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2021-03-14

皿うどんの麺が太すぎる

歯が欠けたという給食皿うどんの事だ。

適当に書いていたら長くなりすぎたので冒頭にまとめを書いておく

皿うどんにしては麺が太すぎる。揚げて調理するには向かない太さだ。

・長時間揚げれば麺はかなり硬くなる。見た目で区別するのは困難と思わわれるので食べた児童教員に落ち度はない。

埼玉学校皿うどん給食提供するのは無謀だったのではないか

長崎人の俺の感覚では揚げた皿うどんの麺とは細麺であり、皿うどんの細麺(通称パリパリ麺、炒麺チャーメン)とも呼ぶ)は素麺の様に細い代物だ。

朝日新聞記事写真を見たが、明らかに麺が太すぎる。

これは普通中華麺じゃないか

この太さだったら長崎でいう太麺(ちゃんぽん麺)の様に、揚げるのではなく炒めて調理すべき太さだ。

おそらく手間を減らす為に短時間だけ揚げて、炒めた麺と同じ様な食感にするという行程だったのだろうとは思う。

だが揚げるという調理法は意外に繊細なものだ。

一度に大量に揚げようとすると大抵温度が下がってしまう。

こういう時に温度が下がったので加熱して挽回しようとすると、油が適温になるまでに時間がかかってしまう。

まりトータルでの揚げ時間が長くなってしまうのだ。

実際、その朝日新聞記事によるとそれに近い状況だった様だ。

揚げるという調理法は端的に言えば、加熱した油を利用して食材から水分を抜き取る調理法だ。

加熱時間が長ければ長いほど食材からはそれだけ水分が失われていく事になる。

切ったじゃがいもを高温で短時間揚げればフライドポテト、低温から揚げ始めて少しずつ加熱しつつ長時間揚げれば堅ポテトフライドポテトという事だ。

ポテト風のフライドポテトならさほど問題ないだろうが、中華麺の様な食材場合かん水でコシが強くなっている事もあって非常に硬くなる。

なんで分かるかというと一度ちゃんぽん麺を揚げてうっかりカチカチにしてしまった経験があるからだ。

ワイヤーみたいな硬さと弾力になってしまい、とても食えたものではなかった(スープでふやかして無理やり食ったが)。

しかもパッと見た限りでは普段提供されている麺と区別がつかない可能性が高い。

焦げたりしていたならすぐ分かるだろうが揚げる温度を極端に高くしていない限り、色などは普段とさほど変わらなかったと思われる。

皿うどん野菜などもたっぷり入った餡がかかるので、余計に見た目では気づきにくかっただろう。

「見て気づかなかったのか?」「児童教員も不注意だった」といったニュアンスブコメがあったが、児童教員が食べる前に気づくのは難しかったと思う。

例えがローカルネタ申し訳ないが、よりより(麻花兒)を目隠した状態クッキーだと言われて噛み砕こうとしたような状況だったのだろう。

そりゃあ歯が欠けてもおかしくないし、そんなものを食わされた児童教員はただただ不幸だった。

児童にとっては給食や餡をかける麺料理トラウマになってもおかしくない出来事なので、そういった面のケアもしっかりやって欲しいと思う。

そもそもなぜ埼玉学校給食皿うどんを出す必要があったのか? という点も疑問が残る。

これが長崎だったら分かるのだ。

パリパリ麺がその辺のスーパーに行けば売ってあるくらいなので、業者発注すれば給食必要な量の麺も容易く(そして価格比較的安く)確保できるだろう。

郷土料理なので食育がどうたらといった経緯で提供してもおかしくはない。

しかし件の小学校埼玉学校である

長崎の様にパリパリ麺を購入して済ませるという訳にはいかなかったのだろう。

なので調理担当者自分達の手で麺を揚げなければならなかった。

そして朝日新聞記事を読むに、どうも調理担当者は大量に麺を揚げる際に起こり得る状況(油の温度低下、長時間加熱による麺の硬化など)を想定していなかった様に思える。

この給食での皿うどん提供は見切り発車に近いものだったのではないか? という気がしてならないのだ。

おそらく試作品の段階では問題なかったのだろう。

しかし試作品の段階では少量の麺を揚げただけであり、大鍋やフライヤーで大量の麺を揚げた経験ほとんど無かった、或いは皆無だったのではないだろうか。

長崎ではメニューに困った時のお手軽料理というポジションでもある皿うどんだが、それはごく一般的パリパリ麺が市販されているからこそだ。

残り野菜豚肉などの食材適当に炒めて水溶き片栗粉でとろみをつけたら、パリパリ麺にぶっかけるだけなのでかなり楽なメニューなのだ

これが自分で麺を揚げなければならないのであれば、そんな手間のかかる料理を頻繁に作るはずがない。

長崎中華料理だって自分の店でパリパリ麺を揚げる店は少数派で、基本的には製麺から仕入れた物を使っている。

企画した人間長崎出身みたいな事情があるのか、単に給食に飽きがこないよう変化をつける必要があったのかは分からない。

しかリンガーハットの協力でもあるならともかく、埼玉で、さらには予算に制約もある給食皿うどん提供するのはかなり無謀だったのではないだろうか。

 
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