんていうのをあちこちで見かけるたびにもやっとしたので。
山中伸弥教授のノーベル賞の受賞、あれって再生医療の意味での受賞ではないわけです。
受賞理由は「成熟した細胞に対してリプログラミングにより多能性(分化万能性)を持たせられることの発見」
要するに、細胞はリセット可能であるということを証明したこと。
再生医療に使える云々は一切含まれていません。だってまだ医療への応用ははじまったばかりだもの。
もちろん今後に色々研究して医療応用ができて夢の様な治療ができるかもしれないけれど、
ノーベル財団はその結果を待って贈るのではなく、現時点での確実な評価に対して贈った。
まぁ大人の事情もあるのでしょう。
それに対して周りや国が「再生医療につながる大発見でノーベル賞!」と囃し立てるのも実はちょっと間違い。
そして今回のSTAP細胞はすでに証明済みのことに対して新しい手法をもたらしただけなので、
iPSと同様の意味での受賞はありえないのです。
もちろんこれから臨床応用されていってSTAPすげえ!病気治る!!ってなれば、可能性は大いにあるわけですが。
原著論文をざっと読む限り若い個体の細胞じゃないと動かないとのことなので、前途は多難な印象。
iPSとの組み合わせで高効率化、なんていうのも可能性としてはあると思うので今後に期待ですね。
やれノーベル賞だ!日本人の成果だ!女性研究者が!なんてちょっと即物的な話題で無駄に盛り上がるのではなく、
今後の成果をじっと待ちたいところ。
また、お花畑な主婦が変なことをはじめてるらしいけど。
いや、別に勝手にやるぶんいはいいんだけどさ、いつからノーベル賞の推薦を一般人が出来るようになったんだよw
実際、向こう側から推薦資格がない、と言って来られてるんだけども、
そこに書いてある資格者、ってのはおそらく、お前には推薦資格なんてないんだから余計な事しないでください、っていう意味だけで、
国会議員とか教授とかならだれでも推薦資格がある、ってことを言いたかったわけじゃないと思うんだ。
そもそも、ノーベル賞は推薦者もノーベル財団が選んで事前に推薦をお願いする。
それも通常秘密裏に行われる。
だから、どこぞの教授がこの推薦者に加わったみたいだけど、そんなのは何も意味が無い(おそらくその教授はノーベル賞なんて全く関係ないレベルの人間だからノーベル賞がどの様な仕組みかすら全く知らないのだろう、恥ずかしい限り。)
なんというか、単なる恥さらしで、逆に悪印象しか与えない、ということを解ってるんだろうか?
仮に、同じようにアメリカや韓国、中国が揃って日本の9条が素晴らしい、ということで署名を集めたらほんの少しでも動かせるかもしれないが(有り得ないし、それでも意味ないと思うけど)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140125-00000005-kobenext-soci
http://twitter.com/usoki/statuses/26906631024
これに賛成するほうも反対するほうも政治談合=汚れという前提を共有してるようだけど、何か賞を与えるときは事前に関係者との調整根回し話し合いとかするのが当たり前であって批判されるべきでないだろう。
こういうのを批判する人たちは「批判されるべき談合」と「通常の事前調整」というのをどうやって区別してるんだろうか。
そもそも談合というのは入札前に業者がカルテルやって値段吊り上げて金が余計にかかるのが問題という話でこの場合ノーベル財団かなんかが金だしてるわけだから部外者がどうのと批判するのもおかしいし、誰が受賞しても賞金変わらないだろうに、いったい何を問題視したいのかね。
それとも一切事前調整するべきでないという立場なのか?その場合事前に話し合ってはいけない相手の範囲はどういう風に決めるんだろうか。物理化学とかでは事前に科学者から誰がいいか推薦されたりするのが当たり前なのに、平和賞だと政治家やら政治団体から推薦があるとだめだというのも変な話だと思わんのだろうか。
中国は猛烈に反対し、米国に圧力をかけるだろう。取引材料は何か?
米国の人権団体と中国人留学生らが中心の「中国民主論壇」が、劉暁波にノーベル平和賞を! のキャンペーンを開始するための委員会を設立する(多維新聞網、7月21日付け)。
劉は「08憲章」起草者として著名な活動家で、現在中国当局に拘束されている。
同憲章は中国の平和的発展と民主化を基軸に中国政治の変革を希求したもので、300名あまりの知識人らが署名した。
「世界の普遍的価値観と中国の特殊状況は乖離しすぎており、世界最大の人口をかかえる国が平和に発展することが世界の平和に繋がる」ので、あり、この価値観を推進する劉暁波に、この時点でノーベル平和賞を与えることは有意義である、と「中国民主論壇」は声明している。
さて中国の反応はまだないが、嘗て魏京生のノーベル平和賞を直前で巧妙につぶし、昨年はカディール女史の平和賞受賞も政治力を駆使して潰した「実績」があるだけに、ノーベル財団に巨大な圧力をかけることが予測される。
米国は、さきに冤罪による無期懲役で広東の刑務所に収監されている『中国之春』の創刊者で、「中国民主党」主席だった王丙章の釈放さえ要求できないテイタラク。
ナンシー・ペロシ下院議長は北京を訪問しても、ついに「人権のジの字」も言わなかった。
中国にすりよってG2時代の到来を詠っているオバマ政権が、中国と取引することは十分に考えられ、劉暁波のノーベル平和賞阻止と引き替えに、米国へ亡命を認めるというあたりが落としどころかも知れない。