「被告人」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 被告人とは

2024-02-26

ブックマーカーさん、ええんか?こういう団体やぞ

女性専用車両で当会会員に暴行した女性客が現行犯逮捕される

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/oawc.jp/the-news/article-22547/

NPO法人 日本弱者男性センター

代表者氏名 太田武尊日本武尊

本名 太田武尊(おおたたけるのみこと) / 改名前は太田皇尊(おおたすめらぎのみこと)

通称 日本武尊(やまとたけるのみこと)

https://twitter.com/_YAMATO_TAKERU_

2007年

有栖川皇尊を名乗り、船橋市選挙立候補

https://web.archive.org/web/20070208042116/http://www.sumeragi.info/


2012年4月18日

従業員女子高校生にみだらな行為 容疑の耳かき店長逮捕

18歳未満の女子高校生にみだらな行為をしたとして、千葉中央署は18日、県青少年健全育成条例違反の疑いで、千葉県船橋市薬円台耳かき店長太田皇尊容疑者(33)を逮捕した。

逮捕容疑は1月21日、千葉市中央区栄町耳かき店「天使のひざまくら」店舗内で、アルバイト従業員私立高校2年の女子生徒(16)に、みだらな行為をしたとしている。

同署によると、同店では若い女性11人が勤務しており、高校生が多いという。同署は太田容疑者が他の従業員にも同様の行為をしていたとみて調べている。


2018年6月1日

ツイッターに「死にたい」などと書き込んだ県内女子高校生に、自殺を手助けすると持ちかけ、わいせつ目的誘拐したとして、わいせつ誘拐と県青少年健全育成条例違反の罪に問われた、

千葉県の元解体作業員太田皇尊被告(40)の公判が三十一日、岐阜地裁であった。被告ツイッターで「神」を名乗り、「自殺を手伝う」などと女子生徒に近づいた手口が明らかになった。

被告質問などによると、被告は二〇一七年十一月中旬女子生徒の「自殺募集」などの投稿を見つけ、「神」と名乗って連絡を取り合うようになった。

同月下旬県内で待ち合わせてホテルに連れ出し、女子生徒が十八歳未満と知りながら、みだらな行為をしたとされる。二人は県内山中に移動し、女子生徒は睡眠薬などで自殺を図ったが、一命を取り留めた。



http://blog.livedoor.jp/deaidame/archives/1027785490.html

anond:20240226145859

本名 太田武尊(おおたたけるのみこと) / 改名前は太田皇尊(おおたすめらぎのみこと)

通称 日本武尊(やまとたけるのみこと)

https://twitter.com/_YAMATO_TAKERU_

ツイッターに「死にたい」などと書き込んだ県内女子高校生に、自殺を手助けすると持ちかけ、わいせつ目的誘拐したとして、わいせつ誘拐と県青少年健全育成条例違反の罪に問われた、

千葉県の元解体作業員太田皇尊被告(40)の公判が三十一日、岐阜地裁であった。被告ツイッターで「神」を名乗り、「自殺を手伝う」などと女子生徒に近づいた手口が明らかになった。

 被告質問などによると、被告は二〇一七年十一月中旬女子生徒の「自殺募集」などの投稿を見つけ、「神」と名乗って連絡を取り合うようになった。

同月下旬県内で待ち合わせてホテルに連れ出し、女子生徒が十八歳未満と知りながら、みだらな行為をしたとされる。二人は県内山中に移動し、女子生徒は睡眠薬などで自殺を図ったが、一命を取り留めた。

2024-02-22

anond:20240222185526

無罪推定原則」と「メディア実名報道」の矛盾についての問題提起は、現代社会における法律メディア倫理の間の複雑な関係を浮き彫りにします。以下に、この矛盾存在する理由についての考察を述べます

1.無罪推定原則とは: 無罪推定原則は、被告人裁判有罪証明されるまでは無罪であると見なされるべきだという法律の基本原則です。この原則は、人々が公平な裁判を受ける権利保障し、無実の人が不当に罪に問われることを防ぐために重要です。

2.メディア実名報道: 一方で、メディア事件犯罪に関する情報公表する際、しばしば被疑者被告人実名報道します。実名報道は、公共利益や透明性を促進するためとされますが、個人名誉プライバシーへの影響も大きいです。

矛盾の原因:

情報公共性と報道自由: メディア情報公共性や報道自由根拠に、社会重要情報提供する役割を担っています実名報道がされる理由の一つは、公共の関心事に透明性を持たせ、社会的責任や個人の行動に対する説明責任を促すためです。

法律メディアガイドラインの違い: 法律では無罪推定原則保障していますが、メディアが守るべき倫理ガイドラインは異なる場合があり、それぞれの国や地域実名報道に関する規制ガイドラインが異なりますメディアは、法的な枠組みの中で、時には社会的な影響力を考慮して報道判断を下します。

社会的影響と個人権利バランス: 実名報道には、犯罪の抑止や再発防止、公共安全の確保などの社会的な目的がありますが、同時に個人名誉プライバシー無罪推定原則への影響を考慮する必要があります。このバランスをどう取るかは、メディア倫理規範社会価値観によって左右されます

結局のところ、この矛盾法律倫理社会価値観交差点にあり、簡単解決策は存在しません。メディア自由個人権利の間の適切なバランスを見つけるためには、法律の枠組み、メディアガイドライン改善、そして公共意識の高揚が必要とされます



うーんやっぱり増田よりAIの方が知能高いな

2024-02-19

なんで男って好かれてる=俺とセックスしたいんだ!と思い込むんだ?

おかしいだろ

https://news.yahoo.co.jp/articles/9c395d4be74fc7f46bdbea76c6b6ef5624ae06b1

●「好かれていると思ってしまった」

子どもに対し、信頼されている、好かれていると思ってしまっていて、気持ちを考えず、加害行為しても近づいてくれる子どもに対し、間違った都合のいい解釈で、大丈夫だろうと……判断し、間違いを犯しました」(被告人質問での発言

こう被告人質問で語る被告人被害児童らに対しては「人懐っこく、初めから近くに来てくれたこから、好かれてるという思いを持ち、手を出すように……」と、信頼されていたゆえの勘違いであるという理解し難い理屈を述べる。

2024-02-12

裁判の傍聴席から被告人罵声飛ばし経験のある人いる?

ストレス解消したくて、凶悪事件裁判の傍聴に行きたいんよ。

どう見ても有罪確定のゴミカス被告人安全場所から思い切り全てを否定する罵声を浴びせてスッキリしたい。

科料なんてハナクソみたいなもんでしょ? そんだけくれてやって思い切り高いところから正義の拳でぶん殴れるならいエンタメなんじゃないかなって思って。

気持ちいいよね? やった人いたら話聞かせて欲しい。

2024-02-09

anond:20240209092357

主文

被告人懲役3年(執行猶予5年)に処する。

事実

被告人は、金曜日の午前中、増田において「今日耐えたら明日休み!!!!!」と発言した。

判決理由

被告人発言は、土曜出勤者に対する配慮に欠けるものであり、公共の場における倫理観を損ねるものであった。

しかし、被告人発言は、一時的感情によるものであり、悪意を持って行われたものではないと認められた。

さらに、被告人発言は、社会全体に大きな影響を与えたとは認められなかった。

裁判所は、被告人発言が土曜出勤者に対する配慮に欠けるものであったことは認めつつも、懲役7年や無期懲役という量刑は重すぎると判断した。

以上の点を考慮すると、懲役3年(執行猶予5年)という量刑が相当である判断された。

増田痴呆裁判所 裁判長裁判官 増田

2024-01-27

anond:20240127170847

俺は、バカ不細工おっさんとは付き合いたくないんだよ。でも俺はバカ不細工おっさんから社会ステータスが高い、金あって小ぎれいなアッパードルのオジサン達とは仲間になれないわけ。

これ精神病一種と違う?自己愛性や醜形恐怖症とかその類いじゃねーかな

 

社会的なステータスはともかくイケメン友達でありたかった加藤死刑囚の著者のレビューから転載しておきます

友人関係の事が良く書かれている

ホスト風のイケメンと仲が良かったという話が印象に残った。どこか被告人がその友達に対して気を使ってるような感じがしてそこが少し気になった。

被告人ホスト風のイケメン友達と、仲が良かったと強調してるように感じるのですが、二人は合っていなかったのではないかと思った。

その友達秋葉原に買い物に行ったときに、被告人は色々見せたい店があったようですが、その友達アダルトビデオ店で真剣商品を選び出し、

時間もその店にいたことで、他の店に案内できなかったことや、被告人一生懸命考えて選んだゲームを、その友達に渡した際の感想が、

自分パソコンではプレイ出来なかった、という素っ気ない感想だったりということが、どうも余り仲が良かったという風には思えなかった。

被告人はその友達から、事あるごとに色々なエッチな本やゲームなどを選んでくれるよう頼まれていたそうですが、それはパシりなのではないかという気もした。

何か職場では仲が良くても、仕事が終われば全く無縁というのも変な感じもした。

被告人学生時代友達なら、そこまで気を使って相手の好むゲームや本を選んだりしなかったのではないかという気もした。

 

どこか被告人がそのホスト風の イケメン友達に気に入られようと気を使って接していた事も、被告人精神状態に余りいい影響を与えていなかった のではないかと思う。

学生時代友達のように、相手に何かを頼まれても、そんなの自分でやれよ、とか、これくらいのものでいいだろ、と気楽に言える相手 が近くにいたら良かったのではないか

そういう友達が近くにいれば、例えば、被告人は決行当日、その友達の家を訪れ、色々なグッズなどをプレゼントしたようですが、

そのときに、これからしようとしてることを打ち明けて、踏みとどまれていたのではないか。その友達とは仲が良かったと被告人は強調していますが、

悩みを言い合える仲ではなかったのではないかと思う。

2024-01-25

anond:20240125194918



今日判決では検察側の精神鑑定重要証拠を踏まえていない点が指摘され、弁護側の精神鑑定の結果である妄想障害採用された形となった。

弁護側の精神鑑定を行った精神科医によると、妄想内容が了解可能範囲にとどまっていること(いわゆる二次妄想妄想観念とも言う)から統合失調症ではなく妄想障害だという診断になったようだ。

統合失調症でみられる妄想は「一次妄想真正妄想)」といい、荒唐無稽了解不能ものを指す

心神耗弱または心神喪失かどうかは被告人現在精神状態判断するのではない。

あくま犯行時の精神状態がどうだったか判断される。

被告人犯行直前まで躊躇しており、妄想動機に影響を与えたことは否定できないものの、判断能力は十分にあったとされた。

ちなみに妄想障害妄想に対しては薬が効かないことが多い。

2024-01-20

anond:20240120105519

出羽守がいつも悪いとは言えないから言うけど

イギリス司法では、被告人黙秘すると裁判官不利益推認をする判例があるそうだ

 

ていうか、公判では偽証が罪になるという建前なんだから、新たな自白可能性あるのに

 

検察が不起訴決定をして公判に持ち込むことを避けるのは…普通におかしいだろ!

anond:20240119225113

歴史的に眺めると、人類は、被疑者被告人苛烈な取り調べなり拷問なりをして自白強要してた時代もあった。その結果冤罪という悲劇を量産してしまった。

人類はそういう過去の失敗を反省して、黙秘権やら弁護人依頼権やら被疑者被告人にたくさんの防御方法付与した。それが近代憲法刑事訴訟法思想な訳で。

我々の住む近代以降の国家はそういう決断をしたんだよ。「お前悪いことしたんだろ!」的な追及をする時にもルールって必要だよねって考え直したんだよ。

その結果、これまで有罪に持ち込めたヤツも無罪放免になってしまたかもしれない。悪いやつを取り逃してしまうこともあったかもしれない。

でも、「そうなってもいい」「冤罪を出すよりはマシ」という価値判断をしたんだよ、人類は。

こういう思想近代以降のものから、この先数百年くらいしたら、また別の思想に基づいた捜査裁判方法社会実装されるかもしれない。その可能性は否定しない。

でも、前近代的なやり方を、今、この社会でやろうぜっていう意見には賛成できないな。

それは歴史を踏まえない、過去の失敗から何も学んでいない人の意見だよ。

2024-01-16

anond:20240116193102

hagexを知らない世代だ..

殺害を決意する決定打になった」理由として、Hagexさんが2018年5月2日被告人罵倒行為はてな社に通報していることを明かしたブログ記事を公開したことだと、午後の公判で語りました

2024-01-07

性的同意について気になることがあるから教えてほしい

20代後半の童貞だよ

この先できるかどうかも分からん彼女とあれこれするために、その機会があるかどうかも分からん性的同意についてちょっと調べたりしてる

で、いくつか気になることがあるから教えてほしいんだ

察する文化排除していく考え方っぽく見える

気になるっていうか確認なんだが、要は空気読めとか態度からしろとかそういうのとは真逆だよな?ってこと

個人的には嬉しく思う、察せなかったケースとか怖えし最悪言質も取れるし

据え膳食わぬは男の恥って言葉があるけど、性的同意を考えるなら勝手に食っちゃだめなんだよな

据え膳であっても食っていいと許可を貰うべきだし、逆に食ってほしけりゃ自分から食ってほしいと言うべきってことだよな

(据え膳が女とは限らないとか食うのが男とは限らないとかあるだろうがその辺は適宜読み替えてくれよな)

行為が終わったあと後出し同意撤回されるリスクにどう対処すべきなのか

「あのとき同意したけど思い返すとやっぱダメだった」ってケースね

個人的には裁判の時に周辺事情とか加味して撤回できるできないを判断するんじゃねえかと思う、運用でカバーってやつだ

行為の前とか途中で同意撤回されたらそこで止めろっていうのは正しいと思うのさ、そこから先は止められるから

けど全部終わったあとに後出しで「やっぱや~めた」ってされたらどうしようもないじゃんね、現状やれることなくね?

同意アプリとかが想定してるであろう脅迫とか泥酔とかのケースはまだ分かるよ、それは明確に犯罪だし不同意性交罪なくても他の法律に引っかかるもんな

分からんのはその辺特にないケースで、後から「うーんやっぱ嫌だったかもな…同意取り消し」みたいな状態になったらどうしたらいい?

信用できる人とだけしろっていう話もある程度は分かるけど、これからその信用できる人が死ぬまで心変わりしないって保証はどこにもない訳じゃん

なんというか、物を送り返せないクーリングオフみたいなことができると悪用されて制度運用に支障出ねーか?って感じ

とはいえ自分のやったことに責任は取るべきって考えが主流で悪用する人は少ないだろうと思ってて、個人的には一度同意して行為を済ませたならよっぽどの条件がないと同意を取り消せないって方に進むんじゃねーかなと思う

裁判において不同意の立証はどの程度できるのか

不同意性行罪の存在自体は知ってるんだけど、じゃあそれに基づいてしょっぴく難易度はどれくらい?って話よ

個人的には難しいんじゃねえかな~と思ってる

それこそ同意アプリとか使ってたなら同意した、同意しなかった、同意を取り消した辺りは確実に分かるじゃん

ただ記録にはないけど脅されて~とか、そもそも口頭だけで同意たか確認できる記録がなくて~とかのケースって性格には無理じゃん?

疑わしきは被告人利益にって考え方からすると、前者は間違いなく無罪よな

後者に関してはまあ「明示的な同意を示さなければアウト」と考えることもできるけど、そもそもこういうのって訴える側に立証責任があるはずだよね、どっちが優先されるんだこういう場合

というのを考えてると、不同意性交罪で有罪に持っていくのって立証が大変で難しそうって思った

実際の判例とかあれば教えてくれ

JFAS航空安全会議が出した説明裁判や法の基礎知識が無いと意義や動機理解出来ないぞ

JFASが出した声明文がブクマを集めていているんだが、

 

https://jfas-sky.jp/2024%E5%B9%B41%E6%9C%882%E6%97%A5%E3%81%AB%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E7%A9%BA%E6%B8%AF%E3%81%A7%E7%99%BA%E7%94%9F%E3%81%97%E3%81%9F%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%E4%BA%8B%E6%95%85/

ブクマページ https://b.hatena.ne.jp/entry/s/jfas-sky.jp/2024%E5%B9%B41%E6%9C%882%E6%97%A5%E3%81%AB%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E7%A9%BA%E6%B8%AF%E3%81%A7%E7%99%BA%E7%94%9F%E3%81%97%E3%81%9F%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%E4%BA%8B%E6%95%85/

 

ちょっと頓珍漢なブクマが多い。それは刑事裁判の基礎を忘れているからだ。

 

刑事被告人特別権利

ネットマスコミの皆さんは憶測で語るのを自重してね」の部分は刺身のツマだ。勿論ネットである我々の主体的行為としてその訴えを聞き入れるのは重要だが、その重要性は次点なのだ

一番のポイント事故調査刑事裁判対立する事にある。

 

被告人が己の身を守る事が出来るのは近代刑事司法の根幹である

被疑者被告人黙秘する事も出来るし、黙秘した事で「こいつは懺悔の念がなくて悪質だ」と加重処罰されたりもしない。

問われていない事実のうち、自分が不利になる事を明らかにするという動機もない。それは検事仕事である

己を有利にするために嘘の答弁をしても良い。勿論それが嘘とバレた際には心証は悪くなって情状の斟酌はされにくくはなる。これもその陳述が嘘であると見抜いて証拠を積み上げるのは検事責任である

 

勘違いされやすいがこれは刑事被告人のみに認められた権利で、検事証人には認められない。証人は呼ばれて出廷しないとなれば拘引状が発せられる。拘引状を執行するのは通常は警察官で手錠腰縄が掛けられる。裁判までは警察署留置場に入れられる。つまり逮捕と同じ扱いだ。数日間犯罪者と同室で過ごして裁判の日は法廷腰縄手錠警察官同伴で連行される。そこで証言を拒めばそれも犯罪となるのだ。

検事は嘘の立証の為に証拠捏造すれば逮捕され刑務所に入れられる。

 

刑事被告人は身柄の拘束もある上に相手国家権力であるから特別権利が認められているのである

 

犯罪者無罪放免約束する」事故調先進国アメリカ

だがこれでは事故原因の調査フィードバックという観点では困った事になる。労災原子力、航空、宇宙開発、その他技術では、事故原因を調査するだけでなく、それをフィードバックするという使命で動いている。フィードバック改善し、更に事故に至らないインシデント類型に分類する。インシデント収集すればその結果の事故に至る道筋が見える。

またその調査結果は秘匿せずに公開する。それは知識の共有の為であり、職業人の集まりであるからニュースレターで広めたり、資格更新研修で講習したり会社に定期的に講習を義務付けたりする。

 

でも刑事裁判ではこういう、緻密な調査結果がフィードバックされて安全性特にフェイルセーフ設計に帰すというような思想と折り合いが大変悪い。特に事故責任者は逮捕され、国家権力から身を守る為の法的な戦いに置かれている。己に不利な事、普段からの慣習や過去に似た事をしていたとか、過去には同様のケースで難なく乗り切ったとか、そういう事を言うというのはあり得ない。

また検事判事もその分野のスペシャリストという訳でもない。だからと言って被告人自分権利を守る事を止めろということも出来ない。

兎に角刑事裁判事故フィードバックの妨げである

 

そこでアメリカでは根本的な手段に至った。「事故責任者を訴追しない」という事にしたのだ。

勿論、飛行機事故ともなれば数百人が死ぬ事も珍しくない。それを無罪放免約束する形にしたのだ。

身の安全心理的安全を確保する。その代わりに親身になって己が不利になる事も話してくれ、それで技術進歩に協力してくれ。それが未来の数百、数千人の命を救う、と説得するようにした。

 

このやり方を採用している国はまだアメリカなど限られている。何しろ他国では業務上過失で数百人を死なせた人間極悪人犯罪者であって、それの無罪放免約束するというのはとんでもない事であってコペルニクス的転換だ。司法当局が許さないであろう。

 

チェルノブイリ原発事故の原因というのは未だ説がいつくか並立してある状態で、確定していない。今だその時の運転員に話を聞いても明白な答えは得られないそうである。身と心理的安全補償されていないかである

この点においてはソ連/ロシアアメリカでは後者の方が格段に技術文明的に優れていると言える。

 

事故調の利益とと対立する刑事司法無理解とそれに竿を差し扇動者たち

翻って日本での刑事司法理解はどうか?

例えば池袋飯塚幸三の起こした所謂「上等国民事故」ではこういう動画を恬としてアップする者もいる。

飯塚幸三被告無罪を主張しはじめた件について【池袋母子死亡事故

https://youtu.be/etBfbKb3Jbs?si=10vKskA-QUzpNZzW

この動画では飯塚被告人が「車に異常があり事故になった」と主張した事をもって、「これはトヨタ名誉棄損であり損害賠償される」と糾弾している。

これは被告人権利を解さない出鱈目なデマである自分利益無罪責任転嫁)の為にそういう主張をしてその責任を問われる事はない。情状が悪化するだけだ。この主張を覆す為に検察トヨタから証人招致したりデータシートを提出する必要があるがあるが、それは圧倒的権力国家代理する検事職務だ。

刑事裁判での主張の責任を問われたらそれは近代国家ではないし、近代国家では通常の弁護行為である

因みにこの投稿者運送会社で運管と法務をしていると言っているので、こんな事は全部判っていて言っているはずだ。ドライブレコーダー動画視聴者ヤフコメレベルに程度が低いので鵜呑みにして視聴数が伸びる。

この動画をわざわざ選んだのは、この投稿者俗流法的解釈で釣るような事を何度もしていて悪質であり、サムネイルクリックベイト多用と悪質なのに、ドラレコ動画見るような層には「真面目な業界人」と捉えられている為だ。

同様の事故では逮捕されるのに飯塚社会的身分がある為に在宅事件となり、それが上級国民批判されたのに、「被告人権利を使った」事で批判するという扇動である

 

こういう動画が上がってそれが好意的に消費されるように刑事被告人権利刑事裁判の仕組みの理解前近代的場合、JFASが言っている事も判る筈がないのである

身体的、身分的、心的安全性」が確保されないと事故調査の根幹である責任者の聴取が十全、それ以前に全く出来ない、刑事裁判が最大の障害になっている、という事が判らないのである

 

声明文の意味をもう一度確認してみよう

以上を読んだらもう一度声明文の最後の方を読んで見て欲しい。

日本では運輸安全委員会事故調査結果が刑事捜査裁判証拠に利用されています。これらの行為は、明らかな犯罪証拠がある場合を除き、調査結果を利用することを禁止する国際民間航空条約ICAO)の規定から逸脱した行為であり容認できるものではありません。

 今般の航空機事故において最も優先されるべきは事故調査であり、決して刑事捜査が優先されるものではないこと、またその調査結果が、再発防止以外に利用されるべきではないことをここに強く表明するものです

 

刑事捜査調査結果を使うなの意味が分かっただろうか?

アメリカ以外の国では重過失犯は訴追され裁かれ罰せられる。だから調査に当たって身の安全を十全には保証できない。

だが事故調の究極形態アメリカ型の訴追無しであり、それ以外の国ではそこに近づける必要がある。

それには事故調の結果を持って責任者が不利になる事は絶対ダメなのだ。だから事故調結果を刑事司法転用するな、と言っているのだ。 

 

ネットマスコミ犯人捜しするのは止めよう」と言う人も見受けられる。その態度は結構だ。

だがこの根本目的は「犯人がはっきりしている時でも責任を問うな」である。とんでもないミスで多数を殺した野郎でも責任を問わないことを約束し、未来事故回避する制度設計技術更新に資させる方を優先させろ、というのが主旨である

 

日本ではアメリカのように訴追しないという制度設計はまだ無理だ。

だが調査結果を刑事裁判証拠に使うというのではその目的の基礎の基礎の部分から間違えている。刑事裁判で使われるであれば責任者は不利になる事は言えなくなる。弁護士がそれを止める。その事故責任者の不利になる部分に事故再発防止の一番大きなヒントがあるのにだ。

 

から多くのブクマカ、特にメーデー民(増田は残念ながら同番組見た事が無い)なども基礎から間違えているコメントをしているので指摘させてもらった。

2024-01-06

anond:20240106114651

疑わしきは被告人利益に、推定無罪、そういった高尚なお題目は頭の良い人にしか理解できない

僕らは疑わしきを叩き、噂やデマ扇動される

そうやって生きざるをえなかった

2024-01-02

anond:20240102165515

いいえ、社会的孤立してません

増田は割と真面目に友達という概念から見つめ直そう

嫌いなものを嫌いと言えない関係は不健全

 

加藤死刑囚の著書のレビューから転載しておきます

友人関係の事が良く書かれている

ホスト風のイケメンと仲が良かったという話が印象に残った。どこか被告人がその友達に対して気を使ってるような感じがしてそこが少し気になった。

被告人ホスト風のイケメン友達と、仲が良かったと強調してるように感じるのですが、二人は合っていなかったのではないかと思った。

その友達秋葉原に買い物に行ったときに、被告人は色々見せたい店があったようですが、その友達アダルトビデオ店で真剣商品を選び出し、

時間もその店にいたことで、他の店に案内できなかったことや、被告人一生懸命考えて選んだゲームを、その友達に渡した際の感想が、

自分パソコンではプレイ出来なかった、という素っ気ない感想だったりということが、どうも余り仲が良かったという風には思えなかった。

被告人はその友達から、事あるごとに色々なエッチな本やゲームなどを選んでくれるよう頼まれていたそうですが、それはパシりなのではないかという気もした。

何か職場では仲が良くても、仕事が終われば全く無縁というのも変な感じもした。

被告人学生時代友達なら、そこまで気を使って相手の好むゲームや本を選んだりしなかったのではないかという気もした。

 

どこか被告人がそのホスト風のイケメン友達に気に入られようと気を使って接していた事も、被告人精神状態に余りいい影響を与えていなかったのではないかと思う。

学生時代友達のように、相手に何かを頼まれても、そんなの自分でやれよ、とか、これくらいのものでいいだろ、と気楽に言える相手が近くにいたら良かったのではないか

そういう友達が近くにいれば、例えば、被告人は決行当日、その友達の家を訪れ、色々なグッズなどをプレゼントしたようですが、

そのときに、これからしようとしてることを打ち明けて、踏みとどまれていたのではないか。その友達とは仲が良かったと被告人は強調していますが、

悩みを言い合える仲ではなかったのではないかと思う。

2023-12-16

[] これずっとやっている増田のお友達観が気になってるわ

『親ガチャ能力ガチャと同じく、本人がどうこうではなくマジで出会いガチャしかないので気にするな』って声かけるべきなのか、

『それ知人・フレネミー友達では無いですよね?(非常にブクマカに多いタイプ)』って声かけるべきなのか、

『性欲で釣ったのは友達とは言わないです。メンヘラの敵はチヤホヤしてくれない同性』って声かけるべきなのか、

自己愛パーソナリティ障害って知ってる?』って声かけるべきなのか 

 

 

なお、アキバ殺傷事件加藤死刑囚は、オフ会時に自宅に泊めてくれる女友達がいたり、

ゲームしたりする友人がいたにも関わらず、公判リアル世界に友人はいない」と言い切ったのは有名な話

友達を作るため、友達ウケるために一生懸命ネタを作って話している」と公判で語ったのも有名な話

 

ガチャ能力ガチャと同じく、出会いガチャは本人のキャラクターとは関係ない単なるガチャ運で、

表面的じゃないちゃんとした友達いるから、偉いとか偉くないとかはべつに無いんですけど、

表明的な関係を無理矢理作っても無駄自分を削るだけですよとは強く言いたい

 

加藤死刑囚の著書のレビューから転載しておきます

友人関係の事が良く書かれている

ホスト風のイケメンと仲が良かったという話が印象に残った。どこか被告人がその友達に対して気を使ってるような感じがしてそこが少し気になった。

被告人ホスト風のイケメン友達と、仲が良かったと強調してるように感じるのですが、二人は合っていなかったのではないかと思った。

その友達秋葉原に買い物に行ったときに、被告人は色々見せたい店があったようですが、その友達アダルトビデオ店で真剣商品を選び出し、

時間もその店にいたことで、他の店に案内できなかったことや、被告人一生懸命考えて選んだゲームを、その友達に渡した際の感想が、

自分パソコンではプレイ出来なかった、という素っ気ない感想だったりということが、どうも余り仲が良かったという風には思えなかった。

被告人はその友達から、事あるごとに色々なエッチな本やゲームなどを選んでくれるよう頼まれていたそうですが、それはパシりなのではないかという気もした。

何か職場では仲が良くても、仕事が終われば全く無縁というのも変な感じもした。

被告人学生時代友達なら、そこまで気を使って相手の好むゲームや本を選んだりしなかったのではないかという気もした。

どこか被告人がそのホスト風のイケメン友達に気に入られようと気を使って接していた事も、被告人精神状態に余りいい影響を与えていなかったのではないかと思う。

学生時代友達のように、相手に何かを頼まれても、そんなの自分でやれよ、とか、これくらいのものでいいだろ、と気楽に言える相手が近くにいたら良かったのではないか

そういう友達が近くにいれば、例えば、被告人は決行当日、その友達の家を訪れ、色々なグッズなどをプレゼントしたようですが、

そのときに、これからしようとしてることを打ち明けて、踏みとどまれていたのではないか。その友達とは仲が良かったと被告人は強調していますが、

悩みを言い合える仲ではなかったのではないかと思う。

anond:20231216103216

2023-11-21

マウンティング」等を固めの日本語にすると、「威勢を誇示する」、「威圧的に振舞う」、「尊大な態度をとる」、「威勢を張る」(威張る)、「権勢をふるう」あたりだろうか。「見下す」、「軽蔑する」、「軽視する」も分かり易いが、これだと、される方に非があるようにも聞こえる。

ついでに英語ではこうだった。

ただ本論は、Passive-aggressive を「受動攻撃パーソナリティ障害、拒絶性パーソナリティ障害」と名付けた怪しげな日本語医療サイトや、同様に障害が主張がされている判決記録を見てしまたこである裁判捏造論文サイトは異常。増田暇人らしい。

弁護人医師: 被告人人格には偏りがあり,回避性人格障害受動攻撃人格障害等と重なる。

検察:  しか被告人は…周到な準備の後,予定を繰り上げて犯行に及んだ。本件犯行当時,是非善悪を弁識し,それに従って行動を制御する能力喪失していたとか,著しく減弱した状態にはなかった。

1999年7月12日広島高裁JR下関駅無差別殺傷事件

弁護人曰く、被告人一級建築士で妻に国外別居され離婚されて病んでいた。ただ、全日空61便ハイジャック事件のあとタイミングよく起きた通り魔事件だった。

被告人が妻から受動攻撃を受けていたなら、妻が反社系だったのではないのか(池袋都道暴走事件も妻が夫に運転させていた)。

受刑者保護はいるのに、初犯者になりうる迫害された弱者男女の保護士はないのが日本法曹受動攻撃性。

2023-11-18

anond:20231118203326

GHQ英語文書で直訴した金森徳次郎のような先進的な人物が、独立憲法裁判所もつくらない中世憲法学の本に出てたら驚くんだけど

 

主権者たる人民権利を明確にすると言いながら、天皇裁判官犯罪被告人地位保護して、国民による大臣罷免すら阻止している詐欺憲法やんか

 

憲法という名前だけで有り難がってない?

2023-11-07

anond:20231106185513

志布志事件冤罪ではないとした法務大臣発言及び冤罪に対する政府見解に関する質問主意

https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a169089.htm

四 「鳩山発言」に対する政府評価如何。「富山事件」の様に全く別の人を逮捕して、その後に真犯人が見つかったケースは冤罪であり、それ以外のケース、例えば「志布志事件」の様に、真犯人別に見つかった訳ではないにしても、嫌疑をかけられ、いったん逮捕された後に無罪となるケースは冤罪ではないとの認識を示したものと考えるが、政府評価如何。

五 冤罪という言葉意味について、「広辞苑」(第五版 岩波書店)では「無実の罪。ぬれぎぬ」と書かれており、また国民の間でも、新たに真犯人有罪となる人間が見つかるか否かは関係なく、無実の人が罪を着せられることであるとの認識一般的に浸透しているものと考えるが、政府も同様の認識を有しているか

答弁本文情報

https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b169089.htm

三、四及び六について

 鳩山法務大臣は、平成二十年二月十四日の衆議院予算委員会において、御指摘の発言における「冤罪」という言葉意味について、「有罪判決を受けて服役までしてから真犯人が見つかったという場合、あるいは裁判中に全く別の真犯人が現れたような場合であるととらえていた」旨の答弁をした上で、御指摘の発言について、「「志布志事件」の被告人あられた方々が不愉快な思いをされたとすれば、お詫びをしなければならないと思う」旨の答弁をしたところである

五について

株式会社岩波書店発行の「広辞苑第五版」において御指摘のような記載があることは承知している

で、この政府答弁の前に

衆議院議員鈴木宗男君提出冤罪定義に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する質問に対する答弁書

https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b173110.htm

御指摘の「冤罪」の定義については、先の答弁書一及び二についてで述べたとおりであるが、法務大臣は、平成二十一年十一月二十四日、記者会見において、政府として、「冤罪」の定義について特定見解を有しているものではない旨述べた上で、様々な意味で用いられている「冤罪」について、法的な意味ではなく、世間で用いられることがある無実の罪等という意味で用いた場合における、御指摘の事件についての現段階での認識発言したものである

と回答している

繰り返す

記者会見において、政府として、「冤罪」の定義について特定見解を有しているものではない旨述べた上で、様々な意味で用いられている冤罪」について、法的な意味ではなく、世間で用いられることがある無実の罪等という意味で用いた場合における、御指摘の事件についての現段階での認識発言したものである

https://kotobank.jp/word/%E5%86%A4%E7%BD%AA-447625

一般に無実の罪をいうが、法律用語ではなく、法制度上その意義が確定されているわけではない。

日本語通じない増田には難しくてこんな日本語読めないだろうけど、一応おいておくよ

政府でさえグダグダだよ

ところでお前の考えるエンザイとやらのソースはどこにあるんだい?




https://anond.hatelabo.jp/20231106191048

自演ゴマカシてないで、お前の考えるエンザイのソース出せ

2023-11-04

anond:20231104124548

性犯罪被害告発に対しては、セカンドレイプという主張が濫用されすぎだと思う。こんなん「時と場合による」としか言いようがないよね。

被害を疑ってはならない場所心療内科の診察室やカウンセリングルームなど

この場では、とにかく「被害者」の言うことが真実であるという前提で接するべき。仮に「被害者」の言うことが疑わしいのだとしても、ダイレクトに伝えるのではなく、治療者として適切な言葉遣いで伝えたりそれとなく適切な治療に繋げたりすることが求められるだろう。カウンセラーは知らんが、医師国家資格があるわけで、そういう配慮も当然要求されるだろう。「嘘なんじゃないですか?」とか直截に言うような心療内科医やカウンセラー看板を下ろすべきだ。

被害を疑って構わない場所法廷や取調室など

刑事裁判は、圧倒的強者である国家権力が、無力な弱者である市民被告人)に対して、罰を科すかどうか決める場である。当然、被告人は、全力で自らの身を守る権利がある。被告人は身を守るために、「その日はアリバイがありました」とか「そんなことをする動機がありません」とか「踏み間違いではなく車の欠陥ではないでしょうか」とか「ドラえもんに助けてもらおうと思いました」とか「被害者の証言はここがおかしいと思います」とか、ありとあらゆる反論国家権力に対して行うことが許されるべきだ。

実際、今回の事件会津若松虚偽告訴事件のように虚偽の被害を訴えた事件だけではなく、「本当にレイプ事件はあったのだが、被害者が被告人犯人勘違いした」事件もある(氷見事件)。「本当の被害なのだから、その証言を疑ってはいけない」などという原則採用することは、刑事裁判原則から考えてありえない。たとえどれだけ悲惨被害に遭い苦しんだ被害者の証言であったとしても、疑われてしかるべきなのだ。なぜなら、被害本当にあったのだとしても、被告人犯人ではないのかもしれないのだから

ケースバイケース:一般社会

たとえば、仲の良い善良な女友達が泣きながら被害に遭ったという話をしてるときに、何の根拠もなく「それほんと? 嘘なんじゃないの~?」と言うのは割と人の心がない所業だと思うし、周囲のやつらからドン引きされ絶交されたりしても、まあ仕方ないだろう。

逆に、隣近所では評判のウソツキ女が被害に遭ったという話を吹聴していたら、何の根拠もなく「それほんと? 嘘なんじゃないの~?」と言っても、まあ、仕方ないだろう。日頃の行い、オオカミ少年、ってやつで、こういう場合被害を疑うのは社会で生きていく上でなんら問題ない。

もちろん、善良な女友達が実は痴漢冤罪カツアゲ犯であり、評判のウソツキ女が実は本当にレイプ被害に遭っていたということもあり得るわけだし、実際の社会にはこのあいだに広大なグレーゾーンが広がっていて、「新聞で短く報道されたヨソの県のヨソの市での性犯罪」なんて、実際のところはどうだか全くわからないだろう。というか性犯罪だけじゃなくて、殺人だって詐欺だってだってそうであって、つまり本当に大事なのは「それ、わざわざ話題に出す意味ある? あなたコメントする意味ある?」ということだろう。友達や近所の人なら意味必然性もあるかもしれない。友達が泣き崩れてる横で「僕はノーコメントで」とか言うのは(よほどの事情がない限りは)人でなしのすることだ。しかし、「新聞で短く報道されたヨソの県のヨソの市での性犯罪」にあなたコメントする意味はあるのか?

さらに言えば、そのコメントを公開の場でする必然性もあるのか? もし「草津町ってひどいところだよね~」とか「絶対草津には行きたくないわ~」みたいなことを家族や友人のあいだでだけ喋っているなら、たとえばSNS発言をめぐって訴訟リスクを抱えるようなことには基本的にはならない。草津町長は名誉毀損で何人もの人たちを訴える意向だと聞いているが、彼ら彼女らが身内の飲み会でそういうことを言っているだけだったら、町長は何の手出しもできなかっただろうし、フェミニスト学者の人たちが謝罪を求められることにもならなかったはずだ(cf. anond:20221117054344; anond:20221118212515; https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/okisayaka/status/1592551751072509953)。

もちろん、自由社会には「表現の自由」という大原則があり、意味必然性もなくとも表現自由であって、それを否定するとあいトリエンナーレクジラックス弾圧される世界になってしまうからSNSなどのオープンな場で自分にとって縁の薄い場所で起きた犯罪についての論評を行うのは自由であるべきだ。だが、天皇アートロリ漫画と違って、実在犯罪への言及には「冤罪に加担してしまう」というリスクが常につきまとう。「七色のおっちゃん」である(単なるざまぁ物かと思って読み始めたら期待値よりは面白かった)。義憤を燃やすはいいが、それは後に訴えられるリスクを負ってまで燃やすべき義憤なのか? はよくよく考えた方がいいだろう。別に黙れとは言ってない。たとえば加藤智大のように現行犯で取り押さえられた人物については、冤罪危険はそこまで大きくないので、言及しても比較安全かもしれない。しかしもちろん、四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件のように、現行犯であっても冤罪があり得、取り返しのつかない結果が起きていることも忘れるべきではないだろう。そういうリスクを織り込み済みで、公的な場で義憤を表明したい、というならそれはもちろん表現の自由なので、どんどんX(旧ツイッター)で呟かれたりはてなブックマークブクマコメントを残されたり、たまに裁判を起こされたりすればよいのではないかと思う。

2023-10-28

オタク嫁が反AI思想に染まって辛いって愚痴

内容はタイトルのまんま。特定いから一部フェイクあり

当方三十代前半オタク夫、仕事システム開発関係

嫁も同年代オタク嫁、仕事オペレーター

X(旧Twitter)で趣味を通じて交流が始まり、色々あって交際して結婚、今年で四年目だ。

嫁は高校の頃か絵を描いていて同人誌も出してるクリエイター型のオタクで、俺は特に絵を描いたりしないか消費者側のオタクかな。

で、本題。嫁が去年の末頃からおかしくなって、そろそろ限界になってきたって愚痴

絵描きのはしくれの嫁にとって画像生成AI憎悪を抱く対象なのは理解できる。できるんだけど、パートナー認知が歪んでいくのを目の当たりにするのは精神的に辛い。

絵描きアカウントAI学習禁止とか生成AI反対とか書き始めた頃は絵描き界隈がそういう雰囲気になってるな~くらいの認識をしてたんだけど、

ネット上・リアルを問わず言動過激化していく経過を一年間かけて見せつけられるとなると、本当に辛いんだ。

認知の歪みというか、エコーチェンバーというか、なんというか…。とにかく、嫁がおかしくなった。

結婚した頃のネット上の発言内容が「オタクネタ日常ネタ仕事愚痴」=「5:3:2」くらいだとすると、

最近は「AIへの愚痴:その他」=「5:1」って感じだ。しかもそのツイートの時刻からすると、仕事中にスマホポチポチして熱心に活動してるっぽいんだ。仕事しろよ。

嫁のオタク垢を見るとAI利用者不祥事情報拡散botみたいになってた時はちょっと引いたんだよ。

怖くて深入りはしてないけど、裏垢愚痴垢も複数使って、表では書けないような事も書き込んでるっぽい。ラブひな作者やら、先日不倫ニュースになった人やら、ああい議員への憎悪も酷かった。

頼むから誹謗中傷殺害予告だけはしないでくれよと戦々恐々だ。ある日開示請求通った通知が我が家に届いたりしたらどうしようって思ってる。

今年になってから発言過激化が酷いなと思って話をしたのだけど、被害者バイアスが酷くてまともに話が出来なくてつらかった。

嫁が「AI人権侵害なんだよ!」と主張した時に「……基本的人権の何権なんだ?」とスマホ日本国憲法検索しながら聞いた時は「憲法じゃなくて人権!」と叫んだり、

AI絵師はすぐ犯罪者になる。今投稿してるAI絵師は全員逮捕される」と主張した時に「法律には不遡及原則があって…」と説明をしても聞き入れなかったり、

AI絵には著作権が無い」「AI絵を鉛筆トレースしてアナログ偽造する裏切者がいる」の主張をされたときに俺が「著作権が無いイラストトレースしても著作権違反じゃなくね? 誰が著作権違反で訴えるんだ?」と聞いたらヒステリを起こしたり、

スレイヤーズの人の絵にAI使用疑惑が出た時に「推定無罪原則」やら「疑わしきは被告人利益に」を説明しても聞き入れず決めつけたり、

と、まあ、そんな具合だ。

嫁よ、嫁よ。お前が反AIインフルエンサーアカウントを熱心にリポストするのは自由だと思う。

でも、お前が熱心に信仰している反AIインフルエンサーの主張を見る時は、もう少し眉にツバをつけてから見た方が良いと思うぞ。

人には立場ってものがあって、人は自分立場を有利にするためなら脚色やごまかしや嘘を平気で混ぜるんだぞ。

俺はAI推進派も反AI派も外野から見てると、両方とも先鋭化したヤツは口汚く相手を罵る&結論ありきで主張する&間違いを指摘されても訂正謝罪しないバカタレにしか見えないんだ

というか、どちらかというと推進派の方が中央省庁の作った資料根拠法律を出してくるだけ理屈が通ってる風に見えてるんだ。

俺が仕事でそういうスライドを良く見るから、とりあえず理屈優先で考えちゃうんだ。

蚊帳の外から双方の主張を見てると俺からすると、どうも反AIインフルエンサー達の主張は「気持ち理解できるけど理屈が通ってないし法的な裏付けもない」んだ。

もちろん、AI利用者に酷いヤツがいるのもわかるんだ。分かるけど、絵描きだって酷いヤツはいるし、俺からすれば割とどっちもどっちなんだ。

それと、頼むから誹謗中傷殺害予告だけはやらないでくれよ。

弁護士さんから手紙が届いたら、俺はお前を見捨ててしまうかもしれないから……。

2023-10-24

ちなみに元巡査部長指導負担に感じたことがあるのは被告人だけではなかった。

被害者は「書類作成に細かい」ことでよく知られていたのだ。

被告人被害者と同じく河瀬駅交番に配属され、ともに働いていたもう1人の警察官が、午後に証人出廷した際、次のように語った。

「同僚からは異動前、被害者は『厳しく細かい方』だと聞いていた」

実際に、3人での勤務中、書類作成時に被害者から12〜13回もの修正を求められた被告人が、夜中まで対応している姿も見ていた。

だが証人自身は、一緒に働いてみて「ちゃんと教えてくれる人なんや」という思いに至り、指導を受けることで「自分の実力が上がる」と考えるようにもなったと語っていた。


さらに、事件の前年度まで被害者とともに働いていた元部下の調書では、被害者指導実態さらに明らかになった。

供述では、当時の辛い状況を振り返りながらも、やはり先の証人と同様、“愛のある指導”だったとも語る。

「口が荒く『アホ、ボケ』などが口癖だった。相手侮辱しているわけではなく関西人によくある挨拶がわりだった。

何を言っても『それは違う』と否定するので、嫌になり、言葉を選ぶのが難しく、自然と話しかける回数が少なくなった。会話は減る一方だった」

という元部下はしかし、こうも語った。

被害者刑事出身特に書類に厳しかった。指摘を受け毎回書き直しをしていた。ちょっとした間違いでも指摘してくるので正直気持ちよくはなかったが、書類作成能力が高くなったのではと思う」

さらに、

「その姿はパワハラに思われるかもしれないがただ単に自分仕事の出来が悪かった。

異動直前の送別会で初めて酒を酌み交わしたとき『よう頑張ったな、これからも頑張れよ』と言われた時、これまで自分を育てるために厳しくしていたのだとはっきりと分かった。感極まり号泣した」

供述を終えたのだ。

被告人勾留中に開示されたこの元部下の調書を読み「自分より厳しい指導を受けていた、それでも潰れなかった。被害者自分を育てようとしていたのだとわかって後悔し、うつ状態となった」(弁護側冒頭陳述より)という。

厳しい指導に隠された裏にある上司の思いというものは、その指導が終わってから気づくことのほうが多い。また同じ指導でも、教える側の人格、教わる側の人格により、まったく違う結果を生む。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん