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2009-06-09

中国チベット支配のえげつなさはとどまるところを知らない。

パリ名誉市民に輝くダライ・ラマ猊下、身辺に慌ただしさが滲む。「後継者は私の存命中にあるかも、外国人かもしれない。女性の可能性も」

ダライ・ラマ十四世の後継は、チベット仏教では形式的にパンチェン・ラマが指名する。

実際には法王崩御から四十九日以後に輪廻転生があるわけだから、霊性に優れた赤ちゃんを、生前の法王の発言などのヒントに基づき、ブレーンらがチベット地区(現在チベット自治区に限らず四川雲南青海省など、伝統的なチベット人居住区)をくまなく探し求めて、何人かを選抜して或る場所に集め、四歳か五歳に成長してからの霊性、知性をみて最終的に選び出す。

生前、「湖畔のほとり、山の緑ふかい場所」とかのヒントの集積による。

しかし、チベットは1951年に中国共産党に侵略され、夥しい僧侶が殺され、チベット寺院の多くが破壊され、先代パンチェン・ラマ北京に幽閉されていた。

1995年にパンチェン・ラマ後継をダライ・ラマ法王が選ぶと、その指名されたニマ少年を両親ごと中国は突如拉致し、どこの馬の骨だか分からない少年洗脳して「パンチェン・ラマ」をいま名乗らせている。

行方不明の霊童=ニマ少年は、いま生存していれば20歳になる。

中国が“指名”した「偽パンチェン」は昨今、中国全土を行脚し、「私は共産党の指導の下で、仏教を説く」と講演して歩くため信者の中に失望が生まれている。

チベット仏教輪廻法則では、この「偽パンチェン」が次のダライ・ラマ十五世を選ぶことになる。

そうなれば中国共産党が指令、指示するがままの傀儡祭主誕生することになる。

あまつさえ共産党は07年に「次期後継のダライ・ラマは最後に共産党承認が必要」という法律勝手に制定し、人事権とごっちゃに後継指名権を把握したつもりでいる。 

 

民族伝統破壊し、自決権を奪う

チベット亡命政府のなかには、ダライ・ラマ十四世の穏健主義に反発し、独立をもとめるチベット青年党の存在が確認されている。

だが現在ダライ・ラマ猊下インド亡命してすでに半世紀が経ち、十四世の後継問題は、いよいよ深刻になってきた。

法王は七月に74歳になり、近年は病気がちと伝えられている。

最近法王は「次期後継者外国人かも知れないし、チベット以外の場所で育った者かも知れず、いや女性であることもある」と発言した。

ヘラルドトリビューンに拠れば、「後継者選びは私の存命中に行われる可能性もある」と示唆したという(6月9日付けIHI、一面トップ)。

政治伝統と衝突」と同紙は語彙を選んだ。

当面、インド亡命してきたカルマパ十七世が、ダライラマ法王のもとに仕えており、周囲に拠れば、カリスマ性がともなっているという。カルマパ十七世は北京政府が指名した経緯があり、99年に亡命した。いま24歳。

「かれはおそらく後継が正式に決まるまでの暫定期間、精神指導者の役を演じるだろう」(NYタイムズ)。

最悪のケースでは「ダライ・ラマが二人、この世に現れることになる」。まるで南北朝の再来、中国チベット支配のえげつなさはとどまるところを知らない。

2008-03-18

チベット亡命政府

100人死者が出たと発表しているが

南京日本軍が30万人殺したことを考えれば全然たいしたことはない

 
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