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はてなキーワード: ネグレクトとは

2024-05-23

まあでもアムロはそういうことするよな…

シャアは…殴りも堕胎もしないけどネグレクトはしそう

はてブ性差別志向すげー!

母親がパワーウィンドウ操作して後部座席にいる2歳の子を死なせた事故ブコメ

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/news.yahoo.co.jp/articles/f9966c4ccc374fc88babbb50175a9ea844c99638

 

ニュースブコメはいくつもあるが、どれも数ブコメばかりで、いちばんブコメがついてるのが上のニュース

上位ブコメ母親を責めるものは一切なく、「やるせない」「技術で防げ」「憶測で叩くな」「本人が一番後悔してる」と、

車の仕組みが悪い、母親を責めるな、という同情的なブコメばかり。

 

いっぽう、数年前にあった、父親が後部座席にいる2歳の子存在を忘れて車内で死なせた事故ブコメ欄を見ると…

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.asahi.com/articles/ASN6K7F64N6KUJHB00L.html

「送ってく時に寝ちゃったんだな…とゲスパー」「これは忘れたんじゃなくてあえて置いてったみたい」(←違う。実際は置き忘れ。父親を不当に強く責めたいがための嘘捏造ブコメ

「ありえないだろう。ネグレクトだ」「 ネグレクト対策を。不注意だろうが、乳幼児を車の中に放置することは虐待だ」

というブコメスターを集めて上位ブコメになってる。

 

特に酷いのが、

母親気持ちを思うと…仕事に出てたら娘が自分の夫に(故意ではないだろうが)殺されてたっていう」

というブコメに60もスターがついて上位になってる。

すごいよね。

母親が子をうっかり死なせたニュースでは、絶対に「父親気持ちを思うと・・・仕事に出てたら娘が自分の妻に(故意ではないだろうが)殺されたっていう」 なんて父親気持ちを慮り、母親を責めるブコメは付かないのに。

実際にパワーウィンドウニュースにはそんなブコメは一つもついてない。

父親が死なせたときだけこんなブコメがついて、数十もの賛同者がスターを付けるのである

 

母親が死なせたときは「憶測で叩くな」「そんなニュースとして報道するようなことか(報道するな)」とブコメがついてスターを集めるのに、

父親が死なせたときには「憶測で叩くな」「ニュースとして報道するな」なんてブコメは付かない。

しろ積極的に「うっかりでなくネグレクト虐待で死なせたんだ!」と憶測を超えた邪推をしてまで父親を叩くブコメがつき、スターを集めてる。

 

そもそもの傾向として、父親がうっかり子を死なせた事故にはたくさんのブコメがついて注目を集めるが、母親がうっかり死なせた事故にはブコメが少ない。

 

すっごいよね、はてブ。とにかく男には厳しく、女には同情して甘く甘く。ダブスタの極み。男女逆にしたら成り立たない言動ばかり。

こんな連中がいう「男女平等」が実現したらどんな世の中になるか、恐ろしいよ。

はてブにいるフェミニストや「男女平等論者」の主張を実現させてはいけないと思いを新たにししまった。

 

追記

 

ブコメで「チェリーピッキングだ」「たまたまだ」なんて言い逃れブコメがついてるけど、はてブ男性差別志向(女びいき)が指摘されるのは今回が初めてでなく、これまで何度も繰り返し指摘されて続けてきてるんだよなぁ・・・

 

https://anond.hatelabo.jp/20210205102112

家事をしない男女に対する反応の差を指摘した増田

https://anond.hatelabo.jp/20220113170251

100%妄想男性攻撃するブコメスターが多数集まっている現状に苦言を呈する増田

https://anond.hatelabo.jp/20220416030651

女性の選り好みの原因を男性責任転嫁する捏造ブコメスターを集めてる指摘増田

https://anond.hatelabo.jp/20230510094221

アカウント削除要求した妻に対する甘い反応を指摘した増田

https://anond.hatelabo.jp/20240415102219

↑男は恵まれて女は虐げられているという言説の捏造を指摘した増田

2024-05-20

anond:20240520210540

ネグレクト多いのは上のゆとりさとり

zはまだそんなに親になってないんじゃないかな?

anond:20240520210248

Z世代増田とかでもこんなにイキってるのに親になったらネグレクトかーい

anond:20240520205620

こういう場合ってサービス提供する側がそういうお客さんをお断りするしかないんだけど、義務教育っていう特殊な仕組みだからお断りできないんだよね

から親のモラル向上に頼るしかないけどまあー無理だろうな

過保護系の方がまだ学校提供する機能はここまでと切り分けたらいいが、ネグレクト系が爆増してるからキツい

とにかく子供と関わりたくないって親は何言っても無駄だしな

根本解決には、そういう親が爆増してるから人員やすしかないんじゃね?と思うが予算つかんよね

しかしたら後5年もしたら保育士失業問題になって学童と低学年支援保育士シフトしてくるかなと思うけど、文科省無能から無理だろうな

マクロでは厚労省の傘下になることを祈るしかないしミクロでは公立学校教員仕事はならないようにするしかないという元も子もない結論になる

女が新生児遺棄する事件、いつも父親責任取れやって思うんだけどこれって共同親権だよな

共同親権ってつまり男も女も生まれ子ども責任持つってことだよな。

ってことはこれからは、時々出てくる女が新生児ネグレクトして死体遺棄する事件、あれも父親有罪になるってことじゃないの?

増田は常日頃からこういう事件父親責任取れって思ってたから、やっとかという思い。

死体からDNA鑑定できるんだっけ?

2024-05-19

anond:20240519130805

生活レベル底辺だと虐待ってことか?

その程度じゃこれに当てはまっているとは思えんのやけど。

2. 児童虐待定義

児童虐待とは、以下の4種類に分類されます。(児童虐待の防止等に関する法律 第二条

身体虐待 殴る、蹴る、叩く、投げ落とす、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせる、首を絞める、縄などにより一室に拘束する など

性的虐待 こどもへの性的行為性的行為を見せる、性器を触る又は触らせる、ポルノグラフィ被写体にする など

ネグレクト 家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、重い病気になっても病院に連れて行かない など

心理的虐待 言葉による脅し、無視きょうだい間での差別的扱い、こどもの目の前で家族に対して暴力をふるう(ドメスティックバイオレンスDV)、きょうだい虐待行為を行う など

2024-05-14

anond:20240514092004

うちの場合、母はずっと正社員で働いてたけど子供2人はネグレクト状態だった。

親1人でフルタイムで働いて家事やって子供2人の面倒も見るとか最初から無理がある。

近所にサポートしてくれる祖父祖母みたいな存在がいる家庭ならともかく。

2024-05-12

地方公立大で見かけがちなプチ不幸エピソードを語る

勉強はきっとウチらに平等だ!」を読んで、学生時代を思い出したので語る

地方公立には例の漫画の後日譚or受験失敗のアナザーストーリーゴロゴロ転がっているので思い出せる限り語る

入学理由は以下の2パターン

ギャルのその後みたいな人(学力的には他の選択肢もあったが、家庭の事情により家から通える地元公立に進学)

※家庭の事情金銭面、親の思想介護などバリエーション豊か

※男兄弟東京で稼がねばならんからお前は地元我慢してくれ系(親の合理的?な取捨選択)もある

おさげちゃん受験失敗バージョン(前期で出願した高偏差値大学不合格になり、私立進学や浪人ができない事情から合格確実な国公立に後期試験入学


また貧困は以下のパターンがある

ギャル系…シンプルに金がないので奨学金を貰っている。貧乏ながら比較的恵まれているパターン

おさげちゃん系…ネグレクト系。世帯収入はあるので奨学金は貰えない。借りるにも奨学金は親の署名必要なので無理。地方なので家賃生活費格安であるためなんとかなる。女子キャババイトしがち。

③多兄弟系…兄弟が多く、上の兄弟私立に進学したなどで世帯収入があるにも関わらず学費が足りないパターン。わりと多い。有利子の奨学金を借りがち。

2024-05-11

anond:20240511131328

そう思うとパパとママネグレクトが原因でもあるんだよな

弱者男性はパパとママに思いの丈をぶちまけろ

2024-05-07

流石に無能だと思うこと

妻は35歳の自称専業主婦」。

僕は35歳のサラリーマン

娘は3歳児。

妻は娘を風呂に入れられない。

娘がシャンプーが嫌だと泣き叫ぶのが耐えられないから。

僕が在宅勤務の日は、必ず僕が娘をお風呂に入れる。

在宅勤務ではない日は、帰りが23時過ぎ。

妻は娘を風呂に入れられないので、娘は風呂なし。

湯船に入れないのではなく、シャワーすらなし。

妻について、流石に無能すぎると思ってしまう。

この季節、もはやネグレクトじゃないかと思う。

2024-04-23

anond:20240423133457

すごくわかる。

下手したら記事増田は負けている。

というか奥さんがそれなりに準備をする人なら親権を取っている。

から共同親権なんだよな。

母親ネグレクトしようがDVしようが親権を取れちゃうのが問題で、共同親権導入と言うより「連れ去ってもO」 「母親からOK」という司法問題ありだよ。

現状の裁判所のやり方だと男性側がDVしていたら問答無用母親単独親権になるから心配ないはず。

余談だがうちも近い状態弁護士さんに相談したら

「365日24時間録画してください。それでも裁判官によっては男性親権取れません。なぜならそこまできちんと裁判所確認しないから」

と言われた。

anond:20240423150723

親の虐待ネグレクトによる親権剥奪日本では年間20であるのに対し、イギリスでは年間2〜5万件の親権剥奪が行われています。(2016年の記事)

これは一例だけど、海外ではそこそこカジュアル親権剥奪してるからそれを養子として引き取る文化が発達してる

anond:20240423092212

逃げるってカワイイんだよな。

敗走していい、ってブコメで人気になる意見だけどさ。

Xとかで支持してる人みると、大体成功者なわけ。

オレたちの心には、男の言葉として自動翻訳・変換して記憶される。

「勝つ気がないなら、戦うな。」

言ってること凄く分かるぜ。

人生の勝者たちは、負けて逃げていい、って言う。

そりゃ、自分たちは勝ってるからライバルが減るのは嬉しいだろうし、負ける奴らを笑いながら眺めるのは勝者の特権からな。

よく誤解されてるが、男にとって安全とみなされることはネグレクトなんだよ。

上から目線で見下して、脅威でない弱く安全な下級の生き物だと、カワイイと思われるのは。

逃げていいって言ってくれる女性や、一部には本当に善意の男もいるんだろう。

それは解ってる。

しかしどうしても、どうしてもだ。

内心では(口車に乗るなよ・・・)(ドロップアウトしたら負けだぞ・・・)って思っちまうよ。

2024-04-22

anond:20240422215918

女だとレスが付いて羨ましいとか正気とは思えないよね。

増田を利用して普通の観察力があれば、女だからという理由でつく返信がどんなものか分かるはず。

ミソジニストのぶつかりミサイルを大量に食らうのが、羨ましいなんてマゾヒストを通り越してネグレクト希望者じゃん。

・・・そうか「痴漢されたって…、それ自慢?w」とか言い出すトラウマ級の典型的クズオスって、あれもひょっとして、この種類の変質かな。

2024-04-18

「ハヴィラ戦記」2話

ヤンジャンの新連載、ハヴィラ戦記

2話きましたね!

https://tonarinoyj.jp/episode/2550689798395684644

とりあえず読んで

話はそれから





読んだ?

じゃあ語るよ

食われたのは男女とも

1話描写があったのは2人の男が食われただけ

2話の扉絵では手足を千切られた女も見える

でも中途半端に惨殺されてて、食われたわけじゃない死体も多いのな

意味があるかは知らん

カラスは操られている?

「なんか様子変ですよこのカラス、すげー攻撃的ッ」というセリフもそうだし、食われたわけじゃない惨殺された小人を見ると、カラスの襲撃は誰かに仕組まれものっぽく見える

襲撃側のカラスだけでなく、忍野を咥え離したカラスは、小人の言うことを聞いているようにも見える

カラスを操る術を、襲撃側、小人側双方にもってそうに見える

たまたまかもしれないけど

他の教室守ろう

ん?

同時多発的に他の部屋のガラスも割られた?

何でだ?

カラスはやはり操られている?


野生型小人出現

これ助けてくれたの、沖さんだよね?

似てるだけではなく

てことは沖さんは野生出身小人で、野生の小人たちに連絡が取れ呼び出せる立場にいた?

楽園管理どうなってんだこれ?

出入り自由

え、野生に小人いるじゃん

じゃあ自由を勝ち取るも何も、被保護者は、希望者は野生の村に合流すればいいだけでは?

そういうわけにはいかんのか?

生息環境が減っているのが事実なら、大人間の環境破壊を止めなきゃ真の自由はないってことか?

わからん、どうなっているのか

外の世界の状況が分からん

沖さんの見たもの

沖さんは外の戦士に助けを求めに行ったのはわかった

逃げたんじゃない

じゃあ沖さんは結局のところ何を見たの?

カラスそもそも操れるということは、味方のカラスから何か連絡があった、とかもあり得る?

鬼滅のかすがいカラス的な?

沖さん外出れるよね?

そもそも、「ゆりむんや」をやってて、ウニ殻とか売ってる沖さん、どうやって「ゆりむん(海への漂着物)」を集めてるんだろうと思っていた

目立つように店やってるから職員も知らんはずはないし、やましいことはないはずなんだけどさ

外の小人もつながっているし

やっぱり、小人管理方法が気になってしゃあない

マイはどうやって暮らしていた?

忍野の過去は描かれた

他の地区ネグレクトされて暮らしていたので早めに5区に住むマイと引き合わされた

じゃあマイの過去は?

5区にマイはいたので、そもそも5区がマイの地元

新居はマイも初めてっぽかったし、まだまだ子供っぽいのに、親と離れて寂しがる様子はない

と思うと、5区ですでに1人で住んでいたんだろう

なんで?ずいぶん前に親が亡くなった?そして職員が世話をしていた?

そう思うと家族ができて嬉しそうなマイの様子はしっくりくる

忍野の性嫌悪

性嫌悪というほどではないけど、母の環境からものすごく抵抗があるのわかった

じゃあマイが忍野を受け入れられないことにも理由が用意されているのだと思う

なんだろね?

親がいなさそうなことと関係がある?


性癖ドンピシャ「ハヴィラ戦記」感想

anond:20240412173026


色々情報は増えたけど、まだまだわからん

2024-04-16

COLD SLEEP1巻

病院で目覚めた22歳の青年は、自身名前すら忘れた完全な記憶喪失に陥っていた

交通事故で頭を強く打った後遺症のようで、一般常識はあるもの過去の思い出を何一つ覚えていない

22歳でフリーターをしていたらしいが、入院している間に家は家賃滞納で追い出されており貯金も少なく退院後の行き場はなかった

しかし、友人だという少し年上の藤島さんが同居させてくれ養ってくれることになった

藤島さんは、以前の青年写真家志望だったからと写真専門学校に行くよう勧めるがピンとこない

本格的な高価なカメラプレゼントしてくれたりするが、特に本腰入れて写真技術を学びたいとは思えない

思い出せない「以前の自分」に戻そうとする藤島さんに苛立ちを感じる

それと同時に「今の自分」を見てほしいのだと、異常に献身的で養ってくれる藤島さんに恋をしているのだと気づく

コンビニバイトするようになり、ふとケーキを買って帰ったところ藤島さんは美味しそうに食べてくれた

厳しい親に育てられ甘いものを一切禁じられていたという藤島さんは大人になってから極端な甘党になっていた

藤島さんを喜ばせるためケーキ屋の開拓をするようになってから青年はあるケーキ屋の主人と親しくなりその店に転職

パティシエを目指すようになった

藤島さんは、以前は写真家志望だったのにと不満そうではあったが受け入れてくれた

実は青年交通事故人身事故で、相手一方的な過失があるとはいえ青年のせいで死んでいた

資産家の家に生まれ藤島さんは親の遺産である会社を売ってつくった莫大な金を遺族に投じて刑事事件を力技で回避して青年を守っていた

被害者の姉が納得できずに青年を襲った際に藤島さんはかばって負傷

どうしてそこまで藤島さんが自分に尽くすのか青年は怖く思うほどだった

本当はただの友人ではなく恋人同士だったんじゃないかと問いかけ、答えようとしない藤島さんを青年は抱いた

2巻

青年製菓資格を取り順調にキャリアを積み重ねつつ藤島さんとラブラブな日々をすごしていた

手に余る高級カメラは専ら藤島さんをハメ撮りするのに使用

藤島さんは青年記憶喪失になる以前のことを回想する

藤島さんはさる資産家に生まれ

色々あって家庭はギスギスしていたが、父親婚外子を引き取ったことで更に悪化

その婚外子少年が後の青年だった

少年の実母はろくでもない女で元からネグレクトの末に失踪し、仕方無く引き取った父にも愛情はない

無関心な父と憎悪を向ける母に苦しめられている少年を放っておけず藤島さんは隠れて優しく接した

干渉母親性的なことを極端に抑制されている藤島さんは、少年を抱きしめて眠っていたある晩にふと少年ちんちんをしごいた

少年は唯一心を許していた藤島さんにイタズラを受けたことに泣き、藤島さんを拒絶しもう誰にも心を開かないようになった

中卒で少年家出して親たちも探すことはせず、藤島さんは自分のせいだと後悔した

両親が相次いで亡くなりしばらくしてから青年事故意識不明になっていることを知らされた

また身辺を検め、青年がろくでもない薄給仕事で苦しい生活をしていることや

そんな中でも貯金して写真専門学校を目指していることを知った

最悪な環境の中で荒みきった姿を知っていただけに、青年が夢を持って生きていてくれたのが藤島さんは嬉しかった

藤島さんは事故を処理し彼の夢を支えることが償いになると思った

青年がなにもかも忘れて恋人になったことに喜びはあったが、罪悪感もつきまとっていた


3巻

アラサーになった青年はある日目覚めて、なんの前触れもなく事故以前の記憶を取り戻した

引き換えにそれ以後の記憶は失い、知らない部屋で目覚めたこと、鏡に映る自分が老けていることに恐怖した

しかも部屋を調べたら、かつて幼い自分にイタズラした最悪な存在である藤島さんとのハメ撮りが出てくる

カレンダーを見れば数年が経っており、外に出れば土地勘のないところで、青年は途方にくれる

記憶喪失になり、それをいいことに性犯罪者藤島さんにいいように丸めまれたのだと怒りに燃える

藤島さんをボコボコに殴ったりもしたが、他に行けるところもなく少しずつ関係は軟化

パティシエとしての頑張りが評価され、町の菓子屋ではなくハイレベルな店に修行に行く話もあったことや、

状態が落ち着いたらひとまずうちの店に復帰すればいいよと言ってくれ実の息子のように扱ってくれる店主の存在

それらは、婚外子だの中卒だのでどこにいっても軽んじられた青年がかつては持たないものだった

記憶を取り戻す前の自分の方がよほど人に必要とされて愛されていたと青年は突きつけられる

製菓技能記憶とともに失い、道具を持てば体が覚えてる、などということもなく青年はなんのスキルもないアラサーおじさんに成り下がった

2024-04-13

共同親権の導入で夫婦間のパワーバランスが完全に崩れる

父親しろ母親しろ、「子供が何よりも愛おしくて、何よりも大事」ということについてはあまり反論も無いかと思う。

もちろん自分の子供をないがしろにしてネグレクトするような親もいるが、圧倒的多数の家庭では男親にとっても女親にとってもやはり自分の子供が1番可愛いし、特別存在なのである。なんなら「子供が救われるのであれば、自分の命もいらない」みたいな人も沢山いる。

まり

1.男親にとっても女親にとっても1番大事なのは子供

この条件は大多数の家庭で成立するはずだ。

そして次。

2.離婚したら今の日本では特別事情がない限り女親が親権を持つ

これも事実であるネグレクトや何かしらの障害など特別事情がない限りほぼ女親が親権を持つのが今の日本である母親不倫して離婚騒動になったのに、親権まで持っていかれて父親自殺してしまうような事例もある。

この、1.2の条件が組み合わさるとどうなるかと言うと、「どんなにヤバい嫁でも離婚できない」という状況が産まれるのである

増田奥さん結婚と同時に退職しその後専業主婦という名のニートを2年続け妊娠出産

出産後働かないのは良いとしても、朝は低血圧を口実に起きてこず、子供の送り出しを増田が行い、午前中いっぱいは昼寝しているかNetflixを見ているかである自分昼ごはんはウーバーイーツで全部済ませ、家事といえば晩御飯を作るくらいであとは全て増田と近所に住む実母と家事代行任せ。

実家が近いため、増田出張会食その他で夜居ない日にはこれ幸いとばかりに実家子供を預けて友達と飲みに出たり、そこそこの頻度で独身の友人と海外旅行に行くなどし、習い事も送り迎えは全て増田

苦言を言うとすぐ喧嘩になり、子供を連れて実家に立て篭もることを繰り返している。

でも、こんな状況でも離婚するとなると母親親権を持っていかれてしまうのが日本なのだ。「そんなこと言うなら離婚しよう。親権は渡さないからね」の一言で、父親はもう、何も言い返せなくなるんだよね。だって離婚したら親権を取られちゃうから子供と離れたくないのであれば、どんな母親であろうと我慢して結婚生活を続けるしかないのだ。

増田会社はいわゆる大手企業で平均年収1,000万を越えるような会社なのだけど、同僚は専業主婦奥さんに財布を握られていて、月の小遣いがランチ代込みで3万円である

新入社員が入ってくる今頃の時期は頻繁に飲み会も発生するし、そういう場合は大抵どこの会社でも新入社員から会費を取らないのが普通だと思うが、その同僚は「言っておくけど、俺はお前ら新入社員より貧乏なんだからな。月の小遣い3万円だぞ」と言って笑いを取っている。

そんな風に見かけ上は明るく振る舞っているけど、実際のところは何度も何度も離婚を考えているらしい。ただし話し合いになると相手ヒステリーを起こし、「離婚」と言うカードを見せびらかしてくるのでもう何も言えない関係になってしまったそうだ。「嫁にはもう何の感情もないけど、子供が大きくなるまでは諦めてる。中学生くらいになったら離婚しようかな」と自嘲気味に笑う。

ヤバい旦那」のエピソードSNSに頻繁に流れてくるけど、「ヤバい嫁」のエピソードがそれほど流れてこないのは、単純に「旦那」側は仕事その他で忙しく、発信してる暇すら無いかである可視化されていない「ヤバい嫁」は相当数存在するはずだし、増田のように「離婚したいけど子供人質に取られてて離婚できない」と言う世帯日本には何十万、何百万とあるのではないかと思っているのだけど、共同親権一般化し、「離婚後の親子関係がどうなるかは全て母親のさじ加減」という現状が改善されたら嬉々として離婚選択する家庭が爆増するのではないかと思っているし、早くそうなって欲しいと願っている。

現状では子供人質に取れる母親パワーバランスが偏りすぎてるんだよ。こんなのめちゃくちゃだよ。

追記

「なぜ父親単独親権ではなく共同親権を求めるのか」という部分について。

そりゃあ増田ひとりで育てあげられるなら自分ひとりで育てたいよ。

でも仕事がある。増田会社は書いた通りそれなりの大企業収入も高めとはいえ仕事はそこそこハードだ。

本文中に書いた通り出張夜の会食もある。

時短勤務にしたら収入が激減するだろうし、収入の低下を受け入れて時間の融通がきく仕事転職したとしても子どもに相当な我慢負担が発生するのは目に見えている。

そしてこれも本文に書いた内容で少し読み取れるかもしれないが、奥さん実家が太いのだ。

義理父親経営者で現役で働いており、専業主婦義母甲斐甲斐しく奥さんの世話を焼いている。

増田奥さん喧嘩して実家に転がり込むのを喜んでいるフシもある。

奥さんが気軽に「じゃあ離婚ね」という言葉を口にするのは「離婚しても自分大丈夫」という自信があるからだろうし、それは事実そうなのだ

子どもの面倒は義母が見るし、お金は義父からいくらでも出て来る。都内に、夫婦では持てあますサイズ一戸建てがある。

問題があるとすれば父親のいない家庭で母親は留守がち、義父と義母に育てられるような環境子どもちゃんと育つのか、という部分で、

それが増田離婚に踏み切らせないひとつの大きな問題なのだけど(もうひとつ増田子どもから離れたくないこと)、

共同親権が当たり前の世の中になり、定期的な交流担保され、子ども成育状況を増田が逐一確認出来るようになるのであれば、

離婚に対する大きなふたつの問題が完全とは言えないまでも、少し小さくなるんだよ。

裁判所無能なら今の単独親権の方が子供危険じゃないか

ホット共同親権議論を眺めてると反対派って「裁判所無能で信頼できないか共同親権に反対」って人が多いよね。

↓こんな感じ

反対派「共同親権になったらDVクズ親がいつまでも配偶者や子に付きまとって嫌がらせできるようになるからダメ!」

賛成派「さすがにそんなクズ親は裁判所親権を認めないだろう」

反対派「裁判所無能フシアナからDVを見抜けないでクズ親にも親権を認めてしまう。子供危険!」

でも、『裁判所無能』を絶対の前提にするなら現行の単独親権の方がヤバくないか

だって、片方の親がDVクズでも見抜けないで唯一の親権を与えちゃうってことだから

で、親権が無いもう片方の親は子供に深く関われないか子供虐待されていても気付かなかったり、気付いても救うための介入が難しかったりという状況になる。

クズ親が強大な単独親権を持つ可能性がある今の制度って子供にとって危険すぎない?

親権を持つシンママ子供ネグレクトして殺したり、再婚した義父や彼氏子供を殺すのを見捨てたりという事件はよく聞くので実際に裁判所クズ親を見抜けない無能なのかも知れないけど。

だったら、母親父親のどちらか片方がまともだったら子供が救われる可能性がある共同親権の方がマシなんじゃないかな?

もう片方の親も親権があれば、さらにそちら側の祖父母叔父叔母と親族の数も倍になる。深く関わる大人の数が増えた方が子供はより安全になると思う。

2024-04-01

まもって守護月天!を読み終えた その1


当方40代であるはてなユーザーでは平均ほどか。

数年前に父が亡くなり、半年前に母も亡くなった。ずっと実家暮らしで、会社仕事の合間に農業をやっていたが、そろそろこの家ともお別れである家族が俺一人になったので、土地建物を売りに出して、会社の近くにある空き家ハウスに引っ越すのである

相続が終わってから遺品整理屋とかリサイクル屋とか解体屋さんと話をすることが多くなった。処分すべき財産はあっという間に片付いたが、最後に残ったのが……西暦で言うと2000年頃に亡くなった実弟漫画だった。部屋を共有していたので、本棚には俺と弟の漫画が並んでいた。

その大半は、ブックオフでも1冊10円すらつかないモノだった。メルカリで売るにも手間がかかりそうだ。遺品整理屋も「今のご時世、紙のマンガは売れないんですよ」と引き取りを断った。ほかの価値のなさそうなモノは、タダ同然でも引き取ってもらえたのだが。

何か月か経って、今年の正月を過ぎた頃だった。

実家本棚にあった俺の漫画を何冊か、手に取って読んでみた。うーん、これは……「懐かしい」という感情が僅かにあった。一番好きだった漫画、『天使禁猟区』『スカイハイ』『クロマティ高校』を読んでみたが、いまいちピンとこない。楽しい思い出が蘇ってこない。お楽しみの記憶脳裏から消えてしまったのだ……。

ふとここで、亡き弟の漫画を手に取った。あいつは将来裁判官になりたいと言ってたっけ。『家栽の人』が本棚の目につくところに置いてあった。一番上の段だった。

そして、一番下の段に視線を移すと……ここで一番、ドーン!! と、当時の記憶が蘇った。それは、『まもって守護月天!』だった。弟が一番好きだった漫画

家族食卓を囲んでいる時も、旅行をしてる時の車内でも、何気ない団らんの瞬間でも、とにかく弟は、この漫画の話をしてることが多かった。

弟の死因は、自動車に轢かれた後の外傷から内臓の疾患にかかったことにある。交通事故の原因の半分は弟にあり、当時は自業自得だと冷たいことを思ってたけど、まさか亡くなるとは……。病院でお見舞いをしてる時にも、弟はこの漫画を繰り返し読んでいて、ずっとその話の内容とか喋ってるんだよ。どんだけ好きなんだよって思った。

確か、アニメも観たいって言ってたかな。病室にテレビはあったけど、ビデオ再生できるものがなかった。弟は泣いて悔しがっていた。

さて、当時の俺は高校生であり、ガンガンコミックス漫画を読むことはなかった。守護月天漫画を読んでみたことはあったが、すぐに読むのをやめた。「稚拙だな」と思ったのもあるし、「絵がちょっとな~」という思いもあった。当時の俺は、CLAMPが描くような、Xとか聖伝とか、ああい精緻な絵柄のエログロが好きだった。

とにかく弟は『まもって守護月天!』が好きだった。それを、この本棚を見ていて思い出した。この日は休日であり、時間がたくさんあった。せっかくなので、この日から一週間ほどかけて、全11巻を読んでみることにした。

読んでみた感想を、以下に綴っていこう。感想を交えつつ、各巻に1~2箇所ずつ、印象的だったところを抜き出して引用する。

ネタバレがあるように見えるけど、本当に大事なところは抜き出してない。隠してる。まあ、俺の人生で『まもって守護月天!』を取り上げるのはこれっきりなんだし、少しくらいは許してくれ……。

その前に、これはどういう漫画やねん、と気になった方はWikipediaでググってほしい。あらすじは、概ねこんな感じである

~ブックライブから引用

一人暮らしで寂しさを抱える少年と、ご主人様をあらゆる不幸から守る役目を持つ守護月天美少女とのファンタジーラブストーリー一人暮らし中学2年生・七梨太助(しちり・たすけ)は、中国を旅する父親から支天輪(してんりん)という八角の輪を送られる。


まり主人公の何気ない行動をきっかけとして、小璘(シャオリン)という女神様のようなものがやってくる。お互いに惹かれつつ、ラブコメディが進行していく。その中で、超えないといけない壁がいくつもあって、主人公である太助シャオにふさわしい男になるために奮闘する物語である

では、さっそく始める。



【第1巻】

読み始めは、正直キツかった。絵柄が古いのもあるし、漫画表現が昔風なのもあるし、ラブコメを読んだ経験がない人間には何がどう面白いのかわからない。

まり楽しめないのは、すでに四十を過ぎているからだろう。子どもの頃であれば、まだマシだったのかもしれない。ただ、まあ……コンセプトはいいと思う。すごく。

なんとなくだが、『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』という映画を思い出した。某グルメ漫画でいうと、「うん こういうのでいいんだよ こういうので」を地で行く。

シャオリンが「この平和時代に、どんなものからご主人様を守るか」を決めたシーン

太助様…」

「…え……」

「もし迷惑でなければ あなたの中にある「孤独」や「寂しさ」から あなたを守ってさしあげたいのですが それではいけませんか?」


シャオ歴代の主を守ってきた手段は、主に暴力である。星神を呼び出して使役し、主人を狙う者を撃退する日々を過ごしてきた。だが、平和現代でそんな行為需要があるはずもなく。シャオは、呼び出されてすぐにお役御免になってしまう。

ならば、主人である太助をどのように守ればいいのか――その答えが上記台詞である。命を狙う敵がいないのであれば、孤独や寂しさから主人を守るのだ。太助には家族が3人いるが、全員家を離れて放浪の旅をしている。ネグレクトに限りなく近いものがあるが、ラブコメの都合というものだ。



【第2巻】

このあたりは、まだだるかった。物語登場人物は揃いつつあるのだが、展開が退屈でなかなか話が進まない。この巻から、慶幸日天の汝昴(ルーアン)という主人公の恋路を邪魔する、まさにお邪魔キャラみたいな人が出てくる。

別に、なんということはない恋愛妨害工作なのだが、この時代ラブコメ高橋留美子の影響がまだ色濃いのだろうか、暴力性が強い。この巻以外にも「死ぬやろ……」というシーンがけっこうある。昔は気にならなかっただろうが、やはり時代というものか。

ルーアンの計略によりシャオ太助の元から離れようか迷っているシーン ※太助が駆けつける

「えーっと 今はうまく言えないけど… 俺はシャオにずっとここにいてほしいんだ ――それだけじゃここにいてもらう理由にならないかな……」

「…いいえ… ………あの 私…… 太助様がここに来てくれるの 待ってたかもしれないです」


ルーアンがそれっぽい発言をして、「シャオ現代には不要ではないか」という意見を伝える(あなたなんて いても邪魔なだけなのよ)。シャオは真に受けてしまって、支天輪に帰ろうとするのだが……すんでのところで太助がやってくる。そして、ふたりきりの状態で上のような会話をする。

この場面は気に入っている。シャオ気持ちも、太助気持ちリアルに描いていたからだ。ストレートさがいい。



【第3巻】

このあたりから恋愛路線に入ってくる。太助シャオ愛情意識する場面が出てくる。

ネタバレは避けるが、シャオには恋愛ができない事情がある。本人ですら認識できない事情が。

以下の山野辺というのは、最初の頃は万引きとかするキャラとして描かれていた。物語が進むにつれて応援キャラになっていく。

シャオ山野辺が一緒に温泉に入っているシーン

「なあ シャオ…」

「…………」

シャオ?」

はい?」

「なんか元気ないけど七梨と何かあったのか?」

翔子さん…………私 病気かもしれないです なんだか…ね 胸が苦しい… 太助様がルーアンさんと一緒にいると とっても胸が苦しくなります さっきなんか どうしてだか自分でもわからないけど そっけない態度とっちゃったし太助様が話しかけてくれたのに 太助様にきっと変に思われちゃった きっと悪い病気にかかっちゃったんです ――でも どうしたらいいのか わからなくて…」 

(へえ…精霊ってのも 人を好きになったりするんだあ…)


うん。女性作者が描いてるラブコメってさ。女性側の心理描写リアルだよな。女の子ってさ、好きな男性の目の前だと萎縮することがあるじゃん意中の人を目の前にすると、体がつい後ろに下がってしまうとか、廊下を走って逃げだす子とかいるよな。

なんかこう、恋愛感情に対して不安になった時の女性心理というか。リアルさが伝わってくる。子ども時代に読んでも全く認識はできなかったろう。



【第4巻】

この巻くらいになると、ストーリーの基本線が定まってくる。何らかの事件イベントが起こって、太助シャオが巻き込まれて、レギュラーキャラがそれぞれの立ち位置で動き回って、なんやかんかで解決して、ふたり(又はほかのキャラ同士)の間柄が深まって……という流れである

基本は、太助シャオ関係性がメインだ。この作品うまいところは、ふたりばかりを推すのではなく、ほかのキャラクター間の友情とか愛情ガッツリ描いてる。

この巻だと、2つの場面が印象に残っている。いずれも、ルーアンふたりの仲を妨害するための工作を試みて、やってしまった結果である

④-1太助高速道路自転車走行中にタイヤバースト、そして前方車両(トラック)と自転車を括っていたロープが取れて転倒した後のシーン

「………え 太助様!? 太助太助様!! 太…助様あ… ……う…」

「あ…あの小璘さん…」

「どうしよう…どうしようどうしよう ルーアンさん! ――太助様が 死んじゃったらどうしよう!!」

「あ…いや まさかそんなあ」

「どうして支天輪を車に乗せちゃったりしたんですか 私……太助様に何かあったら ルーアンさんのこと絶対さない!!」

「…………」

太助様に…太助様に何かあったら… 太助様… 太助様早く帰って来てください」

「小璘…………あんた」

④-2保健室で、シャオがベッドに横たわって寝ているシーン

「なあ…ルーアン

はい!?」

「…俺シャオのこと 好きにならない方がいいのかな…」

「………… あんたあのおじょちゃんになんか言われたでしょ ――じゃあひとつ聞くけどなんでそう思うの?」

「――…」

「小璘が人間じゃないから?」

「…………」

「………俺とシャオって絶対結ばれないのかなって…」

「…ねえ たー様 あたしは たー様のこと好きよ 考えれば悩みなんていくらでも出てくるけど 一番大切なのは自分気持ちでしょ だからあたしはあんたみたいに悩まない 悩んでも変わらない想いなら 悩むだけ損だと思わない?」


気持ち、とでもいうのかな。かの有名な『BLEACH』でいうと、ウルキオラ・シファーの名台詞ひとつである



心か



みたいな感じだ。登場人物の心境がさ、わかるんだよな。喜んでるのもわかるし、苦しんでるのもわかる。そんな中でキャラクターが足掻いている姿が印象に残った。

漫画を読む前に下調べはしなかった。今も一切してない。よって推測になるんだけど、この作者である桜野みねねっていう人は、この時(1998頃?)は大学生かそこらの年齢なんだよな。作者あとがきを読むと、若いんだなというのは伝わってくる。

俺が二十代前半の頃は、地面から出てきたばかりのカブトムシの如き勢いでスポーツをするか、水道工事現場であくせく働くか、盛りのついた獣のように女を口説いて、年間に何人とセックスたか記録を付けるとか……同じ会社女の子と無理やりそういうことをした後でも、最後にベッドの上で「愛してるよ」と言ったら許されるから大丈夫とか、そんなことしか考えてなかった。人間性が動物レベルだった。

でも、この桜野みねねという人は、そんなどす黒い人間の対極を行く感性がある。この作者は凄い……と、いい年になったおっさんは感じた。※私個人と作者の年齢差は、干支0.5周り分ほどと思われる。



【第5巻】

20年以上前漫画なので、さすがに創作でも……というシチュエーションが生じることがある。作品内では、たまに登場人物がみんなで旅行とか海とか温泉に行くのだが、メインキャラがほぼ中学生で、20才以上は大変少ない。無理があるし違和感がある。

しかし、旅行とかでないと表現できないラブコメ的なシチュエーションもあると思うので……そこが創作の難しいところである。いや、文学作品創作とかしたこといからわかんないけどさ。

⑤仲間と海に来ていて、ようやく夜の海岸で二人で話ができたシーン

「なんだかね………私 太助様ととってもお話たかったです 別にお話したいことがあるわけじゃないの… でも… 太助様とお話してるととっても落ち着くから…」

「……シャオ

だってお話してるってことは 一緒にいるってことでしょ? だから…」

(だから… きっとこんなに 安心できるのね)


太助シャオは、何度もこういうシチュエーションになっている。が、恋愛が進む気配はない。事情はあるのだが、あまり絶望的な事情なのだ

あと、文章量の都合で載せなかったが、クラス演劇(かぐや姫)の数話分も大変よかった。ルーアンと、ほぼサブキャラの乎一郎が主体の話なのだが、中学校の学芸会かぐや姫をやることを通じて、「離れていても心は繋がってる」という要素を表現している。

この回は、大人ながらにしみじみときた。気になる人は、是非5巻を読んでほしい(ダイレクトマーケティング決行)。

大まかな流れを言うと、ラストのお別れシーンでかぐや姫役のルーアン台本にないセリフを言う → 月の使者役のシャオがお迎えを中止発言 → 乎一郎がそれを制止 → その後の会話のやりとりで、離れていても心は繋がっていることを示唆~といった具合である

ここまで五千字以上は書いている。一旦切ることにする。



文量の都合で2分割。

次に続きます

https://anond.hatelabo.jp/20240401122023

2024-03-27

切り干し大根煮物を食べながら書いた

一人暮らしを始めた。今年24になる。一人暮らしを始めるには遅い方だと思う。

から片道1時間半近くかかる部署に異動になって一人暮らしを決めてから、こうして暮らし始めるまで、気づけば半年近く経っていた。

今年の初めに母親が家を出て行った。父が年末年始実家に帰っている隙にと、前々から契約していた部屋にごっそり荷物を持って、父に知らせずに出て行った。

最後の日、いよいよ自由になる母の乗ったタクシーが、新しい部屋に向かって走っていくのを1月2日の私はずっと見ていた。もう母と一緒に暮らすことはないんだなあと、そう思った。そして少し泣いた。

モラハラ気質の父と、そんな父のことが大嫌いな兄と、控えめな母。金銭的に不自由することはなくても、昔から仲は良くなかった。兄が母親側につくことが多いから、自然と私は父親側につくことが多かった。思えば父が運転する時は決まって私が助手席で、母が運転する時は兄が助手席だった。たまに外食する時の席も同じ。子どもと妻を置いてすいすい歩く父を懸命に追いかけるのも私だけだった。

から自転車で通える距離にも関わらず、兄は高校進学と同時に寮に入った。そうしたら、私が一人でバランスを取らなければならなくなった。母の更年期と兄の思春期と私の反抗期でだいぶ前から荒れに荒れていた家をどうにか保たなければと、私なりに頑張ったつもりでいた。

自傷行為がやめられなくなった。中学はどうにか卒業した。不登校になった。高校を辞めた。そのあと定時制に入り直した。無事に進学して、普通に就職した。

母親父親も大好きだ。あらゆることに対して感謝してもしきれない。でも、かけられた言葉や取られた態度の中に「絶対に死んでも許さない」というものがいくつかある。

仕方ないことだとはわかってる。親も人間だ。こと母親においては、彼女母親、つまりから見ての祖母によるネグレクトに近い環境で育ったことや、長いこと父親モラハラに耐えてきた鬱憤が溜まっていたんだと。そうだとわかる。でも、中学から高校にかけての数年間、わりと長い間八つ当たりされたことも父親悪口をずっと聞かされたことも父に似ているとあらゆる仕草を詰られたことも私に嫌味を言ってきつくあたることで父親自分の望む振る舞いをさせようとしていたことも、どうしようもなく許せないままでいる。父親になんでもないことのように「なんの努力もしてないくせに」と言われたことも、たぶん一生許せない。

でも一番許せないのはたぶん自分自身だ。なんの努力もしてないのは事実だし、何より生きづらさを環境のせいにするくせに、10代の私は母親父親関係に対して何もしようとしなかった。父に母への態度を改めるように言わなかった。二人にもっと話し合うように薦めなかった。夕食中に口論が始まれば、箸を置いて自室に逃げた。兄のお下がりiPodで二人の怒鳴り声をかき消すようにアジカンを聞いて、ただ震えながら泣いていた。

母とは1ヶ月に一度は会っている。新居の近くには美味しいベトナム料理屋があって、二人でフォーを食べて、母の部屋で少し話して、煙草を吸って帰る。私が部屋に来るたびに母はおやつを用意してくれて、私が泊まりにきた時に困るだろうからドライヤーまで買ってくれた。この前泊まった時は作り置きのおかずを持たせてくれた。

たまに実家にも帰る。置いてきた荷物を取りに帰るたびに、父は車で送ってくれる。足りないものはないかと聞いて、あればホーマックに寄って車に乗っけてくれる。ちゃん自炊してるか、野菜を食べろと言ってくれる。父親母親も大好きだ。嘘じゃない。

HIRAETHという言葉があるらしい。『翻訳できない世界のことば』という本で知った。ウェールズ語で「もう永遠に戻れない場所への郷愁」とう意味だ。それが私にとっての実家だ。母親父親居間にいる時なんか、些細なことで空気が悪くなって口論が始まるから居心地が悪くてたまらなかったのに。

あれが紛れもなく私にとっての実家だったんだと思う。それはもう永遠にない。どこにもない。それが潔くて、ちょっとだけ寂しい。

2024-03-25

anond:20240325221207

増田は正しい

俺も子供の頃ペットネグレクトしてしまったトラウマがあるが

今持ってそれは俺の性分と矛盾してないとも感じるので

自分には結婚する資格はないと思ってる

2024-03-11

anond:20240311104749

基本的には自分の考えの整理と振り返りに使っているけど、ブクマカブクマカ兼ねてそうな増田を年単位で見て非常に得るものはありました

 

  1. まともな人が多いから世の中は回るは大大大前提にはあれど、想定の範囲外の人はいる。他人の知能や知的な態度に期待し過ぎてはいけない


  2. どんな能力を持って生まれるかも、どんな親の元に生まれるかも、100%運だから、すべてを当人の責めに帰すのは公平ではない
    から凶悪犯罪者や近い将来にそのような犯罪を犯す可能性の高い人でなければ、できる範囲で力になりたいなと漠然と考えてる
    (例えば、ホームレス、行き場のない子どもたち、仕事を探している人々など)
    しかし、現在生活に困っておらず、近い将来に家や仕事を失う心配がない人々には、同情する必要はないのでは?とブクマカブクマカ兼ねてそうな増田を見て気付いた
    だって自分の行動の結果が現れているだけ』としか言いようがないか

 

 

ただ、2番においてはまだ、気付きのまとめが終わっていない。これはワイではなく、別の増田投稿なんですけどね

自己責任論って突き詰めたら、森羅万象あらゆる事象自己責任を主張している本人のせいに全部転嫁できるはずなんだけど、いまだかつてこの主張が自己責任論者に聞き入れられたことがないので、自己責任論者は自己中心論者だと思っている

https://anond.hatelabo.jp/20240227185639#

 

これは 1000000000%、それはそう

 

森羅万象ではなく、もっと単純な日常的な視点で言っても、

通貨が弱く、教育システム医療体制も不十分な国から出てきたエリートや準エリート、またはスラム街からのし上がった人々にとって、先進国人間の直面する問題なんて甘えどころの騒ぎじゃないだろうし、

同じ先進国人間でも、呼吸する、歩く、座る、食べる、うんこする、寝る、じっとする からして困難な人たちからしたら、それらの困難を持っていない人の直面する問題など甘えどころの騒ぎじゃないだろうし、

身体的・精神的な困難を抱えていない人であっても、居所不明児童悲劇 川口高齢夫婦殺害事件(2013年)当事者に近い環境に身を置く人はいるだろうし、

殴る蹴る性加害など緊急性の高い虐待ではなくても、電気ガス水道が止まるのが日常なのはまぁまぁしんどいし、

ネグレクト機能不全家庭でなくても、教育DV暴言日常とか過干渉とか条件付き愛情とか、基盤を壊すものは無数にあってひとつひとつ挙げたらキリがない

 

 

まぁそれでも新たに上がっている『めちゃくちゃ叩かれてるビリギャル擁護?を少しだけ(https://anond.hatelabo.jp/20240310181641#)』では、

ボンボン(持てる側) の 甘え や 傲慢が叩かれてるんだよね

やっぱ、甘やかされた裕福な家庭の子どもたちが、自分人生が大変だと嘆いたり、傲慢教育はいてるのを見ると、

呆れたり、バカなの?ってなるの、どうしたって一般的感覚だと思うんですよね。だってエクイティ(Equity)や共通善と反してるから

 

(ただ、厳しい環境に身を置くと〜の話を書いた時、先進国特別な困難も無さそうな人たちが『生存者バイアスだ!』とキレてましたよね?自分を棚上げ?😒とは思わんでもない)

 

 

 

 

やりたくないことをしない選択他人にそれを強制しない選択は、他者を受け入れる態度と関連している

でもなんやかんやとやらないといけない事は現実問題としてある。そして、エクイティ共通善に反する持てる者(能力主義)の傲慢

 

暇な時に考えてそろそろ3ヶ月くらい経つけどなかなかまとまらない

 

1. 他人の知能や知的な態度への期待:

- まともな人が多くても、全ての人が同じ期待に応えるわけではない。期待し過ぎないようにすることが大切である

 

2. 生まれつきの条件と自己責任

- 能力や生まれつきの条件は運に左右される。凶悪犯罪者でない限り、力になりたいと思うが、生活に困っていない人々に同情する必要を感じない。

 

3. 自己責任論の突き詰めと批判

- 自己責任論を突き詰めると、すべてが本人の責任になるが、それを受け入れることは難しい。自己責任論者は自己中心的だと感じる。

 

4. 困難な状況への理解

- 先進国の人々も、困難な状況や悲劇に直面することがある。ただし、他の人の問題共感すると同時に、エクイティ共通善に反する傲慢な態度には注意が必要

 

5. エクイティ共通善に反する傲慢

- 持てる者が傲慢な態度を持つことはエクイティ共通善に反しており、これには批判的な態度をもつべきである

 

6. 甘えや傲慢への批判

- 甘えや傲慢な態度が叩かれることは、エクイティ共通善に基づく考え方と一致している。厳しい環境に身を置く話については、「生存者バイアス」の意見もあったが、これには異論もある。

 

7. やりたくないことをしない選択他者への受け入れと現実問題

- やりたくないことをしない・させない選択は大切だが、同時に現実問題としてやらなければならないことも存在する。他者尊重し受け入れる態度とバランスが求められる。

  

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