はてなキーワード: 裁量労働制とは
よくある激務エントリー。
残業時間100時間というものがどの程度なのか想像がつかなかったのですが、
たぶん、コンスタントに100時間以上の残業を続けてきていました。
そりゃー、身体もおかしくなるよなー。なんて、人ごとのように笑ってしまいました。
(当たり前のように生理はとまる。便秘薬がないと排便ができなくなる。汗をかかない。などなど)
ようやく激務生活から脱出する覚悟を決めたので激務生活で学んだことをまとめておきたいと思います。
仕事に楽しみを見いだせないと、1日12時間以上も会社にいられません。発狂します。
どんなに辛くても、学べることがある・成長できているという実感があって、
気合いと根性と体力で乗りきれるうちは、仕事ってなんて楽しいんだ!という気持ちで満たされます。
例えば移動中に仕事の段取りを考えたり、新しいアイディアを考えたり、仕事に役立つであろう知識を本やネットで貪ることも、苦になりませんでした。
一般的な企業には、「アフター5」とまではいかないまでも、「アフター7」なんて概念があったりして、仕事後に友人と会って食事を楽しむ機会を、その気になれば週に何回か得られるのでは?
超絶激務が日常化している企業では、19時からの会議なんて当たり前。会議後に議事録をまとめて翌日の打ち合わせの資料作成を始めたりします。
20時以降は取引先から電話もこないし、快適〜♪などとメリットさえ感じたりして。
そしてよくある話ですが、平日の睡眠不足を解消すべく、休日は寝だめしがち。起きたら夕方なんてザラ。
休日出勤がいつ発生するかわからないから、土日の予定を組むのも億劫になりました。
※要領良く立ち回れる人は、日曜は絶対に出勤しないで済むように調整がデキるんだと思います。仕事ができない人や、仕事を優先しなきゃ!なんて真面目脳な人は、休日出勤の罠にはまりがちです。
私の場合、仕事以外の事柄に対する自信がどんどん減少していきました。
美容院に行く時間がないから、買い物に行く時間がないから、化粧する時間がないから、外見に対する自信がなくなりました。
不規則な生活が続いたため肌荒れやむくみも慢性化し、同じく外見に対する自信がなくなりました。
同世代の女の子がSNSに手料理の写真をアップしているのを横目に、自分は自炊する時間がない(そもそもスーパーが開いていない)という引け目を感じ、女子力というものについての自信がなくなりました。
まれに合コンに行っても、相手が公務員で18時には帰宅するなんて知ってしまったら、あまりの生活リズムの差に「住む世界が違う…」と引け目を感じ、恋愛に対しても自信を失いました。
万が一、相手が自分に好意を持ってくれていたとしても、こんなに仕事ばかりしている自分は嫌われる…と勝手に被害妄想を抱き、恋愛に対してかなり消極的になりました。
そもそも恋愛に対して消極的なので、結婚なんて夢のまた夢だったんですが、別の観点から。
職場の同僚の男性は既婚者も多かったのですが、当然同じように激務なので、帰宅時間が遅かったです。
門限が朝の5時なんていうトンデモ男子も存在しました。(奥さんが仕事に行く前には帰って来いというパターン。)
そんな生活を当たり前のように何年も続けている男性が多く存在しました。
そういう男性ばかりを見ているから、男の人ってみんなこうなのか的なある種の洗脳みたいな感覚に陥りました。そんなはず、ないのにね。
自分の夫もこうだったらいやだなという思い。
それから、仕事とかこつけて浮気やら風俗やらをこっそり楽しむ人が多かった。
いつも浮気しているわけではなくて、8割はガチで仕事で深夜、たまの2割が浮気。みたいにうまく立ちまわる器用な男性を目の当たりにして、男の人は平気で嘘をつける生物なんだと学びました。
※もちろんこんなのはきっと少数派だとおもいます。でも、会社に属していた時は井の中の蛙状態だから、判断できなかった。
ゆっくり湯船に浸かって、
寝る前に好きな小説を読み進めて、
こんな生活に憧れます。こんな時間を毎日過ごせるとしたら、すごい贅沢だと思います。平日も自分の趣味の時間をとれるなんて、考えられない。
自分が仕事をしている間、同世代の一般的な社会人が一体何をして過ごしているのかがわからない、という事実に気づいた時、とても怖くなりました。
自分でご飯をつくる時間なんてないし、そもそもスーパーが開いていないのは前述の通り。
会社の近くに家庭的な定食屋があるのですが、ランチはたいてい14時までなので、間に合わないことが多いです。
夜は帰宅が深夜になることがほとんどなので、夕方にお菓子やカロリーメイトで済ませてしまう。
だから、たまに食べる家庭的な手料理(友達が作ってくれたり、実家のごはんだったり)のおいしさに心底感動できるようになりました。
平日無理なら、土日に料理すればいいじゃん!とたまに思い立ってやったりしてましたが、いかんせん一人暮らしなので、土日に作ったお惣菜を次の1週間で消化できないんですね。弁当にしろとか色々方法はあると思いますが根っからのズボラ体質なんだと思います。
昔は料理大好きだったのですが、激務で時間と心のゆとりがなくなると、料理に費やす時間を無駄だと感じるようになったことも大きな変化でした。調味料とか揃えても使い切れずに賞味期限がきてしまうので、スーパーで出来合いの惣菜を買ったほうがコスパもいいし、早くて楽、という考え方から抜け出せなくなりました。
激務で肌はボロボロ、運動する時間も気力もないと、どんどん衰えていく肉体。
エステに行けば、寝っ転がっているだけでピカピカになれるので、どんどんハマりました。
運動と違って表面コーティングみたいなものだから、効果は一時的なんですけどね。
美容院も、行きさえすればいい気分になるんですが、2時間鏡を見ていなきゃいけないことに苦痛を感じて足が遠のきがちでした。
激務に慣れてくると、失敗しても死ぬわけじゃない。命をとられるわけじゃない。というギリギリすぎる自己肯定思考で乗り切るようになりました。
徹夜明けの朝日の美しさや、何十時間ぶりにベッドに横になる快感。
例えば温泉に入って「ふ〜極楽極楽」という生きていてよかった感とは正反対の、「地獄から抜けた」的な生きていてよかった感はしばしば味わいました。
食欲がなくても、肌がボロボロでも、命はとられなかったという安心感を日常のなかで感じていました。異常だったと思います。
過労死って本当にあるんだ、と感じました。
幸い、自分の身近に過労死をする人はいませんでしたが、激務が続くと、座っているのに謎の動悸が止まらなかったり、揺れてないのに「あれ?地震?」と感じたり、ずっと自分の携帯の着信音の空耳に悩まされたりと、身体の異変はたくさん感じました。
中でも一番怖いと思ったのは、自分の脳がきゅーっと萎縮しているような感覚の頭痛に襲われること。徹夜が数日続くと確実に発症してました。
この頭痛を体験してようやく、あ、死ぬな。と危機感を覚えました。
達成感の大きな仕事、やりがいは実際にあった。だから激務でも乗りきれていました。
でも30も過ぎて、踏ん張りがきかなくなって、ようやくこの現実から逃げてもいいんだと思えるようになりました。
やっと恋愛に対しても前向きになってきました。
でも、私はもう妊娠できないかもしれない。
もちろんみなし残業分はもらってる。
みなし残業なんで当然だけど。あと、ボーナスもとくに査定が低くなるようなこともない。
休日出勤とかをほとんどしないので、その分は入らなくなったが。
一応大手の系列なんで、少なくとも総務が法的にマズいことを命令してくることはない。
うちの同僚たちの働き方は、かつての俺同様かそれ以上、100時間以上残業とか普通。
連休前の会議のときとかは「すいません今週土曜日はちょっと出れなくて(日曜は出ますの意味)」みたいな報告をしてる。
けど俺はよっぽどのことがない限り休日出勤しないのは皆知ってるので特に何もいわれない。
もうちょっと戦うことになるかと思ってたので拍子抜けした。
まぁそりゃ会社としては何も言えないのは当然だけど。
そしてそのまま数年がすぎている。
家でも勉強してたりするので、かえって昔より技術はあがって貢献できているかも。
けど同僚のなかで優秀な人たちは、それ以上のことを長時間やって、家でもやってたりする。
別に彼らに敵対するつもりもなく、凄いなと思いつつ、だが長時間労働を周囲にも暗黙のうちに求める雰囲気は迷惑だし悪いことだとも思う。
そんな彼らに、自分が定時内の働き方の例を示して考えを変えられないか、会社の雰囲気を変えられないか、とも少しは思っていた。少しは何か変化があるだろう、と。
あれでいいなら、俺も楽したい、ってやつは現れない(いや俺も別に楽してるわけじゃないけど)
別に同僚に負担をかけたいわけじゃないが、自分の安売りはしたくないし、必要以上の負担をタダでするのはダンピングで悪いことだと思ってるので今の働き方は変えられないし、変えるつもりもない。
これ以上の変化を望むなら、しかるべきところに報告して監査でも入れないとダメだろう。
面倒なのでしないけど。俺がするのも筋違いだし。
残業代が出ないのはよくあること。自分の会社も残業代が出なかった。
入社時にそれを“口頭で”了承していたけど、それでも残業代は払ってもらわなければいけないことを知って、会社を辞めてから請求して取り返した話。
管轄の労働基準監督署を調べて行く。
少し場所を半個室みたいなところに移動。
会社の住所とかはその場でケータイで調べる(わからなくても大丈夫らしい)。
担当の人がいろいろ質問してくるので答えたり、契約書や労働時間のわかるものを見せたりする。
「残業代が払われる可能性がある」と言われる(この可能性というのは、「裁量労働制」とか「見込み残業」とかそういうのではないよねってこと)。
残業代の計算方法と、請求の書式(といっても特別なものではない)の紙をもらって帰る。
それを書いてコピーは手元に残しておき、会社に郵送して1週間後くらいを目安に、指定の口座に振り込ませる。
払ってもらえない場合は、再度労働基準監督署にコピーを持って手続きをして、そのとき初めて大きな力を借りることになる。
「就業規則」は、「印刷するようでしたらなくて大丈夫です。向こうに提出させますから」ということ。
だいたい30分弱。
残業代の計算方法をもらったけど、あいまいな部分もあったためネットで検索しながら残業代を計算。
請求の書式の紙に書いて、簡易書留で送る。期限は1週間+数日の金曜日に設定。
数営業日後、メールで返事が来る(少し遅れて、同じ内容のものが配達でも来る)。
会社からは「監督官庁に相談したけど、当事者同士で話し合いをしたほうがいいから、会社に来い」的なメールが来る。
会社は「みなし労働時間の記載が契約書にないこと」を認めて、それを不備と認める。
もちろん会社には行かず、残業時間のエビデンスに差異がある部分の違いを確認するのみのメールをやり取りする。
期日ぎりぎりに振り込みがされる。
振り込みは、30分単位の端数が(おそらく)切り捨てにされている以外は振り込まれている。
すべて2週間以内に終わる。
2015-09-13
・裁量労働制だとか見込み残業とかでも状況によったら出るかもしれないらしいです。相談しにいってみるのか確実かと
・30分単位の端数が切り捨ても本当は駄目なんだけど、そこをきっちり改めて請求する時間がもったいないなと思ってしてないだけです
裁量労働制って、現状では
http://anond.hatelabo.jp/20150527032408
のように、残業代を増やすことなく、こき使うシステムにしかなっていないんだよね。
集中して効率よく仕事すれば、労働時間を減らせるはずだと妄想している人もいるらしいけど、
ぶっちゃけ、8時間の仕事を5時間で終えたら、経営者は追加の仕事を割り振るだけだから、
一方で、労働時間が増えても会社側のコストは増えないから、9-10時間分の仕事を振リたくなる方向にインセンティブが働く。
本来あるべき姿はどうなのかなって考えて思いついたのが、
週40時間分の労働時間をその週の中で自由裁量で割り振って働いてくださいといった感じの制度。
今日は集中して12時間働いたから、翌日は4時間働こうみたいな働き方ができる。
時間の割り振り方に裁量を持たせれば、ほぼ確実に裁量権を行使できるだろうし、
出勤退勤時刻が自由な割に、一定時間の労働が担保されるからまっとうな経営者にはありがたい制度だと思うのです。
日本でも普及しないかな。。
もう辞めてから1年経ったし、書いてみようかと思う。
よく、「ブラック企業の社員は、思考停止してしまうので脱出できない」という言説がある。
そういった面もあるとは思うが、思考停止しなくても、脱出することは難しいように思う。
定時は9:30〜18:30だが、8:00〜24:30までが日常で、繁忙期は週の半分は会社に泊まり込み、土日も出勤。
月の労働時間は入社してから4年間ずっと300〜400時間をうろうろしていた。
※裁量労働制のため、残業代は1円も出ない。それなのに定時という概念がある...。
1年以上続く人はほとんどいないため、
毎月大量に人が辞めていき、毎月大量に人が入ってくる。
新入社員に仕事を教えて引き継ぐと、自分の空いたリソースに新しい仕事が入ってくる。
が、数ヶ月後に新入社員は退職するので、引き継いだ元の業務は巻き取ることになる。
業務を効率化して、上と喧嘩しながら一部の業務を切り捨てて、どうにか、こうにか毎日を回し続けていた。
転職についても考えだすのだが、行動に移すのはなかなか難しかった。
転職市場で価値を低く見積もられて、不幸な転職をすることが怖かった。
マネジメント経験もない。巨大プロジェクトを回した経験もない。
たかだか4年、何も成し遂げずに会社を逃げ出す26歳。中途市場での自分の価値は非常に低いように思えた。
過酷な労働環境ではあったが、正直、まだまだ続けられる自信はあった。
加えて、このままあと数年社内にいて、「マネジメント経験」を手に入れることも正しい道のように思えた。
一方で、「若さ」を武器に「大したキャリアを求められない」転職をするには26歳は限界な年齢のようにも思えた。
8:00〜24:30で毎日働いていると、単純に転職活動に当てる時間が無い。
土日出勤まですると、考える時間すらない。
ただ退職はリスクが大きい。(※収入が無くなると、転職先を妥協してしまう圧力になりかねない)
サービス残業が好きだ
泊まり込みが好きだ
休出が好きだ
早出が好きだ
社訓が好きだ
上司が好きだ
自宅で カフェで
出張先で 客先で
閑職で 派閥で
コピペ提案が競合他社を退けるのが好きだ
悲鳴を上げて明かりの消えないビルから飛び出していった中間管理職を
懲戒処分した時など胸がすくような気持ちだった
恐慌状態の新卒が、既に息絶えた同期を何度も何度も横目で見る様など感動すら覚える
哀れな遵法者達が雇用契約書を手に健気にも立ち上がってきたのを
モンスタークレーマーに滅茶苦茶にされるのが好きだ
必死に守るはずだった案件がご破産になり、責任者が降格人事の憂き目に遭うのはとてもとても悲しいものだ
新興企業に追いまわされ、斜陽産業の様に地べたを這い回るのは屈辱の極みだ
君達は一体 何を望んでいる?
更なる仕事を望むか?
情け容赦のない、糞の様な仕事を望むか?
法令違反の限りを尽くし、中央線が敗北主義者を殺す、嵐の様な仕事を望むか?
よろしい。ならば裁量労働制だ。