はてなキーワード: 終着駅とは
もういろんなものを丁寧に憎み切ることが大切だと思う。
だからどんどんいろんなものを壊して行けば良いのだと思っています。
特に今はコロナ禍で、政治や世論に対して様々なヘイトが充満しているので、それをどんどん増幅していけば良いと思うのです。
日本はとにかくダメだ、糞だ、死ねば良いという感じで呪詛を撒き散らします。
とてもすっきりします。
もう日本の子育ては地獄でオワコンだ、子どもを育てることほどツライものはない、という呪詛を可能な限り極大化しましょう。
日本で子どもを産むことほど愚かなことはないんだ、という怒りと憎悪を増幅します。
とてもすっきりします。
弱者男性議論だと男が批判され、女ばかりが得をしているような感じがします。
MeTooなんかが出たらとにかく女の責任、女の悪さを徹底的に探してこれを叩きます。
キレイゴトには一切耳を貸さず、女の悪いところ、至らないところ、不誠実なところ、針小棒大に叩き潰します。
とてもすっきりします。
家に帰ってきたら、また涙が出てきた。
5年ぶりに会った婆ちゃんは凄く苦しそうだった。酸素マスクがつけられた状態だった。
とくに自分が到着した時、かなり数値が悪化しており、見ているのもつらい状態だったが、滞在している時間に少しは改善し、帰るときは気持ちよく寝ているような感じだった。
自分が来たことは理解してくれたみたいで、ありがとうって言う声が辛うじて聞こえて嬉しかった。
どこどこをさすって欲しいとか、暑いから○○してほしいみたいなことは身振り手振りで意思疎通できたので、数少ない自分の出来ることをして面会の時間を過ごした。
寝ている婆ちゃんを起こさないまま静かに後にした。これが別れにはなりたくはない。
少し前に入院して、当初はそこまで重病になるような話ではなかったが、ある時から悪化する一方だった。
本当は二週間前に行く予定だったが、婆ちゃんと同じ街に住む叔父さんから、「もうちょっと元気になってから来てよ」と言われたのにちょっとほっとした自分がいた。仕事がかなり立て込んでいたのだ。行かない理由がほしかった自分がいた。
その後、一気に悪化してきて、親戚の話は、お通夜や葬式にこれる見たいな話に変わっていった。
そうなると、二週間前行かなかった行動を猛烈に後悔するようになった。このまま婆ちゃんと生きている間に会えなかったら、叔父さんに「いや見舞いに行くよ」と言えなかったことを長く後悔するだろうと。
そして今日、もうこのタイミングで行っておかないと一生後悔するだろうと思って、昨日前泊して、今日面会してきた。あと、婆ちゃんの住む地域のコロナ患者が増えてきて、面会禁止になるのも心配だった。
日帰りでも辛うじて行けるが、前泊して少し広めのシティホテルに宿泊して、そこで仕事をすることでどうにか時間を作った。
5年前に会ったのは、仕事で来た際に、もう一日滞在して会ったのが最後。その後、何度となく行こうかと思ったが、そのままになっていた。
さすがにコロナウイルスが広まってからは、行くのは絶対に避けないと思って、そのままになっていた。でも嫌な予感がしたのも事実だ。
小学校卒業までは、学校の休み事に行っていた。婆ちゃんは優しくて、お話好きで、行くのが毎回楽しかった。ゲーム機を買ってもらえるのも嬉しかった。
中学・高校時代はほぼ行かなかったが、婆ちゃんの住む地方都市の隣の都市の大学を受けたときは、婆ちゃんの家に泊まって受験した。朝飯の味噌汁とんでもないほど薄かった。そして合格した。
大学時代は、近かったので、各休みに1回は車で婆ちゃんと近所に住む年下のいとこを連れて、どっか食べに行ったり遊びにいったりしていた。
Googleフォトを見るとそん時の写真がいっぱいある。色んな思いでがある。
僕は婆ちゃんが好きだった。なのに、ここ数年一度も行かなかったことを後悔している。でも今日会ったことで、ちょっとだけ荷が降ろせた気がする。まぁ自分の自己満足で、婆ちゃんはどう思っているかは分からんけど。
それでも、帰りの電車の車内。もう少し滞在しようか、もうこの電車が婆ちゃんの町を離れればそれは一生の別れなんじゃないかと思うと、僕はこの電車に乗っているのが辛くてしかたかった。引き戻るか。じゃ引き戻ってどうするんだ。今のこと、過去の事いろいろな事を考えると、胸が引き裂かれそうだった。早く終着駅についてくれと言う気持ちでいっぱいだった。
大学生の時、それなりに混雑している電車に乗って、運良く座れた。
自分は車両の端だったが、車両反対側の端のドアを避けるように皆立っていた。
なんだろうと思いながら降車する人を見ていたら、ドアに正面を向いて、陰部を露出させて自慰をしている中年男性がいることがわかった。射精対策なのかご丁寧にコンドームが装着されていた。
ターミナル駅以外で乗車する人は少ない路線で、乗客はとうとう私と中年男性だけになったが、私に危害を加えるでもなく、男性はただひたすらドアの方を向いて陰部をいじり続けているだけで、終着駅につくとおもむろにファスナーを上げてズボンのボタンを留めて降車した。
自分が痴漢に遭いたいというのではないんだが、若い女性の存在を狙うどころかガン無視してわいせつ行為をする変質者というのも想像の埒外だったし、コンドームをつけたままズボンを履いて気持ち悪くないのだろうか?という疑問は未だに残っている。
在宅勤務なんだがオフィスでやらなきゃいけない手続きがあるので久しぶりに電車に乗った
新型コロナウイルスもあるのに出社しなければいけないなんて気が重い
気を紛らわすために本でも買ってのんびり座って会社の最寄駅に着くのを待つ
本を読み終わってしまいなかなか着かないなと違和感に気付き、まだ着かないのかと思って顔を見上げたら乗っている列車の終着駅が「奈都」だった
「奈都」という駅なんて聞いたことがない
やれやれこれは遅刻かもなぁと思ったところで「奈都」に着いてしまった
切り立った岩の柱のような山がちらほら見える
どこかで見たことがある
確か武陵源というところだった
そこで私はようやく気付いた
これはいかんと列車から降り、折り返しの列車を乗って引き返すことにした
『お客さん、ここの折り返しは6本に1本しかお客さんの乗ってきたところに戻らないんですよ、ここで待ってて大丈夫ですか』
なんとそうなのかと眩暈がしてきてクラクラしてきたが、平静を装って答える
木造の古い校舎のような待合室でぽつんと待っていると見知った顔の他の客たちが入ってくる
なぜ彼らはいるんだろうと疑問を持ったが声がうまく出せない体が鉛のように重い話しかけることもできない
そうこう思っているうちに彼らは目当ての列車が来たのか続々と待合室から出ていった
ようやく私が乗るべき列車が来た
やっと帰れる、そう思った瞬間に私の瞼は重くなり、とぷんと深い水面の底にゆっくりゆっくりと沈んでいった
気がつくと私は眠りから覚めていた
どうやらこの世に帰って来たようだ
『おはよう』
終着駅で人のまばらなホームに降りて、寂れた店で立ち食いそばを食べたら、
そのまま各駅停車で更に先に行きたい。
各駅停車の終着駅では人の居ないホームに降りて、高い建物のない広い空の下で、昭和から変わらないような町を歩いて砂浜に出たい。
砂浜に座って一時間くらいゴロゴロして、暗くなってきたからホテル探して民宿すら見つからず途方にくれて、
始発電車で家に向かい、途中で通勤や通学で人が増えて、ピークを過ぎてまた減ってくる中を、ひたすら座ったまま建物が高くなっていく窓の外を眺めたい。
会社の最寄り駅を通り過ぎて、昼も過ぎた頃に家の最寄り駅到着し、ヘロヘロになって家に帰ってそのまま眠りたい。
追記:
そっちの方向には海がないそうだけど、
海のある方向の電車に乗りたいんじゃない。
いつも見かける行き先表示に書いてある、竜王とか宇都宮とかが、日常を通り過ぎた先にある自由の地なんだ。
そこへ行って、その先にある砂浜まで行きたいんだ。
息子と一緒に結構混んでる電車に乗ったら、何故か周りに人がいるのに不自然に空いている席が2つあった。
訝しく思いつつも疲れていたので息子と一緒に座ると、向かいの席のおばあさんがチラチラとこちらを見た。
ひょっとして誰か小便でもしたみたいな、やばい何かが起こったのか?と席を見たが何もない。
また前を見ると、おばあさんの隣の席のおっさんの様子が何かおかしい。
足を大きく開きコーラを片手に酔っ払いのようにグデグデしている。
周りを睨みコーラを一口のんでは「ウエーップグェーップ」と大声でゲップをしている。
隣を見たら息子が異常を察して固まっていた。
おっさんはおばあさんと反対側に座っていた若い娘さんに顔を近づけさっきよりもさらに大声で耳元でわざとらしいゲップをし始めた。
すげぇ怖い。
娘さんが耐えかねたように立って離れていくと、おっさんはゲップの合間に「ヒエエー」と泣いているような声を上げ始めた。
多分この席に座っていた人は絡まれて立ったのだ、ヤベェ、息子もいる下手な事は出来ない、逃げて大丈夫だろうか、降りる終着駅まであと少しだ、自然に降りた方が無難かもしれない。
と判断して駅まで待って降りると、終着なので当たり前だが男も降りてきた、しかし息子は「ママー変な人怖かったね」と言ってきた。
駅のアナウンスが響いているが、おっさんに聞こえたかもしれないもし絡まれたらヤバい「シッ黙って」「何でー?怖かったねー」と言う息子の手を引き人混みに紛れて早足で階段を上った。
男は追ってこなかったが怖かった。