はてなキーワード: 養殖場とは
はてなでは、水素水やら塾生肉やらサーモンやら、世間で話題になった記事の批評や炎上が多い。
スマホが普及し、ニュースはキュレーションメディアやSNSで知り合いがシェアしたものを読むのが主流になりつつある中で、大量に流れてくる記事でどれがデマなのか、判断するのはなかなか難しい。デマ記事を見分ける方法としては、
・バズワード、流行もの、似非科学に類する話題は特に注意して読む(怪しそうな話題の嗅覚を磨く)
などがある。情報収集の効率の観点から、すべての記事を批判的に読みいちいち吟味するより、基本は専門家の伝聞を鵜呑みにし、1つ目、2つ目の方法がよい気はする。
ただ、自分の頭で考えて判断するのが本質的に重要だと思うので、3つ目のやり方を書く。
自分はディベートを5年ほどやっていた。ディベートではそのテーマについて資料・文献を大量に読み漁り、使える資料を見つけることが重要である。また試合中、反駁(はんばく)のパートの人は、相手の主張を切り崩す必要があるのだが、どこに着目して突っ込めばよいのかは経験を積まないとなかなか身につかない。
例のサーモン記事 (http://www.salmon-garage.com/entry/2016/05/29/175437)を例に、いかに批判的に記事を読むのかを説明する。
まずは、議論の構造を把握することが大事。今回の場合、議論の構成は
主張:日本のスーパーで売られているチリ産のサーモンを買うべきでない。
理由:チリ産のサーモンの養殖過程で深刻な海水汚染が行われているから
深刻性:??
こんな感じの構成。記事のタイトルとこの手の記事によくある食品品質の問題で間違えそうになるが、この記事の主張と根拠は決して
「チリ産サーモンの品質管理に問題がある」から「チリ産サーモンを買うのはやめよう」ではない。
この記事の著者の書き方は、(意図的か)海水汚染の話に混ぜて、日本人が食いつきそうな、チリのサーモンは品質的にどうなのか、みたいな話を混ぜて書いていて紛らわしいしよろしくないと思う。
http://www.salmon-garage.com/entry/2016/05/29/175437
「サーモンの餌は魚ではない」「養殖場には殺虫剤は流れてこない」「抗生物質はサーモンにさほど影響がない」「狭いかどうかはサーモンが決める」
こうした主張において、メリットなりデメリットが発生するポイントとしては、「発生確率」と「重要性・深刻性」がある。これは同時に反論ポイントでもある。
例えば、「発生確率」を削ってしまえば、「それそもそも起きないよね?」ということになる。
「重要性・深刻性」を削ってしまえば、「それって起きたとしてもそんなに重要じゃなくね?」となる。
ディベートでは、
「メリット・デメリットの大きさ」=「発生確率」×「重要性・深刻性」
という考え方をするので、基本は両方突っ込む。
今回の例で構成を見てみると、海水汚染がそれが世の中の人にどれほどの影響を与えているのか、記載されてないため、「重要性・深刻性」に対してこうした反論ができる。
「サーモン養殖による海水汚染がどれだけ深刻なのか分からない」
発生過程の反論も基本的には、どういう話の筋でそれが起こるのかをきちんと把握することから。
できるだけ細かく、矢印で、AAA→BBB→CCC、というように分割する。
そこで、AAA→BBBが起きる理由があるかを疑う。これは演繹的な根拠を崩す方法。
もし理由があっても、全てのAAAがBBBにならない例を探して削っていく。または、他の原因があることを示唆する。
もしAAA→BBBが実際に起きてるという実例が書いてあるなら、その前提条件を疑う。こっちは帰納を崩すやり方。
・魚の餌による汚染
②海水に流れ出した餌が赤潮を発生させる確率をどの程度高めているのか不明
③2500万匹の鮭が死んだ赤潮の例は、赤潮の発生原因はエルニーニョ現象であり、魚の餌による汚染とは無関係
④エルニーニョ現象と比較して、魚の餌による赤潮発生寄与が不明。
という反駁ができる。あと直接な反論ではないけれど、
⑤鶏→鮭→牛→鳥のエサの連鎖が海水汚染とどう関わっているか不明
というのもある。
本筋は、チリの鮭には寄生虫免疫なし→殺虫剤が必要→殺虫剤が海に流れ甲殻類を殺す、な感じ。反論はこんな感じ。
本筋は、チリ産鮭が成長するには抗生物質投与が必要→ノルウェーより1000倍くらい使ってる→海に流れて汚染。
③海に流れたとして、抗生物質が海に影響を与える原因、程度が不明。実被害も不明。
筋書きが明確に書いてないなく、正直この項は破綻していると思う。
始めは、多国よりかなり密集して飼育されてる→水質が悪化→大量死→汚染
もしくは、多国よりかなり密集して飼育されてる→ウイルスで感染が広がりやすい→大量死
のシナリオかと思ったのだが、ウイルスで死んだ実例も根拠もない、密集してることのデメリットで述べられているのは酸素濃度だけで、酸素濃度が低下したら何が問題なのか分からない、と具体的に何が悪いのか述べていない。
挙句の果てには、鮭が大量死したのは、測定されていないプランクトンの大量発生が原因、と述べられている。
例としてサーモンの記事を使ったが、記事のあちこちに、いかにも関連しそうでサーモン養殖にネガティブな印象を与えそうな、サーモンに関係のない情報が入ってくるのでとても読みづらかた。また基本的に伝聞の情報ばかりなので、根拠が不明だったり、ロジックがかなり適当。
こういう読み方をすれば、かなり浮ついている文章ということが分かる。
私の妻は社交的なタイプではなくアニメとゲームが好きと言う、ちょっと変わった女子だった。
出会いは、私の会社に事務職として派遣会社から来ていた妻と飲み会で同席した事からだ。
私もオタクっぽい趣味もあり、意気投合した私たちは3年の交際の後に結婚をした。
「うわぁ!! 私の養殖場が水没された!」と叫んだと思うと、
スマホ片手に「ちょっと出かけるね、10分ぐらいで戻るから」と言い残し出かけていく。
本当に10分も経たずに帰ってくるのだが、どこに行ったのか応えてくれない。
また別な日には、「私が9日も育てたのにクソ青に潰された。もうちょっとでメダルだったに」と
泣いていたかと思うと。
その数時間後には、「駅前を草原にしてやった。www」と訳のわからない事をつぶやいて喜んでいる。
今日は更に悪化したらしく、歩きながら「キーをドロップしないな」と言いながら
私は、気味が悪くなり妻に「どうしたの?」と問いただすと。
いつも通りの笑顔で「うん?なんでもないよ。」と応えてくれる。
妻はどうしたのだろ。
そんな、僕は不安になり、その反動からストレス解消に近隣のL8ポータルを青に染めている。
最近 妻が叫ぶ事が多くなった。
マグロ http://2chcopipe.com/archives/51948757.html
近大で勉強してた韓国人の学生が養殖技術の資料を丸ごと持って韓国へ帰国。でその韓国人がその養殖技術特許申請してるらしい。ご丁寧にも昨年末に韓国船が串本の近大マグロ養殖場傍に突っ込んで座礁…近大の養殖場の壊滅まで画策?
いちご http://blog.livedoor.jp/nico3q3q/archives/68082188.html
苗を利用しないって嘘ついて、日本の農家からもらって、その後、韓国で勝手に栽培→販売、支払いは当然拒否
ジジイが10年かけて、すごい美味いイチゴの新品種を作り出す。
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ちょ、おま、なんで流行ってんの、分けるなって言ってんやろがー!
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これを書いた増田ですが、ブクマを読んでみると思いっきりシャドーボクシングをしているのがいて
爆笑したので、戻ってきました。
まず、この増田とは別人でした。
なぜはてなユーザーは左寄りの人が多いのか
http://anond.hatelabo.jp/20121127023907
民主党のことなんか言ってないし。言ってるのは共産社民。特にはてなでは、共産系が多いよな。
それだけで、思いっきり偏ってるだろーが。
民主党には保守系議員もいるから「左翼政党」とは一括できないんじゃ?
別に「左翼の民主党の売国奴!」とか思ってないし、そんなことをネットで書いたことも一度もない。
そんな増田でした。
自民党だって保守系とは言えない議員もいるから「右翼政党」とは言えないな。
ちなみに、どの政党も支持してないんだが、政党支持率で見ると支持政党なしが一番多いから
まさに「一般国民から見れば、はてなこそが極めて偏っている」わけだよ。
要は、「ニコニコ動画も偏ってるが、はてなのほうが酷く偏っているだろうが(笑」と言ってるんだが
図星を言われたネットサヨちゃんたち、何でそんなに発狂しているの?(笑
http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20121127021313
ブクマを見てみると、アメーバで2番目に被ブクマ数が多いのが「すくらむ」だって!
全然知らなかった。それだけで、もうはてなって、滅茶苦茶なネットサヨの巣窟だな。
あのね、ホッテントリって、別に100行かないでもホッテントリになるわけだが。
赤旗がそんなにホッテントリになるはてなが、別に偏ってないだと(笑
atawi 観測範囲問題
はてなのネットサヨクって、気に入らない奴に「死ねばいいのに」とか言ってないか?
書いた記事は、↓ですよ。
民主党のニコニコ動画に対するコメントについて|niconico
http://info.nicovideo.jp/20121126/
http://b.hatena.ne.jp/entry/info.nicovideo.jp/20121126/
それで、はてながどれだけ偏っているのかは何にも言わないで、ニコニコ動画を叩いてるのか。
はてなが偏っているのはすぐに分かる。
はてなは、共産党と社民党支持者の記事にブクマが大量に付いて(いつも同じようなメンバーだから、もはやスパマブクマ)、人気エントリーになっている。
少し考えれば分かるが、共産党と社民党の支持率ってどれくらいか分かるよね?国民からどれだけ支持されていないのか分かるよね?そんな政党を支持しているのが集まっているのがはてな。
はてなって、共産党の機関紙に過ぎない赤旗の記事がしょっちゅう人気エントリーになってるが。共産党自体が国民から全く支持されていないのに、赤旗の記事を人気エントリーにするのが、はてな。
もう、これだけで、はてながどれだけ政治的に偏っているかを分かってるよね。
今、自民党が一番支持されているから、自民党支持が一番多いところが一般国民の声なんだよ。
こんなことも分からない?
え?共産社民を支持しないで、自民党を支持するのは偏ったネトウヨだけ!だって?
頭、大丈夫?それって、テレビや新聞の世論調査も全て嘘と言ってるのか。
http://b.hatena.ne.jp/entry/info.nicovideo.jp/20121126/
Gl17
ニコ見てると勝手にニュースが表示されて超ウザいけど、内容がネウヨ煽るようなんばっかなんだよな。「ウヨ養殖は熱心にしてるけど、自分で直に言わないから中立」てあざとさに反吐が出るぜ。 2012/11/2
はてなって、共産党や社民党の政策ばかりを煽っている記事がよく人気エントリーになってるが、一般国民からすれば、どれだけ反吐が出るのかも分からないのか?
そもそも、自民党の支持率が一番高くて、それが国民の声なのに「ウヨ養殖」ってアホだなこいつ。
Gl17のようなはてなサヨクは、はてなで共産社民よりの記事がよく人気エントリーになっていることが
一般国民からすれば「アホなサヨ養殖場」であることが分からないのか。
そもそも、はてなのネットサヨクって、一般国民がどの政党を支持しているのかという基本的な認識すらもない。
テレビや新聞の世論調査なんか捏造だ!はてなこそが正しい!ですか?
ネットで最も政治的に偏ったはてなは、はてな運営側は、どう対処すればいいんでしょうか?
Gl17のようなはてなサヨクだらけになって、はてな運営もかわいそうだな。
http://anond.hatelabo.jp/20100123005026
つづき
無謀な旅に出たのはそれを書きたかったからで、半月も日本中を車で旅して、それでもまだそうかと聞かれれば、僕はうんとうなずく。それでもうんはいまは少し控えめで、バックシートの同乗者との旅が楽しくなり始めている。後部座席の右側の窓は全開で、海風に髪をなびかせて真っ青な海に向けて、彼女は表情をあかるくしてシャッターを切る。バックミラー越しの横顔には昨夜の凍えきっていたおもかげはなく、蒸し暑いとさえ思う風にはしゃぎきっていた。
それだけで満足してしまう。
写真の評価をしっかり伝えたのが良かったのか、安心して撮って良いのだと思ってくれたのか。
雑誌の旅行記みたいなサイトを作りたい。そう旅の目的をはなすと彼女は僕の書いた文章を読みたいといった。彼女はしばらく読みすすめ、これは私には無理と情けない声でいった。僕は慌ててブレーキを踏み、路肩に車を止めた。振り返って言った。
「ちょ、ちょっと待って下さい。僕はもうあなたに写真を撮って貰うって決めているんです。あなたの写真がいいんです。すてきじゃないですか、なにが無理なんですか」
「でもこの旅行記、格調高いし、大人っぽいし、私こんなに知識ないし」
うつむく女の子をみて、僕はあっと思い当たる。
意気込んでひとり旅にでた僕は、だれからもそしられない旅行記にしようと、堅固な文体で書いてしまっているのだ。本人からすれば少し堅いかなぐらいであるのだが、慣れない人からみればそれはきっと要塞でも見上げているような心地になるのだ。
「あ、いえ。でもこの文章堅すぎて、こんなの読んだら息詰まってしまいます。そんなところにぱっと明るい写真がほしいんです。あなたの写真は色彩豊かで、大胆な構図で、ダイナミックで、この動きのない旅行記をきっと生き生きとさせてくれる」
僕は、思いつく限りの美点を話す。これでもプロの撮った写真を見続け、それを文章の隣にレイアウトし続けていたのだ。もしそんなプロ達に混じっていても僕はきっと彼女の写真を選ぶと思う。
「それにWebサイトなのです。雑誌ではないのですから解像度も必要ないですし、僕はフィルム・スキャンもやってましたから、若干色味が狂っても直せますし」
すこしだけ顎が上がり、僕は安堵して息をつく。
「ちょっと安心しました」
「撮れないって言われたらどうしようかと思いました」
彼女はふふと笑う。
「そんに気に入ってくれたんですね、私の写真」
それで僕は、旅行記に載せる写真を彼女に撮って貰う事に執着心が生まれ始めている事に気づく。なぜだろうと思い、色味だろか、構図だろうか、被写体の選択だろうかといろいろに理由探しをするが、きっとセンスみたいな所かもしれないと無難に着地する。美感の好きと思うところが似ているのだ。そこの波長が合うのだ、きっと。
バックミラーの中の、撮った写真をノートPCで確認する姿を見ながら思う。
(出来れば、ずっと一緒に撮ってくれないかな、三ヶ月に一回でもいいから)
まだまだ若いのだし、これから音をたててめきめきと上手い写真を撮るようになる。そうなればちょっとした写真家になるかもしれない、プロというまではいかなくても。そうなってしまってからではもう届かない。今のうちに出会えたのは幸運で、コンビを組んでいれば、有名になっても昔のよしみでほんの少しだけならつき合ってくれるかもしれない。
そんな打算さえ生まれてくる。
それぐらい僕は参っていた。
二つめのトンネルを抜けてちいさな港を右手に(カシャリ)、まばらな民家の間を抜けて海岸沿いの道を行くと、海一面に養殖場が広がる(カシャリ)。のんびりと車を走らせ地図を片手にちらちら見ると、牡蠣の養殖場との記載がある。
「すごーい」
「牡蠣だって。そういえば松島近いですし、松島といえば牡蠣ですし」
(カシャリ)
「こんなにたくさんあると迫力ありますね。あ、船が出てる」
(カシャリ、カシャリ)
はしゃいでシャッターを切る彼女の横顔はまだ無邪気で、疲弊する職場や修羅場の数々ですさんだ心にほっと暖かい場所が出来るのを感じ始める。夏の海風を全開に受けながら、真っ青なひかりを浴びているとなにかがほどけてくる。ああ、そうか僕はひとりじゃないのだ。そう思うとほっとし、なにかこれまでずっとひとりで戦ってきたような気がし、その戦いには様々な理由があったのではあるが、それさえもどうでもよいことのように、それよりもこの彼女との旅が楽しくなってきている事に気づく。
海風の中を、岬を目指して、おんぼろのスズキを走らせるのは楽しい。
バックミラーの中のちいさなカメラマンが嬉々としてシャッターを切るのを見ているのは楽しい。
こんなにも楽しいものかと、内心動揺している自分がいることに気づく。
「ふう、夢中になりすぎちゃう」
何度か息をし、そのきれいな眼がこちらを射貫く。
僕は、ええだか、ああだか、そんな曖昧なことをいい、その笑顔からあわてて視線をフロントガラスに向ける。胸がどぎまぎしていた。あまりのかわいらしさに動揺しているのに気づく。何重にも防壁を築いていたはずが、いつの間にか彼女はその内側に立っていた。
(この子、どうやって入ってきたんだろう)
いや違う、目下の問題はそこではない。彼女はちいさなカメラマンで旅行記に載せる写真を撮ってくれる。その写真はすてきで彼女との旅は楽しい。でも、そこで彼女が僕の気持ちに気づいたら? いま、落とされてしまった事に気づき、僕がくらくらになっている事を悟られたら。
彼女は車を降りるかもしれない。
極力、感づかれないようにしなければならないのか。
背筋を冷や汗が伝うのがわかる。
道は小さな港を駆け抜けてすぐに山間へそれを抜けるとまた小さな港、牡鹿半島のドライブはその繰り返しで、めまぐるしく景色が変わる。彼女はそんな移り変わりの速さに夢中で、シャッター音がいきいきと響く。手元の地図を見ると、目当ての岬である黒崎はもう目と鼻の先で、そこから大きな港を抜けてすぐだった。
「間に合いましたね。暗くなる前にたどり着けましたよ」
バックミラーを見ると夢中でシャッターを切る姿、鼻歌をうたい、表情を輝かせてカシャ、カシャと目の前の光景を切り取っていく。まるで声さえ聞こえていないようで、海風に溶け込むように髪をなびかせる、それを見るだけでも思わず頬が緩んでしまう。
軽自動車はささやかな港町を駆け抜け、半島の最南端へと向かう。
海は青く右手には、対岸に大きな島が見える。
牡鹿半島はその東西を大きな島に挟まれている。その緑が海の色に鮮やかに映える。周囲の樹々のにおいが風に混じる。八月を過ぎた平日の夕方近くの半島はひとけも車通りもなく、この光景をひとり、いやふたりじめしている心地になる。ぽんこつのエンジン音だけがこの景色の中に孤独で、秘境へいくでもなしに世界にたったふたりになった心地になる。
(しかし、いったいなんでこんなことになっているんだろう?)
わからない。
最善と思える選択肢を選んでいるうちになぜかこんなことになっている。
かわいい子が写真を撮ってくれて旅もしてくれるんだ、それでいいじゃないか。
そう、それでいいはずだった。
半島の南端で折り返して少し高いところにある駐車場のある展望台にスズキをとめる。
彼女には新しいメモリーカードとバッテリーを渡し、僕は早速彼女の写真をチェックし始める。鮮やかで躍動感のあるスナップに、僕は夢中になり、そして幸福感に包まれる。
「いいじゃん」
何枚か、おそらくサービス精神なのだろうが、旅行誌にありがちな紋切り型の構図を見つける。
(こんなことしなくていいのに)
僕はノートパソコンの電源を落とし、頭の中に渦巻くうれしさとそれをあらわした言葉が浮かび上がってくるのをあれこれと選び始める。エンジンを切り、車を降りると海の香りが風となって包み込む。ふっと息を吸い込んで、こんなにわくわくしたのは初めてじゃないかとふと思う。
(どこいっちゃったんだろう?)
僕は彼女を探した。
・女の子ひろった
http://anond.hatelabo.jp/20100116012129
・これこそ逃避
http://anond.hatelabo.jp/20100119221742
・すごい彼女
しかしだなぁ、いわゆる「先進国」に生きている以上、
何を買っても、何をしても、どうやったって同じことだよ。
私たちはそういう犠牲の上に豊かな生活をしているという感謝を忘れてはいけないけれど、
しかしそれを避ける生活は、もはやできない。
いま、あなたが飲んでいるコーヒーには、プランテーションで働く子供たちの汗と涙が、
いま、あなたが飲んでいる紅茶には、プランテーションで働く子供たちの汗と涙が、
いま、あなたが食べているカップヌードルのエビには、養殖場&皮むき場で働く子供たちの血と涙が、
いま、あなたが使っているマウスには、東南アジアの向上で働く娘さんたちの涙と汗が、
・・・
この辺でやめておこう。