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はてなキーワード: 軍部とは

2023-04-30

和をもって尊しとする

っていうけどさ、日本人って始終内部抗争を繰り返してばかりだよね。

代表格は戦前軍部陸軍海軍対立は有名だが、あの東条英機ですら海軍から情報もらえなかったという。

まさにいじめ国技

なぜ日本人はまったく和を尊ばないのだろう?

2023-04-18

anond:20230416094743

なにか暴力的なことやっても何も変わらないならテロとかクーデターとか言われる。

 ・・・ つまりミャンマーのあれはクーデターとは言われないってことか? 今のところ完全に軍部が実権を掌握して軍事政権が成立しているわけだが。

2023-04-15

暴力革命

起きるとしたら民間テロじゃなくて軍部クーデターじゃねえかな

要人暗殺くらいならできるだろうけど、そんくらいやろうと思えば誰でもできるわけだしな

2023-04-11

anond:20230411084330

から軍部が悪い、一般的日本人関係ないって、切り離そうとしてるのに、軍部にやたらと肩入れして話をややこしくしてる一派がいるよね

2023-03-24

アルゼンチン歴史

20世紀初頭、経済発展を成し遂げ大量の中流層が生まれ

中流層民主主義を拡充させ、経済は更に発展する   

1929年には世界5位の金持ち国になる

不景気を背景に政権交代を試みるが失敗に終わる

イギリス経済ブロックに入って経済を立て直そうとするが

それはイギリス経済植民地になる事を意味していた

少数の既得権益富裕層政治支配して格差が拡大

国民はなぜか支配者に反抗せず逆に右傾化していく

1946年、派手な経済政策を謳うウヨ大統領になる

当初はこの経済政策が成功たかに見えたが、裏では国富を失い続けた☜☜☜☜(´・ω・`)

急速に経済が衰退していくと共に、更に右傾化して軍部が影響力を増す

国民の不満をそらすため戦争を起こすと共に、左翼弾圧する

経済破綻、貧困国の仲間入り

2023-02-06

anond:20230206151208

そりゃ危険なのは事実から

それを語る人に戦前軍部を崇拝しているとかいう極端なレッテルを貼ることで有耶無耶にしようとしているのが共産党員

 

プーチン自分やらかしを棚に上げてやたらナチナチ言うのと同じよ

2022-12-03

この世界はifルート

もしあの時、日本降伏していたら、というifの世界なんだよ

そしたら1億玉砕がなくて、日本文化が世界に広まっていたかも知れないというifの世界

そのためには、天皇軍部を押し切って降伏を主張していたら、もしかしたらあり得たかも知れないというifの世界

2022-11-17

anond:20221117111208

軍部の言うことを信頼している」「調査に参加させてくれ」「調査が終わるまでは最終的な結論を口にしない」

まんま

自国調査に参加してもいないのに「アメリカウクライナミサイルって言ってるから軍部の報告は嘘だわ」とは言えない。

って話じゃん。

anond:20221117103829

自国調査に参加してもいないのに「アメリカウクライナミサイルって言ってるから軍部の報告は嘘だわ」とは言えない。

上記記述はゼレンスキーさんに聞いてきたんですか?

anond:20221117102355

ゼレンスキーは「うちの部下はうちのミサイルじゃないって言ってるから信じるよ」と軍部の顔を立ててるだけでそれ以上は踏み込んでない

自国調査に参加してもいないのに「アメリカウクライナミサイルって言ってるから軍部の報告は嘘だわ」とは言えない。

それだけの話だよね。

2022-10-25

anond:20221025095322

しか台湾侵攻を謳って軍部の信頼を得てきたからなあ

数年内の侵攻はありえる

2022-10-13

仕事=苦しみの対価として報酬を得ること

数年前に管理者研修講師の人が仕事お金を貰えるのは何故かと投げかけた時、

大半の人が「苦しみの対価として報酬を得ている」という答えに挙手していた。

僕は思わず皆の顔を見た。

そこには皮肉っぽさはなく、機械のような顔があった。

この問いで、講師が期待していた答えは当然「利益を上げているか給料が支払われている」だ。

僕もそちらに手をあげたが、今になって思う。

彼らは意味のないことを意味のあるように振る舞うことを強制されていたのだ。

当時の僕は管理職になったとて、人手不足ゆえに現場作業することがほとんどだった。

それらにも全くやりがいはなかったが、やれば前に進む実感があるものだったのだ。

不満はあったが、苦しみはなかった。

運用無駄を省き、現場に入る割合が減った僕が今していることは、内部の監査のために

嘘の資料をそれっぽく作ることだ。内部のドキュメントに合っていない運用をしているためだ。

ドキュメントを見たことがあるが他の会社コピーをしてきたのだろう、明らかに存在しない役職施設記載されており

提供していないサービスに対する管理ルールまで書いている。

見れば適当に作ったことが丸わかりのドキュメントだ。

そうしたドキュメントに合うように読み替えを行っている。

当然嫌な気分になる。

前に進むどころか後ろに進んでいるのを肌で感じるからだ。

本来社内ガバナンス強化のためにドキュメント整備なり監査は行われるべきなのに

誰もそのことは求めていないのだ。

監査員でさえ求めていなかった。

彼らは監査をしたという実績を作れば仕事完了するからだ。

何より三年前まで同じ部署にいて内情を知っており、火の粉が飛んでくることを嫌っているのだ。

意味のない仕事をすることは全然構わない。穴を掘って埋める作業も苦ではない。

仕事の成果ではなく、体の動かし方を調整し、筋トレとして消化する事で意味を見出せるからだ。

誰のためにもならない虚偽に力を使うことが嫌なのだ。それには苦しみを伴う。

何よりも恐ろしいのは、この仕事は、運用効率化を測り、余裕を生んだことで発生したということだ。

仕事パフォーマンスを上げることを推奨する風潮が蔓延しているが、それは間違っている。

正常な組織であればという条件が前につくのだ。

零戦が完成したか戦前軍部暴走した。

現場に余裕が生まれれば、本社は余計なことをする。

歴史は繰り返すのだ。

仕事=苦しみの対価として報酬を得ること

数年前に管理者研修講師の人が仕事お金を貰えるのは何故かと投げかけた時、

大半の人が「苦しみの対価として報酬を得ている」という答えに挙手していた。

僕は思わず皆の顔を見た。

そこには皮肉っぽさはなく、機械のような顔があった。

この問いで、講師が期待していた答えは当然「利益を上げているか給料が支払われている」だ。

僕もそちらに手をあげたが、今になって思う。

彼らは意味のないことを意味のあるように振る舞うことを強制されていたのだ。

当時の僕は管理職になったとて、人手不足ゆえに現場作業することがほとんどだった。

それらにも全くやりがいはなかったが、やれば前に進む実感があるものだったのだ。

不満はあったが、苦しみはなかった。

運用無駄を省き、現場に入る割合が減った僕が今していることは、内部の監査のために

嘘の資料をそれっぽく作ることだ。内部のドキュメントに合っていない運用をしているためだ。

ドキュメントを見たことがあるが他の会社コピーをしてきたのだろう、明らかに存在しない役職施設記載されており

提供していないサービスに対する管理ルールまで書いている。

見れば適当に作ったことが丸わかりのドキュメントだ。

そうしたドキュメントに合うように読み替えを行っている。

当然嫌な気分になる。

前に進むどころか後ろに進んでいるのを肌で感じるからだ。

本来社内ガバナンス強化のためにドキュメント整備なり監査は行われるべきなのに

誰もそのことは求めていないのだ。

監査員でさえ求めていなかった。

彼らは監査をしたという実績を作れば仕事完了するからだ。

何より三年前まで同じ部署にいて内情を知っており、火の粉が飛んでくることを嫌っているのだ。

意味のない仕事をすることは全然構わない。穴を掘って埋める作業も苦ではない。

仕事の成果ではなく、体の動かし方を調整し、筋トレとして消化する事で意味を見出せるからだ。

誰のためにもならない虚偽に力を使うことが嫌なのだ。それには苦しみを伴う。

何よりも恐ろしいのは、この仕事は、運用効率化を測り、余裕を生んだことで発生したということだ。

仕事パフォーマンスを上げることを推奨する風潮が蔓延しているが、それは間違っている。

正常な組織であればという条件が前につくのだ。

零戦が完成したか戦前軍部暴走した。

現場に余裕が生まれれば、本社は余計なことをする。

歴史は繰り返すのだ。

2022-10-03

今のロシア=プーチンみたいな風潮

国家問題個人問題矮小化するのは良くない癖だと思うよ

ロシアだって選挙に基づいて行政の長が決められる民主主義国家なんだから。我々が見ているメディアでは反プーチン派が度々取り上げられてるけど実際彼らがどの程度の勢力かなんてイデオロギー抜きに評価できないんだし、事実ロシアでは今のところ革命が起きてない以上現在ロシア人民は大統領を支持してると評価してもいいんじゃないか?

日本だって戦時中軍部を支持していたとされているわけで

2022-10-01

軍が絶対に間違った命令を出さないって前提で

命令100%従う人間必要からブラックなのは仕方ないとかいってる人いるけどさあ

それで間違った命令でたら最悪だね

日本政府とか軍部過去やらかし見てると

そうはならんやろ。って思うんやけど。

anond:20221001043817

それはお互い様じゃないの?

また日本軍部がとち狂って

戦後裁判にかけられるような戦争犯罪強要したり

玉砕しろ!!とか言い出したら

上官を始末する必要があるし

2022-09-27

こんな陰謀論が出てたら読んでみたい

まだ見たことがないので陰謀好きな人たちはもっと頑張ってもらいたい

プーチン第三次世界大戦から人類を救うことを決意した

・当初は西側との協調を目指していた(これは事実)が、何百というシミュレーションをしても、それでは将来の人類破滅が不可避だと気づく。

世界最多の核弾頭を持ち有数の資源国であり、ロシア権力を持った者は世界に絶大な影響力を持つ。地政学的にはハートランド位置し、必然的生存圏の拡大が起きリムランドとの衝突は避けられない。専制政治を好む国民性から民主制根付くことはなく、西側への被害妄想的な右派を抑えることもできない。いずれ利口なリーダーが再び世界覇権を目論んだ時に、巧妙に世界を二分する対立構造を作り出し全面的な・・(詳しくないので補完してほしい)

プーチンは決意した。まだ絶対権力と年齢に依る判断能力が残っているこの数年のうちに「ロシアを弱体化」させる。

ゴルバチョフのように軍部に力を残したまま改革しては潰される。エリツィンのように財界に力があるとき改革しても潰される。

・軍も経済も立ち直れないくらい消耗させる必要がある。急いではいけないが、あまりゆっくりでもいけない。考える時間を与えないまま事態が進行していき、いつの間にかなすすべがなくなっているくらいがいい。

・残るは、世界中の「反米・反民主ネットワークといえる勢力だ。ソ連から引き継いだ諜報・工作能力安保理での拒否権西側に対抗できる安価で優秀な兵器供給世界最大の核兵力、それらが、数では世界の第多数を占める専制国家ネットワークに「後ろ盾」を与えている。

・これまでのように傀儡政権を使ってウクライナ東部からじわじわ行くのではだめだ。キー斬首作戦と見せかけて西側軍事援助を引き出す必要がある。

ロシア軍の弱さと東側兵器のしょぼさを見せつけることで、専制国家ネットワークに動揺を与える。

・「狂人戦略」で核の使用をちらつかせる。ロシア伝統の残虐性人権無視作戦西側メディアを巻き込む。常任理事国としての正当性破壊する。経済制裁を少しずつエスカレートさせてロシア経済界の影響力を完全に奪う(財界人の暗殺もちょこちょこ)。

・くわえて原発への攻撃もすることで核保有国管理能力に疑問を抱かせる。戦後は、中国などの牽制もされることなく、徹底的な査察核兵器の削減を求められる状況にする。

プーチンは元スパイで未だに愛国者である

・ここにいたっても「ロシア人・国民」に侵略責任を負わせる動きは大きくない(あるけど)。自分か、権力を集中させた体制非難があつまるムーブをしている。

・「ロシア国家を救うことはもう叶わないが、ロシア国民を将来の破滅から救うことができる」そしてそのタイミングは今しか無いと究極の決断をした。

・「進撃の巨人」のジークのように「ロシア国民を苦しみから救うためにロシアを消し去る」道を選んだ。

みたいなのがもし既出だったら誰か教えてほしい

2022-09-26

中国クーデターが起き習近平軟禁されている

習近平国家主席は軟弱で外との戦争積極的ではない。これに嫌気が差し軍部クーデターを起こし習近平軟禁されている。ロシア同調戦争を起こすつもりであろう。要警戒。

リコリス最後まで見たけどアニメ業界作家性の劣化を感じた

いやまあリコリス・リコイル最後まで見たんですがね、それなり楽しめたんですが、明らかに人気がでたか作品の完成度よりも、続編への欲を丸出しな最後にガッカリしたんですよ。

リコリス・リコイルは名作になり損ねた

別に商業的な合理性否定してるわけじゃないんですが、でも作品としての完成度を意識してほしいなとは思って見てたんですね。

ただ、見終わって納得できなかったのは、少女達の青春犠牲を強いて国家治安を維持しようとするDAには明らかな加害性があるわけですよね、やってる事は戦中の軍部国家の為と称して若いパイロット達に特攻させて彼らの青春無茶苦茶にした事と変わらないんですよ。にも関わらずリコリス犠牲を強いていた側の人間は何一つ断罪されないどころか何の加害性すら示されなかった。

一応、作中でテロリストの真島はDAの加害性に触れてはいますが今一つセリフの一つ一つが軽薄で生半可な感じは脚本の練り上げの足りなさを感じずにはいられませんでした。

また、作中で出てきたアラン機関男の子リコリスであるリリベル、等々散りばめられた要素は何一つこう作中で明らかにならないまま回収される事もなく終わり、なんなんだろうと何の為に出てきたのかわからないままで腑に落ちません。明らかにこれらの要素は続編で回収するから期待してね、といった下心丸出しでうげーとなりました。

結局作品としての完成度よりも人気が出たから続編を出すことを優先したんだなといった印象は拭えず、テーマをほっぽりだすような作家性のなさには10年後も記憶に残るような作品よりも、作品が続く限り儲かればいいといったガッカリ意識しか読み取れませんでした。扱っているテーマ演出の素晴らしさは名作になり得ただけに残念です。まあこれは私の期待しすぎと言われればそれまでですが。

アニメ業界作家性が明らかに劣化している

90年代から00年代くらいまでのアニメにはテーマ性で明らかに上の世代を超えてやるぞ!といった意気込みは感じられたのですが、ここ近年話題になったアニメにはそういった意欲を受けとれません。

事実最近話題になるアニメ鬼滅の刃呪術廻戦、無職転生等々漫画やなろう系原作作品が目立ち、アニメ制作者側に作家性よりも制作技術が求められるケースが多く、アニメ業界でこれは才能を発見したなといった事が無くなってきています

リコリスコイルは久々に話題になったオリジナルアニメでしたのでわくわくしながら見ていたのですが、菓子パン砂糖を振り撒いたような糖分の中毒性で誤魔化した内容で期待はずれでした。作家性を忌避する事が現代社会の歪さの表れかもしれませんが、日本アニメ業界から才能が生まれる事はないのかと思うと寂しく思っております

追記コメントへの返信書いた

追記:リコリス最後まで見たけどアニメ業界作家性の劣化を感じた

https://anond.hatelabo.jp/20220927035238

2022-09-05

映像の世紀バタフライエフェクト映像プロパガンダ戦 嘘(うそ)と嘘(うそ)の激突」を見た

自分たち戦争プロパガンダに協力してたのに、それを紹介するとき日本放送協会は〜」って他人事みたいに言ってたのに驚いた。自分たちのことだろうがよ。当時軍部に逆らえなかったのは理解するが、言い訳くらいしろ

2022-08-21

吹奏楽部ではほぼ野球応援しか出来なかった

高校生の時はとあるマンモス吹奏楽部といわれるところに居た。3年間、ほぼ野球応援しかやらせてもらえなかった。

中学校からある管楽器やってたのもあって入部した。

部員100人を優に超えてたが、吹奏楽コンクールには55人しか出られないので選抜が行われる。増田は3年間落ち続けた。3年生だから優遇されることもなかった。

落ちた部員マーチングコンテストへの選抜に回される。こちらは80人まで出られるが、部の方針として楽器演奏メンバーは60人まで。増田はこっちも落ち続けた。

増田に残された選択肢は2つ。

野球応援担当するか、見栄えの良いシンバル役としてマーチングにまわるか。シンバル役は8人居るが、演奏はせず、シンバルグルグル回して視覚的にアピールだけの役目。

増田管楽器を吹けないのは嫌だったので野球応援選択した。

まり増田所謂3軍部員だった。

3軍の扱いは悲惨だった。1軍メンバー雑用係が3軍の役目だった。1軍メンバー譜面コピー譜面台やつば皿の準備や交換、部屋の掃除打楽器運搬は3軍が担当。指揮の先生も見に来ない。少しでも準備でヘマすると1軍メンバーから怒鳴られたり殴られたり。これ、昭和年代じゃなくて2010年代の話な。

そして演奏機会もほぼ野球応援だけ。一応定期演奏会には出させてもらえたが、3軍メンバーは本編で1曲プラスアンコールの1曲しか出番が貰えない。しかも吹けるのは1分以内。下手な3軍が目立たないようにするためらしい。

ブラック部活典型例だったが、楽器練習が出来る1軍や2軍はまだ恵まれていた。3軍は雑用練習時間が過ぎてしまう。選抜は毎年行われ、前の年に1軍だった人が3軍に落ちることもあるのでみんな必死だった。落ちたくないか夜遅くまでみんな個人練習していたのだ。

そうして増田高校生活は野球応援だけで終わった。もう楽器をやることはないと思う。

2022-08-18

[]

中央公論平成26年9月号に戸部良一帝京大学教授が「日本は何のために戦ったのか 戦争理念と『政治戦』」と題して、大東亜戦争について書いておられます。とてもいいと思いました。

開国来日外交英米という二つのアングロ・サクソン国との関係を基軸に、これら二国との関係を調整することを基本にして、外交政策をつくってきました。東アジアから欧米諸国駆逐し、自分東アジア盟主になるというような政策をとったことは、一度もありません。日本歴史外交史を読めば、簡単なことです。

 

では、「あの大東亜太平洋戦争は?」 となるかもしれません。「自衛戦争」と無理してこじつければ、そう言えない部分もないこともないでしょうがしかし、ろくな外交をしないでおいて、つまり戦争を避けるような外交をしないでおいて、追い込まれ、「ハイ自衛のためです」の主張には、賛成しかます。 かと言って、アメリカは完全に日本との外交交渉に誠実であったとはいえません。

極東軍事裁判判決のようなアメリカの言い分が100%正しいわけではありません。連合国側が広めたこ理屈世界に流布していて、こまります。かといって、日本が100%正しかったという主張にも、うなずけません。もし、軍部とくに陸軍があれほど政治横槍をおさなかったなら、日本外交アメリカ戦争などをしていないでしょう。中国問題をかたずけていたでしょうし、ドイツとの同盟なども結んでいなかったでしょう。陸軍自己メンツのために日本犠牲にしたのです。

 故リチャード・ストーリという有名なイギリス日本史家は、「日本外交明治以後優秀であり、軍部が口出ししていなかったら、あんなことにはなっていない」と言っています。こうした国際的規模の大きな誤解のもとは、ナチドイツ日本を同じものとして考えるからです。

まったく異なった二国の外交説明させて下さい。

 日本中国戦争をする意思はなく、また昭和12年に偶発し拡大する中国との争いをやめ、中国から兵を引きあげたかったのです。ましてや、アメリカとの戦争などは、ぜひとも避けたかったのです。アメリカドイツとは戦争がしたく、それゆえ当初は日本との戦争を避けたかったのです。

 日本は大いなる野望ともち、まず中国との戦争からはじめていき、やがてその野望達成の必要ナチドイツ同盟を結び、ドイツ欧州を、日本東アジア全部を支配するため戦争をした。日本については間違いの解釈をしていますアメリカ正義保安官で、町の秩序をみだす日本という悪漢二丁拳銃で打倒したという西部劇です。

専制全体主義国家暴力脅迫と大虚偽宣伝にみちあふれていました。日本は違います。)

 日本の「鬼畜米英」は戦争が始まってから言い出された言葉で、最初鬼畜米英の考えがあって、その考えにしたがって政策目標が作られ実行されたわけではありません。国民の間には英米への強い好意がありました。東アジアでは、日本もっと英米への好意が強かった国でしたし、今でもそうではないかとと思います

 

 昭和12年(1937年7月7日盧溝橋での偶発些細な事件では、日本中国も拡大する意図はなく、そのまま停戦して終わりにしたかったのです。しかし、日中双方の停戦意図にもかかわらず、拡大し、大げんかになり、ついにアメリカとの戦争になりました。

アメリカとの戦争になるまで、つまり昭和16年12月まで、4年と5か月もありますアメリカ戦争したければ、もっと早く、対中戦争で体力を消耗するまでに始めています。なぜそんなに待つ必要があったでしょうか。また、もしそうならば、対米衝突を避けるために、日本が提議して日米交渉などする必要もありません。日本中国全土を占領しようとか、東アジアから英米勢力駆逐するというような、大それた考えや予定などもっていませんでした。東南アジア植民地解放しようという崇高な考えで戦争をしたのではありません。対米関係悪化し、アメリカから経済的に締めつけられ、南方天然資源のほうに眼が向いていったのです。最終的に南方天然資源確保のために英米仏蘭と戦い、これらの地域から英、仏、蘭を追い払いました。その結果、戦後これらの国々がふたたびその植民地支配者として帰ろうとしましたが、東アジアの人々の激しい抵抗あい不可能になりました。

 もし、こうしたことがなかったなら、アジアの国々の解放は、フィリピンは別かもしれませんが、ずっと遅れていたのは間違いありません。

ライシャワーも「ザ・ジャパニーズ」で書いていますが、日本東アジアにあって他の国々と違う国なのです。理由歴史的経験の違いです。東南アジアの国々と、歴史上たえず専制国家であった中国とそれを手本とした朝鮮韓国と、封建制度を発達させた分権的な、しかしながら、統一された社会としての日本という経験の違いがあります。また西洋帝国主義の挑戦にいちはやくうまく応じて独立を維持した日本という違いがあります。また明治以後日本だけ豊かになり、敗戦後もいちはや日本だけいちはや復興しそのうえ豊かになった日本という違いがあります。また戦後一時的占領のぞくと、西洋諸国植民地になったという経験ももちません。ヴェトナムインドネシアビルマなど、植民地になった国々と人々がどんなにみじめな政治生活を強いられたかという、経験したことがありません。

 日米交渉において、アメリカから経済的に締めつけられと書きましたが、こう書くと、「じゃあ、悪いのはアメリカだ」という意味でもありません。そこには交渉過程における相互のやり取りというものがありますアメリカとしては、そうでなかったら取りにくかっただろう強硬な手をうつことができたからです。

イギリスフランスオランダとしては、日本に負かされ、かつ植民地を失い、大変不愉快だったでしょう。

 

なお、日本南方天然資源確保・・・といいましたが、ナチ東欧ソ連一方的に襲いかかりました。日本はそんなことしていません。万一アメリカから資源買いつけに支障が出た場合にそなえて、事前にオランダ商業ベースでの購入をのぞみ交渉をしています。この交渉はまとまりませんでした。

 万が一のインドネシアへの進出のため、また英米中国援助の道を封鎖するため、フランスとはヴェトナムへの進駐を考えて交渉します。この交渉には軍事的圧力をちらつかせ貫徹しますが、これにたいしアメリカ石油輸出禁止在米資産の凍結という厳しい手段でこたえます。このアメリカの予想外の反応に近衛はびっくり仰天。そこでルーズベルト大統領との直接会談提案します。それは軍部が対米交渉障害になっているから、軍部の頭越しに話し合い、交渉をまとめよう考えたからです。この直接首脳会談には、アメリカハル国務長官などが強く反対し、この提案拒否します。

なんで日本が好んで戦争をしたと言えるでしょう。

 

 さて日中戦争ですが、これが中国で拡大し、英米との雲行きがあやしくなり、対決を避けようとして、対米交渉を提議し、日米交渉ワシントンで開始します。その交渉がまとまらなかったのは、日本にも大きな責任がありますしかし、「それは日本だけの責任だ。アメリカは悪くない」と一般に考えれていますが、これは大間違いです。ハル国務長官の態度にもみられるように、アメリカにも大きな責任がありますハル国務長官には、アメリカ学者にも同じ意見がありますが、「だいたい戦争を避けるため、日本との交渉をまとめるつもりがあるのですか」と言ってもいいぐらいのところがありました。

 日本昭和はいると、右翼的国粋主義の風潮も強くはなりますが、ドイツとは違い、多くの組織が併存しており、どの一つの組織も他の組織を圧倒するとか、ましてや他の組織を滅ぼしていくということはありませんでした。そのときそのとき事情や都合で、ある組織あるいは政治勢力意見が強まったりまったりしていました。日本場合は、偶発戦が拡大していくにつれ、その戦争遂行戦時体制ができ、陸軍要望が聞き入れられていき、陸軍が威張ったのです。決して陸軍は他の組織を吸収したわけではありません。一部の軍事費のぞくと、法案予算案もすべて国会を通過しなくてはなりませんでした。そういう意味国会機能していたのです。意外だと思われるかもしれませんが、軍部議会世論を気にしていたのです。

 

陸軍に反対したからといって、消されるとか、強制収容所おくりになるということはありませんでした。強制収容所もないし、ゲシュタポなどの恐ろしい暴力警察もありませんでした。日常生活については、もっと具体的なものを当時の新聞とか記録とか小説などで、実際の日本人の日常暮らしを知る必要があると思います。(たとえば田辺聖子小説や思い出。向田邦子小説芹沢光治良の「人間運命」も面白い本です。)

 日米交渉の難点の一つは、中国から撤兵問題でした。陸軍も東条も中国から撤退はするが、それには二、三年は必要だと言い張ったのです。ナチと違って、中国全土を占領するとか、中国国民奴隷化するというような主張は、100%ありません。アメリカは二、三年の期間は不満で、二、三か月の以内の撤兵を主張しました。ここに陸軍の横暴があるのです。すぐ撤退しては、陸軍の印象が悪いのです。負けたようで格好よくないというわけです。

 大東亜共栄圏思想ですが、日本中国全土を占領するとか、中国人を奴隷化するというような考えではなく、日中戦争が拡大したから、その説明の一つとして喧伝されたのであり、日中国民平和友好といったムードがその本質であり、具体性のないものでした。当時もやはり、日本人は根底日本人の中国にたいする「シナ中国コンプレックス」をもっていたのです。

 東条は陸軍の「行進」の先頭で旗をもっていましたが、「俺についてこい」と陸軍を引っ張っていたのでなく、陸軍というおみこし担ぎ運動で、その集団行動行進で、たまたま旗手をつとめていたにすぎません。もちろん、それで得意になっていたわけですが。といって、東条に責任がないわけではありません。

日本場合いくら東条などでもある一定以上の文化教養があったわけです。それを、ナチ日本も一緒にしてもらっては困ります

 この教養の差は、例えば敗戦の受けいれかたにも、大きな違いとなって表われます日本場合は、これ以上の負担国民に強いるのはいけないという、コンセンサスがありました。ポツダム宣言受託については、その内容の具体的な確認とか、「これでは国体が守れないではないか」といった意見の違いで、受諾がおくれただけであり、基本線は敗北やむなしでした。

東条でさえ対米交渉の妥結を希望をしていました。彼は10月中旬近衛に代わって総理大臣になりますが、東郷という、軍部の考えに抵抗した、超ハト派の、言葉をかえれば「強硬ハト派」の人間外務大臣にして、交渉継続します。(東郷昭和20年4月成立の鈴木内閣という敗戦終戦のための内閣で、外務大臣として、敗戦終戦のために尽力します。彼は東京裁判では有罪禁固二十年の判決。)

東条は反英米主義者でもありませんでした。中国との戦争で泥沼にはいってしまい、戦線を縮小する勇気、そこから撤退する勇気、をもたなかったのです。これがため、大事になってしまいました。昭和7年から大平戦争勃発までの駐日アメリカ大使のジョセフ・グルーという人は、知日家親日家でしたが、日記で「日本人は何か困難があると、(それを解決しようとしないで)回れ右をしてしまう」と書いています

 日本は「勝った、勝った。悪いシナを懲らしめた」という形にもっていけなかったわけです。戦線を大幅に縮小する勇気必要でした。

 中国も内部に大問題をかかえており、また、日本一方的大陸から追い出すほどの力をもっていませんでしたし、また、英米もそこまで中国を援助する必要は感じていなかったのです。中国協定を守らないので困っているという点では、英米日本と同舟でした。

陸軍英米大平方面で戦うための軍隊ではなく、大陸での権益を守るため、(ということは、間違いなく、日本帝国主義政策関係しますが)、の軍隊であり、その対象は一貫してソ連でした。

また、よく誤解されることは、「日本日清戦争とか、日露戦争とか、あるいは満州事変のあとから、大規模な軍隊中国大陸駐屯させていただろう」ということです。これもよくある誤解で、昭和12年の日本中国偶発事件が拡大するまでは、中国大陸に少しの軍隊駐留させていただけです。

 日本人は賢かった、勇ましかったなどとは言えません。愚かなことをしてしまったものです。

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