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2017-11-05

anond:20171105095236

10月増田にありがちだった典型的16文字(改行抜いたら15文字)エントリはこんな感じ。

「男なら週刊少年チャンピオンだろ」

「お前にゃ向いてないからやめとけ」

「お前は自分心配でもしてろよ。」

「猫と同衾するし思い切り撫で回す」

逆を言えばこういうこと言ってる増田増田界でもクズだと

[][]増田投稿が増えすぎてファーストブクマカは辛そう

増田投稿数が増えてきていてファーストブックマーカーは全部に目を通すことにそろそろ限界を感じている人もいるんじゃないだろうか。

1日の平均文字数は春先の2月3月より4割増えた。以前が220ページの文庫本だとすると、今は310ページの文庫本を読むのに相当する文章である

一方で1本あたりの文字数は減った。トラックバック簡単にできるようになり、はてブでも余裕で収まる長さの日記が増えたようだ。そういう日記は読み応えが無いんじゃなかろうか。

2017年10月2017年2〜3月増減
1日の平均エントリ1,289721+79%
1日の平均文字数168,864121,338+39%
1エントリ文字数中央値5264-19%
1エントリ文字数平均値131157-17%
1エントリ文字数最頻値1613+23%
タイトルトラバURLである59%47%+24%

文字数には改行文字も含む

※2〜3月の集計期間は2017年2月1日から2017年3月24

平均値は超長文エントリあるかないかで値が結構変わってくる。文字数10文字台のエントリの頻度はドングリの背比べ。

10月増田にありがちだった典型的16文字(改行抜いたら15文字)エントリはこんな感じ。

「男なら週刊少年チャンピオンだろ」

「お前にゃ向いてないからやめとけ」

「お前は自分心配でもしてろよ。」

「猫と同衾するし思い切り撫で回す」

2017-09-15

[]能田達規ORANGE」全13巻

おまかせ! ピース電器店の人が書いたサッカー漫画

週刊少年チャンピオンで連載されていながら、その内容は少年漫画しからぬクラブサッカー舞台にしたもの

某所でクラブサッカー漫画といえばジャイキリフットボールネーションよりこっちが好き、という感想があったから読んでみた

ストーリーは弱小でつぶれる寸前の貧乏クラブに、昔恩人と約束たからということでめっちゃすごいストライカーが入ってきてF1(J1と同じようなもの)を目指してがんばる、というもの

主人公はわかりやす少年漫画ヒーローしてる

でも少年漫画クラブサッカー悲喜こもごもを描いてるのはなるほど確かに面白かった

ジャイキリとかよりもそこらへんはあっさりめに描写されててサクサク進むからどんどん読んじゃう

ただあまりにも主人公超人すぎるとは思ったけど

ケガひとつしないのはさすがにできすぎだろうと思った

あと五輪メンバーに選ばれてすぐ活躍したりとかね

クラブサッカーお金の話、サッカー協会の話、五輪メンバー召集される意味の話など、普通少年向けサッカー漫画しからぬものばかりでおもろい

ジャイキリでそういうのあるんだとは知ってたけど、もっと前にこっちが少年漫画でやってたんだなあ

むかつく悪人が最小限なのもいい

ラスト打ち切りっぽいけどメインのお話には一応ちゃんとケリをつけたのはとてもよかった

でもラストラストまさか本当に「俺たちの戦いはこれからだ!!!」って言って終わる漫画は初めてみたわwwww

まあ仮に続いてたとしてもおなじことの繰り返しでマンネリになりそうとは思ったけどね

スラムダンクとかとも似た展開があったりして、熱かった

でもトータルだとやっぱりいろいろ都合よすぎに進んだ感は否めないけど

一応各メンバーの掘り下げもそれなりに行われてたりしたし、ジャイキリおもろいけど長すぎると思ってる自分にとっては気楽に楽しめたいい漫画だった

2017-07-14

無性に

本が読みたい!

おすすめの本教えてケロ

ジャンルエログロじゃなければなんでもOKです。

【追記】

山田 胡瓜の「AIの遺電子」1巻読みました。AI時代の到来が言われてるの中で、どういうようにすればいいのか、考えさせられました

週刊少年チャンピオンにこんな漫画あるとは、ハカイジュウこの前読んでたのでギャップ半端ないです笑

2016-12-23

漫画図書館Zの漫画紹介(年代順)その2

その1(http://anond.hatelabo.jp/20161223120406)からの続き。

2000-2003 ななか 6/17 (www.mangaz.com/book/detail/45211)

ガリ勉クラスの中で浮いていた霧里七華(十七歳)が、ある出来事きっかけに心だけ六歳に戻ってしまった。心が子供に戻った彼女に幼馴染の凪原稔二や同級生雨宮さんが振り回されたりもしながら、十七歳の七華と稔二と雨宮さんの三角関係を描く漫画であるラブコメなんだけど普段のラブ成分は少なめで、大事なところでドバッとでる感じ。それと恋愛よりも人を思いやるという心の成長を主題にしているためか、幼馴染大勝利!とならない。

ヒロインタイトルにも名前が入っているとおり七華なんだけど、十七歳の七華はたまにしか出ないレアキャラだし、雨宮さんかわいいし、雨宮さん優しいし、雨宮さん頼りになるし、はじめはいじめっ子として出てきたのに、あっという間に稔二との過去話が補完されたし、実質雨宮さんがメインヒロイン(ちなみに人気投票下馬評ではぶっちぎりだった)。雨宮さんは、いつも赤面していて、だいたいいつも報われないんだけど、時々とても幸せそうな顔をする瞬間があって本当に応援したくなる。

でも本当はドミ子が一番かわいい

2002-2006 聖戦エルナサーガII (www.mangaz.com/book/detail/75451)

あらすじ

どこにでもいるような普通女子高生エルナは、普通の家庭で普通に暮らしていた。しかし都市部工事現場から古代ギムレー期の伝説聖剣が見つかったことで、彼女の血に隠された王族の魔力が彼女の運命を残酷に捻じ曲げていく。

携帯電話インターネット存在する現代的な科学世界の上で、真面目に魔法や空想の生物の力を扱ったらどうなるのか。魔法は通常兵器と異なり術者一人だけで大規模破壊暗殺行為が可能になる。そんな力がテロリストに渡ったら政府はどう対応するのか。

既存の力を軽く超えた魔法の力が存在することの恐怖とはどんなものか。SFファンタジーである

ギムレー期の伝説エルナサーガ」を描いたIと合わせてどうぞ。

2002-2004 てんしのはねとアクマのシッポ (www.mangaz.com/book/detail/44921)

絵がかわいい。意外とストーリーがしっかりしている。ふわふわキャラ可愛い

一応ストーリーを。天使が通う森の学園になぜか入学した悪魔のルカ。毎日天使ハニエルに振り回されながらどこかおかしい学園の真相に気がついていくストーリー

2004-2006 オレの子ですか? (www.mangaz.com/book/detail/44591)

  • 著者 : くりた 陸
  • 連載誌: THEデザート
  • 巻数 : 5

軟派な大学生潤が、身元不明女性からあなたのこどもです」と一歳児スミレちゃんを押し付けられてシングルファーザーをする話。

はじめはスミレのことをうっとおしく思っていた潤だけど、日々の成長を見守っていくうちに一人のパパとして成長していく。スミレが通う保育園の優子先生との恋愛も子育てと並んでこの漫画の中心となるが、スミレが本当に潤の子である可能性も出てきて、なかなか仲が進展しない。

スミレの戸籍上の父親で売れない俳優の椿吾郎が、愛のない家庭で育ったことで、子供の愛し方を知らなかったけれど、スミレと触れ合っていくことで過去を乗り越えていくながれがすばらしい。子育ては子供を成長させるのではなくて、子供とともに成長することなんだ。

まり結局のところ、幼児のスミレちゃんが愛くるしいのでホオを緩めて愛でましょう。

2005-2007 Dear Monkey 西遊記 (www.mangaz.com//book/detail/43941)

玄奘三蔵の妹テンテンが、妖怪の総大将 孫悟空に殺された兄の代わりに、旅の仲間たちと共に天竺を目指すストーリー、つまり西遊記。ところが、西遊記を作者が思いっきりやりたいようにアレンジしてしまった。

仲間の悟空オリジナル悟空クローンだったり、悟空師匠の悟浄が軍服の眼帯女だったり、昔の中国だって地の文にも書いているのに重火器携帯電話が思いっきり登場したり大変自由。果てにはロボットまでも出てくる。

しかしながらエンタメとして安定して面白いのでおすすめ

2005-2011 あかりや (www.mangaz.com/book/detail/46061)

  • 著者 : 赤美 潤一郎
  • 連載誌: ネムキ
  • 巻数 : 1

あかりや」というどんあかりでも揃っている店を舞台に、宮沢賢治の幻想的な香りに人の心のぐちゃぐちゃした猟奇臭を加算した奇妙な話の連作集。

例えば、子孫を残せずに死んでしまった渡り鳥が、鳥神様に許されるために渡り鳥の群れを導く光となる「第3話」のように残酷ながらも美しい話があるかと思えば、思いっきりカニバる「第2話」のような話があったりする。オススメ芸術家の業と歪な肉親愛が題材の「第4話」。絵を書かずにはいられない姉と姉が好きすぎる弟が、姉が事故で光を失ったことで尋常ではない共依存のような関係になってしまう話。

シャープな絵柄なので、ホラーによく合うし、後味も悪くない。

ところで機械人間のバイトちゃんがかわいい

2005-2008 寒くなると肩を寄せて (www.mangaz.com//book/detail/66821)

あらすじ

かつては浄水施設だった街で、街の一画と共に水の底に沈んだ家族に心を囚われるユィと貯水壁が壊れる夜を描く「水槽の街」、ツノと尻尾が生えた少女が、鬼に胸を貫かれてほぼ全裸になる「少女というより痴女だった」、真面目系とチャラ男系という完璧にタイプが違う中学生芹沢工藤が、偶然ビデオ店で出会ったことから共通の趣味を見つけ、友達未満になる話「友達だなんて思っていないんだ」などを収めた短編集。

作者である鈴木健也さんの描く人物は非常に肉感的なんだけど、特徴的な線かな。

一番のおすすめは「ジゼルとエステル」。サーカスの見せ物で美しいシャム双生児少女ジゼルとエステルが、エステル男の子に恋したせいで、(おもにジゼルが)物理的に精神的に引き裂かれる話。じつにえぐくて物悲しい。信じていたものに裏切られるつらさ。

こころがぐりぐりされる。

2006-2007 椿ナイトクラブ (www.mangaz.com/book/detail/121101)

おばか変態ギャグ漫画。ここで紹介するのは、フレイヤ騎士団ナイトクラブ)の美の化身こと鏡尋斗の必殺技、「男子魅了(読み: バンコラン)」効果: 男子を操る、に負けたから。ちなみに三巻の57-58ページ。あとブルマに対する作者の情熱がものすごい。

2007-2008 デュアルジャスティス (www.mangaz.com/book/detail/45941)

特撮アニメ、学園、そして拳である

人々が天を忘れた時、地の底から邪なものが這い出してくる。その都度、神は大地へ天の使いを送った。そう…邪悪を祓い、人々の心に再び天を抱かせるために…。

時は現代、地上に邪なものが現れると、彼らが現れる。天に選ばれた戦士たち、そう、「天空特警 アヴァロン」と「美少女天使 パレストリーナ!!!

特撮アニメリスペクトヒーロー漫画マッシヴなのに意外と理知的なアヴァロン(中身は不良)と目立つの大好きパレストリーナ(中身は生真面目生徒会長)のコンビがいい感じ。

面白いのが、天と邪なるものとのパワーバランスは天を信じる人々の数で決まるため、敵側が、現代情報社会であることを利用した情報戦イメージ戦略で攻撃してくるところ。現実でこれやられたらかなり人間不信になる自信がこの増田にはある。

2007-2008 モンスターキネマトグラフ (www.mangaz.com/book/detail/71031)

もし怪獣に変身することができるお姉さんがいたらってお話。

時代は第二次世界大戦が終わってしばらく経った日本主人公の間宮さんは興奮すると自分の意思に関わらず大怪獣に変身しちゃう厄介な体質の持ち主。大戦中はその能力に目をつけられて軍事利用されたり、戦後も政府監視下に置かれたりと自分の体質に翻弄される。
しかし戦後は怪獣映画メインキャスト(怪獣)を務めたり、自分の力に折り合いをつけだんだんと自分の幸せを見つけていく。

主人公関西弁バリバリなのがグッドポイント

おすすめ場面は、変身しなきゃいけないのになかなか変身できない場面で、秘密兵器(美少年のいけない写真満載の雑誌)を見て「あかんわー」と叫びながら変身する場面。

2009-2010 ラブんラブ (www.mangaz.com/book/detail/120121)

毎日ラブを探してラブにラブする中学生 相田愛子(ラブ子)をはじめとして、サッカーに生きるラブ子の幼馴染 国立カケル、年の離れた弟たちの世話で大変な砂田素直(すなちゃん)、クール勉強家 北王子学斗、おっとりして奥手の浦上麗(うららん)たちが好きな相手にドキドキしたり、意識していなかった相手意識してドキドキしたりする固い蕾のような青春漫画

他人のラブにはすっ飛んでくるのに、自分のラブにはうまく答えが出せないラブ子が素直でいいんだこれが。

あとラブ子のラブ暴走っぷりもいいんだけど、おっとりで学斗に一途純情のうららちゃんが、自分ではない女のことに頭を奪われてしまった男に興奮します。

「目の前の私をみていない 瞳」

「私以外の 誰かを 好きな瞳」

「ドキドキした 私 おかしい」

ふわふわ感がよかった人は「ふわふわカタログ」(www.mangaz.com/book/detail/115531)、変態感とエグみがよかったひとは「魔法少年マジョーリアン」(www.mangaz.com/book/detail/120131)と「姉さんゴーホーム」(www.mangaz.com/book/detail/120111)へ行きましょう。

前者は、月刊MOEで連載されていてもおかしくないフワフワポワポワな内容で、後者では、いたけない二人の少年がナイスバディなお姉様に変身して敵と戦う話と、大切な記憶を守るためにそれ以外を全て捨てて狂っていく女性の話が読めます

2010年代 ハルン谷テイル (www.mangaz.com/book/detail/126441)

古い村とその村に寄り添うようにしてある古城をめぐる一話完結型の牧歌的雰囲気漫画。村の近くに見えるお城だけど、近づいても近づいても一向に近づけなくて、離れようとしたらお城に近づいてしまうこと、池で水遊びをしていたら、水面に映った逆さ城の中に入ってしまう、など幻想的で牧歌的漫画

絵柄がかわいらしくて、ますむらひろしアタゴオルみたい。自身のHPで連載しているとのこと。

2010-2014 マジャン 〜畏村奇聞〜 (www.mangaz.com/book/detail/120651)

麻雀は絵柄を揃えたら役が出来るくらいしか知らないけど、この漫画は一戦いっせんに熱があって面白い

単なる麻雀の漫画ではなくて、マジャンという麻雀のルールに加えて特殊ルールトランプジョーカーみたいな牌が入っているとか)があるので、単なる麻雀好きの学生だった主人公が特殊ルールに苦しみながらルールを解き明かす部分を読者として共有できて良い。

麻雀要素以外にも、閉じた村、おどろおどろしい伝承、そして表面上は普通なのに、ある事柄にだけ一様に口を閉ざす村人など横溝正史的成分も満載。

麻雀は門外漢だけど、主人公の打ち筋がデータ・確率重視なところが現代的で面白いと思う。まあそのせいで、麻雀と異なるマジャンの特別ルールをはじめ、村の奇習/因習に主人公は振り回されるのだけど。

こちらのレビューが詳しい「竜騎士07が震撼した漫画「マジャン~畏村奇聞~」」(http://blog.livedoor.jp/inoken_the_world/archives/51895567.html)。

以上。増田的には全部何度でも読み返せるくらい面白いけど、あえてオススメするなら「ゆめのかよいじ」(https://www.mangaz.com/book/detail/43881)が一番心に残ったかな。ちなみに連載期間調べるのめちゃくちゃ大変だった。

最後に、面白い作品に出会えたことについて、漫画図書館を始めた赤松健先生に感謝。

2016-06-06

[]

炊けるになってイカちゃんにそんなにあばれたらぱんつみえるよっていって下は水着から大丈夫でゲソって自分スカートめくってみせてくれるってのをやりたい

もうちょっといちょうしたらすかーとめくりしたい

最初はおこるけどそのうちあきれてさげすんだ目で見られたい

いかちゃんが入浴中にイカちゃんの水着をきて股間をもっこりさせたい

風呂あがりのいかちゃんを、た、たけるよ・・・な、なにをやっているのでゲソ・・・ドン引きさせたい

イカちゃんといっしょに風呂はいりたい

タケルの身体だったらおkしてくれるとおもう

だいじなところがはれちゃったからちりょうしてほしいっていってあんなこといいなできたらいいなこんなゆめあんなゆめいっぱいあるけど

ああああああああああああ

イカちゃんイカちゃんイカちゃんイカちゃん

いつでもさがしてしまう どっかに君の笑顔を 週刊少年チャンピオンの中あたり こんなとこにいるはずもないのに

2015-10-06

私は他の人とは違う! と高らかに宣言したのに、その行き着く先が椎名林檎ファンだったりする。

典型から逃れるとき、典型から逃れたい人が陥る典型みたいなところに行ってしまう人が多い。

椎名林檎ファンにそれが多い。他にもある。男だったら週刊少年チャンピオンファンに多い。

お前は他の人と違うんだろ? なんで林檎ファンなんていうある種の典型に堕すのだ。なぜ折角ドラゴンボール宇宙から逃れたのにバキを読むのだ。

はいえ「他の人とは違う!」の流民の旅は苦難続きである。どこに行っても同類がいる。「他の人とは違う!」と宣言する同類がいる。

「他の人とは違う!」を本当に実践したら、多分すごく孤独だ。ジャニスジョプリンみたいに苦しんで、笑顔けが青空に溶け込んでしまってそのまま消え去ってしまうような、そんな寂しい湖水地方の風のような孤独

うんやっぱりそうだ。文章書いていた最初椎名林檎チャンピオン(IKKIでもいいのだが)に行き着く人をある種バカにしていた。でもこの段落書いているうちに「他の人とは違う!」を無限に突き詰めちゃいけないってことがわかった。どっかでとどめなきゃらなん。

ストライクゾーンのようなものが世の中のいろいろな要素にあって、そのぎりぎりを攻めるってのが気を衒う場合正解なんだろう。だから結局のところ、だいたい四隅にも人が集まる。

ボールばっかり投げ込んだら野球にならないのと同じで、人と違うを突き詰めたら人生ゲームがある種成り立たない。のだろう。

2015-02-01

祝「実は私は…」アニメ化

祝…と言いつつ不安も満載なのだけれども。少年チャンピオン連載の「実は私は…」が、アニメ化するとの話で、大変嬉しい。週刊少年チャンピオンからアニメ化と言えば、近年では「みつどもえ」「イカ娘」「弱虫ペダル」に続く作品となる(んだっけ?)が、単発ギャグ的な枠でなく、コメディストーリー系の作品アニメ化されるというのは、こうして見ると、なかなか高いハードルだったのではないか。

実は私は…」は、あまりアップトゥデイトな作品とは言えない。ギャグスピード感やキレがあるとは言い難いし、非日常バトル・ゲーム的な話がやたらと増えた昨今、展開は非常にユルく、かつ日常的だ。かといって、そういう方向で多産されているありがちなエロ萌え系(言い換えれば、インターネット環境日常でなかった頃の青少年向け代替エロ漫画方法論を用いた類型)でもない。多様なキャラクター宇宙人とか吸血鬼とか未来人とか痴女とか)を登場させるが、非日常的な性格異常者や極端な悪人アンチヒーローなどもいない。あくま日常的な、人間臭い、そしてもどかしいほどに進行の遅い恋愛コメディが延々と展開される学園もの…要は、'80年代高橋留美子な、古典的手法ドタバタギャグコメディだ。

この作品の美点は、一言で言って丁寧さだ。その特長は、4大誌の他社(講談社集英社小学館)ではなかなか実現しにくい資質であるように思われる。たとえば、恋愛感情への気付きとか、直面したときのとまどいなどを、キャラクターごとに丁寧に描き分けて、かつ無理がない。また、キャラクターの掘り下げ方一つとっても、たとえば第68話で、タダのバカエピソードと思われる回に、食べ放題の回のエピソード伏線として、さりげなく岡田みかんのサイドストーリーを2ページ差し込み、ぐっとキャラクターに深みを増してきたのには、感心させられた。脇役キャラクター使い捨てでなく、とても丁寧に扱われている。

また、個人的に、ヒロイン白神葉子の関西弁が非常に自然ネイティブから見て)であることも、ポイント高い。印象的な口癖であるちゃうねん」などは、その使い所・表情などをひっくるめて総合的に非常に納得のいく丁寧な使い方がされている。確かに、作者は神戸出身なのだから自然関西弁自体への理解は当然高いのだろうが、それを作品の中に効果的に落とし込むのは、また別問題だ。関西出身クリエイターでも、作品関西弁を上手に使える人というのは限られる。

そして、最後ストーリー構成の丁寧さも重要ポイントだ。時間の経過とともに少しずつ進行し変化していく感情人間関係、それに伴う呼び方の変化、成長していく人間像、などが、コメディに見せかけた中にもしっかりと描かれている。短編作家長編作家かの分類で言えば、作者の資質は間違いなく長編作家のそれに属していて、長いストーリーをしっかり構成する意識があり、安定感がある。

正直、そういったこの作品のよさが、アニメ化でどうなるのかいくらか不安が残るところではあるが、自分の好きな作品評価されるのはやはり嬉しいので、経緯を見守りたい。

2014-10-09

銀の弾丸は無いが、みなソレを求める

少子化に歯止めがかからないが、先進国なら当然だ。

恐ろしく子だくさんも家庭も居れば、主義として子供を作らない家庭もある。

それぞれの時代に、勿論色んな主義の人はいるが、社会的に「1つの正解」がプレッシャーとなると、大抵の場合それに従う。

まりだ。特殊な人が10%いて、うまくいかない人が10%いて、残りの80%の人間が、「社会的な正解」に従うとすると、

例えば、「父が働き母が家事をし、子供は3〜5人で、男子一生の仕事として滅多なことでは職を変えず土地を離れず」とすれば、

本来そうしたくはなかった人達をも巻き込んで、それが世の中の主流になる。

先進国は、当然人権がある。

国のために人民がいるのではなく、人民のために国がある。

貧困差別は無くす方向に向かう。

多様な価値観肯定される。個人が尊重される。

女性が働いても良いし、子供貧困には晒したくはないし、個人の自由尊重されるし、社会的な「押しつけ」はますます減る。

先進国人権尊重し、個人個人の価値観尊重するのだから当然だが、「XXまでに結婚しなければ」と言う押しつけは減る。

まりだ。特殊な人が10%いて、うまくいかない人が10%いて、残りの80%の人間が、それぞれの人生を生きはじめる。

まりは、子供を3人以上産む家庭は、とても少なくなる。

当然だ。元々そうしたくなかった人達に、自由が与えられたんだから

子供貧乏をさせたくないと思う人達が増えたんだから

から少子化先進国人権尊重副作用なんだと思う。

効能だと言っても良い。「子供を産む義務がある」と強要されない権利からだ。

この環境では、銀の弾丸は無い。

65歳で強制的安楽死させて、次世代にその分のリソース資金労働力)を回しても、

「65歳で死ぬなら、自由に生きよう」と思う人が増えるだけだ。

本気でどうにかしたいなら、3人兄弟や5人兄弟普通にするしかないが、

親が子に尽くし、子が親を支える社会は、もうやってこない。

虫垂だの農家の四男坊なんてのはやたらに切っちまっていいもんじゃないだろう」とブラックジャック勘当息子の回で言っていたが、

この時点で、息子達は田舎を出てひとりは東京、ひとりは大阪、ひとりは福岡と、還暦の祝いにも姿を見せない。

昭和52年3月21日号の週刊少年チャンピオンだ。

農家の4人の兄弟達は、同じく4人ずつ兄弟を家庭に迎え入れただろうか。東京大阪福岡で、できるだろうか。

たぶん、地方税たる固定資産税を全て国が召し上げて、土地の買い取りと都市への移住推進、

新規建築マンションの、父母兄弟4人の6人家族以上向け物件のみの建築許可のような、

人権を触らない形で、国民事実上強要する政策が無ければ、無理ではないだろうか。

そしてそれすらきっとライフスタイル強制として非難の的になり、先進国でその批判は正しい。

からもう、先進国少子化は避け得ない。

たぶん、あと30年もすれば自然に(限界集落が消滅集落となったように)都市は集積化し、地方は老人と趣味人だけになる。

3人以下の兄弟しか居ない家庭は、現在DINKSの様な目線が向けられるように「啓蒙」が進むだろう。

それでもきっと止まらないし、人口は減り続けるだろう。

銀の弾丸は無いが、人狼は街へやってくる。

2014-09-01

くまのプーさん完全保存版という映画がある

日本では1977年に公開された映画だ。

私は1985年生まれだが、この映画プーさんとの初めての出会いだった。

問題としたいのは日本語吹き替えについてである

このアメリカ製映画には、日本語吹き替えする際に配給会社が何社かあった。

そのため異なるパターン吹き替え翻訳が行なわれていたのだ。

やや込み入った話になるが、吹き替えには大まかに二つのパターンがある。

①BVHE版

こちらが現在に連なるプーさん系譜だ。日本人の多くがこの吹き替えに馴染んでいることだろう。プーさんの声は鷹揚とした例のあれだ。

ポニー版、バンダイ

プーさんの闇の歴史ともいえるのがこちらだ。プーさんは①と比較するとやや衒学的な雰囲気でしゃべる。

この文章を書いていることから明らかなように、私は②で育った。

幼いころ、何度もこの映画を見返した。

映像は同じだからストーリーは同じなのだ

大きく異なる部分は以下の通りだ

1.キャラ呼称が異なる

ラビット⇔②うさぎ

ピグレット⇔②こぶた

オウル⇔②ふくろう

2.声優全然違う

最大の違いはこぶた(ピグレットである

①のほうは御存じおっさんみたいなかんじの声優があてられている。

一方②では可愛い声の女性声優があてられているのだ。

(私は声優とか詳しくないしほとんどこだわりもないが、ここだけは②のほうが優れているのではないかと今でも思う。)




私はマイナーな方の吹き替えで育ったせいで、小学校の時に疎外感を味わったことがある。

ディズニーが好きな、クラスの支配的な女子がいた。

私も彼女とこの映画について話した。

しかし、ピグレットが何なのか解らなかったし、ラビット何となくわかったがオウル最初どのキャラのことか全然からなかった。

彼女には「本当にプーさん見たの?」などと言われる始末。

そこから私の今までの人生が決まった気がする。

私はみんながマガジンで『ゲットバッカーズ』や『GTO』を見ていた時、

私は週刊少年チャンピオンで『オヤマ!菊乃助』や『おまかせ!ピース電気店』を見る少年になってしまった。

ジャンプで言うと『ワンピース』は流し見て『封神演義』ばかり何度も見返した。

音楽もみんなが『175ライダー』や『ケツメイシ』を聴いていた時、『ナンバーガール』や『真空メロウ』を聴いていた。

他の分野についてもだいたいこんな感じだ。

見てわかる通り、ヴィレバンで個性を発揮する程度の大したことのない「こじらせ」なんだけど、

私のプーさん(というかこぶた)は、確実に、私の物の見方を変えたんだ。


今のおすすめ漫画だと市川春子宝石の国』。音楽だと『きのこ帝国』。どうだ大したことねー個性だろ。

ありがとうポニーくまのプーさん

2014-07-23

思い出のマーニー雑感

ジブリ最新作、思い出のマーニーを観た。

一応最初に言っておくが、ロイド探偵事務所に居るもじゃもじゃ頭の真音嬢ことマーニーとは関係が無い。

喘息の発作持ちで、引っ込み思案で、うまく周りと関係を築けない絵を描くのが好きな女の子杏奈主人公だ。

そこそこの漁村であり、どうやって生計を立てているか良く判らない家具職人とか、地域の顔役になってる上がりかまちがある家のPTA会長っぽい人がいる街で、主人公杏奈は絵を描いて静かに過ごす。そして洋館金髪少女マーニー出会う。

アリエッティ監督が描きだす、間違いなく日本田舎でありながら、それでもなお美しい。

月光の元、ボートに乗って二人静にわかり合う。

招待されたパーティーで、マーニー男の子ダンスを踊ると、なんだか面白くない。

そうして過ごしていく杏奈は、現実と空想とが入り交じったような、不思議な体験を繰り返す。

自分必要として、必要とされ、友情ではないような、約束のような、愛情のような、そんな純粋少女の心の機微

静かで、美しく、そして、ほんの少しだけ現実が入り交じる、結論のない成長の物語

ほんの少しだけの成長と、ほんの少しだけの奇跡のような出会い

日当五千円プラス必要経費で初恋の相手を探すもじゃもじゃ頭のマーニーとは関係のない、そんな物語だ。

個人的には、じゃもじゃ頭で友達思いで、仕事に誠実なマーニーは個人的にはかなり好みのタイプだ。

ハッキリ言ってあの水着姿は反則レベル可愛いミーハーイケメンに弱いのも女の子っぽい。

推理小説では無く、殺人事件もなく、それできて探偵小説ではある。

幸せな気分に浸るために他人結婚式に参加する趣味のあるゆりかちゃんに振り回されながらも真摯仕事をこなすマーニーは、とても可愛らしい。

名探偵マーニー週刊少年チャンピオンで絶賛連載中だ。是非一度目を通して、彼女の魅力に心を打ち抜かれて欲しい。

あ、思い出のマーニーも凄い良かったですよ。なんと言っても映像が綺麗だ。

そして、百合ではない女性同士の、お互いを思いやる美しい純真な壊れそうに繊細なその心の機微を、さわやかに体験できる。

美しい映像を見たい人は是非。マーニーにおまかせを。

2013-06-06

http://anond.hatelabo.jp/20130606234103

文章見て思いついた具体例は週刊少年チャンピオンでやっていた「現代怪奇絵巻」だな。三年間くらい連載されたけどついに単行本は出なかった。

2chで有名なAA元ネタが地味にある漫画でもあり、そうしたAA原典を示せなくなるのもなんだかおしい気がする。

2012-07-11

人間容姿と金」とは言うけれど

増田の周囲はそういう人が多かったんだろうけどさ、増田自身はどうなの?

週刊少年チャンピオンで連載されている「バキ」というマンガがあって、

その中で寝たきりのすんごい太って歩くのも困難な女性が出てきたんだよ。

マンガの中でアメリカでは一番強いとされている男がその女性ベタ惚れで尽くしまくっているんだけど、その理由が

もともとその女性はとても美人スタイルも良く、道を歩けば男は誰もが振り返って見とれるほどだったんだけど、

病気になって薬の副作用なんかでそういう姿になった、

しかしその女性はそういう状態になっても、綺麗だったときの気高さや誇りを失わなかったか

自分がそうなっても、気高さや誇りを失わないでいられるだろうか?

自分の自信の源が失われても、この人のようでいられるだろうか?)と

尊敬の念とか自分理想とか目標だとか、そういう目で見ているんだよ。

増田はどうなの?

周囲の連中がくだらなく見えるのは、本当にくだらない人たちなの?

自身はもっと精神的に上にあがろうってものは、持っているの?

http://anond.hatelabo.jp/20120710233036

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