はてなキーワード: ダークダックスとは
今日はさすがに少々堪えた。
少し自分を落ち着かせるために、書いてみたいと思う。あとで多分消す。
今朝早くに父が退院したがっていると母から呼び出し。
もう明日ホスピスとの面談なので少しほっとしていたのだけれど、ここ数日の強力な鎮痛剤の副作用か精神に混乱が見られるということ。
急いで実家に駆けつけると、ベットに横たわる父は又少し痩せたように見えた。3ヵ月前まで65キロあった体重が45キロになっていたのだけど、今朝はなんと言うか、もう確実な死期を感じさせる、たぶん死相というやつを浮かべていた。
そして、笑いながら虚空に手を差し伸べて何かを一生懸命話していた。
父は私に気がつくと起き上がり、以外にしっかり「やぁ、いらっしゃい」と話し始めた。
目の焦点が少しあっていない。私を認識はできている。
USBメモリプレイヤーにCDの音楽を取り込んでほしいと頼まれ作業。
「なつかしき歌こころの歌??叙情愛唱歌全集??」全10枚を聴きながら話をするが、何か良くわからない機械の修理法やら最寄り駅から実家までの来方を一生懸命説明してくれた。ダークダックスの惜別の歌とか鮫島有美子の埴生の宿とか聴きながら、どういう拷問だこれ、と。頭の中ではっぱ隊のYATTA!を爆音で鳴らして対抗し、微笑みをキープした俺を最大限に褒めたい。
由紀さおりの夕焼け小焼けあたりはIKUZO脳内まっすあっぷの必要があったが。
それにしても鮫島有美子はいい。
最近息子は「とっと、じぃじ」を話せるようになったので、少し話してもらおうと思ったのだがあいにく昼寝中。
嫁と話して少し落ち着く。
いったん家に帰ろうかと思っていたが母も疲れているし、不安だろうから今日は泊ることにする。
晩飯に一緒に寿司を食べるが、すぐもどしてしまう。
固形物はたぶん、もう無理な感じだ。
http://anond.hatelabo.jp/20070205222022
癌が見つかって4年、これを書いた時にはすでに予想されていたイベントではある。
少しづつ準備はしてきたので諸々の手配はすんではいる。心の準備もしてきたつもりだけれど、これはやはりしんどいね。覚悟なんてあろうがなかろうが、まぁやれることをやるしかない。
そういや祖父がなくなったときの父はどんなだったろうと思ったが、そのころちょうど海外にいて立ち会えなかったのだった。
明日はホスピスで先生と今後の相談をすることになる。しっかり母を支えなくては。
それにしても昨晩眠れなかったのでこれとか見てて今日は救われたよ。
裸になれる、さらけ出せる人間って強い。