はてなキーワード: 馬検とは
馬を手放す
今日、馬を手放した。
死ぬほど好きな馬だった。
深夜に東名をかっ飛ばして東京←→大阪を駆け巡ったり、北海道まで船で運んでひたすら真っ直ぐ続く道を走ったのも今となってはいい思い出だ。
雑費というか、馬にかかる額が桁違いにでかい事に気づいた。
税金、馬検代、保険代、駐馬場代、エサ代、高速代、メンテ代全部計算すると年間でかなりの額になる。
計算するまでその額に気がつかなかった。
正直、金をつぎ込んできた事には後悔していない。
好きな馬だから湯水のようにつぎ込んできた。
無理に手元においておくという選択肢も何度か浮かび上がった。
でも、凄く大事な馬だから、自分が腐らせて駄目にする前にしっかりと管理できて、維持できる人に譲った方がその馬にとっても良いのではないかと考えた。
馬の走行距離はかなりのものだったけど、脚の調子はよく、備品もかなり交換した。
限りなく純正に近い状態までダウングレード(?)して大事に乗ってきた甲斐があり、十五年落ちだけど現役に負けないくらい良く走る。
その馬と今日でお別れして、少しだけ悲しい気持ちになっている。
いや、悲しいというよりは寂しいと言う方がより正しいだろう。
最近、若者の馬離れって言葉を良く聴くけど、僕みたいに馬が好きだけど維持できないから手放すって人が多いんじゃないだろうか。
もちろん馬があまり好きじゃない若者も増えていると思うが、全体がそうなっているとは思わない。
またいつか馬を手に入れたい。