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はてなキーワード: 謳歌とは

2024-02-25

今日に至るまでの歴史を通して多くの対立存在した。人権思想科学技術の発展は階級社会での身分間での対立国家間対立を通して形成されてきたという面もある。優生学的な思想から生じた国家間人種間、コミュニティ内での闘争を通して自身所属するコミュニティ社会をより進歩させていくという意識近代社会重要役割果たしてきたまさに「世界法則」であった。

社会全体が「世界法則」に従った結果は最終的に二回の世界大戦やその後の独立戦争冷戦を経て、人類全体の大きな犠牲という形で現れた。人類はそれまでの価値観を改めることを余儀なくされ「対立から「融和」へと表面上は方向を転換することとなった。

しかし、ポグロムレコンキスタから繋がる宗教的対立アメリカ大陸発見列強植民地支配から繋がる人種的な問題現在もこの社会に影響し続け、未だ大きな脅威となっている。表面上だけの人道的、融和的な政策はあらゆる社会の中で限界を迎え反動を起こし、かつてよりも対立から生じる社会へのダメージを大きくしてしまったということも否定できない。

欧米を中心として起こり世界へ広がった、新しい自国第一主義は一つの例だ。また対立するコミュニティ国家に対して歴史から攻撃可能な点を作り上げ、自身コミュニティ自国正当化しようとする修正主義流行している。

その中でも最も驚異的な問題が「ストックホルム貴族による有色人種虐殺計画である

製薬、金融資本軍産複合体資産管理会社を通じて支配するストックホルム貴族達。彼らによって肝細胞に仕組まれシステム今日同胞の命を奪い続けている。そして、ストックホルム貴族達はドロットニングホルムで行われる晩餐会で夜な夜な「虐殺計画」の経過報告を肴に我が世の春を謳歌するのである

私たちはこの問題と脅威をどのように乗り越えていかなくてはならないのだろうか。

今日に至るまでの歴史を通して多くの対立存在した。人権思想科学技術の発展は階級社会での身分間での対立国家間対立を通して形成されてきたという面もある。優生学的な思想から生じた国家間人種間、コミュニティ内での闘争を通して自身所属するコミュニティ社会をより進歩させていくという意識近代社会重要役割果たしてきたまさに「世界法則」であった。

社会全体が「世界法則」に従った結果は最終的に二回の世界大戦やその後の独立戦争冷戦を経て、人類全体の大きな犠牲という形で現れた。人類はそれまでの価値観を改めることを余儀なくされ「対立から「融和」へと表面上は方向を転換することとなった。

しかし、ポグロムレコンキスタから繋がる宗教的対立アメリカ大陸発見列強植民地支配から繋がる人種的な問題現在もこの社会に影響し続け、未だ大きな脅威となっている。表面上だけの人道的、融和的な政策はあらゆる社会の中で限界を迎え反動を起こし、かつてよりも対立から生じる社会へのダメージを大きくしてしまったということも否定できない。

欧米を中心として起こり世界へ広がった、新しい自国第一主義は一つの例だ。また対立するコミュニティ国家に対して歴史から攻撃可能な点を作り上げ、自身コミュニティ自国正当化しようとする修正主義流行している。

その中でも最も驚異的な問題が「ストックホルム貴族による有色人種虐殺計画である

製薬、金融資本軍産複合体資産管理会社を通じて支配するストックホルム貴族達。彼らによって肝細胞に仕組まれシステム今日同胞の命を奪い続けている。そして、ストックホルム貴族達はドロットニングホルムで行われる晩餐会で夜な夜な「虐殺計画」の経過報告を肴に我が世の春を謳歌するのである

私たちはこの問題と脅威をどのように乗り越えていかなくてはならないのだろうか。

2024-02-20

anond:20240220143755

そうでもないよ。

友だちの話だけど、なんというか性に奔放になって遊びまくることで逆に救われる(解放される?)女性もいるみたい。

の子同棲してた元彼DV受け続けてたのが限界きて逃げた後「雑に扱ってくる人や大事にしない人ほど私の価値を正しく理解してる」って考え方に囚われるようになっていったらしく、数年ほどは別の変に病んでる男性文字通り他人尊重しない男性と付き合ってまたモラハラされたり執着されたりと色々ガタガタだったのだけど

そのうち「普段は誰から大事に思われないどうでもいい存在から、都合のいい時だけ求められるくらいが心地いいって気付いた」ってサセコになって、今じゃすっかりやりまんになってセフレ何人も作っては遊びまくってる。

の子言葉事実だけをとると心配になるような状態だけど、インスタで普段の様子を見ていたりたまに会って話を聞いていると今のほうが自由謳歌してるというか断然人生楽しんでそうな感じがするから、本当に人それぞれなんだと思うわ。

2024-02-19

派遣会社が凄い勢いで倒産してる

派遣会社が凄い勢いで倒産してる

2022年には前年比120%増の55件

2023年には11月までの時点で前年同期比145.8%増の70件も倒産してる

これは2011年以降で最も多い数字

たった2年で100社以上がこの世から消え去ったわけだ

その背景には物価高による賃上げ社会保険料の増加があると考えられる

企業派遣社員を雇うには当然高額の派遣料を支払う必要がある訳だが

賃上げで自社の正社員に更にコストが掛かる状況でそんな金を新たに捻出出来る企業は少ないだろう

派遣会社がやってる事はただの中抜きに過ぎずそこには何の技術も無いので

利益を上げる為には派遣料を上げてマージンを増やすしか無いという弱みがここに来て直撃した形だ

更に増税による社会保険料負担増加も深刻だ

2028年には週の労働時間10時間以上のアルバイトですら雇用保険に加入する事が予定されているが

そうした状況の中では今後も社会保険料が上がる事はあっても下がる事はないだろう

物価高も増税も落ち着く目処が全く立たない以上

派遣会社倒産件数加速度的に増加していく可能性が高い

一時期は人手不足から派遣会社は更に儲かる時代が来るとか言われてたが

実際に蓋を開けてみると儲かるどころか完全にお通夜状態だな

こうやって見ると今までの日本にはやたらと派遣会社が多くて

こんなに派遣会社だらけの先進国日本ぐらいだぞ!と言われる程だったが

そんな状況に陥っていた原因は長期間デフレと人余りによる弱い立場低賃金労働者が多かった事と言えるだろう

この状況はSESという人売りが横行してきた日本なんちゃってIT業界にとっても決して他人事じゃない

日本には自社開発が出来ず社員の出向で日銭を稼いでいるなんちゃってIT企業が多く

全体の約7割程度がこのなんちゃってIT企業だと言われている

2030年にはIT人材が79万人不足すると経済産業省が発表しており

これを聞いたSES企業は我が世の春を確信した所も多いのか既に退社したエンジニアにも戻って来る様に泣きついている程必死に人を集めてまで来たるべき人手不足に備えているが

それは人手不足に喜んでいた派遣企業と同じく取らぬ狸の皮算用に終わる可能性が非常に高い

しかしこの状況が労働者にとって悪いニュースかと言われるとそれは違う

寧ろ賃上げが進み派遣企業が潰れる事は労働者にとって良い事だ

どの様な建前があろうと派遣企業労働者から中抜きで生きる薄汚い寄生虫であり

実際その悪影響は多くの労働者貧困に叩き落とし日本中間層消滅

それが子供の数の激減という日本の存続を危ぶませる形で表れたのが派遣企業が我が世の春を謳歌し続けた結果である

このまま派遣企業やそれに続いてSESが大量に倒産し続ければ

日本はやっとこの厄介な寄生虫とおさらば出来るかもしれない

少し惜しいのはそれを自力で出来ずに海外の影響によって行う羽目になった事ぐらいだ

2024-02-12

独身男性が気をつけるべきこと

独身男性若いうちから気をつけておくべきことを教えてください。

二十代後半の男です。

結婚前提に付き合っている彼女がいるわけでもなく、結婚しているわけでもないのにハゲしまいました。

大学時代からかなりやばかったのですが…。

身長だったのにハゲしまい、チビハゲを満たしてしまった感じです。

高収入でもなくただの地方公務員です。

薬は種類を変えて半年近く飲んだのですが、産毛のような毛が生える程度で戻りませんでした。

「家庭を持つこと」から独りの人生謳歌することに最近舵を切った状態です。

性欲はお店で解消し、今は独身の友人も多いので寂しくないのですが、趣味もあまりなく貯金も少ないので中年や老後以降の生活不安を覚えています

独身男性若いうちから気を付けておくべきことやアドバイス健康お金孤独死防止、メンタル面など)がありましたら、ここにいるプロ独男性増田たちに教えていただきたいです。

よろしくお願いします。

2024-02-05

虐待されていた

今でこそ5人に話せば5人全員が驚いた顔で「それは大変でしたね」と言ってくれるような生活ぶりだったものの、

虐待されている最中にはそれを説明する言葉を持たなかったので、周りの人には信じてもらえず、

虐待内容そのものよりも、周りの人から被害妄想の強い子だ」と思われているのを察するのが辛かった

特にいい人が「困った子だなぁ」という苦笑を浮かべ、やんわりと離れていくのが悲しかった

今ではもっともな対応であり、私がまともな人だと思った人はやっぱりまともな感性を持っていると再確認する一方で、

やはりそのまともの輪に自分は入ることができなかったのが心に暗い影を落としている

子供なりの精一杯の考えと努力も、家庭環境という重く暗い渦から逃れる術にはなり得なかった

足掻けば足掻くほど沈み、努力も工夫も系譜という鎖の延長線から外れることのないことを知り、

現実と地続きに存在たかつての絶望は、それが遠い過去になった今も、時々現実些細な出来事きっかけに眼前に現れる

引きずり込まれ、呑み込まれ、全てが無価値になる絶望だけの生に塗りつぶされる

人々の日常平穏さの延長線上、たとえば薄い集合住宅のドア一枚を挟んだところに、

どれほど人の尊厳無意味にする支配暴力が巧妙に隠されているかを知っていて、

世界の明るさが奇妙に遠く、空虚に感じられる感覚

それが忘れられない。生きているすべての瞬間に、自分を無価値だと感じる瞬間への暗示がかかっている

思考努力、私の感じうる喜びの無意味

それらは誰にも届かないし、誰にも価値を認めてもらえない

から人の価値観に身を委ね、人が好きだと言ったものだけを私の判断基準に据える

するとそんな人間はつまらないのだ

私には得るものがあっても、私が見せることのできる新しい世界はどこにもない

私の本当の、暗い世界は人には見せられない

人生の根幹を隠して生きている。それは無価値無意味から

他の人が溌剌とした生を謳歌する時間を、ひたすらに生きるための忍従に費やした

何の価値も生まない、無価値な生の上に立っている

価値な生の土台の上に、空虚な明るい砂でできた城を建て、

城は私が動揺するたびに音もなく崩れる

崩れる前、どんな形をしていたかも覚えていない

人は人格というものを確かめ合うためにこの城の形を確かめものから

慌てて急ごしらえの城を建て、それらは一時的に人の目に留まり

次に会う時には全く異なる城ができている

大きさはさほど変わらず、形は既に原型を留めない

城は本来人生と共に増築されて大きく、深くなるものだけれども

私は変化し続ける奥行きのない城を建てては壊している

思い出話の中で、ふと他の人が私について話してくれることがあり、

記憶の茫漠の彼方の、私にとっては他人事のようなそのエピソードを聞くと、

私より他の人の中に私の影が残っていることを知る

私の中に私はいない

はいないし、私以外の誰もいない

ただ他人の中に私というラベルの貼られた動く映像がある

それを証明できる私がいない

私が見た他の人の映像もまた存在しない

それでも生きている

生きながら死んでいて、死んでいるのに消費している

魂を吸われて、抜け殻だけが寿命を待っている

今日もまた窓の外が明るい

2024-02-02

後悔は無意味だ。今から動こう。

お前ら全員に継ぐ


後悔に何の意味も無い


そこからまれ自己嫌悪にも意味は無い



勉強スポーツ、進学、就職資格取得、ダイエット恋愛婚活子育て


なんでもいい


お前が過去何かをやり遂げられなかった


何かを挫折した



そんなことどうだっていいのだ



過去のお前は他人


からどう思われてるか気にしすぎるな


それが例え家族であろうとも



今日からまたやればいい


それでもし挫折したのなら、またやってみようと思った時にやってみたらいい



お前たちの人生は一度きりだ


与えられた時間謳歌することに全力を尽くせ


取り返しの付かない失敗なんて存在しない


お前たちの未来は明るい、絶対


俺が保証する



過去のお前の失敗を引きずるな


後悔は無意味


から動こう

2024-02-01

anond:20240201085400

ワイの観測下のFランコミュ陽キャ高校から普通に彼女いてそのへんの中小就職して頼りにされたり人生謳歌しとる

いざとなったら短期的にガっと勉強して資格くらい取ったりもするし

2024-01-26

anond:20240125214431

インターネットという直接拳が飛んでこない環境自由謳歌することに慣れきった奴の末路って感じの増田

2024-01-24

anond:20240124094030

お前の人生の辛さは、お前に独特のもので、お前以外は普通に謳歌しているぞ

2024-01-22

anond:20240122192258

中国アメリカが怖いから今はやらないだけ。

やったとしても緩めの統治経済的繁栄謳歌させて、次は沖縄って目論見だと思う。


朝鮮半島統一そもそも中国ロシアも許さないんじゃないの。

統一されたら人口日本と同規模でかつ核保有する隣国が増えることになるからね。

2024-01-20

anond:20240120085943

ブクマという手段ですでに絡む自由さを謳歌しながら、自らに向けられる批判には異常なまでに臆病な卑怯者がはてなー本質キングオブ糞がこいつな。

2024-01-17

イキるのが辛い

「生きるのが辛い」とイキるのが辛い

本当はもっと人生謳歌したいのに、自分は不幸だと思う事で自分を押し殺そうとして変化する意欲を削いでる状況

もっと頑張ればと思う一歩目が踏み出せない

寒さのせい

太ってるせい

実力がないせい

散らかった部屋のように原因が散乱していて部屋が狭まっているような感覚から抜け出せない

2024-01-14

コスパ論の迷妄

コスパ論は排除の論理である。そしてコスパ排除論者に言いたいのは、君らミクロしか見えてなくてマクロで物を考えるってことが全然できてないってことだ。その結果、社会全体やひいては世界を亡ぼす。部分最適の総和は全体最適にならない、なんてことはもう一世紀以上前から常識だ。君らの論は、放置すると以下のような言説になる。

障碍者お金かけて暮らし保証する必要ある? 同じお金で健常者を救済した方がコスパいいと思うけど。

年寄りお金かけてQOL上げさせる必要ある? 同じお金若者を救済して子供産ませた方がコスパいいと思うけど。

弱者男性を手間かけて世話してやる必要ある? 同じお金強者カップル支援した方がコスパいいと思うけど。

趣味とか文化かにお金かけてユタカナクラシとか保証する必要ある? 同じお金経済をまわした方がコスパいいと思うけど。

政治コストかけて民主主義とか維持する必要ある? 皆な同じ暮らし強制して独裁した方がコスパいいと思うけど。

……

その結果、人は障碍を得たり年をとったり社会的に弱い立場に立っただけで簡単人権を失い、強者権力を振りかざす、安全安心からほど遠いディストピアに住むことになるんだけど、それがコスパの果てに待つ社会だということを「コスパコスパ」唱える連中は理解もしない。自分がそういう主張をしているということを認めないばかりか、「そんなのはほかの誰かが対策すること」で「自分たちは目の前の問題についてだけ冷静に意見を言ってる」と思っている。その結果、20世紀から21世紀現在、どういう社会が訪れたか

コストかけて異民族とか異文化理解する必要ある? 侵略して征服して同化政策した方がコスパいいと思うけど。

コスパ排除の論理を突き詰めれば、すぐそこまで行く。歴史世界情勢を見れば、一目瞭然である

からコスパ論者は、自分に全体を見る目がないという認識があるならせめて黙っていた方がいい。とはいえ自分理解の及ばないことについては沈黙する、というのは意外と高い知性が必要行為なので、人類そこまで頭良くない、っていうのも悲しい現実だ。その結果やがて、そういう「普通の人々からの人気を当て込んで極論を振りかざすデマゴーグが現れて、多くの人が進んでその養分になり、社会国家破滅的な被害を受ける。なのに、喜んで養分になった人々は、全てが終わった後口をそろえて「知らなかった、騙されていた」と言い出して、自分には非がないと言い立てる。そうして数十年後、また同じことを繰り返す。世界のあちこちで。

人間の一員として生きるということは、そういう愚かさと共に歩む覚悟もつということでもある。言い換えれば、その愚かさと共に歩む覚悟がない者は、政治についても社会についても何も実のあることを語ることができない。理念だけのリベラルが常にデマゴーグに敗北する理由がこれだ(それは数や勢力というだけの意味でなく、リベラル寄りの思想の持主もまた、たやすコスパ論にからめとられて排除論者に闇落ちするということでもある)。

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さて、以下は、上記を踏まえた愚考であるぶっちゃけ読まなくていい。けど、少し暇があり、与太話に付き合ってもいいというなら、読んでいただければ幸いだ。

民主主義には「少数意見尊重」という、コスパ論に堕しないための重要な楔が打たれているのに、民主主義標榜しながら人は安易に「多数決」を持ち出して、少数意見無効化しようとする。少数意見を顧みず議論も廃した「多数決」は、現実主義でなく単なる数の暴力なのだが、近視眼的なコスパ論者にはその違いが分からない。そうして、コスパ論者、すなわち民主主義者と自認する「多数による独裁主義者は、「諸外国の脅威に対抗するため」「緊急事態対応するため」などの言い訳をつけて、やがて民主主義独裁主義で蚕食しようとし始める。「その方がコスパいいと思う」から

人間の脳のバグ、たとえば、動物的に振舞いたいというバグは、2000~3000年前ごろから宗教道徳」というパッチ発明されたことで世界的にデバッグが進んだ。結果、社会文化は大きく進展した。宗教道徳が整えば、人と人、国と国の協力が可能になり、交通が利便に、経済が発達し、国はうるおい文化が発達する。しきりに法が作られたのも、こうした理由である道徳や法が国を栄えさせるという実例を見て、またほかの国もそれを真似るようになる。こうして急速にパッチは普及した。

だがその後、宗教パッチを当てると人は神秘主義に陥り、ある一定レベル文化の発達が止まるという新たなバグが見えてくるようになった。それに対して一般に「科学哲学パッチ発明され適用されるようになったのは、割と最近のことだ。科学宗教優越する地位を占めるようになったのは、近世になってからのことだ。科学実証によって宗教優越する効果を示した。ただ、同時に道徳破壊することになる危険性についても、パッチ適用当初から危惧されてはいた。ただし、宗教パッチ害悪の方が重くなっていた当時の時代から見れば、それはまだ些細な問題に過ぎなかった。「科学哲学パッチによって、停滞していた文化学問となって更に発展し、国の規模は拡大して強大な国家が生まれた。人は世界の果てまで到達し、文化の発達を謳歌した。

ところがその先に生まれたのが、狭くなった世界における衝突と排除の論理である特に宗教パッチ効果を低下させたことによる道徳性低下の影響はやはり無視できなかった。文化の発達によって世界は狭くなり、道徳性の低い強者がより一層大きくなることで、弱者が「合理的」に使い潰される状況が起きてきた。道徳性が高いと思われる者でさえ、「善意」と「合理性」により、異文化侵略排除する帝国主義世界支配した。つまりコスパ論の時代である

これに対し20世紀後半になってようやく、これではまずいという判断の下、「民主主義人権パッチ発明され普及を始めた。そのために人類は、数度にわたる世界大戦という苦い代償を払うことになったが、その教訓とともに適用されたパッチで、世界大戦の脅威をいくらか遠ざけることができるようになった。だが、何度もこれを無視した戦争が引き起こされ止まらないように、依然としてこのパッチは十分適用されていない。劣化版のパッチポリコレ棒)やパッチに対抗する新たなウィルス多数決万能論)さえ出てくる始末であり、パッチの普及にも暗雲が垂れ込めている。

それだけではない。狭くなった世界、拡大を続ける資本主義の下(拡大し続けることは資本主義の仕組自体問題で、本質的には解消不能である)、環境問題といった新たに別のパッチ必要問題が生まれてきた。それに対する「SDGsパッチ」はまだ発明されたばかりで、その有効性も不透明だ(このパッチ自体バグがある可能性もまだ否定できない)。これが21世紀の現状である

これらのデバッグ完了し、人類が「戦争」と「環境問題」という2つの危機を乗り越えるのは、一体いつになるのか。いや、そもそも乗り越えられるのか。優秀なデバッガーや啓蒙家の数がどれほどになれば、人類は生き延びられるのだろうか。

anond:20240113124037

2024-01-11

さよなら24

今月中旬誕生日を迎え、25歳になります

ということでギリギリZ世代の若手面みたいな心境をはてなとの関わりを交えて書き散らしておきます。以下3分で読めますが、結論から言うとアラサーになるのが嫌です。

信じてもらえるか微妙なのでうごメモはてなの思い出でも書くか。当時中学生自分お年玉DSiを買い、棒人間を描くのに夢中になっていました。(正直な話、うごメモ使いたいだけにDSi買った人多いと思う。)

クレカも無い学生のくせにカラースターがとても魅力的に見えたので、人力検索はてなでちまちま回答して集めたポイントカラースターボックスを買った覚えがあります。当時のカラースターうごメモはてな上ではとてつもない価値がありました。レッドスター複数パープルスターが1個でも付けば人気順エントリー作品が登るためみんながこぞって欲しがり、また自分も好きな作品を広めるためになんとか集める方法を調べた覚えがあります。今思うと意味わかんないですね。

3DS版のうごメモ機能こそ増えたものの、うごメモはてなは終了、またフレンド経由でのメモ有機能も色々トラブルが起きて停止になったので悲しかったです。3Dレイヤー機能は当時感動したけど、使いこなせなかったな……テレビスマホ3Dに浮かれた時代だっただけに、未来を感じていました。

うごメモはてなで使い古されたアカウントリブートするのはそれから4年後のお話大学生になって電車通学をするようになってからニュースアプリとしてはてブを入れたのがきっかけです。アプリストアだとニュースアプリの面してるの面白いですよね、実際はチラシの裏なのに……

大学生特有の持て余した時間ブコメ増田発掘に費やすうちに、一時は政治に怒り、一時は少子化絶望し、一時は新卒採用辟易して、一時はお気持ち長文に熱中して、一時は古典文学に入り浸り、ほとぼりが冷めた頃には卒業の時期でした。大人になるとちゃん政治を見るんだ、すっげー!みたいな気持ちも当時ありましたが、最後の方にはレスバトルは辞めて部屋の片付けでもしたほうがいい事が分かりました。

増田発掘は当時一番楽しんでいました。エントリは一人Slackに流しており、とても捗りました。ただ、自分が気に入っていたのは機能のものではなく「新しい情報収集ツールを使う」ワクワク感だけだったようで、数年でやめました。この現象は何か改善しようとするたびに顔を出してきて、本当にうんざりします。誰か名前を付けておいてください。

増田を読み漁ることは、一種自傷行為でした。この空間は、憎悪を煮て煮詰めて残った泥をアイスクリーム・ディッシャーで掻き集めて並べているかのような様相をしています。それを好んで端から端までホテルの朝食バイキングみたいに皿に取っていました。一つ取っては自己を戒めるような回りくどい批判をし、一つ取っては大げさに悲しい顔をしました。特に「俺は◯◯のために怒ってやってんだぞ!!!」みたいなスタンスが一番に気持ち良かったです。虚しいこと限りないですけど、それに気付くには時間が掛かりました。

はてな匿名ダイアリーを悪く言うつもりは無いので釈明すると、文章の生まれはさておき、憎悪の陳列棚に並べているのは言うまでもなくブクマカです。暇になったブクマカがどこからともなくやってきて、潮干狩りのように浜辺をボコボコ掘り起こして帰っていくだけです。掘り起こされた側はい迷惑ですね。

陳列された憎悪を手に取る度に、人間が抱えるストレスの多さにただただ泣きたくなったり、布団から出れなかったり、日記の内容そのままな悪夢も見たりしました。モラトリアムと被ったのも含めて最悪ですが、現実で同じものが降り掛かって来たときに動揺する機会が減ったのは結果的に良かったと思えます

はてなブックマークに話を戻しますが、このサイトには30代以降の理系しか居るように思えません。信じてもらえるか分かりませんが、同年代では生成AIの話も文化資本の話も、積立NISAでさえあがってきやしません。はじめは世間との乖離具合にびっくりしましたが、今はどちらが外れ値なのかよくわかります

長々と心境を明かしましたが、やっぱりアラサーにはなりたくありません。見苦しく誕生日まで若さ謳歌しようと思います。クソッ

2024-01-10

anond:20240110113826

啓蒙者」仕草が、公けの場所からすっかり姿を消して(受け入れられなくなって)代わりにオタク世界でそこらじゅうにその劣化版が謳歌してる時代だよね

増田もそうだよね…)

2024-01-09

震災しろそれ以外にしろ正直な話子供や、氷河期世代以下の子持ちが死ぬとざまあって思うんだよね

高齢者独身中高年の死は純粋に痛ましいけどさ

だって氷河期世代の既婚子持ちなんて、

世代出産子育てどころか結婚も出来ず貧困に喘ぐのを尻目に自分達だけ幸福謳歌していた訳でしょ?

伴侶も子供もいない孤独な同世代存在他人事だって思ってた訳でしょ?

良い気味だよ

ゆとり世代以下の子持ちも同じく。

まあ子供達は可哀想だけど、子供達がそんな目に遭ったのもそもそも親が産んだせいでしかないので、悪いのはまず第一に親だ

つくづくこの国ってあらかじめ持っていたものを奪われた人間に対してはこの上ない同情を寄せるけれど、そもそも持つ機会すら与えられなかった人間に対しては何処までも冷淡だよな

2024-01-06

弱者男性なんだけど、田嶋陽子ニュース見て落ち込んだよ

結局独身だと晩年施設に入るしかないのかな

一人暮らし謳歌してピンピンコロリなんてそりゃ難しいよな

死ぬだいぶ前に体を崩して病院施設だよなぁ

いやー施設で楽しく暮らせる気がしない

コミュニケーション苦手なのに最後大勢と共同生活かぁ

今でも友達いないのにうまくやっていける気がしない

経済的にいいところには入れないだろうからぶっちゃけかなり殺伐としたところに入ることになるだろうなぁ

最後最後人間関係ストレスにまみれながら家族のいない孤独死かぁ

嫌すぎるけど、かなりの確率でそうなるよなぁ

お前らどう思う?

2024-01-03

[]追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフ謳歌する。 コミカライズ

はっちゃけコミカライズでたびたび話題になるなろう系マンガ

NPO問題からんで軽く炎上したこともあった

改めて全部読んでみた

結果、全体的なフォーマットとしては至極普通王道のなろう系だった

ギルド追放されて別のギルド所属してそこで女に囲まれパーティを作り上げていくみたいな

たぶんそのままコミカライズしてたら2,3巻くらいで終わってたんじゃなかろうかと思うくらい普通

原作読んでないけど・・・

はっちゃけの原因はどこかと思っていたが、作画担当の人とのこと

ただ編集原作者もそれでOKを通しているので、単なる暴走ではなく全員合意のもとこうなっているとのこと

NPOのとこセリフ修正されてたけどもとのセリフ意図ちゃんカバー裏にのっててよかった

ただキテレツ演出もなれてしまえば邪魔しかない

本筋、先を知りたいという段階になるとノイズなっちゃうんだなあと

まあそういうひとは原作よめってことなのかもだけど

作者は絵が下手なわけじゃないんだよな

女体の絵とかは結構デッサンしっかりしてる

マーガレットのかわいくない顔と体つきだけエロいギャップがたまら

ブスのエロ画像みたいな感じ

作画担当オリジナルギャグマンガかいたらそこそこいけるんじゃねーかなシュール系として

ただ原作っつうブレーキ役ないとただ発散したマンガになるからだめかな

原作っていう最低限のしばりがあるからこそ輝いてるのかも

2023-12-31

死ぬ理由はない。でも生きる理由もとくにない。

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前置きというか予防線として、私は増田達にはあまり好かれないタイプで、嘆き風自慢話にしか聞こえない可能性は、十分に理解した上で書いている。

ただ、「死にたい!」という理由はなくても、だからといって別に、「生きねば!」という強い理由もないからなぁ~。だったら死んじゃおっかな~。

案外、このくらいの感じで自死を考えちゃう、そんなしょうもないおっさんが実は結構な数いるんじゃないかと、そんな思いで書いてみる。(もし似た人がいたら、少し安心できる気もする)

でもたぶんどうせ、死なない。死ぬ理由もとくにないからな。ふはは。



__

33歳の年も、残すところ10時間を切った。

18でも20でも30でもないのでなんの節目でもない年齢だが、

35歳(私の中での明確なおじさんの基準)が目前に迫った34歳を迎えるな~、とか、知らないうちに無理やり自分の中で理由をつけていたのか、

この1ヶ月はやたらと人生を振り返ることが多かった気がする。

結果として、これからおじさんとしての人生が50年くらい続くことに対して、希望が持ちづらいと思う日が増えた。



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本当に、なにひとつ不自由のない人生を歩んできた。


東京まれ

富豪とまでは言わないまでも、それなりに裕福な家庭で育った。

物心ついた頃から頭が良い子だと言われ続け、足もそれなりに速く、小学校ではごく自然な形で学芸会演劇の主役をしていたし、生徒会会長も務めた。


私立中学の受験にも成功した。塾時代の成績はいつも全国模試上位だったから、失敗することなんて考えもしなかった。

部活学園祭実行委員最前線で楽しみ、彼女も当然のようにいた。童貞は、附属高に上がる16歳頃には卒業していた。

卒業アルバムを開けば、嫌な記憶ひとつもない輝かしい中高時代が思い出せる。


学校名は伏せるが、所謂最上位の大学に進学した。最早、まわりも当然だといった様子だった。

バイトサークルゼミ活動大学生のお手本のような生活を送っていた。

講義サボりすぎて1年留年したりもしたが、大手広告代理店にすんなりと内定した。


代理店で、新卒女子自殺をした頃、広告業界の忙しさが嫌になり転職経験したが、

次の会社でも大きな挫折経験することなく、同期の中では出世の早い方だったし、全社表彰されたことも何度かあった。


ある程度の給与をもらえていたので、都内繁華街近くの1LDKで20代の独身生活を存分に謳歌した。

その時々の彼女を連れては、グルメインフルエンサーが紹介したがるような、洒落バルやら、ネオ酒場やら、

ミシュランの星がつくような店にも、何か記念日などのイベントがあれば、それほど無理をせず行くことができていた。

フレンチイタリアン中華も、職人から手渡しされるような寿司屋も、数えきれないほど行った。「kint〇nとかガキが喜ぶ焼き肉屋だろ」とかイキったりもした。

連休があれば近場の温泉にふらっと出かけた。海外旅行はあまり好きではなかったが、女にねだられれば年に1~2回は連れて行った。


嫌味のような半生を書き連ねてあらためて、本当に、なにひとつ不自由のない人生を歩んできた。と思う。

衣食住はもちろん、三大欲求をそれなりに高いレベルで満たし続けてきた。



____

少しだけ挫折を感じたのが、結婚離婚だった。

30歳で結婚をして、1年も待たずに離婚してしまった。

理由をあげだせばキリがないのだが、一番は子作りについての考えの相違で、要するに私は子供が欲しくなかった。

入籍当初には同意してくれていた元嫁は、すぐに「やっぱりわたし子供が欲しい」と言い始め、口喧嘩が増え、離婚した。

別に島耕作時代でもないので、離婚出世に響くとかは考えたことがなかったが、自分でも意外なほどに離婚はしたくないと粘ってみたりもした。

でも、自分の子供が欲しくないという気持ちがどうにも変化する気がしなかったので、結局、離婚した。

(子供が欲しくない詳細理由割愛するが、ざっくりいうと、絶望と閉塞感のあるこれから日本に、子を産み落とすことは無責任なように感じる、みたいな理由が主)


俗にいう若手エリートモデルケースからズレたような気持ちになって、急に仕事に対する熱意がなくなってしまい、

半年後には会社退職して、個人事業主になっていた。


でも少し経ったらそれもなんだかんだ事業軌道に乗り、リッチとは言えないまでも、今はまた不自由ない独身暮らしを送っている。


お金は、めちゃくちゃな贅沢は出来ないまでも困ってはいないし、莫大な資産を築きたいという野望がなくなった。

思えば、別にエリートを目指して生きていたわけでもないので、また大企業に勤めたいという思いはないし、日本を動かしたいという思いもなく、ステータスへの渇望感は消えた。

夜のお店にたまに顔を出してはお店の女の子と仲良くなったりもするので、セックスもとくに困っていない(今は、かもしれんが)。

10年後くらいにいよいよ老後の孤独を考えたりする頃には、多少気持ちも変わっているかもしれないが、再婚もあまり考えていない。

から、真面目な出会いは求めていない。もちろん、子供は今も欲しくない。

若いからずいぶんと分不相応美食家を気取っていたが、ある程度の金額で満足できる程度のバカ舌だったのか、赤提灯で十二分な満足が出来てしまうことを知り、必要以上の金をかけて食事をすることに喜びは感じなくなった。



_____

となると、だ。

残すところ短く見積もっても30年、長ければ60年近くの人生漠然と待ち構えているわけだが、

そこに対して全く、何かを成し遂げたいという欲が起きないんだ。

金を稼いで、良い家/車/服揃えて、良い女を抱きたいとも思わなければ、

将来のこの国のために子孫を残す気もないし、だったらと血が繋がっていない若者を導くような使命感もない。


君たちはどう生きるか、というより、もっと前の段階のところで躓いているわけで、

やべ、とくに生きる理由ってなくね?

老化は避けようもないし着実におじさんになっていくわけで、あれ、人生今より楽しくなることってなくね?って考えるようになった。

生きる理由より、むしろ死んでもええかって理由の方が、よっぽど簡単に見つかることに気づいてしまったわけだわな。


結局のところ、人類なんてものは大いなる生命螺旋を繋ぐための歯車しかなく、

子供が欲しくない奴なんていうのは、歯車としては欠陥品ってことなのかもしれん。


冒頭にも書いたけど、どうせ死にはしないと思うんだ。

生きてればそれなりに、本当にそれなりに程度でも、楽しいこともまだあると思うんだよ。

でも、楽しさも幸福も、これまで以上は超えてくる気がしないという謎のおぼろげな展望が、日を追うごとに輪郭がはっきりしてきていて、

その現実からどうしようもなく逃げ出したい。逃げる?あれ、死んだらいいわ?そゆこと?


みたいなことを思ってしまう。そんな大晦日だね。

2023-12-27

妻が数ヵ月前に二度目の流産をして色々あり子供が産めない身体になってしまった。最近、妻の方から離婚を切り出された

俺は何かの罪悪感を感じてるのだと勘違いして子供なんていなくてもお前と一緒に暮らしていきたいと言ったら子供がいないなら俺と結婚してる必要がないと泣かれた

子供を失って俺だってショックだったがずっと鬱々としてる妻を俺なりに気遣っていたつもりだったが全て無駄だったみたいだ

振り切って自由謳歌したいのか、俺という人間が嫌なのか、誰かと暮らすメリットがないのかと聞くと一番最後が強いようだった

離婚届けには判を押さず保留してあれからソファで寝てる

もうどうすればいいかからない。本音離婚したくないが、子供がいないなら必要ないと言われたことがショック過ぎる

2023-12-22

(追記有り)幼馴染が子持ち様になった話

幼馴染がいつの間にか子持ち様みたいになってた。

幼馴染は同い年、親同士の仲も良く、祖母同士の仲も良い。

幼馴染の両親は離婚しており、幼馴染は母にほっとかれて育ってきた。

そのせいか、うちの母は幼馴染を昔から家に呼んだり、家族旅行に同行させたりして、幼馴染と自分は仲の良い姉妹のように過ごしていた。

でも互いに別々の高校入学してからはほぼ疎遠になっていたので後から聞いた話だが、幼馴染は大学進学を機に上京し、就職し、都会で15歳以上歳上の男と付き合い始めた。

そして幼馴染は転職を機に、地元へ帰って来る事になった。その約1年後に、自分も躁鬱気味になり退職無職ニート謳歌していたところ、幼馴染が勤めている会社求人を出しており幼馴染の勧めで無事転職。幼馴染と同じ職場になった。

そしてほぼ同じようなタイミングで、幼馴染は以前から付き合っていた15歳も歳上の男と結婚した。

そんな歳上の男と付き合って価値観が合うのか自分にとっては甚だ謎だったし、そもそも都内と、そこから車や電車で片道2~3時間かかる田舎遠距離恋愛である地元に戻って来るタイミングで別れるもんだと思っていたが、何故か別れなかったらしい。寧ろそれを機に結婚を決めていた。なんでだよ。

そして、幼馴染はいわゆる『週末婚』というやつを始めた。

地元に家まで買い、旦那休日の週末だけ帰って来る。

そんなんでいいのか、いやまぁ最近夫婦の形なんてそんなもんかと思っていた。寧ろ普段旦那がいないっていいのかもしれないと当時の自分は思った。

そして幼馴染は妊活を始めた。昔から子供が欲しかったそうだ。

でもなかなか出来ず、同じく不妊治療をしていたらしいうちの母に相談をし始めた。幼馴染の実母は子供無頓着な人で、最近出来た彼氏に夢中らしく幼馴染は不妊についての相談さえしたくないそうだ。というか様々な大事相談事をしたくないそうだ。

週一のペースで、幼馴染はうちの実家に来て、夕食を共にするようになった。まぁ同じ職場だし、仕事終わりだし、一緒に帰ってご飯くらいする。別にその時はまだよかった。

やがて、幼馴染は妊娠し、出産した。

自分は、その頃にはあまり深く考えていなかった。

幼馴染は良い子だったし、いつか幼馴染の子供と一緒にディズニーに行くんだ~とか、子供に〇〇ちゃんって呼んで欲しい~とか話して笑ってた。

でも、そんな事言うんじゃなかったなと今は思う。

幼馴染は、変わらず週一のペースで赤ん坊を連れて遊びに来た。

時には旦那仕事が忙しく、土日のどちらか丸一日来た時もある。

自分だって土日休みたいのに、来たなら相手をしなくてはならない。赤子をあやしたり、ミルクをやったり、お風呂に入れたり…

来て欲しくないと思うようになった。

だが母は、実母に放っておかれる幼馴染の事が可哀想でついつい呼んでしまい、世話を焼いてしまう。(放っておかれると言っても、幼馴染は産休中も育休中も、自分が買った家ではなくほぼほぼ実家で過ごしているのだが。)

週一でも来て欲しくないと思うようになった。

仕事から帰ると、幼馴染がいる。私の家なのに、「おかえり」と言い、子供を抱く私の母にありがとう、すいませんと言いながらおやつを食べて、夕食を食べて、風呂まで入っている。

育休が明け、仕事に復帰しても変わらない。週に一度はうちの母が保育園に迎えに行き、お風呂に入れて幼馴染の帰りを待つ。私の実家ご飯を食べ、幼馴染までうちの風呂に入り、帰宅する。

私はそれに耐えられないのもあったが、以前より家を出たいというタイミングもあり家を出た。と言っても仕事は変わらないので幼馴染には毎日職場で会う。

会う度に子供の話。いや、それはいい。いいんだ。だが「先週〇〇の家でグラタン食べさせてもらった」などと言うのだ。最初は、へ~、ふ~んと聞いていたが、だんだんと苛立ってきた。

成人してしばらく経つので恥ずかしいが、私はハチャメチャにマザコンだ。母の事が好きだ。だから「私の母なのに」と毎回憤怒していたし、少しくらい1人でも育てられねぇのかよと冷たい目をしていた。

一番許せなかった事がある。

会社コロナの陽性者が出た。もう現在ではほとんど濃厚接触者が~なんて騒がなくなっているが、やはり気になるものは気になる。

その週は実家に顔を出す予定を立てていたが、やめておいた。高齢者の枠に入りつつある両親に何かあったらと思うと恐ろしかった。そして念の為にも幼馴染にも牽制をした。

「今週行く予定だったけど行かないことにしたわ~。陽性者出ちゃったし、分かんないもんね」チラリ

からお前も行くなよ、の牽制だ。

だが幼馴染は行った。いつものように、うちの実家に行ったのだ。

内緒にしとこうかって話したんだけどさ…」とか言いながら、「でもさ~なんかさ~行っちゃったんだよね…」とか言ってきやがった。

絶句したし、すぐに「は?行ったの!?」と声を荒げてしまったが、それ以上は言えなかった。

言えないのだ。

自分は家を出たと言っても、結婚の予定も出産の予定もない。なんならそんなものしたくもないと思っている。だからこそ、両親に孫を見せてあげられない後ろめたさとか、出生率が下がってるとかい社会問題かにも、どうにもこうにも出来ない。特に両親には本当に申し訳ない。「気にしなくていい、子供幸せならいいんだよ」と両親は言うが、それでも本当にどうしようもない自分の不甲斐なさに毎日泣きたくなる。

そして母も父も、本当に楽しそうに幼馴染の子供の世話をする。もちろん、幼馴染の事も可愛がっている。

「でも実の子供と幼馴染の彼女は別格だ。ランクが違う」と両親は言うが、それでも、それでもどうしても許せない。

お前が選んだ歳上の旦那で、お前が選んだ出産で、お前が選んだ週末婚だ。それなのに、幼馴染といえど赤の他人の親を頼ってまで何故産んだのだろう。

しかもそんな状況で、幼馴染は2人目を産む。もう臨月。先日が予定日だった。そろそろ産まれる。幼馴染の実母はサービス業夜勤をしていて、クリスマスなんて休まない、休めない。旦那だって仕事がある。休めないし、休まない。1人目の出産の時だって来なかった。

幼馴染は1人目を私の実家に預け、2人目を産むらしい。

馬鹿みてぇ。馬鹿じゃねぇの。

家族計画というものを知っているのだろうか。自分の身の丈にあった子供を産み育てる。産めよ育てよと政府は言うが、経済状況を考えて産むなんて当たり前だ。子持ちになると現実が見えなくなるのだろうか。

子供2人をほぼ1人で面倒見なきゃならない、旦那は15歳以上歳上、家のローンもある。それなのに、大きい車も買いたい、旅行もしたい、色々な所に子供を連れて行ってあげたい、なんて能天気に言っててさ。

うちの実家寄生しておいて、さぞ楽しそうですね。

あぁこれが、俗に言う「子持ち様」って奴なんだと思った。

世の中には頑張ってるお母さん、お父さんが大勢いる。ただでさえ疲れる仕事をしながら子供の突然の病気、原因の分からない癇癪、夜泣き、その他ありとあらゆる事由に懸命に立ち向かっている。本当に頭が上がらない。憎たらしい時もあるだろうが、子供はさぞ可愛いだろう。宝物のような子供達を育ててくれて、本当にありがとうと言いたい。あなた達は立派だ。

そんな人達に、好きで産んだんだろうなんて言いたくない。言うつもりもない。だが幼馴染には、てめぇが好きで産んだんだろうと言ってやりたい。

子供が小さい今だけだなんてうちの親は言うけれど、このまま一生あいつにうちの実家寄生されるんだろうな。

その内ブチギレてぶん殴ってしまったら、私はクソな独身様になるんだろうね。

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以下追記です。

わざとらしく強い言葉ばかり使ったから叩かれたり炎上するかもしれないな、いっその事炎上して色んな人のコメントアドバイスが欲しいな~と思ってたけれど、特にそんな事もなく、ネットの海は広大だからもうこれを読む人さえいないかもしれない。

コメントをくれた方々は本当にありがとうございました

親身になって共感アドバイスしてくれた方もいて、本当に救われました。

母には以前からかなりの頻度で真剣に怒ってはいるのですが、悲しい事に馬鹿みたいに慈悲深い性格の母は「でも手伝うって言っちゃったし、仕方ないでしょう」「彼女がかわいそうでしょう」「今更断れない」とのたまい、私は諭され言いくるめられてきた。

私は両親に愛されて育ってきたので、両親には真っ向から文句や指図を言える。だが彼女は幼い頃から自分言葉を母に聞いてもらえず育ってきたので、誰に何を言っても無駄だと諦めている。

その違いなのだと言われてきた。

私は簡単に「自分母親に言ってみれば?」「旦那もっと文句言いなよ」と幼馴染に言うが、幼馴染的には「話を聞いてくれない相手に話なんてしたくない」という、越えられない壁が我々には存在するのだと思う。

その後の話になるが、私は本当に耐え切れなかった為、母に「しばらく家に帰らない」旨を連絡した。

話そうが怒ろうが泣こうがどうやったって母は止めてくれないし、臨月間近の幼馴染にガチギレするのも酷い人間だし、いっその事しばらく家に帰らなければ、寄生された実家厚顔無恥な幼馴染も目にする事はなくなる。

年末には父が趣味で作る蕎麦を貰い、年始挨拶をして久しぶりに実家に泊まろうかと思っていたのに。

行けば自分は幼馴染の事を聞いてしまうだろうし、親も話してくるだろう。そのひとつひとつに目くじらを立てて怒りたくない。血縁でもないガキのオモチャだらけになった実家を見たくない。

母には、結果的に実の娘を優先してあげられなかった事を謝られた。悲しいけれど、当たり前だと思った。

両親は年老いていき、家を出た子供とは、日数にすればもしかしたらあと一年も過ごせないかもしれない。

だが自業自得だ。結果としてそう仕向けたのは母だ。本当に辛い、悲しいけれど、仕方ない。

幼馴染は、無事に2人目を出産したらしい。

出産時は、旦那が立会の為に帰って来て、直前まで家で待機していたにも関わらず、第一子はうちの実家で面倒を見ていたそうだ。

相変わらずキショイなと思ったけれど、出産報告LINEには可愛いスタンプ付きでおめでとうと返してやった。

子供に罪はない。でも親のエゴで産まれてきてしまった2人目には同情せざるを得ない。

お前は愛され育つといいね(笑)

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