はてなキーワード: 踊場とは
翔太(かなた)はいつも友達の輪の真ん中にいる陽キャで、陽(あきら)は特進クラスに所属する秀才で単独行動を好む陰キャである。彼らは同じ高校に通う同学年だということしか共通点がないが、なぜかすれ違いざまによく目が合う。
そんな二人はある日の昼休み、屋上に続く階段の踊場で出会った。いつもそこで一人で過ごす陽の隣は何故か居心地がよく、翔太は昼休みごとに入り浸るようになる。
翔太が急に行方をくらますようになったことに彼の友人達は不審に思いはじめる。一方で、陽は翔太には言えない秘密を抱えていて……。
こういう少女漫画系学園恋愛物語を読むことは、自分は一生ないんでないかと思ったのだが、そう思いつつも今年に入ってから『君の膵臓を食べたい』とか『コクリコ坂から』とか読んどるやんけ、ならBLでも読めない訳がない! と急に気分が変わったので読んでみた。なお、本作は全くエロがない。
登場人物の喋りがYouTubeとかで見る今時の若者そのものだが、日常の過ごし方が二十数年前の学生とあまり変わってない感じなのが驚き。今時の高校生も放課後にカラオケなんて行ったりするの……私の住んでる辺りのカラオケボックスなんか、疫病とか関係なく軒並み潰れましたが……。
屋上への出入口に続く階段の踊場で二人が出会うなどという、いっけなーい! 遅刻遅刻! とパンくわえて走ってたら曲がり角でイケメンと側面衝突したくらいの伝説的ベタさからのスタートで、そこからベタが幾重にも畳みかけて来るのだが、こうもベタを貫いていると一周回って目新しく感じた。まあ、ベタな展開の漫画って実例を挙げよと言われると案外出てこない、まぼろしだったりするからなあ。でもはい、「屋上への出入口に続く階段の踊場で二人が出会う」作品はこちらでございます。もしも、そんな作品本当にあるの? と誰かが言ったら『コントラスト』とこれからは自信を持って答えられる。
約300ページの長編なんだけど、背景の描き込みが少ないのと、ストーリーや設定がベタベタなのとで、余計なことに目が行ったり考え込んだりさせられないので、さくさくと読み進められるし、登場人物の心理描写に集中できる。
主人公二人のキャラが定番ながらも厚みがあってよかった。陽の方はちょっと詰め込み過ぎではないかとも思ったけど。主人公二人ともそれぞれ複雑な思いを抱えていて、それで互いや周囲の人達と齟齬を生んだりもするけど、思いやりで人間関係が回転していて、なんとも優しい世界観。あまり棘がないのが今時って感じかなあ。
広沢大河は高校入学と同時に演劇部への入部を決めた。彼の夢はヒーローになることで、日本一のビッグな俳優を目指しているのだ。
そして演劇部の催物を見学に行った大河は、舞台上で踊っていた美少女「マリア様」に一目惚れをしてしまう。
勢いでマリア様に告白したもののあっさり断られた大河。彼はめげずに入部を志望し演劇部の門戸を叩く。ところがそこへ現れたマリア様は男子の制服を着ていて……。
またもエロの無い学園もの。ファンシーな表紙とは違い、中身はどえらくパワフルな少年漫画系。あまりにも勢いがすごくて唖然としてしまった。情熱が爆発している! なんだこれ……こんなBL見たことがない……。あとなんか演劇部の顧問がすごくパニー(どうぶつの森シリーズの)じゃん……。
若さとパワー漲ってるなぁ、と思ったら出版当時、作者はやはり二十歳少し手前くらいだったのだそうで、さもありなん。画力といい構成力といいとんでもない逸材だなあ、ストーリーはだいぶ荒いけど。すごい、将来に期待……と思ったら、PEYO先生こと江口公生先生は23歳の若さで夭折されたとのこと。悲しい。
いつか彼女ができるだろう、彼女ができなくとも童貞くらいは卒業できるだろうと思っていた。
しかし、高校・大学を卒業し就職したあの時、周りに若い女性はいなかった。これではもう彼女は作れないだろうと心のなかでいつも考えていた。
就職してから2度めのクリスマスをやり過ごし新年をまた何も進展もなく迎えた。無料動画で抜くオナニーにも飽きていた僕はふと「地名+ソープ」で検索をかけた。
童貞を卒業できればこのクソメンタルと別れられると思ったからだ。
3店ほどピックアップし、体験談を読み雰囲気と店の特徴について勉強した。値段と時間、店の評価から店を選び、次の日には電車に乗ってその場所まで向かっていた。
ケータイから店のホームページを確認し、空いている女の子でどの子を選ぶか考えるだけで興奮した。今考えると朝の電車内でソープのホームページをみていた僕はより一層気持ち悪かっただろう。
店につき、3枚の女の子の写真を出された。ホームページで見た時にはもう少し空いている子がいた気がしたがどうでも良かった。一番胸が大きそうな子を選んだ。
待合室に通され、30分ほど待つようお兄さんに言われた。すでに僕以外に2人40~50代と思われる男性が座って煙草を吸いながら新聞を読んでいた。煙草臭い待合室にいるのは辛かったが、女の子に童貞であることをどう伝えるか考えていたらすぐに名前を呼ばれた。待合室を出て、上の階へ上がるために階段までお兄さんと向かった。階段につくとそこには20代後半に見える女の子がパンツを見せるような座り方で階段の踊場にいた。
すでに写真で見ていたが、女の子は特にかわいいというわけでもブサイクでもなくホッとしたのを覚えている。
もう書くのが面倒なので、結果から言うと童貞を捨ててもメンタルに何ら影響はなかった。先日久しぶりにソープに行き、ソープの効果を確かめたが何も変わらなかった。
2回しか行ったことのないやつがいうのもアレだが、クズは何してもクズで精神的にかわることもできないんだなと実感したことを伝えたかった。それだけ。