はてなキーワード: カロリーメイトとは
特別デブな訳でもガリな訳でもないが、ずーっと体重が定まらないまま30年弱生きてきた。
成長期はともかく、20歳あたりからは大体年間5kgぐらいの増減を繰り返している。
原因は明らかで、ライフスタイルだとか運動量の変化とかではなく、単純に食事量が安定しないせいである。
と言うのも、未だに自分の適切な食事量というのが分からないのだ。
大学生のころに色々試してみて、1日3食・毎食腹いっぱい食べるようにしたら5kg増え、朝昼晩こだわらず気が向いた時にだけ食べるようにしたら5kg減った。
それ以降は、それを基準に昨年より体重が増えていれば昨年より少なく、減っていればその逆、というような大雑把な調整の仕方しか出来ないししていない。
まあこの調整を年単位でなく月単位でやれば問題ないのだろうが、自宅に体重計がないので測定は年1回の健康診断のみ。
そもそも食事に気を配るのが面倒だからそうしているのであって、毎月毎月体重計っては来月はこうしよう、などと考えるなんて自分には絶対に出来そうもない。
元から体型にも食にも関心がなく、食事にお金も時間も割きたくないので内容もお粗末なものである。
全て外食なのは言うまでもないが、1人で食べる時は9割方ファストフードかコンビニ飯。酷いときはウィダーインゼリーとカロリーメイトで生き延びている。
ついでに最近は百均のピーナッツがカロリー的に1番コスパが良いことに気付き、そればかり食べている。
別に5kgぐらいならギリギリ服のサイズも変わらないし、今のところ体調も良好なので問題はないのだが、とはいえ三十路を目前にしてこれでは遠くないうちにガタがくるだろう。
しかし改善しなければ、というのは分かっていても、やはり適切な食事量が分からない時点で何をどうすべきなのかサッパリである。
世間一般の人たちはどうやって体重維持してるんだろう?いちいちカロリー計算とかしてんの?マジで?
想像するだけで無理だ。
遅田だけど、A「〇〇面白いよね」→B「△△観てないの?」みたいなやり取りが嫌になったので色々観てみた。地上波でアニメを観ないので、配信を待ってたら遅くなってしまった。まだ観ていない作品もあるけれど、ウマ娘の4話が配信されてたのを見て心が折れたので途中送信。それっぽく並べてあるけど、作品の優劣は付けてない。容赦して。
ネトフリ限定。航空自衛隊のおしごとアニメ。自衛隊等、軍隊の色んなお仕事を描く場合、「GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」みたいに架空の戦争を描くのがセオリーというか、一番手っ取り早い気がするのだけれど、本作は日常業務を割とメインに描いている点で珍しい気がする。そのための「ドラゴンの世話係」というモチーフはすごく好き。
何よりこの作品が良いのは、メインで描かれているのが「様々な事件を航空自衛隊が解決していく姿」とかではなく「そういった様々な業務をこなしていく中でもみくちゃにされる主人公の、心の機微」なところ。1話で既に胸がいっぱい。
全体的にテンポが良い&笑ったり泣いたり出来る内容なので、「宇宙よりも遠い場所」が好きな人はツボかも。円盤買おうか検討中。
かっこいい大人を描くアニメ。ある日主人公の前に超能力を持った少女が現れて云々というモチーフはとても好き。特に「特殊能力を持った子供と、精神的な支えになってくれる保護者(大人)」という関係を描く作品がツボなのでもっと観たい。「アリスと蔵六」とか。
とにかくギャグとシリアスのバランスが秀逸。「シリアスなシーンっぽいけどBGMがギャグ」とか「イイハナシダッタナーと思わせといてツッコミで落とす」とか。特に及川啓監督作品「この美術部には問題がある!」にも共通しているツッコミの良さが健在で嬉しい。
公式ラジオによると「アイッター!」はアフレコ現場のノリで思いついたらしく、本作に限らずのびのびと声優が演技している作品は観ていて楽しい。「この美術部には問題がある!」でもアドリブをどんどん採用していくスタイルだったそうなので、本作もすごく楽しみ。
なお監督は今期「ウマ娘プリティーダービー」も兼任しているらしいのだけれど、控えめに言って命燃やし過ぎじゃないだろうか。
P.A Worksによる競馬場の擬人化アニメ。田舎から上京した主人公が、ウマ娘の頂点を目指すスポ根モノ。でもライバルもみんなおんなじ学校にいたり、しかも割と仲がいいというのがすごく今っぽくて好き。でも実際そういうもんだよね。
とにかくレースのシーンが非常に良く出来ている。草薙の背景美術によるリアルな競馬場、キャラクター同士の会話が聞こえないくらいうるさい歓声、ウマ娘の走るフォームやめちゃくちゃ重い足音、アツイ実況と落ち着いた解説、他の子に追い抜かれるときの「むりー!」とかすごく秀逸なセリフだし、そもそものレースシーンの尺とか(アニメの尺で1~2分。わざとかな)。競馬を好きになりそう。
あと競馬の小ネタが満載の作品になっている、らしい。私みたいに競馬初心者はニコニコ動画等外部記憶を利用しながら観ると10倍位面白いのでおすすめ。
50周年につきリライトされたあしたのジョー。スラムからボクシングで成り上がっていく主人公を描く作品。各所で有名なイラストレータが監督を務めているらしく、キャラの造形にすごく味があって良い。それにスタジオ風雅の背景はドンピシャ過ぎる。
いくつも映えるシーンがあるんだけれど、その度に主人公やライバルがジョーや力石にしか見えないところがとても良く出来てる。
アウトサイダーの主人公を描く作品にヒップホップミュージックはよく合ってる。個人的に大好きなジャンルの音楽なのでそれだけでもツボなのに、加えて音楽を引き立てるような演出もあったりして最高すぎる。音楽を担当するmabanuaの楽曲はgoogle musicとかで聴けるのでみんな検索してみてね。
私は原作未読なのだけれど、当時もボクサーと呼ばれる人たちは本作みたいなアウトサイダーだったのだろうか。今ではオリンピック種目にもなってるくらいメジャーな競技なので、そういう「ボクシング=クリーンなイメージ」と距離を置くために、メガロボクスというモチーフを作ったのかも。
アマプラ限定。2010年代のヲタクを描く日常アニメ。最近観たオタクx恋愛な作品は「ネト充のススメ」と「3D彼女 リアルガール」だけれど、前者はトレンディドラマ、後者は少女漫画テイストな感じ。対して本作はもっと、有り物としてのオタクを描くことがメインになっていて、よくツイッターとかで流れてくる「オタクを相方に持つ(自身もオタクの)漫画家さんが、実際にあった面白いことを漫画にしてみました」的なものに近いかも。かつ、これまでのアニメ作品の中でも特に(私の知る限りの)リアルなオタク像に近く、オタク=不健全な人みたいなイメージではなく「ほとんどのオタクは(多少不健全であっても)割とマトモに生きているんだよ」という描き方がされている。私はオタクではないのだけれど、とてもわかりみが深い。
個人的に一番好きなシーンは「職場で昼休憩の時間になり、おもむろにイヤホンを取り出し、カロリーメイトを加えながらSwitchでモンハンを始める主人公(男)」。なおクレジットにちゃんとモンハンの名前がある。間違いなくモンハンをプレイしていて笑った。
驚いたのは「出ねえじゃねえかよ紅玉よお!物欲センサー発動してんじゃねえよ!(リオレウス狩りながら)」というくだりがノイタミナ枠で流れたこと。すっかり市民権を得たんだなぁ、としじみ。
公式ラジオでも言っていたけれど、ネットスラングの発音がすごく難しそう。正解がないだけに、「なんか違う」って思う人は多いんだろうか。
かわいいコメディ。ソシャゲ原作なのに、自らを容赦なくネタにしていくスタイル。監督は多くのラブコメ作品を作った人なので、コメディ要素が非常に良く出来ててとても面白いし、女の子がみんなかわいい。
特にソシャゲ要素のネタ化が秀逸で、一度でもソシャゲをやったことある人なら刺さると思う。老若男女誰でも?気軽に楽しめる感じがある意味ラストピリオドらしさなのかも(やったことないけど)。
ロボットアニメを題材にした、宇宙戦艦乗りの日々を描くギャグアニメ。「いつ戦闘になるかわからない中逃げ場所もなく、毎日同じ兵士たちと衣食住を続けてたらストレスで絶対頭おかしくなる人出てくるよね」を体現したような主人公の悲喜こもごもを丁寧に描いている。何が良いって、短いアニメなのに作画がめちゃくちゃしっかりしているので、色々ヤバイことになってる主人公を見ていると脳裏に他作品の主人公の姿がチラつくこと。マジで実際ありそう。それにしても主人公の狂いっぷりが最高すぎる。
FOD限定。アイヌを舞台にしたモンスターハンターみたいなゆるキャン。制作は「虐殺器官」「刻刻」のジェノスタジオで、元請けは本作が3つ目。なんでハードな作品ばっかなんだろ。
物語の縦軸は悪人を倒し、素材を剥ぎ取って集める事だけれど、乱入してくるイビルジョーみたいなヒグマのほうが怖い。登別にある(´(ェ)`)牧場行ったことあるけどヒグマはめちゃくちゃ怖い。アレと対峙する主人公のフィジカルは、モンスターハンターの世界で最強の生物ことハンターのそれである。
一方ゆるキャン要素がとても良い。風景のロングショットの多さや焚き火が何度も登場する感じとか。そういう雰囲気を大切にしてる作品。
音響が良いので、自然音(焚き火の音とか)も戦闘音(爆発音とか、銃のリロードをして排出された薬莢が岩の上に落ちて転がる音とか)もとても雰囲気が出ていて痺れる。
音楽は全体的にストリングスでまとまっていて、映画みたい。サントラ買おうかな。
アイヌ語監修、アイヌ設定監修がおり、アイヌの文化について丁寧に描かれているのが印象的だった。なによりアイヌの人→アイヌの人ではなくアイヌの人→アイヌじゃない人の構図でアイヌの話をするので、細かい説明付きでとてもわかり易い。
OPがMAN WITH A MISSIONなのは流石に草。絶対顔で選んだだろ!
2期。1期のときと変わって監督が佐山聖子(総監督は引き続き佐藤順一)、脚本が赤尾でこ、福田裕子に。やさしいせかいの部活モノ。私は他校との競争がメインの部活よりも「その生徒にとって、一生モノの楽しい思い出や趣味、居場所作り」がメインの部活のほうが好き(必ずしも両者が対立するわけではないけれど)で、本作は後者。
以前「高校時代は一生懸命部活に打ち込んでいたのに、高校を卒業したあともその分野を続けてる人がほとんどいない」みたいなニュースがブラック部活問題で話題になったけれど、本作のダイビング部であったり、ゆるキャンの野クル(部活じゃないけど)みたいなのは、部活という在り方に対する一つの答えなのかも知れないなぁ、と思った。何より先生が良い人で、悩む主人公を導いてあげる役目を負っているのが好き。
背景美術の雰囲気、なんか変わった?と思ったらスタジオカノン→J.C.STAFF美術部に変更してた。どちらも非常に綺麗。
物語の縦軸は「てこの成長」なので、1期を見ていないとピンとこないと思う。
ネトフリ限定。ミュージカルアニメ。そもそもディズニー作品以外にミュージカル風のアニメを見たことがないので、すごく新鮮。ストーリー自体は王道で、「不思議な力を持つ主人公」「ギークでちょっと頼りない兄弟」「正義感の強い騎士」「悪い王子」「心の優しいお姫様」等キャラクターの描き方もわかりやすい。そういうベクトルの作品なのがネトフリらしさなのかも。
抑圧に対する開放の象徴として「歌」があるストーリーがとても良いし、「歌っちゃいけないと言われてるけど、つい歌っちゃう主人公」と「国民から好かれているから歌ってるんだけど、その歌を政治の道具にされているお姫様」という対比も良いなぁと思った。お姫様の中の人が田村ゆかりなのもハマリ役すぎるし。クラシックを基調とした音楽がめっちゃ良い。
背景美術はでほぎゃらりー。この会社はドワンゴとカラーとポノックが立ち上げた会社なのだけれど、クオリティがめちゃくちゃ凄い。森の中のシーンとかジブリの男鹿和雄が描いた森みたい。まだまだ歴史の浅い会社なのでうまくいくと良いな。
甘味処の日常アニメ。メインキャスト達の低音成分が凄い(そういうディレクションなのかも)のに、やさしいせかい+飯テロ+スイーツテロも相まって非常に強烈な癒し系アニメ。和な雰囲気も良いし、1話完結になってる点も観やすくて良い。
雰囲気の良い日常アニメ。高校生+カメラ+青春といえば「Just Because!」が思い浮かぶけれど、本作は日常のウェイトが大きい作品。タイトルから「お、恋愛モノかな?」という先入観で観ると肩透かしを食うかも。タイトルを意訳すると「A子ちゃんはB男くんが気になってて、でもB男くんはC子ちゃんにゾッコンで、D子ちゃんはE男くんが好きで、F男くんはG子ちゃんが好き。でも多田くんは恋をしない」みたいな感じ。
日常と恋愛のバランスは「のうりん」とか「日常」とか「月刊少女野崎くん」くらい?日常やコメディがメインの脚本になっている印象。かといってボケをツッコミで落としていくわけでもなく、ゆる~い感じがとても良い。各話サブタイトルの「まぁ、間違っちゃいない」「それ、好きだなぁ」あたりが本作のゆるさをうまく表している。3話における喫茶店のシーンの雰囲気が、音楽も相まって本当に良すぎて辛い。
オトメイト原作の大正浪漫譚。華族出身のツグミは、ある日弟のヒタキが稀モノの起こした事件に巻き込まれてしまい、これをキッカケにツグミはアウラが見えるようになる。そんな彼女の前に帝国図書情報資産管理局、通称フクロウが現れ、稀モノの調査協力を依頼される…というストーリー。
大正時代がテーマになっていて、主人公の格好、お屋敷の内装、装飾品、小物、街並み、イケメンたちの衣装等、細部までこだわりを感じる。私は大正時代の建築が大好きなので、本作の雰囲気はドンピシャすぎる。色彩もすごく綺麗だし。やることが本集めなのも良いよね。
ネトフリのみ。マクロスでおなじみ河森正治による新規IP。クレジットに重慶市があるので、実質中国のご当地アニメ。
まず主人公の設定が良い。主人公は新しいエネルギーの研究をしている量子物理学の研究者で、ひょんなことからその新エネルギー施設の事故で世界が軽く滅んじゃって、その影響で世界中の動植物が機械化してしまい、そいつらによって人類が滅びそうになっているので、人類を救うために日夜研究している、みたいな。主人公がギークっていうのも珍しいけど、動機とか哲学が独特。特に2話が象徴的で、主人公の持つ正義の危うさが描かれているのがツボだった。
世界観はフォールアウトに近いかも知れない。上記の事故で風景はウェイストランドみたいだし、フォールアウトにおけるミュータントやグールがこっちの機械生物に相当する。フォールアウトが人vs人の世界とすると、こっちは人vs自然。とても良い。
あとロボデザインが好み。手書きではなく、3DCGの味を出したデザインなのだけれど、微妙に人型じゃないところとかアーマード・コアっぽくて好き(主人公機は人型だけれど、2話の作中で「クソの役にも立たない」と酷評を受ける)。
本作のクレジットに重慶市があったので、そのうち中国でも放送されるんかなぁ?とか思っていたのだけれど、公式ラジオによると、本作はアフレコを日本のスタジオと並行して中国のスタジオでも行っていて、オンタイムでそれぞれの地域の言語で放送しているらしい。「いつの日か、日本のアニメが字幕じゃなくて現地語でアフレコされた上で日本と同じタイミングで放送される作品とか出てきたりするんだろうなぁ」と思っていた矢先だったので、そういう意味でとても興味深い作品。
今期随一の萌アニメ。萌アニメと言えばいろんな属性を持つ多くのキャラクター達が出てきて、自分の推しを見つけるのが楽しいのだけれど、本作は主人公に可能な限り多くの属性付与を行うという手法をとっているのが斬新。3話まで観た限りでも主人公は”女子高生、カワイイ、アイドル、歌がうまい(?)、ダンスが得意(?)、食いしん坊、魔法少女、イケメン、パーフェクトボディー、強い(物理)、百合、BL、NTR、etc”と幅広い属性を持っているので、理論上ストライクじゃない人はいないはず。CV.大橋彩香(CV.石川界人)も非常にハマリ役で好き。原作者の担当するED絵めっちゃ綺麗だし。
二週間カロリーメイトを食べ続けないといけないってどんな罪を犯したんですか?
知的な女性はモテない、それは男のプライドが高い・男は自分を上回る女性が嫌い・男に知性を受け止める力がないからだ
なんて言説を信じている人がいるけど、知的だからモテないんじゃないよ。
知性ってのはいろんな能力の総称であって、単純な1方向のパラメータではない。
知識量だったり(さらにその分野は数多ある)、情報をまとめる力だったり、物事を推定する力だったり、
もちろん人間関係をスムーズに保つ力もそうだし、自身を批判的に見たり、数的処理や抽象的な要素を取り出して分析する力など多岐にわたる。
にも関わらず、自分が知性と認めた(というより自分を肯定するために意図的に取り出した)一部分の能力のみの「知性」の高低でマウントをとって、
あまつさえ自身の視野の狭さという知性の低さは無視しているわけだ。
そんな非常に滑稽である様を醸し出す雰囲気から敬遠されているからモテにくくなる。
というか、もっと言えばモテ非モテ、未婚既婚なんていうのは運の要素の方が大きいわけで、
特定の原因のみに注目して、自分を慰めることは不毛だからやめようよ。
知性という要件を設けることで、余計自分で自分を縛ることになるんだからさ。
なんていうのを「ヘルマンヘッセ読んだことない人間に知性を見出せない」とか、
「食事に興味がないのは人間的に欠陥がある」なんて意見にイイネをたくさんつけている自称知的女性を見て感じていたことを書き綴ってみた。
なぜかhttps://anond.hatelabo.jp/20180210004733を見て刺激されて、
正直言って、多少なりとも調理している時点で自炊としてまだまだ未熟。
・コンビニ弁当(職場の行き帰りに買う。購入にかかる時間を考えると実はコスパが高い)
・カレー、パスタ、牛丼の元、etc(お湯とレンジさえあれば出来る)
・カロリーメイト(少し安い偽物がオススメ。剥いて食うだけで超栄養価が高いので神)
・バナナ(剥いて食うだけ。なんかセロトニンが増えるらしいから神)
・カット野菜+ドレッシング(皿を洗う手間と相談。プラゴミ廃棄が厳しい地区ならこっちのがむしろ楽)
わかったか?
これが『窮める』ってことだぞ
当方自炊が苦手な人間。かといって死ぬまで外食orカップ麺も嫌なので、生涯ずっと食べていられるような、シンプルな自炊メニュー(夕飯)を1年位かけて工夫してみた。
一人暮らしを始めた頃は毎日違うものを作ろうと頑張ったけれど、やっぱり無理だった。というわけで、「速い、安い、うまい」をベースに、大好きな野菜を美味しく食べられる料理を作ることにした。食べる野菜にバリエーションをつけることで、飽きるのを防ぐ狙いがある。
メニューをパスタ一種類にした理由は「不要に食材や調味料の種類を増やさない」「作る手間をいつも一定にする」「保存の効く食材を多用する」ことで、飯を作るハードルを下げる狙い。ご飯は炊くのにちょっと時間がかかるので、「飯でも食べるかー」と思ってから炊いたのでは遅い。朝飯のように、明確に何時に食べるか分かっているのであれば問題ないけれど。うどんそばでも悪くないけれど、めんつゆの味に飽きてしまった。めんつゆを使わない、うどんそばのメニュー待ってます。あるいはめんつゆの味がしないめんつゆ料理とか。
目的は「自分だけの最強ごはん」を作ることなので、いわゆる時短テクニックとちょっと違くなってしまった。「速い」を達成するには調理を効率良くこなす技術がいるし、「安い」を達成するには食材への知識が必要だし、「うまい」を達成するには自分自身の好みを把握する必要があるので、要は料理が上手い人ほど良い自炊ができるっていう身も蓋もない結果にたどり着きそう。
しかも、自分の料理技術や食材の手に入りやすさ、味の好みなんかは生きてるうちにコロコロ変わるわけなので、常にアップデートが必要。そういう手間を含めて考える必要がある。美味いごはんを食べるために楽をするための苦労だからね、仕方ないね。
自炊における一番のデメリット。私の住んでいる所ではコンビニが徒歩5分程度なのだけれど、仮にコンビニ飯にする場合往復10分、店内散策5分、レンチン5分として約20分位が「飯でも食べるかー」~「いただきます」までの時間と言える。というわけでこれくらいの時間で調理できるよう、1年くらい訓練してみた。ほぼ毎日パスタを作り続けた結果、最短で27分くらい。なお、この27分には調理器具を洗う時間を含む。
1.ひとなみの調理技術
一般的なパスタ料理を一通り作れるくらい。できればレシピ本見ないで。
テフロンのフライパン(深底)、麺茹でる用の鍋、2口ガスコンロ(1口コンロやIHは不可)、IHポット(ヤカンでも良い)、包丁、まな板、炒める用のへら、パスタつかむ用のトング、キッチンペーパーとか。
3.パスタ
色々種類があるのだけれど、選ぶ基準としては「調理が円滑に進むような湯で時間で茹でた場合に、最も好みに近い硬さになる太さ」。あくまでスムーズな調理を優先し、それに合わせてパスタの太さ(湯で時間)を調節する感じ。1.7mmのスパゲッティで作って、硬かったら1.6mmに、柔らかかったら1.8mmに、と言う感じで。
4.食材
冷凍野菜(長期保存可)、きのこ(年中価格が安定)、オリーブの実(長期保存可)、季節の野菜(長期保存不可だけれど、安く買ってさっさと使うならアリ)、玉ねぎ(割りと長持ち)とか。このあたりを組み合わせて使う。肉や魚は調理器具の清掃がめんどくさいので使わない。今回は冷凍野菜(いんげん)、きのこ(マッシュルーム)、玉ねぎを使ったと仮定する。
5.調味料
にんにく(割りと長持ち)、オリーブオイル(長期保存可)、塩(長期保存可)、ドライトマト(長期保存可)、アンチョビ(長期保存可)、スパイスミックスハーブ(長期保存可)。
飯でも食べるかー
少量のお湯を沸かす
鍋に水を入れ、塩を加える。塩の質量パーセント濃度は好みで。私は1.0%程度。
ドライトマト1粒を小さい器に入れ、沸かしたお湯を注いで戻す。この時酢を少量加えると料理の酸味がいい感じになる。
にんにく1かけらをスライスし、フライパンに入れる。フライパンを少し傾けるようにしてコンロの上に固定し(フライパンが落下したら危ないので気をつけてね)、フライパンの中で一番低くなっているところにオリーブオイル大さじ2杯を加え、ごく弱火にかける。
水を張った鍋も同時に火をかけ、湯を沸かす。
玉ねぎ、きのこをカットする。厚さは好みで。インゲンは流水で1~2分程度解凍し、カット。
沸騰したお湯にパスタを投入。
ええ感じのとこでフライパン消火。
茹で汁をフライパンに加え、かき混ぜる(オリーブオイルの乳化)。茹で汁だけで料理の塩気を調節する。
アルデンテになったらパスタをフライパンに投入。茹で汁は破棄せず、トングで移す。
フライパンを火にかけ、余った汁気を軽く飛ばす。
ミックスハーブで調味、オリーブオイルを少量回しかける(加熱するとオリーブオイルの香りが飛んじゃうので)。
皿に盛る。
調理器具を洗う。フライパン、へらなど油の付いた調理器具はキッチンペーパーで拭いた上で、洗剤で洗う。
といった感じ(うろ覚え)。実際は27:00~31:00程度のバラ付きがあるけれど、「飯を作る手間=30分」のように定量的に考えられるのは大きい。
見れば分かるように改良の余地はたくさんあって、最終的には20分位で作れるんじゃないかな、と思ってる。生涯食べ続ける料理にはまだ遠いけれど、少なくとも「速い、安い、うまい」はある程度達成できたのでしばらくはこの路線で行こうと思う。感覚としてはゲームのany%RTAみたいな感じで、わりと楽しい。料理が好きではない人でも、1種類のメニューだけなら飽きずに作れるかもよ、という話でした。
追記
ごはん凍らすやつについて。本文にちょこっと書いたけど、朝飯はごはんを食べることもある。起きる時間に炊き上がるよう設定して、目玉焼き+納豆+豆腐+インスタント味噌汁ならすぐだし。あと炊きたてご飯中毒なので、どうしても炊きたてを食べずにいられない。
パスタは飽きない。塩分、糖分、油分のバランスを調節すれば高い依存性を維持できるので。それに、好きな野菜を美味しく食べるのが重要なテーマなので、野菜のローテだけで飽き対策になっている。
自分が最初で最後のアシスタント経験をしたのは15年程昔のことだ
通いのできる距離じゃなかったので2泊三日ほどの日程で手伝いに行った
当時自分はロクなバイトもしたことがなかったので、一日中絵をかいて金が貰えるなんて夢のような話だと思った
しかも職場には自分より絵や漫画のうまい人達がたくさんいて技術や業界の話をたっぷり教えて貰えると期待した
駅から歩いて20分ほどの古い木造一軒家で近所には家と学校と田んぼしか無い
汚部屋一歩手前のような散らかった室内で、掃除もしておらずホコリまみれだったが、漫画家は忙しいと聞くしこんなものだろうと納得した
確かに、事前に犬がいるのだが嫌いじゃないか?とは聞かれたけど、自分が想定してはい大丈夫ですと答えた犬は
繋がれた犬とか躾けられたおとなしい犬の事で、床においたボストンバッグにおしっこをひっかけたり床にウンチをころがす犬の事ではなかった…
トイレは用意されていたが、先生がまったく掃除しないので犬もイヤになったんだろう。
だからといって粗相を許す気にはなれなかったが…それにファブリーズをふりかけてゴメンね〜ですませた先生の事はもっと許せなかった。
食事の休憩も、マトモにとれるのは昼食だけでキツかった。
朝食は当然のように何も用意されていなくて、運が良ければ食堂の棚にバスケットに5個一袋みたいなちいさいロールパンが置いてある
先生が起きていれば頂いて良いですか?とか聞いてそれを食べ、すぐ席に着く。
それから昼までの長い長い数時間空腹のまま仕事。そしてやっとお昼ご飯を食べられる。
食べ終わって少々の雑談をしたら先生が席に戻って作業を始めるので、そこからあまり長くは休んでられない空気。
たばこを吸うスタッフはちょくちょく携帯片手に外へでてしばらく戻ってこないので、ほんとに羨ましかった。
そこから寝る時間まで、なぜか食事は無かった。これが本当につらかった。おなかがすいてしかたなくなったら、戸棚のロールパンが残ってれば許可とって食べた。
一度〆切前で全員が徹夜に近い作業をさせられたあと、さすがに自分も腹が減ったのか食料を買ってきて夜中に差し入れてくれた事があったのだが
なぜかお菓子みたいな小さなパンとか、を一人一個づつみたいなおどろきの内容だった。
一回目これでものすごくこりたので次に呼ばれたときはカロリーメイトをたくさん持参した。
もう行かない、とか、食事を出してくれるように頼む、とか、そういう事を考えることが出来なかった。
アシスタントってこういうもんなんだ、つらいもんなんだ、って勝手に思っており
どう考えてもおかしいよな、と思い至るまでに数年はかかった。
疲れ切った体で唯一許される休息の5時間に体を横たえようとしたら床にしきっぱなしのぺらぺらの敷き布団がやたら湿っており
さすがにこれを我慢するのは無理だったので布団を替えて貰ったが、よくよく思い返してみると前日までの布団もうっすら湿っていたし
明るい場所で見るシーツは粗相と思われるシミだらけでぞっとした。
自分が人に手伝ってもらう立場になったときはなるべく相手がつらくないようにと気を使ったが