はてなキーワード: 評価規準とは
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この手のに深くハマるのは努力したくない人ではなく、努力が下手な人か努力の仕方を知らない人。
一般的に努力と言われるものには体力・時間・忍耐だけ試される単純な努力と、それらに加えて知性・技術・才能が必要になる複雑な努力があり、当然後者の方が難易度が高い。
複雑な努力をできる人間からしたら単純な努力しかできない人間は努力が足らないように映ることもある。
しかしそれは努力をしたくないのでは無く、適切な努力の仕方を知らないか、それを理解する能力が無いだけだ。
一方で自己啓発やスピが求める努力は単純な努力に寄せてチューニングしてある。
その上、ゴールや努力評価規準をちゃんと明示してモチベーションまでお膳立てしてくれる。
特にスピ系や宗教ではゴールは即物的なものでない事が多いので努力の効果判定まで曖昧になり、努力の正当化と自己満足の世界に陥りやすい。
しかしスピや自己啓発にハマっている人たちは元々それらの努力リソースを適切に使うことができなかった人たちなのだ。
本人たちからしたら無為に生きるよりはよっぽど良いかもしれない。
もしそれに異を唱えるなら適切な努力の方法とゴールをセットで提示するくらいはすべきだ。
それもまた別のカルトへの鞍替えにすぎないのかもしれないが...
余談だがハンター×ハンターのネテロ会長の「一日一万回 感謝の正拳突き」は一見すると単純な努力だが、その実行と成果には研き続けた技術と類稀な才能が必須であり、まぎれもなく複雑な努力だったと言えるだろう。