はてなキーワード: 電線とは
彼女の一日は日頃の感謝と安全祈願を込めて愛用する道具のお手入れから始まる。
縦ロールは自律でセット。
お支度を済ませてお嬢様は軽やかに言った。
「それでは行って参ります」
決戦場となる体育館に三名のサバイバリストがつどう。彼女たちは一辺が5mの正三角形の頂点に立った。
「最後の戦いが二対一なんて酷くありませんの?」
縦ロールのお嬢様はやんわり抗議する。
ルール上、禁じられた行為ではないが、今までタイマンばかりだったのに唐突な感は否めない。
しかし、姫カットお嬢様とセミロングお嬢様にも言い分はあった。
「あなたが「ふつう」でしたら、こんな戦い方はしませんけど……」
「おわかりですね?」
縦ロールのお嬢様は物憂げにうなづいた。
「そうですわね……分かっていますわ。美しさは罪、ということですわね?」
「ぜ、ぜんぜん分かっていませんね!!」
セミロングのお嬢様は脱力した。姫カットのお嬢様には彼女よりも耐性がある。
「あと、これは最後の戦いではありませんよ。
「私のはナイr……」
最初に武器――ねじ込みクロスを使って作った十字槍だ――を構えたお嬢様に、
「なかなか安定感がありますわね」
セミロングお嬢様の持つ500mmのSGP25Aパイプは1本で1.2kgになる。
服の中はもう少し短いものも多いが、これらを14本と多数の継ぎ手を抱えた彼女は20kg以上嵩増しされていた。
彼女が戦いを急いだ背景には重くてしんどいという切実な理由もあったりする。
「力で引けないならば!」
両縦ロールが地面に打ち込まれ、チェーンブロックのレバーが引かれる。
「ぐぅ……!」
有無をいわさぬ機械のパワーにセミロングお嬢様は顔をしかめた。
「私のことを忘れすぎです!」
戦闘態勢を整えた姫カットのお嬢様が鉄鎖引きの横合いから参入する。
「忘れてなどいませんわ!」
チェーンブロックのロックがいきなり外され、踏ん張っていた鉄パイプさんは自分の力で後ろに吹っ飛ぶ。
「えいっ!」
さらに工具の本体側が迫る姫カットお嬢様の左手に投げつけられる。
さきほどまで熱心にお手入れしていたのに酷い仕打ち。
それでも物言わぬチェーンブロックは健気にお役目を果たし、姫カットお嬢様に攻撃回避の労をとらせた。
その眼前に縦ロールお嬢様は駆け寄っている。
「いただきですわ」
いつもなら接近戦は姫カットお嬢様の望むところだが、回避直後は流石に体勢が悪い。
膝を突かんばかりの彼女に、掌底が打ち下ろされる。それを跳ね上げて袖を絡めようとする動きを許さず、右のミドルキック。
ガードをしてもダメージが加算される。
「ぐぅ!」
今度は姫カットお嬢様が下から右貫手を繰り出すが、左縦ロールが一閃。
貫手を弾き飛ばして、巻き毛が背後に回り込む。
インシュロック使いの首筋に死に神に鎌を突きつけられたような寒気が走る。
予感が現実にならなかったのは、セミロングお嬢様が槍を投げて敵を後退させてくれたおかげだった。
「わずらわしいですわ」
さきほど伸ばした左縦ロールが巻き戻ると同時にチェーンブロックを姫カットお嬢様の背中に肉迫させている!
「……っ!」
鉄鎖に背中を強打され、姫カットお嬢様の息が詰まった。一対一なら勝負ありであるが、
「やああああっ!」
白い鋼管を構えたお嬢様が自分に注意を向けるため、喚声をあげて突っ込んでいく。
縦ロールお嬢様は再度フックを投げつけて、敵の接近を止めた。
唇をシミターのように吊り上げた彼女は、右の縦ロールを綱引きの相手に指向する。
彼女は咄嗟に半身の構えを強くし、敵への投影面積を最小限にした。
ゴアッッ
真横にいる姫カットお嬢様は、右縦ロールが一瞬かすみ、発生した疎密波が縦ロールの前後に広がる様を目撃した。
縦ロールの中から「何か」が高速で飛び出し、セミロングお嬢様を襲う。
「きゃあっ!?」
スカートのブリーツに仕込んだスウェージロックのシームレスパイプが甲高い音を立ててひしゃげる。
ふとももと脇腹への被弾は一発ずつが肌にまで突き刺さった。
「くあっ!」
「おほほ!コイルガンのお味はいかがかしら?おかわりたーんとありますわよ?」
説明しよう!
縦ロールお嬢様は電線を断続的に仕込んだ縦ロールを次々に急速回転させ、
発生した磁場でロールに装填したニードルを順次加速させ高速で撃ち出したのだ!!
凄いね人体。
よく知らない兵器。気持ち悪い。セミロングお嬢様が青サバより血の気の引いた顔で叫んだ。
「そこ!変な混ぜっ返しをしないでください」
アホボケとクールボケに対してツッコミは自分一人。セミロングお嬢様は二対一が別の構図に思えてきた。
漫才によって敵の注意を分散させる意図は理解していたけれども。
「やっぱり三人は姦しいですわ」
縦ロールお嬢様はもう一人への隙ができるのを承知の上で、左ロール砲をセミロングお嬢様に向けた。
まずは配管工を倒す。
姫カットお嬢様が左縦ロールに結びつけた透明なインシュロックの輪かざりを引いたのだ。
彼女は事前に縦ロールのパワーとスピードを把握している。ただで真横の通過を許しはしない!
ニードルの散弾が縦ロールお嬢様にとっての二人の敵、その間に着弾する。
「今です!」
事実上1ターンに三回以上動ける天衣無縫のお嬢様を倒すためには同時攻撃が必要だった。
サバイバルゲーム開始以来はじめて、彼女の顔から余裕が失われる。至急チェーンブロックを波打たせて波動の鞭にセミロングお嬢様を襲わせる。
――はずが、標的は脱皮を済ませていた。重量級の上着をフックに巻き付けて身軽になったお嬢様が突っ込んでくる。
右縦ロールを地面に突き刺しての回転キック。
だが、今度は姫カットお嬢様が上着を脱ぎ、縦ロールの台風に覆い被せた。
大量のインシュロックが織り込まれ、末端がお嬢様の手に握られた、それはまさに投網。縦ロールお嬢様の回転は自らを縛り付ける結果に陥ってしまう。
「うきゅ~」
目がぐるぐる状態の珍獣を狩人たちは押さえつけた。姫カットお嬢様はインシュロックを通したマウントベースをいくつもいくつも床に接着しまくる。
ひとつひとつは5kgf程度の耐過重だが、何十個もつけられては、さしもの縦ロールも動かせなくなる。
「やっておしまい!」
「すみません、縦ロールさん!!」
セミロングのお嬢様は、超硬(タングステンカーバイド)のジグソーブレードを装備したレシプロソーを取り出すと、哀れな獲物に向けた。
「およしになって!何をなさるつもり!?」
至近距離からの悲鳴を浴びたセミロングお嬢様の手が危なっかしく震える。
「うう、罪悪感が……」
「反対側は私が切ります。彼女を自由にしてあげましょう、この縦ロールから」
そう言って姫カットお嬢様は本来はコンクリート切断用のダイアモンドホイールを装着したサンダーを取り出した。
戦闘前に情報交換をした二人のお嬢様は、残る一人は動く巻き毛によって、おかしくなっていると判断していた。
同様の症状を示していたポニーテールのお嬢様が、セミロングのお嬢様に倒されてから、すっかり彼女に懐いている様子からも、そう思ったのだ。
二対一で卑怯と罵られても異常をきたした仲間を放っておくわけにはいかない。
「うぅ……」
強力を通り越して凶悪なツールにざっくりと縦ロールを切り落とされたお嬢様は喪失感と開放感を同時に覚えた。
自分が縦ロールに洗脳されていたと、彼女を引き起こした二人に洗脳される。
「わたくしは今まで縦ロールに操られていましたの!?」
縦ロールあらためウェーブロングのお嬢様は憑き物が落ちた顔でつぶやいた。
「今までなんてことを……」
思わず姫カットお嬢様とセミロングお嬢様は彼女ひしと抱きしめた。
「よかったですね」
「友情の勝利です」
「ありがとう、わたくしの最高のお友達!……ところで、決着がまだですわね?」
「「え?」」
ぴちゅーん
アフロのお嬢様と同じく、縦ロールの使用に耐えてきたウェーブロングお嬢様の肉体も強靱だった。
二人まとめての裏投げという豪快な決まり手で、増田お嬢サバイバル大会は幕を閉じた。
ちなみに縦ロールは毎朝牛乳を飲んで体操していたら動かせるようになったそうな。
「残り1名!
ありがとうございました」
前回
http://anond.hatelabo.jp/20160414193717
次回
なんか3日前に一日だけ変な日があった。まぁお前らが喜びそうな話だからとりあえず書く。
野良インコみたことある?しかも大量に電線にとまってるとこ。あいつら成長するとデカイのな。
薄汚れてるからよく見ないとわからないけど、ちゃんと緑色してんのよ。
隣歩いてたサラリーマンが急に携帯で写真撮り始めてさ、いやいや、それほどのことでもねぇだろくらいに思ってたんだけど、なんかすげぇ青い顔して必死なんだよな。
そしたら震えた声で話しかけてきて、「あれ、、、カラスですよね?」って。
いや、そこはお前そっちかよ!って思うでしょ。
「はぁ。間違いないっすね」くらいに返してたら急に走り出しちゃってまじで意味がわからん。
まぁそんなんで会社について、はてなでもチェックしようと思ったらホッテントリ全部カラスカラスカラス。
いや、それは流石にぞっとするでしょ。
それと一緒に大災害から身を守る方法とかばっかり上がってきてんの。
なんか気持ち悪いしつまらないから仕事始めようとデスクから書類引っ張り出してたんだけど、定時になってもなかなかみんな会社に来ないんだよね。
避難訓練でもハブにされたのかと思って不安だったんだけど、9時半くらいになってやっと出社してきた先輩が両手いっぱいの買い物袋に食べ物とか飲み物とか山程買い込んできてんだよ。
それで開口一番「で、お前はどこに逃げるの?」だって。
そしたら「やべぇなぁ。東日本の時は3羽であの規模だったんだから今回の4羽とかって本当に洒落にならん」とか言ってんの。
それで適当に付き合ってたら、まぁ、結局場所と時間は予想できないから変に動けないとか、決まってるのは被害者の数だけだとかそんなことを言ってるわけですよ。
いや、インコから始まってるとしたら、これはかなり大掛かりなドッキリだなと思ってさすがにテレビ番組の介入を疑ったね。
だって、その時だって外を見れば普通に電線に野良インコがとまってるんだよ。何羽飛ばしたんだよって。
そんなんだからどこから撮られてるかわからないし、あんまり際どいサイト開くわけにはいかないなってまたはてなのトップを覗いてたわけ。
それにしても本物そっくりでよく出来てるなぁって思ってたら、何故か色々なサービスの名前がちょっとだけ違かったりしてんの。
twitterがtwittErだったかな?そこ大文字?みたいな。
それで大御所ブクマカーのブログ記事を見つけたんだけど、そういや朝にも同じ人の記事読んだなって。
あんまりブログが上がってこない人なのに、一日に2個も見るなんて珍しいなって開いてみたんだ。
そしたら、この世の中で生き残るためにはみたいな記事だったのに、朝見た内容にそっくりだったんだよね。
それで読み進めてたら、「笑顔で周りの人に声をかけて生きよう」って文字が急に目に止まって、そういえば朝もこの文字見た時に目眩があったなとかって思ってたらまた同じような状況になったんだ。
で、気づいたらいつもの会社でいつもの風景。社内には沢山人がいるし、窓の外にも野良インコなんて全然飛んでない。
全然意味わかんなくてパソコンの画面みたらさっき読んでた記事じゃなくて、朝に読んだ記事と同じになってた。
あー。俺完全におかしくなったと思った。
そんなんでキョドってたら隣りにいる先輩から「お前朝からサイト見過ぎ。部長に怒られる前にさっさと仕事始めろよ」って小声で怒られたんだ。
意味がわかんないから「俺そんなにみてました?」って聞いたら、「カラスが何なのか知らないけど、困ったことがあったなら早退するなり早めに部長に相談しておけよ」と言われた。
あんまり信じたくないだけど、例えばちょっと違う世界に行ってたとして、こっちにもどうやらおれがいたみたいなんだよな。
そうすると朝にあった不思議な事がちょっと辻褄があってしまうんだよ。
おれがこっちの世界に戻ってきたってことは、あいつは向こうの世界に行ったということ。
それで今朝の地震だよ。
こっちとあっちの世界でどれくらいの接点があるかわからないけど、なんか地鳴りがすごかった割にはあんまり揺れた気がしなかったし、かといって震度が小さかったわけでもなかったし。
変なこと言うみたいだけど、向こうの世界で何かあったんじゃなければいいなって思ったわけよ。
最初はふと1羽が止まっているのが目に入ってぞっとしたんだ。それで鳴き声につられて見回したら全部で4羽もいたんだよ。
それなのに、誰も気にも留めないし、twittEr見ても全く話題にもなってないんだ。
いつもなら1羽でもいようものなら大騒ぎで、東日本大震災の時なんて3羽同時に目撃されたって、一瞬でサーバーがダウンするほどだったよな。
ところが、そう思ってキーワード検索したらそんなtwEet全然見つからないし、おれのtwEet自体も全然書いた記憶のないものばかりで、現在進行形で真っ青なんだが。
そいうえば今朝、とある有名ブクメイトの記事を読んでいたら変な感覚があったのは確かだ。
これからの未来に対するサバイバル方法についての内容だったと思う。
「笑顔で周りの人に声をかけて生きよう」って書かれた、ハイライトされた文字が画面に表示された時にその文字が直接頭に入ってくるような感覚があったんだ。
その瞬間金縛りみたいに動けなくなって、視界がどんどん狭くなってきたから「あれ?貧血か、もしかするとちょっとやばいやつか?」って結構焦ったのは確かだ。
そしたら急に周囲の世界が一回ドクンと波打ったように感じて、その直後には身体の自由も戻った。
少し鼓動が早かったから深呼吸で落ち着かせて、頭や首を振ったりしてみても異常はなさそうだったから、その時は、朝から貧血で混乱したかなくらいに思っていた。
ところが、今さっきその記事のタイトルを探してみたけど見つからないんだよ。
その代わりに、おなじブクメイトが書いた記事を開いてみたら、確かにハイライトされたその文字列はあったのだけどそれ以外の内容がガラッと変わってしまってるんだよな。
今時期ってカラスは餌を求めて太平洋を南下しているはずだよな?
未だに残ってるってことはいわゆるシュレディンガーのカラスなのだから、それってつまり、カラスの持つ量子力学的予知能力によって、この近くに彼らが処理しなくてはいけないものが大量に発生するってことだろ?
それが4羽もいたってことは、近い未来に少なくとも人間で言えば1000人規模で被害者のいる事故が発生するってことだ。
あの震災の時だって、1~2ヶ月前くらいから各地で点々と目撃情報が集まってきて大騒ぎだったじゃないか。
それなのにどうしてみんなそんなにも平然としているんだ?
https://twitter.com/asaikuniomi/status/641987573787656192
@asaikuniomi
災害救援活動に大活躍の自衛隊だが、東日本大震災のような大規模災害なら分かるが、本来であれば専門性から言っても消防にその場は譲るべきだ。
というツィートが話題になっていた。
9条をこじらせちゃったおじさんおばさんや、デモにときめくシールズの若い子たちならともかく、発言主がTBSの特派員記者とのことで大変がっかりしている。
バリバリのマスメディアの人間がこのようなことをつぶやいちゃう日本は本当に残念。
普通の都道府県の消防がどのくらいヘリを持っているか、この人は少しでも考えたことがあるのだろうか。
茨城県については調べる時間が無かったので推測だがおそらく1機、せいぜい2機が限界だと思われる。
ヘリって糞高いし運用人材を含めて維持するのが大変なんでバンバン配置できないんです。
東京クラスは確か10機ぐらい持っていたと思うがそれ以外の都道府県はほとんど1機。1機だけだよ。持ってない県もあるぐらい。
この時点で記者の言っていることがありえないっておわかりいただけるでしょう。
同時多発的に救助要請が発生して、500人近くが身動きが取れなくなり、家の屋根や電柱にかろうじて命を預けている人たちを前にして、自衛隊だの消防だのといったラベル付けに何の意味があるのか。無いですよ。全く無い。アホかと思う。
周辺の都道府県の消防が全部応援を送ればいいじゃんとか思うかもしれませんがそんなに簡単なもんじゃありません。あの豪雨でやばいことになってたのは何も茨城だけじゃなくて周囲の都道府県もいつヘリが出動しないといけない状態になるかわからない。茨城のために周囲の都道府県の人たちが犠牲になったら本末転倒なわけで。ゲームじゃないんだから一か八かで全出動なんてありえんわけです。そういう雑なことをよく昔の東側諸国がやってて、お馬鹿事例としてレスキュー関係の人は学びます。
ところで自衛隊はいくつぐらいヘリを保有しているんでしょうか。なんと1000機を超えています。さらにどのヘリも航行時間・収容可能人数は群を抜いて優秀なのに加えて、特に航空自衛隊のエリートパイロットの優秀さはやばいです。なんなんですかあの連中は、思い出しただけでコンプレックスで顔が真っ赤になるレベルで優秀です。
市街地において近距離で2機が同時にホバリングって、あれすごく難しいんですよ。堤防の決壊場所の例のヘーベルハウス付近で何機かが同時に救助してましたけど、あれは見てる以上に相当難しいんです。怖いです。技術と度胸と責任が高いレベルで求められます。市街地だと電線がありますからへたするとロープがひっかかって墜落の二次被害。しゃれになりません。せっかく何人か救助したのに墜落で全滅とか悲惨すぎますから。
自分の命がどうこうよりも、同乗隊員や救助した人たちの命を預かってあるから絶対に墜落できない。でも、安全に飛んでたらいつまでも救助できない。だからリスクを承知で降下してホバリングしないといけない。周囲のヘリの動きも見ないといけない。難易度高いです。ぜひあのパイロットたちには拍手を送ってあげて欲しいです。心の中でいいんで「お前らグッジョブ!」って言ってあげて欲しいです。私のように主に匍匐前進で隊員歴を終えた凡人とは違い国家の財産です。
自衛隊・各都道府県の消防・海上保安庁などたくさんの組織のヘリが同じ現場で迅速に救助するのは極めて困難です。いろんな組織のヘリを同時に同じ地域に派遣してもお互いの意思疎通が難しく活動に障害がでます。だから自衛隊がメインとなってがんがん救助してたのは正解なんですよ。指示系統が統一された組織がメインでやったほうが効率がいいに決まってる。
ヘーベルハウスの前に救助されてた一家、その後すぐ流されてましたよね。あれ近隣の消防が手分けでやってたらまず間に合わなかったと思います。このご時世に洪水で一家全滅ですよ。何だそれ悲しすぎる。相当迅速に救助収容したお陰で多分20~30人ぐらいのレベルで人命が救われているんだということをもっとメディアの人も報道してくれていいのになあ。別に彼らは褒められたくて仕事やってるわけじゃないとは思うけどさ、でも自分の命を張ってでも他人の命を救って家に帰ったら批判されてるとか、悲しすぎますよ。
今はだいぶましになりましたけどね、私が駆け出しの頃におきた阪神淡路の頃はまだまだ自衛隊への批判って凄かったです。自衛隊員になったことを少し後悔するぐらい変な人達の抗議活動が基地前でお盛んでした。3.11の頃には全くそういう人いなくなったけど、みんなどこに行ったんでしょう。日本も変わったのか。
それでも、残念ながらまだ変な批判を自衛隊に浴びせる人は一定数いますし、しかもそれがメディアの記者やってるんだから救いようが無いです。こんなの許されるの多分日本だけじゃないですか。どこの国でもイデオロギー優先して軍の救助を批判しようものならボッコボコですよ。日本って本当に言論の自由が保証されてるなあって思います。
まず、感電事故の重軽傷者の皆様の一刻も早い回復と、不幸にして亡くなられてしまった方のご冥福とをお祈りいたします。
で、感電事故の話を聞いてて思ったんだけど、逆向きに考えられない人ってすごい多いよね。
ソレは多分、発想が逆なんだと思うなあ。
まず、法律上の「電気さく」って、結構厳しい規制がかかってる。
なぜならば、食害を防ぐ柵ってすんごい勢いで普及してるし、農家の生命線だったりするから。
つまり、うっかり事故って使えなくなると、すごく不便。とても困る。だから事故らないように注意してる。
で、フツーに設置しようとすると、市販品を買うことになって、アースの設置で手間取ることはあっても、危険な事にはならない。
ちなみに、漏電遮断機の設置が義務付けられるのは、常時通電式もフォローできるように&安全側に倒して運用してるから、だね。
(まあ数千ボルトのパルス式が壊れても流れっぱなしにはならんし、100V式で裸電線に万一通電したらマズイからだと思うな)
んで、100mサイズだと、まあ3万円~5万円くらいでフツーに買える。
さて、フツーの市販品って、100万も200万もするわけじゃない。
まあ、パルス(定期的にピッピって電気流れるヤツね)式が主流で、単一電池かソーラーが多いけど、せいぜい3万ってトコロ。
つまり、3万で2個設置して6万とかを、「モッタイナイ」と思う人が、違法電気柵っていうか、自作電気柵作るわけだ。
この「なぜ自作をするのか」という動機が大抵の場合全てで、それは「安く上がるから」だったりするわけだ。
だからこの事故で「教訓として次に活かすために、漏電遮断機を入れておけば」という議論には意味が無い。
というわけで、
だったんじゃないかな、という身も蓋もない話。一応、より酷い話にはなるが、以下の可能性もある。
まあ妄想だけど、落ちないように400Vに昇圧してたんじゃないかなーって気がする。だって何故にそんな半端な上げ方するのか。
間違いなく実験してない(してたら100Vでも死ぬ)し、コンセントから取った時に問題起きないように挟んだって可能性が高いのでは。
ほんのちょっとでも電気の知識があれば、常時通電した400Vに人間が触れたらどうなるか考えなくても判る。
そもそも漏電遮断機入れようと考える人なら、市販品買ってきたほうが圧倒的に安全で楽。
つまり、考えてもわからない or そのリスクを無視する人が、電気柵を設置してたから。
田舎によくあるDIY事故って言うと身も蓋もないけど、啓蒙しか無いのかもな……
http://anond.hatelabo.jp/20150725130125
「原理的に動物相手に地絡(漏電)を起こして追っ払う装置なんだから、人間相手の漏電事故と区別できない」ってのはその通りで、なので、たいてい根っこの方に漏電遮断機ついてるよ。電気牧柵器に供給する側ね。
で、書いてて思ったんだけど、100Vの交流常時通電式の自作電気柵って、地絡が発生しない限り電気代かからないのかな。
元増田です。多少情報が増えたので、面倒臭いので逃げていた漏電遮断器の話を多少書いてみます。長いので読んでも特にためにはなりません
今回の事件で一部報道とかで『電気柵の電源部分に漏電遮断器を設置しておけば防げた事件だった』という言い方をする人がいるが、これはある意味では正しいが間違ってもいるし、今回の事件にとっては本質的な要素ではない。
電技解釈第4節「特殊施設」の第224条で[電気さくの施設]についての規定があり、
『田畑、牧場、その他これに類する場所のうち、人が容易に立ち入る場所に電気さくを施設する場合にあっては、電気さく用電源装置に電気を供給する電路には、電気用品安全法の摘要を受ける漏電遮断器(定格感度電流が15mA以下、動作時間が0.1秒以下の電流動作形の物に限る。)を施設すること』
下の方に書いてます。
http://anond.hatelabo.jp/20150724092101がよくまとまっているのでそれへの返事です。読んでも電気の知識のない人には意味不明です。
そもそも電流差で作動する漏電遮断機はこの例のように漏電させてナンボな用途には不適切じゃなかろうか。
2次端子A→(A)→電柵
2次端子B→(B)→アース
トランス2次端子A→漏電遮断器(の左側の端子)→(A)→電柵
トランス2次端子B→漏電遮断器(の右側の端子)→(B)→アース
という回路を作った場合、アースに繋いだ瞬間に漏電遮断器が落ちる可能性があるせいです。
例の、送電の勉強したときに出て来る静電容量の関係です。ちゃんと計算してはいませんが、それなりの長さで電線引っ張っていった場合、電線と地面の間をコンデンサが延々と繋いでる例の図っぽいものが再現されることになり、いきなり漏電判定される可能性があります、というかどっかの現場で似たようなことがあって原因に気付くまで大変でした(遠い目)。
保護回路いれるのなら、トランス2次側端子Aと電柵の間に電流制限する何か、
例えば mA で反応する高感度遮断機なりポリスイッチっぽい素子のような物を挟むのが正解なはず。
(それぞれ一般に売っているかは知らない)
これは現実的ではないでしょう。先述の静電容量による誤作動問題をクリアできていたとしても、別の問題、というかより本質的な問題があります。
つまり、電気さくは、人間が常時監視せずとも、ほったらかしでも動物を寄せ付けないのが最大のメリットです。高感度・高速型漏電遮断器を設置した場合、動物(や飛んできたゴミやら植物やら人間やら)が触る度に手動で再始動させてやる必要があります。
今回のような違法施工を行った設置主がそんな不便な装置に満足すると思いますか?
つまり、「漏電遮断器を設置していれば」というのは、「ちゃんとした電気柵用の電源装置を使っていれば」とか「専門の業者に施工を依頼していれば」とか「あんな高電圧を流してなければ」とか「あじさいぐらい鹿に食われてもええやん」と言ってるのと大差ないです。
ポリスイッチも、動作特性的に感電から人間を保護できるほど反応の速度の速い物があるかは疑問です。
「毎回の放電の度に、それこそ高速型漏電遮断器が動作した場合よりもさらに高速で電源を遮断している」
的な回路になっています。電流値を監視して一定値より大きかったら遮断しようとか何とか、そういうややこしい判断は挟まず、毎回毎回止める方が確実でしょう。
何にせよ2次側は2次側で閉じた系になるはずだから、1次側上流に漏電遮断機が入っていても反応し
ないんじゃなかろうか、ってのには同意。
この点はその通りです。と言いたいところですが、単巻トランス(一部ブコメで出ていたスライダックも単巻です)とか1次側2次側が非絶縁のトランスだと、縁切りできてないので、先ほど書いた「アースに接続した瞬間に静電容量のせいで漏電遮断器がトリップする」もあるんじゃないかと思います。まあよっぽど敏感でない限り作動しないとは思いますが、一応。
というわけで「漏電遮断器と電気さくの話はあまり関係ない」というのが結論になります。
電気解釈に書いてるとおりの場所に漏電遮断器を設置した場合の目的とは、
「電気さく用電源装置が故障して、装置から漏電していた場合の事故を防ぐ」
ということになると思われます(ここはちょっと自信なし。識者の解説希望)。
市販品の電気さく用電源装置は(ごくごく短時間動作の繰り返しとはいえ)、数千ボルトの高電圧を発生させています。こういう装置については、漏電遮断器を設置すべしと定めるのは、たしかに理に適っています。
電技解釈で漏電遮断器について書いてるのは第40条[地絡遮断装置等の施設]なんですが、これだけでは電気さく用電源装置が該当するかしないか分かりにくいので、第224条に明記しておくという方針は理解できます。
以上が本題です。以下は余談です。やる気がなくなったら書くの止めるし対象読者特に決めずに書き始めるので尻切れトンボになってたらお前ら察しろ
遮断器の一種です。漏電(electric leakage)が起きたときに、回路を遮断する機器(circuit breaker)です。一般的な略号はELB。
現場で「漏電ブレーカー」という言い方もしますが、大変紛らわしいことに「漏電警報付きブレーカー」というものも世界には存在しており、それもよく「漏電ブレーカー」と呼んでる人がいます。間違えると困る場面ではちゃんと確認しましょう(電気屋以外そんな場面に遭遇しねえよ)。
基本的に電源というのは端子が二つ(以上)ついており、一方の端子から送り出した電気がもう一方の端子から戻ってくる、という形で電気が流れます。
※嘘です。送り出し端子と戻り端子に同時に触ると普通は感電してとても危ないです。
で、送り出した電気が、そのまま戻ってこないで、どこか違う場所に流れるのが「漏電」です。
「どこか違う場所」と書きましたが、漏電の場合には実際流れる場所はほぼ決まっており、アース、つまり「地面」へと流れ出すのがほとんどです。
これを「地絡」と言います。
慣用的に「漏電」と呼んでるものは「地絡」、つまり本来の電気が通る道(電路)の途中で電気の一部が漏れて、地面に流れ出してしまうことです。
送り出しの電路と戻りの電路に同時に触った事による感電事故ももちろんたくさんあるのですが、今回の事故、そして日常的にもよく発生するのは、こっちの漏電による感電事故の方です。
さて、先ほど書いたとおり、電源というのは端子が2つ(以上)ついてて、送り出しと戻りとがあって、両方を繋ぐことで初めて電気が流れます。
ですので、電気が流れ出さない状態であれば、たとえば裸電線に素手で触っても電気は流れず、感電もしません。
「地面には無限に電気が流れ込むから漏電(地絡)が起きる」と考えている人がいるかも知れませんが、そういうものでもありません。
たとえば、バッテリーを用意して、一方の極だけを地面に繋いでやって、もう一方の極は何も繋がない状態にしても、電流はほぼ流れません。
じゃあどうして地絡が起きるのかというと、電源の一方の極が、実際には地面に繋がっているからです。
さて普通の交流電源は、極の一つが接地、つまり地面に接続した状態で供給されています。家庭で普通に使うコンセントに供給される電源も同じです。
電源プラグをコンセントに差し込むときに、左右の向きを気にする人はあまりいないと思いますが、実際には左右で電気的な意味は大きく違っていて、普通は一方が接地側極、もう一方は電圧側極と呼ばれる物になっています(左右どっちがどっちかは本当は規定があるんですが、間違って繋がれてることが割とあるのでここでは書きません。調べるとすぐに分かりますし)。
接地側極に素手で触っても、普通は感電しません。一方、電圧側極に素手で触ると…感電しないことも実はたまにはあるのですが、普通は感電します。
電源の電圧側極→電線→コンセントの電圧側極→人体→(家とか床とか何か地面まで繋がっているもの)→地面→電源の接地線→電源の接地側極
という経路で電気が流れます。途中の家とか床とかの絶縁が完璧であれば、たぶん感電しないで済みます。
逆に地面の上に直接立ってる状態だと激しくびりびりします。この事故を防ぐのが漏電遮断器の役目です。
電源の電圧側極→電線→ELB(慣習的には左側端子)→電線→コンセントの電圧側極→何かの電気器具→コンセントの接地側極→電線→ELB(の右側端子)→電線→電源の接地側極
という経路で電気が流れています。ELBを通って流れた電気は、ELBを通って電源に戻っています。このとき、ELBは何もしません。
ここで地絡事故が起きると(話を簡単にするために地面の上に立っていたとします)、
電源の電圧側極→電線→ELB(慣習的には左側端子)→電線→コンセントの電圧側極→人体→地面→電源の接地線→電源の接地側極
という経路で流れます。先ほどと違って、ELBの右側端子を通らずに電気が流れていますね。そうするとELBは
「あ、左側端子を通っている電気と右側端子を通っている電気の量が違う! これは漏電だ、ヤバい!」
と判断して電源を遮断します(これをトリップするとか飛ぶとか言います)。
当然、停電するので、懐中電灯を用意して漏電遮断器の設置してある分電盤まで出掛けて
「あ、やっぱりトリップしてる」
と言いながら手作業で復旧動作しないといけません(で、漏電原因が取り除けてなくてすぐにまたトリップする、というのもよくある話です)。
ざっくり言うと、普通の電気柵は「地絡事故を起こしてその時の電気ショックで動物を追い払う装置」です。
ですので、漏電遮断器を直接繋いだ場合に起きることとは普通は「電気は流れっぱなしで漏電遮断器は作動せず、保護の役を果たさない」か「動物が触ると毎回毎回停電して手動で復旧しないといけない」のいずれかになります。
※電気さくには稀に「裸電線aと裸電線bに同時に触れると感電事故が起きてその時の電気ショック以下同文」というものもあるらしいですが、とりあえず今回の話には関係しない、と思われます。
上の方に書いた
トランス2次端子A→漏電遮断器(の左側の端子)→(A)→電柵
トランス2次端子B→漏電遮断器(の右側の端子)→(B)→アース
と接続したとします。電柵に触ると、トランス2次端子Aから出た電気はアースを通ってトランス2次端子Bに戻ります。当然、漏電遮断器は「左側端子を通っている電気と右側端子を通っている電気の量が同じだ。これは漏電ではない」となります。役に立ちませんね。
さて、こう書きましたが、この漏電遮断器が実際には動作する可能性も少しはあります。なぜかというとアースに繋がれているのはトランスの2次側端子Bだけではなく、さらに上流の電源についても言えることです。この場合、
(略)→電柵→動物→地面→(略)トランス2次端子Bの経路以外に、
(略)→電柵→動物→地面→地面→大元の電源の接地線→大元の電源の接地側極、
という経路でも電気が流れる可能性があるためです。実際にどういう条件だとどうなるかは面倒で計算していませんが、そっちの別ルートで十分な量の電気が流れた場合、漏電遮断器はトリップして手動復旧する必要があります。
で、さっきまで書いたのは「電気さくに漏電遮断器を直接繋いだ場合」の話です。
次はツッコミ記事の時にも少し書いた「1次側の漏電遮断器」の話です。
といっても実際に起きることは9割方「動作しない場合」と同じです。
電気の話ではないけど、河川の敷地って、国交省河川局の所有or管理じゃなかったのかと思ってしまった。
何かの関係で、個人の権利が絡んでいることはあると思うけど、電線が橋を伝っているようだし、橋は、いくらなんでも河川局か市のものだと思うし、個人は手出しできない気がするし(工事業者が何かしようとすると許可関係が大変で)、個人で勝手に電線を設置してたんだろうか。
ですので、仮に報道の通り、100Vのコンセントに400Vに電圧上げるためのトランスが直結されていたとしても、本当なら30÷4や15÷4で7.5mAや3.75mAの漏電で作動する、はずです。
ここがそもそもおかしい。
失礼ながら元増田はトランスの2次側の事故を1次側で検出できないことを知らないのでは?
仮に昇圧トランスの2次側が接地されていたとしても、1次側の漏電遮断機は動作しない。
この事件の焦点は”どうして漏電遮断機を設置していなかったか?”だけど
おそらく漏電遮断機を設置できなかったんだと思う。
現場がどういう状況か知らないが、
この状態だと漏電遮断機なんておいたらすぐ動作して使い物にならない。
だから夜に通電して朝落とすといった使い方をしていたんだと思う。
http://anond.hatelabo.jp/20150720190643の続編。
電気屋的にはNHKニュース、http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150722/k10010162021000.htmlでほぼ完結で特段疑問は残らないんだけど、ブコメ
http://b.hatena.ne.jp/entry/www3.nhk.or.jp/news/html/20150722/k10010162021000.htmlを見ると結構勘違いしている人が多いようなので多少フォローしてみる。
法令上定義されている電気さくではありませんでした。今回の事故の原因となったブツは「交流を流しっぱなしにしてある裸電線」です。
前回書いた平成21年の淡路島で起きた死亡事故も電気さくの事故でなく「100Vの電気が剥き身で流れている電線」の事故でした。
今回はさらにその上を行く「400Vの電気が抜き身で流れている電線」での事故です。
前回も書いたとおり、人間が感電死する場合、胸部を通過した電流が心筋を誤作動させて心臓を止める、というのが圧倒的1位です。
この時に必要な電流値はというと0.1ミリアンペア程度です。理科の実験で作ったレモン電池(いまでもやるのか?)程度の電気でも、体内の心臓のすぐそばに電極設置して流せば人は死にます。
じゃあなんでレモン電池に触っても死なないかというと、電圧が低くて、それなりに電気抵抗の高い皮膚を突破して体の内部まで電気を流す力がない、というのが一番簡単な説明です。ですので、電流電流とうるさい人たちが批判している、電圧の方を気にした報道の方が、相当に理に適っていると言えます(最初に100Vが流れていたとか飛ばし記事書いたどこぞの新聞、オメーはアウトだ)。
いいえ。電気さくに触っても死なないのは電流制御とは別の方法です。というか電流値をそんな高度に制御できたら苦労はないというか次の開発機で頼みたいことあるから連絡よこしやがれ下さい。
「0.9997秒ぐらい電気が流れてない時間→0.0003秒ぐらい4000Vの電気が流れる→0.9997秒ぐらい電気が流れない時間→……」
の繰り返しで動いています。
前回貼った基礎資料、https://nippon.zaidan.info/seikabutsu/1999/00268/contents/039.htm
の最初に、『表4.1.2 電撃時間に対する危険接触電圧と危険電流』が掲載されています。
見ると分かるとおり、感電の危険さは、電流値そのものだけでなく、電気が流れる時間にも大きく左右されるのが分かりますね。
市販の電気柵がショックだけで済む最大の理由は、電気がこんな短い時間しか流れてないからです。電流値とか関係ない。そりゃ4000Vだから、瞬間的には100mAとか1Aとかの、ずっと流れていたら人が死ぬぐらいの電気は流れますよ、そりゃ。普通に売ってる市販品で0.0003秒しか流れない電流値を制御するとか無理の無理無理です。
逆に言うと、今回の事故は「400Vの電気がずーっっと流しっぱなしになっていた」から起きた事故です。電流とか、さらに何一つ関係ない電力とかを気にしてるブコメは貴様の知ってる電流制御の方法をよこしやがれ下さいお願いしますと言う感じです。
繰り返しますが、人が感電で死ぬのは大火傷するような大電流が流れたような大事故でないかぎり、心臓近くに電気が通って心筋が誤作動してしまったからです。それを引き起こすのは大電力ではありませんし、大電流でもありません。そんな深いところまで電気を届けるだけの高電圧か、あるいは人体の電気抵抗の低下です。
今回は「400Vという高電圧」と「水場で体が濡れて電気抵抗が下がっていた」の合わせ技で起きた悲劇とみるのが普通です。
今回のような感電事故では、普通のブレーカー(やヒューズ)は役に立ちません。普通のブレーカーの役目は大きく二つ、
「電気の使いすぎの防止」と「短絡事故(ショート)が起きたときの遮断」です。
電気の使いすぎ、というのはよくあるエアコンと電子レンジを同時に入れるとブレーカーが落ちる、という奴ですね。電気は電線で運ぶのですが、電線は超伝導ではないので抵抗があり、電流を流すと発熱します。流れる電流が増えれば増えるだけ発熱し、最終的にはどっかで発火するか溶着するかします。
短絡もほぼ同じですね。コンセントの両極を金属(のような抵抗の低い物)で直結するととんでもない大電流が流れるので、遮断しないとさらに大変なこと(最悪、電柱の上のトランスが焼けるとか)になります。
ブレーカーの動作電流は様々ですが、基本的には一般家庭向けの契約だと最小10Aなので、これだと人を何回も殺してお釣りが来ることになります。ブレーカーで感電事故を防ぐことは望み薄です。
感電事故を防ぐ上でもう少しアテになるのは漏電遮断器です。現状、新築の家であればホーム分電盤は大抵は漏電遮断器がついてて、30mAとか15mAの漏電が起きると止まることになっています。
ですので、仮に報道の通り、100Vのコンセントに400Vに電圧上げるためのトランスが直結されていたとしても、本当なら30÷4や15÷4で7.5mAや3.75mAの漏電で作動する、はずです。このぐらいの電気ではなかなか人は死なない、はずです※。
※なお漏電遮断器が本当に人命を守るための機器かというと微妙な部分もありますが、そこ書いてるとやっぱり長くなるので省きます。
技術的に言うと単巻トランスの一種です。出力電圧を連続的に変化させることが出来て、交流を使った実験をやるときにはとても便利です。うちにも何台かあります。
で、「電圧を変えることが出来る」という文言だけ見て勘違いした人がいただけでしょう。普通のスライダックは100V入力でも上限電圧はせいぜい130Vぐらいです。100V入力して400V出て来るとかそんなスライダックがあったら便利だからよこしやがれ下さい。
「2次側(いや実は1次側かもですが)に複数の端子がついていて、どこに繋ぐかで出力電圧が変わる」というよくあるマルチタップのトランスでしょう。
余談の余談ですが、スライダックというのは本当は(今話題の)東芝の商品名だったんですが、現在は製造されてません。ですが、『出力電圧を連続的に変化させられる摺動型単巻トランス』のことはみんながみんなスライダックと読んでて違う呼び方してる人に遭遇したことはないです。
西伊豆の感電死事故は「電気柵」という名前の印象だけで素人が勝手に100V通電したものを作っただけで、市販の電気柵とは似て非なる、単なる人殺し電線に過ぎない。ただしこのような使い方をすれば漏電ブレーカーが落ちる可能性もあり、そこを意図的に回避しているとしたらさらに悪質。
状況がはっきりしなので、現時点での報道、主に以下の二つのソースに依存。
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20150720/CK2015072002000095.html
http://www.47news.jp/CN/201507/CN2015072001001513.html
47NEWS(共同通信)の記事にははっきりしない点もあるが、『川遊び中に倒れた小学生の男児が左手に重いやけどを負っていた』は気になる。火傷を負ったから相当な電気が流れたはずだが、この男児は死亡していない。
さて、死亡せずに火傷するような電気を浴びようと思ったら、一番簡単な方法は火傷する部位に限定して電気を流すことである。
つまり、この男児が左手で電線を握った状態で倒れた、と考えると一応辻褄は合う。
電気というのは極が最低2つないと流れない。理科の時間にやったように、直流の場合は+極と-極。電気柵の場合、電線側とアース側となる。アースって何かと疑問に思う人もいるかも知れないが、文字通り大地、地面のことである。地面は電気をよく通す導体である。
電気さくの原理は、電線に電気を流しておくと、動物がそれに触ったときに、
電源装置の電線側端子~電線~《動物の体》~地面~電源装置のアース側端子
という経路で電気が流れてビリっと来て「うわっ」とびびって動物は近寄らなくなる、というもの。
参考:http://www.getter.co.jp/electric_fence1.html(イラストがかわいい)
参考:http://kitaharadenboku.com/cyoujyuu/power.html(記述が詳しい)
つまり、空中浮遊して移動する動物がいたら、体が地面に触れてないので電気は流れず、電気さくでは防げないことになる。
閑話休題。最初から電線が水中にあったのか、陸上にあったのを掴んで水中に転落したのか、はたまたもっと違う状況だったかは不明なので立ち入らないが、とりあえず火傷した男児が電線を掴んだ状態で倒れていたとすると、
という経路で電気が流れることになる。これはこれで危険だが、人間が感電死する場合、胸部を通過した電流が心筋を誤作動させて心臓を止める、というのが圧倒的1位である。この経路なら、手の火傷で済んで命に別状なかったとしても説明は付く。
で、大人二人が亡くなっているのは、たとえばこの男児を助け起こそうとしたときに、
という経路で電気が流れて、この際に運悪く心臓近くを十分な量の電流が流れてしまった、という状況や、もしくは男児が掴んでいる電線をはずそうとしたとか、電線を踏んでしまったとか(この場合の経路はなんとも言えないが、こういうのでたまたま心臓近くまで電気が通ったというパターンも考えられる)、そうやって感電した、と考えれば辻褄は合う。
一応補足しておくと、
人間の体、特に皮膚は絶縁度が高く、乾燥していれば1万Ω程度はあり、これなら仮に100V電源に触れても流れる電流は10ミリアンペア程度で命に別状ないことがほとんどである。
参考:https://nippon.zaidan.info/seikabutsu/1999/00268/contents/039.htm
ところが、この絶縁機能は水濡れで簡単に低下する。今回のような水遊びをしていたケースでは皮膚の電気抵抗はほぼ期待できないレベルまで下がっていたと推測される。人体内部の抵抗は慣習的に500Ωで計算することになっているので、皮膚の電気抵抗がゼロだった場合、100Vでも200mA(とても危険)が流れることになる。
平成21年に淡路島で起きた死亡事故は、法令上の電気さくでなく、「100Vの電気が剥き身で流れている電線」の事故で、電気的に言えば家庭用コンセントに金属製のドライバー突っ込んで感電死した、と大差ないぐらいの危険行動だった。
電気さくメーカー各社はそんな危ないものではなく、感電死などの事故をさけられるように工夫した電源装置を作っている。
今回、中日新聞は100Vが流れていたと書いているが、これはまず考えられない。記者が現場に到着した時点で電気が流れていたとは考えにくいし、流れていても近寄って電圧を測定できたとも思えない。もちろん、たまたまテスターをもった記者が現場近くにいて、警察が駆けつけて現場保全する前に到着し、修羅場となっている事件現場をガン無視して電気さくの電線をわざわざ測定したら100Vだった、という可能性もゼロではないが。
また、47newsの記事に『家庭用コンセント(電圧100ボルト)と変圧器を介してつながっていたことも判明』とあるので、これは普通は「電気さくには100Vは流れていなかった」というニュースである。
変圧器というのは電圧を変えるための装置であり、電圧を上げるものも下げるものもある。この文章は、例えば充電中の携帯電話のバッテリーが発火した事件を報道する時に「充電器の電源が100Vだった」と書くのと大差ないレベルで「いや報道すべき事は他にあるだろ」としか突っ込みようがない。
例えば使用状況が悪くてコンセント側(1次側)の電気がそのまま電気さく側(2次側)に流れる、という事態もあり得なくもないが、なかなか考えにくい。
分かりません、としか答えようがない。47newsの記事にある「変圧器」が何か分からないからである。
電気屋が「変圧器」と言ったらそれは普通は変圧器(トランス)単体のことなのだが、この記事は訂正前は『変圧器は付けられていたが、作動していなかった可能性もあるとみられる』という、電気屋的には謎としか言いようのない一文が入っていたので、執筆した記者にあまり電気の素養が無いことはほぼ確定している。
よって、
などの場合が考えられる。もっと言うと、コンセントでも200V用とかあるので、警察の人や記者が誤解していて、100Vでなく200Vだった可能性すらゼロではない。
お手上げであり、続報を待つしか無い。
これも分かりません、としか答えようがない。上記の状況のいずれかが不明なためである。その他、この家の受電状況とか漏電ブレーカーが付いてるのか付いてないのか故障していたのか否か等、分からないことが多すぎるためである。
お手上げであり、続報を待つしか無い。
最近は日本でも送電線やマンホールの蓋を盗むような事件が目立ってきた。
戦後すぐとかそういう時期にも多かったのかもしれないけど(想像)、バブル以降はそんなになかったはず(これも想像)、ゴマキさんの弟も銅線盗んで捕まったんだっけ。
何年も前に聞いた話だけど、どこか東南アジアに大金をかけて海底ケーブルを引いたんだそうな。ケーブル敷設作業は近隣の住民も雇って実施されたので彼らは埋設されている場所を知っていた。村人たちにはインターネットがもたらす恩恵など理解できなかったから工事が完了して企業の人間たちが撤収するとすぐに目先のゼニ稼ぎのためにケーブルを掘り起し売り払おうとしたのだが、それは銅線ではなく光ファイバーだったため一銭にもならなかったという。
まあそんな小話が出てくるぐらい、貧しい国において路傍の金属を盗んで売る作業ってのは日常的なんだと思うんです。そういう国でもあらゆる電線やマンホールの蓋や鉄の門扉を監視するわけにはいかないはずだ。だからと言ってインフラがまったく機能しなくなるほどの窃盗被害があると聞いたこともない。どうしてなんだろう?
もしかしてそういう窃盗の罪や罰がやたら重い設定になっている?片腕切り落とすとか鞭打ち90回とか、警官の機嫌が悪いとその場で射殺とか。
日本で多少の銅線を盗んでも刑罰はそこまで重くないでしょ。僻地で誰にも見られずに実行可能で、解体したり溶かしたりしちゃえば足もつきにくそうな感じなので今後はどんどん増えるんじゃないかなあ。
同じような条件で実行できる犯罪として放火があるけれど、こちらはかなり重い扱いになってるはず。日本でも金属泥棒の。片腕を切り落とした方がいいんじゃないだろうか。
東口じゃなくて西口。芸術大学向けの予備校がある近くだった。吉野家があった道の丁度一本奥側なんだけど分かる人いるかな。
ふと気付くとなんか淡い青い光が目の前数メートル先に見えたんだ。真っ昼間なんだけど。
なんだぁ?と思って見上げると電線に鳩かなんかが停まっていてそいつから光が出て丁度懐中電灯みたいに青い光が地面に照射されてるんだ。
まぁきっと疲れてるんだろうなぁと思って見なかったことにしてそこを足早に通りすぎたんだけどやっぱり気になって
後ろを振り向いたらやっぱり鳥からその光が見えてた。
で、それでも自分自身信じられなくて、ちょっと歩いてまた振り返ってみたりしたんだけど、こっちが数メートル歩くたびに電線づたいにその鳥がついてくるんだ。
さすがにちょっと気持ち悪かった。
誰か他に人がいたら声を出して自分と同じものが見えてるか尋ねたかったんだけど、見回してもそのゆるやかな坂道には誰もいなかった。
で、ちょっと怖いもの見たさもあって、道を戻ってみたんだ。どうなるかなって。
そしたら鳥はついてきた。
道を進めばついてくる、戻ってもついてくる。2、3回往復したけどついてきたよ。
間違いないなこれなんかあったなって思った。
家族に何かあったんじゃないかと急いで家に帰って家に電話した。
青い光の鳥を見たことも話したけど、話した内容に特に気持ち悪がられることもなかった。
まぁきっと変な夢でも見てたんだろうと思われたんだろうなぁ。
すぐに外にもう一度見に行ったけど鳥はもういなかった。
そう言えば光を見てた時、途中で怖くなって鳥に話しかけたりしたなw
返事は何もなかったけどさ。
これだけ。特におちはないんだこの話に。
ただ良くわからないものを見たよって言うだけ、今なら写メ取ってただろうけどその当時持ってなかったし。
世の中色々怖い話とかあるけど、ちょっと不思議で、でもなんともありませんでしたーっていう小さい話って全然見ないし、
自分みたいにちょっと話すのに抵抗あるだけなのかもなあと思って書いてみた。
2-3年に1回とかたまーに不思議なことはあるけれど一番最初はこれだったなーと思う。
実はその鳥が何かの実験でライトぶら下げてましたとか情報あったら全然OK。
すっきりするし。
あとは、それ見たことあるよって言う人がいたら一番うれしいかな。
テスラの技術はフリーエネルギーへの転換が出来るので封印されたのです。「 ニコラ・テスラの名前は、最近やっと知られるようになってきた。
私は彼のことを学校では一切教わらなかったし、マスコミでその名前が報じられるのを聞いたこともない。つまり、彼の存在自体が完全に「封印」されていたのである。彼の発明であることを知らずに、我々が利用しているものは数多くある。その代表的なものが、交流電流であり、その他リモコン、無線、ラジオ、蛍光灯、電気モーターなどである。電気といえばエジソンと教わったと思うが、エジソンはニコラ・テスラを隠すためのカムフラージュに過ぎないのだ。彼がなぜ歴史から消されてしまったかといえば、それは彼が最終的に彼らの支配を拒否し、彼らに敵対してしまったからである。
現在も状況は変わっていないが、電力には巨大な利権がともなう。
つまり発電、送電をはじめ、電線や部品、発電所など、無数の会社が関係している。しかしテスラが考え出したのは、無線で電気を送るシステムだった。送電線は必要ではなく、世界中の人がどこからでも電気を受け取ることができるという画期的な発明だった。しかも大気中のエネルギーを電気に変えることができたのである。つまり発電所は必要ない。オーロラが蛍光灯と同じ原理で光を放つように、大気中には膨大なエネルギーが存在していることを彼は知っていたのである。
ラジオを聴くとき我々はダイヤルを回し、周波数を変えて望みの局を探すが、テスラの技術もこれと似ている。つまりある周波数にチャンネルを合わせることで、電気の材料となるエネルギーを取り出すのである。つまりラジオの電波のように普段は意識せず見えないが、チューニングを合わせることでそれが顕在化するのだ。
しかし驚くことに、テスラが送ろうとしていたのは電気だけではなかったのである。
彼は同時に、文書や画像、音声、映像などあらゆる情報を送ることを考えていたのである。つまり、現在のインターネットであり、それを彼は100年も前に実現しようとしていたのである。しかしこの発明は、時期尚早で画期的過ぎた。
彼の発明が実用化の1歩手前まで来た時、電力利権を牛耳る「支配者」たちは、それが実現してしまうと自分たちの利権が独占できなくなることに気がつき、危機感を抱いたのであった。そして結局、これまで彼の研究を援助していた「支配者」たちは態度を一変させると、テスラへの総攻撃を始めたのである。ウォーデンクリフ・タワーは破壊され、研究所は爆破され、何千時間も要した苦心の研究成果が灰燼に帰したのである。
彼の発明は「封印」され、軍事機密扱いになったが、米国は彼の研究成果を取り入れ、「HAARP」をつくり上げている。そしてインターネットもそうである。今や、全世界のインフラが、テスラのつくった仕組みを採用している。それなのになぜテスラは教科書には載らないのだろうか。つまり、教科書に何を載せて何を載せないかもまた、彼らの支配の下にあって決められているからである。
諸悪の根元・・利権 ということは、莫大なお金と大きな権力さえあれば、新しい技術はいとも簡単に「封印」することができるのである。そしてこの「金」と「権力」を持った代表が、まさに現在の「石油業界」なのである。
ではなぜ、こうした偉大な発明が未だに実用化されず、日の目を見ていないのだろうか? それどころか、そうした事実すら知らされていないのはどうしてなのか。その答えはただ1つである。世界を支配したい人々によってすべてが握りつぶされ、我々がその恩恵にあずかれないように徹底管理されてきたからである。」
すべての始まりは「石油利権」の誕生からそして「原子力利権」に至るまで・・・この利権意識を捨て去り、分配、共有すると意識を人類が変えない限り、人類の至福繁栄は訪れない。超古代文明がたどった愚かな末路になりかねない。
Rie Solisramirez wrote a new note: テスラの技術はフリーエネルギーへの転換が出来るので封印されたのです.
Oct 16
https://m.facebook.com/notes/rie-solisramirez/テスラの技術はフリーエネルギーへの転換が出来るので封印されたのです/753060034720101/?ref=bookmark&__user=100000483333692
気がつけばお前は死んだほうがいい、俺は死にたいということばかり考えている。
交差点を見ると轢いてくれないかなと思うし、階段を見ると滑って頭を打たないかなと空想する。でも最近は線路を見ても吸い込まれそうにはならなくなった。進歩かもしれない。
人と喋っていても(俺は会話できないから一方的に話される)ほとんど頭に入ってこない。言語能力の問題以前にコミュニケーションする気力が無い。人の話にそんなに興味が無いのが原因である気がする。俺は自分が最低なゴミだと認識しており口を開くと良くない言葉を発してしまうのでなるべく口を閉じるようにしている。能動的に発話する機会があるとあとで非常に後悔してもう二度と話さないぞという気分になる。
自称友達のいない人間や自称コミュニケーション障害の人間がツイッターの俺のタイムラインで仲良く会話している。非常にエモい気分になる。俺のツイッターは自分でもなんだかよく分からない独り言をつらつらと書いているだけなので読んでも気持ち悪くなる作用しかない。
いつから死にたいと考えていたか、遡ると小学校の頃からだったような気がする。その頃から俺はどうしようもないクズで人間の底辺だと日々自分に言い聞かせていたような気がする。楽しかったはずの記憶は直近のも含めて大体忘れてしまったり、俺が体験したのだという感触を失ってしまった。
大学に入学した直後、本当に死にたくなってさすがに不味いと思って適当な施設に駆け込んだ。尋問によって強迫性神経症?と診断されて薬を渡されて飲んでいた。飲んでいる間は確かに死にたい気分は失せていた。その代わりに何も考えていない自分が残った。半年程で通院を辞めた。死にたさは薬を飲み始めた前後で別の質感を持つようになった。薬は余っているけど今は飲んでいない。蓋しあそこは俺みたいな中途半端な人間が行ってはならない場所なのだろう。医者も快方に向かっていると言っていた。良いことだと思う。たまにDMが来て電話しろと言われるが電話が怖いのでしていない。
趣味はあったけど興味がだんだんなくなってきた。中学生や高校生の頃はプログラミングに傾倒してゴミみたいな能力しかないのに承認を貰うなどしていた。音楽とかも好きだった。今も気が向いたときに続けてはいるけど最近は何が楽しいんだか分からなくなってきた。技量もそんなに伸びなかった。新しく何かを始めてももう何にも熱中できないんだろうなと考えると絶望的な気分になる。これからの人生で楽しいことや運命的な出会いをすべて素通りして生きていくのだと思うとどうしようもなさしか感じない。
死ぬ方法はおおよそ考えている。どっかのYouTubeの自殺阻止を喧伝する動画で、コンセントに電線を指して胸に当てて死んだというのが大変参考になった。今は死にたさのラインが苦痛のラインを超えてないから当分は死なないだろう。でも将来も何も考えていないので早いうちに死んだほうがいいと思う。
本当はもっと書く予定だったけど書いたら安定してきた。プレビューを押すと全然行数が無いので驚いた。俺は普段から何も考えていないんだなと思った。
5月31日に鉄分の濃い有志11人で「大人の遠足」に出かけました。
写真ありきの記述になっているので、時折意味不明なのはご容赦を。
東京メトロの葛西駅集合ということで地下鉄東西線で行ったのですが、ほとんどの電車は水色のラインの電車なのに、偶然にも東葉高額、もとい高速鉄道の電車が。一般の人にはJR中央線に見えるのではないかと。
今日は5月31日。明日6月1日から都営地下鉄が消費税転嫁のため値上げとなります。4月に一斉に足並みを揃えられなかったので、東京メトロはじめ通しのきっぷ(連絡きっぷ)を販売する各社は二度手間を強いられました。
東京メトロの案内ポスター。下の方には各駅間の運賃が掲載されていますがポスターとは思えないフォントサイズ。視力5.0くらいなら読めるかも……
首尾よく集合して、まずは東京メトロが運営する地下鉄博物館へ。
入場券210円。少し前に来た時は自動販売機はPASMO非対応だったと思います。しかしこの自販機、使いづらかった。
スマホ(モバイルSuica)をタッチして、紙の切符を購入。その先には自動改札機が……やっていない。そしてさらに先には有人改札。なんだかよくわからないですが、切符を切ってもらうのはいいものです。
チョキン。
入るとまず出迎えてくれるのが、丸ノ内線の赤い電車です。側面には∞∞∞のような模様(正弦波:サインカーブ)がありますが、塗装ではなくステンレスなのです。ドアが開くところもちゃんと。
普通の電車は電気を天井上の架線から取りますが、丸ノ内線などはレールの横にあるもう一本のレール(第三軌条:サードレール)から電気を取ります。SがShoe(シュー:集電靴)、FはFuse(ヒューズ)だったかな?そして電線の部分以外は「木」!確かにここが金属だったら車内で感電しちゃいますね。こういうマニアックな部分が「大人の遠足」ならではです。
銀座線の集電靴。これは「木」とハッキリわかります。
銀座線の車内。電気が流れている第三軌条の切れ目では、昔車内が暗くなっていて、その時にこのランプが点いたそうです。
・ラインカラーがありません。
・溜池山王駅がありません。
丸ノ内線の車内。運転士側は箱に入っていますが、車掌側は開放的ですね。
日本で一番古い銀座線。開業時から「打子式ATS」という、赤信号を超えた時の緊急停止装置がありました。丸ノ内線では98年まで現役でした。
レールにくっついた白い打子が車体の弁のレバーに当たり、ブレーキ管の空気が吐き出されて非常ブレーキがかかります。
これはなんのためのものかよくわかりませんでした
副都心線開業時の記念PASMO。開業直後は毎日「!」でしたね。
メトロ3本目の日比谷線の開業パンフレット。丸ノ内線の新宿から先は「荻窪線」と言っていました。450億円というのは今のどれくらいにあたるのでしょうね。
東横線との直通は終わってしまいました。
お金を入れると通れる改札口です。実際に試せます(お金は戻ってきます)。
リコ式のつり革。RICO社なんですね。頭を打つと痛いです。
日本人が「たん」をはかなくなって随分たちます。「たばこ」ものめなくなりました。まどは開かないので「かほ」や「て」も出せません。
春場所の案内。当時は11日間だったのでしょうか。
マネキンに何か貼ってあります。固定資産使用シールです。そこに貼らなくても……同行者はべつの場所で、遺跡からの出土品に貼ってあるのを見たことがあると言っていました。
中央線の旧万世橋駅はリニューアルオープンしましたが、銀座線に「万世橋」があったのは知りませんでした。「時代の最尖端を行く雷門直営食堂」とはどのようなものだったのでしょう。
13号線(現副都心線)の工事中のポスター。新宿七丁目、新千駄ヶ谷という仮称でした。
輸送指令室のシミュレーションコーナー。駅でのトラブルにどう対応するか。正解は写真の後に。
正解は「ドアを開けたのち……」でした。お客様第一ではありますが、ダイヤも守らなければいけません。
こういうのを見ると、もともとなんと書いてあったのか「き」になります。
東京メトロでの車内冷房導入は極めて遅く、銀座線、丸ノ内線はスペース的な問題もあって、92年にようやく冷房車両が登場しました。長年、トンネル内の温度上昇を抑えるために、トンネルを冷房して、窓を開けるという形をとっていましたが、その点の展示は見つかりませんでした。
以前の案内表記。「国鉄線」というのが懐かしいです。
銀座線のルーツは、浅草~新橋の東京地下鉄道と、渋谷~新橋の東京高速鉄道です。こちらは東急の総帥、強盗、もとい五島慶太氏が率いる鉄道でした。地下鉄の父、早川徳次氏は経営権を奪われてしまいますが、営団、東京メトロはやはり早川氏や東京地下鉄道を誇りに感じているようです。しかし、百貨店と一体になった渋谷駅は、東京高速鉄道ならではのものではないでしょうか。電車は「三越前」まで直通してしまうのですが。
図書室に立ち寄ります。営団地下鉄の建設史は「東京地下鉄道○○線建設史」のような題名がついていました。年代が下るにつれて、東京の地下は複雑になり、半蔵門線大手町界隈の工事では各所と協定を結んだようです。
営団地下鉄は電車のスタイルや制服などでなかなかの洒落っ気があったのですが、一風変わった「マナーポスター」も有名です。図書室にはマナーポスターをまとめた本もあるので、是非ご一読を。先ほどの空調に関しては「窓を開けよう」というポスターが何度も作られているのがわかりました。
こちらで少し紹介されています。
http://jipangnet.blog.fc2.com/blog-entry-101.html
車体が動く本格的なシミュレーターもあります。写真撮影は自由だがビデオ撮影ご法度というのは、やはり警備対策なのでしょうか。
この「出口」は旧デザインですね。
さて、葛西駅から西葛西駅に移動します。またもや東葉車でした。通過待ちに一枚。
都バス「亀29」系統で亀戸までやってきました。駅は正面の白いのではなく右の茶色いビルでした(笑)。
東武亀戸線。東急世田谷線のようにメディアで取り上げられることも少ない、知る人ぞ知るローカル線です。駅番号は「TS44」東京、もといスカイツリーラインの支線扱いです。
次の目的地はここ。
8000系の電車が短い2両編成でやってきます。おでこに車体番号を書くのが東武流。
もちろん先頭に陣取ります(周囲の乗客の方、すみません)。
途中駅の「東あずま」。他の地名は無かったものか、と思うのは私だけでしょうか。まぁ、日暮里・舎人ライナーの「西新井大師西」駅よりはマシかもしれません。
「津覇車輌」東武にあまり馴染みがない私には、初めて見る銘版でした。
4駅目で終点の曳舟です。たった3.4キロしか走っていません。ここで乗り換えます。
福島県は会津田島駅まで向かう区間快速が通ります。このように、私鉄としては旅情を感じさせる列車が多いのも東武ならではです。
東向島(旧玉ノ井)駅です。この後昔の地図を見て、銘酒屋という言葉が出てくるのですが、そういう意味だったんですね。隣の駅の「鐘ヶ淵」は、For Beautiful Human Lifeのカネボウ、鐘淵紡績のルーツだそうです。
ドイツ有数の観光地、ローテンブルクの背後にそびえる東京スカイツリー(R)。
なんと、ここでは東武博物館名誉館長の花上嘉成氏から、説明を伺うことができました。写真はSL B1形です。
デハ1形5号電車。この斜めの支え棒?も見どころの一つだったそうなのですが、よく聞き取れず、すみません。
窓のブラインドは鎧戸。
上の小窓も開きます。
扉は手動。ゴロゴロと重々しく開閉します。
正面は五枚窓。側面には「草淺←→井新西」の案内がありました。
アルナ工機に保存されていた5700系5703号(前面部)です。搬出、搬入には相当苦労したようです。
戦後まもない1951年(昭和26年)の日光・鬼怒川向け特急、5700形5701号(ネコひげ)。後のデラックスロマンスカー(DRC)の先輩です。前頭部は搬入後に改めて当時の姿に戻したようです。
車内の様子。シートは前後に方向転換できます。あまりの人気に「補助席」も用意されました。デッキには売店も。昭和26年ですよ?
となりの小学校では運動会。土曜日に開催するんですね。実は中庭展示の車両は、小学校の校庭から搬入されたそうです。車両は重く、校庭を傷めてしまうため、校庭の改良工事があるわずかな期間で搬入しなければならなかったそうです。保存への熱意に頭が下がりました。
ロープウェイのゴンドラは生憎見られませんでしたが、搬入の様子が。
東武博物館は動かない車両の展示(静態保存)だけではなく、東武鉄道から車両を買い取って、動く状態での保存(動態保存)も行っています。この列車は貸し切りもできるそうです。6両編成の堂々たる電車の貸し切り!
参考:http://tusrail.seesaa.net/article/394766310.html
東武といえばDRC(デラックスロマンスカー)。カットされていますが、車内に入ることもできます。シート間の間隔が広いことにビックリ。新幹線に初めて乗った時に車両間のドアが自動だったことに驚いた人もいたでしょうが、実はこの自動ドアはDRCが日本初で、この車には「自動扉 AUTOMATIC DOOR」と書いてありましたが、宣伝文句は「○○○○ドア」だったそうです。
その後、博物館の奥の「ウォッチングプロムナード」。観察の小道とは?と思いながら階段を登って行くと、天井の低い、殺風景な、廊下とも部屋ともつかない場所へ。しかし右をみるとそこには窓が!
軽症「あ、スペーシアが通ったヽ(^。^)ノワーイ」
「いやぁわれわれ脚フェチにとっては実にたまらない場所ですなぁ」
模型のパノラマもありましたが、やっぱり東京スカイツリー(R)が……
東向島駅に戻り、東武浅草駅へ。後ろ2両のドアはホームがあるのに開きません。ホーム先端まで行くのは狭すぎるためです。
鉄道グッズをかけたクイズ大会が開かれましたが、難問ぞろいで、13問のクイズの1位は8問正解の方。
■オーソドックスな難問
■ひっかけ問題
「大手民鉄16社中、関東で一番営業キロが長いのは……」「東武!」「……ですが、では2位はどこでしょう?」
「西武」
「京成」
「正解は、東京メトロでした!」
東京メトロが大手民鉄というのを皆、見落としていたのですが、よくよく考えると営団時代から民鉄協に加盟していたわけで、酒が入っていたとはいえまだまだですね……
■マニアック問題
「日本で初めて貫通路に自動ドアを装備した東武DRC。その自動ドアの名称は?」
「マジックドア」
■無茶ぶり問題
「(私が利用する)井の頭線渋谷駅のアベニュー口の営業開始時間は?」
「……アベニュー口ってどこ?」
他にも、参加者の方の最近の武勇伝や懐かしい話を肴に、楽しい時間を過ごしました。
おつかれさまでした。