はてなキーワード: 避難所とは
不思議だなあ。
職場のテレビでNHK流してるからちょくちょく「避難所に物資を取りに来てください。物資をくれる人はこの住所にお願いします」ってのを見かけて、まるで冒険者ギルドやネトゲのクエストみてーなこと現実でやってんぜ……DIVISIONの世界じゃん……と驚いてたのに、次の瞬間には忘れてたっぽいな。
対岸の火事なんてこんなもんか。
いやはや人間の薄情さには恐れ入るな。
これは本当に大変なことだよ。
なにせ、いざ自分が被災した時、助けてくれるのは愛着のある人間と行政ぐらいってことだからね。
東京で地震が起きたら大阪の人は助けに来ないし、大阪で地震が起きたら東京の人は助けに来ないわけだよ。
世知辛い。
数日前のこのエントリ
https://anond.hatelabo.jp/20240221143216
まぁ予想通り(あるいは書き手の計算通り)フルボッコだけどコメントの中で「できることをやれ」ってのが多い
でも世の中には「できることがなにもない」人間がいるって少しでも想像してもらえないだろうか
自分はキャンプでリンゴの皮むいたら芯しか残らず皮むき器使ったら引っかかって破壊し
翌日は申し訳なさすぎて食事の場には行かず川の水だけ飲んで1人徒歩で帰った
日常でこれなのだからこういう何もできない人間が避難所のような極限状況で行動すれば
もっと迷惑をかけるだろうし結局いつものように何もしないことが唯一の貢献になる
もちろん周囲の目の冷たさは想像を絶するだろうからきっと避難所にもいられないだろう
家に残って家の仕事(家事育児介護など)をしなければならない人がいる場合、家に残るのは女性の役割とされる
そうなるとその女性は休めない
それが家族間で役割分担した上での話なら、その女性は外で働いている家族(大抵は男性)に養われているんだからお互い様だ、とはなるが
その場合ですら「その女性が休める日も作るべき」というのが現代の風潮
有償労働の恩恵を受けない他人に支えてるもらってるなら搾取…というと言い過ぎかもしれないが
さっきここでも書いたけど
https://anond.hatelabo.jp/20240222173521
遊びに行ってるのかどうかもわかんないじゃん?
被災して避難所にいる状態でどこに何しに遊びに行くんだ…?って思うけどな
とりあえず生活を立て直すために片付けに行くか地域での撤去とか復興作業に参加するか
どっか住める場所を確保するために奔走するかだと思う
事情がなんもわかんないのに結果ありきでジェンダーロールだこれは!って言ってる記事ですごく作為的だなって思う
遊びに行ってるんじゃない?
ってか仕事してる男性だって休みはあるだろうから、休みは遊びに行くんじゃない?
むしろ何で遊びに行かないと思った?避難所にいる人間は一切遊んではならぬ、と思ってるの?
遊びじゃなくても何らかの用事で出かけてる人もいるだろうな、でもそれも「避難所にいる人間皆の利益となる事」ではない私的な用事なら遊んでるのと変わらんよ
ってかそこ重要?
仕事だろうが遊びだろうがその他の用事だろうが、そいつの為に無償で休みなしで食事を作らされている赤の他人からしたら関係ないんだが
何度も言うけど「俺様は仕事しているんだから他所の無職女は俺様の為に飯を作って当然!」って思ってんの?
「隣んちの奥さんは専業主婦だから仕事をしている俺の為に飯を作るべき、でも向かいの家の男は遊んでるだけだからあいつの為には作らないでいいぞ」とか?
これ?
「2次避難先に移動したり、仕事を再開したりして、避難所の女性の働き手が少なくなり、残された人の中で、役割の固定化が鮮明になっていた」
避難所のボランティアがあるから仕事は再開できないって言う女性がいるんだろうか…?
むしろ何で全員夫がいて夫が食事を作る女性たちの為に仕事や片付けに行っている前提なのか
夫がいる人も夫以外の赤の他人の男の食事を作る義務なんかねえだろうに
そしたらなんか手伝いに行ったんだなっていうくらいしか思いつかないじゃん
つーか二回目の訪問の時は女性も仕事に行ったりして人数減ってキツくなってるって話になってるだろ
まさか「仕事に行っていない人間は仕事に行っている赤の他人の為に無償で飯を作る義務がある」と思ってんの?
よく記事を読め
小山内さんらは今回の能登半島地震を受け、1月14~17日と、2月2~5日の2回にわたって、複数の避難所で支援活動を行った。
(略)
小山内さんが最初の訪問のときから気になったのが、日中の避難所の働き手が一部の女性に限られていることだった。
「仕事や家の片付けがあるからなのか、避難所には日中、働き盛りの男性の姿が見えなかった。残っているのは高齢者が多く、体を動かしているのは30~50代くらいの女性らが中心だった」
つまり上の「」内の話は「1月14~17日」、つまり地震後2週間くらいの頃の話であって今の話ではない
あと、「仕事や家の片付け」とあるのになぜ勝手に「撤去作業やら何かしらの作業」を加えた?そんな事どこにも書いてないんだが。
それに「仕事や家の片付け」だって食事を作っている女性たちからしたら関係ないだろ?
男性が自分の仕事をして得た給料はその男性のものだし、片付けている家も自分の家であって
家族でも親戚でもない赤の他人である食事を作っている女性たちからしたら、男性が稼ごうが自分の家を片付けようが自分には一切恩恵ないんだぞ??
これはでも変だなと思った
「仕事や家の片付けがあるからなのか、避難所には日中、働き盛りの男性の姿が見えなかった。残っているのは高齢者が多く、体を動かしているのは30~50代くらいの女性らが中心だった」
つまり多分これは男性は仕事や家の片付けやあるいは撤去作業やら何かしらの作業がからいないかもしれないわけで
なんもしないで遊んでるならカレーくらい作れやって話だけど
いないからってなんもしてないってことにはなんないのに
これはこの感想を言った支援団体の人がちょっとそういうジェンダー問題みたいなものにかぶれすぎてて
なんでもかんでもそう見えちゃう人なんじゃあないだろうかって思った
そんでそれを取り上げるこの記事もなんか意図があるんだかないんだかちょっとおかしくね?
こういう避難所にそういう問題があることも確かにあるんだろうし
そういうのは正しく指摘するべきだと思うけど
どっちが悪い、に落としちゃうと話が敵対関係にいっちゃうんだよね。
何かやってる側が仕事抱え込んで外に出さないのはもちろん問題だけど、職場と違ってそれを解決してくれる上司役が家庭や避難所にいるわけではないし、やってくれてる人に的確な指示まで求めるのはやりすぎだなと。避難所では自然発生的にそういう役回りの人が出てくるといいけど、まあ給料貰ってるわけではないしね…と。
一方でやらない側も、全体が進んでいる中で聞かないとわからないけど相手の手を止めてまで聞きまくるなら厄介者になるし、あまり勝手なことはできない中で「自分ができることを自分で見つける」というのは誰にでもできることではない。(職場を見ても分かるよね、やるべきだ!とかでなく現実としてね)
だから「やらないお前が悪い!」「言ってくれないとわからない!」みたいなのはどちらかが絶対に悪いに持って行くのは違うかなと思ってて、ネットとかだと必ずどっちが悪いのか決めなきゃいけない風潮あるけど(それは現に男は動かない!という攻撃によって可視化されている)、お互いに相手の立場を想像しつつコミュニケーションして、現場現場できちんと解決していくのが必要なんだよね。
現場いない、ネットで鼻くそほじりながらポチポチしてたり他人事なのにメディア様だぞと偉そうに介入してくるやつができることは、まあこんな辛さもあるよねと言うのは気づきにつながるからいいなと思うし、かと言って過度に相手を(特に属性でくくって)悪者にしないようにすることかなぁと。現場で対立するのは当事者同士やむを得ないわけで、それを焚き付けて火を大きくするのは、せっかく外にいて岡目八目できようもんな立場なのに人類的には損というか、ちょっと良くないよな〜って思うよ。
せっかく他人事にわざわざ首突っ込んで時間使って文字打つんだからさ、世の中にちょっとでもいい方向に行ってほしいな〜って感じでさ、もらい怒りで脳を消費しないで、冷静に一息ついてから書き込もうよ、なんつってさ、思ったりして。
いつも思うんだけど、露骨な差別的な言動への批判などを除いて、ジェンダーの平等は個人個人が背負うものじゃないんだよね。
必要なことは、社会経済的な構造と制度を、ジェンダーを平等にしたほうがより楽で効率的な仕組みにすることで、それは政治家官僚と経済界のリーダーの責任であって、しかも長い時間かかる。
日本の問題は社会経済的な構造と制度は性別分業のほうがはるかに楽な仕組みのままなのに、ジェンダー平等への意識だけが強まっていること。結果として「ライフワークバランス」でこれっぽちも生活が楽ならず、逆に押しつぶされている。
避難所についても、ジェンダー平等の理屈を先に立てるのではなく、いま現場で直面している問題の何が大変で、何をすると避難所の人々が楽になるかという具体的で実務的な話を先にすること。