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はてなキーワード: オーバーステイとは

2024-11-09

移民法と国際人事扱ってるけどさ例えばドイツなんて日本人アメリカ人オーストラリア人いくらオーバーステイしても入国審査適当に見逃してくれんのよ。運悪ければ罰金になるくらい

ガチガチアフリカから来た不法移民ですら犯罪歴がない限り空港で少し足止めされて後から本人にSMSメール罰金の通知が来るだけ。勿論再入国制限等は実際にはなし

日本北朝鮮に近いよ

2023-08-05

不法滞在不法入国

不法滞在中の18歳未満の子供に、一定要件クリアすれば在留特別許可を与えるという特例措置について、用語がわからないブコメ散見されたので書く。

問題となった親の要件は下記のとおり。

親に(1)不法入国(2)偽造在留カード行使偽装結婚(3)薬物使用売春(4)懲役1年超の実刑(5)複数回前科―などの事情がある場合対象外となる。

このうち、不法入国不法滞在混同しているブコメが多かった。不法入国は、偽りその他不正手段入国すること。典型的には偽造パスポートや、他人名義パスポート入国することを指す。

不法滞在は、より広い概念で、在留許可なしに滞在している事を指す。観光用の資格で入って、オーバーステイ状態の人も不法滞在。同じ理由難民申請を繰り返したため、在留資格更新ができなくなった人も不法滞在

不法滞在の人は現行法では収容するのが原則なので、一時的に外に出るのは仮放免申請をする必要がある。仮放免中でも在留資格があるわけではないので、住民登録はできないし、国保にも入れない上、県を跨いだ移動も制限される。これが問題となっていたわけだね。

今回の措置では、偽造パスポート行使などの、積極的犯罪行為をしているかどうかを特例措置の決め手にするということ。

2023-06-10

よくわかってないけど調べる気にもなってないこと

2023-05-30

入管法改正の何がダメかわからない

入管法改正を反対する人、大体ビザ切れのオーバーステイ犯罪じゃないって思っていたりするから逆に改正するほうがいいんじゃないかって思っている。

というより単純に外国人日本に増えるの怖い。

それこそずっと外国人が多い地域に住んでいるが、昼も夜も5~6人、ひどくて10人以上で駅前にたむろするし、夜に大声でしゃべる声がうるさかったりする。

犯罪もものすごく多い。飲食店での刺傷事件普通に起きるし、犯人が捕まったというと大体外国人だったりする。

もちろんちゃん生活している外国人がいることも理解はするし、日本人でも犯罪を起こすやつはいることはわかるが、それでも法を犯していたら強制送還させるような仕組みはほしいし、

ちゃんとした手続きを踏んでいないような人が周りに住まれるのは怖い。

入管法改正の何がダメかわからない

入管法改正を反対する人、大体ビザ切れのオーバーステイ犯罪じゃないって思っていたりするから逆に改正するほうがいいんじゃないかって思っている。

というより単純に外国人日本に増えるの怖い。

それこそずっと外国人が多い地域に住んでいるが、昼も夜も5~6人、ひどくて10人以上で駅前にたむろするし、夜に大声でしゃべる声がうるさかったりする。

犯罪もものすごく多い。飲食店での刺傷事件普通に起きるし、犯人が捕まったというと大体外国人だったりする。

もちろんちゃん生活している外国人がいることも理解はするし、日本人でも犯罪を起こすやつはいることはわかるが、それでも法を犯していたら強制送還させるような仕組みはほしいし、

ちゃんとした手続きを踏んでいないような人が周りに住まれるのは怖い。

2023-05-25

「ウィシュマさん事件への違和感私見」の補足的なもの

https://anond.hatelabo.jp/20230522022604の補足です。

本編では1ページに収めるために色々カットしたので、ちょっと書き足そうと思います増田には字数の上限があるんですよね。仕様が変わっていなければ、6000字あたりで以降をばっさりカットされるはずです。以前、1万5000字くらい投稿しようとしたら半分以上消えてしまって焦った記憶があります

まあそれはどうでもいいんですが、カットした内容のうち、Bさんのことを少し書いておこうと思います。Bさんのことを知ると、この事件の見え方が少し変わると思うんです。

本編の論旨が変わるものではありません。念のため。

恋人のBさんについて

今回のメインはBさんです。すごく情報量の多い人です。そしてウィシュマさんのことを理解しようとする上で、極めて重要人物と言えます

生活費と車の話

Bさんとウィシュマさんの関係はなかなか複雑です。

Bさんとウィシュマさんは2017年12月頃に交際を始め、遅くとも2018年4月から同居しています2018年9月にウィシュマさんと一緒に虚偽の内容で難民認定申請を行っているのですが、その時の作り話はBさんの実話が元になっています。Bさんは母国借金を抱えており、Bさんの幼馴染みが反社トラブルになっていたそうです。Bさんも留学ビザ入国しているのですが、借金から逃げて来たのでしょうか?

ここだけ見るとただの悪い人です。一方で、2019年12月頃にウィシュマさんとは別れたものの、行く宛のないウィシュマさんと同居は続けるという気遣いをしており、2020年5月から仕事を辞めたウィシュマさんの生活費まで面倒を見ています不法滞在のことはそれとして、そこまで悪い人でもないようにも見えます

借金を残して日本に来ていることからも分かるように、お金にはだらしないみたいです。Bさんは車を持っていたのですが、その費用はウィシュマさんが建て替えていたそうです。ウィシュマさんから返せとせっつかれ、それへの不満があったようです。恋人でなくなったのなら当然の権利のようでもあり、「誰がお前の食費を出してると思ってるんだ」みたいなことを言われたら黙らざるを得ないような、微妙問題です。ちなみにBさんは無免許です。不法滞在なので免許を取れないですからね。

DVはあったのか

個人的には、ウィシュマさんとBさんとの諸々はけんかの範疇であり、DV認定はできないと思います理由はいくつかありますが、大きく以下の3点です。

DV被害証拠がない

・2人の関係

・ウィシュマさんはDVを何かの理由したことがない

まず、DV被害証拠として怪我やあざ等は確認されていません。ウィシュマさんが入管で誰かにDVについて相談したという記録もありません(恋人から殴られていたというのは話していますが、だからどうしたい等の話はしていないと思われます)。被害の程度が全く分かっていないのです。Bさんの証言によるとウィシュマさんも結構手を出しており、DVと言うよりもけんかではないかと思わされます。また、Bさんはウィシュマさんを特に束縛しておらず、買い物やSNSで知り合った人に会いに行く等、自由生活していたようです。

次に、どちらかと言うとウィシュマさんの方がBさんに執着しているような雰囲気を感じます恋人関係を解消した後も同居を続けていた点や、逮捕の2日前に復縁を迫っていた点は、ウィシュマさんがBさんからDVを受けて逃げたがっていたことを前提にすると違和感があります

また忘れてはいけないのが、警察に駆け込んだ際にウィシュマさんは「追い出された」と言っている点です。初めから、Bさんから逃げ出したわけではないのです。Bさんが追い出したのならわざわざ追いかけて来るわけがなく、帰国への障害にはなり得ません。なぜか多くの人が「Bさんから暴力に耐えられず逃げ出した」と考えていますが、ウィシュマさんがそんなことを言った記録は残っていません。

ついでに言うと追い出されたというのも嘘で、Bさんは「(ウィシュマさんが)家を出て行った当日朝も、仕事に出かける私を見送っており、特におかしな様子はなかった」と話していますDVが原因で逃げ出したのなら、わざわざ嘘をついてまで追い出されたと言った必然性がありません。

そこで脅迫手紙が出てくるわけですが、本編で指摘したように、これはBさんがウィシュマさんの密告に怒っているという内容でした。DV男が被害者を支配下に置くために「逃げられると思うなよ」みたいなメッセージを送るのとは根本的に違うのです。この手紙を見てウィシュマさんは何を恐れた(ということになっている)のかというと、1回目の仮放免申請にもあるように、密告に対する報復です。申請理由は「私が密告したのでBさんは復讐しに来る。スリランカで待ち構えているので帰国できない。入管にいると脅迫手紙が来るから外に出たい」という感じの内容です。Bさんの手紙あくまでウィシュマさんの密告に対して書かれたものなので、ここからDV存在を読み取ることはできません。

そもそも、なぜウィシュマさんはBさんを密告したのかという疑問があります本来ウィシュマさんには密告する理由がないように思えるからです。一時は交際しており、関係解消後も一緒にオーバーステイを続けてきたパートナーなんですから。私が注目したのは、直前に復縁を迫っていたという点です。別の女性交際中だったBさんは一度は断り、それに激怒したウィシュマさんをなだめるため回答を2日待って欲しいと伝えています。その2日後、ウィシュマさんは回答を待たずに警察に行ったわけです。そういう経緯から、私は自分のものにならないBさんへの報復のようなものだったのではないかと思いました(あくまで私の推測です)。

一般的に、DV加害者被害者を支配しようとするという構図があります。一方、逮捕前の最後のけんかがウィシュマさんが怒ってBさんがなだめるというものだったこからも、ウィシュマさんが支配されていたとは考えにくいです。Bさんからの殴る蹴る等はあったかもしれませんが、ウィシュマさんも体当たりや物を投げる等はやっていたみたいですし、それだけでDVだったと認定するのは難しいだろうと思うわけです。

中絶のこと

実は、中絶に関しては(方法はともかく)理性的判断と言えます。というのも、生まれてくる子供は確実に無戸籍になるからです。2人とも不法滞在者なので、出生届が出せません。さらに、出産するとなれば少なくとも数ヶ月の間ウィシュマさんは働けませんし、出産後も世話をするためBさんとどちらかがほぼ働けない状態になります出産費用も含め、相当な負担になります不法滞在者の2人が中絶判断したこと自体は変な話ではありません。むしろ生んでどうするつもりだったのかが気になりますし、ウィシュマさんの「無理やり中絶させられた」という話は言葉通りには受け取れません。

中絶の際に服用した薬による健康への影響は、本人の自覚はなく、検査での異常も確認されていません。中絶のことは2020年12月21日の面談看護師に話していますが、支援者にそれを理由病院に連れて行ってもらった方が良いと促されたとのこと。本人は「そう言われると心配かも」という程度だったそうです。

浮気

交際関係では、Bさんの方にもちょっと気になることがあります手紙に関するヒアリングの際、「私がA氏(ウィシュマさん)に対して日本人の彼女を作って良いかと聞いたところ、A氏が怒ってきたので、冗談だと言った」と証言しています。いつの出来事か分からないので断言はできないですが、実際にBさんはある時期から日本女性交際しているため、このやり取りがあった時点で浮気していた可能性があります。ウィシュマさんと別れた後なら浮気にはなりませんが、その場合ウィシュマさんに確認する必要も、ウィシュマさんが怒る理由もありません。つまり、これは交際中の出来事だったのかなと思います

Bさんがその人と交際し出してからウィシュマさんと別れたのだとすると、ちょっときな臭い感じがします。ウィシュマさんにとって不本意な形でBさんとの関係が終わったのであれば、復縁を迫ったことや、叶わないのであれば復讐してやると思い立ったことも納得できるのですが、どうなんでしょうね。

仮放免

Bさんで特筆すべきこととして、仮放免があります。本編ではさらっと流しましたが、入管違反の程度ではウィシュマさんとほぼ同等のBさんは、8月逮捕されて11月仮放免を受けています身元保証人がいたのであればおそらく交際していた女性だと思われますが、許可されなかったウィシュマさんと対比すると色々思うところがあります

仮放免許可/不許可に関しては、法務省から通達が2通出ています。1通目は挙げられている8項目に該当する人物には原則として仮放免を認めないというものです。2通目はコロナ禍における特例として、収容施設が溢れないよう、8項目のうち特に重要な4項目以外に関しては積極的仮放免を認めるようにというものです。ウィシュマさんとBさんは「重要な4項目以外」に該当していました。引っかかったのは、事由に該当しない難民認定申請です。

2通目の通達を受けて、Bさんは仮放免許可されています。一方、ウィシュマさんはされませんでした。つまり、ウィシュマさんに関しては通達以外に判断理由があった、要するに支援者が信用できないか許可しなかったということ以外には考えにくいわけです(ウィシュマさんの提出した理由がアレだったのもありますが)。調査報告書では、2通目を適用してウィシュマさんを仮放免すべきだったのでは、2通の通達の扱いが明確化されていなかったのでは、といった意見が出されていましたが、Bさんの件と合わせて考えるとポイントはそこじゃないように思えてなりません。

まとめ

以上の内容から想像されるシナリオは以下の通りです(あくまで私の想像ですよ)。

Bさん、ウィシュマさんと交際中に浮気をする>Bさん、新しい女性に乗り換える>ウィシュマさん、Bさんを諦められない>復縁を求めるも断られる>復縁が無理ならと帰国を決意>入管収容>ついでにBさんを密告して復讐コロナ禍ですぐに帰国できない>支援者出会う>帰国をやめる

そう考えると、警察で追い出されたと嘘をついたのもなんとなく理解できますDVが実際にはなかったのであればウィシュマさんにとって特段アピールする必要もない話なわけで、単純に追い出されたと言った方が保護してもらいやすいと思ったのではないでしょうか。もしBさんが本当にDV男なら、バレバレの密告なんてしたら逆に危険です。最終的には2人ともスリランカに帰るわけですから。密告しなければBさんは日本に残るので、そちらの方が安全です。それでも密告したのは、そうしたい理由復讐)があったからと、バレても危険はない(BさんがDV男ではない)と分かっていたからではないでしょうか。実際、脅迫的な手紙が来ても支援者に会うまでは普通に帰国するつもりだったわけです。

一方Bさんは、ウィシュマさんに密告されて逮捕されたにもかかわらず、仮放免された時にウィシュマさんの母親電話をかけて「ウィシュマさんを助けてほしい」と伝えているんですよね。調査報告書から見えるBさんの人物像は、善良とは言い難いですが、人情を持った非常に人間らしいものであるように思えます

ウィシュマさんの行動の背景にBさんへの愛憎があるのであれば、随所に見られる言行不一致や不可解な言動がある程度理解できる気がします。Bさんを深掘りして背景を考察すると、一連の事件がなんだか血の通った出来事として感じられると思いませんか。

2023-05-22

ウィシュマさん事件への違和感私見

維新議員さんの件でまた騒がしくなっているウィシュマさんの事件ですが、こう、メディア等の問題設定に違和感があるわけです。

人が亡くなっているわけですし、直接的な原因としては入管不手際があるわけで、入管体制見直しは待ったなしだと思うんですが、本当にそこだけをクローズアップするのでいいんでしょうか。その点では、件の議員さんの問題意識は正しいと思います(まあ、追求するのはそこじゃねえだろ、というのはあるのですが)。

ということで、改めて入管調査報告書を読んだので私見を述べたいと思います

これはウィシュマさん、支援者入管問題が複合した悲劇

亡くなった方を悪く言うのは気が引けるんですが、ウィシュマさんはかなり「やって」ます

そして大事なところで嘘をつく癖があります

留学ビザ入国して、学校に行かなくなった(本来ならその時点で帰国しないといけない)

在留資格を延長する目的で、難民事由に該当しない内容で難民認定申請を行った

・その申請内容が虚偽だった

申請が不許可になったので逃げた(意図的オーバーステイした)

・偽造在留カードを所持、使用して不法就労していた

オーバーステイ事由に該当しない難民申請、偽造在留カード使用はそれぞれ単体でも在留却下されるやつです。ウィシュマさんがどこまで理解していたか不明ですが、在留資格を得られる可能性はほぼなかったと言えます

恋人のBさんとDVに関する疑惑

その他にも怪しい部分がたくさんあります。同情的に語られる恋人からDVですが、不正確な話が色々あります

まず、ウィシュマさん逮捕の時点でBさん(報告書記載ならいます)とは恋人関係ではありませんでした。Bさんの話によると、逮捕の8ヶ月ほど前には既に関係は解消しており、Bさんは別の女性交際していました。その後も同居は続けていたという話です。その上、逮捕の3ヶ月前にはウィシュマさんが仕事をやめたことで、Bさんが家賃生活費を全て出していたそうです。恋人でもない人の生活費を面倒見るというのは、一般的DV男とはだいぶん印象が違います

しかもBさんは暴力を振るったことがあるとは認めつつ、一方的ものではないと証言しています。ウィシュマさんから体当たりされている動画や、投げつけられたコップや破られたパスポートといった物の写真を残していました。刑務所からウィシュマさんに送った手紙にも、よくけんかをしたという内容が書かれています

もちろんそれだけでDVがなかったという確証は持てないんですが、Bさんは逮捕の2日前にウィシュマさんから復縁を迫られたとも証言していますDV加害者復縁を迫るなんてことあるのかな、という疑問もDV存在を疑わせるわけです。

また、Bさんはウィシュマさんと同じ日に、ウィシュマさんの密告によりオーバーステイ逮捕されていますDV加害者から逃げようとしている時に相手を刺激するようなことするかな、という点も大いに疑問です。

ちなみに、Bさんから脅迫的な手紙が届いたというエピソードは、ウィシュマさんの密告だと気付いたBさんが怒って書いたものです(Bさんは偽造在留カードを2枚、本人名義他人名義のものを持っており、警察他人の方の名義まで知っていたということなので、まあ分かりますよね)。つまり手紙による脅迫はウィシュマさんのオウンゴールに近いものです。密告すれば恨まれるに決まってるじゃないですか。

余談ですが、ウィシュマさんはBさんへの手紙には誰が警察通報たかからないと書きつつ、入管への仮放免申請の際は「彼氏は、私のせいで警察に捕まったと分かったようで」と書いています

この手紙脅迫をもってウィシュマさんは帰国できないと言っていますが、これも怪しいです。というのも、Bさんとの手紙のやり取りは10月に行われているのですが、支援者面談した12月の時点ではまだ帰国するつもりだったからです。その時点ではBさんが障害になるとは考えておらず、在留気持ちが傾いたためそれを利用したとしか考えられません。

家族とのよく分からない関係

家族についても不思議な点が多いです。ウィシュマさんは家族からの連絡は途絶えている、だから帰国したらお寺に行くと話していました。またBさんは逮捕の後、入管施設収容され、11月仮放免を受けています。この時ウィシュマさんの母親電話してウィシュマさんを助けてほしい、妹に自分電話番号を伝えてほしいと話したそうです。しかしウィシュマさんの家族から連絡はなかったそうです。

一方、ウィシュマさんが亡くなった後すぐに来日していることからも、本当に家族関係が悪かったとは考えにくいです。ただ、留学ビザが1年3ヶ月だったことは知っていたと思うのですが、2年過ぎ、3年過ぎても帰って来ないウィシュマさんについて何も思わなかったのでしょうか?ウィシュマさんが日本滞在している間、連絡は取っていなかったのでしょうか?来日した後でウィシュマさんと知り合ったBさんは母親の連絡先を知っていたのに?何かトラブルがあったのでしょうか。よく分かりません。

病院に連れて行って」について

入所後の病院に連れて行って欲しいという要望についてもなかなか厳しいものがあり、ある時点までは仮放免のためのアピールだったと考えざるを得ない部分があります2月1日看護師面談の記録に、看守にはなぜ病院に連れて行ってもらえないのかと主張する一方で、看護師には病院行きたくないと語ったとあります2月1日は、嘔吐を繰り返していたため共同室から単独室に移動したタイミングです。つまり、その時点での「病院に行きたい」はただのアピールだった可能性があるということです。2月中旬には自力トイレに行けないほど歩けなくなっていので、おそらくそこまで至っていれば本当に病院に行きたいと思っていただろうと思われますアピールなのか本気なのか、看守が見誤ったのはオオカミ少年的な事情が感じられるのです。

というわけで、入所時にオーバーステイ在留カード等の諸々でそもそも印象が悪いところに、支援者との面談帰国意思が覆り、病院に連れていけとアピールと始めた、というのが実態だろうと思うわけです。これで本当に具合が悪くなったタイミングを見極めてきっちり対処しろというのはなかなか負担が大きいだろうなと思うんですよね。なので、今回の議論の中で見かけた、予断をもって当たることのないよう収容所の運営は別組織にした方が良いと言う意見は、ある程度的を得ていると思ったりします。

支援者問題

支援者支援者で、確実にやらかしています

帰国意志があるウィシュマさんに対して在留を促したこと

・ウィシュマさんに「(体調不良を)アピールした方がいい」と伝えていたこ

・これまで大量に仮放免身元保証人になっており、その20%以上で取り消しになっていること

ウィシュマさんにとって、この支援者出会たことは不幸だったとしか言えません。報告書を読んでも、なぜこの支援者がウィシュマさんに在留を勧めたのか、さっぱり分かりません。12月16日の面談記録に「日本生活したいなら支援するので仮放免申請等を行ってはどうか」と助言したと残っています出会っていなければ、ウィシュマさんは帰国できていた可能性があります入管帰国の準備を進めていたからです。

当時はコロナ対策のまっただ中で、スリランカへの航空便は全便停止していました。そこで臨時便に乗ってもらおうとしたのですが、費用問題が立ちはだかります運賃に加え、帰国した際は一定期間隔離されるためその宿泊費を自費で出す必要がありました。ウィシュマさんは手持ちのお金がなかったためさまざまな方法検討されたのですが、そのさなかに支援者出会い、帰国しないと言い出してしまったのです。

議員さんは、ウィシュマさんがハンガーストライキをして亡くなったのではないか支援者がそれをそそのかしたのではないかと言って炎上しました。私もハンストではないと思うのですが、支援者の影響はあるだろうという見解は同じです。

私はどちらかと言うと、報告書に出てきた身体障害身体症状症)のたぐいではないかと思っています。体の機能には異常がないのに、悪いところがあるという本人の思い込みで本当に具合が悪くなってしまうというものです。ウィシュマさんが体調不良を言い出したのは1月中旬で、支援者1月20日の面談記録に「入管体調不良者について何もしない。病院に行って体調不良を訴えないと仮放免されない。仮放免されたいのであれば、病院が嫌いでも病院に行った方がいい」「仮放免されたいので,絶対病院に行く」という内容の会話があります。これによって「病院に行かなければ」という思いが生まれ、行けない期間が長くなるにつれ焦りに変わり、強迫観念になってしまったのではないかな、と。こればっかりは想像の域を出ませんが。

入管の扱いが悪いから体調を崩したのだ、という考え方もありますが、個人的にはそちらには否定的です。8月に入所してから4ヶ月間は健康に過ごしている点と、体調を崩し始めた後の1月29日にウィシュマさんは看守、支援者のどちらにも「入管での生活は快適で、ストレスは感じていない」と話しているからです。もっとも、ウィシュマさんは病院が嫌いだったようなので、行きたくないから嘘をついた可能性も否定はできません。仮放免のために病院に行きたい、でも嫌いだから行きたくない、そういうアンビバレント精神状態ストレスになっていたのかもしれません。もし嘘だったのであれば、嘘をつく癖が悪い方向に働いたと言うべきでしょう。いずれにせよ、精神的な問題を抱えていたのであれば、支援者の助言は影響していたと思います

仮放免許可されなかった理由

ウィシュマさんの仮放免申請は2回提出され、1回目は不許可、2回目は亡くなったため判断なしという結果でした。2回目は許可方向性だったものの体調が著しく悪いため保留というステータスだったのでともかく、1回目が不許可だったのは半分支援者のせいです。

今回身元保証人になる予定だったS3さんという方は、2015年1月から2021年3月までの間に47件の仮放免保証人になっています。そのうち10件で、逃亡等の理由仮放免取り消し処分になっているのです。約21%にあたるので、同期間の全国の仮放免取り消し率(約6%)の3倍以上です。さら保証人になった後、仮放免された当人を近隣に住まわせないという暴挙に出ています名古屋入管の話なので多分愛知県にお住まいだと思いますが、なぜか対象者兵庫県に住んでいるケースもあったようです。身元を保証する気があるのか疑われたのも無理ありません。また今回のケースでは特に、ウィシュマさんが在留希望に転じたのは支援者の影響なので、支援者暮らしたらより帰国させるのが困難になるのではないかと考えていたようです。

要するに、「この人に預けると退去強制執行できなくなる可能性がそこそこ高い」と思われていたということです。仮放免あくま帰国までの間収容所の外で暮らせるという制度なので、帰国しないぞと頑張られては困るわけです。

結局、ウィシュマさんは支援者の助言により仮放免を求めて帰国をやめ、支援者の負の実績により仮放免を受けられなかったわけです。ウィシュマさんが入国管理制度についてどれだけ理解していたかは分かりませんが、仮放免在留許可勘違いして帰国を思いとどまってしまったのであれば、これほど不幸なことは無いと思います。ウィシュマさんは日本で働きたいと思っていたはずですが、仮放免就労不可なので生活費の全てを支援者に頼ることになり、思っていたような生活はできないんですよね。

あと、ヒアリングの途中で調査チームへの協力を拒否した点も印象悪いです。

入管問題

悪い条件が相当重なっていたこともあり、個人的には入管に対してかなり同情的なのですが、それでもこんな形でウィシュマさんが亡くなって良いはずがありません。私の思う問題点は1つだけです(そこから色々派生するんですが…)。

・歩けないほど衰弱してるなら病院に連れていけ。

そこそこ元気だった人が2週間ほどの間に歩くことすらできなくなったのを目の当たりにして、緊急性を感じないのは感覚麻痺しています。さすがにそこは擁護できません。いくら2月19日の段階で3月4日に精神科を受診することが決まっていたからと言って、その間に寝たきりになって関節を動かすリハビリを始めるに至ったら、精神科では不十分だと分かりそうなものです。

報告の体制が徹底されていない点は調査でも指摘されていましたが、看守の自己判断で報告義務のある内容が報告されないほど規則形骸化しているのであれば、事故を防げるはずがありません。そういう意味では、これは防げた可能性が十分にある事故です。若干繰り返しになりますが、健康管理に関しては独立チームを作って運用した方が良いのではないかと思います

まとめ

この事件をどうすれば防げたかということを考えた時、実際のところ事件は3年前から始まっており、入管最後最後なんですよね。入管だけを責めてどうにかなる問題ではないんです。簡単にまとめると、こんな感じでしょうか。

入国する外国人の皆さんに、適法滞在してもらう(不法滞在者にアメを与えない)

支援者収容者にやみくもに手を差しさない(身元保証人には欠格条項を作るべきでは?)

入管ちゃんと被収容者の健康管理をする(というよりも、緊急時判断の訓練をする)

そのためにも入管対応を責めるのは良いとして、ウィシュマさんを無辜被害者として祭り上げてはいけないと思うのです。適法滞在している外国人の皆さんに対して失礼ですし、「日本不法滞在者にも優しい」なんてメッセージを出してはいけないんです。不法滞在者や施設収容者が増えれば、それに応じて動的に人員を増やせるわけではないのですから、当然事故は起きやすくなります

ウィシュマさんは不法滞在者であった。しかしその命が入管で失われるようなことがあってはいけないのだ。この事故を繰り返さないためには、そういう論調こそが重要なのではないでしょうか。

補足を書きました

5/25 ちょっと書き足しました。

https://anond.hatelabo.jp/20230525024400

2022-05-26

anond:20220526212817

でも日本入管よりはマシ

driving_hikkey 特高警察やその流れを引き継ぐ入管での残虐行為を見ればこれは決してよその国の他人事ではない。

maruX これを読んで中国との戦争に考えが及ぶのは暴力の図式に囚われている。ウイグル問題外交で働きかけるべきだが、日本入管外国人を苛め抜いていることについても考えるべきでしょう。

toro-chan 日本人が驚くのが分からない。入管で同じことをしてるだろうに。中国人に聞けば同じ言い訳が返ってくる。ウイグル人は優遇されてる、犯罪者だ、怖いか隔離すべき。国も右翼反省しない点、改善されない点も同じ。

fukuoka_sakuma なるほど、日本入国管理局と同じかまだマシな扱いやなと。ウイグル人よりも本邦の入管収容者の方が酷い扱い受けてるとしか思えなかった。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/mainichi.jp/xinjiangpolicefiles/special/

fukuoka_sakuma 再教育施設ならまだ良いのでは?日本入管オーバーステイ如きで外国人を長期勾留した上に適切な医療も受けさせず収容者の虐待で何人も人殺してる訳で、差別をするな、と厳命してる中共の方がよほど人権意識高い

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/mainichi.jp/articles/20220524/k00/00m/030/019000c

fukuoka_sakuma 、釣りアカウントかと思ったがTwitterの @sakuma_fukuoka と同一人物だとすればそうじゃないのかも。2013年からあるアカウント

2022-03-05

義勇兵とか、非正規傭兵みたいな人たちって、ビザとか入国時にどうしてるんだろ?

まさか観光できましたとか言うわけじゃないでしょ?

それで通るならいいけど、はるばる行って返されてもねぇ。

備品をある程度自前で持っていくなんてなったら、なおさら言い訳きかないじゃん

帰りも、ビザ切れてたらどうすんだろ?

うその国に正規ルート入国できないこと承知オーバーステイすんのかな?

2021-11-25

犯罪者人権は軽視されるべきだと思うんだけど

というか現在進行形で軽視されてるからこそ勾留裁判刑務所というのが成り立ってる状態というのは周知の事実なんだけど

もし犯罪者に好き勝手されたら逃げたりとか持ち物を凶器に変えて職員を襲ったりだとかが起こるよね

 

んで最近考えてるのは「入管収容される人は犯罪者か」というところだけど、俺は犯罪者だと思う。

人種サラダボウルとか昔言われてたアメリカでさえ、オーバーステイしたら最大10年間入国禁止になってしまうし、

アメリカ移民違反であるってことは

オーバーステイした人=犯罪者

からね。

 

日本入管最近とやかく言われてるのも、取り締まりや扱いが厳しくなっているからっていうのにつながってくるよね。

ひと昔前だったら入管で取り調べ受けたり少し不自由するくらいで強制送還とかで済んでただろうけど、

まりにも口八丁手八丁でのらりくらり避けたり隙を見て逃げ出す不法滞在者が多くなって厳しくなったってわかるよね。

要は「昔は日本はなめられていて不法滞在し放題かつ収容されても逃げ放題だったけど、今は入管が厳しくなったことで逆切れ訴訟が増えた」ってこと。

それを「収容者の人権ガー」とか言って擁護するの、正規滞在している外国人に対してめちゃくちゃ失礼だよ。

だって日本ルールに則ってちゃん手続きすれば滞在できるのに、怠って捕まってるって言うのは身から出た錆以外の何物でもないよね。

しろあえて怠っておいて不法滞在し続けるってやつが増えたのも今の入管の状況になっていると言える。

 

まぁでも暴力とかはいけないよ。その辺はちゃんと調べなきゃいけないけどね。

2021-11-08

ブコメ人達不法滞在を軽く見すぎでしょ……

独自】ウィシュマさん遺族 入管施設の当時の局長らを殺人容疑で刑事告訴へ「死んでも構わないと未必の故意あった」(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/news.yahoo.co.jp/articles/0e6f5b43c2f68e576482eda4b2f1ad84bfbb0e05

一応、こちらのスタンスとしては、「ウィシュマさんは食べるのを拒否したので衰弱して死亡した。入管側が食べさせようとしても食べなかった。」という感じです。

その他のウィシュマさんが受けた仕打ちに関しても、現状の入管であれば仕方ないと思っています

・ベッドから落ちたウィシュマさんをベッドに戻さなかった

→当直職員女性のみで力がなくベッドに戻せず、男性職員が来るまで戻せなかった

医療行為が受けられなかった

医者入管に来る頻度がかなり低かったため、医療行為を受けるまで時間がかかった。その後、栄養剤などを処方したがウィシュマさんは摂取拒否した

id:tikani_nemuru_M 僕にも遺族の言う通りとしか思えない事例>「遺族側は「誰ひとりとして、適切な医療提供する措置を講じなかった」とした上で、「ウィシュマさんが死んでも構わないという未必の故意があった」と訴えている」

そうだね。でもウィシュマさん自身が断固として飯食わなかったりしたら死ぬのも当たり前だよね

 

id:Fushihara ”これを許すと「痛い」と一言言えば病院に連れて行かざるを得ない状況になり日本国益を損なう事になる”とかアホみたいな弁論はしないでくれよ・・・

ひと昔前は連れていったりできたけど、そこから不法滞在者が逃げるのが多発したからなくなったみたいなんだよね

 

id:rocoroco3310 不法滞在から自業自得というコメントの嵐。100%無辜でなければ被害者として認めず、0.1%でも過失らしきものが見つかれば例え虐待して殺されたとしても悪くないということなのか。なんて貧しいんだろう。

犯罪犯した人が逮捕されるのは自業自得だと思いますか?私は思いますけどね。

短期滞在の予定だったけど病気して2,3日伸びちゃったわー」という人と「短期滞在の予定だったけど数か月働いてて帰るの忘れちゃったわー」という人だとどちらが悪質でしょうか?ちなみにウィシュマさんは後者

 

id:izure 局長がとか個人資質ではなく、入国管理局自体組織として人道に対する罪を行なっているという印象がある。

不法滞在者犯罪者という視点が足りていませんね……あの手この手でそのまま日本に居座ろうとする本来払うべき税金も払わない犯罪者です。

id:hayakuzaka 具体的な死亡状況はこちら→ https://news.yahoo.co.jp/articles/6e4ae9363c39a1b7fe529d908de8304c97833aad?page=1 指宿弁護士が苦労人なのもわかる記事

上の記事で「逃亡の恐れがない場合収容する必要はない。」ってあるけど、9割くらい逃亡するからね。入管が把握しきれないくらい。夜逃げレベルでね。

餓死だけどウィシュマさんが食事を断固として採らなかったのが要因だよ。医者から栄養剤も処方されてたから。

 

id:kaputte 将来自分兄弟子供国際結婚するかもしれない。そのとき、どうしようもない理由オーバーステイしない保証はない。外国人に冷たく当たる人たち、身近な人に置き換えて考えてみなよ。こんな恐ろしいことないよ。

例えば米国だとオーバーステイするとビザの発行が困難になったり、最悪生涯入国禁止になったりするけど、それって外国人に冷たく当たってると思う?

ちなみにオーバーステイはだらだらしてようが病気してようが天候不順で飛行機飛ばなくても1日でも伸びたらオーバーステイからね。おとなしく入管に出頭しようね。

 

id:golf4_2001 当然の訴訟。これが刑事罰を受けないのであれば日本法治主義崩壊したと言わざるを得ない。そしてYahoo皇族以外コメント欄閉鎖しないのかよ。

自分食事採らずに餓死した人間に、食わないならどうしようもできなかった入管職員刑事罰とな??

 

id:king-zessan 日本人がスリランカ入管で同様の目に会ったとしても、当事者の背景次第ではヤフコメは「自業自得ムードになるんじゃないかと思う。スリランカじゃなくて韓国だったら様子も変わりそうだけど。

どの国へ移行がオーバーステイは「自業自得」です。己の計画性のなさと運の悪さを呪うといい。オーバーステイしたら速やかに出頭しよう。

id:mori99 不法滞在が死に値する罪だとは思えない。罪と罰バランス崩壊する事は恐ろしい

不法滞在不法滞在した国に入国できなくなるほどの重さだから実質その国での「死」を意味するよ。

あとは頑として食事を取らなかった人間に何ができるよ?ブドウ糖点滴しろとかもどっかに書いてあったけどウィシュマさんほどハンストに特化してる輩なら点滴針ごと抜くだろうよ。

 

基本的日本短期滞在だと90日しかいられないのに、90日以上滞在したルール違反者を野放しにできると思う?

ルール違反=法律違反 としたら不法滞在者犯罪者だよね?

まぁ1日2日くらいなら収容されたって「あーまぁちょっと病気したり度忘れしてたんやろ」で短時間強制退去で済むだろうけど、

より長い期間、1年以上とかになってくると話が違ってくるじゃん。

いつから不法滞在か、どこで働いてたか不法滞在者を受け入れるブローカーいるか、芋づる式で不法滞在者が見つかるかとか洗い出す必要があるじゃない。

外国でもそうだけど、特に日本はひどくて昔は入管が甘かったからとっ捕まってもあの手この手で逃げて不法滞在継続とかざらだったのに。

から今の入管の状況は今まで不法滞在してきた外国人の「身のサビ」だよ。

そんでもって外国ではまだ「日本は甘っちょろいか不法滞在ヨユーヨユー」って甘言に惑わされた奴が入管に入ってひどい目にあう。

裁判とかしても入管は変わらないよ。不法滞在に厳しくなったのは不法滞在者のおかげだから

2021-11-07

[] この増田底抜けバカと思う

これはいもの国語増田じゃないかと思うが、内容が稚拙すぎる。ブリンカーを付けて歩いているのか?

https://anond.hatelabo.jp/20211106182157

 

国語収入所得の違いの指摘だけなら兎も角、倫理と対比して実習制度奴隷使用現実主義擁護しやがった。

この「倫理を詰る者に対してその話者立ち位置倫理性を問う」というのは原発反対論者に電力の使用を詰るというのが有名だが、ブクマではフォーマットが同じなので安心して賛同する者が出ている。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20211106182157

はい言葉いじりだけで実習制度奴隷使用是認されるべきものになりました。

学校というサンドボックス国語問題を解くのは得意だが学校ではない社会事象に対してもそのサンドボックスから出ないで得意げにあーだこーだ言うのが国語増田の特徴だったが、やっぱこの増田もそれなんじゃないのか?

戦後日本農業善意倫理設計された産業システム

そもそもほぼ全ての農家土地を持っているというのは米軍倫理観点で強行した為というのを忘れている。

戦前まで土地を持たない小作農が沢山居り、これが農村部貧困の原因になっていた。大日本帝国満州開拓への固執動機には国内の水呑み百姓問題があった。

これを理解していた米軍は耕作地の所有権小作移転させ、その他農村近代化も進めた。

これには世界恐慌米国内での困窮農村救済プロジェクトがあった事も関係しているのな。教科書で習うのは農業調整法だが、それ以外にFSA農業安定局)プロジェクトなどがある。

そういうプロジェクト従事していた人らが戦後徴兵されたりして技官武官として日本に来てこういう政策を行った。

 

米国農業資本中南米ではプランテーションを行っていたし、未だに行っている。

でも占領時もそういう資本は入って来なかったし、日本農民プランテーション下で経済的支配された身分にならなかった。

米国化学肥料メーカーにも蹂躙されず、国内爆薬製造者肥料メーカーに転身しただけだった。

増田立場では日本の貧農は外国資本や農主の下で働くことになるのは現実主義的に当然なんじゃないのか?

だが実際は倫理的に改革されて戦後農業の形が出来ていたんだよな。その土壌で奴隷経営するのが出てきて言葉遊びでそれをごまかしているのだから批判する声が出るのが当然だ。

 

農家収入所得分別できる「経営者」であるのは善意を期待する倫理に基づく税制度のため

GHQ税制改革も進め、その一つの大きな柱が「個人事業への企業経理の導入」なのな。青色申告とか複式簿記のあれだ。

青色申告の本を読むと必ず出てくるカール・シャウプの事だ。

法人税でも青色申告でも複式でつけた帳簿は税申告時には税務署に見せない。PLだけ提出して帳簿と領収書などは保管義務があるだけだ。だが税務調査が来たらすぐに見せなきゃならない。

これは国税当局経営者が互いに信頼するという前提に立っている。公文書改竄国会虚偽答弁した事で国税庁長官に昇進した佐川宣寿が結局すぐに辞職したのはこの為だ。善意と信頼に基づく税制なんて運用できないからな。

この米国企業式の経理税制個人事業の基礎に据えた為に農家個人商店も複式簿記出来るし給与生活者があまり意識しない収入所得を当然に分別出来るのだ。

それなのに倫理現実主義対置して倫理disってみせるというのはどういう事だろうか?

増田みたいなクソ現実主義は15年前に腐るほど聞いた

今は入管法が厳しくなりあまり居ないが、2004年くらいまではオーバーステイ外国人っていうのは沢山居た。それでビザの条件にも違反して労働している者も多く居た。水商売とか町工場とか偽装請負とか。後者では賃金を買い叩かれて働いていた。オーバーステイなんて大したことじゃなかったのよ。

だが年々入管法改正され、当局の締め付けも厳しくなってきた。すると手入れを恐れて雇用するのが難しくなる。

そうなると工場社長水商売オーナーはボヤく。曰く「商売あがったりだー」「仕事減らすしかねぇ」当たり前だ。

でもしょうがないので商売替えするか諦めて社員を雇うしかない。私は当時水商売に近い所に居たからボヤキを散々聞いた。「いいアイデア無い?」とも聞かれた。

偽装請負の中にはオーバーステイ専門の派遣で、社長自身外人、要するにただのブローカー法人格持ってるのも居た。

当然困ったろうが知ったこっちゃない。商売畳めとしか言えないし、そうなった。

元増田はこれらの人は擁護すべき立場なのだうから、どうか入管の矢面に立って外国人キャバクラオーナーとかブローカーとかを擁護してやって欲しい。

この10年程度の問題しかない

実習制度は昔からあるが、それが人権問題国際問題化してきたのはこの10年程度の事だ。

どうしてそうなったかは上の説明読めば判るだろう。オーバーステイ摘発が増加した為にこの制度悪用代替手段として一般化したのだ。

水商売にも拡大を」なんて意見は判り易いだろ。

そして昔は現地のブローカーが暗躍してた人身ビジネス国家がハク付けをしてしまった形になる。

更にその悪用オーバーステイ外国人雇用にあまり関与してなかった業界が参入する事にもなった。その一つが農家

から100円のほうれん草食いながら」云々というのは、甘い味を覚える前の経営に戻るしかないというだけの事。

ずっと実直にやってた頃に戻ればいいんだよ。

 

学校から卒業せよ

国語問題を間違えている人を発見して有頂天になっても、それは学校的な発想でしかない。

学校」のサンドボックスから出て「現実的」な事を書いてみようとしても、倫理で詰る人のメタ倫理性を論うテンプレしかないというのはホームルーム先生をやり込める「目覚めた」生徒のそれだ。

学校空間ではそういう自己否定@山岳ベースを聞いてくれる先生がいるが現実はそうではない。原発も条件が揃えば爆発するし人権問題が後に国際問題として延々解決しない事にもなる。更に人の人生破壊する。

それでも文句があるんなら外国人キャバの復活やオーバーステイ専門派遣の復活を主張してくれ。

その宛先は、ホームルーム先生体現する優しいリベラルじゃなくて入管な。ヨロシク頼むぞ。

2021-03-31

ニュージーランド移民に求めるもの純粋に金になったのとバブル崩壊するかもしれない

ニュージーランドはかねてより移民を受け入れていた。

当初は移民が全くこなかったこともあり、むしろ移民局は平身低頭「ワークビザ申請するならいっそ永住権申請しませんか?」くらいの営業活動をしていたし、永住権申請書も移民局に行けば普通に手に入った。制度ガバガバだったのでこの頃の人と話しても全く噛み合わない。

その後、「労働力として国の発展の手助けになる存在」として移民が取り扱われるようになった。このときは変な話だが英語ができなくても永住権を取ることができた。そのくらいに働き手を欲していたと言ってもいいだろう。なので、少し年配の永住権保持者を見ると英語が全くできない人はそこら中にいる。

これによって、ルールの隙きをついた永住権取得者がものすごいことになり、移民局はルールを厳しくしていった。これは「本来であれば永住権など取れるはずもない人を排除する」と言う割とまっとうな方向性だった。

2つ前の政権とき永住権ルールは「誰でもいいか労働者がほしい」から労働者はほしいが誰でもいいわけではない」に風向きが変わった。

例えば英語はできなくてはならない(試験合格するか同等の実績を示す必要がある)、オークランド以外での就職者には有利に働く制度をつくった、年収がその業界の平均を上回っている必要がある(これはもともとかもしれないが)、というあたりだ。

このあたりで英語がどうしてもできない人は断念せざるを得なくなったようだが、それについてはあまり文句はない。

さて、最近ニュージーランド永住権で「あまりにも不公平かつ意地汚いルール」が追加された。それは「就職して年収が平均の2倍受け取っている人は優先的に処理する(そしてそうでない人は永遠に放置する)」というものだ。

年収が平均の2倍というのは偏差値で言えば75以上というえげつない数字だ。

このルールのおかげでニュージーランドには全く永住権申請が処理されないまま放置された人が1万人以上ひしめいている状態になった。

これからニュージーランド移住を試みる人々はこの1万人以上のいつ処理されるともわからない人々の後ろに並ぶか、平均年収の2倍の仕事にありつく必要がある。ちなみに平均年収の2倍を得ている人たちは、数週間で審査が開始され、数ヶ月で永住権を手にしているようだ。

こうして永住権申請者は以下の2通りに分かれることになった。

選挙権もなく、家を買うこともできないし、転職引っ越しすら困難で且つ帰国すれば申請が取り消される状況で何年間も待たされ、しかも、その間ビザ申請し続けなくてはオーバーステイになる人々

申請すればあっという間に永住権を手に入れる人々

結果今の移民局には、永住権を手に入れるまでの期間が23ヶ月と書かれるようになった(数年前は9ヶ月)。つまり、この不公平ルールを変えることよりも申請者を不当に待たせることを国として選択した、つまり、「お前たちは永遠に搾取対象だ」と宣言したと言ってもいい。この23ヶ月すらどこまで本当か怪しい。

コロナ国境が封鎖されているのでなんとなく優先度が低い人々も今は処理されているが、国境が開放されればもとに戻ることは想像に固くない。

ちなみにこの移民に対する不当な扱いは、前政権日本人尊敬してやまないジャシンダ・アーダーン政権ときに始まった。大概的には先進的な女性リーダーを気取りつつ、内部に向けては異様なまでの移民に対する搾取を進めている政権が今の政権だ。

そのため、ニュージーランドにいて思うのは「よくここまでいい外面できるな」ということだ。

ちなみに、「移民ってそういうものでしょ?」と思う人もいるかもしれないが、全くそんなことはなく、移民に対して不当な扱いをしてはならないということはどの移民国家でも守るべき原則であり、この扱いはどうあがいても「不当」と言われる。

さらに言えば、最近不動産に対する投機加熱をクールダウンするという名目投機家や投資家を狙い撃ちにした制度改革もした。これが何かはここではいちいち言わないが、投資家があまりからないようにする制度改革だ。

ニュージーランド不動産はとにかく投資家たちのおもちゃであり、ひたすら値段が上がり続ける。これは世界的に見ても異常なペースであり価格である。そこに制度でメスを入れた。

これで思い出されるのは日本バブル崩壊だ。これと同じことが起きたらどうなるだろうか?今家を持っている投資家たちは、手放せない家を大量に抱えることになる。信じられないかもしれないが、家を投資で購入している人はこの国では20件位持っていることがザラだ(そして家を買えない貧困中流から限界まで金をむしっている)。

日本人が大好きなジャシンダ・アーダーンと彼女の率いる政権がいまニュージーランドをぶち壊そうとしているかもしれない。ぶち壊れてしまうのも見ものではある。

2021-01-06

オーバーステイ野郎コロナ理由にまだのうのうと日本に居座っててイライラする

通報したいけど家の住所知らないんだよな

あん無職インチキ経歴詐称野郎がなんで居座っててまともな外人入管にしょっ引かれてんのか理解できない

国のパスポートの強さとかなのかねえ

早くあいつ捕まんねえかな

2020-08-19

冷静に判断出来ないはてブコメントを読んで

全裸女性男性ブロック晒し者にした東京入管収容施設蔓延する非人道的行為告発する」???

糖尿病

アフリカ出身女性のAさんは都内にある外部の病院糖尿病と診断されている。病院からインシュリン注射が渡され、自らそれを打たなければならない。事件があった日、Aさんは自分注射を打つと、急に体が熱くなり、我慢ができなくなって服を脱ぎ棄て全裸になった。そして、自分自身のコントロールが効かなくなり、壁に頭を打ちつけたという。

インスリン注射を打つと血糖値が低下するのに体が熱くなる???

精神的な疾患があるように見せかるた暴力的に振る舞っているだけのような。


自傷行為防止

Gブロックは3畳ぐらいの窓のない部屋で、天井から監視カメラがぶら下がっている。トイレはただ単に床に穴が開いている状態で、自分で流すレバーなどはない。ここに入れられた人はトイレを流したい時、職員にお願いしなければならない仕組みになっている。

突起物や破壊した陶器などで自傷行為をしないための部屋じゃないの??

後日、自分の部屋に戻る時には、男性職員がAさんをからかうようにニヤニヤと笑いながら手を振ってきたという。

徹底的に尊厳を踏みにじられたAさんには心の傷が深く残り、男性職員たちの顔は一切見たくないと語っていた。

いや自分暴力に振る舞ったためなのに何で尊厳???

ニヤニヤ笑っていた、手を振っていたというのは一方的証言しかないのを簡単に信じれる人って陰謀論にも騙されそう


自称難民

Aさんはアフリカから逃れてきた難民ではあるが、在留資格があり1年ごとに更新をしていた。

彼女場合保証人である職場社長外国人なのだが、その社長自分の国に帰ることになってしま保証人を失ってしまった。

そもそも難民認定を受けるための身元保証人って外国人でいいの??

そのまま新しい保証人を見つけることができず、とうとうオーバーステイになってしまったという。

それからどうしたらいいかからないまま3カ月ほどして、悲劇が起きた。

いやいや、国内難民に関する法規理解せず難民として認定?? 勝手にあとから悲劇と。


ここから後付のお涙頂戴物語

あなた在留カードをもっていますか?」

Aさんの暮らしていたアフリカでは、女性人権が非常に軽んじられていた。農場などで長時間の重労働押し付けられ、町の人から被害を受けることも当たり前。常に危険環境に置かれていた。両親や親戚などから強制的結婚相手押し付けられることもあり、拒否することは決して許されない。そんな場所から逃げ出したいと考えたAさんは母国を離れ、日本に来る決意をした。

母国には現在14歳の娘がいる。彼女もまたまわりに支配され自由のない人生を送っている。




そして最後に......

「早く難民認定されて、娘を日本に呼び一緒に暮らしたい」

やっぱ自称難民かい!!


彼女安全平穏のある生活を求めている。どれだけの苦しみを耐え抜けば幸せになれるのだろうか。

辛い人生から逃れたくて遠い日本まで来たというのに、入管は更に追い打ちをかけるかのようにAさんを辱め、侮辱し、心をズタズタに引き裂いた。

職員たちは自分たちの犯罪的な行為に恥を感じていないのであろうか。これは絶対に許されることではない。

いやいや、こういうオーバーステイから国外移送させられないようにあとから難民」と言い訳にするのが認められたら法律いらないじゃん。

本当に迫害で苦しんでこの国に逃げてくる難民の人たちを何だと思っているんだろう?

こういう後付物語簡単に信じれるはてブの人たちって

乳児の首を締めたのは、ちょうちょ結びをしてあやそうと思っただけ。よって殺人ではなく傷害致死である。」

精子人間を復活させると信じていたことによる魔術的な復活の儀式であり、助命行為をしようとしていた。

よって死姦ではない。むしろ救命措置を取ったので減刑すべき。」

「僕の考えではドラえもん存在を信じていて、ドラえもんに何とかしてほしいと思いました」

光市母子殺害事件被害者の無念さより加害者の心情に共感するのかな?

2020-07-25

職をなくして税金も滞納しててビザ更新ができなかった虚飾まみれのオーバーステイ野郎コロナのせいで猶予を与えられてのうのうとオーバーステイしてるのにイライラする。

虚飾まみれで金はあるふりを取り繕って外ヅラもいいので金を貸してるやつ以外はやつがオーバーステイ野郎だということに気づいてない。

早く猶予の3ヶ月が過ぎて通報してやりたい。

2020-06-04

anond:20200604143432

長期滞在できるもくそも、犯罪グループ同胞日本本拠地があってそいつのところに身を寄せて単にオーバーステイ続けてただけじゃないの

2018-11-22

anond:20181122105658

ルールを守らずオーバーステイして捕まって国外退去されるのを回避するため「難民です!」とか言い出せば移民OKの国ってあるの?

http://usfl.com/2016/03/american_lifehack/sittoku/96418

東京入国管理局での問題

オーバーステイしている本人が出頭せず何らかの理由退去強制手続拒否して騒いでいるんじゃないの?

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http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyukan_nyukan87.html

法務省入国管理局では,出国命令制度広報活動や「在留特別許可に係るガイドライン」の改訂等を通じ,不法滞在で悩んでいる外国人の方が地方入国管理官署に出頭しやす環境を整備し,自発的な出頭を促すことを目指しています

○  在留期間を経過したまま日本生活している外国人帰国希望している方は,収容されることなく,簡易な方法手続ができる「出国命令制度」を利用して帰国することができます

 

・  退去強制手続により帰国した場合,最低5年間は日本入国することはできませんが,「出国命令制度」で帰国した場合,その期間は1年間となります

・  「出国命令制度」を利用できるのは,次のいずれにも該当する方です。

ア  速やかに日本から出国する意思を持って自ら入国管理官署に出頭したこと

イ  在留期間を経過したこと以外の退去強制事由に該当しないこと

ウ  入国後に窃盗等の所定の罪により懲役又は禁固に処せられていないこと

エ  過去退去強制されたこと又は出国命令を受けて出国したことがないこと

オ  速やかに日本から出国することが確実に見込まれること

 

○  帰国希望している外国人の方で,「出国命令制度」の対象に当たらないものの,自ら入国管理官署に出頭した方については,仮放免許可により,収容することな手続を進めることが可能です。

 

○  引続き日本国内での生活希望される方は,まずは入国管理官署に出頭して,日本生活したい理由等を申し述べてください。

   

 

・  先般改訂した「在留特別許可に係るガイドライン」には,在留特別許可の許否判断を行うに当たっての積極要素として,日本人と婚姻が成立している場合などのほか,(1)自ら入国管理官署に出頭申告したこと,(2)日本の初等・中等教育機関に在学し相当期間日本生活している実子を監護及び養育していること,(3)日本での滞在期間が長期に及び定着性が認められること等を挙げていますので,このガイドラインをよくお読みください。

 例えば,(3)に該当し,かつ,他の法令違反等がない方が,出頭申告した場合には,在留特別許可方向で検討されやすくなることをガイドラインで紹介しています

・  また,摘発等により違反が発覚した場合は,原則収容されることとなりますが,出頭申告した場合には,仮放免許可により,収容することな手続を進めることが可能です。

・  別紙[PDF]のとおりの退去強制手続の中で,申出の内容を審査した結果,法務大臣から特別日本での在留を認められた場合には,不法滞在状態が解消され,正規在留者として引続き日本生活することができます

・  なお,在留特別許可は,積極要素と消極要素を総合的に考慮して許否を決定しますので,結果として許可されない場合には,退去強制令書が発付されることにご留意ください。

2018-09-07

anond:20180907155052

外国人違法滞在者(観光ビザ留学ビザオーバーステイなど犯罪では無いと支援者は言うが)は帰ると仕事が無くて生存権が脅かされるとか、地元ブローカーに金を借りているから稼げないと帰れないし帰れば殺されるとか、日本で生まれ子供がいるとか色々言うんだけど。どれも日本のせいじゃないしなぁ…支援者日本のせいだっていうんだけど。

困る事情は解らなくは無いが、そんな事言われても困るよ。

2010-06-01

The Economist: A nation's bouncer

http://www.economist.com/world/asia/displayStory.cfm?story_id=16113280

国家用心棒

留置と疑惑の死

アブバカル・アウドゥ・スラジュの姿を成田カイロ行きのエジプト航空MS965便クルーが認めた時、すでに彼の意識はなかった。ほどなくして彼は死亡した。非合法滞在したとして、無理矢理飛行機に乗せられ、手錠と猿ぐつわ、そしてシートに縛られたまま、ガーナ人であるスラジュ氏は3月22日強制送還された。検死においても死因は不明とされたが、彼の未亡人が亡骸を認めた時、顔に傷があるのに気づいた。3日後、入管は「私たちのした事を申し訳なく思います」(“It is a sorry thing that we have done.”)と認めた。

彼の死は日本で議論の対象となっている移民政策に、鋭い光を投げかける事になった。長年、移民受け入れは忌避されてきたが、ここ数ヶ月(移民)拒否の流れはますます激しくなってきた。日本で生まれた子供の両親が拘留・追放され、家族が引き裂かれる。従来なら在留特別許可に相当すると思われた人が、取り消しをくらっている。強制送還はより頻繁に、そして手荒なものになっているとは移民支援団体のAPFSの言だ。多くの不法滞在者拘留されている入管センターは厳しい批判にさらされている。今年だけでも二人の拘留者が自殺し、一人が権威濫用について公然と異議を唱え、70人の収容者が待遇改善を求めてハンスト実施した。

約200万の外国人が、人口1億2800万の日本に合法的に住んでいる。法務省は、1月現在で91778人を不法滞在者と見なした。しかしこ数字中国からの低賃金労働者によるところが多く、実情よりはるかに高い可能性がある。2月に9日間の調査を実施した国連人権理事会のホルヘ・ブスタマンテ特別報告者は、合法・不法を問わず、日本移民は「人種主義・差別搾取、そして人権を無視しがちな司法警察の傾向」に直面していると非難した。

在留特別許可制度を例にとろう。制度の判定基準は定められていない。代わって、ガイドライン恣意的に適用されている。希望者は直接、在留特別許可を申し込む事はできない。不法滞在者拘留時に1回だけ要請する事ができるが、つまり自ら出頭して送還の手続きが進む中、運試しをするという事だ。そして不法滞在者のほとんどは沈黙を保つ。オーバーステイの容疑で逮捕されたスラジャ氏は在特という名の泥沼に落ち込んだ。22年間、日本に住んで流暢な日本語を話し、日本人結婚したにもかかわらず、在特申請は却下された。

今さら強硬政策をとるのは何故だろうか?スラジャ氏の未亡人担当する移民が専門のコダマコウイチ弁護士は、入管政策の見直しをはかる千葉景子法務大臣の就任に対する反発だと信じる。保守派が引き締めをはかっているのだ。警察はスラジャ氏の死に立ち会った10人の入管職員に対する捜査実施したが、容疑は認められなかった。スラジャ氏の未亡人だが、いまだに夫の死に関する詳細も公的な謝罪も受け取っていない。この話題は日本社会ではどちらかというと忌避されるものだ。報道は通りいっぺんのものである。さらに、彼女名前が報じられると社名が汚されるのを恐れ、彼女仕事をクビになった。

2009-09-30

排外主義排外主義っつーけど

排外主義レッテル貼られてる連中の攻撃対象は専ら不法入国者だろ。

こないだのフィリピン夫婦だって、オーバーステイとかじゃなくて他人名義の偽造パスポートをブローカーから買ってたとか最近知ったわ。

そういう部分に対して「そこはきちんとケジメつけないとね」という意見の受け皿が反排外主義陣営に無い気がするんだが。

で、在特会がそういう層を(一部とはいえ)取り込んでしまう。

在特会系の団体に台湾人とかフィリピン人も少数ながら混じってるのもそういう一面があるんだろう。

「真面目に手順踏んで入国してきた俺たちがバカみてーじゃん」「我々の同胞全員が不法入国者と誤解される」という外国人の声すら在特会は吸収し始めてる。

2009-03-15

http://anond.hatelabo.jp/20090315150637

日本の話?

日本の話なら、起訴起訴を決めるのは、検察だ。裁判所じゃない。

2日しか逮捕されてなくて、不起訴になっている場合は裁判所に行くことは無いし、裁判官勾留質問すらない。

2日拘束されたら検察に身柄を持っていかれるのは本当なので、嘘じゃなくて勘違いかもしれないが。

そして検察の人が「あんたみたいな『普通の人』がどうしてここに来たの?」という発言をしたなら、それは君が犯罪の道に進まないようにするために有効な声かけだと思ったから。君のいう「普通の人」が来たのを奇妙に思ったからじゃない。

検察の人は交通事故家族連れのオーバーステイ少年事件も取り扱ってるから、「普通の人」が連れてこられるのには慣れてる。

2009-03-13

http://anond.hatelabo.jp/20090312231805

他人のパスポート使って不法入国してる時点で善良じゃないんだよ。オーバーステイ程度ならまだ同情の余地もあるのだけど。

その時点で既にイリーガル存在である両親が、子供を産んだら子供が不幸になることはわかりきっているのに彼らは産んだ。それはエゴ以外の何者でもない。

もちろん子供に罪はないが、その点を鑑みて子供だけは日本に滞留しても良いという最大限の譲歩をしている。現実的な落としどころだと思う。

 
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