はてなキーワード: サマータイムとは
こう言えば、一般の人にもどれだけ危険かわかるのではないだろうか。
世界的には車が右側通行の国が圧倒的に多数だし、日本車は日本の基幹産業。だから、左側通行をやめて日本を右側通行にすることにより、日本車を改修なしでそのまま海外に輸出することができ、高い経済効果が見込まれる(知らんけど)。
だから、2年後の東京オリンピックに合わせて、日本車の覇権を世界に知らしめるため、日本も車の左側通行をやめて右側通行を導入する。
運転は人間がするもの。だから、一人ひとりが気をつけて運転すれば、事故は起こらないはず。事故を起こしたら気をつけていなかった本人が悪い。
…こういうこと言う人がいたら、頭おかしいんじゃないの?と思いますよね。IT業界の関係者なら、あるいは、プログラミングを少しでもやった経験があれば、サマータイム導入は同レベルの話だとわかるはずなのです。
ちなみに、沖縄がアメリカから返還された時、ある日突然、車が右側通行から左側通行に変わって、どれだけ事故が起きて混乱したか、記録が残ってます。
その結果、オリンピックに失敗したとしても、
それはサマータイムをスムーズに導入できなかった国民のせいにできる。
最初は単なる森元の思いつきかと思っていたら安倍首相が自民党に議論指示したと報道されて本気モードになった。
なぜ突然にサマータイム導入が議論されなければならないのか、これは自分だけでなく誰もが思う疑問だと思う。五輪対策なら競技時間のほうを変更すればいいだけだ。五輪のテレビ中継の海外放送時刻と競技時刻との調整がいつも注目される中で、サマータイム導入のニュースではそのことが一切言及されないのはおかしい。今回のサマータイム議論は、目的が全く意味不明だという点が、今までの議論との違いである。
これは議論を起こした側も、サマータイム導入を本気で狙っていないということだ。「五輪のためのサマータイム」であるはずだが、未だに選手の一人もサマータイム導入支持を表明していない。顔と名前を出してサマータイム導入を推進すると名言してるのは、自民党の森元五輪委会長と遠藤副会長だけである。
第一に自民党総裁選の報道を減らす目的がある。サマータイムは政治ネタだ。サマータイムで枠を使えば自民党総裁選のニュース放送も減る。総裁選は、安倍圧勝の結果は確実だが、石破が何票獲得できるかが争点となっている。安倍としては石破の露出を減らしたい。そのための、このタイミングでのサマータイムの投下だ。
第二に臨時国会での争点逸らしの目的だ。安倍首相は秋の臨時国会で自民党から改憲案を提出すると名言した。そんなことになれば報道は憲法改正議論一色になるはずだが、そこでサマータイムである。夏に自民党に指示していたサマータイム法案を臨時国会で提出させる。世論としてはサマータイムのほうに目が行ってしまい、野党もサマータイムの議論に対応せざるを得ない。サマータイムは国会対策の先の先まで読んだ自民党の計略の一つである。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
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00 | 172 | 18851 | 109.6 | 27 |
01 | 101 | 9913 | 98.1 | 26 |
02 | 74 | 5866 | 79.3 | 30 |
03 | 42 | 3945 | 93.9 | 61 |
04 | 26 | 2467 | 94.9 | 39.5 |
05 | 11 | 1040 | 94.5 | 74 |
06 | 24 | 9276 | 386.5 | 88.5 |
07 | 19 | 2050 | 107.9 | 48 |
08 | 31 | 3620 | 116.8 | 53 |
09 | 34 | 2925 | 86.0 | 61 |
10 | 68 | 10539 | 155.0 | 56.5 |
11 | 78 | 7575 | 97.1 | 44 |
12 | 94 | 9863 | 104.9 | 42.5 |
13 | 116 | 9380 | 80.9 | 32 |
14 | 95 | 8505 | 89.5 | 46 |
15 | 76 | 7657 | 100.8 | 40.5 |
16 | 111 | 11544 | 104.0 | 44 |
17 | 75 | 8269 | 110.3 | 58 |
18 | 86 | 9099 | 105.8 | 44 |
19 | 74 | 9756 | 131.8 | 71 |
20 | 153 | 14156 | 92.5 | 44 |
21 | 200 | 15406 | 77.0 | 35 |
22 | 130 | 17531 | 134.9 | 65 |
23 | 154 | 14834 | 96.3 | 44 |
1日 | 2044 | 214067 | 104.7 | 42 |
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オリンピックに向けたサマータイムの導入などできるわけがないと考えている。
多くの企業はシステムの対応が間に合わないので反対するだろう。
しかし、日本にはアメリカ相手に戦争を始めた悪しき前例がある。
当時の政治家や軍の上層部にも対米開戦して勝てると考えている人はほとんどいなかった。
でも、やってみなければ分からない、と考えていた人も少なくない。
システムに詳しくない人はこう思うかもしれない。
ITの連中は2000年問題のときにも大騒ぎしたが、何も起きなかったではないか。
その裏舞台でどれだけの準備をしたのかは知られていない。
それに、表沙汰になっていないだけで、裏では様々なトラブルが発生したはずだ。
2000年問題は自動的にやってくる、言わば自然災害に近い部類のものだが、サマータイム導入はやらなくてもいいことだ。
こういう例えはどうだろう。
大規模システム経験者は、太平洋の真ん中でジェット旅客機のエンジンが止まる心配をしている。
例の自称ITジャーナリストは、目覚まし時計が止まったら電池を交換すればいい、と言っている。
同じ「止まる」というキーワードだからってジェット旅客機と目覚まし時計は比較できないよね。
このくらい、感覚の差がある。
1. 東京オリンピック時の導入にはこだわらない。時間をかけて検討する。
2. サマータイムを導入するかどうかは国民投票によって決める。
3. 導入する場合に備えて、法律およびIT関連の規格について調査を開始する。
4. 調査結果に基づいてサマータイムを実施する場合の規格を定める。
5. 調査結果に基づいてサマータイムを実施する場合の法律案を作成する。
7. IT系機器やアプリケーションがサマータイム対応をセールスポイントにする。
粛々と実行される。
みんな夏が暑いって話ばかりしてるけど、個人的には冬の早朝の寒さの方が何倍も辛い。
冬は10時始業くらいになってくれたらすごく助かる。
夏は、何も苦ではないので、このままで構わない。
支持している政党にも支持していない政党にも有権者として堂々と意見を送ろう
ネットをやらない世代は新聞の投書欄などに目を通している。サマータイムは良くないものだということを前提にした投稿が投書欄や川柳欄に載れば載るほど反対意見は浸透する。サマータイムによって悪影響を直接受ける業界にいるのなら、情報提供フォームを使って取材を促すのも良いだろう。
朝、昼、夜の情報番組の影響力は大きい。各情報番組で取り上げるよう要望を各局に送ろう。
ラジオは仕事をしながら個人で聞いたり、職場や食堂や各種待合室で流しっぱなしになっていたりするのでネットとは違う層に届く。情報番組の投稿コーナーにサマータイム反対の意見を送って幅広い層と認識を共有しよう。番組で取り上げるよう要望を送るのもいいだろう。
TwitterやFacebookで「いいね」をしたり、はてなブックマーク上でブックマークをしたりすると、それだけで対象の投稿が多くの人のトップページに表示されるようになる。サマータイム反対の投稿は片っ端から「いいね」してブックマークしよう。
change.orgで探してみたところ、現時点で2つキャンペーンが立ち上がっているようだ。
実家でテレビを見ていてサマータイムの話題が出るなどしたら、自分はサマータイムに反対だということを家族や周りの人に伝えよう。「なんとなく良さそう」くらいに思っている人を「なんとなく良くなさそう」にするくらいのことはできるだろう。デモなどがあれば参加しよう。
右翼方面から「サマータイムの導入を目論んでる安部首相は日本を滅亡に追い込もうとしている!逆賊!」みたいな反応をあまり見ないけど、そもそもあまり右翼方面の情報を細かくチェックしてるわけでは無いので、単に自分が知らないだけだと思うことにする。
ここ数日Twitter界隈で猛烈に叩かれているサマータイム。
システム的な面を中心にどれだけ不利益が出るかの解説は出尽くしていますが、まだの方はこちらなどをご参照ください。
「サマータイム実施は不可能である」 https://www.slideshare.net/tetsutalow/ss-109290879
本稿では、そのような反対論が特段意味をなさない、すなわち私が「サマータイムに反対しようが賛成しようがどっちみち実現しない」と考えていることについてお話しします。
まず、これらの記事を見てください。特に後者の安岡孝一先生(京都大学人文科学研究所教授)のブログは、本エントリを書くきっかけになり、同時に執筆に当たり大きく参考にしています(一つ一つ参照元の文を示すことは省略させていただきましたことをご容赦ください。)。安岡先生に感謝申し上げます。
「東京五輪終わっても「サマータイム」恒久的運用へ 議員立法による成立を目指す : スポーツ報知」 https://www.hochi.co.jp/topics/20180808-OHT1T50025.html
「日本の法令における「一日」と「二十四時間」 | yasuokaの日記 | スラド」 https://srad.jp/~yasuoka/journal/623028/
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◆夏時間への切り替え方 導入初日を4月の最初の日曜日とした場合は午前2時に2時間進め午前4時に合わせる。夏時間が始まる日曜日は 1日が22時間になる。10月最後の日曜日をサマータイムが終わる日とした場合は午前4時に2時間戻し午前2時に合わせる。この日は1日が26時間となる。
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必ずしもこのような立法がなされるとは限りませんが、少なくとも夏時間を採用した場合には、同日に同じ時間が2度到来します。2時間をずらすサマータイムであれば1日26時間の日が発生します。そしてこの場合、2つのパターンが想定されます。
①午前0時~午前1時59分59秒の終わりまでが2回あるパターン
②それ以外のパターン
日本の戸籍では、時間単位の記載が行われる事項は必ずしも多くはありませんが、有名どころとしては死亡時刻が挙げられます。
なぜこれが必要かといえば、死亡の先後によって相続の順位に変動が起きるからです。
祖父・父・息子・息子の妻の4人を思い浮かべてください。この4人には、これ以外の身寄りが一人もいません。そして、サマータイム終了日には、午前4時の時点で時計を午前2時に戻すものとします(上記②のケース)。
さて、父がある日の午前3時ちょうど、息子がその1時間30分後に亡くなったことを想定します。民法の規定に従えば、父が死亡した時点で相続が発生し、父の財産の全ては息子に相続されます。そして、息子が死亡した時点で、父と息子の財産の全てが息子の妻に相続されます。簡単ですね。
しかし、日本の戸籍は残念ながら24時間表記ではなく、午前/午後n時という記法を採用しています。彼らの戸籍はどうなるでしょうか。現行制度に基づけば、父の死亡時刻は「m月d日午前3時」と、息子の死亡時刻は「m月d日午前2時30分」と記載されます。さて、これで両名の死亡順序が入れ替わってしまいました。この通りの記載であれば、まず息子の財産を父と息子の妻で分配することになります。そして、父の死亡によって父の財産の全部と息子の財産の一部は祖父に相続されます。
何を言いたいかといえば、死亡の順序によって相続割合は変動するのです。
上のような不具合を回避するためには、「午前2時」から「午前3時59分」までの間の時刻に、例えば「一回目」や「二回目」といった表示をする必要があります。
昔ながらの手書きの戸籍であれば、これは割合簡単なことです。しかしながら、全国の4自治体を除く全ての地域で戸籍はコンピューター化(電算化といいます。)されています。その自治体名などはこちらをご参照ください。
「戸籍電算化 | 晴れのち曇り時々雨 http://www.kumori.net/koseki/」
電算化された戸籍のシステムでは、当然この「一回目」というような文字や記号を挟み込む機能がありません。そして、上記①の場合でも、戸籍は24時間表記ではありませんから、やはり「午前0時~午前2時」が2回生じますから同じことです。さらに、自治体が使用する戸籍のシステムは、法務省が統一的に開発したものではなく、各自治体が個別にベンダーと契約して導入したものです。ベンダーはおおむね数社に集約されていますが、互いに独立したシステムですので、その改修はシステムごとに行うことになります。
次に、スケジュール的なことを考えましょう。「サマータイム法」を提出しうるのは最速でこの秋の臨時国会ですから、まあ10月頭ぐらいでしょうか。そして、サマータイム法案は議員立法(下記参照)であって、決して成立が確定していませんから、早くとも法案の提出時点から前述の戸籍の記載に関する法務省令なり通知なりの立案を始めることとなります。
「【東京五輪】酷暑対策でサマータイム導入へ 秋の臨時国会で議員立法 31、32年限定(1/2ページ) - 産経ニュース https://www.sankei.com/politics/news/180806/plt1808060002-n1.html」
法案成立後なるべく急いで法務省令なりを出すとして、戸籍の記載方法が各自治体に通知されるのはどんなに急いでも10月頭~中旬となります。
さて、戸籍というものは決して間違いがあってはならないものです。この「間違い」というのにはいくつか意味があり、代表的なものとしては、
A.内容に間違いがあってはならない
の2つを挙げることができます。
まず、Aについては、先ほどの例を挙げるまでもなく、戸籍に関する記載を誤れば一発で国家賠償訴訟、管理職以下懲戒処分まっしぐらです。そのぐらい戸籍は重いものです。そして、Bについても、例えば市民の離婚歴や本籍などの情報が流出した場合、こちらも一発でやばいことになります。そのぐらい(ry この2つの帰結として、戸籍のシステムは、改修に当たっても決して脆弱性を生じてはいけないものであり、同時に、改修後のシステムにもエラーがあってはいけません。
では、これらを満たす改修について、今年度中に全自治体が見積もりを取り、来年度予算に反映させるか最悪来年度補正予算に盛り込み、再来年度までに実装までを終えることができるでしょうか。無理ですね。
ここからが大切です。
法案を書く場合には、必ず「法制局」のチェックを受けなければいけません。官僚さんが書き、内閣提出法案(閣法)として提出する場合は「内閣法制局」、議員さんの発案で議員立法として提出する場合は「衆議院法制局」または「参議院法制局」のチェックを受けることになっています。そして、法制局の方は、ここまで書いてきた不都合を当然ながら分かっています。そして、きちんと「無理です」とおっしゃいます。もちろん、原理的には法制局のチェックを受けずに法案を提出する権限が国会議員にはあります。そうでなければ、言ってみれば公務員に過ぎない法制局職員が国会議員以上の権限を有することになり、国民主権に反します。しかし、実務はそのように動いておらず、法制局と何かしらの妥協に至ることになります(明らかに憲法違反の議員立法を提案される先生方も現在の与野党問わずいらっしゃるようですが、その辺は法制局の方が努めて雅な言い回しで案文に落とし込まれているようです。)。しかし、これに関しては法制局の方も法務省民事局の方と一緒になって「無理です。」と言わざるを得ません。妥協の余地がありません。そして、このエントリよりも遥かに分かりやすく不都合を説明されます。この時点でサマータイム法案は葬られます。以上。
ここまでのことを極めて短く書けば、「サマータイムは法制局チェックを通らないので実現しない」ということになります。みなさんどうぞご安心ください。
それでもサマータイムが実行された場合、それは本格的に明白な違憲立法も法制局を無視してバンバン通りうる社会になったということです。サマータイム以前の問題なので共に悲しみましょう。
なお、刑法・刑事訴訟法上の刑期や勾留期間を含めた1日が24時間であるという前提に基づく各規定については、確かに23時間や25時間の日の存在を想定していないというのはそのとおりですが、おおむね①時間単位で規定しなければならないほど短い期間は時間で、②乱暴な言い方をすれば数時間の誤差は許容されるような期間は日数以上の単位で規定されていますので、混乱が生じることはあっても法制上そこまでの支障にならない気がします。
安岡先生のこちらのコメント(なお、こちらのリプライ先になっている刑事訴訟法に関する指摘は私のものではありません)
https://srad.jp/comment/3459182
は、危惧としてはもっともですが、時間の計算であればきっかり実際の時間の経過に合わせた例えば「四十八時間後」に期限が到来することになろうかと思います。この辺は民法138条以下と民法の解説書をご参照ください(民法の規定ですが、特則がない限り全ての公私の期間計算に適用されます。)。あくまで本エントリの目的は「サマータイムが実現しない理由」を述べることですのでこれ以上踏み込みません。
むしろやりたいなら、2020過ぎてからあたりが良いんじゃない。
オリンピックを機になんでもかんでも仕事を増やす(給料は増えない)んじゃなくて、
オリンピックをしっかり支援して成功してほしい。(ボランティアだけじゃなくて、イベントスタッフを雇うとか)