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はてなキーワード: 領民とは

2020-08-30

[]登場・未登場人物

楠永玉秀(くすながたまひで):元居戸家家臣。ある意味主人公武威戦国トリックスター武威ノ本中の忍びから監視されている。

小鯨白姫(こくじらはくき):おほHoIおほHoIと外交をになう昇国の惣領兵科は槍折人。

馬場阿茶局(ばばあちゃのつぼね):昇国家老。居戸家家臣団の乳母役。

桜桃みやこ(おうとうみやこ):居戸家家臣。いつも三百人役(石高一万あたり兵三百を動員)で領民に優しい。

虫愛軽路(むしめづけいじ):居戸家家臣。釣り野伏の囮役が得意。

古田三目(ふるたさんもく):居戸家家臣。佩用する臑当てが左右で異なる。

鈴木神楽(すずきかぐら):居戸家家臣。トリガーハッピー鉄砲大将

地弥呼(ちみこ):幌生家足軽大将。東南の風を吹かせる。春画絵芝居を嗜む。

澪生狼(みぶろ):幌生家足軽大将トリックスターを楠永玉秀と争う。

凹田米国衛門(へこだこめくにえもん):幌生家足軽大将。兎耳形兜を着用する。

カルロス・某(かるろす):南蛮商人。楠永玉秀の乱後、幌生家の御用商人に収まる。

犬縣某(いぬあがた):楠永の家来。一説によれば一門衆とも。

愛宕縁(あたごえにし):最初戦国大名人外自称する。

蟐娥光圀(じょうがみつくに):為力家の副将軍二名の同僚を伴って諸国を漫遊する安国寺恵瓊武威ノ本における外交僧のこと)。飢饉に備え、領民雑草の食べ方を知らしめる。

深紅龍(しんくりゅう):元居戸家家臣。楠永と共に出奔したが、その後は距離を置いている。

蘇祝媛(そのほぎひめ):昇国組下大名。怪力の小兵。

留守麗(るすれい):幌生家足軽大将合戦時、床机の横に打つためのかまぼこ板を置くことから、板武将と呼ばれる。家中を強力に掌握している。

義原鰭(よしはらひれ):為力家の郎党。その胴間声は敵味方を震撼させる。

松杉衿(まつすぎえり):為力家奉公衆。火計を得意とする。

舞農庫(まいのうこ):為力家一領具足。火計を受けるのが得意。

天使香取(あまつかかとり):為力家陰陽師。「遅参つかまつった!」が口癖。

縷々美大(るるよしひろ):為力家先手大将。酒を注いだ盃に蜘蛛が落ちてきた際、鬼にその盃を干させた逸話を有する。

野良猫(のらねこ):為力家家猫。

用語

酸茶(すいティー):荘園などから兵に徴発させた兵糧のこと

 以前、馬場阿茶局を居戸家の家老と書き申したが間違いにて候🙇

楠永玉秀の謀略

https://anond.hatelabo.jp/20200823175138

株兎の屈辱

https://anond.hatelabo.jp/20200825185224

赤備えロンダリングゆめうつつ

https://anond.hatelabo.jp/20200830143411

この増田フィクションです。実在仮想人物団体などとは一切関係ありません。

2020-08-25

[]株兎の屈辱

 六月朔日

 武威ノ本最大規模の宗教団体である梵天堂が出した制札が世間を騒がせた。いわく、

一.浪人以外の荘園での刈田狼藉を禁ず

一.浪人へは炊き出しを施す

一.西サンジバル藩王国とは談合の上、荘園での兵糧調達を許す

 武威ノ本で最大の家臣団を抱える西サンジバル藩王国は、対価が必要になるもの梵天堂の荘園兵站線に組み込むことが可能になった。他の勢力を大きく引き離した形である。だが、それよりもすでに梵天荘園から日常的に徴発を行っていたヒポポタマス帝国行為問題となった。

 帝国幌生家の言い分は「我が家足軽大将たちは浪人一時的に雇った傭兵であり、浪人範疇に含まれる」との無茶なものであったが、押領ではないかとの厳しい批判を浴び、梵天堂に詫びて禁制を出してもらう道を模索することとなった。

 武威ノ本では日ノ本の戦国時代とは逆に寺社仏閣の方から勢力に禁制を出すのである

 騒動はこれで終わらなかった。

 問題発生後、ピポポタマス帝国足軽大将たちは制札を出すようになったのであるが、その書式や署名が怪しいとの指摘が相次いだのである。この手の文章武威家諸法度で用語などが定められている。

 逸脱は民衆の不信を呼び込むこととなった。

 ついにあるとき、地弥呼と呼ばれる足軽大将南蛮寺院 兎社から物資調達に際して、「須田教団からの承諾を得ている」と出した制札が大問題となった。実は須田教団は武威ノ本における代理布教団体立場にあり、兎社自体は六星教団の持ち物だったのである。兎社から徴発に際しては六星教団の許可必要なはずであった。

 このような権利確認の疎漏から制札の正当性が疑われ、徴発を行った地弥呼の軍団解体された。地弥呼は経緯の説明がないまま蟄居となった。しかし、すでに兵の腹に収まった兵糧が返還されたか不明である

 続いて足軽大将、澪生狼の兵がかつて株魂大社神社から刈田を行ったことが問題となった。事態が発覚すると、その兵2名は破門を宣告され、責任者である澪生狼自身永久破門危機に晒された。軍団物資調達能力をまったく失った彼女は、蟄居という名の隠居道楽に興ずることとなった。この時の絵日記が後世に残されている。

 あわてたヒポポタマス帝国の幌生家は大半の部隊を一時解散する暴挙に出た。頭を低くし震えて各宗派の慈悲を請うたのである。そのため、帝国の抱える問題は衆人に広く知れ渡ることとなった。

 破門に端を発するこの歴史的事件を株兎の屈辱という。

 ちなみに幌生家には兎耳形兜を着用した凹田という武将がいたが、2つの事件に直接の関係はない。彼が野良制札を出していないとは言っていない。

 ところで、西サンジバル藩王国にも浪人上がりの武将は多くいた。しかし、彼・彼女らは主たる為力家に規律を叩き込まれ、常雇いによって刈田狼藉の悪習からは離れていった。兵農分離が成し遂げられない武将は一部にいたが・・・・・・

 また、先に出てきた昇国の居戸家は荘園から物資調達に慎重で、基本的には道を借りるに留めていた。そのことについて家臣や領民の一部に不満は出たが、他にも財源があるため、これが可能だった。どの家にもできる芸当ではないため、居戸家のようにしろと求めることはロジハラロジスティックハラスメント)と呼ばれている。

 一方、勢力拡大を最優先するヒポポタマス帝国武将浪人時代の習慣が矯正できないまま、軍勢の規模を大きくしてしまった。当然、規模が大きくなれば刈田狼藉被害も大きくなり、宗教団体の厳しい目に晒されることとなる。

 勢力図上は順風満帆みえ帝国であったが、その前途は多難といえる。

楠永玉秀の謀略

https://anond.hatelabo.jp/20200823175138

この増田フィクションです。実在仮想人物団体などとは一切関係ありません。

2020-08-23

[]楠永玉秀の謀略

 梟雄、楠永玉秀には押さえがたい野心があった。武威ノ本第3位の勢力である居戸家で家臣の筆頭人になる、いや惣領である小鯨白姫すら超えて下克上を成し遂げることだ。

 そのために彼が愛用した道具は、讒言である

 居戸領内には全光寺と呼ばれる宗教団体が深く根を張っていた。

 信徒もんぺ姿で自分たち統一し、家臣を深く崇める居戸家の外交にまで口を出してきた。この武威戦国時代において勢力拡大に外交は欠かせない。多少問題のある相手でも、それを呑んで資源を交換するのも武略である

 だがしかし、極端に純化された全光寺教徒は居戸家の外交戦略に異を唱え、一揆を起こした。

 これにあわてて彼らを諫めようとした居戸家の家老馬場阿茶局政治に疎い傾奇者ゆえ口を滑らせ「もんぺ姿の狂信者」と言い放ってしまった。失言騒擾は拡大した。その裏には、もんぺ姿に扮していそいそと全光寺に潜入する楠永玉秀の暗躍があったという。

 たまら馬場阿茶局隠居余儀なくされた。

 また楠永玉秀は家中でも讒言を行い家臣を2名ほど隠居させた疑いが後世もたれている。

 居戸家の力を削いだ楠永玉秀は次いで、他の家臣の茶会の翌日、能舞台の前日に、辻説法を行い、涙ながらに自分が居戸家に尽くしながら不遇の扱いを受けており、まったく報われないことを訴えた。

 領主への不信が蓄積し、全光寺勢力意気軒昂だったところに、これは効果覿面であり、領民はたちまち真っ二つに割れた。武威ノ本各地で家政の失敗があいついでいた時流もあった。楠永玉秀は南蛮商人カルロス・某に情報を握らせ、舶来品と同時に風説を流布させた。

 ここで、かねてより楠永玉秀への疑惑を強めていた桜桃みやこ、虫愛軽路、古田三目の居戸三人衆が決起、楠永玉秀と合戦に及び、宗教施設でもあった居戸家の本拠は激しく炎上した。爆発的な上昇気流に火の粉は高く舞い上がり、他家を恐れ慄かせた

 楠永玉秀は得意の変装をもちいて一揆の中に何食わぬ顔で潜り込み、主家への不満を煽ることで多くの領民を味方につけた。そして内乱に荒廃する居戸家を尻目に家臣の一人を誘って出奔民衆判官贔屓と以前の人脈を活かして勢力を急速に拡大していった。

 彼の誤算は居戸家が内乱の勢いのまま滅びず、騒乱の記憶が失われなかったことであろう。滅んだ居戸家を吸収する梟雄の目論見は頓挫した。

 これは居戸家の家臣、鈴木神楽が連日にわたる鉄砲の三段撃ちで前線を支え、意気消沈していた他の家臣が復帰するまで戦線を支えていたことが大きい。

 滅びなかった旧主家に対して楠永玉秀は初心の讒言を忘れず、ついでに新しく関わりをもった他の家中へも讒言を市中に振りまいた。自画自賛を交えながら。

 ここに一人の剣聖が登場する。目にも留まらぬ二連続抜刀術を得意とする彼は楠永の行状を疑い、仲間と共に調査を繰り返していた。

 ある日、楠永を訪れた剣聖は得意の抜刀術披露することになり、古着を着せられた巻き藁相手に抜いた。

「……ふぅ!」

 抜刀の二撃が着物を十字に切り裂き、トドメの突きが古着背中を突き抜けた。その切っ先には何やら札がついていた。

呉服屋帳面屋お得意様 楠永玉秀殿 納入先土倉住所○○○ ○○○ ○○○ ○○○」

「ややっ!こ、これは……!?」

 その土倉は繰り返し扇動讒言を行う者が変装の服を着て出てくることで仲間内に注目されていた土倉であった。無数にある土倉の住所が偶然一致することは考えがたい。少なくとも楠永家中の者が謀略に関わっていることは確実であった。

 剣聖は「であえであえ!」する楠永玉秀の前から血路を切り開き、市中に証拠の品を晒した。自らのしたことの大きさに改めて震えながら。

 楠永玉秀は謀略への関わりを否定したものの、その理路は整然とせず、急速に求心力を失っていった。

 逼塞を余儀なくされた彼は、しかし、まだ諦めていなかった。

こんなこともあろうかと東の幌生家とはよしみを通じておる。今度は飛ぶ鳥を落とす勢いの幌生家と結ぶことで成り上がってくれるわ!

 楠永玉秀がその後、幌生家をも裏切り、壷に火薬を詰めて自爆するのは、また別の話である

この増田フィクションです。実在仮想人物団体などとは一切関係ありません。

2020-04-17

anond:20200417084524

聖帝の黄門様がご視察にいらしたら地方領主以下武士領民土下座しないといけない

格さん助さんとかいモヒカン火炎放射器に消毒されたくなかったら土下座義務である

領民のことを考えるよい貴族もいたんですよ!

政治のことを考えてちゃん投票するよい有権者もいたんですよ!

2019-12-11

俺も今年買ったSwitchゲームを書く

古い記事編集してこっそり。

Gジェネレーション クロスレイズ

いまやってる。

グラフィックが酷い。マップはボヤボヤ。戦闘はカクカク。つらい。

敵が多くて硬くて1ステージクリアするのに1時間以上かかる。つらい。

システム的に戦艦重要だけどお金がぜんぜん稼げなくて戦艦を買えない。つらい。

でもプレイちゃう…好きな原作人質に取られている弱み…。

ポケットモンスター ソード

久しぶりにやったけど楽しかった(小並)。

ボリュームは少ない気がする。

図鑑埋めと対戦に興味がないとすぐ終わる。

ライザのアトリエ

リディー&スールがつまらなかったのでしばらく敬遠してたけど

プレイしてみたらいろいろ改善されていて普通に楽しめている。

アトリエシリーズの評価採取と錬金の楽しさに左右されるなあ。

ただし今は他のゲームを優先して止まってる。

ウィッチャー3

びっくりするほど楽しめなかった。最序盤で止まってる。

なんか作りがアドベンチャーっぽくない?

決まった手順で進めなきゃいけない感じが強い。あと敵も強い。

クエストの進め方がよく分からなくてグルグル回ってるうちに敵にやられて死ぬ

みたいなパターンばっかりでストレスが溜まる。

腰を据えてやれば楽しいんだろうと思うので暇なときにやりなおすわ。

DEMON X MACHINA

ロボットアクション部分は文句なく楽しい

アーマード・コアよりもキャラを重視した感のあるストーリーも良い。

序盤はキャラの見分けがつかないので、チームやキャラの紹介をヘルプ的に呼び出せればもっとよかった。

どのパーツでもなんとなく雰囲気が同じという点でカスタマイズの楽しさはない。

その点では武器に色を塗れないのも地味につらかった。

ガンダムブレイカーくらいのカスタマイズ自由度でDXM並のアクションをやりたいよね(わがまま)。

VA-11 Hall-A

時間がありあまってるときチビチビやれば最高のゲームだったろうなあ。

ファイアーエムブレム風花雪月

久々に何周もプレイした作品

戦場パートと学園パートを上手く組み合わせている。

エグいくらい生徒たちに感情移入させてくる最高のキャラゲー。

ただシナリオの盛り上げ方とかはスパロボに敵わんなーと思う。

次回以降「学園」というギミックをなくしたときに同じプレイ感覚再現できるか気になる。

(それとも完全に学園ファンタジーに転換するのか?)

実況パワフルプロ野球

普通パワプロから機能を削りまくった簡略版。要するにクソ。

初心者向け」と「できることが少ない」はちげえぞコナミ

でも死ぬほどやってる。早く続編出して。ペナントモード強化して。

WinningPost9

五年くらいかけていろんなシステムを追加していっても

ナンバリングが変わると全てリセットされるいつものコーエー商法

これからまた五年くらいかけてマイナーアップデートしていくのだろう。

そして俺はそのマイナーアップデートにフルプライスを支払い続けるのだ。

ライバル馬の存在面白いんだけど、もう少しイベントバリエーションがほしい。

コマンドプレイ感覚に違いをもたらす面白いシステム。正統進化を望む。

Caligula Overdose

まあ簡単に言えばペルソナフォロワーなんだけど、とにかくグラフィックがひどかった。

Switchの性能不足、というほど元が良いわけでもないし。手抜き移植だなあ。

あと、このゲームシステムならサブシナリオを充実させればめちゃくちゃ面白くなりそうなのに、

リソース不足からかメインシナリオ以外はスッカスカな感じ。すごくもったいない

スーパーロボット大戦T

オリジナル主人公特に主人公)まわりのシナリオがすごく良かった。

ただ参戦作品は「既にラスボスを倒したあと」で加入してくることが多くて、

とってつけたように原作の敵が蘇って倒すだけ、みたいなシナリオが多かったのが残念。

その極めつけがオリジナルラスボスで、もう本当に本当に本当に本当に最低だった。

とってつけたような復活。陳腐すぎる悪堕ち。ふざけた茶番劇

シナリオライターはこれが面白いと思っているなら廃業すべき。

信長の野望大志 パワーアップキット

無印とき領民や商圏といった新システムは、批判も多かったけど個人的には面白いと思っていたので、

その後、旧来のシステムに戻すようなアップデートが入っていったのにはがっかりした。

当初のコンセプトの正統進化を期待したんだけどなあ。

コーエーSLGって、ナンバリング新作をコンセプトごとガラッと変えてくるので、

ひとつ前のナンバリングのコンセプトで遊ぼうとしたらそういうゲームじゃなかった」みたいな理由批判されがちなんだよな。

そういう批判無視していいと思うよ。どうせ次の信長の野望が出たら「大志のほうが良かった」って言ってるよ。

2019-11-17

吉良上野介の話

最初

吉良姓を受け継いだ吉良上野介の子はいない。(後に別家が吉良の名を継いだ形で、子孫の方は上杉家や畠山家等におられる)

三河地方に吉良の領地があったのは元禄16年(1703年)までで、それ以降は吉良と三河地方との関係は無い。

 

 

吉良上野介は名君?

忠臣蔵で悪役として扱われている吉良上野介

近年「実は吉良上野介地元では名君」っていう話をよく聞くようになった。

歴史秘話みたいな感じでテレビでも取り上げられるので、

吉良上野介は名君」って言う説を知っている人も多いだろう。

 

 

で、その「吉良の地元ってどこだ?」って話になると

案外、知ってる人が少なかったり誤解している人が多かったりすると思う。

 

 

恥ずかしながら私もそうで、

三河地方っていうのは知っていたのだけれど

漠然と、今の西尾市だろうと思っていると、

年配の西尾市出身の人から変な顔をされた。

 

地元歴史的経緯 

この辺には歴史的な経緯があるそうで、

そもそも三河に持っていた吉良上野介領地というのは

幡豆郡吉良庄の中のうち、八か村が飛び地の形であった。

いっても吉良は旗本なんで、そんなに領地は大きくない。

吉良は赤穂事件の後、三河領地没収されて

その後、これら土地は、あちこちの藩やら寺社旗本領地なんかに吸収されて

明治からは村の統廃合が続く。

(こういう状態で「吉良の地元」という意識が受け継がれてきたというのには少し無理があるような) 

 

 

その後、昭和三十年に 横須賀村と吉田町合併して吉良町生まれる。

(余談だが吉良には雲母の意があったという)

吉良町の中に、かつての吉良上野介領地も含まれてた感じ。

  

そして平成23年にこの吉良町西尾市編入合併される。

  

もともと西尾市には西尾藩というのがあったわけで、

歴史を知っている人でも、吉良上野介は大昔の隣の殿様という扱いで

古くから西尾市の人に「吉良上野介地元」と言われると変な顔をされたわけだ。

 

 

もう少し西尾市の人に話を聞いてみると、

んで、もう少し突っ込んで話を聞いてみると、

吉良上野介時代に、西尾藩には土井利意という名君がいて

西尾藩領民が、吉良が作った堤防により水害が発生して苦しんでいたので

大二重堤防を作って、これを防いだという逸話があるという。

 

 

こういう歴史上の逸話は、どこまで本当かどうかはワカランが

こういう逸話があるぐらいなんで旧西尾藩地域の人にとっては、

吉良上野介地元では名君とされている」と言われるのに抵抗があるみたい。

 

 

名君の作り方

ただ近年、西尾市教育委員会とかが、

積極的に「黄金堤」などを吉良上野介の治績として

吉良上野介地域の名君として賞賛する教育西尾市の全域で行っているとのこと。

 

それで地元とは言えない所の子供達にまで「地元の名君」と教えられているそうな。 

(吉良の堤防による洪水で、エライ目に遭ってた所だったりしたら洒落にならんな)

 

調べてみると、

吉良上野介黄金堤を作って地域の開発に役立ったのかからして怪しいという。

そもそも吉良上野介の治績を裏付ける文献や史料は無く、

どうも大正時代に作られた怪しい逸話が元になっているらしい。

 

 

残された絵図面なんかをみると、この地域にあった鎧が淵の新田開発で

しろ周辺とトラブルを起こしていたりしてる。

 

 

どうも旧吉良町との同化政策の一環として、

近年になって「吉良つながり」で、吉良上野介が担ぎ出されてきたっぽい。

 

 

実際に吉良上野介が名君であったかどうかはともかく、

消えてしまった「吉良町」という名前を、

なんとか別の形で残そうという人の思いかも知れないね

 

でも、そういう都合で「新しい歴史」をつくっちゃて

教育を利用して子供達に広げるのはどうなのかなぁと。

 

 

また吉良上野介と同時代に、その地域

地震被害の救済に尽力したり色々と善政をおこなった土井利意や

堤防などの治水等で名代官と言われる鳥山牛之助(さきほどでた新田開発のトラブル調停もしている)

なんかの話が、わりとしっかり記録や文献をたどれるのに殆ど注目されなくて、

「らしい」という話しかない吉良上野介けが地元の名君」って言われて教育現場で広められている状況は、

なんだかなぁって思ったりする。

 

 

吉良の赤馬

吉良上野介が名君であったという話に「吉良の赤馬」という郷土玩具をセットにする人が多い。

愛知県ホームページにも、

吉良上野介義央は治水事業に心を寄せ、領内の水害を防ぐため、黄金堤を築き、自ら愛馬赤馬に乗り巡視にあたりました。その姿は威風堂々とし、愛馬も大変立派であったので、領民はこれを称えいつしか赤馬と呼ぶようになりました。領内の村に住んでいた村人が江戸天保年間に子ども玩具として作ったのが始まりです」

とある

しかしこの記述は、よく読むとあやしい

天保年間というのは、1831年から1845年までの間だ。

いわゆる赤穂浪士の討ち入りが元禄15年末(1703年の1月)。

三河領地を取り上げられる裁定が下ったのが元禄16年(1703年)になる。

 

 

まり天保年間というのは、130年ぐらい後の話になるわけで

「領内の村に住んでいた村人」と言っても、

その時には吉良領は跡形もなくなっている。

昔、吉良の領民だった人も既に死に絶えた後のはず。

 

 

実際の記録では吉良上野介三河領地を訪れたのは生涯一回だけだったらしい。

直に吉良上野介を見た村人が、後に玩具を作り出したとかいう話なら、

まだなんとなくわかる気がするのだけれど、

百年以上前に一回だけ訪れた殿様の馬を、

わざわざ玩具にしようというのいうのは変だよなぁ。

天保年間には別の殿様が治めている状況なのに。

  

  

調べると、さらに興味深い話が出てきて、

吉良の赤馬は近年になって愛好家から要望で、

商品に「白馬」と「殿様」というのが加わったという。

この時点では「白馬」なのね。

もし本当に赤馬と吉良上野介の話が元になっていたのなら、

突然、殿様に白馬ってのは出てこないよなぁ

  

まりそもそも赤馬と吉良上野介関係なく、

「自ら愛馬赤馬に乗り巡視にあたった」という話自体が後から出た感じがする。

 

 

もちろん、こういうのは商品を開発したり売る人が、

色々面白おかしく「いわれ」を主張するのは別に良いと思うのだが、

愛知県をはじめとした自治体がそういうのに乗っかって、

曖昧根拠のまま紹介するのはどうなんだろうね。

実際、どうなんだろう?

このエントリーは「吉良上野介地元では名君」という説が「ちょっと変」っていう話で、

からといって、これだけでは「名君ではない」とまで言えない。

(西尾藩領民洪水被害を出した伝承とかは、ちょっとふれたが)

 

  

んで、赤穂浪士研究している団体の中には、

「名君だと言うならもその根拠資料を出せ」と言っている所もあるそうな。

 

吉良上野介が名君だった」という人は、きちんとした資料を出してやれば良いと思うよ。

 

 

それを元にして、地域教育とかを書き直していく必要があるんじゃないのかな。

少なくとも教育委員会とか自治体が、根拠に疑問が持たれる話を持ち出して

へんな形で「地元の名君」を作り出そうとするような状態は良くないなぁと。 

 

 

たぶんメディアとかでは広がらない話。

もっとも「実は、吉良が名君という話は怪しい」というのは、

中々メディアとかでは取り上げにくい話だと思う。

 

 

実は「正義の味方だった」と言うのは受けるだろうが

例えば「イメージ通りの悪い人でした」と言っても、

そこには話題性も何も無いわけだ。

 

 

この点は、なかなか興味深くて、  

「誤った情報」と「正しい情報」っていうのを比べてみても

必ずしも同じように拡散するわけでは無くて、

広がりやすさには非対称性が生まれてる。

 

たぶん「地元では吉良上野介は名君」って話は

このまま誰も異議を唱えないまま残ってしまうんじゃ無かろうか。

 

とか思ってたら、wikiかにもわりと詳しく書いてあったわ。

 

2019-07-27

anond:20190727220154

そうだろうか。例えば、強国に攻め込まれた弱小国は遅滞戦術基本的方針として、ゲリラ戦国際社会へのPR抵抗するのが有効だ。これは歴史上の前例、例えばナポレオンロシアアメリカベトナムなどから分かる。

帝国主義国家繁栄の仕組みを理解すれば、それが現代日本興隆している派遣会社の仕組みと相似していることに気づく。

領民領主小作人地主従業員創業経営者株主。そういった関係を見れば、儲けるには労働所得ではなく資本所得重要だと分かる。

メディア個人いかに力を与えるか、最新のメディア精通して活用することがいか重要か。ルター宗教改革印刷機ヒトラーラジオテレビアフィリエイターYouTuberネット広告トランプ選挙戦工作Facebookなど、数多ある事実から容易に理解できることだ。

2019-02-14

anond:20190214020331

よく分からない

勝ち目のなさに見切りつけて自分の身かわいさに逃げる話なんて中世から戦いの時には世界中で見られるよ

自分立場で得られる情報家族とか優先するのも人間てそんなものだよ

敵が迫って上層部さっさと引き上げて下っ端がしんがり撤退戦とかよくあるよ

攻めて来た敵に自分たちだけ逃げて領地明け渡して領民放置とか普通にあるよ

敵側に内通して自分だけ助かろうとするのも白旗あげて情報土産に仲間売って交渉するのも今でも世界中で見られるよ

英雄行為一般的じゃないから称えられるし自己犠牲尊いとされるのもそうだよ

日本人はって言ってるけど世界中どこでもそんなもんだよ

三十六計逃げるに如かずは中国兵法書からだよ

みんな都合が悪くなって自分家族の身が危なければ他人なんかどうでもいいんだよ

同じ国や民族人間を虐げるのも見捨てるのもよくある話だよ

世界中何かしらそういう話を持った国や民族の子孫だよ

一部の人たちが英雄的な行動を取っただけなのを象徴のように言われるのもどこでもあるよ

人間に期待しすぎてる上で日本人だけに現実を見たんだろうけど人間はみんなそんなもんだよ

日本人が都合悪くなったら逃げるんじゃなく人間がそんなもんなんだよ

人間に夢見すぎだよ

それとも日本人に夢見てたのかな

勝てる戦争とか言ってるみたいだし過大評価というかそこは右翼的だよね

大いなる祖国失望した人という感じがある

全体主義的だし

国とか民族というものに執着しているようだし

自分問題日本人特性責任転嫁して言い訳に使ってるだけだよ

でもそれは日本人じゃなく世界中に見られる人間特性で結局は個人に戻るものだよ

勝てる戦争とか勝てたわけないじゃん

2018-09-19

水戸黄門かい暴君を美化したドラマ

徳川光圀

辻斬りを頻繁に行い、家臣もその場で斬り殺す。

御三家の見栄のために石高を多めに申告し、そのために領民に重税を課す。

さら大日本史編纂などという暴挙を始める。

これがために藩の財政さらに逼迫させただけに留まらず、水戸学を生み出し尊皇攘夷震源地となり桜田門外の変引き起こし

その精神薩長に受け継がれついには太平洋戦争引き起こし日本破滅へ進み、現在もその負の遺産を引きずっている。

水戸藩自体天狗党と諸生党に別れて内ゲバを繰り返して優秀な人材は悉く失われ、茨城県の発展は遅れに遅れ、現在最も魅力のない都道府県ワースト1位に甘んじている。

このような現在に至るまでなお悪影響しか残していない暴君暗君の極み徳川光圀

これを水戸黄門などと称して正義の味方のような扱いをするなど狂気の極みではないか

例えるならヒトラー正義ヒーローにしているようなものだ。(後世への悪影響という点ではヒトラーよりもタチが悪いかもしれない。現在右翼団体ルーツ徳川光圀だ。)

2018-06-30

正社員になると自分領民を食わせてやってる偉大な将軍様だと思うようになる

上級国民

医師

公務員

正社員

派遣フリーター

無職障碍者

分断統治は失敗だと思うなあしゃかいぜんたいだと

派遣フリーターより上の階級だったら金はなくても王座だけあればそこそこ満足感があるんだろうなあ

 anond:20180630132751

2018-02-08

anond:20180208142055

マジレスさせてもらうと、桃太郎活躍した中世日本には、日本全国を統一した中央政権存在していない。

ヤマト王権西日本豪族たちを束ねた連合体のようなものだし、領民帰属意識が低かった。

何が言いたいかというと、桃太郎法律で罰する法的根拠がない。というより、法律運用する国家自体存在していない。

国家暴力装置だ」と発言した政治家が昔いたが、確かにその通りで、警察軍事といった暴力国家が独占して初めて増田が書いた法律執行がなされる。

桃太郎一行が行ったのは確かに暴力、それも私刑に等しい行為だが、桃太郎達を法律咎め暴力装置国家が当時は存在していないのだ。

2017-07-07

底辺を救うのは極右極左だけ

左翼にも色々あるけど、民進党とか日本共産党みたいな議会政党はてサにいるリベラルみたいな穏健派は、ほとんどが金持ち道楽政治をやっているだけだよ。


あいつらが人道主義っぽいことを唱えているとしても、所詮きれいごと

領民を大切にする貴族」みたいに、その存在自体矛盾している。

なぜって、貴族がいるというだけで領民は圧迫されているからさ。


底辺を救うのは極右極左だけ。

リベラルが守ろうとしている「自由」「人権」は、既得権益にまみれている! それはせいぜい中流階級利益を代弁しているだけで、ガチ底辺のことはあまり考慮するつもりがない。

から底辺人間からすると、それらを破壊つくしファシズム体制になった方がマシではある。


https://anond.hatelabo.jp/20170707000515

2017-03-18

歴史に学ぶということ

教科書には、第一次世界大戦から総力戦になったとか書いているだろうが、戦国時代から既に総力戦になっている。戦国時代後半には足軽という非正規雇用が進み、職業軍人だけで戦争をしているわけではなくなった。安土桃山時代には、鳥取の飢え殺し(かつえごろし)という事件が起こっている。兵糧攻めでも降伏しなかったので、領民までもが餓死し、共食いも起こったらしい。死体を食ったようだ。

経営者管理職自己組織の対面を維持しようとすれば、非正規雇用から犠牲になる。戦争ともなれば、兵士でなくとも犠牲になる。

桃山時代には刀狩りが行われ、つまり民間人に対する武装解除が行われて、職業軍人時代に再び戻された。

今でも、兵士民間人区別して、「民間人を巻き込むな」と批判することは一般的だ。しか現実には、民間人普通に兵士として使われる。

大東亜戦争」では、通称赤紙」が乱発されるが、これは民間人に対する徴兵軍事工場普通に空爆しても、そこで非戦闘員労働している。学徒動員かいうのは、職業学生軍事産業就労させたわけであり。さらにクソ愚かなことに、竹槍持たせて戦闘訓練をしたりとか、焼夷弾空爆されるのにバケツリレーで消火しようとか、これが現実じゃなければ爆笑ものである

国民一丸となって戦おうとか言うと、もしかするともしかして美談に聞こえたりもするのかもしれないし聞こえないのだろうけれど(笑)一般人犠牲にしてでも体面を維持して、少しでも有利な条件を引き出そうとする卑怯な、組織論理だぞ。しかしこの手法がまともに通ずるのは前近代戦争までさ。

前近代戦争ならば、敗戦するのにも一矢報いて有利な条件を引き出そうとしたわけさ。例えば戊辰戦争にしても箱館に立てこもって楯突いたのがいたわけで、戊辰戦争後には、既得地位を奪われた人々に対して北海道知行するという補填が行われている。そうして大名移住して開拓したり、下級士族屯田兵転職したりしたわけさ。けど、こういうのは前近代的な、取引としての戦争だ。

絨毯爆撃して沖縄戦しても屈服しないうえに、特攻してくる連中見て、アメリカ人ビビったんだが、ビビたからなおさら無差別殺戮してきたさ。そいで、広島長崎原爆実験台にされたんだぜ。結果、敗戦したうえに、天皇制維持をかろうじて死守しただけだろ。交渉になっていない、むしろやればやるほど失われたってこと。同胞捨て駒にして、なんの得も無かったんだから、実に、実に、クソバカだ。

歴史に学んでいない。歴史を学んでいないんだろう。今も学んでいないのだろう。教えられる奴も居ないんだと思う。まだまだおんなじことやり続けるんだろうね。今でも、人は国家社会歯車だろ。会社人間とか企業戦士とか、そして社畜とか、丁稚奉公時代から変わっていないしな。丁稚奉公時代から未だに毎年数度は「帰省ラッシュ」が起こるだろ。滑稽で笑われるような現象だけど、異常だという自覚すらないようだね。休日国家が決めていて、皆それに合わせないと生きていけないとかいう(以下略)(笑

景気が悪化し続けるのも当然で、国家のために増税したり、企業のために人件費削ったりして、組織構造を優先して、所得雇用を減らすことばかりやっているからね。遣えるカネないんだから、消費は増えない。採算をとるために人件費削るのに必死で、企業すら多くは遣えるカネ無いしね。建前では戦争やってなくて平和ってことになっている今も、実質的には戦時中だな。

2017-03-14

ゴディバロゴマークって、結局さらものにしてない? 

領主レオフリック伯爵とその美しい妻レディ・ゴディバ伝説は、1043年、英国の小さなコベントリーで生まれました。

レオフリック伯爵は、コベントリー領主に任命され、この小さな町を豊かで文化的都市へ発展させようと決意しました。

大変信心深かったレオフリック伯爵とレディ・ゴディバは、初めに大修道院建設しました。

修道院はさまざまな宗教的社会的活動の中心となり、この成功により伯爵の野心はますます燃え上がり、次々と公共建物を建てては、領民から取る税を増やします。

あらゆるもの課税対象とし、肥料にまで税金をかけ、領民は重税に苦しみます

心優しいレディ・ゴディバは、貧しい領民さらに重税を課すことがどんなに苦しいことか、伯爵に税を引き下げるよう願い出ました。

伯爵は断りましたが、彼女は何度も訴えます

ついに議論疲れた伯爵は、彼女に告げます

「もしおまえが一糸まとわぬ姿で馬に乗り、コベントリーの町中を廻れたなら、その時は税を引き下げて建設計画を取り止めよう。」

翌朝、彼女は一糸まとわぬ姿で町を廻りました。

領民たちはそんな彼女の姿を見ないように、窓を閉ざし敬意を表しました。

そして伯爵約束を守り、ついに税は引き下げられました。

2017-03-06

誤字脱字等報告 20170306[671]~完結、~SS-39、~ハンネ-7

●各報告記事へのリンク文字数制限があるようなので複数記事に分けてあります

・「誤字脱字等報告 20160421[548]~20161004[612]

・「誤字脱字等報告 20161013[617]~20170125[655] および総合更新履歴等

・「誤字脱字等報告 20170131[656]~20170303[670]

・「誤字脱字等報告 20170306[671]~完結、~SS-39、~ハンネ-7」(このエントリ)

・「誤字脱字等報告 20170713[ハンネ-8、SS-40]~ (更新中)

 

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「ハンネ-7 音楽と疑問」

 

 わたくしは何だが心がざわざわとして

→わたくしは何だか心がざわざわとして

 

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SS-39 リヒャルダ視点 新しい姫様」

 

 今更それを放り出せとは言わぬ。

→今更それを放り出せとは言えぬ。

 

 この短時間にエルヴィーラ様がずいぶんとローゼマインに詳しくなり、

→この短時間にエルヴィーラ様がずいぶんとローゼマイン様に詳しくなり、

 

 これほどまめに様子を見ていると思いませんでした

→これほどまめに様子を見ているとは思いませんでした

 

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「ハンネ-6 髪飾りが起こす波紋」

 

 王族やお兄様はローゼマイン様に直接注文したのは特別なのです。

王族やお兄様がローゼマイン様に直接注文したのは特別なのです。

 

 ラザンタルクが何を妬ましく思っているのでしょうか。

→ラザンタルクは何を妬ましく思っているのでしょうか。

 

 婚約者候補として求婚中の私の思い人が

婚約者候補として求婚中の私の想い人が

 

 色々な意味でドキドキながら

→色々な意味でドキドキしながら

 

 オルトヴィーンが髪飾りとヴィルフリート様とわたくしを見比べて、

オルトヴィーン様が髪飾りとヴィルフリート様とわたくしを見比べて、

 

 ヴィルフリート様に責任を迫ることもできたので、

→ヴィルフリート様に責任を取るよう迫ることもできたので、

 

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「ハンネ-5 求婚者の言い分」

 

 まさか講義中にこのような言葉を受けると考えていませんでした。

まさか講義中にこのような言葉を受けるとは考えていませんでした。

 

 ここで「恐れ入ります」以外に返すことができるでしょうか。

→ここで「恐れ入ります」以外の言葉を返すことができるでしょうか。

 

 完全に順位を落とす数年間は

→完全に順位を落とすまでの数年間は

 

 私にも色々なところで変化がありましから……。

→私にも色々なところで変化がありましたから……。

 

 その点でハンネローレ様にあまり期待していません。

→その点ではハンネローレ様にあまり期待していません。

→その点ではハンネローレ様にはあまり期待していません。

 

 ディッターという言葉にハンネローレ様が少しだけ目を細めること……。

→ディッターという言葉にハンネローレ様が少しだけ眉を顰めること……。

 

 他者に付け入れられる前に

他者に付け入られる前に

 

 同い年の婚約者がいることを考えれば、ヴィルフリート貴女が嫁ぐ可能性が出てくるとは考えていませんでした。

→同い年の婚約者がいるという事情があったので、ヴィルフリート貴女が嫁ぐ可能性が出てくるとは考えていませんでした。

 

 興味は抑えられないような表情をしています

→興味が抑えられないような表情をしています

 

 嫁盗りディッターに対応してきた上位領地と違います

→嫁盗りディッターに対応してきた上位領地とは違います

 

 急に鼓動が早くなったのは、

→急に鼓動が速くなったのは、

 

 気持ちを隠すのに長けてるとはいえ、

気持ちを隠すのに長けているとはいえ、

 

 ……いえ、その前の「ディッターという言葉に目を細める」の辺りで……?

→……いえ、その前の「ディッターという言葉に眉を顰める」の辺りで……?

 

 講義が終わると髪飾りを持ってきてくださるという話になっていました。

講義が終わったら髪飾りを持ってきてくださるという話になっていました。

 

 ハンネローレ様がフェルディナンド様の救助に挙力してくださったことを

→ハンネローレ様がフェルディナンド様の救助に助力してくださったことを

 

 この髪飾りは貴族院でつけられる冬の貴色とわたくしの髪の色に映えるように

→この髪飾りは貴族院でつけられるように冬の貴色を使い、わたくしの髪の色に映えるように

 

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「ハンネ-4 講義中の情報交換」

 

 階級で分けられて親睦会が行われるため、交わされる噂話にも違いがあるため、

階級で分けられて親睦会が行われており、交わされる噂話にも違いがあるため、

 

 ダンケルフェルガーでは父親を始めとする親族から結婚許可を得るために行うのが嫁盗りディッターです。

ダンケルフェルガーで、父親を始めとする親族から結婚許可を得るために行うのが嫁盗りディッターです。

 

 エーレンフェストで耳にしませんでした

→エーレンフェストでは耳にしませんでした

 

 ラザンタルクが軽く手を上げて、

→ラザンタルクが軽く手を挙げて、

 

 他の方に声をかける時期を見計らうことが

→他の方に声をかける時機を見計らうことが

→他の方に声をかけるタイミングを見計らうことが

 

 エーレンフェストで髪飾りの注文をしていた時に、図書館都市の構想について熱く語っていた時と同じ雰囲気です。

→エーレンフェストで髪飾りの注文をしていた際に、図書館都市の構想について熱く語っていた時と同じ雰囲気です。

 

 最終学年の領主候補生コースはツェントであるグランティーヌが担当しているそうです。

→最終学年の領主候補生コースはツェントであるグランティーヌ様が担当しているそうです。

 

 領主候補生コースは、本来ツェントが自分後継者を育てるために行うことだそうだ

領主候補生コースは、本来ツェントが自分後継者を育てるために行うものだそうだ

 

 次期アウブを新しいシュタープを得られる者達に、と耳にしたのですが……

→次期アウブを新しいシュタープを得られる者達に変更する、と耳にしたのですが……

 

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「ハンネ-3 進級式と親睦会」

 

 わたくしの側近である文官見習いのルイポルト

 自分の側近から側仕え見習いのアンドレア文官見習いのルイトポルト

→ルイポルト?ルイトポルト

 

 春に行われたエグランティーヌの戴冠式

→春に行われたエグランティーヌ様の戴冠式

 

 実際に成長したローゼマインの姿を見ていない

→実際に成長したローゼマイン様の姿を見ていない

 

 自分で治めることもできない礎を得る可能性があるというのは

自分で治めることもできないのに礎を得る可能性があるというのは

自分で治めることができないにも拘わらず礎を得る可能性があるというのは

自分で治めることもできない状態で礎を得る可能性があるというのは

 

 ローゼマイン様がしっかりと領民の心をつかんでいることが伝わってきて

→ローゼマイン様がしっかりと学生達の心をつかんでいることが伝わってきて 

→ローゼマイン様がしっかりと新領地学生達の心をつかんでいることが伝わってきて 

 (間違ってはいないのですが「領民」というと平民等も含むイメージであり、

  学生達の姿を見てそこまで範囲を広げることに個人的に少々違和感があったので)

 

 妙な勘違いした領地が出てくることを

→妙な勘違いをした領地が出てくることを

 

 ほわっと微笑んだジャンシアーヌが去ると、

→ほわっと微笑んだジャンシアーヌ様が去ると、

 

 メルヒオール様は、とてもしっかりしていて神殿長職を務めているように見えました。

→メルヒオール様は、とてもしっかりしておられ、立派に神殿長職を務めているように見えました。

 

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「ハンネ-2 新入生歓迎ディッターと婚約者候補達」

 

 朝食を終えたら皆で採集場所を癒やしました。

→朝食を終えた後、皆で採集場所を癒やしました。

 

 もしかすると両方と本の貸し借りすることになるのでしょうか。

→もしかすると両方と本の貸し借りをすることになるのでしょうか。

→もしかすると両方と本を貸し借りすることになるのでしょうか。

 

 ぜひ共にディッターを行いと思っていたのですが……

→ぜひ共にディッターを行いたいと思っていたのですが……

 

 側近達もわたくしの不参加で予定を立てています

→側近達もわたくしは不参加ということで予定を立てています

 

 わたくしは思わず避けたくなりました。

→わたくしは思わず目をそらしたくなりました。

 

 あの時はローゼマインとエーレンフェストからもたらされた

→あの時はローゼマイン様とエーレンフェストからもたらされた

 

 中央との連絡が上手くいかなった場合

中央との連絡が上手くいかなかった場合

 

 領主候補生コースでの情報が得たいのに得られないことが悔しいようです。

領主候補生コースでの情報を得たいのに得られないことが悔しいようです。

 

 ディッター熱に浮かされている者達にひどい言葉のように

→ディッター熱に浮かされている者達に対してひどい言葉のように

 

 ハンネローレ様はダンケルフェルガーで留まるために

→ハンネローレ様はダンケルフェルガーに留まるために

 

 ダンケルフェルガーで留まるように、とわたくしが

ダンケルフェルガーに留まるように、とわたくしが

 

 今この場でコルドゥラを振り返ってはならない空気があるます

→今この場でコルドゥラの方へ振り返ってはならないという空気があります

→今この場でコルドゥラの方へ振り返ってはならないという空気になっています

 

 確かに領主候補生同士の会話に許可なく割り込むのは非常識無礼行為だ。

→確かに領主候補生同士の会話に許可なく割り込むのは非常識無礼行為です。

 

 二人は退こうとはせずにラオフェレーグの側近へと視線を向ける。

→二人は退こうとはせずにラオフェレーグの側近へと視線を向けました。

 

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「ハンネ-1 入寮」

 先に罠を張って待っているくらいのことをしなければ、

→先に罠を張って待っているくらいのことをするならばともかく、

 

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SS-38 エックハルト視点 ユストクスへの土産話

 

 秋の収穫祭の時とローゼマイン虚弱さは特に変わっていない。

→ローゼマイン虚弱さは秋の収穫祭の時と特に変わっていない。

 

 初めて聞いたぞ。そのような評価

→初めて聞いたぞ、そのような評価

 

 それを神殿者やダームエル達さえ

→それを神殿の者やダームエル達さえ

 

 ヴェローニカ様の権勢が最も強くなった時期は本当に警戒心が強くて大変だった時代があるのだ。

→ヴェローニカ様の権勢が最も強くなった時期は本当に警戒心が強くて大変だったのだ。

 

 自分達が体験

自分達の体験

 

 奇妙な夜の話をユストクスは目を輝かせて喜んだ。

→奇妙な夜の話を聞き、ユストクスは目を輝かせて喜んだ。

→奇妙な夜の話を聞いたユストクスは目を輝かせて喜んだ。

 

 あまりにも無防備で泉の周りをうろついたり、

→あまりにも無防備に泉の周りをうろついたり、

 

 何とか破れぬものか奮闘していた。

→何とか破れぬものかと奮闘していた。

 

 私やフェルディナンド様も巻き込むな。

→私やフェルディナンド様を巻き込むな。

 

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「677 帰宅

 

 エーレンフェストよりずっと人が多いアーレンスバッハの神殿へ、

→エーレンフェストよりずっと人が多いアレキサンドリア神殿へ、

 

 家族思い入れの深い誰かさんらしい

家族への思い入れの深い誰かさんらしい

 

 おじさんが真剣な目が見据えているのは、

→おじさんの真剣な目が見据えているのは、

 

 突っ込みたくなる呑気な声は

ツッコミたくなる呑気な声は

 

 「皆が気付いたのは明らかに君の声であろう」

→「皆が気付いたのは明らかに君の声のせいであろう」

 

 フェルディナンド様の声が聞こえた方に驚いた。

→フェルディナンド様の声が聞こえたことに驚いた。

 

 緊張から解放されてように

→緊張から解放されたように

 

 わけがからないという顔を見せたことがない二人

→わけがからないという顔など見せたことがない二人

 

 貴族院に向けて孤児院の子供達向けに

貴族孤児院の子供達向けに 

孤児院の子供達向けに

 

 オレの後ろからきまずそうに顔を出した。

→オレの後ろから気まずそうに顔を出した。

 

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「676 家族に繋がる道」

 

 主が二人ともアレキサンドリアに落ち着くとこになり、

→主が二人ともアレキサンドリアに落ち着くことになり、

 

 エックハルト様とのお話は断りしないのですから

エックハルト様とのお話お断りしないのですから

エックハルト様とのお話は断らないのですから

 

 ユストクスが鍵を開けて図書館へ入る。

→ユストクスに鍵を開けてもらい図書館へ入る。

 

 警官時間

→閉館時間

 

 放射状にある閲覧机の中心部分を指差した。

→放射状に並んでいる閲覧机の中心部分を指差した。

 

 「任せくださいませ」

→「お任せくださいませ」

 

 人間が作った構造で本より長持ちする物はない、

人間が作った構造物で本より長持ちする物はない、

 

 「この図書館には君にとって大事な物を入れるためには必要なのだ

→「この図書館に君にとって大事な者を入れるためには必要なのだ

 (には→に 物→者)

 

 気を遣わせるだ。

→気を遣わせるだろう。

→気を遣わせるだけだ。

 

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「675 アレキサンドリアの始まり

 

 アウブ、領地名、色など

→アウブ、領地名、領地の色など

 

 新ツェントがグルトリスハイトを得たことのですから

→新ツェントがグルトリスハイトを得たのですから

 

 新しい産業を起こしてきました。

→新しい産業を興してきました。

 

 ギーベの館に残された古い文献を写した者、

→ギーベの館に残された古い文献を写した物、

 

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「674 婚約式」

 

 何日も領地を離れることはできる立場ではない。

→何日も領地を離れることができる立場ではない。

 

 やはり懸想していなければ婚約結婚してはダメなのだろうか。

→やはり懸想していなければ婚約結婚をしてはダメなのだろうか。

→やはり懸想していなければ婚約結婚をしてはいけないのだろうか。

 

 ジルヴェスタ王子との婚約

→ジギスヴァルト王子との婚約

 

 洗礼式前から存じているので、

洗礼式前から存じ上げているので、

洗礼式前から存じ上げておりますので、 

 

 アーレンスバッハが大領地だったので

→アーレンスバッハは大領地だったので

 

 闇の神の袖やマントがバッサバッサ翻っている。

→闇の神の袖やマントがバッサバッサと翻っている。

 

 丁寧にわたしの魔石を箱に入ると、

→丁寧にわたしの魔石を箱に入れると、

 

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「673 エントヴィッケルンとエグランティーヌの訪れ」

 

 せっかく新しい図書館ができたのいうのに、

→せっかく新しい図書館ができたというのに、

 

 婚約関係お話合いをする。

婚約関係お話し合いをする。

 

 アーレンスバッハ街とアレキサンドリアの街の設計図

→アーレンスバッハの街とアレキサンドリアの街の設計図

 

 短時間でこれだけ雰囲気が変わるなんて、

短期間でこれだけ雰囲気が変わるなんて、

 

 範囲指定の盗聴防止の魔術具。範囲内にいるのは、

範囲指定の盗聴防止の魔術具の範囲内にいるのは、

 

 最高神にも過去を変えることは不可能ですが、

過去を変えることは最高神にも不可能ですが、

過去を変えることは最高神でも不可能ですが、

 

 ツェントが変わったこと、他領の貴族達への周知を容易にするために

→ツェントが変わったこともありますし、他領の貴族達への周知を容易にするために

 

 冬の到来ではあれほど短時間に染まりません

→冬の到来ではあれほどの短時間では染まりません

 

 トラオクヴァール様から下された王命はそれだけはございませんよね?

→トラオクヴァール様から下された王命はそれだけではございませんよね?

 

 我々はローゼマインがアウブ就任後も

→我々はローゼマインのアウブ就任後も

→我々はローゼマインがアウブに就任した後も 

 

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「672 名捧げの石と婚約の魔石」

 

 それをフェルディナンドと話をしたりすることが

→それをフェルディナンドと話したりすることが

 

 基本的生活神殿でさせるつもりだが……

基本的生活神殿でさせるつもりだが……

 

 養父様も早くアウブを告ぐことになって

養父様も早くアウブを継ぐことになって

 

 なかなかお戻りならないので

→なかなかお戻りにならないので

 

 扉や窓をつけて置く必要がある。

→扉や窓をつけておく必要がある。

 

 婚約式をしなくて困るのは

婚約式をしないと困るのは

 

 以前のアーレンスバッハの事情情報に疎く、

→以前のアーレンスバッハの事情情報に疎く、

 

 名捧げ済みの文官けが調合室への入室が許された。

→名捧げ済みの文官けが調合室への入室を許された。

 

 お守りをあげた時に「もらうことない」と喜びを噛みしめていたフェルディナンドの姿

→お守りをあげた時に「このようなものをもらうことはなかった」と喜びを噛みしめていたフェルディナンドの姿

→お守りをあげた時に、ひっそりと喜びを噛みしめていたフェルディナンドの姿

 (444,445を読む限りでは喜びを明確に表に出すような感じではなかったようにも

  読み取れるので、そこが少し気になりました)

 

 わたし羊皮紙を隠して睨むと、

わたし羊皮紙を隠して睨むと、

 

 ユストクスがこちらを見ながらニヤニヤと笑っている顔にパンチしたい。

こちらを見ながらニヤニヤと笑っているユストクスの顔にパンチしたい。

 

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「671 記憶 その3」

 

 頭が動かない今のわたし

→頭が働かない今のわたし

 

 今度こそはるか高みに続く階段を上がっていたのではないか、と

→今度こそはるか高みに続く階段を上がっていったのではないか、と

 

 神々の御力の影響で魔力が通常状態になった時点で死んでいた。

→神々の御力の影響を残したまま魔力が完全回復してしまったら、その時点で死んでいた。

 

 君の魔力が枯渇するや否や同調薬を飲ませ、

→君の魔力が枯渇してすぐに同調薬を飲ませ、

 

 心地良いから痛いくらいになってきた。

→心地良いをこえて痛いくらいになってきた。

 

 「フェルディナンド様、どうかしましたか

→「フェルディナンド様、どうかしましたか?」

 

 わたしが「何ですか?」を聞き返すと、

わたしが「何ですか?」と聞き返すと、

 

 フェルディナンドを犠牲するつもりはないのだ。

→フェルディナンドを犠牲にするつもりはないのだ。

 

 ルッツがと結婚できるわけがありませんよ。

→ルッツと結婚できるわけがありませんよ。

 

 一連の戦いが終わった時には女神の御力で君の感情不用意に揺らさないようにした方が

→一連の戦いが終わった時には女神の御力の問題が起き、君の感情不用意に揺らさないようにした方が

→一連の戦いが終わった時には女神の御力の問題があり、君の感情不用意に揺らさないようにした方が

 

 エーレンフェストでいたままならば

→エーレンフェストにいたままならば

 

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2016-12-31

御館様(真田丸上杉景勝)だらけの大企業

大河ドラマ真田丸にて遠藤憲一さん演じる上杉景勝とその周りで渦巻くやりとりが非常にあるあるだったので、ワイフとその話で盛り上がった。

僕:ウチの会社って、真田丸の御館様だらけの大企業、なんだよねー。大企業から部署が違えば別の会社みたいに違うんだけど、でも何故か偉い人も下っ端の年寄りもだいたい御館様っぽい。

ワイフ:めっちゃウケるwダメじゃんwww

僕:全部がダメってわけじゃのよ。大企業から玉石混交。優秀な人も多いし、上手く行ってればみんな義のため頑張ってくから勢いあるし。

ワイフ:でも、ダメのはあんな感じでしょ?

僕:まさにあんな感じ。あのひっくり返される展開を何度もやられた後に、また理想論語られて一瞬殺意が芽生えた時があるw

ワイフ:やっぱり理想論語る無能じゃん!

僕:御館様ってのは、どちらかと言うと理想像と厳しい現実がつきつけられた時に「御館様、ここは領民のため耐えてくだされ」って展開の後「すまぬ、源次郎」で下に申し訳なさそうに理解を求める感じかな。上手く行ってるのときは本当に良いし、悪いとき個人としてはみんな良い人なんだよ。

ワイフ:でも、仕事でそれとこれとは別だよね。

僕:まさに。仕事が上手く行かないのが長く続くと、人間不信裏切り造反が日常茶飯事になって良い人はなのに何でって本当に辛くなる。頑張る理由はもはや情だけ。良くも悪くも日本的会社だよね。

僕は2016年年末10年近く働いた富士通退職した。

今年は、Qiitaはてな富士通を見る機会がいくつかあったので、僕も書こうと思ったが上手くまとめきれないので、先日ワイフとの雑談を思い出し書いた。

自身は、10年ほど前に富士通システム子会社SEとして入社後、あちこちの仕事助っ人で行く機会が多く(転職活動用に数えてみたら約35)、数百万円〜数億円の規模のプロジェクト企画/プリセールス/要件定義/アプリ開発/インフラ構築/保守はひと通り経験して、別のシステム子会社研究所総研の方とも交流があり比較的顔が広い方だったと思う。

過去見た富士通に関する記事に対する疑問は恐らくこれで説明がつくはず、たぶん。

- 何故意識高いやつが富士通に入ってしまったのか。→御館様は意識高い若者が好き。人事もその空気を分かって採用してるフシがある。

- 何故富士通ばかり内部の情報が流れて来るのか。→御館様なので許されるという甘え、あの御館様は大嫌いだかお世話になった御館様はいるので情が入り言いたくなってしまう。

- 何故高い意識を潰すやつがいるのか。→実はそいつ直江兼続だった、もしくはダークサイドに堕ちた御館様で過去自分を見てるようで潰しに来た。

- 事実上年功序列、成果評価しろ!!→大ざっぱなルールとしては年功序列ベースで成果が良ければ、年功序列スピードが早くなる、というもの。早く偉くなる人はちゃんと早く偉くなってる。ただ多くの御館様は、似たような境遇で苦労してそうなPrjMgrとかに評価を与えがち。

- 富士通からベンチャー多い。→御館様に気にられる(略

...面倒なのでこれくらいで。

御館様だらけで良い面も多くあったが、自分たち部門が儲からなくなってきてからは、「すまぬ源次郎」が続くせいでどんどん辛くなってきた。

ちゃんと成果をあげてる部門は、常に時代とお客のニーズを取り入れ、自らを高めていくサイクルがまわっている。

その勝ち負けは歴然で、似たようなお客/規模/商品をやってる部門比較した時、上手くいってるところとそうでないところでは、1人あたりの利益が倍以上違ったり。

勝ってるところの話をちゃんと聞くと、しっかり戦略的にやって、ノウハウに積み重ねがある。

しかし、そこに乗り切れなかった自分たち部門は、窮地があれば「すまぬ源次郎」が続く日々。

もう疲れてしまった。

個人的ネットワーク仕入れ情報では、部門の儲けと若手の離職者の数には相関があるようにも感じられた。

上手くいくサイクルになるまで自分はもう待てない。

散々やってきてこれ以上上手くしていく気力も尽きた。

他の部門への転籍も選択肢としてはあったが、転職することにした。

2016-12-14

[] #9-2「映画ミカタ

≪ 前

映画の内容は、たぶん面白かった。

俺はそこまで映画を観るわけではないので相対的にどうかは分からないが、映像は綺麗だし、アクションシーンも盛り上がっていた。

ストーリーも設定の割に意外と分かりやすい。

オサカがどう感じたかは分からないが、感想を言いたくてウズウズしているようなので、直に分かるだろう。

俺たちは映画館近くの喫茶店に入る。

席についた途端、オサカはまくし立てるように語り始めた。

しかし、監督個性が色濃く出てたな。彼の既存作品と似ている演出散見される」

「そうなのか?」

「まあ、元々あの監督映像作品ルーツ特撮といえるからな」

正直いうと、俺はその監督をよく知らない。

なぜ映画ストーリーだとか内容ではなく、いきなり監督の話をし始めるのか、俺にはよく分からなかった。

監督一人で映画ができているわけじゃないし、映画に出ているわけでもないんだから、他に話すことはありそうなものだが。

スタッフスタジオなどの体系から作品を読み取るってのは重要なんだ。特に監督はその作品の核なんだよ。制作途中で監督が変わって、グダグダな出来になった映画を数え切れないほど観てきたからな」

「すまん、ピンとこない」

「例えるなら、ゼルダでいう宮本茂なんだよ」

「ああ、絵本でいう西野みたいなものか」

「それはちょっとよく分からないが……」

「まあ、監督の話はほどほどに、ストーリーとか構成の話をしようぜ」

「そうだなあ、アクションシーンは盛り上がっているけれども意外に動的じゃなく、静的な構成だったな……」

「へえ」

「だから登場人物が今回の出来事を経ての精神的な成長は、実のところそこまでじゃないんだ。それぞれが自分の元の人格から構成された言動と、その中で出来ることをやっている」

オサカは喜々として語り始める。

俺は適当に相槌を打ちながら、オサカに奢らせるメニューをどうするか考えていた。

すると突然、後方から妙な怒号が飛び交いはじめる。

その人たちは、恐らく先ほど俺たちと同じ映画を観ていた人だろう。


「なぜ主要人物が男だったところを女ばっかりにしたのか」

「なんだと、女性蔑視だ!」

領民の扱いもおかしい」

時代背景や、設定、演出戦争を蜂起させる」

チキンホーク、故にターキー!」

おいおい、何だか俺たちとはあまりにも別ベクトルなことになっているぞ。

映画の話ではなく、もはや政治の話だ。

オサカはオサカで気にせず感想を述べようとしていたが、徐々に不機嫌になっていくのが見て取れる。

こりゃあ、オサカが爆発する前に、ここから離れたほうがいいかもしれない。

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2016-04-12

http://anond.hatelabo.jp/20160411194424

うちの近所の昔の殿様とか領民にとっては最高の領主だったらしいのに

から年一くらいのペースで全国放送日本中からネガティブキャンペーンされてるよ。

そんなのっておかしいよ。

2014-12-15

http://anond.hatelabo.jp/20141215075805

それを言うなら群馬もどうよ?

政治資金問題を追及されてる身なのに、かえって「姫がおかわいそう…」ってジジババが入れるんだぜ。

領主領民かよ!

今年は2014年なんだよぉ…

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