「阿部健太」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 阿部健太とは

2020-05-24

ライブハウス業界のすべきこと、行政のすべきこと

阿部健太郎 @abetokyo さんのツイート

https://twitter.com/abetokyo/status/1264365976834863106

ライブハウスに対する規制緩和基準は、既に職業差別になっていると思うのです。

https://youtu.be/uIp7l6bp-Lg

簡単に言うと

・都から業界感染防止ガイドライン策定してそれに基づいて行動しなさい」というお達しが来た

ガイドライン策定したり、そのための調査レポートを都が我々に送るべきで、それもナシじゃガイドライン決めようがないですよ って意見

・・・なんだけど、

これに対しての反対意見ぽちぽちツイートしてたら長くなってしまったので加筆しつつまとめとく。


ガイドライン策定(そのための調査を含む)が行政ではなくライブハウス業界仕事だ」という行政のお達しは、筋としては合ってるんじゃないかなー。

「まともな補償もないしそんなお金の余裕ないよ!」ってのはありそうで、それはもちろんなんだけど。

調査するからカネだせ、のほうが筋かなぁ。

一般的に、再発を防ぐべき何かについてはその過失主体に関わらず、当事者が再発防止策なりを取りまとめるものなわけで。

業界団体としても休業期間中に綿密な調査しているはずなので、そのデータをだすなり逆に「このデータくれ」って都に言うなり、ってのが建設的なんじゃないのかなぁ。

少なくとも都がイチ業界に対してサーベイランスをして分析レポートを出してエビデンスに基づいてガイドラインを作り、かつ責任を負う・・・ってのはあまり社会通念上ありえないケースだと思うけどな。

ライブハウス行政事業だった場合とか、逆に治療費ライブハウス持ちになってしまう、とかだったらわかるが、今回のケースはどっちでもない。

このガイドラインを作った結果新たに守られる(再開できる)のは「ライブハウス業界商売」だけであって。

そのためのガイドラインになんで行政自発的に行動しなきゃいけないのかっていったら合理性に欠ける。

※守られるのはライブハウス経営者個人、ですらない。彼らに対しては職業選択の自由も、生活保護もあるわけで。むしろ行政としては職業選択の自由をなくさないように景気をどうこうするのが当然最優先課題なわけで。

まあこれでライブハウス業界が、できる限りの範囲2020年2~3月の実態調査、例えば

・どんなスケジュール

・どんな客の入りで

・どんな客の感じで

みたいなアンケートすら取ってない、とかだったらもうサーベイもクソも無いので話にもならないけどね。

店閉めてて生活苦いから金くれ、って話はあんまり金出ないかもしれないですけど、

これこれの調査をこうするからこういう金くれ、データくれ、ってのは案外出たりしますよ。

マスコミ動かすなり議員経由なり、やり方の上手い下手によるけど)

まして結構話題の渦中の商売公共性高い問題なんだしやりやすい方だとは思うんだが、そのへんのトライの状況はどうなんだろう?

そのへん全部八方手詰まりだったら文句も言いたくなるでしょうし、動画のような不満もわかる。

ただ動画見る限り、

こちらが何も言わずとも行政が完全にサーベイを行ってガイドラインを決めるのが当然だろ」

と言ってるようにみえたのでそれはさすがに行政仕事じゃないよ、って話。

変なたとえ話になるけれども、

現在パチンコ賭博罪でしょっぴかれない理由は、

長い年月をかけて業界団体がまずヤーと決別し、

自分たちで検定仕様などの仕組みを作った上で、

行政の指示を仰ぐシステム運営しているからだよ。

(まあ警察利権とかの闇も残っているけどw)

「スロ6号機の出玉制限2500枚」とかを、

射幸性問題だぁ?だったらお前ら行政責任持って決めろや!

って姿勢だったらとっくに潰れてるか、取り潰されてるよ。

コロナ禍は長い年月の話でもないし、

法律とのすり合わせの話でもないんだけど、

業界」ってのにはそのぐらいの自律歩行能力が求められるって話。

このコロナ禍ウンヶ月あったわけで、さすがに第二波どうのとか、自粛解除とか含めて多少の未来予測はできて、それに基づいて各業界は生き残りをかけて必死にアレコレやってるわけで。

もしライブハウス業界が、この数ヶ月で

・休業判断

補償しろ

しかせず、アンケート調査もなにもしてません、ってんだったらさすがに救われないよ。救われるわけがない。

まして行政がなんでガイドラインまで作ってあげないといかんのよ。

暴論、病院電車経済水道ちゃんと動かすことに比べたら、

ライブハウス業界なんてあってもなくても人々の生活は回るんだから、何もしないんじゃ「お前らの業界の行末なんて知らんがな」って話になって当然。

現実論としては、大事なのは定量化しないとカネの話にも交渉の話にもなりゃしない、ってことです。

大人世界の基本。

例えばできる範囲での素人調査をして(アンケート電話でも2週間ありゃできる)、

「このくらいのハコでこのくらいのライブをやるとこのくらいのリスクがあるように思えます、だからこのくらい自粛します」

って定量化に基づいたガイドライン策定した上で、

それに基づいた補償交渉したり、

ガイドライン妥当性に文句がある?じゃあお前ら行政専門家検証しろや!お前らがガイドライン作れて言うたんやんけ!」って言ったり、

だったら話になるんですよ。

しろ都が「ガイドラインをお前らで作れ」って言ってきたのは、その話の取っ掛かりをくれてんだと思いますよ。

なぜならあまり業界が何もしないんで。

しろ今のご時世ってわりとガバガバお金くれる時代なのに、それを超えてライブハウス業界が何もしなすぎ、せめてこんな事から始めなさいね、っていう優しい指導しか見えない。

だいたい税金なわけですよ?

ライブハウスに1mmも興味ない人とかからも集めたお金なんですよ?

それをライブハウス業界側が、

「何もわかりませんがとりあえず閉めました、ただぼさっと閉めて何も調べてませんから開ける基準もわかりませんし、専門家調査して教えて下さい」

じゃあ、行政だって補償調査もどこまでどうカネや人をだしたら良いのか、何を指摘したらいいのか判断しようがないわけでして。

仮にも税金って人様からお預かりしたお金なんだからアラブ金持ちが「よっしゃわかった!音楽業界をワシが救ったる!」で男気マネー出してくれるのと違うわけですよ。

少なくとも色んな人が納得できる手続き必要

あいずれ後世から歴史を振り返ったときに、

コロナで潰れた業界と潰れなかった業界があり、

ライブハウス業界が「あーそりゃ潰れて当然だわ」って言われる側でないことを切に望みたいのである

ってなツイートを書いてたら、ご本人から

https://twitter.com/abetokyo/status/1264378442411241473

というお話があり、正直マジか・・・と思ったけれどもあとはもう努力に期待するしかないなと。

 
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん