はてなキーワード: オセアニアとは
https://anond.hatelabo.jp/20240206165754
自分はバックパッカーで世界中回るのが好きなんだけど昔は旅行が嫌いだった。なぜ昔と今で考え方が180度変わったかを考えると、大人になってからの旅行の方が自由度が上がったからだという答えが出てくる。
高校生くらいまでの旅行といえば、父親の運転する車で行く家族旅行か、学校の修学旅行や部活の遠征くらいなもんである。大抵の場合、目的地は自分で決められないわ、移動手段の選択肢はないわで自由度低く、ただ移動が大変という感想しかなかった。
大学生になって一人暮らしをするようになると、自由な生活とバイトで貯めた自由に使えるお金が生まれた。ちょうど20歳になったばかりの頃、九州の方であるレアなイベントがあり参加したくなった。遠征ツアーが無いかと探したが、見つからなかったので個人で旅行を手配することにした。バイトで稼ぐ金額はしれてたので、とにかく費用を削ることに注力した。まず、大阪まで18きっぷを使って在来線に乗り、大阪から九州まではフェリーで夜間移動。九州での宿泊は漫画喫茶。費用を抑えつつ、バイトを休める数日で目的達成するためにルートを調べまくったのだが、これが思いのほか楽しかったのだ。「こんなルートがあったのか!」「こんな費用削減方法もあったのか」という発見に好奇心が刺激され、旅立つ前から気分が高揚した。最終的に費用が当初見積もりの1/3で済んだこともハマるきっかけになった。「うまく旅程を組めば、適当にプランを練るよりも格段に費用が安くなる」という成功体験を得たのだ。そうやって社会人になる頃までには、夜行バスや企画きっぷ、フェリーを駆使した移動手段で47都道府県を全て回ることができた。(沖縄だけは飛行機を使った)
社会人になって経済力がついてくると同時に海外にも興味が湧いた。ちょうどその頃、LCCが普及しだしてたのとクレジットカードのポイント利用した陸マイルで安価に旅行できるようになったのも海外バックパッカーデビューの後押しになった。海外一人旅は、国内旅行へ行くのと勝手が違う部分も多かったが、18切符での貧乏旅行のノウハウが活かせる部分も多く、そこまで苦労はしなかった。だが、この頃から周囲の旅行観と自分の旅行観のズレに苦しむようになってきた。
皆さんは海外旅行の費用について、どういうイメージを持つだろうか?自分はLCCや陸マイルを駆使したバックパッカーだったので、土日に有給1日つなげた2泊3日コース、近場のアジアで総額3万コースくらいの印象でいた。なので会社の同僚にも毎月のように海外へ出かけているという話を何の気なしにしてしまっていた。
•家族で(4人くらい)
•ハワイ等のリゾート地か、ヨーロッパ、北米、オセアニアを目的地として
行くものらしかった。当然費用も100万コースとなりフットワーク軽く行けるものでは無いというイメージが強いようだった。
周囲はこのイメージで自分の話を聞くので、周りの印象が、「金遣いが異様に荒いのに、お土産を買わないなんかヤバいやつ」的な認識なってしまっていた。このギャップに気がついたのは結構後になってからである。少々話が脱線してしまったが、旅の認識ってホント人それぞれなんで会話する時には気をつけないとヤバいってことを強く主張したい。
なお、お土産の件について補足をすると、予算3万の旅行で考えると、部署全員分の土産買う費用が結構辛いってのとLCCの手荷物制限(7kgのところが多い)が厳しいというのが買わない(買えない)理由になる。2泊3日の弾丸旅行だと、自分の行きたいところ行くのに専念したい(お土産買う時間が勿体無い)というのもある。自分が少々自己中なのはまあ、自覚はしている。
なんか色々書いてるうちにとっ散らかってしまったが、こういう人もいるということで。
黒人から殴られた白人も、女からレイプされた男もちゃんと訴えてるから安心しろ。
男のレイプ被害は加害者男が主だけど、女が加害者の場合もある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B7%E6%80%A7%E3%81%B8%E3%81%AE%E6%80%A7%E6%9A%B4%E5%8A%9B
加害者が男性で被害者が女性である事件をレイプと呼ぶことが一般的であるため、逆に女性が男性を強姦することは逆レイプとも呼ばれる。女性であっても圧力や詐術を用いて性行為を強要することは可能である。アメリカ軍が反テロ戦争において行ったアブグレイブ刑務所における捕虜虐待でもこの種のレイプがあったことが報道されている[11]。
ジンバブエでは伝統的な儀式の道具として精液を必要とする。貧困の女性たちは金を稼ぐため男性を誘拐しコンドームを使って男性を強姦する[12]。
人類学者ブロニスワフ・マリノフスキーによって調査され「愛の島」と称されたオセアニアのトロブリアンド諸島においては、1990年頃まで儀礼として逆レイプが行われていた。村で共同で除草の作業を行う際には、見知らぬ男性を女性が見かけた場合、女性達が集団で襲いかかり男性を勃起させ、まず一人の女性が強姦した後に他の女性たちが交代で輪姦し、最後に男性に小便をかけるヤウサと呼ばれる儀礼があり、またこれと同様に少女が少年を強姦する儀礼はカツヤウシと呼ばれる[13]。
事例
2001年、タイの北部地方に住む20~40歳の5人の女性が、伝統的行事が行われている最中に、47歳の男性を強姦。きっかけは、男性が自分は並外れた絶倫であると自慢したためであり、女性たちが興味本位で酒を飲ませ、性器が腫れ上がるまでレイプを繰り返した。男性は10ドルをもらって告訴を取り下げた[14]。
2004年12月、南アフリカイーストランド地区で18歳男性が女性3人組に強姦される[15]。2005年3月8日、南アフリカのイーストランド地区の39歳男性が、女性3人組に強姦される[15]。2005年4月3日、南アフリカ東部のムプマランガ州で22歳男性が女性4人組に強姦される[15]。2005年8月21日、南アフリカのルーデンポートで30歳の男性が女性3人組に強姦される[16]。(※これらの事件の関連は南アフリカ共和国におけるエイズの蔓延を参照)
2009年3月、ロシアでヘアサロンに押し入った強盗を武道の達人である美容師がノックアウト。そのまま地下室に運び込みリストバンドで拘束しバイアグラを飲ませて3日間にわたってレイプした。美容師は合意の上だったと主張したが、強盗はペニスの裏筋が破れるほどの傷を負った[17]。
2012年4月、47歳のドイツ人の女性が31歳の男性を36時間監禁してセックスをし続けることを強制した。男性は女性が寝入った隙にドアを壊して逃亡した。女性は以前にも34歳の男性を監禁しセックスを強制した前科があり、今回はセックス依存症の治療の帰りのバスで被害者と会ったという[18]
でも、これまでは、
みたいな状況だったわけで。
男オタクは倫理がないとか、この程度でさんざん言われまくってきたわけで。
ジャニーズの件は、
という話だからね。
「女性文化」という観点から、「ジャニーズファンコミュニティの研究」とかやってた研究者、何人もいるからね。それで単著書いた人もいるからね。
https://www.amazon.co.jp/dp/4947553863/
https://www.seikyusha.co.jp/bd/isbn/9784787233707/
「ファン研究」に関する文献にも、ジャニーズを扱った章がある。ファンコミュニティの研究それ自体は良い試みだと思うんだけど(たとえばエロゲヲタに関する研究もあるようだし)、ジャニーズは、ねえ……
https://www.amazon.co.jp/dp/4776300354
なんなら、つい最近発売された『論点・ジェンダー史学』っていう、ジェンダー史研究の入門的文献にも、ジャニーズを扱ったコラムはあるからね。読んでみたけどまったくジャニーのご乱行には触れられてなくてワロス>https://www.minervashobo.co.jp/book/b625168.html。
(「論点・◯◯史学」っていうシリーズの一冊。他には『論点・東洋史学』とか『論点・西洋史学』とか出てるけど、オセアニア史の項目がないのはこのご時世どうかと思う。完全に余談だが)
性犯罪者がターゲットを漁るための会社にお金を貢ぐのが大好きな人たちが、女性の権利! とか叫んでたの、率直にお笑い草でしょ。
性犯罪者が餌食にするために集めてきた人たちを見て「推し」とか言ってキャアキャア騒いでた連中に、女性の表象がどうたらみたいなことを口にする資格はないでしょ。
今後、なんかの表現のキャンセルを目論むフェミ系の学者がいたら、過去の発言や業績を掘ってみるといいと思うよ。それなりの確率でジャニーズを「推し」てたり、あるいはジャニーズ関連の研究してた過去があると思う。
性犯罪者に貢いでたやつが何言ってんの? でキャンセル返しされちゃう人、結構いると思うな。
(もちろん、ナチス研究者がナチスの信奉者ではないように、ジャニーズに関する研究だからといって肯定的とは必ずしも限らないわけだけど、まあ、これまでの研究成果見ると、ねえ……ナチス研究者は事あるごとに「俺たちは批判的な研究をしてるの! ナチスは絶対悪なの!」って言い訳をしてるから、ナチス研究者≠ネオナチってことが周知されてるわけだけど、同じような予防線をジャニーズ研究者も張った方がよくない? 「これは自分の加害性に無自覚なジャニーズファンの悪徳に関する研究であってジャニーズの肯定ではないです!」みたいな)
チュートリアルをやりながら放っていたら国庫が満タンになり、「金が消滅するぞ!」みたいなメッセージが出た。これを見て、建設しないと金が消滅する? そして建設力を上げないと金が使えないから、まずは建設局の強化に全力か? と気付く。
建設を進めながら建物情報を眺めていると、第二次産業っぽい建物は上限がないが、一方で資源が取れる建物は上限があることに気付く。そのため、建設による成長は限界が資源に左右されると気付き、資源を増やす手段を探す。それで見つけたのは植民地の作成で、なんとか植民地搾取の法律を制定して植民地作成に乗り出す。手に入ったのがコンゴ近辺でなんか史実っぼいのは偶然かな…
植民地を増やしながら建設していたが、人手がだんだん足らなくなっていく。移民流入を促進すればいいらしいとのことで多文化主義の法律制定を目指し、議題に上がった時に制定。さらに後に国家無神論の法律も制定、流入を目指す。その結果、首都フランドル、そして後に併合する植民地のニジェール・デルタは、今後常に労働力(と失業者)が溢れるようになる。
技術を進めていくと燃油を使って省力化する製法が有効になるのだが、燃油はアフリカの一部とオセアニアの鯨油を少しだけしか抑えられず、貿易で集めても不足してしまった。仕方がないので燃油を使うのは鉱業系の施設と他一部の自動車生産(燃油を食うし、需要も限られたので本当に一部だけ)などに最後まで限定した。
資源の数を見て、一番儲けを維持しつつ増やせそうな建設物が芸術局だったので、芸術局を増やし続ける。
資源不足だが戦争は面倒かつ戦力不足(組閣の都合で職業軍人の法律を制定出来なくなってしまった。そのせいで常備軍の上限が兵舎の数 5*20=100 しかなくなった。他国は多いと数百ある。)となってしまった。行政力を行政府増設で確保して無節操に貿易ルートを組んで資源を輸入するが、輸送船が足らなくなってしまった。
仕方ないので儲からない貿易ルートを切ったり、陸路の貿易に切り替えたりしている最中、関税同盟を組んだ先の国の隣とは陸路で貿易出来ることに気付く。そこで、関税同盟を組みまくって輸送船負荷を減らせないかと画策。融資を始めて恩義を得たり、こちらから恩義を出したり、借金肩代わり画面を監視して金を積んで買収して恩義を得たりして関税同盟に組み込んでいく。
ルクセンブルクを皮切りに、アフリカやインドネシアの小国、ハワイ、最終盤ではメキシコ・アメリカの片方・カナダ・ブラジル・オスマン帝国・日本まで含めた巨大市場を作れた。一方で輸送船不足は収まらず、80%位に留まってしまった。この理由は、関税同盟の交易網の維持自体に各国のインフラ値に比例した輸送船が必要だったから。他国は輸送船を持ち数の半分しか提供してくれず、港を増やす気もなさそうなので増やせない。自国の港は土地を増やしてないので増やせない。そんなわけでアメリカ大陸を組み込んだあたりで輸送船不足になってしまったのだが、まあそれでも他国に取られるよりは…と拡張を続けたのだった。
最初は保護貿易を採用して資源を守っていたが、巨大市場になってからは自由貿易の貿易強度ボーナスをあてにしていた。資源をかき集めつつ工業製品を他国に売りつけ、また市場の価格差を換金する裁定取引にも手を出す。終盤は貿易ルートを300以上、終了時は400弱抱えていた。(そのせいかゲームが重くて仕方なかった。)
終盤は結構いつも戦争が起きていたのだが、ほとんどは社会不安による内戦だった。試しに他国を見てみると、定期的に内戦している国はどこも中程度の社会不安が蔓延していた。今回のプレイでは列強だったイギリス、フランス、プロイセンも一度は内戦を起こしており、その間にランキングが下がっていた。最終盤まで国家ランキングで抜けなかったのはオーストリアだったが、そこも最後の数年で内戦状態になり、ちょうど終了年にも内戦中で、今回のベルギーでのプレイは列強1位で終わった。
この原因を考えてみたが、他国の社会不安の要因が生活の困窮によるものだったところを見ると、資源と産業を自国のみで抱えて他国に売りつける構造を作った結果、他国の職場を(資源産出以外)奪ってしまったのが原因なのだろうか。そんな一方で他国の生活水準の要求は技術と時代の進捗により上がっていくので、社会不安を起こして停滞が常態化してしまうのだろう。
あと、終盤に他国をいくつか覗いてみたら結構な割合で社会主義的な法律を制定していた。それによる福祉の負担や社会主義的法律の請願も関係あったのかな? 自国では最後まで大統領制を維持し、労働者の保護系の法律もあまり通さず、福祉Lv1で押し通した。
ジェンダー・ギャップ・ランキングの数値の中でも、GGIスコア(ジェンダー指数)は、0.001刻みで比べると、
お互いにほとんど同じ値をとる国が多い。ほんの小さな差では、扱いにくい面がある。
まず、153か国で、単純に順位と出生率の相関係数を計算すると、0.43になった。
単純に見ると、これは、順位が下がった国ほど、出生率が上がっていると読める。
しかし、これは単純に比較できない、社会進出をチェックする以前に、女性の基本的な権利や生命が脅かされたり、
工業化が進んでいないといった、発展途上国も多く含まれている。
そのような国では、過去の時代から改善されなかったまま、子沢山の社会が続いていることも多い。
明らかに、同じ基準で比較できないものを比較するのは不適切であるので、
これでも、まだ日本と単純に比較するには難しい、様々な文化の違いなどを考慮する必要があるので、
ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、フィンランド、スウェーデン、オーストリア、デンマーク、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、アイルランド、チェコ、ハンガリー、ポーランド、スロヴァキア、エストニア、スロベニア、ラトビア、リトアニア
その他(16か国)
日本、イギリス、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランド、スイス、ノルウェー、アイスランド、トルコ、韓国、チリ、イスラエル、コロンビア、コスタリカ
この中で、出生率が2.9のイスラエルも、再び入れて計算した。
相関係数は-0.06になった。
かろうじて、順位と出生率の関係が負という結果が出たが、やはりOECD諸国の中でも、明らかに比較の難しい、
遠い文化圏の国を同時に比較している、無理な計算があることは否定できない。
そこで、日本と、現在の日本と文化的に近い韓国、北米、ヨーロッパ、オセアニアの国々だけを残して、
再計算する。OECD諸国のうち、コスタリカ、コロンビア、チリ、イスラエル、トルコを除いた。
良好な結果ではあるが、やはり、比較の難しい国を含めている可能性がある。
経済的な規模も、少子化問題対策の参考にするために、揃えて考える。
残った国の中から、更に、G20にも含まれている国だけを残して計算する。
G20に関する基礎的なQ&A
問.G20とは何ですか?
G20とは、G7(フランス、米国、英国、ドイツ、日本、イタリア、カナダ、欧州連合(EU)(G7の議長国順))に加え、アルゼンチン、豪州、ブラジル、中国、インド、インドネシア、メキシコ、韓国、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、トルコ(アルファベット順)の首脳が参加する枠組です。G20の会議には、G20メンバー以外の招待国や国際機関などが参加することもあります。
比較して、最終的に、次の国々を残した。
北欧がない問題が残るものの、妥当な組み合わせであり、日本の少子化対策にも役立つと考えられる。
Country Name | GGIRank | GGIScore | Fertility rate, total (births per woman)2020 |
Germany | 10 | 0.787 | 1.53 |
France | 15 | 0.781 | 1.83 |
Canada | 19 | 0.772 | 1.4 |
United Kingdom | 21 | 0.767 | 1.56 |
Mexico | 25 | 0.754 | 1.905 |
Australia | 44 | 0.731 | 1.581 |
United States | 53 | 0.724 | 1.6375 |
Italy | 76 | 0.707 | 1.24 |
Korea, Rep. | 108 | 0.672 | 0.837 |
Japan | 121 | 0.652 | 1.34 |
結果的に、日本と、文化も経済規模も近い国々の間で計算すると、非常に強い相関があると分かった。
ジェンダー・ギャップ・ランキングの順位が、低くなる国ほど、合計特殊出生率も低く、順位が高くなる国ほど、
出生率も高くなることが分かる。
ジェンダー・ギャップ・ランキングの順位が、少子化の指標として卓越していることが、
今回の計算でも示すことができた。
一時期、武漢でラップだかヒップホップだかのナイトプールパーティで勝利宣言してたのはなんだったのか・・・
いつの間にか日本が、韓国やオセアニアや、ひょっとすると台湾よりも「コロナの死者を少なく抑えた国」になってた件が盛り上がっていますが、この2年間の日本の相対的評価の推移を覚えていない人も多いと思うので、雑におさらいしておきますね。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/KS_1013/status/1535991131845996544
この頃、武漢に続いて欧米が従来株のコロナで大惨事になりましたが、いろんな人が「日本も時間の問題で欧米のような惨状になる」と予言していました。日本批判の内容は主に「ロックダウンしないこと」と「検査数が少ないこと」でした。
実際には、早めにロックダウンを始めたように見えた欧米は既に手遅れで、なかなか感染は収まらずに死者は積み上がる一方。
一方の日本は「志村けんショック」もあって、感染状況から見れば欧米よりはるかに早いタイミングで緊急事態宣言を発令でき、しかも強制力がないはずのそれは「実質ロックダウン」としか言えない実効性を発揮しました。警察が見回っているわけでもないのに、本当に東京の中心部から、人流が消えていたんです。
当時の日本に検査能力が不足していたのは間違いないのですが、その弱点を完全にカバーするレベルで、日本は感染の広がり自体を抑え込んでしまいました。でも認めたくない人たちは、「検査してないだけで実際にはもっと感染者は多い!」と言い続けます。
欧米との相対比較で日本を批判するのが無理と気づいたあと、日本批判派が持ち出したのが「アジアの中では悪い論」でした。この時代がけっこう長く続きます。実際にこの頃の日本の累積死者数は、欧米よりははるかに少なくても、アジア(東アジア、東南アジア、インド圏、西アジアまで全て)の中では一番多いレベルでした。なので、「日本が欧米より被害が軽いのは、アジアという地理や人種の恩恵であり、日本が何かに成功したわけではない」という主張が生まれました。ファクターXやらBCGやらを原因とする仮説がまことしやかに出回りました。
ただこのとき、日本の死者数をアジア各国と並べて日本を叩く人たちが、意図的に無視していたのが日本の高齢化率です。世界一の高齢化率を誇る日本は、東南アジアや南アジアとは平均年齢が大きく異なります。そもそも普通にやったら、「主に高齢者を殺す病気」であるコロナとの戦いで、日本が不利なのは当たり前です。でもそこに触れたら、日本を批判できない。
この隠ぺいの時代が、21年、デルタ株の登場で終わりを迎えます。死者の大半が高齢者だった従来株ではビクともしなかった東南アジアや南アジア、西アジアの各国が、40代や50代も殺すデルタが広がった途端、急激に死者数を増やし始め、次々と日本の累積死者数を超える被害を出していきました。
これによって、「東南アジアや南アジアの被害が少なかったのは単に若かったからで、感染対策が効いていたからではない」ことが明らかになりました。そして、このデルタ波を、東南アジア諸国よりもはるかに小さい被害で終わらせた日本が、「本当にうまくやっていた」ことは客観的に明らかになります。
デルタによる東南アジアや南アジアの惨状と並行して、日本批判の言説として盛り上がったのが「ワクチンが遅い」でした。この時期に脚光を浴びていたのがイスラエルですが、欧米は軒並み日本より数カ月早いペースでワクチン接種を進めていきました。
しかし冷静に眺めてみると、ワクチンで先行している各国は、日本よりははるかに死者数の多いところばかりです。イスラエルも、感染者数の減り方が急激だったことで一時期目を引きましたが、結局人口比の死者数は比較にならないくらい多い。
そしてその後、いつの間にか日本のワクチン接種率が欧米の大半を追い抜き、もちろんイスラエルも追い抜く日が訪れます。イスラエル、脚光浴びてた頃のワクチン接種率、国民の60%ちょっとくらいだったんですよね。その程度で評価されてたんだ。
ここまで来ても、日本批判派は認めようとしません。中国、韓国、台湾、香港という東アジア諸国や、オセアニア(オーストラリア&ニュージーランド)が、まだ日本より被害の小さい国として残っていたからです。東南アジアにはシンガポールもまだ残っていました。
これらの国に共通していたのは、水際対策の強固さです。国主導のシステマティックな対策というイメージも強いため、「それと比べて日本の対策はグダグダだ、現に被害も大きい」という言説がさかんに言われます。
この水際対策を崩壊させたのが、「感染力特化型」のオミクロンでした。香港やオセアニア諸国の防壁は、オミクロンが登場した途端に突破され、デルタの頃から雲行きが怪しかった韓国も決壊。水際がしっかりしていても、国内の感染対策はさほどしっかりしていなかったことが白日の下にさらされました。シンガポールはほぼ収束させたようですが、結局日本とほぼ同程度の死者数になっています。台湾もまだ死者数がピークを打っていないので、時間の問題でしょう。
もう誰も否定することはできません。日本は世界で有数の「国内に入り込んだウイルスを抑え込む力が高い」国です。水際対策は下手ですけれど。もちろん、世界一死者数が少ない国では全くありません。日本より高齢化率が大幅に低い発展途上国の中には、日本より死者数の少ない国がたくさんあります。近場ではパキスタンやバングラデシュ、ラオスなどですね。どこまで統計が信頼できるのかはわかりませんが。間違いなく日本より死者が少ない国としては中国が挙げられますが、あそこのマネはしたいとは思わない人が多そうです。
こういった過去の推移は、こちらのサイトだと見やすいです。実のある議論のために、ぜひ皆さんも過去のことを思い出して頂けると幸いです。
いつの間にか日本が、韓国やオセアニアや、ひょっとすると台湾よりも「コロナの死者を少なく抑えた国」になってた件が盛り上がっていますが、この2年間の日本の相対的評価の推移を覚えていない人も多いと思うので、雑におさらいしておきますね。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/KS_1013/status/1535991131845996544
この頃、武漢に続いて欧米が従来株のコロナで大惨事になりましたが、いろんな人が「日本も時間の問題で欧米のような惨状になる」と予言していました。日本批判の内容は主に「ロックダウンしないこと」と「検査数が少ないこと」でした。
実際には、早めにロックダウンを始めたように見えた欧米は既に手遅れで、なかなか感染は収まらずに死者は積み上がる一方。
一方の日本は「志村けんショック」もあって、感染状況から見れば欧米よりはるかに早いタイミングで緊急事態宣言を発令でき、しかも強制力がないはずのそれは「実質ロックダウン」としか言えない実効性を発揮しました。警察が見回っているわけでもないのに、本当に東京の中心部から、人流が消えていたんです。
当時の日本に検査能力が不足していたのは間違いないのですが、その弱点を完全にカバーするレベルで、日本は感染の広がり自体を抑え込んでしまいました。でも認めたくない人たちは、「検査してないだけで実際にはもっと感染者は多い!」と言い続けます。
欧米との相対比較で日本を批判するのが無理と気づいたあと、日本批判派が持ち出したのが「アジアの中では悪い論」でした。この時代がけっこう長く続きます。実際にこの頃の日本の累積死者数は、欧米よりははるかに少なくても、アジア(東アジア、東南アジア、インド圏、西アジアまで全て)の中では一番多いレベルでした。なので、「日本が欧米より被害が軽いのは、アジアという地理や人種の恩恵であり、日本が何かに成功したわけではない」という主張が生まれました。ファクターXやらBCGやらを原因とする仮説がまことしやかに出回りました。
ただこのとき、日本の死者数をアジア各国と並べて日本を叩く人たちが、意図的に無視していたのが日本の高齢化率です。世界一の高齢化率を誇る日本は、東南アジアや南アジアとは平均年齢が大きく異なります。そもそも普通にやったら、「主に高齢者を殺す病気」であるコロナとの戦いで、日本が不利なのは当たり前です。でもそこに触れたら、日本を批判できない。
この隠ぺいの時代が、21年、デルタ株の登場で終わりを迎えます。死者の大半が高齢者だった従来株ではビクともしなかった東南アジアや南アジア、西アジアの各国が、40代や50代も殺すデルタが広がった途端、急激に死者数を増やし始め、次々と日本の累積死者数を超える被害を出していきました。
これによって、「東南アジアや南アジアの被害が少なかったのは単に若かったからで、感染対策が効いていたからではない」ことが明らかになりました。そして、このデルタ波を、東南アジア諸国よりもはるかに小さい被害で終わらせた日本が、「本当にうまくやっていた」ことは客観的に明らかになります。
デルタによる東南アジアや南アジアの惨状と並行して、日本批判の言説として盛り上がったのが「ワクチンが遅い」でした。この時期に脚光を浴びていたのがイスラエルですが、欧米は軒並み日本より数カ月早いペースでワクチン接種を進めていきました。
しかし冷静に眺めてみると、ワクチンで先行している各国は、日本よりははるかに死者数の多いところばかりです。イスラエルも、感染者数の減り方が急激だったことで一時期目を引きましたが、結局人口比の死者数は比較にならないくらい多い。
そしてその後、いつの間にか日本のワクチン接種率が欧米の大半を追い抜き、もちろんイスラエルも追い抜く日が訪れます。イスラエル、脚光浴びてた頃のワクチン接種率、国民の60%ちょっとくらいだったんですよね。その程度で評価されてたんだ。
ここまで来ても、日本批判派は認めようとしません。中国、韓国、台湾、香港という東アジア諸国や、オセアニア(オーストラリア&ニュージーランド)が、まだ日本より被害の小さい国として残っていたからです。東南アジアにはシンガポールもまだ残っていました。
これらの国に共通していたのは、水際対策の強固さです。国主導のシステマティックな対策というイメージも強いため、「それと比べて日本の対策はグダグダだ、現に被害も大きい」という言説がさかんに言われます。
この水際対策を崩壊させたのが、「感染力特化型」のオミクロンでした。香港やオセアニア諸国の防壁は、オミクロンが登場した途端に突破され、デルタの頃から雲行きが怪しかった韓国も決壊。水際がしっかりしていても、国内の感染対策はさほどしっかりしていなかったことが白日の下にさらされました。シンガポールはほぼ収束させたようですが、結局日本とほぼ同程度の死者数になっています。台湾もまだ死者数がピークを打っていないので、時間の問題でしょう。
もう誰も否定することはできません。日本は世界で有数の「国内に入り込んだウイルスを抑え込む力が高い」国です。水際対策は下手ですけれど。もちろん、世界一死者数が少ない国では全くありません。日本より高齢化率が大幅に低い発展途上国の中には、日本より死者数の少ない国がたくさんあります。近場ではパキスタンやバングラデシュ、ラオスなどですね。どこまで統計が信頼できるのかはわかりませんが。間違いなく日本より死者が少ない国としては中国が挙げられますが、あそこのマネはしたいとは思わない人が多そうです。
こういった過去の推移は、こちらのサイトだと見やすいです。実のある議論のために、ぜひ皆さんも過去のことを思い出して頂けると幸いです。