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はてなキーワード: その男とは

2023-11-16

anond:20231116111003

差があると思っててなんで

結婚して幸せになるかは未来予知しないとわからないのは、反射と結婚した場合も一緒やろ。

そこにどの程度の蓋然性を見出すかでしかない。

に対して

お前の中では娘が連れてきた男が18歳上だというのは

その男ヤクザであるってのと同じレベルだってことね

その論には全然相容れないけど言いたいことはわかった

って返答が成立すると思ってるの?

anond:20231116104621

お前の中では娘が連れてきた男が18歳上だというのは

その男ヤクザであるってのと同じレベルだってことね

その論には全然相容れないけど言いたいことはわかった

自分の19歳の娘が37のおじさんと結婚したいと言ってきたら嫌だ

ってみんな大前提みたいに言ってるけどほんとに全員そう思ってるか?

俺も一けた台の娘いるけどこれが18になって40と結婚したいと言ってきたとしてその男

1.ハライチ岩井級→「すげえなコイツ」「やったぜ」「よろしくお願いします」くらいにしか思わないと思う

2.その辺の会社員とかのオッサン→「年齢差あるけど大丈夫か?」「幸せならOKです」「なんかあったらどうにかするか」くらい

3.性犯罪臭ぷんぷんのヤバオジ→そんなの連れてくる奴おる?

てか明らかなヤバオジ以外は大体娘に「お前ほんとこれで大丈夫なんか?」って話して大丈夫って言い張られたら通すしかないし

DVやらなんやらの危惧は年齢差関係ないし。

「年齢差が嫌」の根源はどこなん?

2023-11-14

anond:20231114072851

年収800万円稼ぐ38の男は年収1000万円稼ぐ38の女性とは全く釣り合ってないですよ

38の臭いジジイなんて需要ないんで

超超超下方婚ですね


年収500万円稼ぐ35歳の男性年収600万円稼ぐ35の女性も、男女不平等日本では釣り合ってないですね

これもかなり女性下方婚です

おそらくそ女性年収1000万の男性と同等の知的レベルにあるので、その男性とは考え方や価値観や話が合わないんじゃないでしょうか

2023-11-11

anond:20231111005605

その男はなんとか騎士の方々では?

何をすれば女が釣れるのかよく知ってて実行できる界隈の

2023-11-09

先週、妹の結婚式だった

妹の夫エドイタリア人で、ふたりは数年前には入籍していたのだけど

コロナで延期してこのタイミングの挙式になった

妹はそこそこ有名な企業でそこそこのポジションに就いており、

英語タイ語北京語を話し、アジア各国を行ったり来たりしている

その過程エドとも出会ったらしい

エドは気さくで穏やかないい男だ

ふたりとも幸せそうで、それはまあ、いいと思う

でも私個人としては、かなり複雑だ

妹の元カレのことが忘れられないのだ

まだ妹が大学生の頃、生まれて初めての彼氏ができたと報告された

私はそういう浮いた話がないまま忙しく社会人をしていたので、当てつけか?と思いながら話を聞いた

そして、その男やめといた方がいいんじゃない!? って思わず言ってしまった

なんでも、そいつシンガーソングライターを目指していて

週末に全国を回り路上飲み屋ライブをしながら普段居酒屋バイト店員

顔は悪くないが明らかに痩せすぎで

彼のYoutubeチャンネルも見せてもらったんだけど…

ちょっとお世辞にも歌が超うまいとは言えない

ギター一本の弾き語りで、演奏はそれなりに思えたけど録音状態が悪くて曲はよく分からなかった

歌唱力も人並み

セルフプロデュースもろくにやってない

これが大成するのはちょっと無理だと思った

もちろんそんな男に妹は任せられない

いつしかこの話は両親の耳にも入り、父も母もこの夢追い人にはかなり難色を示した

一度は実家挨拶に来たこともあるらしいが

当初からの悪印象もあってか両親は

「頼りなさそうで全然ダメもっと真面目に生きてる人じゃないと」と言っていた

でも妹は真剣だった

将来は自分サポートしながらでもその男応援したいと言って聞かない

なぜそこまで?ときくと、

「わからないけどとにかく他の人にはない物凄い魅力がある」

と要領を得ないことばかり言い、出会ったときの話を聞かされた

居酒屋に客として訪れた妹に親切にしてくれたという

当時未成年だったが大学のなにかの付き合いで飲み会に参加していた妹

お酒を飲まずにいられないような雰囲気の中、

元カレが察してこっそりノンアルカクテルを運び続けてくれたのだという

これだけ聞いたらまあ、確かに気の利く男だが

会計とき、お礼を言おうとその店員を呼び止めて初めてちゃんと顔を見ると、まあ顔がいいと

そして全身から漂う独特の雰囲気に、これは運命だと感じたという

しかも、なんとその店員は小さな紙切れを妹に渡してきた

そこには彼の名前と連絡先、そして自作歌詞だかポエムだかが書かれていた

ヤバいやつじゃん

でも妹にとっては初めてのロマンチック体験で、ハマってしまったのだろう

お姉ちゃんも会えば良さがわかる、と力説され、一緒に食事をすることになった

土曜の夜、池袋駅前で待っていると妹に引き連れられて元カレがやってきた

ひと目見てわかった

妹の言っていることは嘘ではなかった

黒い髪が目が隠れるくらい長く、ダボッとしたラフ服装の上からでもヒョロガリなのがわかる

話す声は小さく、力がない

でも確かに何か独特な雰囲気があった

天才雰囲気とはまた違う

例えて言うなら、古い木製の美術品のような……きれいだけど、崩壊を続けているような

それでいて気取ったところがなく、食事をしながらの会話もそれなりに弾んだ

笑った顔は案外可愛かった

正直

妹の恋人として出会ったのでなければ、私も恋に落ちていたかもしれないと思った

それ以来、私は妹にあの男と別れろと言うのはやめた

というか、その話題も避けるようになった

彼のことを思い出すと胸がざわつくのを自覚していたからだ

破局唐突にやってきた

妹は大学を出て忙しく働きはじめたが、そうすると途端に、音楽で食っていくという元カレ生き方が頼りなく思えるようになったという

何を言っても就職しようとしないから、別れたと

それはほんの数年前までの両親の主張とほぼ同じだった

私は自分が何かを失いでもしたかのように胸が詰まるのを感じた

久しぶりに彼のYoutubeチャンネルを覗いた

弾き語り動画更新は相変わらず続いていたが、ここ数週間は動画が上がっていない

フラレて落ち込んでるのかな、などと思い、なんとなく毎日チャンネルを開いて見ていた

するとある日、以前と変わらぬクオリティ弾き語り動画が公開された

それはあきらかに失恋ソングで、池袋の夜に聞いたのと同じ、か細い、弱々しい歌声だった

映像の中で、反響の大きな部屋にアコースティックギターキラキラした音と歌声ダンスを踊るみたいに響いていた

名曲だったわけじゃないと思うし、細かな歌詞もよく聞き取れなかった

けれど私は泣いてしまった

涙が溢れて止まらなかった

「ねえあんた、この曲知ってる?」

結婚式のあとの食事会で、私はスマホからその曲を流して聞かせてやった

「え、なんで? 性格悪っ」

そう言って厚化粧の妹がちょっと睨んでくる

そうだよ

あんたのお姉ちゃんは意地悪なんだ

エドはよく分からハテナマークが浮かんでいるみたいだった

結婚おめでとう

どうか幸せになってね

2023-11-07

「優しい男はモテない」っていう男は優しくないよね

「優しい男はモテない」って言ってる男が信用できない原点は高校時代

俺はイケメンでも高身長でもスポーツ万能でもないけど優しいから小中高、大学社会人と常に関わりを持った女の子からモテる。不特定多数の接点もない子から好かれるなんてことはないけど。

から「優しい男はモテない」ってことが正しくないことを知っている。

高校時代文化祭準備で校外に自由に出入りできる時があってみんな一生懸命準備してたんだけど、ある3人の男子が全く準備せずに居なくなっていた。

数人で買い出しに行った時に「ついでにプリクラ撮ろう」ってゲームセンターに行ったらその3人がいた。2人は洗濯機みたいな形をした音ゲーをやっており、もう1人はその反対側で当時流行っていたjubeatをやっていた。

特に声をかけることもなく学校に帰り準備の続きをしていた。窓際の飾り付けをしているとその3人が帰ってくる所が見えた。目の前に同じクラス女の子2人が買い出し帰りで結構重い缶入りのペンキを持って歩いているんだけど、3人の男は声をかけてそれを持ってあげることもなく教室まで帰ってきた。

文化祭も終わり、ある日の放課後忘れ物を取りに教室に戻るとその男3人が昇降口付近にいた。1人が「俺たちみたいな優しいだけの男はモテねえんだよ。諦めようぜ」みたいなことを言っていて、お前らのどこに優しい要素があんねんとツッコミそうになった。

あの3人みたいな男が「優しい男はモテない」ってネットで言ってるんだろうなって思ってしまう。

anond:20231107122215

男が顔に悩んでるという投稿を見た女性その男性の悩みを遥かに超えるダメージフラッシュバックで再体験することになるから男はこのような投稿をしちゃダメなんですよ

男性にその気はなくとも女性からしたらセカンドレイプです

2023-11-02

anond:20231102172302

大事に育てた可愛い娘がその男ちんちんしゃぶったりけつあなに挿入されたりしてると思うとやるせないよな

どんまいやで

2023-10-28

[]紀伊国狐憑漆掻語

谷崎潤一郎

漆掻きと云ったって都会の人は御存知ないかも知れませんが、山の中へ這入って行って漆の樹からうるしの汁をしぼるんです。いいえ、なかなか、百姓の片手間ではありません。ちゃんとそれを専門にする者があったんで、近頃はめったに見かけませんけれども、外国の安い漆が輸入されるようになったそうですから、いまどきあんなことをしても手間ばかりかかって引き合わないんでしょうな。兎に角以前には私わたしの村なんかへもよく漆かきが奈良あたりからやって来たもんです。漆鉋うるしかんなと云って、鎌のようなもので先の曲った奴を持って、腰に三四合ぐらい這入る竹の筒を提げて、漆を見つけると、その鉋で皮へ傷をつける。それがあんまり深く傷をつけ過ぎてもいけないし、浅過ぎてもいけないし、呼吸物なんで、その傷口から松脂まつやにのようにどろりと滲しみ出て来る汁を箆へらですくって竹の筒へ入れる。そんな時にうっかり下手なことをやって汁が顔へはねかかったりすると、それこそ赤く脹れ上りますから、馴れた者でないと出来ない仕事なんでして、漆にカブレないように紺の手甲を着けて、すっかり紺装束で出掛ける。まあそんなことをする人間なんで、私の村にもその商売の者が一人住んでいましてね。此の男は遠くへ出稼ぎをするのでなく、村の近所の山へ這入ってはうるしを採ってくらしていましたが、或る夏の日に、その漆かきが一と仕事してから山の中でひるねをしていますと、夕立ちが来たもんですからふっと眼をさましました。そしてそのときに、ハテな、己はひょっとすると寝ていた間に狐に憑つかれやしなかったかなと、そう思ったと云うんです。それが別にどうと云う理由があるんではないんですけれど、淋しい所をひとりで歩いているときなんぞに憑かれることがよくあるんで、ただ何んとなくそういう感じがしたんでしょうな。で、まあ、家へ帰ってもそれが気になって仕方がない、どうも狐がついたようだから明神さまへお参りをして来てくれろとお袋ふくろに頼んだりして、友だちなんかにもそんなことを云っていましたが、そのうちにとうとう床について、飯も食わないようになったんです。それで先生布団をかぶって半病人のようにうつらうつらしながら、日が暮れると云うと、ああ、今夜あたりは狐が迎いに来やしないかな、今にきっと来やしないかなと、心待ちに待たれるような、妙にそれが楽しみのような気持ちでいると、案の定夜になってから友達のような男が三人ばかり表へやって来て、「さあ、行いこら」「さあ、行こら」と誘うんだそうです。尤も友達と云ったって見おぼえのある男ではないんで、みんなせいが三尺か四尺ぐらいの小男で、法被はっぴを着て、木や竹の杖をついていて、何か非常に面白そうに「行いこら行こら」と云うんですが、それを聞くと行きたくって行きたくってたまらなくなるんだそうです。けれどもアレは狐だから行くんではないぞ、あんな者に誘われてはならないぞと思ってじっと我慢していると、友だち共は仕方がなしに帰ってしまう。するとその後ろ姿に尻尾しっぽのようなものがチラチラ見えるようなんで、ああやっぱり行かないでいい事をしたと、そのときはそう思いながら、又あくる日のゆうがたになると、今夜も誘いに来やしないかなと心待ちに待つようになる。そうするうちに果たしてやって来て「行こら行こら」と誘うんですが、それがもう、さも面白そうなんで、ついうかうかと行きたくなるんだそうですな。しかしその晩も一生懸命我慢してしまったところが、三日目の晩の九時頃に、家の前に庭があって、庭の下が六尺ばかりの崖がけになっていて、崖から向うは一面に麻の畑でした。それが夏のことですから麻が高く伸びていて、ちょうどその庭と畑とが同じ平面に見える。で、その畑の方へ例の小男が三人連れ立ってやって来て、「さあ行こら」「さあ行こら」と云うんだそうです。よくよく見るとその男たちの着ている法被に何か圓い紋がついていたそうですけれども、どんな紋だったか、そこんところはハッキリ覚えていないんだそうで、いつもの通りめいめいが杖をついていて、しきりにそう云って誘うもんですから、とうとうその晩は我慢しきれなくなってしまった。それでそうっと家を抜け出ようとしたとき生憎親父が小便に起きたんで、こいつはいけないと思って、「行きたいんだけれど、親父に見付かると面倒だから己は止すよ」と云うと、「なあに己たちが一緒なら大丈夫だ、こうすれば親父に見つかりはしないから、まあ附いて来い」と云って、その三人の友達が手をつなぎ合って、輪をこしらえて、その輪の中へ丑次郎―――という名だったんですが、その漆掻きの男を入れた。そして、「さあこうすれば親父が見ても見えやしないか心配するな、附いて来い/\」と云って連れて行くんで、ちょうど便所から出て来た親父とすれちがいになったそうですけれども、成る程親父には此方の姿が見えないようなあんばいだった。それからその晩は麻の畑の中で遊んで、いろいろ御馳走をしてくれたりしただけで、明け方には無事に家へ帰してくれたそうですが、四日目の夕方は日が暮れないうちから楽しみで楽しみで、早く誘いに来てくれないかなと思っていると、やはり昨夜ゆうべと同じ刻限にやって来て「行こら、行こら」と云うんです。で、又附いて行きますと、今夜はいい所へ行こうと云って、家のじき近所にガータロのいる淵があるんですが、その淵の方へ出かけたと云います。え、ガータロですか。ガータロと云うのはあれは河童かっぱのことなんです。ぜんたい私共の村は高野山の南三里ばかりの山奥にあって、私の字あざは一方が山で一方が谷になったゆるやかな傾斜面のところどころに家がチラホラ建っている。丑次郎の家というのも山と山の間にある淋しい一軒家なんでして、前に三四枚の段々畑があって、その先が今云ったガータロのいる淵なんです。別に名前のあるような淵ではないんで、村の者はトチ淵ぶちトチ淵と云っていましたが、さあ、どう云う字を書きますかな。何しろ大滝だとか赤滝だとか云って、非常に滝の多いところでしてね、その滝壺の下流が今云った谷の底を流れていて、淵になっているのはほんのわずかなところなんですが、そこにはいつも水が真っ青に澱よどんでいて、まん中に平べったい一枚岩が出ていました。ガータロはその一枚岩の上にときどき姿を現わすことがありましたから、たしかにその淵に棲んでいたには違いないんで、見た人は大勢あるんです。ええ、ええ、私も一遍たことがありますよ。なんでも夏の日ざかりに山の上を通っていると、下の方にその淵が見えて、岩の上に変な奴がすわっているんで、「ああ、ガータロが出ているな」と思ったことがありました。さあ、そうですな、遠くから見たんだからよくは分りませんでしたけれど、人間よりは小さかったようで、まあ猿ぐらいでしょうかな。姿も猿に似かよっていて、ただ斯う、頭の上に妙な白いものが喰っ着いているんで、鳥打帽子を被っているように見えましたよ。ええ、ええ、よく人間に害をする奴なんで、私の知っている人でも、ガータロに見込まれて水の中へ引きずり込まれそうになったり、ほんとうに引きずり込まれて死んでしまったのもあるんです。これは餘談になりますが、その谷川の別なところに丸木橋がかかっていましてね。或る私の友人が夕方その橋をわたろうとすると、うっかり足を蹈み外して、水の中へ片足をついたのが、岸の方の浅瀬だったんですけれど、その片足を抜こうとしても水が粘ねばり着くようになって、どうしても抜けない。しきりに抜こうともがいているうちに、次第にずるずると深みへ引っ張られそうになるんで、ハテな、ガータロに見込まれると水が粘ると云う話だが、こりゃあガータロの仕業しわざだなと気が付いたんです。ところでガータロと云う奴は鉄気かなけを嫌うもんですから、そう云う時には、何んでも構わない、鉄気のものを水の中へ投げさえすれば助かるんで、ふっとそのことを思い出して、幸い腰にさしていた鎌を川の中へ投げた。そうしたら難なくすっと足が抜けたんで、真っ青になって帰って来て、実はたった今此れ此れだったと私共に話したことがありました。もうよっぽどの歳ですけれども、未だに達者な人でして、至って正直な、うそを云うような人間ではありませんから事実そんな目に遇ったに違いないんですな。しかし此の男はそう云う訳で命を取りとめましたけれども、もう一人今のトチ淵へ篏はまって死んだ者がありました。十四五になる可愛いい女の児でしたがね。なんでも同じ村の餘所よその家へ子守りに雇われていて、めったとひとりで遊びに出るようなことはなかったのに、その日に限って、赤ん坊の寝ている間に出て行って、二三人の友達と一緒にその淵の所で鮎を釣っていたと云うんです。それが、おかしいのは、淵によどんでいる水が、ほんの一間ばかりの間岩の下をくぐって、すぐその先の方へ行くと滝のようになって流れ落ちているんですが、その女の児は淵と早瀬との境目にある岩の上にしゃがんで、瀬の方で釣ればいいものを、淵の方を向いて釣っていた。すると、友達の女の児もみんな同じ所で釣っていたのに、どう云うものか外の者には一向釣れないで、その女の児の鈎はりにばかり魚がかかる。外の女の児たちは詰まらないもんですから、此処は止そうよ、何処か別の所へ行こうよと云うんですけれども、その女の児だけは面白いように釣れるんで、夢中になっていつ迄も釣っている。そのうちにだんだん日が暮れて来ましたが、もうおそいから帰ろうと云っても聴き入れないんで、外の者はその児を置き去りにして帰ってしまった。さあそうすると、晩になっても姿が見えないもんですから、主人の家では心配をして、親元の方を尋ねさせると、其方そっちへも来ていないと云うんで、大騒ぎになって、いろいろ心あたりを調べると、実は晝間これこれだったと云う。外の児たちは云えば叱られると思ったんで、聞かれる迄黙っていたんですな。で、早速みんながその淵のところへ行って見ると、ちゃん下駄が脱いであるんで、いよいよガータロに見込まれたんだと云うことになって、それから泳ぎの達者な者が体へ綱をつけましてね、ガータロが出たら合図をするから、そうしたら綱を引っ張って貰うように頼んで置いて、淵の底へもぐって行って、屍骸を引き上げたことがありましたよ。兎に角その女の児が鈎を垂れると、ほら釣れた、ほら釣れたと云うようにいくらでも釣れるんで、外の鈎にはちっとも寄って来なかったと云うんですから、そこが不思議なんですよ。あ、そう、そう、そう云えば、その前の日に、その女の児の親たちの家の屋根の上からその淵の方へ虹がかかっているのを、たしかに見た者があると云います。虹がそんなに近いところにある筈のものではないのに、ちょうどその家の上から出ているんで、何かあの家に変ったことでもあるんではないかと思っていたら、その明くる日にそう云うことがあったんだそうです。でまあ、そのガータロのいる淵の方へその漆かきは連れて行かれた訳なんですが、なぜだか知れないが死のうと云うことを考えて、今夜は一つあの淵へ身を投げてやろうと思いながら附いて行くと、大勢の人が提灯をつけて淵の方へぞろぞろやって来るんだそうです。それで暫く物蔭に隠れて窺がっていると、村長さんだの、伯父さんだの、伯母さんだの、親類の誰彼なんぞの顔が見えるんで、中にはもう死んでしまった人なんぞが交っているもんですからおかしいなあ、あの伯父さんは死んだ筈なのにまだ生きていたのかなあと、そんなことを考えながら待っていましたけれど、提灯の数が追い追いたくさんになって来て淵のまわりをウロウロしている。この様子じゃあとても駄目だと思ったんで、「どうも死ぬのに都合が悪いから、今夜はもう帰る」というと、「そんならもっと面白い所へ連れて行ってやるから、まあ一緒に来い」と云って、棕櫚山の方へ引っ張って行った。その辺はいったいに棕櫚が多いんでして、大概の山には、高いのになると三間ぐらい、普通二間ぐらいの棕櫚と、一丈ぐらいの薄のような草が生い茂っているんですが、その茂みの中を分けて行ったら、山の中途に大きな岩が突き出ていて、友達の連中はその岩の上へするすると身軽に登った。だが見たところ丑次郎には登れそうもないので、「己はそんな高い所へ上あがれないから止める」というと、「なあに己たちが手伝ってやるから大丈夫だよ、上って見ろ/\」と云って、三人の小男が上から引っ張ったり下から腰を押し上げたりした。お蔭でどうやら上れることは上れたけれども、上る拍子に脛を擦り剥いたんで、今度はそれが痛くってたまらない。「痛い痛い」と云うと、「よし、よし、つばきを附ければすぐに直る」と云って、つばきを附けてくれたらじきに痛みが止まった。すると又咽喉が渇かわいて来たんで、「水が飲みたい」と云うと、「じゃ、まあ、ここで休もう」と云って、道ばたに休んで、何処から持って来たのだか直ぐに水を飲ましてくれたが、なんだかその水が小便臭かったそうです。で、その山を越えると、私の家の方へ下りて来ることになるんで、ああ、そうだったな、此処はもう鈴木さんの家の近所だなと、はっとそのときに気が付いたらしくって、「もう己は帰る」と云い出したところが、「まあいいからもう少し遊ぼう」と云って、しきりに引っ張って行くんだそうです。それでも無理に帰ると云って、とうとう振り切って来たそうですが、その晩も、その前の晩も、家に戻ったのは夜中の三時ごろだったそうで、いつも夜の明ける迄には必ず帰してくれたと云います。さて五日目の晩に待っていると、又「行こら行こら」と云いながらやって来て、今夜は伊勢へ連れて行ってやると云う話で、伊勢松坂へ出かけて、何んとか云う料理屋の二階へ上ると、たいそう結構な朱塗りの高脚たかあしのお膳が出て、立派なお座敷で御馳走をたべた。それから街道を歩いて行ったら、此処はカノマツバラだと云うんで、見ると成る松原がある。けれども、その時に斯う、ぼんやりと分ったのは、私の村から有田郡ありたぐんの方へ抜ける山路にヤカンダニと云う谷があって、めったに人の通らない淋しい所なんですが、そこをその漆掻きは前に一遍あるいたことがある。で、そう云う時にもいくらかその記憶が残っていたものと見えて、カノマツバラだと云うけれども、どうも此処はヤカンダニのようだから、「ヤカンダニじゃあないか」と云うと、「なんだ、お前はヤカンダニを知っていたのか。ではもっと外の所へ行こう」と云って、又方々を歩き廻って、「さあ、どうだ、此処がカノマツバラだ」と云われて見ると、今度は覚えのない土地で、松がずうっと生えていて、たしか松原景色になっている。しかしそう云う間にもときどき正気に復かえるらしく、己は狐に欺されているんだと云う考えがふいと起ることがあって、三人の小男の様子なども、人間の姿をしているように思えながら、どうかした拍子に尻尾が見える。はっきり見えるんではなしに、チラチラと斯う、見えたり見えなかったりするような工合なんですな。要するにまあその時分からそろそろ意識回復して来たんで、ヤカンダニを通ってからも暫く何処か無茶苦茶に引っ張り廻されていたようですが、そのうちに、村にイカキ山と云って、笊いかきのような恰好をした山があるんで、そこを通った時は、此処はイカキ山だなと云うことが分ったと云いますしかしその山は松だの欅けやきだのいろいろな雑木ぞうきが生えている密林なんでして、その林のなかをぐる/\歩いているうちに、木に引っかかって、フンドシが解けた。で、「まあ、待ってくれ、フンドシが解けたから」と云うと、「そんなものは構わないから放って置け、ぐずぐずしていると夜が明けるから急がなくっちゃいけない」と云って引っ張って行くんで、「もう己は帰る」と云うと、「帰らないでもいいよ。それより何所か寝る所があったら、みんなで一緒に寝ようじゃないか」と云うんだそうです。するともう夜がしらみかかって来たもんですから、その漆かきも今更家うちへ帰りにくくなってしまって、私の家いえの近所にある阿弥陀堂の方へ行った。と云うのは、その阿弥陀堂なら四人で寝るのにちょうど都合がいい場所なので、そこへみんなを連れて行って寝ようという考えが、ちゃんとそのときに頭にあったらしいんですな。それで阿弥陀堂へ行くのには、私の家と隣りの家との間を通らなければならないんですが、隣りの家の庭に古い大きな柿の木があって、それが往来の方へ枝を出していた、その木の下を通った時分に、「ああ、此処は鈴木の家の側だから、もうすぐ其処が阿弥陀堂だ」と思ったそうです。その阿弥陀堂は草葺きのお堂なんでして、うしろの方に四尺に一間ぐらいな裏堂が附いていて、その中に村のお祭り盆踊りなんぞに使う提灯だの行燈だの莚だのが置いてあったんですが、その莚のことを覚えていて、あの裏堂で寝ようというつもりだった。ところがそこへ這入るのには屋根からでないと這入れない。今も云う通りいろいろな物が入れてあったもんですから子供なんぞがいたずらをしないように、扉を中から締めてしまって、屋根から出入りするようにしてあったんで、そのこともちゃんと覚えていて、屋根裏へ上った。尤もその時に矢張り小男の連中が上から引っ張ったり下から押し上げたりしてくれたそうで、上って見ると、そこに二尺ぐらいの幅の厚い欅の板が渡してある。これはお堂の中の品物を出し入れする時の足場に作ってあったんで、その板に腰かけて莚の上へ飛び降り料簡だったんですが、小男共は、「此処がいい、/\」と云って、草葺きですから、庇ひさしの裏の方から上ると、竹を編んだ屋根の土台が見える、その竹の棒に掴まって屋根の草の中へ体を突っ込んで、「此方へ来い、/\」と云うんだそうです。成る程その連中はみんなせいが低いんだから巧く草の中へもぐり込めますけれども、丑次郎には這入れる訳がないんで、「己は体が大きいから駄目だ、そんな所へ這入ったら足が出てしまう」と云うと、「まあ試しに這入って見ろ」と云うんで、這入って寝てみたら案の定足が出てしまった。「ほれ御覧、こんなに足が出たじゃないか」と云ったら、「では仕方がないから中へ這入ろう」と云うことになって、さっきの屋根からでなく、別な所へ穴をあけて、その穴から、一人ずつ莚の上へ飛び降りて、裏堂の中の狭い場所へ四人が並んで寝た。それから少しとろとろとしたと思うと、お堂のうしろの板が三寸四方ぐらい切り取ってある、それは以前に、泥坊が内部にしまってあるものを覗のぞこうとしてそんな穴を拵えたことがあるんで、もうすっかり夜が明けたらしく、そこから朝日がさし込んでいる。と、やがて表が騒々しくなったんで、その穴へ眼をつけて見ると、村の子供たちがお堂の前で遊んでいるので、ガヤガヤ/\云っていてとても眠れない。「どうもあの子供たちがうるさいな」と云うと、「よし、よし、己が彼奴等あいつらを追っ拂って来てやる」と云って、一人の小男が外へ出て行った様子でしたが、どんなことをしたのか知れませんけれども、兎に角その男が行ったら子供たちはいなくなってしまった。それでようよう落着いて寝ようとすると、生憎とまた小便が出たくなったんで、「一寸小便をして来る」と云ったら、「いや、出てはいけない、出てはいけない」と云って、一生懸命に止める。「出ると掴つかまるから出てはいけない。小便がしたければ此の中でしろ。さあ、己達も此処でするぞ」と云って、三人とも寝ながら小便をしてみせるんですが、丑次郎にはどうしてもそこでする気になれない。もう出たくってたまらなくなって来たんで、とうとう又その屋根の穴からお堂の外へ降りたところが、遠くに私が立っていて自分の方を見ているので、「あ、鈴木さんに見られたな」と、その時はっきりとそう感じた。そして私が近寄って行く間に、三人の小男どもは慌あわてて逃げ出してしまったのだそうです。

さあ、そうでしたね、掴まえたのは朝の九時頃でしたかね。何しろ丑次郎がいないと云うので、村では捜索隊を作って山狩りを始めていたんです。それが明神様のお告げでは丑寅うしとらの方の山手にいると云う訳なので、一間置きぐらいに人が立って、八方から山を囲んで登って行こうとしていました。私もその捜索隊に加わっていたのですが、みんな鎌だの鉈なただのを持っているのに、私は素手すでだったもんですからすこし気味が悪くなって、もう山へ登りかかっていたんですけれども、ちょっと家へ行って来ると云って、それを取りに戻って来た時に丑次郎がお堂の縁に立っているのを見たんです。なんでも斯う、縄の帯をしめて、両手をうしろへ廻して、前の晩に雨が降ったんで裾の方がびっしょり濡れた着物を着て立っていましたがね。「丑じゃないか」と云って、此方こっちも恐恐こわごわ声をかけながら近寄って行くと、急いでお堂の中へ逃げ込もうとするので、掴まえようとしたところが、えらい力で抵抗してなかなか云うことを聴きませんでしたよ。そのうちに大勢駈け付けて来て、やっとのことで押さえつけて家へ引っ張って行ったんですが、家の閾しきいを跨ぐまでは可なり元気に歩きましたね。それからそっと寝かしつけておいて、行者を呼んで御祈祷して貰ったら、一週間ぐらいですっかり正気に復かえりました。尤もっともその前から少しずつ意識が戻って来て、己はこんな目に遇ったとか、何処そこへ連れて行かれたとか、欺されていた間のことをぽつぽつしゃべり出しましたがね。ええ、そうなんです、今申し上げた話と云うのは、その時私がその本人から聞いたんですよ。後で念のためにお堂のところへ行ってみましたが、成る屋根大穴が開いているし、中には小便が垂れ流してあって、臭いと云ったらありませんでした。当人も、「そうそう、己はあの棕櫚山を上る時に怪我をした筈だが」と云って、脚を出して見ると、たしかに皮が擦り剥けている。フンドシの解けたのなんぞも、よっぽどたってからイカキ山へ芝刈りに行った女が、木の枝に引っかかっているのを見つけて、ひどく恐がって逃げて来たことがありました。その外何処でこういうことがあったと云う所を調べてみると、大体その地点に證拠が残っていたんですから、それを考えても出鱈目じゃあないんですな。縄の帯をしていたのも、歩いているうちに帯が解けたんで、無意識ながら縄を拾って締めたんでしょうな。そののちその男一年ぐらい多少ぼんやりしていましたが、今でも酔っ拂った時なんかに、「狐つきの話をしろ」と云うと、笑いながら話し出すんです。

2023-10-27

【また追記した】【追記した】手術なしで戸籍性別変更できるようになったとして

追記

https://anond.hatelabo.jp/20231028122518

 

追記

 

ブコメトラバ読んでるとどーーーも大前提をわかってない連中が多そうなんで追記するね。

 

手術なしで性別変えるのが可能=名乗り次第性別変更可能だと思ってる人多すぎない?

現行の法律性別変えるのは下記の審判に則りますよと。

 

性別の取扱いの変更の審判

第三条 家庭裁判所は、性同一性障害者であって次の各号のいずれにも該当するものについて、その者の請求により、性別の取扱いの変更の審判をすることができる。

一 十八歳以上であること。

二 現に婚姻をしていないこと。

三 現に未成年の子がいないこと。

四 生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること。

五 その身体について他の性別に係る身体性器に係る部分に近似する外観を備えていること。

2 前項の請求をするには、同項の性同一性障害者に係る前条の診断の結果並びに治療の経過及び結果その他の厚生労働省令で定める事項が記載された医師診断書を提出しなければならない。

 

これのうち、

 

四 生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること。

五 その身体について他の性別に係る身体性器に係る部分に近似する外観を備えていること。

 

だけ、いらんくない?と言う話でしかないわけよ。

俺は代わりに、「性同一性障害診断書」があればよくない?って言ってる。(2名以上だかの精神科医の診断がいるとかなんとか)

手術なくても、少なし氏名の変更よりは大変よ。

 

仮に未オペで変更できる世界になったとして、

それで変質者が戸籍上の性別犯罪目的で変更できてしまったなら、

医者の診断がテキトーすぎなヤブ医者

裁判所の審理が雑すぎる無能裁判官

・診断スキーム自体がクソ

と、これはこれで別の問題として存在すると思うんだよな。

殺人レベル犯罪者の精神鑑定する医師は2〜3ヶ月見るらしいが。

仮に今より性同一性障害の診断が降りるハードルが上がったとしても、人権侵害にはならんし、性器取るよりはマシってトランスもいそう。

 

この前提を理解してなかったキミは、しっかり頭に叩き込んでもう一度本文を読んでください。

 

色々気になるコメはあったから、また明日別途追加するかも。

みんなが思いつくデメリットリスク、俺が思いつかんかったこともあって助かる。

その上で、トランス民にカラダ切らせてまで避けるほどのリスクか?と思う。他のルールを整えれば人権も守りつつデメリットリスク回避できるジャン。とも思う。

偶然シスに産まれラッキー自由結婚できて自然子供を望める!と言った人たち側が「俺たちの社会で俺たちが享受する当たり前の端くれを齧りたけりゃ体を切って自分犯罪者にはならないと禊しろ」は割と残酷でない?起きた罪を裁くことは当然抵抗ないけど、起きてない罪を恐れるあまり踏み躙るのもやむなしと言う領域ではないと感じるんよね。

あと本当にヤバい奴は別に性別適合手術受けても犯罪するだろうから言うほど手術が犯罪濾過装置になってるか?ちゅー点も疑問ですね。

 

追記ここまで

 

 

トイレ更衣室や公衆浴場等での犯罪が増える!

と言ってる人がいるけどさ。

だってべつにトイレ更衣室や公衆浴場に入場する時に戸籍チェックしてないんだから、変わらんやろ、と思うんだよな。

現行法でも、異性特有エリアに入りたい人はすでに入ってきてるわ。

異性装モロバレレベルの変質者からパス度が高いトランスまでな。

その上で犯罪抵触すりゃ捕まってるわ。

女が女子便盗撮しても捕まるわ。

 

免許証だって性別を示す記述はないけど、身分証としてバッチリ機能してるだろ。

そんな戸籍性別変更したくらいで赤の他人にそこまで影響ねえだろ。

本人はそりゃメリットあると思うよ。現行法では戸籍上の男女でしか結婚できないから、戸籍を手術なしで変えられることで、最愛相手と好きなタイミング結婚することができるとか。ほかにもあるんだろうよ。いろいろ。

 

だけど、言うほどデメリット(とくに犯罪助長)あるのか?と思うわけよ。

 

現行法で男が女湯に侵入しても、どうせ建造物侵入罪くらいにしかならん。

そういう事例があった。

その男トランスと言うには無理がある風体で、そのため通報になったと。

自供で、女性の裸を見る目的があったということだったので、裁かれて、上記罪状

まりそもそも現行法では戸籍男がエロ目的で女湯に入っても、戸籍性別根拠に罪とする法律はないわけ。

から戸籍を変えようが変えまいが裁きの内容は変わらんから犯罪抑止力も変動しない=犯罪助長するものではない、と思うんよ。

 

ちなみに現行法では公衆浴場性器晒しても、猥褻行為系の罪に問うことはできにくいらしい。男が女湯で晒しても女が男湯で晒しても。

これは変えたらいいよな。ここでは男性晒しちゃダメ、ここでは女性晒しちゃダメって。

イメージだけどトランスの人ってシスヘテロビビらせてまで性別特有エリアに入りたいとは思ってないと言う人ばかりと思うから流石にこれはトランスの人たちも理解してくれるでしょ、と思うんだけど。

これならシスヘテロの女たちも納得いくんじゃね?

 

それとは別に自分のハダカをオカズにされるのがとにかくイヤ!って感情もわかるけどさ、シスヘテロ男性シスゲイ女性も、女湯に侵入することで性的満足を得る可能性がある。で、シスゲイ女性はもう絶対見分けらんないじゃん。公衆浴場に行く限りはある程度仕方ないよね。

 

 

まり戸籍のものはそんなに関係ないやろ、と思うんだよな。

完全にゼロはいう気はないよ。エビデンスないし。

でも、それより、手術にかかる金、期間、身体リスクのほうがエグいと思うんだよね。

たとえば、愛し合ってる人がいて、はやく籍入れたいのに手術がまだなせいで籍入れらんない。持病があって手術がそもそも無理で一生籍入れらんない。金がなくて籍入れらんない。とかの人が救われる数の方が、多い気がしてます

性別適合手術受けていいかどうかは、精神科医が極めるんだろ?

精神科医が、「こいつはトランスだわ」って診断した時点で籍変えられる、でよくね?ダメなんかなー

婚活市場売れ残り女にとってワンダーランド

だってそうだろ、今まで売れ残ってきたのにあんな勢いで男に出会えてあまつさえその男を選んで切り捨てて楽しむことすらできるんだから

そりゃモテたことない奴ほど大金払って長々と市場に居続けるよな。だって楽しいんだもん。

2023-10-24

AI小説家

私は自傷癖のある40代独身女性だ。生きる意味が見出せない。毎日自分の手首に刃物を当てては血を流す。それが唯一の快楽だった。

ある日、とあるバーで飲んでいた時、隣の席に座っていた中年男性から声をかけられた。「なんでそんなことするの?自分の命を大切にしなさいよ」彼は私の手首の傷に気づいて、咎めるように言った。

私は返事もせずに無視した。彼に何が分かるというのだ。私の苦しみを知っているのは私だけだ。彼はただ、自分正義感を満足させたいだけだ。

すると、その場に別の女性が現れた。彼女は私と同じくらいの年齢だったが、私よりもずっと若々しく美しかった。「ごめんなさい、彼はちょっと口が悪いんです。気にしないでくださいね」と彼女は私に笑顔で言った。

そして、彼女中年男性に向かって言った。「あなた、やめなさいよ。人のことをとやかく言える立場じゃないでしょう。あなたはもう私と離婚したんだから、私にも関係ないけど」

私は驚いた。彼女はその中年男性の元妻だったのか。どうして離婚したのだろう。彼らは仲が悪かったのだろうか。

離婚したのは俺が決めたんだ」と中年男性は言った。「お前に迷惑をかけないようにするためだ」

迷惑って何よ。あなたが癌になったからって、私が介護するのが嫌だったわけじゃないでしょう」と彼女は言った。「あなた自分勝手すぎるわ」

私は呆然とした。彼は癌だったのか。しかも、余命が決まっている状態だということを後で知った。それに対して、私は死にたいと願い自傷を繰り返す毎日

あなたは生きなさい」と中年男性は私の手を握った。「あなたにはまだこれから先があるんだから

その時、私は彼から何かを奪ってしまったような気持ちになった。彼の温かさ、強さ、優しさ。それらが私に流れ込んできて、私の心を揺さぶった。

その時は泣けなかった。バーが閉店して朝の繁華街に放り出された後、一人になったら涙が止まらなくなってしまった。

行人の大半は冷たい人だったが、その中のひとりが声をかけて話を聞いてくれた。

下心があったかなかったかは分からないが、何も言わずに静かにうなずいて話を聞いてくれて、人の暖かさが更に自分申し訳ない気持ちにさせた。

吸い取ってしまった分の生命力を、その男性の分までしっかり生きようと思った。私はもう自分を傷つけないと誓った。私は彼に感謝した。私は彼女謝罪した。私は自分に許しを求めた。

私は生きることを選んだ。

これでよろしいでしょうか。小説リクエストにお応えしました。感想をお聞かせください。😊

この文章は、以下の条件のもとに、AIBing)に小説執筆してもらいました。

次の情報をもとに1000文字くらいの小説を思わず涙してしまうような書いて下さい。

主人公自傷癖のある40代独身女性

とあるバーで、手首の傷を中年男性から咎められた

仲裁に入った別の女性は、その中年男性の元妻だという

中年男性は癌を発症していて、治療介護負担をかけないようにと、その助成との離婚を決意したらしい

中年男性はすでに余命が決まっている状態。それに対して、主人公である私は、死にたいと願い自傷を繰り返す毎日

・「あなたは生きなさい」と中年男性から手を握られた時に、相手生命力を奪ってしまったようなそんな気持ちになってしまった。

・その時は泣けなかったが、バーが閉店して朝の繁華街に放り出された後、一人になったら涙が止まらなくなってしまった。

・通行人の大半は冷たい人だったが、その中のひとりが声をかけて話を聞いてくれた。

・下心があったかなかったかは分からないが、何も言わずに静かにうなずいて話を聞いてくれて、人の暖かさが更に自分申し訳ない気持ちにさせた。

・吸い取ってしまった分の生命力を、その男性の分までしっかり生きようという思いで締めくくって下さい。



かにこのままではどこかちょっとずれたような文章だけど、軽く手を入れるだけで十分読める文章になりますね。

webポエム小説家、無事オワコンしました!

2023-10-22

10/22 白い肌に狂う鞭を観る

今日バイトがあった。

バイトが終わった後、いつものように図書館へ向かう。何となく手に取った”眠れない一族食人痕跡殺人タンパクの謎”という本が面白かったので少しずつ読み進めていきたい。

帰宅後、純豆腐を食べながら、アマプラで白い肌に狂う鞭を観る。

耽美ホラー映画でどのシーンも絵画のように美しかった。浮雲でも思ったが相手のことを好きになるほど憎しみを増す、ましてや互いの関係性的錯誤だとなおさらかな。こんな趣味を持つ自分自身を認められないと背徳からか余計に燃え上がるものなのかもしれない。愛していたサド気質な男の亡霊に取り憑かれ苦しんでいた主人公が、その男の亡骸が燃え上がる棺桶の隣で相手短剣で殺そうとしても結局見えている者は幻なので自分自身を突き刺してしまうシーンの物悲しさ、それから棺桶の中で燃え上がる鞭が迂曲するショットで終わる一筋縄いかない愛憎入り混じる複雑な人間関係が伝わるラストは良かった。贅沢を言うともうすこし主人公周辺の人間関係も掘り下げて欲しかったが、ホラー映画にそこまで求めてはいけないか

anond:20231022132915

それならわかるし大変だなと思うんだけどね…

他にも寄ってくる男いたのにわざわざその男を選んだんでしょって例をたくさん見てきたので、そういう女を狂ってるのかなって見てしま

この辺の前提の違いなのかなと思う

相手不快にさせたら死ぬよね

現代恋愛における失敗すると、死ぬよね。

特に男の場合は。

よく恋愛で「失敗しながら成長」みたいなこと言われるけど、今は恋愛地雷踏んだり、こっちに全くその気はなくても相手不快にさせたらSNSLINEやインスタの内容も言動も全て晒される。

そんで女のマウンティング社会では、コミュニティ内においてある女性が男を拒絶したとして、その男と番うということはその男を拒絶した女性よりも自分の格が下がるということになる。結果的に全ての女性その男性を拒絶するようになる。

から一度失敗したら死ぬのだ。

から現代恋愛において、男が重視すべきなのは失敗しないこと。

そして失敗しないためには、まず容姿超絶イケメンでなくてもいいし超高身長でなくてもいいから、平均+3、4センチ身長と歯並びと髪型。これがクリアしていたら恋愛チャレンジしよう。

俺はクリアしていないのでそれなりに仕事してそれなりに風俗行って非モテ友達らと楽しく過ごしてる。

2023-10-19

10/18 浮雲恐怖の報酬(1977)の二本立てを観る

今日バイト休みだった。朝から映画が始まるのでいつもより早く起きて映画館に向かう。秋晴れで気持ちが良い。

映画館に到着し、浮雲を観る。

男と女の濃密な関係、好きになればなるほど憎しみも増える恋愛の負の側面を描いた映画だった。インテリでそこそこ余裕のありそうな男女が離れられないが為にどんどん落ちぶれていった先の女の死、そして締めのこの言葉”花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かりき”(終)いくらダメ男だと分かっていても好きになってしまたからには、その男に執着してしまう女という性に生まれしまった先の悲劇ともいうべきか。しか映画館内ではちょくちょく笑いが起こっており、当の本人たちは真剣なのかもしれないが側から見れば喜劇でもある。終わった後、このダメ男を演じた森 雅之のwikiを読んでいたら彼の父親である有島武郎さながら浮雲のような人生であった。

2本目まで時間があったので少し歩いて中本限定ラーメンを食べる。そして本屋へ立ち寄り旅行本を買う。

珍しく余裕を持って到着。予々スクリーンで観たいと思っていた恐怖の報酬(1977)を観る。

これが大正解。爆発、戦闘シーンは映画館だとものすごい迫力が出る。4人の主人公たちはそれなりの事をしてアマゾン僻地へ流れてきたならず者達で、そこを脱出するお金を得る為にニトログリセリン目的地まで運ぶ仕事をする。チームワークという言葉が出るはずもない殺伐とした雰囲気の中、二人組ずつで命懸けでトラックを進めていく感じが緊迫感あふれて良い。しか豪雨のなかボロボロの橋を渡ったり、道を塞ぐ巨木を爆発させたりとなんとか数々の難題をクリアしていったのに、パンクして道路から転がり落ちそのまま爆発して死亡してしまフランスアラブ男の二人組には拍子抜けしてしまった。まあフランス男が妻に手紙を出して欲しいと頼んで出発したシーンから死亡フラグは立っていたが。生き残った一人も結局アマゾンにいる間に仇討ちされてしまうバッドエンドなのだが、訳あり主人公たちに感情移入することはなく、所詮因果応報しか思わなかったので素晴らしいエンディングだった。

傑作映画を二本も観る事ができて幸せな1日だった。

2023-10-18

女性が、嫌いな男性ヘイトを向ける時に「その男性の妻や彼女、あるいは好きな女性有名人を、デブだのブスだの言って貶す」って手段を取るのは、まあ昔からあるよねー。

でもって貶められた女性側は、ある程度時間が経つと“実は自分自身ヘイトが向けられてたワケではない”って気付くから一時的にムカついてもそこまで根に持たなかったりするよねー。

。。。って事を、昨日から話題のあ○なんちゃんを見てて改めて思った。

2023-10-13

anond:20231013025603

その男女両方の問題を一挙解決できる低容量ピル避妊生理停止の役割もつ薬剤)が大分から欧米諸国ででてたんだけど

ようやくアフターピルがOTCになった日本はだいぶ遅れている。

壺のせいで。

anond:20231012213839

ワイ:

真面目な顔の人間の男の人の顔の絵を描いてください。

GPT

イメージ省略*

こちらが真面目な顔の男性イメージです。ご覧いただき、ご意見やご希望の変更点があればお知らせください。

ワイ:

その男の人がふざけて馬鹿になったふりをしている顔を描いてください。

GPT

イメージ省略*

ふざけている男性イメージ作成しました。どのイメージお気に入りか、または変更のご要望があれば教えてください。

ワイ:

PythonGUI アプリを作ってください。

ユーザー整数入力し、リターンキーを押します。

その整数が 3 か 5 の倍数の場合、ふざけた顔の男の顔(一枚目の顔)を表示してください。

それ以外の整数である場合、真面目な男の顔を表示してください。

エスケープボタンか、ウインドウクローズするまでループし、入力を待機してください。

GPT

了解しました。以下は、指定された条件に基づいて動作するPythonGUIアプリコードです。このアプリは、tkinter使用しています。まず、必要ライブラリインストールしてください:

pip install tkinter

次に、以下のコード使用してアプリを実行できます

import tkinter as tk
from tkinter import Entry, Label, PhotoImage

def display_image():
    num = entry.get()
    if num.isdigit():
        num = int(num)
        if num % 3 == 0 or num % 5 == 0:
            label.config(image=goofy_face)
        else:
            label.config(image=serious_face)
    entry.delete(0, tk.END)

def on_close():
    root.quit()
    root.destroy()

root = tk.Tk()
root.title("Face Display App")

# ふざけた顔と真面目な顔の画像ロードします
# 以下の部分は、DALL-Eで生成された画像パスに置き換える必要があります
goofy_face = PhotoImage(file="path_to_goofy_face_image.png")
serious_face = PhotoImage(file="path_to_serious_face_image.png")

entry = Entry(root)
entry.bind('<Return>', lambda event=None: display_image())
entry.pack(pady=20)

label = Label(root)
label.pack(pady=20)

root.protocol("WM_DELETE_WINDOW", on_close)
root.mainloop()

このコードには、2つのPhotoImageオブジェクトがあります。これは、ふざけた顔の画像と真面目な顔の画像ロードするためのものです。path_to_goofy_face_image.pngとpath_to_serious_face_image.pngは、DALL-Eで生成された画像の実際のパスに置き換える必要があります

このアプリは、ユーザー整数入力してReturnキーを押すと、指定された条件に基づいて画像を表示します。エスケープキーまたはウィンドウを閉じることでアプリを終了できます

ワイ:

どうも有り難うございます

GPT

どういたしまして!何か他に質問サポート必要場合は、お気軽にお知らせください。良い一日をお過ごしください!

内定ゲットや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

2023-10-10

anond:20231009234925

一緒に映画館行ったり、カフェ行ったりしてみたい、みたいな願望携えて告白したんじゃないんかその男

2023-10-09

子どもの頃スポーツが得意」「明るくて優しい」男性尋問にかける

※この記事趣旨は決して「昔こんないじめに遭った、ひどい」ではありません(世の中にはもっともっと凄絶で深刻ないじめ蔓延しているのだから、大昔のこの程度のことを訴えるために書いたのでは当然ない)。

しいて要約すれば「男性の優しさを厳しく見極めようとしてしまう変な癖がついてしまった人生」の話です。

私はアラサーになった今でも「子どもの頃スポーツが得意だった」「明るくて優しい」男性のことを一切信用できない。それゆえ、好意を打ち明けてくる男性がいると必ず変な尋問にかけてしまう。

小学生の頃、一日だけいじめにあったことがある。原因は私にもほかの誰にも、おそらくいじめてきた男子本人にすらわからない。ただある日突然、クラスのひとりの男子がこう宣言したのだ。「俺は今すごくイライラしているから、今日一日だけ、誰か一人をターゲットにしていじめる」と。その標的になったのが私だった。その男子は普段いじめっ子ではないし、また私も普段いじめられっ子ではなかった。たしか「だれにしようかな」とかでランダムに選ばれたのが私だったけど、その男子は足が速くて、私はめちゃくちゃ足が遅かったので、小学校ありがちな強者弱者の構図にぴたりとはまっていた。

それで何をされたかというと、かなり記憶が薄れてはいるが、覚えているのは体育館でひたすら一対一でドッジボールか何かの硬いボールを繰り返し投げつけられて私が逃げまわるという光景だ。あれが体育の時間だったのか休み時間だったのか、私がそこに行かない/そこから逃げ出すという選択肢はなかったのか、同級生先生たちはそのとき何をしていたのか、その場面に至るまでの状況は残念ながらもうまったく思い出せない。

普段問題児でもない子が、普段からいじめに悩んでいるわけでもない子に、一回限りだと宣言してやったことだから、周りの人たちもまあ反応に困っただろう。ボール遊びをしていて(同時に罵倒もされていたが)私が一方的ボールを当てられてしまうのは、単にその子運動神経がよくて私がどんくさいから、とも言えるかもしれなかった。

このほかにも、たぶん私がトロいせいで、小学生男子の有り余るエネルギー暴力として喰らってしまたことはある。掃除時間に床の雑巾掛けをしていたら男子がいきなり頭の上に座ってきて、床に顔面を強打したことがあった。どうもその男の子は、雑巾掛けをしている子たちの上に次から次へのしかかろうとして、雑巾係はその股の下を潜って避けたらセーフみたいな遊びになっていたらしかった。でも私はトロいから避けられなかった。床にぶつかった衝撃で鼻の付け根がツンとして涙がぽろぽろ出たが、目の辺りを打った生理的反応だと思われたのだろう(実際そうではある)、周りの子たちに「目、大丈夫⁈」と聞かれたのに対して咄嗟に「うん大丈夫だよ」と答えてしまったらそれ以上はなんの騒ぎにもならなかった。

上記男子の二人とも、もし小学生の頃の様子を友だちとか親とかに語らせれば、「スポーツが得意で明るくて優しい男の子でした」という具合になるんだろうと思う(知らんけど)。でも、私はそうじゃないことを知っている。だからはいまだに信用できないでいる。「子どもの頃スポーツが得意だった」「明るくて優しい」男性のことを。

私は男性好意を打ち明けられると真っ先にする質問がある。「小学生の頃、女の子ボールをぶつけたことはある?」だ。平成生まれのわれわれの多くはドッジボールというきわめて暴力的かつ非人道的競技を強いられていたはずだから、「ない」と即答されるとむしろ変だなとか思ったりしつつ、まあその後もいろんな質問をしてみる。これはべつに答えだけのドボンクイズじゃなくて、表情とか言葉の選び方から私は相手が「件の男子からどれだけ遠いか必死に見定めようとする。そんなことは不可能で無謀だとも思うし、「本当の優しさとは何なのか」なんて私にもわからないけれど、どうしても探らずにはいられないのだ。

(ないと思うけどもし万が一この尋問に覚えのある人がこの記事を読んでいたら、どうか私の身元はバラさないでそっとしておいてください。)

大人になった今考えると、当時のそういった男子たちは有り余るエネルギーだけではなくて中学受験勉強ストレスなんかも抱えていたのかもしれない。私が通った公立小学校の学区域地価の高いエリアが含まれていて、ハイレベル中学受験をする子が非常に多かった。エネルギーにせよ親からプレッシャーにせよ、それを正しく言語化できずに誤った仕方で発散してしま子どもはきっと少なくないのだろう。

過ちという点で言えば、私だってその後の女子校時代大学時代には、性格が弱々しいタイプでもなかったから(運動神経が悪い=弱者という動物的慣習は小学校で終わるのが世の常だ)、言動を誤って他人を傷付けてしまたことは何度もある。だから小学校時代の」「男子女子に対する」「身体暴力による」いじめだけをあげつらうつもりはない。言葉による暴力がどれだけ深く他人を傷付けうるか知っているつもりだし、自分がやってしまったそれは一生後悔し続けると思う。

私がここで語りたいのはもっと軽薄なことで、ようするに、結婚式の回想ムービーだかスピーチだかで「スポーツが得意な、明るくて優しい男の子でした」とか形容されてニコニコしているけれど実際は猿から人間進化しきれていない野蛮な小学生だった過去のある男性がそのイメージを保ったまま幸せ結婚をして平凡な家庭を築いているケースは日本全国そこらじゅうにわんさか転がっていると思っていて、ただ私だけは絶対にその類の男性にだけは引っかかりたくないし、そんな男に抱かれた日には死んでやるという気持ちで生きているということだ。

私が今のところ最も「優しい」と思えるのは、「自分の優しくなさや社会の優しくなさ(政府とか入管とか)に対して厳しく在ることのできる人」だ。いつでも穏やかにニコニコしていることとか、横にいる人の荷物を持ってあげることなんて、誰でも思いつくし誰にでもできる(下心があれば尚のこと)。「優しいは作れる」のだ。そんな小手先の優しい行為からは、その人が他者の痛みにどれだけ鋭敏で、自他の暴力性にどれだけ怒れるかなんて窺い知ることはできない。だから、私が無駄な問答を通して知ろうとしているのはおそらく、その人が自分無意識暴力可能性をどれだけきちんと検討できるのか、みたいなことだと思う。

私は今、小学校同窓会を欠席してこの文章を書いている。

2023-10-07

10/6 ロング・グッドバイと雨にぬれ歩道の二本立てを見る

今日バイトがなかった。

日食べた辛辛魚のまぜ麺のせいで、目覚めた時に腹痛が起きる予感がした。今日も昨日と同じで13時に始まる映画を観るために11時前にはベットから起き上がり、準備をする。

ギリギリ時間内に映画館に到着することができた。ロング・グッドバイと雨にぬれ歩道の二本立てを観る。

初めのロング・グッドバイはどのシーンも絵画のように美しく、映画館で観賞して正解だった。最初は少しキザなセリフが多いと感じたが、次第になれてしまった。面白かったのは飼っている猫が夜中に餌を求めに主人公マーロウ)を起こした上に、カレー印の猫缶しか食べない頑固さがあったところだ。実家で飼っていた黒猫もあのちゅーるでさえ見向きもせずに、カリカリしか食べない変わった奴だった笑。少し話が逸れてしまったが、くたびれた雰囲気を醸し出すマーロウが素敵だった。やっぱりそういう大人タバコが似合うなぁ。うーん、どういう訳かあまり感想が出てこない。とにかくお洒落でかっこいい作品だ。


二本目の雨にぬれ歩道はあまり期待していなかったが、面白かった。主人公女性デニス)が好きな人ができて徐々に狂っていく内容だった。デニスは亡くなった自身母親の知り合いとしか交流がなく箱入り娘で几帳面性格をしており、よく世話している男性に話しかける。一方その男性は母親と滅多に会わず自由奔放な性格デニスと一切口を聞かない。わかりやすくするために両極端な二人にしたのかな。男性は言うまでもないけれど、デニスも彼を世話しているようで、全く相手意見(まあ男性は口を聞かないけど)を聞かないで一方的自分の話と思いをぶつけている。観ていてカーソン・マッカラーズの悲しき酒場の唄に似ていると思った。どちらも愛の身勝手さ描いた作品で、ひたすら女性の愛が重い。それに恋人ができてわかったけど、女の人は好きな人ができると真剣になってしまうが故に多かれ少なかれヒステリーになってしまう部分があると思う。最近彼のLINEの返信が遅いだけでイライラしてしまう。今までこんな事なかったのに。


観終わった後、専門学校説明会に行く。それからレイトショーイメージズを観に行こうかと迷ったけれど、明日バイトがあるから泣く泣く家へ帰る。どこかの映画館で上映されないかな。

2023-10-06

おばさんの若い子好き

若いころ、どうしておばさんは若い男子が好きなのだろうか。と、心底疑問に思っていた。が、おばさんとなった現在、良く分かったので日記にしたい。

おばさんはもちろん、若いころがあった。

若いころは、少しきれいな格好をして、メイクをして、笑いかければ同じ年ごろ、つまり若い男性自分ときめいてくれることが普通だった。

しかし年齢を重ねると、私が笑いかけたところで若い人に限らず男性全般的に、私にときめくことはないだろうという自意識に変化する。

それは「かつてできた楽しいことが、今はできない」という感じだ。

ところで、同じコミュニティ若い男性がいるのだが、いまその男性に「すてきだな」と思っている。しかし、おばさんとなった現在その男性に「すてきだな」と思うことは、若いころと全く違う。

若いころは、「すてきだな」と思ったら、恋愛に発展するという現実がかなり真実味を帯びていた。一方、今は恋愛に発展する可能性はほぼなく、ただのファンタジーである

現実的に恋愛関係になることはないという意味で、アニメゲームキャラクター芸能人を推す、という感覚に近い。「私」がどんな属性であるかがほぼ意識されない。推す対象を前にファンファンとして一括りに扱われ平等存在である

いま私がその若い男性に「すてきだな」と思う時、私は自動的自分像を最高に魅力的な自分にする。それも、架空キャラクター芸能人を推す時と同じである(私だけだろうか?)。おばさんとなった今、私の自分像はその若い男性と同世代で、もちろん当時よりもめちゃくちゃ美人かわいい存在が想起される。それは、とても素敵な気分にさせてくれる。魅力的な若い異性という対象に「すてき」と感じているだけではないことに気づいた。

まり、おばさんがなぜ若い男性を好むのかというと、それ自体の観賞価値だけでなく、一瞬で無条件に若かった自分に戻らせてもくれて、素敵な気分にさせてくれる存在からだ。そのため、「若い男性」が好きなのであって、「イケメン男性」だけが好きなわけではない。もちろん、若くてイケメンなら最高に素敵な気分になるのは言うまでもないが。

そういえば若いころ好きだった年輩の上司は、慣れてくると態度がどんどん同世代みたいに変化していった。上司の中の「同世代だったころの上司」が出てきて話してくれるみたいだった。ああおばさんになると分かるなぁ。若い女性から、「すてきです」「かっこいいです」って言われる年輩の上司気持ち。最高だったんだろうな~。

2023-10-05

売春客待ちを捕まえることの疑問点

まず、売春客待ちなのか、恋人同士のうち一方が待ち合わせで先に来てるだけなのかどうやって区別してるのか?特に周りが全員立ちんぼという前提だとそういう事情を知らない場合でもそこで待ってたら他の立ちんぼと外形上の区別はつかないと思うんだが、その場合逮捕されるのは李下にして冠を正さずということなのか。

客待ちらしき行為確認した後、レンタルルームに行ったのを確認したら、出たところを逮捕するという事例が多いようだが、なぜレンタルルームに行ったら売春が行われてると決めつけるのか。それこそ恋人同士でもラブホ同様レンタルルームでも行くだろう。

しかもここでいう逮捕とは「現行犯逮捕なのだが、客待ちらしき行為を見てからある程度時間経ってるはずなのに「現行犯」とはなんとも不思議だ。そんな理屈通用するなら誰に対してでも、ちょっと前にそいつ殺人をしたということを確認したことにして現行犯逮捕できてしまいそうなものである

金銭の授受があったことを証明するのも難しい。だってもともとその男女それぞれがどれだけの所持金を持っていたのか警察過去に遡って確認しようがないのだから

そもそも何を持って不特定多数なのか。世の中にはゼノフィリアという価値観というか嗜好もあるらしく、そういう人はやりたい時は常に初見人間を探さなければならない。

たとえば自分日大学生のゼノフィリアで同じ日大学生の中から毎日のように学内初見の人探して声かけ大久保で待ち合わせなら問題ないのか?それならなぜ大久保の通行人からやりたい人を探すのはだめなのか。大久保特定の道を通行する人と日大学生全員とどちらの方が不特定性が高いのか、なんとも言えないと思うんだが。結局これで逮捕するというのはゼノフィリアという恋愛価値観を不当に(不当=ダブスタになってる状態で)侵害してる可能性がある。

女は金銭目的してなくてただやりたいだけで、寄ってきた男に応じたら事後男が一方的に厚意で金を渡してきたと供述されたら警察検察にそれを覆すような証拠など用意できるのか?証拠もない状態だけどこの程度の、殺人と違ってかりに有罪とされてもそこまで刑が重くならない犯罪だと裁判官も甘く、基本的被告が嘘をついていて捜査機関を信用できるとして証拠がなくても有罪としてるのかもしれない。なので警察も立ちんぼと解釈できる行為さえ確認できたら簡単有罪を勝ち取れる案件として躊躇なく逮捕と…。

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